2023/08/20 のログ
グリモワール > とある日、無名遺跡の最奥と思われていた大部屋。
その壁に小さな亀裂が入ったかと思えば、その亀裂は一気に広がり壁が崩れた。
そこに姿を現したのは、その部屋よりも一回り小さな、何の為に作られたのかも分からない部屋。
入り口も出口も窓も無い密閉空間から溢れ出すのは、大量の埃と…濃厚な魔力。

「あぁ、やっと出られた。
次にどこに飛ばされたのかって思ってみれば、こんな場所に閉じ込められて参っちゃったわね」

そこから更に姿を現したのは、大きな書物を胸元に抱えた一人の少女。
そんな場所に居たにも関わらず、その身に汚れ一つもなく、しかも良く見れば地面から僅かに浮いている。
もっともここに誰も居なければ、その姿を目視する事は難しいだろう。
誰も居なければ、ここには明かり一つ灯っていないのだから。

グリモワール > そんな場所にも関わらず、少女はまるで大部屋を見渡したりと見えている様な反応を示す。
実際に魔力感知等で確かめてみれば、闇を見通す力を瞳に宿しているのだから本当に見えているのだが。

「そっかそっか、今回はダンジョンとかの奥に閉じ込められちゃってたのね。
ざっと見た感じ、とっくに漁り尽くした後です、って感じ…
まずはここから出ないと、何の確かめ様もないなんて、ちょっと面倒だわ」

大きな溜息を一つ吐いて、フワッと壊れた壁からもう少し中へと進んで行く。
その動きに合わせるように揺らぐ、彼女の銀の髪と緩やかなドレスの裾。
ざっと見てみれば、開けられてどれだけ経っているのかも分からないような箱が幾つか放置され、周りを飾る装飾品や家具等も錆びていたり壊れていたりと、その廃れた様は見て取れる。

それ等を確かめれば、本当に面倒そうに呟いて。
先ずはここを出る為の入り口を探し、フワフワと移動する。

ご案内:「無名遺跡」にヴァーゲストさんが現れました。
ヴァーゲスト > 金さえ払いが良ければ護衛から殺しから何だって。
此処最近は金払いの良いパトロンと仕事をしていたが、身体の鈍りが酷く、腹に少々脂がのりかけていたので、今夜は愛用の武器をなるべく使わないという枷を自分に架しながら無名遺跡を探索していた。

明かりが無くとも魔族の眼は闇を見通し、鋭い嗅覚や五感と身体能力の高さを活かして徒手空拳で魔物を散らし、危なげなく無名遺跡の迷宮を歩いていたのだが、ふと嗅覚と聴覚に辺りで見かける魔物達は少々違ったものを感じ、行く先は面白そうなその方向へ、と言っても最奥なのだが。

「………迷宮の一番奥で迷子だぁ?無いわ……。」

たどり着いた大部屋で、第一声は呆れ声と警戒の声。
魔力を宿し闇を見通す魔族の眼には大部屋に人影を捉えた。
で、その人影の見た目から想像出来るのは迷子なのだが、場所が場所ゆえにそれは有りえないと、だから呆れた声に重ねて警戒の声を発すると、無名遺跡に踏み込んで初めて武器を構える。

それは安物の投擲用のナイフ。
右手に逆手に握りこみ、投擲ではなく格闘戦に備える。
完全に敵とわかれば投げるんだが、それにしても……。

「……こんばんはお嬢ちゃん、あれかな?この遺跡のガーディアンとかそんな感じの奴かい?」

一先ず、声をかける。
なるべく笑顔を心がけるが、頬は十分に引き攣っているだろう、なんせ最悪相手が行き成り襲い掛かってくる可能性もある。

グリモワール > 今自分に必要なのは、こんな場所の探索ではなく、ここから出る事。
かといってこんな場所での邂逅なんてものは望めない。
当初の予定通り、この部屋を出て出口を探そう。
…そう思っていた時にそれは起こった。
彼がこちらに気付いたように、こちらもまた、彼の存在を視界に捉えたのだ。

彼が呟いた通り、普通に考えればそれはありえない事だろう。
少女が一人でこんな場所に居る事もだし、それに…

「こんばんは、ね…
ふーん、そう、今ここは夜なのね?
それに、この場所は遺跡、と…そっか、なるほど」

警戒しながらも様子見に声を掛ける彼とは裏腹に、彼の言葉にそんな状況確認のような言葉を漏らす少女。
そして抱えた本の天の部分に顔を添えながら、少し思案するような素振りを見せた後に、視線だけをチラリと彼へと向けて。

「で、アンタさ、アタシがここのガーディアンとかに見えるの?
それで良いってんなら、何もないこんな場所だけど、守ってみてあげても良いわよ?どうする?」

そんな言葉を彼へと掛けるのだ。
その言葉を聞けばガーディアンではないと分かるだろうし、いきなり襲って来る訳でもないのは理解出来るだろう。

ヴァーゲスト > こんばんは、腹の空き具合から判断したのだが自然光が入らぬ無名遺跡の中だから外に出れば実際のところは不明なんで、其処は特に言葉で突っ込みは要らないかと聞き流す事にする。

と、相手がこちらを向いた。
耳聡いのか相手も己と同様に闇を見通す能力があるか、どっちかと為るが、どちらにせよ警戒は止めないし、逆手に握りこんだナイフをしまうのは止めず、ナイフ自体は投擲用の短く小さいナイフなのを利用して自分の腕の影に隠れるように握りなおしてから、相手との距離をズカズカと歩いて縮めていく。

「ガーディアンには見えねぇし、美人局の魔物にしちゃ……。」と言葉は一度此処で切る、で、その言葉の先を告げる為に距離を詰めながらも隻眼で相手の身体を無遠慮にジロリと舐めるような視線で見つめてから、言葉を再開。

「そう、美人局にしちゃちびっ子だなってな。
 まあ発育は悪く無さそうだけどもな!
 ってー…いやいやいやいや、わざわざ怪我するような真似はするつもりはねぇよ?」

うん、発育は悪くないし、喰いでも悪くは無い。
思わず鼻の下をひとつ伸ばしかけたが、それよりも大事なのは相手が遺跡のガーディアンでも美人局にしちゃ小柄すぎる、その手を好む奴向けなら知らない、がともかく敵では無さそうなんで、直ぐには警戒を解くつもりは無いが敵対するつもりも無いと、へらりと軽薄な笑みを向けてみせる。

グリモワール > 少女の藍色の瞳が訪れた男の姿に向けられ続ける。
その視線はどんなものかと言えば、珍しげな相手を見る様なそれでもあるようで、何者かを探る様なものでもあるように感じられるだろう。

もし魔力を感じ取れる力があるなら、少女の瞳に最初に宿っていた魔力と、それとは別の何らかの魔力が宿り始めているのが分かるか。
最初に宿っていたのは闇視の力、次いで宿り始めているのが鑑定の力であるが、そこまで探れるかは相手によるもの。
因みに阻害能力を持っていれば妨げられる程度の簡易的な鑑定能力だが、彼にはそうしたものは無いからか、少しばかりの情報は入手出来るようだ。
そうはいっても、分かるのは種族と大雑把なステータス程度だが。
そうして調べている間にも、彼の言葉には耳を傾けていて。

「……ねぇ、この遺跡って、魔族が暮らしている土地に造られているものかしら?
それとも人間が暮らしている土地に作られたものかしら?

アタシも相手の事を言えるなんて思ってないけど、なかなか失礼な物言いね?
この辺りで暮らしてる連中ってのは、皆がそんな感じな訳?
ま、争う気がないってなら、アタシも無駄に手出しはしないから、安心して良いわ」

彼の言葉の答えよりも、まずは自分の聞きたい事を彼へと言った後。
自分を見てどう思っているかは気にした様子もないが、ジト目を向けながらそう続け、最後に彼へと返す言葉を伝えるのだった。

ヴァーゲスト > 藍色の瞳と対峙させるのは隻眼の黒眼。
相手が何かしら探るような視線を向けるならばそれを拒絶するつもりもないし、何なら己も同様の視線を向けて然るべき場所に立っている――…無名遺跡の最下層だしな。

勿論藍色の瞳に魔力が宿ろうが拒まない。
鑑定の力にどうぞ御覧じろって事で最深部は当然見せないが、表層ものは何でもどうぞって事で魔力混みの視線を受け止めながら、腕を伸ばせば相手に触れる事が出来てる程度の距離まで足を進めてから、ピタっと止まり逆手に構えていたナイフはベルトに挟んで、一応こちらも敵対の意思はないと両手を空にする。

見せる情報は見てもいい情報である。
種族は魔族、年齢はまあ桁数程度は開示しよう。
力量を見ることも赦すし、自他共に『女癖悪い』って部分も見せようか。

「んーーーー……どう答えるべきかわからんなぁ。
 ベッドの上だったら安心して答えられそうだって、そうじゃねぇんだわ。
 人間も魔族もミレー族もその他諸々も混在した土地?
 いや、人間が主体?まあ一言で表すには面倒な場所って認識でいいぜ。」

言葉の感じからして少女はここの住人っぽい感じか。
少なくとも外の現状を知らない、かと言って耄碌してるわけでもないなし、一般常識が無い感じもしない、何者かと想像すればやっぱりガーディアンとかそっちが近いと。

「あーっと、どんな感じってのはわからんが、ノーコメントで、そのジト目も嫌いじゃないが、出来ればそれもベッドの上で見たいもんだわ。」

さて両手は空だと万歳しておく。
ジト目の藍色の瞳には軽薄な笑みを浮かべたまま、視線の先をじっとりと胸元に送ったのに、藍色の瞳に戻すとする。

しかし、この少女は本当に何者だろうか?

グリモワール > 彼とは違い、自分はここがまだどこなのか、細かい部分の把握はし切っていない。
どこかが分からないからこそ、場所に対しても、現れる人物に対しても最低限の情報収集は疎かにしないのだ。

彼自身は鑑定をもし認識したとして、色んな情報を渡すつもりではいるようだが。
流石にそこまでは要らないし、相手によっては調べられる事自体を嫌っている者も居るのは知っている。
…それでも調べずにいられないのは性格なのだからどうしようもない。
そうした事での妥協案なのだ、この浅い鑑定能力は。

取り敢えずは魔族である事、その大雑把な力量だけは知る事が出来た。
後は言葉によって情報を引き出すのみである。

「ベッドの上なら答えられるって、意味が分かんないけど。
人間に魔族…ミレー族?後は他の種族…」

その部分はスパッと言葉で切り捨てつつも、彼の言葉から種族に関しては予想が出来る様になった。
人間と魔族は理解出来て、ミレー族はいまいち理解が出来ない、少し首を捻ってしまう、その仕草から分かるだろう。

「……そうね、アンタだけ言わせるのは不公平。
アタシは人間でも魔族でもミレー族でもないわ。
細かく言っても理解されるか分からないし、それだけは教えておいてあげる、後は勝手に想像して?」

彼の言い分から、そう伝えれば他の種族で理解されるだろうと、そんな考えもあっての言葉。
そんな部分は妙に律儀なところがあると、そう思わせるかもしれないがこれも性格だ。
そして続き彼から伝えられる言葉には、向けるジト目はそのままに。

「ま、答えられないなら答えられないで、それで良いわ。
で、そのベッドの上でってのは、ここではそうせずにはいられないってヤツ?
するつもりはないけど、変わってるわね」

はぁ、とわざとらしい溜息を吐きながら、両手を万歳させる彼を見詰め続けるのだが、こちらはそうは出来やしない。
そんな事をしてしまったら、抱えている自身である本を落としてしまうから。

ヴァーゲスト > 相手の好奇心というモノなのか、コチラを警戒してのことか、それとも此処に留まっていた分だけ外の情報に飢えているのか、饒舌なる少女の言葉にひとつひとつ答えられるだけ答えるのは気まぐれという奴で、直ぐにも襲い掛からないのもまあ気まぐれ、魔族って奴は大抵そんなモノだろう。

隠して困る情報は根底の情報と隻眼や古傷の怨恨部分程度。
だから探ろうとするなら幾らでもって感じで、相手の性格なのか性質なのか、或いは両方なのかわからないが好きにさせておく――。

「おーっと、魔族でもミレー族でもないって情報よりオマエさんの名前の方が知りたかったわ……オレはヴァーゲスト、長い付き合いなのかこれっきりなのかわからんが、以後宜しく。」

ザックリ、スパッと切り捨てられながらも、聞きたいのは種族ではなく、名前が聞きたかったと切り替えし、その時だけは口元に苦笑を混ぜた笑みを浮かべて軽く肩を竦めて見せたが、一応礼儀として自分の名を先に名乗っておく。

「……で、百聞は一見にしかずって奴で、此処がどんな場所にあってこの世界がどうなのか、見に行くかい?王都くらいまでならロハで案内してやるよ?」

そうせざるにはいられないのは事実。
美人は抱くし、美少女は愛でるし、人間も魔族もミレーだって頂ける性分であれば種族不明の美少女だって当然美味しく頂けるわけで、特にジト眼がちょっと癖になりそうだと思いながら、此処でこうして話をしてもという事で外の世界へ誘おうと言葉を返す。

「うーん、わざとらしいその溜息も嫌いじゃない。
 寧ろそれも……なんてな。」と両手は行き場をなくして万歳状態を継続しながら、そんな言葉をポソりと零して、再び軽薄そうな笑みを口元に浮かべて、さてお嬢さんの返答をまとう。

外へ出るなら案内を。
留まるのであれば止めやしない。
無理に外へと連れ出す趣味も無ければベッドが無い場所でお楽しみの趣味は……たぶんない。

グリモワール > こちらとしては、問いに答えてくれる相手はありがたい。
もっとも、害意の有無は兎も角、襲おうとするならば手痛いしっぺ返しが待っていたのだが。
どうやら彼は、その点での難は逃れられたようだ。

「あぁ、名前。
そうね、取り敢えず人に名乗る時はグリモアって言ってるわ。
ベッドの上とか意味の分からない事に付き合う気はないけど、魔術に関わる事なら手を貸す程度はしてあげる」

そして名乗りを挙げられれば、そう言えば、みたいに本に添えていた顔を上げて。
こちらも礼儀として答えておくのだった。

「ふーん?
そもそもここから出るつもりだったし、案内してくれるなら、されてあげても良いわね。
王都…は、この遺跡から近いのかしら?
そこまでの道程に危険とかは無いかしら?
何かあるのなら、案内される立場として、手伝ってあげる。
変な事に付き合う気はないけどね」

実際には案内程に必要なものは無いのだが。
距離と、その道すがらの安全性の確認を、今までの彼の発言から少々怪しい部分がある為か、釘を刺す様にそう伝え。

「アンタが変な事を言わなければ、溜息の一つも吐かないのよ?
他の人まで同じ様でない事を祈るばかりね…」

案内は求める方向で決まれば、フワッと浮いたまま彼の後ろへと移動する。
横に付かないのは、まだ少しどこかに警戒をしている様な感じであるから。
さっきまでの発言を考えれば、そこはしょうがないかもしれないと思うべきか。

ヴァーゲスト > 「魔術に関わる事ねぇ?」とグリモアと名乗った少女の提案に小さく呟きを零し、あまり得意ではない分野である魔術に関しての伝手が出来た事で、まあこの無名遺跡での冒険の結果は及第点だろう。

「なんで案内される側が上から目線なんだよ……。」ここはわざとグリモアに聞こえるように愚痴ってやろうか、ボソっと言葉を吐き出した後に、矢継ぎ早の質疑応答からして印象的には……「あっ」と頭に浮かんだ言葉に思わず一人でゲラゲラと笑う。

「……これはアレだまさに地に足が着かないって奴か。
 おっこれは100点レベルのジョークだな…。
 そんなわけでほら案内してさしあげますので、遅れずついてこいよ?
 それと大丈夫大丈夫、変なことは王都についてからだから!
 大丈夫ちょっと触るだけだから、な?」

触るとか、大丈夫とか、言いつつも触るつもりは零なので取り合えずサッサとこの無名遺跡を脱する事にして歩き出すのだ。

後ろについてくるグリモアを時々振り返り確認し、その場で答えられる質問には適当に答え、無名遺跡の中をありえないほどに緩い空気をかもしだしながら歩く。

――無事王都へは案内できたかはまた別の話になるが、少なくとも無名遺跡は安心安全で脱する事は出来ただろう。
あとは遺跡の外に出てから馬車に乗るのか徒歩かで、トラブルに巻き込まれるか、まあともかく別の話である。

ご案内:「無名遺跡」からヴァーゲストさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からグリモワールさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にドラゴン・ジーンさんが現れました。
ドラゴン・ジーン > 無名遺跡。昼夜を問わず、変わらずにほぼ一切の陽射しの差さない閉塞的な空間が維持されている。数多くの遺跡特有の怪物だけならず、生きたトラップ類が作動する事も在り、安全性だけを考えるならば活動に適している場所とは到底には言えない。
しかしながら、怪物の棲息数が多いということは、即ちにおいてはその遺伝子も多種多様に渡っているという事に他ならない。よって、その採取を目的として、此処に足を運んで来る者が居る事も在った。

「………」

薄暗く、照明は壁際に立て掛けられている松明の類だけ。周囲を焼き締めた煉瓦の壁で構築されている人工回廊内を徘徊する巨大な蜥蜴のような生き物が一体散見される。表皮粘膜の腹部に位置する場所が破れ、そこから黒々とした体粘液を垂れ流しにしながら。
街でぬくぬくとしている一般人や、油断した対象ならばまだしも。生存競争の著しい環境下での強敵を相手に遺伝子を採取する事はこういったリスクも在るという事だ。手痛い反撃を受けて命からがらに情けなくも逃げ出した怪物は、回廊内を廻っていた。

そのように今も肌に感じ続けている猛獣や、それに類する危険な生命体の気配から身を隠しつつ、辿り着いたのは回廊の端に設置されている宝箱となる。

ドラゴン・ジーン > ぬるん、と、間も無くしてそこに手足をかけてとりつき、閉じられている箱の中にへと入り込んだ。施錠をされており閉じた箱も鍵穴やその他僅かな隙間さえあれば侵入するのは非常に容易だ。本来は不定形である我が身を生かして一抱え以上もありそうな豪奢な装飾の施された宝箱の中にへと逃げこんでしまう。

あたかも、この手のダンジョンにはありがちなミミックのような有様だ。そのまま内包されている財宝類に紛れ込んでその底に身を隠し、周囲の危険をやり過ごす為の休眠に入り始める。
潜り込んだ粘液の分だけ嵩増しのされた箱の容量は満杯になり、見目においては内圧によってみちみちと箱を構成している木目の板や金属部品が窮屈気にしているようにも見えるかも知れない。だが、そのような些細な変化は周辺に居る怪物達も気にしないだろう。
遺跡内に座している財宝など、食えも飲めもしないのだから。

ご案内:「無名遺跡」からドラゴン・ジーンさんが去りました。