2020/08/15 のログ
■鐵 > 西部劇のような両開きの扉を開けて入ってきたのは、この辺りでは珍しいかもしれない。
月明り色の髪色とチャイナゴシック風の衣装を身にまとった、男からすればまだ小柄な女。
周りの悪党平民の視線を気にせず、カウンターに常時ニコ目な糸目顔を向けて真っ直ぐ行けば、カウンターにポンと座り。
「おはよう、マスター
なにか朝ごはん頂戴。」
夜の賑わいをおはよう出始め、酒の前に注文されるのが食事なのに、ちょび髭マスターは渋い顔。
こちらをウザそうに見たかと思うとグラスを拭きながらいつものように。
『此処は酒場だぞ、飯食いたきゃ他いけよ。』
「いいじゃん、あ、ボク豆乳プディングと挽肉の香味炒め食べたい。」
焚き麦とスープも付けてね、と言って銀煙管を腰から抜けば、さらに渋い顔。
しかしニコニコと視線を外したら負け勝負を自然と行っていると、フイと逸らしたマスターは氷室へいくのだった。
「ふふっ♪
何か変わったことあった? 暴れるやつで。」
刻みを摘め、カチッカチッと火打ち金で火をともす。
フゥと燻らせる紫煙の中で、手元でガシャガシャと炒めているのを眺め。
■鐵 > 脂 香味 唐辛子 挽いたくず肉を炒め、豆乳プディングを手のひらでサクサク切る。
マスターの手元を見ながら白いサイコロが赤茶けたタレの中で絡んでいくのを見つつ。
『暴れる話なんて最近ならゾス経由でいく要塞の話ひとつっきりだろ。
お前の腕なら、いい線行くんじゃねーのか?』
種族としての値が高いせいか、都の中での話ではなく外で今一番熱い話をするマスター。
名高い大将の元へ参戦する者から闇深い話まで広がっている今一番の厄ネタの一つだろう。
3口ほど吸ったところで、煙管の刻みは燃え尽きる寸前。
カ ン ッ !
竹筒の灰入れに収めるとプッと管の煙を吹き出して。
「あー……ボクも何度か一緒に行かないかって誘われた。
でもあそこ要塞から出てくる裏切者と死兵のみとしか今やりあえないんでしょ?」
眉を顰めながら器に盛ったあとで、適当にポイされた刻み葱 うん、 美 味 し そ う
周りも炒め物の香りにチラチラカウンターへ視線
マスターの顔が渋度2割増しになった。
■鐵 > こんな夜中に食べるなんて女子からすれば悪魔的な食べ物だ。
酒場の中で酒とちょっとしたつまみをかじっていた連中の誰かが腹を鳴らす。
マスターが出来上がった皿二枚と小皿一枚 そしてカップ一個。
《豆乳プディングと挽肉の香味炒め》
あっさり味な白プディングをちょっと大き目にカットし、挽肉と香味と辛味が混ざる炒め物。
この時間の飯テロは悪魔と呼ばれても仕方ない
≪添え物の漬物≫
ポリポリ感もほしいよね
≪簡単スープ≫
舌をリセットするのにちょうどいい。
≪焚き麦≫
この土地にお米があるかわからないから製粉前の麦を焚いてもらったもの。
香味炒めと食べたらとまらない。
「わぁい♡ いただきまーす」
スプーンを渡され、最初にスープでお口を潤わせると、気温は高いけどおいしいものは美味しい。
白いサイコロ状のそれと赤茶けたタレを絡めて あむっ
焚き麦も一緒にぱくっ
良く嚙んで食べながら、ネギのしゃきしゃきと挽肉の歯ごたえが良き。
「んー、相変わらずマスター料理上手ー♪。」
頬を抑えて上機嫌。
そして周りは空腹を訴えるゾンビモードが生まれ始める。
マスター渋度 5割増し。
『てんめぇがくると俺が忙しくなる。酒頼め酒。』
「じゃあ火酒。」
そう言いながら壺酒の中身をコンッと出されながらも、はふっはふっあふっあふっと飯テロ継続。
ご案内:「王都マグメール 平民地区「酒場」」にムラサキさんが現れました。
■ムラサキ > (キィ、とその西部劇に出てくるような両開きの扉を開き、カラン、カラン、と新しい客の訪れを告げるベルが鳴る。
カラン、コロンと高々に下駄の音を慣らし店に入ってくるのは額に二本の双角を生やした鬼の童女。くるり、と軽く店の内装を見渡してその足を向けるのはマスターの渋い目線を受け、周囲に飯テロを振りまく一人の少女の隣へと。そこへ誘われたのは自分に近い匂いを感じたのか、はたまた単純に美味しそうな匂いに誘われたのか。
カウンターの席に座り、頬杖をつきながら)
ますたぁ?私にもお酒くださる?私も火酒でいいわ。
美味しいの、よろしくね。
(何の断りもなしに隣に座ったのは童女の奔放さの現れか。それが当たり前であるかのように少女の隣に腰掛けて、マスターの忙しさに1つ拍車をかけていこう。)
■鐵 > 麻〇豆腐擬きを食べていると、入店のお知らせ。
香りでまた一人悪魔の餌食となるのかな、と思っていると、マスターの渋い顔。
『似たもん同士が来やがった。
アイツと知り合いだったのか?』
マスターが度数の高い火酒をまた杯に注ぎながら、聞かれて ? が浮かぶ。
―――似た者同士?
―――そんなのいたかな。
クルッと首を向ける前に隣に座ったのは豊満、小柄。
トランジスタグラマーとかいう背の代わりに育つところが育ったタイプ。
そしてなにより
―――鬼だ。それも同じ国寄りの。
―――ボクの同族なんていたんだ。
同じ鬼である鐵は、そこでニコ糸目が少し驚いたように、パチリと開く。
すぐに糸目に戻り、常時笑顔モードながらモグモグとしている。
マスターには知らない知らないと首を振りアイコンタクト。
『なんだ。大太刀使いのムラサキはちょっとした有名人だぞ。
同郷っぽい格好だしよ。』
マスターが言ってくれても、へぇぇ、と食べきってから口元をハンケチで拭い。
「ボク以外に鬼なんていたんだねえ。
よろしくね、むーちゃん。」
ボクはティエ、そう大陸名を紹介しながら。お互いに近しい存在。
なによりおっぱいとお尻が大きい
強そう。
それが鬼の鐵を刺激した。
この後の展開がどちらであろうとも、きっと楽しい。
この都と土地は、本当にたまらない。
改めて鐵はそう思いながら杯を近づけて火酒でカチンと乾杯したのだ。
周りは、少し空気が変わったのに胃が空腹を訴えなくなったとか。
■ムラサキ > (彼女の驚く顔がこちらへと向けられたのなら鬼の童女は両手を組み、そこへ顎を乗せながら ふっ と小さな笑みを浮かべる。
彼女の普段の顔――・・・なんて知る由もないけれど、その驚愕に目を見開いたような表情はなかなかにそそられる。それを偶然とはいえど見られただけでも興味本位でこの隣に座った価値はあるというもの。)
――やっぱり。あなたも そう なのね? 懐かしくて、近い匂いがしたからそうじゃないか、って思ったのよ。
よろしくね、ティエ。
(近い匂いは感じられた。私と近くて、懐かしい魔の香り。鬼の匂い。酒と食事の匂いに紛れ、久しく自分以外の者と触れていなかったとしてもそう間違えるものでもない。
・・・なんか身体を品定めでもするように見られているような気もするけれどまぁそれはそれ。今日は少しばかり機嫌がいいので見逃してあげましょう。
彼女が杯を持ち上げたのならば、それに応えるように杯を合わせて
――この偶然の逢瀬に祝杯を。)
■鐵 > 「ふふ、うれしいなぁ。
最近ここに来たんだけど同族ってほんと逢わないんだ。
同じくらい強いのっていうだけなら、ここはごろごろいるんだけどね?」
瞳を覗いたムラサキは機嫌よさげに、小柄な見た目に合わず、深みのある色気があった。
遊女風な肩出しの着物や角がよりそう思わせるのか。
鐵のニコ目が目立つ、陽気な雰囲気とは違っている。
けれども、其処は同族。
直ぐにちゃん付けで呼びながら火酒で乾杯すると、文字通り喉と胃が熱くなるそれをグイと煽りながら。
「マスター、おかわり。」
火酒をすぐに乾かすと、二人が鬼なせいか壺酒を目の前に丸ごと置いた。
何度も注ぐのは面倒といわんばかり。
柄杓で注ぎながら、カウンターに向けていた体はムラサキのほうへ。
頬杖をつきながらお互いで鬼故、酒は杯の底を乾かすのは容易だろう。
「それで?むーちゃんはお酒飲みに来ただけ?
何か面白いことがあるならボクも手伝うよ?」
食も酒も満ちたのなら、鬼は自由だ。
闘争も、セックスも自由。
同族の繋がりからか、目の前のムラサキには王都特有の乱暴に至る気には、まだならない。
要はこの後もつるもうよ、と気軽に誘ったのだ。
■ムラサキ > そう、ね。同族に会うのなんて久しぶり。
・・・まぁ、男で近い匂いを感じるのならたまに見かけるけれど、女で、それもここまで近いものを感じたのは故郷を出て以来かもしれないわね。
(混ざりもの、もしくは別地方の鬼の血を継ぐ鬼の男。そういった類の相手には数度程であったことがある。けれど、近い、とはいってもあくまで近いだけであって別種の鬼だ。言うなれば・・・シェンヤンの産まれの人間と、このマグメールの産まれの人間、のような。
彼女と私は完全に同じ種族、という訳ではないだろうけれどとても近い種、であるのだろう。それ故か、あって間もないというのに妙に気を許せてしまっていた。)
ますたぁちゃん?私も、私も。
(鬼とはいえど火酒、なんて強いものを飲んだからかほんの少しばかり頬を赤くして。それでも酔いつぶれる様子は見せず平気な顔でおかわりを要求して。
そんな様子を見ればマスターは呆れた様子でどすん、と壺酒を置かれて。)
・・・ねぇ、せめて注いでくれるとか風情のあることはできないのぉ?
(むっす、と頬を膨らませてもう少しサービスよくして、なんて訴えるけどぐびぐびとジュースでも飲むかのように軽く火酒を飲み干していくような酒豪の鬼の二人。そんなのいちいち相手をしてられるか、という様子である。
むっすぅ、と頬を膨らませながらも店員も捕まえられずにいれば。)
ティエ。杯出して。せめて私が注いで上げる。その代わり私の注いで頂戴。
(自分で注ぐのも別にいいけれど、やっぱり誰かに注いでもらったほうが気分が出る。そんな理由で彼女と互いに注ぐのはどうか、と提案をしてみる。彼女がその提案に乗ってくれれば少しばかり嬉しそうに口の端を吊り上げ、嬉しそうに笑ってみせる。)
そのつもり・・・だったのだけどね。気が変わったわ。
ねぇ、あなただってそうでしょう?
(つー・・・と酒で濡れた唇を指でなぞり、妖艶に獲物を見定めるかのように彼女を見つめ、ぺろりと舌舐めずりしてみせる。
酒も入って気分も揚々。夜もこれからであるのだし、一晩、遊んでみるのもいいんじゃないかしら・・・?)
■鐵 > 不愛想なマスターのボトル丸ごと置きのような行為。
料理上手なマスターとは、余計な気遣い接客は無用な間柄。
火酒をお互いで強請っては丸ごと置かれても、片や幼げな顔を膨らませ、片やニコニコ顔のまま。
無遠慮な酒盛りをし合っていると、ムラサキがお互いでしあいましょ?と誘う。
眉を持ちあげ、ほんのりお互いに朱が差してきて体もポカポカしてくる。
「いいよいいよ~。
ボクも注いであげる♡」
お互いで静かに、杯のギリギリを狙うように注ぎ合う。
震える酒杯を空けながら、実においしそうに飲み。
「ふふ、むーちゃんのお酒美味しいよ。
でも麻婆食べなきゃよかったなぁ。」
ちょっと惜しそうに口元を指で撫でる。
むーちゃんがそれを聞く様子なら。
「食べてなかったら?口移ししてた。」
やるといったらやる。
それが鬼だ。ムラサキが同郷の念を感じる中、鐵は既に友達扱いにまで至っている。
したらしたらでマスターに娼館でもいきやがれとウザ顔をキメられそうながら。
「ん。」
面白そうな話題とやらを強請ったら、誘われてしまった。
予定は空いているのですぐに了承しながら。
「もちろんいいよ?」
色気のある、風情な言い回しのムラサキ。
真っ直ぐに意図を得て伝える鐵。
途中、鐵は長い髪を抑えながら、スススとムラサキの耳元へ唇を寄せ。
「 」
小さく囁きながら頬にチュッとキスを落とした。
「じゃあいこっか。
楽しい夜にしようね、むーちゃん。」
マスターにお金を二人分払いながら、機嫌よさげに立ち上がり、高下駄相手のムラサキに手を差し出す。
そのまま連れ立っていくのなら、周りは羨みか、はたまた奇々怪々に近寄らずか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区「酒場」」から鐵さんが去りました。
■ムラサキ > ふふ、やっぱり誰かにしてもらうっていうのは気分いいわぁ。
してあげる、っていうのもなかなか乙なものよね・・・昔を思い出すわ。
(注ぐ方も、注がれる方も鬼は嬉しそうに笑う。嬉しそうながら時折どこか昔を懐かしむように寂しそうな笑みを見せるのは見た目こそ幼くとも永くを生きてきた種であることを匂わせる。
口移しを望むような事をぽろりと彼女が零せば)
あら、大胆。
(なんてくすくす笑いながら彼女が注いでくれた酒を口につける。でもそうか・・・口移し。口移し、ね。)
――ティエ。
(そう一言声をかければ、自分の杯を持ち上げてゆっくりと彼女の唇に近づけよう。彼女が逃げなければそのままくいっ、と自分の杯に注がれた酒を彼女に注ぎ込み、その後にちょんちょん、と自分の唇を指で二度三度触れて あなたのも頂戴、なんてせがんでみせる。 ・・・普段であれば強引にするのだけれど、今日は久々の同郷、同種の相手。強引にはしたくなかった。)
えぇ、期待、してもいいかしら?
(囁く言葉には、くすり、と笑って挑戦的な視線を向けながら童女の方からも一言ぽつりと彼女に向かって囁いて。頬にキスをされたとしても軽く瞳を細めるばかり。気分は――悪くない。
彼女に手を重ね、カランコロンと下駄の音を響かせ、彼女と共に夜の街へと消えていく――・・・。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区「酒場」」からムラサキさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキルシュナさんが現れました。
■キルシュナ > 真夏の灼光の照りつける炎天下、大勢の人出で賑わう露店市場を練り歩く長躯の猫の足取りは、普段通りの飄々として軽やかな物。しかし、油断なく左右に走る金瞳と、時折ピクつく猫耳、更に言うならむっちりとした丸みを浮かせるジョッパーズパンツの穴からにょろんと伸びた黒尾の揺れ動く様もまた、普段とは異なる真剣みを帯びていた。とはいえ、シリアスな仕事を受けているとかそういう訳ではなく、その心根は平常運転。
今日はいつもよりもエロ気分が溢れていて、その獲物の選定に余念がないというだけの事。
「せや。……せやで。 うん、場所は3番倉庫の地下。今回も別に参加費やら徴収せんでもえぇけど、ウチの事は予めちゃんと説明しといたってな。 ………ん、せやね。道具類は一通り、あと水を多めに用意しといた方がえぇかも。 ……したら頼むな♪」
独り言の様な呟きは、豊かな丸みに膨らむタックシャツの胸元に取り付けられたタイピン型魔導具へと向けられた物。その言葉が届けられるのはスラムの中でもかなりの勢力を誇る犯罪組織。
彼らに下準備を言いつけた淫乱猫がこれから見つける獲物と共に愉しもうとしているのは、ここしばらくはご無沙汰であった淫宴。
輪姦レイプの肉便器プレイである。
■キルシュナ > 段取りはこうだ。
まずは適当に街をうろつき、輪姦映えする獲物を見つけ出す。
美味しそうな身体とか、可愛らしい顔立ち、なんなら小生意気そうな貴族令嬢だとか、栄誉ある女騎士といった立場でもいい。
そういった要素を持ち合わせた、まぁ、ぶっちゃけキルシュナのふたなりちんぽがびくーんっとおっ勃つ様な美味しそうな娘であれば何でも良いのだ。
無論、それがキルシュナの知り合いだったとしても例外ではない。
とはいえ、プレイの内容が内容なので、集められた男達をちぎっては投げちぎっては投げする肉食系の性豪よりは、受け気質の子の方が愉しめるかも知れない。
ともかく、そんな子を見つけたならばひょいひょいっと近付いて、適当な会話と共にお得意の催淫術で金瞳をピカピカさせる。
そうして正常な判断力を奪った彼女の身体を弄繰り回して味見しながら移動して、平民地区の奥、スラムにも近い場所に立つ建物の地下へとご招待。
こうしたプレイの為にあらかじめ準備していた監禁場所には、既にかなりの参加希望者が集まっているだろうから、彼らと共にレッツパーリィである。
そうして逃げられない状況を完全に整えた所で催淫を解除して、後はもう頭おかしくなるくらいに輪姦レイプしまくるのだ。
「にひひひひひひっ♥ イけばイく程妊娠確率が高まる淫紋刻み付けて、不特定多数のオス共に入れ代わり立ち代わりちんぽぶち込ませて、身体の中も外もどろっどろのでろんでろんにザーメン塗れにしたるわ……♥♥」
興奮に頬を紅潮させたその顔こそ十分に整っていて美しい物の、ふー…っ♥ ふー…っ♥ と鼻息も荒くジョッパーズパンツの股間部分をふたなりちんぽでガチガチに膨らませたその姿は不審人物以外の何者でもない。
が、幸いにしてそんな変態猫を見咎める仕事熱心な衛士達との遭遇も今の所は無く、しかし同時にキルシュナの食指を蠢かせる程の獲物も見つからぬまま。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシルフィエッタさんが現れました。
■シルフィエッタ > 炎天下の中、少女が露天市場を訪れたのは、貴重な宝石を置く店があると聞いたからだった。
風聞曰く、その宝石は自身が砕け散る代わりに、あらゆる呪いを一度だけ解いてくれるという。
そんな貴重品が露天市場に並ぶなど眉唾物だったが、藁にも縋りたい少女にとっては朗報で。
都合のいい話だとは分かっていながらも、無駄足覚悟で店に足を運んだ訳なのだが――。
「ま、分かってたけどさ。尾ひれどころか色々付いてるのはどうなのよ……」
実際に出てきたのは、冒険者が偶に用いる解毒の魔法を刻んだ石ころだった。
たしかにそれを砕けば、刻まれた魔法が発動する仕組み。しかし、効果がひどく弱い。
対象となるのがあらゆる呪いなどではなく、サソリや蛇の毒程度とのこと。
つまり少女にとっては全く無用の長物。予想通りとは言えど、少しばかり気が滅入る。
ましてやこの暑さの中である。何をせずとも汗が吹き出る中の徒労は、普段よりも来るものがあった。
「――それじゃ、どうしたものかな。
折角暑い中を歩いてきて、手ぶらってのもなぁ」
嘆息し、気分を入れ替え、少女は市場の散策を始めることにする。
そんな少女は、暑さで警戒もおざなりで隙だらけ。観察する余裕はいくらでもあるだろう。
■キルシュナ > 「―――あ゛~……、あっついわぁ。流石にその辺のカフェで休憩でもぉ……んぉ?」
殺人的な熱射に耐え兼ね、額に浮いた珠汗を指先で拭い飛ばした猫娘は、オープンテラスの木陰を探し始めた金眼の端に何かを見止めて動きを止めた。
陽光に輝く碧色の髪は南海の揺らめき想起させるターコイズブルー。同様の色彩を煌めかせる双眸は小柄な体躯と共に色濃い稚気を感じさせた。
その小躯は年相応―――よりも若干凹凸の乏しい未成熟な代物なれど、無駄な肉のついていない引き締まった肢体からは何とも言えない魅力が感じられる。
多少の幼さで劣情を損なう様な繊細な性欲を持ち合わせていないキルシュナにとって、その体躯は十分にちんぽにクる物だった。
そして何よりその顔立ちに滲む気の強そうなというか小生意気そうというかそんな風情。恐らくはあの年にして既に一人で生きているのだろう。その自立心と己の身ごなしに対する自信が、大の男への対抗心さえ滲ませていて『そんな少女をおちんぽ漬けにしてべそをかかせるとかむっちゃ興奮するんやけども!♡』と変態猫の股間をビクつかせた。
「やぁやぁそこ行くおチビちゃん。今何しとるん? ヒマ? やったらウチとえぇ事せぇへん?♡」
すすすすっと背後から近づいて、ぽむっと気安く肩を叩く。振り向いた少女を身長差の作り出す高みから見下ろして、人好きのする笑顔と共に軽薄その物といった声を掛けた。
白シャツの胸元を張り詰めさせた豊満な乳房と、きゅっと引き締まったウエスト、そこから悩ましい曲線を描くヒップラインを見る間でもなく20前後の若い娘の身体なれど、その股間には隠し立てもせぬふたなりちんぽの勃起の膨らみが、圧倒的な違和感と共にヤバイ気配を漂わせていた。
■シルフィエッタ > 歩き回ればその分だけ汗が吹き出てくるから、出来れば移動は極力絞りたい。
とは言え、夏の盛りであっても露天市場は大賑わいで、真っ直ぐ歩くのも難しい。
持って生まれた盗賊のセンスで人の波を擦り抜けながら、少女は通りを進む。
やがてたどり着いたのは、オープンテラスのカフェの前。茶を飲む客が見て取れる。
中でも、金属製のカップで飲む茶の類は、器の表面にたっぷりと水滴が着いている様子。
つまりあの中身は、さぞ冷え切っているのだろう。思わずごくりと喉が鳴った。
暑さの中で涼を感じられる瞬間――そんな魅力に抗える人はどれだけいるだろうか。
少なくとも少女は抗えず、フラフラと近寄っていくのだが――。
「――うひゃう!?……な、何か用、ってか、誰がおちびかっ!?」
ぽむんと後ろから肩を叩かれる。びくん、と少女は一度身を竦めると、後背に振り返った。
眼前に居たのは、見目麗しい女性だ。たわわな胸元、締まった腰、そして股座の膨らみ。
――膨らみ?なるほどそういうこともあるだろう。得心するのが一瞬遅れた。
「あ、まさかとは思うけど、ナンパ?それだったら、間に合ってるんだけど……っ!?」
少女は努めて冷静に答えたつもりだった。声が裏返ったりはしてなかったと思う。
しかし、文末を言い切る寸前で、一瞬少女はふるりと身を震わせる。
彼女の股座から立ち上る雄の気配が、少女の雌をくすぐったのだ。
性的に躾けられた経験を持つが故の条件反射を、少女は息を吐くことで抑え込まんとする。
とは言え、彼女が少女をつぶさに観察していたならば、違和感に気づかれてしまうかも知れない。
■キルシュナ > 軽い調子の肩叩きにも珍妙で愛らしい悲鳴を漏らす小動物。『おチビちゃん』呼ばわりにふしゃーっと噛み付くその様も、期待を裏切らぬ小生意気な風情。もう段取りとか全部無視してこの場で着ている服を引っぺがして、媚薬粘液をどっぷどっぷと吐き出し続ける淫魔界の奥地にのみ生息する化物から奪い取ったエロちんぽを有無を言わさずぶち込んで、もうめちゃめちゃに苛め倒したい♡
そんな一瞬のトリップで美貌の鼻下をだらしなく伸ばした変態猫ではあったが、素気無くナンパを切り捨てようとするトーンの高い声音の不穏な変化にビビッと猫尾を反応させた。
「………………………………………」
無言のまま、じぃぃぃぃぃっと少女を見下ろす金瞳。
小動物を刺激せぬのんびりとした動きが無造作にジョッパーズパンツの"じっぱぁ"を摘まんでそれをちぃぃぃ…っと引き下ろした。
その下に穿いているのはハイレグカットの小股に食い込む横紐ショーツ。ふたなり巨根を隠す気のさらさら存在しないその下着は、当然の如くパンツの締め付けの下に生のおちんぽを露出させており、その上街に出てからずっと哀れな獲物をめためたに輪姦レイプする妄想にて先走りを垂れ流していたのである。真夏の蒸し暑さの中で発酵熟成の進んだそれは、とんでもなく濃密な雄臭を充満させていた。
引き下ろしたジッパーの作り出す隙間から覗くのは、褐色の地肌よりもなお昏い色をした男性的筋骨の盛り上がる太幹。そこだけ見ても何がなんなのか分からぬだろうが、そこからむわりと立ち昇るおちんぽ臭は、着衣越しにもそれに気付いて反応してしまった少女にとっては大層危険な毒ガスとして作用するのではないだろうか。
そんなおちゃめな好奇心から、別段催淫も認識阻害も発動せずに行う変態的露出行為と獲物の観察。
何らかの淫呪でも受けていそうな少女の反応はいかなものになるのだろうか。
あ、当然逃げようとしたらその瞬間金眼をぴかぴかさせて下肢の自由を奪うつもりである。
■シルフィエッタ > 魔族に弄くられた体は、軽い接触でも甘く切ない痺れに変わる。
ましてやそれが、全く意識していないタイミングで不意打ち気味に生じたのだ。
思わず声を上げてしまうのも無理はない。嬌声じゃなくて良かったと思う。
目の前の彼女は、百面相染みて鼻の下を伸ばしている。ぞわり。背筋に悪寒が走った。
「ほら、ボクよりもっと可愛い子とかいるはずだから、そういう子誘ったらどう?
んじゃ、ボクは行くね――って、ちょ、い、いきなりそんな、何してるのさっ!?」
何も言わず、徐ろにズボンの前を開ける様は、ド変態も良い所だ。
思わずツッコミを入れてしまいながら足を動かそうとするが、しかしどちらもびくともしない。
先程の一瞬で彼女の瞳術にかかってしまった様なのだが、あまりの展開に考えが追いつかなかった。
眼前に露出されるのは、天を衝かんばかりに屹立した雄々しい肉棒。
びきびきと熱り立ったそれからは、蒸れも相まって濃縮された雄の臭いが立ち上る。
それが鼻の奥に入り込んだ瞬間、脳裏に閃くのはオークに奉仕をする嵌めになった時の光景。
命令に逆らえない体で、股座に顔を埋め、肉棒を、股座を、尻穴すら舐めさせられた記憶。
あの時の得も言われぬえぐい味と濃密な臭い、同時に感じた後ろ暗い愉悦がフィードバックして。
「ふぐっ――ぅ、ぁっ♡……し、しまえよ、変態っ……!」
彼女は魔族でもなんでもないはずなのに、下腹部の奥が疼いてしまう。
長らく雄に虐げられていたが故に、恭順を覚えてしまった体の反応だ。
鼓動が加速する。息苦しさすら感じる。しかし、息を吸えば、より発情を呼び込んでしまう。
過日、魔族の玩具にされた体が、実は魔族でなくとも雄に勝てないものに成り果てている。
少女はまだ自覚していないものの、冒険者として致命的なまでに、体は躾けられていた。
■キルシュナ > いきなり声を掛けてきたかと思ったら、無言のままにパンツの合わせを開いてその中身を見せつける。もう誰が見たってド変態の痴女の所業。当然可愛らしい小動物は逃げ出そうとするのだが、それを許す程眼前の肉食獣は甘くなかった。
蛇視にも似て瞳孔を細めた金瞳がチカカッと閃光を瞬かせたかと思えば、ただそれだけで少女の下肢から自由を奪う。そうして動けなくなったのを良いことに、合わせの中に突っ込んだ手をごそごそさせて取り出したるは黒の魔剣。
淫水焼けして黒々と変色したそれは、あまりに野太く長く、ジッパーを開いただけでなくその上のボタンまで外してようやく取り出す事の出来たドラゴン殺し。
「おんやぁぁあん? どないしたん、おチビちゃん、みょーに甘ったるい声なん上げてもて♡ まぁまぁ、折角取り出したんやし、もっと観察しとき♡ うはっ、我ながらすんごい臭いさせとるなぁ♡ ほれほれ、見た目と臭いだけやなく、感触も楽しむとえぇで?♡♡」
ゆっくりと歩を進める長脚が、怯えつつも隠し切れない発情の気配を覗かせる少女の様子に興奮した巨根の先端からびゅるるっとまとまった量の透明汁を噴き垂らした。
既に多量の先走りで先端どころか太幹の半ばまでを妖しくぬめ光らせた剛直に、新鮮なカウパーの液すじがつぅぅぅ……っと伝い落ちていく。
そんな、生娘が目にしたならばそれだけで気を失いそうな代物に、見目を裏切らぬ柔らかで繊細な手指で捕えた少女の手を密着させる。
真夏の気温の中でもはっきりと感じられる炎熱の体温と、中心に野太い鉄柱を呑んだ圧縮ゴムの如き硬さ、その表皮に纏わりついた淫液のぬめりと、生物的な血管のビク付き。
それら全てが少女の手指にあまりに生々しく伝えられる。
白昼の露店市場のただなかで、可愛らしい少女を相手に行われるふたなり美女の変態行為。にもかかわらず、先程まではこちらに好奇の横目を使っていたはずの衆目が、今や欠片の反応も見せていない。
それは無言のままに発動した変態猫の認識阻害による物だった。
金の魔眼にて少女の手指を操って、にゅるにゅるしこしこ己の怒張を扱かせて
「んっ、ほ…っ♡ んぉぉお……っ♡ はぁ…っ♡ はぁ…っ♡ したら、いいトコいこか、おチビちゃん♡♡」
にんまりとつり上がった大口が不穏な三日月を形作り、少女の細腰を片手で抱き寄せ歩き始める。
自由を奪われた少女の四肢は変態猫に合わせて歩き始め、巨根を鷲掴んだ片手は太幹全体に先走りを塗りたくるかの様に上下に動く。
■シルフィエッタ > いつの間にか奪われていた下肢の自由。しかし、何をされたかすら掴めていないが故に解けない。
眼下で彼女の股座に屹立する肉棒は、彼女の手で服に引っかかった部分すらも顕になる。
どろりと透き通った先走りを垂らしながら、黒々とした股座の大剣がその偉容を見せつける。
周囲に散る雄の臭いは、先と比べ物にならないほどに濃くなり、少女の情欲を揺さぶる。
こくん、小さく生唾を飲み込んでしまいながら、しかし少女の視線は雄の証に釘付けで。
「っ……物凄く、臭いんだけど。ちゃんと洗ったらどうかな――ひぅっ♡
ちょ、き、汚いもの、手にくっつけるなってばっ――ぁ、ぁあぁああっ♡」
掌に感じる熱は、マグマをそのまま固めたかのような灼熱を想起させる。
感触は、極太の鉄柱。お陰で脳裏に浮かぶイメージは、赤熱した鉄の柱だ。
入れられても中が焼けたりはしないだろうが、どれほどの圧迫感になるだろう。
少なくとも、口を目一杯に開いても入るか分からない、と脳裏では冷静に観察していて。
これだけのことをしていながら、しかし衆目の視線は一切感じない。
それ所か、自分と彼女は認識から意図的に外されているようにすら感じる。
どういう仕組みかは理解していないが、彼女の仕業なのは間違いない。
何れにせよ、少女の手は彼女の意図で勝手に動き始め、肉棒を扱き始める。
びくびくと律動する手の中。かつての陵辱と奉仕を思い出し、下腹部が熱を帯びる。
「――いやいや、行くわけないでしょ、ってっ、ちょ、何してっ、あ、わわっ!?」
すでに少女の四肢の自由は彼女のもの。腰を抱かれてしまえば逃げる術はない。
後はそのまま、彼女の肉棒を右手で扱きながら、往来を抜け、彼女の導かれるままに連れ込まれる。
指先に感じるぬるぬるした感触すら、今の少女には致命的な媚毒。全てが、少女の性欲を煽り、掻き立てていく。
■キルシュナ > この期に及んでなお止まぬ憎まれ口は、完全に獲物を捕えた肉食獣にとっては嗜虐を擽る心地よい旋律でしかない。その語尾に堪えがたい欲情の喘ぎが零れているとなればなおさらだ。
張り詰めたふたなり巨根のサイズは、キルシュナの前腕よりも更に逞しく長い。己の拳よりも巨大な先端は、彼女の可愛らしい桜唇を精一杯に拡げた所で到底頬張る事など出来ぬだろう。
無論、淫術で作り上げた代物であるため、大きさの変化は自由自在。
少女との触れ合いの中で彼女が悦ぶ最適なサイズを探り出し、それに合わせて変化させていくつもりではあるが、今は囚われの雌を怯えさせ、この後に待つ被虐の未来を嫌という程に想像させるためにも肉凶器の威容をこれでもかと見せつけ、感じさせる。
そうして己の意思とは関係なしに歩き始めた彼女の手指の心地よい圧迫の中で
「んっ、おッ♡ おほっ♡ おっ♡ お゛っ♡ ん゛ぉお…っ♡ そこ…っ、そこの窪んどるとこ、ぉお…っ♡♡ あかん、出るっ♡ 射精るぅぅうう…っっ♡♡」
―――そうして予め用意させておいた拠点に着くまでの間、キルシュナは少女の手コキで5回の射精を満喫していた。最初の一発は少女の手の平にぶち撒けて、手椀を満たす黄ばんだ白濁をじゅるじゅるずぞぞと啜らせた。
二度目はしゃがみ込ませて自ら開かせたローブの胸元に注ぎ込み、三発目はその長裾を自らたくし上げさせくいっと引っ張って隙間を作った下着の中に。四発目は小さな足を収めたブーツの中にぶち撒けて、五発目はもう我慢しきれず彼女の童顔にぶっかけた。
今の彼女は真夏の陽光とセミたちの鳴き声も姦しい通りの中、大勢の通行人とすれ違いながら着衣の内側だけでなく、その愛らしい顔立ちからもねっとりと重く滴る黄ばんだザーメンに汚されているという酷い有様。
対する変態猫の方はと言えば
「はふぅぅう……っ♡ 中々えぇ感じの前菜やったで、おチビちゃん♡ いや、シルフィエッタちゃん言うとったな。あ、そうそう、ウチの名前はキルシュナや。お姉様呼びしてくれたら多少手心加えたらんでもないで?♡」
道中、これまた催淫の力を使って聞き出した少女の名前と共にひとまずの満足感の滲む言葉を投げて、何となくの戯れでその小さな耳穴ににゅろろっとぬめる舌先を潜り込ませた。
その際に彼女の二の腕に押し付けられる豊乳の弾力に富んだ柔らかさも、薄く汗濡れた体躯から香る柑橘の匂いも、よくよく見ればかなり整った容貌も、どれも間違いなく少女同様まだ若い女の物。
しかしここまでの間に散々教え込まされた巨根の感触と臭いは、並みの男よりも余程に男性的な、それこそオークの逸物よりも更に猥褻に思える様な代物。
■シルフィエッタ > 少女の体は、手足の指先も、脇も、臍も、嗅覚すらも、確かな性感帯と化している。
臭いをかぐだけで脳髄が酩酊し、手で触れるだけで得られる情報量も常人より多い。
彼女の肉棒を握る右手も例外ではなく、熱を、感触を、味わうだけで感じてしまう。
それが彼女の術で出来ていて、自在に変化することなど知る由もなく、ただ圧倒される。
こちゅ、にゅち、と先走りが立てる淫らな音に、雌の聴覚すら呼び起こされながら。
「ひ、人の手でオナってんじゃないってのにっ、もう、もうっ……♡
ちょ、流石にいきなり出したらバレるってばっ――!!」
それからの少女は、実に酷い目にあった。
最初の一発は掌に出されて、言葉巧みに導かれて飲まされた。
口に含んだ瞬間に、鼻の奥を抉らんばかりに突き刺さる雄の臭い。
その一口が高濃度の媚薬と変わらないのに、手の中の精液は大量で。
結局飲み切る頃には下腹部をじくじく疼かせながら、我慢を強いられる状態となる。
二発目はローブと下着の間に、先と同じくらいの量を注がれる。
三発目は、更にその内側。秘所と胸元を覆うピッタリした黒色の下着の中に。
出しても出しても変わらない濃さの精液は、それだけで妊娠してしまいそうなほどだ。
それが、ぬりゅぬりゅと歩く度に纏わりついてくるのだから、なんとも困ったものである。
四発目は靴の中へ。五発目は顔へ。そうして少女は全身が精液塗れとなる。
噎せ返りそうな雄の臭いにくらくらしながら、少女はしかし未だにお預け。
股座はしとどに濡れて、下着は役立たずに変わり、陰核も乳首も下着を健気に押し上げて。
子宮はじゅくじゅくと疼いて、秘所も尻穴もひくひくと蠢いているのに、我慢するしかない。
そんな状態で炎天下を歩きまわれば、蒸れて立ち上る臭いに発情を濃くするより他はなく。
「うぁぁ、全身、どろどろなんだけどっ――だ、誰があんたなんかを姉扱いするかってのっ!
――ひぐっ、ん、ぅぅぅううっ――♡み、みっ、やめ、ろ、ぉおおっ♡あ、ひっ……♡」
舌先が小さな穴に滑り込む。かつてスライム型の魔物にされた記憶が蘇る。
限界まで膨らまされた性欲を意図的に無視しながら、しかし期待せずには居られない。
ふぅ、ふぅ、と荒く浅い吐息を零しながら、右手できゅっと肉棒を握る。
次いで自分の意志で、緩く扱き始める。彼女との行為を受け入れた、無言の証明だった。
■キルシュナ > 少女が手椀から啜った白濁シチューは、ぷりゅんっと指先で塊を摘まめそうな程濃厚に煮詰められたかの様。当然その臭いとて濃度に見合った強烈な代物である。こんなものを中で出されれば、安全日でも妊娠してしまうと錯覚する程のザーメンが、小さな両手から溢れて地面にぼとぼとと多量の粘体を落す程の量吐き出された。
そんなものがまるで薄れる様子も無く、着衣の中にどぷどぷびゅるびゅると浴びせかけられる。これから数多の名も知れぬ男達に、数日にわたって凌辱される事となる少女ではあるが、キルシュナの臭いはそれらの凌辱が終わった後もしばらくの間は消え残る事だろう。
本格的な行為こそせぬものの、淫乱猫の衝動は、ザーメンぶっかけ以外にも様々な淫戯を少女の小躯に与えていた。そうして彼女の身体が常人の物とはまるで違う、性交の悦びを享受するためだけに作り出された様な代物である事を確信する。
そんな少女なればこそ、噎せ返りそうなザーメン臭の中にもはっきりと分かる程のメスの発情臭を立ち昇らせているのは必然の結果。それはキルシュナにとってもたまらぬ物で、散々ぶっかけたにも関わらず、ふたなり巨根は今なお爆ぜ散らんばかりに膨れ上がったまま。
「にひひひひひっ♡ その強がりもまたちんぽにクるわぁ♡♡ えぇで、チビちゃん。いつまでそれが続くか楽しみにしといたるわ♡」
耳穴さえも常人の膣内じみた性感帯になっているのだろう少女の耳を、散々に舐めしゃぶって唾液塗れにしつつ、変態猫は平民地区の外れに建つ妙に立派な建物の地下へと哀れな獲物を連れ込んだ。
陽光の直射を受ける事のない地下室は、頑丈な石造りの壁の冷たさもあって火照った体躯にひんやりとした心地よさを感じさせる事だろう。
「―――んぉぉお……ッ♡ あっ、ふ…っ♡♡ チビちゃん、あっ、それ……や、ばぁ……っ♡ な、なんちゅう可愛らし子やろぉ……♡♡」
その階段を降りている最中も当然の如くふたなりペニスを握らせていた変態猫が、不意にその声音を跳ねさせて、段差から足を踏み外しそうになったのは、未だにむすっとした表情を保ちつつ、恥ずかしい程に鼻息を荒げた少女が、不意打ちめいてふたなり猫の怒張を扱き始めたからである。
早漏猫がそのまま6度目の射精へと至りそうになりつつも必死にそれに耐えたのは、壁に掛けられた松明の薄明りの中、分厚い鉄扉を目にしたからだ。
ふぅ……っ、ふぅぅ……っと乱れた呼吸を落ち着かせ、だらしなく蕩けていた顔を澄ました美貌に戻した猫は、ここんっと鉄扉をノックする。
その一定のリズムに応えて、重たげな鉄扉が内側から開かれた。
―――途端、地下の涼気を押しのける様に吹き付けたのは、場末の酒場を思わせる男達の汗臭さに蒸れた熱気。
小さな店舗くらいの広さはあるだろう地下室には既に大勢の男達がたむろしていて、半裸の体躯から発散する雄臭い獣臭をサウナスチームの如く漂わせていた。
そんな男達の中、んちゅっと軽い口付けを少女の頬に残して身を離したキルシュナは、一際人相の悪い男と何やら言葉を交わし始める。
その合間も魔眼に下肢の自由を奪われたまま、ザーメン塗れのぬるぐちょの小躯を放置された彼女は、にたにたとそちらを見つめる男達の視姦の凝視に晒され続ける事になる。
そのうちの何人かは既に張り詰めた肉棒を外気に晒しており、嗜虐を煽る華奢な体躯をオカズにした自慰行為を碧色の瞳に見せつけてさえいた。
■シルフィエッタ > どろどろ、というよりはぷるぷるに近い粘度の精液は、飲み込むのに大分手間取った。
ゲル状で、雄の臭いの塊で、喉に張り付いてくるそれは、嚥下するだけで愉悦が拡がる。
性感帯と化した喉奥をずるりと落ちていく粘液の感触。それだけで、足が縺れそうな程に心地よい。
このまま精液漬けにされたら、それこそ我慢しきれなくなる。そんな気配を感じつつ、ただ歩く。
隈なくぶっかけられたお陰で、いっそ洗濯よりも買い替えた方が良いかという状態だった。
しかし少女は、移動の最中で彼女に調教によって得た体質を看破されているとは知らない。
むしろ未だにどうにか我慢して、隠しきれていると思っている。股座ははしたなく濡れているというのに。
精液と蜜のカクテルが下着の中で拡がるのを味わいながら、熱に浮かされた足取りは謎の建物の前で止まる。
「――何言ってるのか、わからないん、だけどっ。く、ふっ――ボクを、どうするつもり?」
問うても答えやしないだろう。そんな気がしても、問わずには居られない。
入り込んだ地下室は、湿り気と埃、それから微かな男達の人熱れが感じ取れる。
段差を踏みしめながら、彼女の竿を弄り回す。それは、腹いせにも似たなにか。
次第に六度目の射精の気配を感じるも、しかしそれは不発に終わった。
眼前には、重厚な鉄の扉。少女の膂力では開けるのが難しそうな気配すら感じる。
彼女が扉をノックすると、重苦しい音とともに扉が少しずつ開いて――。
「んぐっ♡なにこれ、くさっ――♡あ、ぁあっ――♡
ボクをあんたのド変態な遊びに巻き込むのは勘弁してほしいんだけどっ――♡」
つんと饐えた汗と雄汁の混ざった臭い。独特の酸味と苦味があるそれに、嗅覚が反応する。
ぶじゅ、と股座に熱い飛沫が吹き出て、下着の中に溜まる。弱い絶頂による潮吹きだ。
先までの冷えた空気とは違う、彼らの体温だけで形成された蒸し暑さ。
男達のむさ苦しい臭いの中に放り込まれた少女は、より強くなった疼きに奥歯を噛む。
ずくん、ずくん。子宮が第二の心臓めいた鼓動とともに、少女の理性を火炙りにする。
彼女よりは数段小さいものの、逞しい肉棒達が少女に向けられ、しごかれる。
後背では扉が閉まりつつある。逃げるなら今が最後のチャンス。しかし、足は動かない。
最早彼女の瞳術がかかっているかもわからない中、逃げ場の無くなる音が聞こえた。
■キルシュナ > 「くふふっ♡ そら不安になるわなぁ♡ せやけどそれだけやないんよね?♡」
にまにまとからかう様な笑みを浮かべて問いに対する返答をはぐらかす猫娘が、ついに淫欲の巣穴に少女を連れ込んだ。
「にひひひひっ♡ 自分からウチの巨根しこしこしとったエロ子ちゃんとは思えん物言いやなぁ?♡ ま、ホントはどう思っとるんかなんて、これからすぐに分かるやろけどな♡♡」
この場の頭目と思しき男との会話を終えて戻ってきたキルシュナは、男達の巨躯の中にあって一際頼りない小躯に背後からぴっとりと寄り添った。
「んふふふふ、お待たせチビちゃん♡ これから自分がどーなるかはもう、わざわざウチが説明せんでも分かるやろぉ?♡ ………せや、ここにおる男共に、それはもう滅茶苦茶犯されまくるんよ♡ 中にはもう何年も女を抱いとらうん言う奴やら、おチビちゃんの可愛いおまんこで筆おろししよう言う小僧も紛れ込んどるから、少なく見積もっても一人3週は回すやろなぁ?♡」
少女の華奢な双肩に背後から両手を置いて、碧色の髪に彩られた頭部の側面に覗く耳穴に少し掠れたハスキーな声音を注ぎ込む。
吹き付ける獣臭にあからさまな喜悦を滲ませる彼女の反応。
反抗的なセリフこそ変わらぬものの、その薄い腹の奥に収められた子宮は、雌の本能に従ってきゅんきゅんっと収縮を繰り返しているに違いない。そんな風に考えながら少女の下肢へと向けた双眸が、精液に濡れて張り付き不自然な皴を形作るローブの裾から覗く足首に、つぅぅ…っと粘度の低い体液を伝わせるのを目敏く捉えた。
「おやおやぁ? どないしたん、おチビちゃん。怖そうなおじちゃん達に囲まれて思わずお漏らししてもうたん?♡」
幾重にも周囲を囲む男達に聞かせるかの様な妙に芝居がかった声音で少女に問う。そのセリフの内容が怪訝そうな顔をした男達の視線を下肢へと集め、歩みのたびにぐっちょぐっちょと泥沼の中を進むかと如き粘着音を漏らしていたブーツを中心として小さな水たまりが広がる様を視認する。
「そ・れ・と・もぉ……♡ この連中のおちんぽ臭で、思わず潮噴きしてもうたん?♡♡」
そんな言葉で少女の耳穴を犯しつつ、するすると淫靡な動きで肩から二の腕へと滑り降りていく褐色の手指。傍らの男から手渡された武骨な鉄枷をガチン、ガチン、と少女の手首に嵌めて拘束する。
それらを金具でつなげて一つにし、天井から垂れさがる不必要なまでに頑丈そうな鎖に繋ぎ、壁際の男に金の流し目を向けて合図をすれば――――ジャラララララ…ッと滑車を回して引き上げられた鎖が、少女の細腕を万歳の形で固定した。
そうして今度は褐色の美貌をうなじから背筋、そのまま肉付きの薄い臀部へと下降させ、これまた衝動的な思い付きですっと通った鼻筋を尻肉の谷間に埋めて思い切り深呼吸。
キルシュナの浴びせた精液だけでなく、それこそお漏らしの様に下着を濡らしているだろう多量の愛液、そして先程しぶいた潮も含んだ甘酸っぱい雌臭で肺腑を満たす。
「ほれ、エッチな水たまり作ってもうたんがお漏らしなんか潮噴きなんか、連中に見せたってや?♡」
傍らに控えた男から、改めて鉄枷を受け取った変態猫が、少女の腰横に頬擦りするかに寄せた頭部を上向けて、金瞳を瞬きで少女を縛る。今回彼女に浴びせた催淫は、少女自らの手指でローブの裾を捲り上げさせ、華奢な脚線とその付け根を包み込む下着、そして下肢を濡らす夥しい体液を衆目に晒させようとする物。
■シルフィエッタ > 「この状況に追い込んだのはあんたでしょうに――何が、言いたいのさ?」
からかう彼女にジト目を向けるも、その頬や耳は火照って赤く色づいている。
淫らな宴の中心へと連れ込まれてしまったのだから、それも仕方のないことだろう。
「どうせボクがやらなくてもやらせてただろうから、サービスでしてあげたんだけど。
――ボクを逃がす気なんてないのだろうし、含みを持たせる必要ないと思うんだけどなぁ」
男達の中でも、権力者なのだろう大柄な男との会話が終わると、彼女は後背にやってくる。
密着する体。豊満な胸元が背中に当たるのが、なんとなく憎くて悔しくて仕方ない。
こちとら膨らみなんかさほどないというのに。自慢かちくしょう。などと内心毒づいて。
「説明されなくても、周りがやる気満々だからね――巻き込まれるボクに報酬とかないわけ?
場末の娼婦でも、これだけの人数で回すんならそれなりの金額取られると思うんだけど」
肩に置かれる彼女の両手。今度は予測していたから最初ほど驚きはしない。
彼女の思う通り、少女の子宮は既に降りきっているし、白濁した蜜汁すらよだれのように垂れている。
そんな様子を目ざとく見つけたのか、彼女の指摘が耳朶を打ち、ぬるりと入り込んでくる。
「いやぁ、そうかもね。皆強面ばかりで、ボク小心者の小娘だからさ。
――っ!?そうやって、分かってるくせに焚きつけるの、酷くないかなっ!?」
軽口で返そうとしたら、真実に踏み込まれる。ぶわっと顔が真っ赤に染まる。
これだけ開発された体を持っていても、羞恥心や嫌悪感は健在なのだ。
一瞬、思考が真っ白になった刹那を見計らって、手首にガチりと嵌められる手枷。
無骨なそれは、少女の両手を上に――万歳する格好で拘束する。抜け出せそうにはない。
これで文字通り、少女は虜囚となった。彼らに嬲られ、貪られるだけの雌として。
項に、背筋に、尻肉に、彼女の整った顔が下降し、谷間に埋められる。
蒸れきった甘酸っぱさに、微かな汚穢の混ざった臭いが、彼女の鼻腔から肺腑を満たすだろう。
「か、嗅ぐなってば、このド変態っ――ぃ、ぃぃぃいいぅ♡馬鹿っ、馬鹿ぁっ、み、るなぁあっ♡」
わざわざ頭上に挙げられた両手が自由になる。同時に、彼女と視線が交わる。
纏められた両の手が勝手に動き、ローブの裾をめくりあげる。下にあるのは、黒色の下着。
ボディラインに密着する作りのそれは、陰核の突起も、肉体の造詣も全てが顕になる代物で。
色濃く湿った股座部分を彼らに見せつけると、その瞬間、ぶじゅ、と腹の奥から飛沫が落ちる。
ぼたぼた、と下着から垂れ落ちる透明な汁。視線が集まる実感に、羞恥で震えるしかなかった。
■キルシュナ > 胸いっぱいに吸い込んだ少女の発情フェロモンは、雄の性欲を煽り立てる甘酸っぱい匂いだけでなく、仄かにアンモニアの恥臭までも含んだ生々しい代物。愛らしい少女の醸す赤裸々な香りに興奮を強めた変態猫が、直後に発動させた金瞳の強制露出。
鉄枷と太鎖で拘束された細腕ががちゃがちゃと動くばかりという思いがけない結果に一瞬きょとんとしたキルシュナに対し、淫乱猫の抜けた所もしっかり分かっていますとばかりに動いた下っ端モブが鉄輪を外す。
改めて動き出した細腕が、ゆっくりと捲り上げて興奮に血走る衆目に見せつけるのは、華奢な下肢にピタリとフィットする不思議な素材で作られた黒色のハーフパンツめいた代物。
ボーイッシュな少女にはよく似合う、一見しただけではショーツに比べて色気の無い下着はしかし、見れば見る程に男達の情欲を煽る逸品であった。黒色の生地にさらに色濃い濡れ染みを広げるのは、黄ばんだ白濁の色彩をじゅわりと滲ませた猫娘の濃厚ザーメンと、それにねっとりと絡みつく多量の雌蜜。
肩幅に広げられた細脚の付け根、黒布に浮き上がる華奢なボディラインは、発情に綻んだ恥丘の割れ目と、その先端にてツンと尖った肉芽までもを男達の凝視に見せつけて『おぉぉぉ……ッ!』と空気を震わせたどよめきに応えるかの如く、新たな潮を黒下着のクロッチに浴びせ掛けたのだ。
下着が無ければ勢いよくしぶく水流を見る事が出来ただろうそれは、既に吸水限界を超えた黒下着からあふれ出し、雌フェロモンを多分に含んだ雫を落して石床に作られた小さな水たまりを広げてみせた。
「にひひひひひひっ、やっぱり潮噴きやったみたいやねぇ?♡ 小生意気な減らず口叩いとる癖に、ホンマヤらしいチビちゃんやな♡」
などとからかいながら、改めてその小躯を拘束する。
拘束した状態では切り裂くなり千切り捨てるなりしなければ脱がす事の出来なかっただろう少女の着衣も、淫行に絡む術式開発には異様な熱意をもって取り組む変態猫のオリジナル魔法でパッと異界のストレージに収納してのけた。それらのアイテムは数日に及ぶだろうこの監禁凌辱が終わった後にはきっちりと彼女に返却される事になる。
そうして粘液まみれの白躯を前に最早劣情を抑えきれなくなっている男達に許可を下した。
武骨な鉄枷が少女の小躯を、華奢な細脚のつま先が辛うじて地面に触れる高さに持ち上げた拘束状態。
少女の着衣を奪った所でキルシュナは改めて催淫の拘束を解除しているので、雌鹿に殺到する飢狼の群の如き勢いで襲いかかる男達に細足を振り回しての反撃を行う事も出来るだろうが、直接の刺激も与えられぬままに潮噴きすら晒す程の発情状態になる少女が、果たしてまともな抵抗を見せる事など出来るのかどうか。
■シルフィエッタ > 吸い込まれる空気に混ざっていたのは、少女の生活の臭いそのもの。
何度トイレに行ったか――場合によっては小便と大便の回数すら当てられかねない。
強烈な羞恥を味わう最中、視線での魔術にかかった少女は、自ら下着を見せつける。
秘所の割れ目のラインすら顕なまでに食い込んだそれは、所々白濁に汚れていた。
内側から滲み出たのか、ぶっかけた時に着いたのかはわからない。
その股座から新たな雫が垂れ落ちると、男達は喝采にどよめいた。
「ああああっ、もう、見るなって言ってるのにぃっ――♡」
声音に混ざる甘い余韻は、見られて感じてしまっている証拠。
がちり。再び万歳拘束されると、今度は服を全て一気に脱がされる。
何処に行ったのかと疑念する間もなく、一切の損傷なく全裸になると、男達が群がってくる。
彼女の精液に濡れた爪先も、下腹部も、胸元も、その全てに男の手が、口が、肉棒が殺到する。
拘束は解除されているが、最早足腰に力が入らない。無駄な抵抗のような足蹴が幾度か飛ぶ。
もしかしたら、その内の数発は運良く――或いは運悪く、男の股間を綺麗に捉えるかもしれない。
周囲の男達からすれば、間抜けめと笑うような場面だが、当たったものからすればたまったものじゃないだろう。
それでも、男達の群れに押し込まれれば、次第に抵抗も出来なくなる。
最後の最後には、男達の欲望をその身で受け止めるより他はないのだ。
■キルシュナ > 本来であれば男達の凌辱を今しばらくの間遠ざける事も出来ただろう蹴撃は、ぬめ光る秘所を卑猥に歪ませ、可憐な淡乳を揺らして男達を悦ばせる程度の効果しか生まぬまま、類人猿の如き毛むくじゃらの大男の手に捕えられた。
『げへへへっ、足癖の悪ィガキめ、たっぷりと仕置きして躾けてやるからな』
『おらァァァァ! 一番乗りィ!!』
『あ、てめぇ!』
『だったらオレはこっちの方を使わせてもらうからな、見られて潮噴く様なエロガキだ。どうせこっちもゆるゆるなんだろうしな』
『うははっ、違ぇねぇ!』
大男に捕えられて強引に割り開かれた下肢の付け根を最初にこじ開けたのは、別の男。前戯など存在しない、唐突にして強引な怒張の突き込み。
しかし、キルシュナのザーメンにまみれ、ここまでの状況で蕩け切っていた彼女の秘所が、その杭打ちに痛みを覚える事はないはずだ。
続いて半ば中空に浮いた少女の背後からタックルの如く抱き着いて、華奢なうなじに鼻先を寄せ、淡い双乳を乱暴な手つきで揉みしだく中年男が、肉付きの薄い尻肉の間に押し付ける野太い男根。
流石にキルシュナの巨根に比べれば平均的なサイズとは言えど、年端もいかぬ少女の排泄孔に埋めるには大きすぎると思える逸物。しかし、例えその挿入で彼女の窄まりが裂けたとしても、興奮に昂ぶりきった獣達の凌辱は決して止まる事はないだろう。
とはいえ、見目を裏切る性経験を有するのだろう少女がその程度で傷つくとは思えないし、万が一に備えてここまでの道中で密かにキルシュナが施した淫術が少女の身体を守っているため、どれほどに乱暴な扱いを受けたとて少女が受けるのは爛れた肉悦ばかり。
どれ程の男達の物に擦られたとて、繊細な肉壁が擦り切れる事はなく、肉穴が裂ける事もない。
そうして口々に好き勝手な事を言いながら小柄な獲物を貪り始めた獣達。
松明の明かりだけが照らす薄暗がりの地下室で、あっという間に雄獣の群に呑み込まれた少女の悲鳴とも嬌声ともつかぬ声音が淫らに響く。
それを壁際に置かれていた木箱の特等席に腰かけたキルシュナは、興奮と肉欲にまみれた金瞳でじっくりと視姦して、気まぐれに彼らの順番待ちに紛れ込んだりもしながら楽しむのである。
■シルフィエッタ > 懸命に足を振り回すも、大きな手で掴まれてしまえばそれまで。
むしろ少女はバランスを崩して、男達が振り回すままになる。
持ち上げられれば足が上がり、引っ張られればつんのめる。
怪盗稼業に必須となる柔軟な肢体は、I字の開脚すらも成し遂げる。
両手を頭上に掲げた少女は、腹部の刻印を隠せもせずによろめいて。
「わたっ、と、わぁっ!?――誰が緩々だ、誰がっ――!
ちょ、もう少し丁寧にっ――ぃぃぃぃいいいっ♡あ、ひゅっ♡」
言い返しながらも、男達の勢いに飲まれた少女は、咄嗟の機転も効かせられない。
既に準備万端だった秘所に、男の肉棒が入り込む。どちゅん、と奥までを一息に貫かれる。
少女の秘所は陵辱者を喜ばせる様に作り変えられており、男の肉棒にねっとりと絡みつく。
先端の亀頭には粒粒とした天井が当たり、根本はキュッと締め付ける極上の名器がそこにはあった。
後背から勢いよく抱きついてくる大男は、少女の胸元を揉みながら、尻肉の割れ目に竿をあてがう。
奥の窄まりを一気に穿つと、肉穴はゆるりと綻んで受け止めて、しかし中の肉と入り口の輪がみちりと締め付ける。
秘所とは異なる強めの締め付けで、肉棒全体を密に圧迫する感触は、秘所に比べてハードな愉悦を男に与えるだろう。
代わりに少女が受け取るのは、開発されきった二つの穴から湧き上がる途方も無い快楽。
男達にもみくちゃにされる中、唯一男に掴まれた足の先だけが、衆目にもまともに見える。
小さく白い、ほっそりとした足の先がびくびくと白魚の様に跳ねる。絶頂を迎えた証拠だ。
「ふぎゅ、う、ぁ――は、ぐっ♡ちょ、も、すこし、おちついてっ――んぎっ♡
んむっ、ん、んちゅっ――ぷふぁっ、歯ぐらい、磨いてこいっ、馬鹿ぁっ――♡」
唇をついばまれ、尻と秘所を穿たれ、胸元を揉まれ、と全身が男達の玩具だ。
留まることのない熱狂も、一頻りすれば収まるはず。彼女の出番は、その後だろう。
■キルシュナ > 【部屋移動します。】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシルフィエッタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフォティアさんが現れました。
■フォティア > 夜ともなれば、僅かに涼気を含んだ風が平民地区の通りを吹き過ぎていく。
陽が落ちて、飲み屋や飲食街の道筋が明るく光を灯し、賑わいを届けてくれる。
大きな通りから一本外れた、静かな通りの一角に、まだ看板を出したままの小さな店が明かりを灯している。
『貸本屋・ライゼンデ』との看板を掲げたその小さな店は、ご近所の子供やご婦人方の社交場になりがちだが、今はカウンターに一人の少女がちんまりと座って店番をしているのみだ。
「──……さて、と」
そろそろ店時間の時間も近いが、店主たる少女は、今日は幾分ゆっくりとしている。
カウンターで楽しく読み耽っていた小冊子をぱたりと閉じた。
こうして好きな時に好きな時間、本を読んでいていいというのは役得だ。
休日前ということもあって、大通りにはまだ人の流れは多い。
ゆえに冷やかすように店をのぞきに来る野次馬も垣間見えた。
「とはいえ、そろそろ一冊読んじゃったことだし……」
一段高くなって、座るようにできている狭いカウンターから身軽に下りると、少女は「ん」と小さく唸って背を伸ばした。
広くはない店内をゆっくりと巡り、立ち並ぶ書架を確認しては、背表紙を見つつ本の乱れを直していく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にジーゴさんが現れました。
■ジーゴ > やや、暑さも落ち着いた夜。
まだ少し熱さの残る石畳でも、吹いている風は涼しい。
どこか華やかな通りの隣に小さな気配。
石畳の上を走る小さな音と共に、貸本屋さんの入り口からひょっこりと顔を覗かせた少年がひとり。
「だれもいないかな」
まだ、灯りは付いているから閉店はしていないだろう。
店の中をのぞき込んで先客がいないかどうかを熱心に確かめる。
つい先日別の場所で、ミレー族であることをバカにされたばかりの少年は、人が集まっている場所を無意識に避けてしまっていて。
■フォティア > そろそろ店仕舞いにもいい頃合い。
だから、店の整頓をしても仕方がない……とも思うのだが、それでも一度気になってしまったのだから、背表紙の乱れは目についてしまう。
きっと、夕方あたりに母親たちの買い物の合間の時間を潰すために訪れていた子供たちが、適当な場所に本を置いてしまったに違いない。
せっせと、本の分類、巻数を見極めて、堆く天井まで作りつけられた書架のあるべき場所へと、本を戻していく作業に没頭中。
「……えーと。これは、地図だから……」
中身を確かめ、ついでに痛みの状況も確認して、ひどいものは修復用に小脇に抱える。
そのまま、小柄な少女では届かない高い場所の棚へと本を戻そうとして──
「………ぅ」
不精をして、梯子を引いてこなかったおかげで届かない、悔しそうな声も漏れた。
■ジーゴ > 「あ…」
店の中で本の整頓をしているらしい少女が、棚の上に懸命に手をのばしているのが見えた。
流石にその高さは届かないだろう、と思った次の瞬間には思わず。
店の扉を開ける小さな音。
上に手をのばしたままの少女の元に急いで近寄って
「あの…」
何も考えなしに、思わずここまで来てしまったものだから
なんて話しかけたらいいか戸惑って、小さな声を漏らす。
「あの…てつだう?」
自分も決して背が高いわけでは無いけれど、ちょうど今、少女が手をのばしている棚には手か届きそうで、おずおずと相手に尋ねた。
■フォティア > 微妙な、どうでもいい部分でばかり発揮される負けず嫌い。
諦めたところで、誰に負けるというのか。そんなことも意識しないままで、懸命に指だけで本を支えて、高い棚へと置き直そうと背伸びし続けるのだが、その爪先がぷるぷるしはじめる。
と。
ふいに響く声に、背中がびくりと小さく跳ねた。
「きゃいっ?」
漏れるのは「きゃ」と「はい?」の混合した声、うっかりとそのまま客商売の反応というべきか、いつものように来客へと反射的に振り向こうとしたせいで、支えていた本が指から逸れて。
ごつ。
落ちた先は、少女の脳天。
「──……~~~ッ!」
悲鳴は、漏らさなかった。根性。
でも、少しばかり涙目になって、足元に落ちた加害本を拾いあげながら、首を小さく傾げた。
「……ぁ、いらっしゃいませ」
いつものお客を迎える笑顔と会釈でそう応えてから、自身の手の本と、棚の高さを見比べ、そして来客を見直して──
「──……お願いします」
いささか情けなさそうに、両手で本を差し出した。