設定自由部屋です。サイトの世界観に合う範囲で、自由に場所などを設定してお遊びいただけます。
ご自身で考えられた施設や都市、村やダンジョンなどを考えて頂いてももちろん問題ありません。
王国外、つまり外国なども舞台にして構いませんが、あくまでこのサイトのメインの舞台は王国内になります。
あくまで外国等の舞台は副ということでお願いします。
参加者(0):ROM(1)
Time:08:32:31 更新
ご案内:「海上」からライラさんが去りました。
■ライラ > 気は乗らないが恩もあるし偶にはいいかなと考え。
ただ討伐依頼の後はしばらくのんびりしようと、そう考え。
「そこは心配してないよ。そんな相手なら国が動くだろうし」
男の腕は対峙した自分がよく知っている。
そのうえで誘いをかけるのだから強敵ということはわかるが、二人なら何とでもなるだろうと考え。
「それじゃ少し眠るよ。ついたら起こしてね」
男が操縦席に戻るのを見送れば体を丸くするようにして横になり。
ボートが加速するのを感じながら男と他愛のない話をしてはやがて眠りについて。
ご案内:「海上」からエズラさんが去りました。
■エズラ > 「ようし、これで決まりだ」
しかし、それでも完全に乗り気というわけではないよう。
やはり気性がのんびりとしているのか――
しかし、一度手合わせした自分には、彼女の剣が並大抵のそれでないことを知ってしまっている――
「まあ、心配すんな――伝説の勇者が挑むようなバケモンを狙おうてんじゃあねぇ――」
あくまでも現実的に、かつ、一人では荷が重い標的なら。
「街まではまだしばらくかかる――景色を見るなり、居眠りするなり――まこの揺れじゃ無理かもしんねぇが――好きに過ごしな」
そう告げて、再び操縦席へ戻る。
小型だが速度はさらに軽快になり、無事、街へと到着するまで、他愛もない話を続けるのであった――
■ライラ > 「だってさ、別に贅沢はしなくても生きていけるしね」
稼げるなら贅沢を、いい暮らしをしたいと考えるのが普通。
しかしそう言う欲はないので困らない生活ができれば十分なので今で満足していると笑い。
操縦席を男が離れてこちらに来るのを見た時にが驚いたが、ボートが迷走する訳でもないので大丈夫なのだろうと考えて。
「僕の腕をね…。討伐依頼は大変とか面倒なのが多いから嫌いなんだよね」
家畜を襲う狼、畑を荒らす猪などの駆除とは違う、大物狩りといえる魔物討伐。
正直労力と報酬が合っていないと思うのが自分の考えで避けてはいたが。
「んー……一回だけならね?」
断れば無理強いはしてこないだろうが、ボートに乗せてもらった恩はあり。
その事で一回だけならいいよ、と溜息と共に返して。
■エズラ > 「食っていけるだけ稼いだら、それで満足か――ま、道理ではあるがよ」
羅針盤を見て方位を確認。
舵を固定してボートの挙動を一時的に自動操縦状態へ。
操縦席から離れて、彼女が“くつろぐ”後方へ移動。
「これも言ったかもしれねぇが――オレはライラの腕を買いてぇ。討伐依頼の受託ってことだ――」
ギルドの提示する依頼でも花形と言えば、強力な魔物退治と相場が決まっている。
当然、その褒賞金の額も桁が変わってくるのである。
「どうだ、乗るか?」
■ライラ > 船は揺れが小さい大型か中型にしか乗らないが小型は小型で良いものかもしれない。
少なくとも風を感じるという意味ではいいかも、そんなことを考え海を眺め。
そうしていると前からの問いかけに視線を移し。
「前に?何をだっけ?」
以前に話した時に聞かれたこと…剣についてだっけ?と思い返し。
「あー、そのこと?それで十分食べていけるし、楽だからだよ」
特に稼ごうとも強さを見せようとも思っていない。
あくまで食べるためにやっているので、それが満たせるならそれで十分と、ゆるく返して。
■エズラ > 外洋に出て颯爽と駆ける魔導ボートの上。
海風を受け、操縦席で舵を取りながら背後の“客”に問いかける。
「そういや、前にも聞いたろ――」
工事現場の護衛の折のことを言っている――
「今回も配達、とか言ってたが、なぜ、“カンタン”な依頼しか受けねぇんだ」
それだけの腕がありながら――と、言外に。
ご案内:「海上」にライラさんが現れました。
ご案内:「海上」にエズラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 深夜の教会」からボスさんが去りました。
■ボス > ――いつしか。男は夜に融けていた。
■ボス > 繁華街から距離があるのか、墓場のように――敷地内には確かにあるが――静かだ。
黒眼鏡の奥で目を閉じたのは、他の感覚を研ぎ澄ませようとしているかのよう。
ふわりと肌を撫でる微風、葉が擦りあわせる音、雨の到来を感じさせる匂い……
男の口許は満足そうに歪んだ。
「ん……?」
近くを移動している存在を感知した。二足歩行、一体、大きさは……ゴブリンやオーガではなさそうだ。
足音を潜めようとしている。こうも静かなら、あえて音を立てようとするのは愚か者ぐらいだろう。
こちらに近づいているのか、ただ歩いているだけかはわからない。男は静かに、ただ待っていた。
■ボス > 人気が感じられない教会の庭。
時刻は深夜ごろだろうか。周囲から聞こえるのは、虫か何かの鳴き声くらい。
庭は綺麗に草が刈られている。どの地区にあるかはともかく、この教会の管理人はしっかりと手入れをしているようだった。
そんな庭の端にこじんまりと設置されたベンチに、影のような男が佇んでいた。
黒いコート、黒い眼鏡、黒い手袋。
口に銜えた煙草の先端が燃える赤だけが、ここがモノクロの世界でないと証明している。
ふぅ、と紫煙を吐き出した後で、男は周囲をじっくりと見渡した。
「いい場所だ。ここにいる者の性根も良いのだろう」
その者は男を認識することができるかもしれない。その予感に自然と口許が綻んだ。
とはいえ、時間が時間だ。善き者なればこそ、もう眠りについているかもしれない。
吸い殻を取り出した携帯灰皿に納めると、ベンチに背を預けた。
ご案内:「王都マグメール 深夜の教会」にボスさんが現れました。