王国北方、タナール丘陵地帯に築かれた、魔族の国と最も近い砦の一つ。
魔族の侵入を防ぐ国防の要の砦である。
何度も人間と魔族の間で奪い奪われを繰り返しており、ある時は人間の砦、ある時は魔族の砦という風に一進一退が続いている。
魔族に奪われた場合などは、中にいる女騎士や兵士などは彼らに囚われることとなるだろう。
人間に敗北した魔族も同様である。魔族とて無敵というわけではない。
人間が奪い返した時や、魔族に奪われた際などはその内装や罠の仕掛けなどが変わることが多い。

※魔族との戦いの主戦場になります。戦闘ロールなどをしたい場合はここでどうぞ。
 奪い奪われ、という砦なので、入室者が現在、砦はどちらのものになっているのかその都度決めて構いません。
 敗北して敵に捕らわれるなどの展開もご自由にどうぞ。

●フリー設定ルームです。最初に入室する人が部屋の設定を自由に設定できます。
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参加者(0):ROM(1)
Time:13:52:59 更新


ご案内:「タナール砦」からサロメさんが去りました。 (05/12-15:23:25)
サロメ >  
女将軍を中心に広がった大きな魔法陣。
その魔法陣の円にいくつか淡い光が灯される。
円を方角に見立てた探知魔法、火の点った方角に敵性存在がいる。
それを確認した第七師団の兵士達は即座に動く。
全ての魔族を滅する。第七師団という巨大な意思に動かされるかのように。

───………

「(規模の大きな一団だと聞いていたが、数だけだったな)」

率いている者も見当たらない。
たまたま、魔物や魔族の集団が重なり肥大化しただけの暴徒か。

「──…後は友軍に任せ帰還する」

その背を覆う黒の外套を翻し女将軍は踵を返す。
その後に続くのは、屈強なる第七師団の面々──。

その日タナールを攻めた魔物の軍は壊滅。
女性型の魔物や、女魔族などは捕らえられ、牢獄にて人間による手酷い凌辱や拷問を受けることとなった──。
(05/12-15:23:14)
サロメ >  
射掛けられた複数の矢を一薙ぎで振り下とす。
放たれた邪悪な魔法すらも剣で以って斬り裂き前を進む歩みを止めない。
大型の魔物が突撃しようものなら、真っ向からそれを一刀両断にして見せた。
──鬼気迫る。そう形容するに相応しい女将軍は、魔物の軍を正面から割る形で力による進軍を続けた。

「──…有象無象だな。前将軍の頃には多くの魔王が跋扈していたものだが」

人間の国の情勢と同じく、向こうは向こうで何らかの動きがあったのだろうか。
他愛もないと斬り捨て文字通りの蹂躙が始まる。

王国軍第七師団は対魔族戦闘特化のタナール方面を主戦場とした軍である。
魔王クラスとの戦闘すらも想定した特化大隊の前に烏合の衆では攻勢に転ずることすらも難しいというものだろう───。

「…瓦解したな──追え。逃さず仕留める。
 生き延びた魔物や魔族はまた此処へやってくる」

追撃の司令を出した後、伏兵を警戒し探知魔法の式を組み上げ、その場で展開する。
専門家のように超広域、とまではいかないまでも一つのエリアを精査することくらいは可能だ。
(05/12-14:55:45)
サロメ >  
鳴り響く怒号と剣戟。
火の手があがり、陽の落ちた空が紅く灼ける。
……肌で感じることが出来る。"帰ってきた"と。

掲げし御旗は王国軍。
そして恐れを知らず、戦場を駆けるは対魔族戦闘に図抜けた荒々しき精鋭達。

「蹂躙しろ。捕らえた魔族の処遇は好きにして構わない」

御旗の下、下す命令はただそれだけ。
斬り捨てても構わない。
見せしめに磔け、処刑するのも良いとする。
女の魔族であれば手籠めにし凌辱することも各々の自由──。

かつての己よりも、遥かに冷徹に命令を下すことが出来るようになったな、と。
女はその黄金の双眼を細め、内心に沸々と湧くドス黒い感情を抑え込む──。

それは言葉にするまでもない。すらりと引き抜いた長剣を手に、己もまた戦場へと足を進める。
(05/12-14:43:15)
ご案内:「タナール砦」にサロメさんが現れました。 (05/12-14:35:43)
ご案内:「タナール砦」からアマーリエさんが去りました。 (05/06-01:19:13)
アマーリエ > 「――さーて、ごきげんよー。気分はいかがー?」

掛ける言葉に嘲笑の響きはなく、寧ろ気怠い。見目の良いものであれば奴隷にした際、良い値をつけることができる。
そのあたりの駆け引き等を考えだすと、実に面倒が過ぎる。
全部まとめて自分のもの、手籠めにしてしまう方が良いのではないかとも思う程に。

返る声があれば、その主を見やりながら暫し手酌で酒に浸ろう。
(05/06-01:19:11)
アマーリエ > 保冷の魔術も何もかけていない瓶だ。当然、呑んだ酒は温い。だが、奪還直後の砦の食料品や井戸水に手を付けるよりマシだ。
魔族も愚かではない。戦争で拠点を引き払う人間の兵士がやるように、井戸や食料に毒を仕込むこともある。
安全を確かめるまでは、自分たちが持ち込んだ水や飲料水代わりの酒類、食料から消費せざるをえない。
飲み水代わりに支給する葡萄酒に酔って、特に傭兵や臨時の攻防戦に名乗りを上げた冒険者たちが酒盛りを始めることもある。

「いつから始めてるのかしら。
 この盛り上がりぶりだと、砦の食料や井戸は荒されてなかった……か」
 
窓辺から見える夜陰と月の傾き具合は、粗方の指示と報告を終えて休息してから、それなりに時間が経過したことを示す。
先任の騎士たちが許可を出したのか。それとも馴染みの傭兵等が勝手にやり始めたのか。いずれもありうるが、遅かれ早かれ起こることだろう。
全くと肩を竦め、壁に立てかけた剣を腰に佩く。酒杯と片手に持ち、酒瓶を脇に挟みながら扉を開こう。

「捕虜でも見ながら一杯って言うのも、趣味が悪いと言われそうだけど――ねぇ」

宴が開かれているのは中庭か、或いは大食堂か。否、どちらでもありうるだろう。
ハメと箍が外れた兵士や騎士などが、暗がりで盛っている処までは止めようもない。止める気もない。
こうしたときを狙って不意打ち、闇討ちだって起こりうるのだ。そうやって死ぬのだって、重々承知の上だろう。自分だってそうだ。
通りがかる兵士が敬礼する姿に「ご苦労様」と労いの声をかけつつ、のんびりとした足取りは地下牢の方へと向かう。

そこには何か居たかもしれないし、居なかったかもしれない。
(05/06-00:31:04)
アマーリエ > 毎度ながら飽きもせず。性懲りもなく。その言葉はヒトと魔族、いずれにも言いうる。
守ることで、或いは奪還することで体面を保つ。
ただ、それだけの事柄にどれだけの人命と費用を掛けることになるのだろう。
早朝から続いていた戦いはやがて終息し、一旦の決着がついたように思える刻限は――夜。

夜陰に包まれ、そこかしこに篝火が灯るタナール砦の一角、砦の指揮官の執務室とは別に賓客用に宛がわれる部屋がある。
王族や大貴族、あるいはそれに類する地位の者に使用される一室だ。王国の師団長レベルもそのケースに当てはまる。

「……あー。ね、む、っちゃってたか……」

そんな部屋に設置された執務机の椅子を軋ませ、身を起こす姿が一人ある。
肩位まである金髪を揺らし、指先まで手甲に包まれたその手でこめかみを揉むのは白い鎧を身に纏った女だ。
鎧の襟元の徽章は師団の長であることを示し、外套立てより垂れさがるマントに刺繍された紋章は第十師団に属する者たることを表す。
それなりに広くはあるが、質素にも見える扉の方に目を遣れば、遠く遠く聞こえてくる物音が幾つもある。
戦いが起こっているのであれば、配下の騎士たちが直ぐに知らせに来るだろう。
楽しげにも聞こえる歓声とは、戦いを終えての宴――だろう。砦の修繕もそこそこに戦いを潜り抜けたことを喜ぶものだ。

「先に警戒網を敷き直せ、とは言っておいたつもりだけど、まぁ、良いか。
 ……油断が過ぎると言っても、今更確かめさせるのは野暮が過ぎるわ」
 
修繕途中に再度襲われても面倒だ。
警戒のため、交代で空に竜騎士を飛ばしてはいるが、観察の穴、間隙を突くものが居ないとは言えない。
早期決着のため、制止を止めずに最前線に出て戦い続けていれば、少なからず疲弊もある。疲れも溜まる。
宴会に興じているのは、戦いの後に最低限やるべきことをやったあと、だろう。それを行わずして宴を開くことは許していない。
捕縛した魔族の捕虜も何人か、地下牢に放り込んでいた筈だ。その顔を見にでも行こうか。
そう思いつつ椅子から立ち上がり、飲み水代わりに持ち込んだ葡萄酒を伏せたカップに注ぎ、喉を潤そう。
(05/06-00:05:25)
ご案内:「タナール砦」にアマーリエさんが現れました。 (05/05-23:47:09)
ご案内:「タナール砦」からファルスィークさんが去りました。 (05/05-16:18:49)
ファルスィーク > たどり着いた先は、今回の砦を奪取された人側の司令官が使用していたらしき部屋。
テーブルの上に置かれていた地図には各々の軍勢の配置を示す駒が残されたまま。
指令書らしき羊皮紙の束と、金貨の詰まった幾つかの革袋を見つければ、それは手に取り――陥落まで、まだ猶予は少しありそうだと判断。
姿を眩ませるには十分だろう。
(05/05-16:18:43)
ファルスィーク > 怒号や剣劇の音も収まりつつあるのは、勝敗が喫した合図とも言える。
さて今回、軍配が上がったのは人側か魔族側か。
遠目で戦場の動向を眺めていたが、そろそろ決着がつく様だと腰をあげて向かう先は砦。
距離はかなり離れてはいるが、空間跳躍を使用すれば問題のある距離ではない。

「それにしても…取った取られたの繰り返しで決定打に繋がらないのは相変わらずだな。
まあ……お互いに占領するつもりも無いようにも見える。
名目上での小競り合いで均衡を保っていると言えなくもないが」

砦に近付けば、血と鉄の香りが濃くなっていく。
戦慣れしている傭兵などは、攻め時引き時を心得ているようで、戦況をよく見極めているらしく、敗戦ともなれば既に姿は見えず、残っているのは逃げ遅れた新兵か、殿を務める名誉を重んじるの騎士位か。
となれば…今回は魔族側優勢のようだ。

血に酔ったらしく高揚した下級魔族の雄たけびや悲鳴なども聞こえるようになり……そんな砦内へ侵入する目的はと言えば、指揮系統と軍内部情勢などの情報収集。
他には適当に人側の逃げ遅れた者や捕虜等の確保。
そして、残された派兵した兵に配る報奨金。

何度も立ち入ったことのある砦であれば、内部構造は把握しており迷うことも無く…たまに遭遇した兵が居れば、容赦なく撃退しつつの――いわゆる火事場泥棒のようなものであった。
(05/05-15:35:37)
ご案内:「タナール砦」にファルスィークさんが現れました。 (05/05-15:13:10)
ご案内:「タナール砦」からクローネさんが去りました。 (05/03-22:58:27)