2019/02/22 のログ
■リシェ > 「……少し、勘違いなさって、ます………そんな。っ、ぁ゛…歯向かう、だなんて、良い物……じゃ…
わたし、は…!っひ、ぁ、っぁ゛、わたし……が望む、ならそれは…みんな……!
みんなも、知れば良いって…周り、も…!傷付けば良い、そんな、物……ですっ……」
(彼が察した通り、少女の感情は、憎悪や嫌悪なのだから。到底、真っ直ぐな物にはならず。
自分が救われたい、そう願うのではなく…周囲も、等しく苦しめば良い、と。
戦う力、などという、格好の良い物ではなく。もっと、もっと、どろどろとした。薄暗い、呪いのような、願い。
…其処が、ずれていると感じたからだろうか。今直ぐ、頷く、という事はしなかった。…対価に怯えた、そういう可能性も。無いではない、ものの。)
「やめて、…やめて、下さい、っ…!嫌です、本当に、嫌なんで…す……!!
何を……っはぐ、何でも、それは…人じゃないから…!んっぁぁ゛ぁ、っ、人じゃない物、産んでしまう、なら…
…わたしは、もっと…もっと、人から、遠離ってしまう、から…っぁ゛………」
(半分、人でない事が。全ての元凶だというのなら。
人ならざる物を孕む、産む、そんな事実が。ますます、まともに、人間扱いされなくなる、理由になってしまう。
それが嫌だ、それが怖い、言葉にする度、ぽろぽろ、涙が転げ出すものの。
胎の子が、そんな母胎の都合など、知る筈もない。それこそ、彼が、楽しめればいいのと同様に。赤子は、産まれてくる事、それが全て。
指摘の通り。ぷくり。目に見える程。腹は、膨らみを増していく。最奥を抉る、男根の先端にも。ぽってり、子宮の重みを、感じさせる。
刻一刻と迫る、破滅か、それとも、堕落かの瞬間に。怯えに怯えて。
それでも、肉孔は責め立てられ続ける、薬に焼かれて、全身で悶え続ける。まるで、感じれば感じる程、胎は育つかのようだと、感じても。)
「っひ………!?
っぃ、あ、やめ、許して、っ、お許し、下さいっ…痛いの……痛い、のっ、無理……です、っから………
し、ますっ、イクほど…おかしくなる、まで、自分で責めて…弄って、っ、悶えて…!ごしゅじん、様、締め付け、ますから…
っっぁ、っぎ、ひあ、ぁ゛……!?いた、痛い、っ、痛ぁ゛、っぃぃっ……!!」
(きっと。悲鳴に等しい、少女の声は。こう続く…痛いのに、気持ち良い、と。
例え、言葉にならなかったとしても、甘く、蕩けた色が滲むから。悲鳴とも、喘ぎとも、もう区別はつかなくなりそうに。
命じられた通り。きち、きち、爪の先を食い込ませて。血の滲みそうな程…あるいは、本当に、紅い肉芽に、血が滲む程。
これで、絶頂を、禁じられていなかったなら。肉芽だけで、何度も、何度も。イキ狂っていた、筈。
更に、薬は塗られていないものの、それでも、充分過ぎる程、尖りきった乳首にも。反対の手で、何度も。爪を立て、抓り上げて、引っ張り上げて。
其方は、痛みも矢張り強い筈、とはいえ。こうして、自分で責めてみせなければ。何をされても、おかしくない、そう考えてしまうから。
確かに、斧などは流石に、用意されていないにしても。ピアッシングに関わる物、くらいなら。此処には、有ってもおかしくないと。
そうやって、自分で自分を痛め付ける度、がくん、小刻みに身体が跳ねて。締め付けと、揺さぶりと、それぞれで、男根に傅いて。)
「でも…でも、ぉ゛っ……イカせ、っ、イカせて、お願い……お願いしますっ、おかしく……おかしくなるっ、ぅ゛ぅ゛っ…!
します、っ、言われた通り、満足…していただける、ようにっ、……言われた事、いたします、だから……!!」
(多分。今夜一晩を、乗り越える事が出来たなら。その後になってから、悔やむ事になるだろう、自暴自棄な願い。
彼に跨がる形に、体位を入れ替えられたなら。真下から、更に重みを増した…もう、ぐるぐると、何かが渦を巻いている子宮を、叩き上げられて。
本当なら、瞬く間に、絶頂を味わっている筈なのに。腰がくねり、がくがくと跳ねて、それでも尚…達せない。
苦しげに跳ねては落ち、ひくつき続ける、力が籠もりすぎてしまう、尻孔を。尻たぶ諸共、ぐぱり、大きく拡げられた、途端。)
「ぁ゛あっ、っぁ、ぁ、ひ…ぁ゛、ぁ゛っ…!!
出し、ますっ、リシェ……っひ、ぐ、お道具、尻…から、っひり出して、……っ……んっ、ぉ゛ふ、くぅ゛ぅ、っ…!?
…イ、っ、お尻で、けつ、まんこっ、で……!!イキ、っ、イク、とこっ、ご覧下さ…っ、ぁ、、ぅ゛ぉ、 ぅん゛ぅんぉ。ぉっぉ、っ!?」
(無理矢理、狭まりを除けられた、途端。深い所で加える、締め付けの力は、たちまち、押し出す為の力に、置き換えられて。
拡げられた尻孔が、捲れ上がり、幾度も、広がっては窄まり、を繰り返して。ぶぢゅ、ぶちゅ…煮崩れたような、溶けきった音と共に。
次々と連珠が搾り出されてくる。一際大きく、直腸を埋め尽くしていた珠が、出てしまったら。後はもう、勢い良く。
最後に、ぶぢゅん!一際強い粘着音と。腸液と薬液の混じり合った、糸とを伴い、玩具が押し出されきって、転げ出す頃には。
彼の上で、仰け反った少女は、がくん、がくんと痙攣ばかり、繰り返している。
犬のように、舌を突き出し、瞳すら裏返って、自我の存在すら曖昧に。疑似排泄で、漸く到った、蓄積された絶頂の飽和に、躍り狂って。
ただ、ひたすら。男根を締め付けながら、全身で震わせて。咥え込んだまま、藻掻き続けて。彼の男根に、刺激を与え続ける、搾精の為だけの、人形めいて。)
■ギュエス > 「ほぅ――歪んでいるな。だが、その方が私好みだ。お前だけでなく、皆も苦しめと言うのだな?
傷つけばいい、穢されてしまえばいい。そう思うのだな?くく、だが、生憎とお前は無力だ。その呪いすら成就しない!
どれほど願おうが、祈ろうが、お前はどこまでも弱者なのだ。私だけでなく、他の男達、女達にさえ、爪痕一つ付けられないのだよ!」
彼女は周りを呪い、憎み、ただ苦しめと血を吐くように望むのだろう。
しかしそのような願いを叶えてくれるものはいない。神もその手を差し伸べてはくれないのだ。
どろりとした澱の様な、彼女の言葉は何とも心地よい。純粋な怨嗟とはまさにこのことか。
「くく、そうかそうか。それは可愛そうに――だから、あぁ、リシェよ、堕胎は許さん。
お前は先程、私に従うと言ったな?何でもして、とも言ったな?その言葉、嘘とは言わせん。
産め。その腹の中身を。そら、私の肉棒が先程よりも深々と食い込んでおるぞ?随分育ったじゃないか。
よくよく考えてみれば、既に堕胎が可能な段階など過ぎているか?折角だ、赤子の為に突いてやろう!」
ごちゅ、にちゅ、と水音を立てながら、最奥を突き上げる。
なおも膨れ、育っていく彼女の中身。完全に育ち切るまでもう少しか。
そこまで行けば後は産み出すのみ。この場に神官はいない。浄化や退魔など当てにできない。
彼女に与えられる慈悲など最早存在しないのだ。諦めろ――そう、ほくそ笑みながら、性感帯を潰す様子を見る。
ぎちり、と爪を立てる度に、各々の突起が血の滲みそうなほどに潰されて。必死な様子がなんとも滑稽だ。
おかしくなる?――当たり前だ。そうしたいから責めているのだ。実に愚かしい女だ、と苦笑を浮かべて。
「さて、準備は出来たぞ?はしたなくひり出しながら果てろ。そして、終わったならば子を産み落とせ。
逆らう事は許さん。お前の出産は、今日のメインだからな。何、失敗したらもう一度、魔物の精液を注いでやる。
嫌ならば一度で済む様に、必死になった方が良いぞ?私は利口な雌の方が好みだ。分かっているね、リシェ」
子宮は既にずっしりと重く、肉棒の先を押し返しつつある。それは終焉が近づきつつある証拠。
子宮口の窄まりに肉棒の先端が嵌まり込むのを味わいながら、疑似排泄で果てる彼女を満足そうに視界に収めて。
やがて腰を激しくグラインドさせると、彼女の尻穴に両手の指をそれぞれかけて、左右に無理やり開かせながら。
「良いだろう!ならば奥にくれてやる!尻の穴をがばがばに開かれながら、奥に出されてはしたなく果てるがいい!
吐き出し終えたらその後は、リシェの出産ショーだ。支えていてやるから、しっかりと産み落とすがいい!」
最後に一度、思い切り腰を打ち付けると、子宮口を突き破らん勢いで亀頭を押し込み、最奥に向けて精を吐き出す。
熱い迸りをこれでもかと吐き出すと、その後は肉棒をゆるりと引き抜き、そのまま彼女を宙で半回転。
背面立位のような状態で抱え直すと、小さな子供に小水をさせる様に両膝を掴み、左右に拡げて。
「くく、最後だ。産め。産み落とせ。リシェ。お前を人から蹴落としてやろう!さぁ、産むがいい!」
結局男は、彼女が中に育んだ存在を産む迄許すことなく、悲壮に陥る様を満足そうに眺めることだろう。
産まれた存在をどうするかは、彼女次第。殺せというなら処分をするし、或いは育てるならば多少の養育費くらいは出すつもり。
どちらにせよ、彼女を満足いくまで嬲った男は、意気揚々と地下室を後にすることだろう。ボロボロの彼女など捨て置いて。
次に会う機会があるならば、彼女はどんな表情を浮かべるだろうか――それは中々、甘美な想像となるだろう。
ご案内:「王都マグメール 王城 地下室 (過激描写注意)2」からギュエスさんが去りました。
■リシェ > 「…そうです、誰も、彼もっ、……ごしゅじん、さま、あなたさまもで…す、っ……」
(端から、答えは分かっていた、とでも。言うように。ぬろり。彼を見上げる瞳にも。憎々しさが、混じっていた。
問われただけ、与えられる事はない、きっと、そうに決まっている。
…そういう者達ばかり、だからこそ、ますます。憎まずにはいられない訳で。
例外など。本当に、数える程しか。思い付かない。そして…彼は、間違いなく。その中には、含まれない、存在だった。)
「そんな、っ……ぁ゛、駄目…駄目、です、っ…ひぁ゛、っ、あ゛…は………ぁ…!?
っ、ゆれ、揺れちゃっ、いっぐ、っ…!中、ぁ゛苦しっ、っぁひ…お…お腹、っ中、ぁ゛ぁ゛………!!
出ちゃ、っ、出…る、出てくる、の、っ、……嫌、嫌、……嫌、ぁ゛ぁ、っ……!!!
子きゅ、っ、子宮、潰れ…る、暴れ、るの……感じ…ひぁ゛、っぁぎ、っぎぃ゛ぃ゛っっ…っ…!?」
(嫌だ、駄目だ、どれだけ言おうと。彼が、受け容れてくれる筈はない。
下からの突き上げで、たぷん、たぷん、腹が揺れる様を、見下ろしてしまうと。
…もう、そんなにも。自身の下腹が、膨らみを帯びている事を、再確認させられて。
住処を揺さ振られて、危険を感じているかのように。子宮の中で、ぐるぐる、動く物が有る。
子宮の壁を、内側からなぞられる、内側からも犯される、という未知の快感で。目を剥く程の、それこそ、本来なら絶頂すべき、快楽に悶えながら。
幾度目に、突き上げられた時だろう。ばしゃり…結合部から溢れる液体は、蜜でも、精でもない…きっと。羊水。
胎の中身の成長、だけでなく、少女自身の、母胎への変化すらも。急激に、成されていた事に。もう、悲鳴とすら呼べない、獣のような声が。地下室に迸る。)
「く、ひ、っぃ、あ゛ぁっ、あ……っぁ゛ぁ、っ……!?っふ、ぐ、ぅぉ、…っぅ゛ぉ、ぉ゛ぉお、っっ、ぉ゛ぅ……っぅ……!?
出るっ、出るの、気持ち良い、でっ…ぃ、イク、イクっ、…イ…っちゃ、っ、あ゛んん、んぉぉ、ぉぉ、っぉ゛ぉ゛………!!」
(がく、がく、疑似排泄と共に絶頂して、悶絶し続ける少女の中に。ぱっくり開いた尻孔が、下から押し上げられ、歪む有様すら見える程、膨らみきった男根から。
夥しい射精が始まった。子宮口など、容易にこじ開けられて、亀頭の先端が、その先にめり込んだなら…
ぬらぬら。蠢く、柔らかな質感と。鈴口とが、ぶつかり合いすら。するかもしれず……その侭。唯でさえ、中身の詰まった子宮は。彼の精子で、更に膨らみを増す。
もう、人の子が宿されていても、おかしくないかもしれない、そうとすら見える程、膨らんだ腹。
それを、ますます、見下ろさせるように。彼に、背を向け抱かれる形で、支え直される。縛めるように、がっしり、両脚すら抱えられて。
男根を引き抜かれ、だらだら、白濁を垂れ落としながら。拡張されて、広がったまま、赤々とした膣粘膜を、晒される中。)
「っぅぁ゛、ぁ……ぐ、ぁ……ぁ゛……っ…は…ぁぁ……ぁ ぐぁ゛……!?
っぎひ、ぁ、ひ、っぎぁ゛っっぁ゛ぁああっ!?っっぎ、が、ひぎ、っ、ぎぃ゛ぃいぃ゛ぃ゛っ…………!!」
(漸く、味わう事の出来た、絶頂と。その強さとに。我を失い、意識すら、朦朧としていた所から。
がぐん。仰け反り、藻掻き、悲鳴…というより、絶叫。濁りに濁った、獣のような、吠える声。
締め付けなど、出来る筈もない、膣孔の奥。男根で拡げられた、子宮口が、ゆっくりと…内側からも、圧し拡げられていく。
びたり、びたり、肉肉しい色合いの、触手が。手のように、一本、二本…襞肉に絡み付いて。膣口から覗いて。内腿に絡み付いて……ずるり。)
「 !!!!!!」
(到底、人の形などしていないだろう、ナニカが。胎から生まれ落ちた、その瞬間に。
少女が迸らせた声は。人語とすら呼べない、だからそれこそ、人から堕ちた、等しくナニカの声だった、筈。
…内側から犯されて、確かに、彼の言う通り…気持ち良くて。それでも、其処では、絶頂に至れなくて。
快楽になるという、おぞましさだけに、苛まれながら…出産、そうとしか呼べない、異形を産み落とした瞬間に。少女の理性は焼き切れる。
何せ。びちゃり。びちゃり。産まれたそれは、触手…だけ。触手の魔物、それ以外、何者でもない。
少女の要素も、因子も、欠片も継いでいない……彼が言った通り。少女は、無力、何も無い存在、だから。
壊れた、少女には、魔物など、どうにも出来ない。彼が、何らかの対処をするのか。それすら無い侭、立ち去ったなら。城内に現れた魔物として、ちょっとした騒ぎが起きた、かもしれず。
何れにせよ。少女は、狂わされた。産んだ。…そして、壊れた。それだけが今宵の結果。
次に、男と遭遇したのなら。刻みつけられた、崩壊の痕は。どんな形で、現れるのか………)
ご案内:「王都マグメール 王城 地下室 (過激描写注意)2」からリシェさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート/個室(過激描写注意)」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 夜中になれば、娼館や買い取った奴隷をすぐさま試せる宿が盛り上がりを見せる奴隷都市の中。
その建物越しには厚手の窓越しに部屋の中身が見える様になっている。
――既に裸であったり、身体を火照らせている奴隷や、一時の金銭を求めて部屋の中に入っている女性達。
窓は商品棚。気に入った相手を見出したなら、部屋の中に入って情事を楽しむ事が出来る…
それも窓越しに、全てが晒し出される格好のままで。
もしも客入りが少ない者であっても、何も問題はない。見世物として時には部屋の中に入った魔物との荒事を楽しむ事が出来るのだから。
その部屋の一つに、一際豊満な身体を携え、下腹部に花を模したような淫紋が既に刻まれている女性が入っている。
寝台の上に座り込み、待ち遠しい様に上気した瞳で窓の外を眺めながら。
ご案内:「奴隷市場都市バフート/個室(過激描写注意)」にボルフライさんが現れました。
■ボルフライ > この奴隷都市に静寂の訪れる時など無い。
朝から晩まで、数多の奴隷と客が出入りをし、時には酒場の喧騒などなんのこともないと思えるような、催しものが開かれることも。
多くの悪しき者がこの退廃的で魅惑的な都市を楽しんでいる…当然、蛮族たる大男のボルフライもその一人。
どこぞの貴族の生娘とその従者どもを捕らえ、軽い調教を施したのちにここへ売りに来たのだ。
いくばくかの金をつくり一仕事終えた大男は、身体の滾りを発散すべく街を歩き、とある宿の前へと通りかかった。
「これはこれは、ウチのバロンの雌奴隷だった女じゃないか。
なかなか様になってるな」
窓から部屋の中が見渡せるその宿は、所謂奴隷娼婦の商品棚。
そんな商売方法をしているだけあって、女の質はどれも高い…そんな中目に入った一際肉付きのいい女。
間違いなくそれは見知った顔と身体だった。
ボルフライの愛馬であるバイコーンに飽きるまで相手させられていた女だ。
それが今ではこの街で商品にされているとは…と、窓に近づき、いかにも彼女をあざ笑うかのように見下ろした。
その大男は今回は一人…例の愛馬はこのような場には連れられないのだろう。
■レフェーリア > 一夜を買い取らずともただ見るだけでも楽しめるからだろうか、足を止めている人達を眺めていると。
厚手の窓を通り越して、此方を見据える相手と目が合ってしまい、僅かに驚いた様子を見せる。
嘗ては人間ではない、相手の愛馬を用いてその身体を入念に貪られた。
その上で彼女の方からも何ら抵抗する事は無く、甘い声まで漏らして魔物との行為を愉しんでいたとも思われているのだろうか。
「…………」
大声でしか通らない様な窓越しに何も言わないまま、彼女は個室の中からそっと立ち上がり、その身体を晒す様に窓に裸体を押し付け、豊満な胸を押し付けた。
窓の片隅に掛けられている値札には一晩の値段と、個室の中にいる奴隷個人としての値段が載せられているが、
両隣の個室の奴隷達に比べても、値札の修正が施され、明らかに安い値段で彼女が売りに出されているとも分かるだろう。
相手の真後ろで見物客が楽し気な声を漏らしたが、金を出す気は無いらしい。
ただ彼女は惚け顔のままで、間近の相手に視線を向け、呼び込みの男がもうじき気に入ったのならば、と声を掛けるかもしれない。
■ボルフライ > 彼女の驚いた表情、彼女もまたこちらを認識したようだ。
その男の愛馬と何をどこまでしたかまで含めてしっかり思い出しもしてもらったようで。
あの馬に犯され悦び喘ぐ様はなかなか見ものではあったし、あれに耐えられる女というだけあって印象には残っていた。
「ふ…まぁ妥当な値段だな」
窓にその豊満な肉体を押し付ける様は、それなりに男たちを興奮させることこそあれ、買われることはない。
何度も値段が修正されたらしい値札の値は、彼女の年齢と体つきを考えればなんら不思議ではなく。
元より金になるのであればボルフライたちによってとっくに売られていたはずだ。
「…まァ、いいだろう。
愉しませてもらおうか…」
普段であればもっと上玉を相手にするところだったが。
バロンが楽しめた女ならば、ボルフライもまた手加減せず愉しむことができるだろうと。
言葉は聞こえずともその口の動きで、選ばれたことがわかっただろうか。
そうと決まれば早々に窓の前から去り、呼び込みをしている宿の男に威圧感たっぷりの低い声色で声を掛けよう。
様々な荒くれ男を相手にしてきた店の男も、ボルフライの前では腰が引け、さぞ丁重に彼女のいる客室へ案内されたか。