【イベント『王都から騎士団・冒険者等への緊急要請 「血の旅団」討伐依頼』開催中】
現在、王城の地下では「血の旅団」が占拠する城塞都市アスピダ攻略のため、大出力の魔導機械の改造や開発が研究されている。
また、魔導機械開発のための魔力を補うために、秘密裏にミレー族を王城地下に集めての魔力の吸収が行われている。魔力の吸収のためには性的な絶頂をさせるのが効率的であるとされ、そのために魔導機械に拘束されているミレー族の姿も見える。
王都マグメールの“王城”
その名の通り、王族が住む城であり、増築を繰り返しているためかなりの巨大さを誇る。
城内には王族のための謁見室や私室、浴場などが完備されている。
城外やその周辺には王族のための邸宅が庭園、様々な施設が存在する。
最も安全に思われがちだが、実際には王城内で、王位継承権をめぐる様々な争いや陰謀が起きている。
王位を狙う王族はもちろん、王位を狙っていない王族であっても、政争に巻き込まれることはあるだろう。
か弱い姫を狙って、毒牙にかけるような大臣や役人も最早珍しくはない。
罠にはめられて奴隷に落とされる王族とて存在している。
城の中とて、安全ではないのである。
地下牢や調教室など、歴代の王族の悪趣味な私設もここには存在している。
※王城やその周辺として様々なシチュエーションや施設を考えてお入りください。
王城ですが、理由さえあればどのような身分の者でも入ることができることとします。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:29:46 更新
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」からレグルス・ダンタリオさんが去りました。
■レグルス・ダンタリオ > 「………999、1000………」
夜の王城。その庭園にて剣をふるう青年、あるいは青年になりかけの少年の姿あり。
微かに汗を流しながら、自らの獲物であろう黒い片刃の剣を熱心に振っている。
すっかり体には染み付いている故なのか、動きには一切の乱れはなく。
ただ、彼の顔には不満が浮かんでいた。
「………」
貴族ゆえに呼ばれた集会。交流、あるいはコネを作る為などに行くものが多く。
自身は友人の貴族から招待され、無下にもできずにやってきたがかれにとっては”下らない”の一言に尽きる。
醜悪な欲望に塗れ、自分の家の位、あるいは家の財力を見せつけるような者たちばかり。
あんな場所にずっといるくらいなら、こうして外で剣を、いっそのことただの棒でも振っているほうがずっとましだった。
「………今日は空がきれいだな………」
水飲み場へと歩いていき、一口。この城の為に作られたきれいな水を飲みながら空を見上げて。
果たして、この少年の姿を見るものは現れるのだろうか。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にレグルス・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城【庭園】」からカミュさんが去りました。
■カミュ > 四阿にたどり着けばその場には誰もおらず、おとこはそのまま四阿へと足を進めコトリとグラスをおいてから蓋をねじり開け、その中に酒を注いでいく。
トクトクと響く音に加えてふわりと広がる酒の匂い。
蓋をしてから瓶を傍に置き、男は四阿の椅子に腰を掛けグラスを持ち上げ飲み口から立つ香りを楽しんでいる。
■カミュ > 楽団の奏でる王国の古典的な音楽が零れ聞こえてくる庭園。
薄いガラス窓の向こうでは煌びやかな服を身に纏う男女たちの仮面舞踏会。
身を寄せ合いステップを踏みまるで睦会うかのような貴族達。
時間もまだ早いおかげか倦んだ雰囲気も無く、澱んだ空気はまだ少ない。
それでも男にとっては退屈で今は肌寒くも感じる庭園へと非難してきて一息。
手の中にはちゃっかりグラスと、褐色の蒸留酒の入ったボトル。
柔らかな芝生を踏めばサクリと響く足音は秋の虫たちの歌声にあっという間に飲まれ紛れていく。
さて、どこで飲もうかと視線を巡らせながら庭園の配置を思い出しながら四阿へと足を向けていく。
もしかしたら先客でもいるであろうかと考えながら。
ご案内:「王都マグメール 王城【庭園】」にカミュさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城【図書館】」からカミュさんが去りました。
■カミュ > そのままゆったりと少しカビの匂いのする図書館でゆったりとしたひと時を過ごしていた。
■カミュ > 羊皮紙の表面から僅かに離れた空中をなぞる指先。
古く忘れられたせいで目新しくなってしまった魔法陣を眺めながら男の表情、口の端は自然と持ち上がりどこかあ楽しそうで。
やや肌寒い秋の空気、窓の外では秋の虫達の賑やかな演奏会。
何処かの窓が開いているのか肌を時折冷えた風が撫でていく。
魔法を使って風を遮る事もできるが、それは何となく無粋な気がして今は対策をせずにその環境を楽しんでいる。
■カミュ > 夜の図書館。
長身のすらりとした男は月明りが差し込む窓際に置かれたソファーに腰かけゆったりとした姿勢で周囲に光によって作られた蝶を羽ばたかせ、その明りと月の光で手元の魔導書に掛かれた陣や文字を眺め寛いでいる。
ご案内:「王都マグメール 王城【図書館】」にカミュさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からヴァーゲストさんが去りました。
■ヴァーゲスト > 関わりない人間を助かるつもりはない。
助けを乞われたところで助ける予定もない。
あくまでも金をもらって仕事をしている傭兵A。
――…それが、まあ、仕事だから…なぁ。
いやぁ?今夜の仕事に思うところがない、わけもない。
ただ金受け取ってるからなぁ、いい子紹介してやるともいわれてるからなぁ?
「……適当に酒飲んで誤魔化すか。」
己か、他者か、背中を預けていた柱から背を放し、絢爛豪華な料理が並ぶテーブルの一つに歩み寄ると、瓶ごと高そうなワインをひょいと手繰り、誰かが飲む前に直接瓶に口をつけてぐいっと呷る。
視線は、まあ、痛い。
マナー違反ってのは重々承知だが、まじめに仕事をしてやるんだから見逃して欲しい。
でないとやってらんねぇって話だ。
出番はないほうがいい。
だが残念なことに出番のようだ。
どうやら貴族に目をつけられた冒険者のパートナーらしき者と、警備している傭兵がケンカを始めたようで、男は酒瓶を片手に騒ぎのほうへと歩いていく。
■ヴァーゲスト > ――王城、パーティー会場のひとつ。
今夜は酷く面倒な仕事を請け負ってしまった。
端的に言えばパーティー会場の警護である。
詳しく言うと不審者の排除と制圧。
更に言うなら王立コクマー・ラジエル学院から招かれている生徒達や冒険者ギルドでも若手冒険者に唾をつける貴族のフォロー。
今夜は貴族のお歴々が普段から目をつけている男女問わずの若手を招いての適当な理由をつけた立食パーティーらしい。
青田買いというよりも品評会という方がたぶん正しい。
あの娘はどうだの、この少年はどうだの、下衆が若者たちを見ながら、或いは談話を仕掛けながら、何とも浅ましいことをしている、ご苦労なことだ。
「どーやって真面目に仕事をすりゃいいんだ……。」
パーティー会場の隅にある柱に寄りかかり、ワイングラスをくるくるっと揺らしながら隻眼で会場を時折睨みつける、だけ、それ以外やりようがないのだ。
言葉巧みでもなければ、陽気なピエロでもない。
会話のフォローなんて出来やしないし、かといって前途有望な若者たちを食い物にするお歴々をぶん殴れるほど若くない、――…もう仕事が終わるまで、滅多に口にできぬ高級ワインって奴を舐めながら、状況を眺めるしかできない。