2015/10/13 のログ
テルヴェ > 「は、はい。お願いします。
 こんなこと言うのはアレかもしれませんけど、もし分からなかったりしても、その、大丈夫ですから」

直接的には言及しなかったが、15ゴルドは納めておいていいという意味であろう。
占いという稼業のルールや、依頼する内容の向き不向きについてもテルヴェは無知な様子。

「あと、僕が手伝うこととかあったら言ってください……っと、始まってる……」

魔女が水晶球に集中し始めれば、テルヴェも黙り、真似して水晶球をまじまじと見つめ始める。
テルヴェから見る分には、水晶球には歪んだ自分の顔と、魔女の顔しかまだ映っていない。
その歪んだ写像と、一心に水晶を見つめる魔女の顔を、交互に見比べるテルヴェ。意図せず、徐々に顔が水晶に近くなっていく……。

イルミ > 「……少しずつ、見えてきました。えっと……薄暗いところ……この近く、だと思います」

今日の占術はとても冴えている気がする。さっきからなんだか懐かしい匂いが漂っているが、そのおかげで集中できている。そう、昔故郷にいたときに嗅いだことがあるような……。

「……猫ちゃんは、安心しているようです。たぶん、怪我はしていない、はず……お腹も空かせていない……」

こんなことまでわかるなんて妙だな、と思いつつ集中は切らさない。肩にかけていたマントがはらりと下に落ちたが、気にはしない。いつもはそれがの大きさを胸を隠しているんだけど、別にこの子にならバレても問題ないはず……

テルヴェ > 「薄暗いところ……洞窟とかかなぁ? まだ生きているならよかった……」

目を細め、にっこりと微笑むテルヴェ。しかし占いにはまだ続きがありそうなので、感想もその程度に止め、再び水晶に集中しだす。
相変わらずテルヴェにはここにいる2人の像以外、水晶球の中には見いだせない。
きっと素人には分からない、占い師の瞳にだけ見えている何かがあるのだろう。そう思い、顔を見ようと視線を上げ……。

(………ッ!)

マントが落ち、身体のラインが露わになると、テルヴェは息を呑む。
未だローブ等に欺瞞されて露出は少ないが、匂い立つ色香はテルヴェには強烈すぎた。こんな豊満な女性は見たことがない……。

「……えと、マント、お、落ちましたよ?」

若干震えた声でそう呟きかけると、テルヴェはそっと占い師の卓の後ろに回り、床に落ちたマントを拾う。
よこしまな気持ちはなく、親切心でその行動に出たつもりではあった……最初のうちは。
しかし後ろに回れば、卓によって隠されていた臀部や足先などの他の箇所も目にすることになり、さらに心臓が早鐘を打つ。
集中する彼女の肩にそっとマントを戻そうとするが、その手は震えており……股間ではレザーアーマーの前掛けを何かが持ち上げ始めていた。

イルミ > 「いえいえ、私に分かるのは、たぶんこれくらいのもので……」

というより、これだけ冴えていてようやくここまでわかったんだから、自分の占いというものの未熟さを実感する。とはいえ、彼の浮かべた可愛らしい笑顔を見れば、ここまでやった甲斐もあったというもので……

「あっ、ご、ごめんなさい、わざわざそんな…………っ!?」

マントが落ちていたのを、彼に言われるまで忘れていた。自分で取らないと、と思った頃には既に彼が後ろに回っていて……強烈な、男性の匂いを漂わせて来ていた。その小さな体からは想像もつかないような匂いは、飢えた淫魔の身体にはあまりにも刺激が強く、

「だ、ダメっ……!」

喘ぐような、甲高い声が漏れた。無意識のうちに、サキュバスの本能レベルに刻まれた原初的な魅了魔法が漏れる。それは自らの匂いをそのまま媚薬と化すような、無差別なもの。

テルヴェ > 後ろから見ても、やっぱり水晶には何も映ってない。
テルヴェには魔法などはさっぱりだが、この世に存在することはよく承知している。この魔女が『これくらい』と言えば、きっとそれまでなのだろう。
十分すぎる情報になった。あとは猫が移動しないうちに薄暗い場所を探すべき……。

「……えっ? ダメって」

ローブにマントを被せようとして、指が触れる。彼女のうなじから、ほのかに匂いが漂う。
彼の目が、かっと真ん丸に見開かれる。

「…………くひっ!?」

テルヴェのほうもまた、それは本能レベルの反応であった。
匂いによる魅了魔法。そして、目の前の女性から感じた、魔族の気配。
テルヴェはまるで彼女の身体から静電気でも受けたかのように手を振り払い、2,3歩よろよろと後ずさったのち、お尻から床にへたりこんだ。
全身をわなわなと震えさせ、真紅の瞳で瞬きもせずに魔女を見上げ続けるテルヴェ。頬や額に脂汗が滲んでいる。
股間では完全に革の前掛けを持ち上げ、インナーの布地がテントをこさえていた。
それ以外に身体に変化はない……が、やがて青臭い精液の匂いが、彼を中心に漂い始めるであろう。
魅了魔法だけで、テルヴェは射精していた。

イルミ > 「ぁ、あ、ぁ……」

駄目だ、抑えないと。折角自分を頼っていくれていた彼が怯えてしまっている。必死に自分に言い聞かせるが、全身が熱く敏感になっていくのは止められない。そんなところに、直接的な精のあの匂いが漂えば……

「……く、苦しい、です、よね……」

机に突っ伏していた身体を起こすと、ゆっくりと彼の方に向き直る。魔女の三角帽を床に投げ捨てると、へたりこんだ彼に四つん這いのまま近づいていく。まるで獲物ににじり寄る獣のように。

「私が……わ、わたしに、ください……」

真っ赤になった顔と潤んだ瞳を彼の顔に近づけながら、自分の衣服を緩めていく。あっという間に肌色の面積は増えていき、全身で彼を誘惑しようとする。

テルヴェ > 「はひっ……あっ、はひっ。く、くるしい……くるしいれす……」

苦しいかと問われれば、へたり込んで彼女を見上げたまま、おうむ返しにそう答える。

苦しい。とても苦しい。下腹部が張って、奥にある器官が激しく熱を持ち脈を打ち始めた。息は詰まり、心臓も早鐘を打っている。
なんでこんなに苦しいのだろう。どうしてこんな気持ちになっているのだろう。
目の前の、さっき会ったばかりの占い師。名前も知らない人。なのに、とても、好き。
好きで好きでたまらない。彼女の名前も気になるし、望みも気になる。僕は何をしてあげればいい……?
何もかもが急で、何もかも分からない。それが苦しい。
瞳孔が揺れ始める。精液の香りはなおも強さを増していくが、テルヴェは麻痺したように四肢を動かせず、痛いほど勃起しているソレを解放できない。

……そんな折に、『ください』という声を掛けられれば。
カチリと鍵が嵌ったように。身体を駆け巡っていた苦痛が快感へと昇華する。なつかしい、とてもなつかしい感覚。

「……はいっ!! お、お召し上がりください!!」

意識するよりも前に、本能がそう叫んでいた。家畜の本能が。

イルミ > 「…………ふふっ」

そうだ。彼は苦しんでいる。彼は食べて欲しがっている。なら、私がしようとしているのは彼への裏切りなんかじゃない。ただの、人助け。ちょっとしたサービス。そのついでに、おいしいものを少しもらうだけ。
自分への言い訳が手に入れば、思考どんどん欲望に忠実になっていく。

「きもちよく、なってください……」

彼の服をどう脱がせばいいのか。この「皮」をどう剥げば中の「実」に辿り着けるのか、不思議と全く迷うことはなく、すんなり彼の下半身を露にすることができた。すっかり勃起し、白く、白濁したものにまみれたモノを見つめて、満面の笑みを浮かべる。

「……あなたの、名前を……名前を、聞かせて?」

その白濁を汚い等とは微塵も思わず、何のためらいもなく両手を添えながら、にっこり微笑んでそう尋ねた

テルヴェ > 「はひっ、ぼ、僕はテルヴェです……!」

冒険者の防具を脱がされる間も全くの無抵抗。ただひたすら、魔女の顔を瞳を、まっすぐに見つめてくる。
それでいて彼女が喋れば、一言ごとに肩や指をぴくりと震えさせ、舌を噛みそうになりながら問いに答える。
唇の端から涎が一滴、つぅと伝う。

「お、おねえさんは、おねえさんのお名前っ……僕、知りたい……!」

白かった顔は真っ赤に染まり、口からは蒸気まじりに甲高い声が吐かれる。瞳の中にハートマークが見えそうなほどの発情っぷりだ。
下半身をすっぽんぽんにされれば、下着も太もももベットリと精液で汚れ、甘勃起した陰茎からはなおも精液が泉のように溢れ出している。
そのサイズは体格にしてはやや大きめと言った所だが、個体差の範疇と言えよう。
……陰茎に見え隠れするように、おへその下には怪しげに赤く光る紋様が刻まれている。

「………ふうぅ♥」

ぽってりと太った陰茎、もっちりと膨らんだ陰嚢に触れられれば、テルヴェは目を細め、歓喜の声を漏らす。

イルミ > 「私は、イルミって言います……もう、わかっちゃってるかな……サキュバスの、イルミ……♪」

彼を気に入ってしまったせいか、発情して頭が緩んでいるせいか、普段必死に隠している正体もすんなりバラしてしまう。予想より大きなサイズの彼のものを満足げに見つめると、

「こんなに、こぼして……もったいない……♪」

大きく口を開け、見せつけるように口に含んだ。サキュバスにとっては甘くすら感じる、男性の濃い精の味。それが溢れてくるのをさも嬉しそうに音を立ててすすりながら、軽く視線を上に向ける。彼の下腹部にある、奇妙な印。さっきから懐かしい匂いがしていたのは、これだ。彼は前に魔族にこれを刻まれたのに違いない。しかしそこまで判断すると、すぐに興味を失ったように彼のモノの先端を舌先で愛撫し始めた。今大事なのは、美味しい精が溢れ出ているということ。少なくともサキュバスにとって、彼の過去に何があろうが、それは目の前の甘露より優先されるものではなかった。

テルヴェ > 「イルミ、さん……さきゅばす……さきゅばす……」

サキュバス。聞き馴染みのある言葉だ。かつてテルヴェを『飼っていた』連中も自らをそのように呼んでいた記憶がある。
きっと、この人もその連中の仲間……いや、この僻地において直接的な関係があるはずは。

……魅了魔法の影響で、それ以上の思考は阻害された。
そんな過去の言葉よりも、『イルミ』という彼女自身の名前のひどく甘美な響きが、繰り返し頭に反響し、それ以外の単語を駆逐してしまった。

「ご、ごめんなさい、イルミしゃん……漏らして、こぼしてしまいましたぁ……ごめんなさぁい……
 ……ひゃうっ♥」

涙を浮かべ、もったいないという指摘に甘ったるい声で弁明するテルヴェ。
壊れた蛇口のようにちょろちょろと途切れなく精液を溢れさせる彼のおちんちん、それを口腔の熱気と湿り気が包めば、テルヴェの臀部は切なく戦慄いて快感を表現する。
舌に、喉に、白く濃いクリームがゆったりと満ちていく。淫紋の影響で過剰なまでに精力を賦活されたそれは、強い弾力を保ちつつも必要以上にはネバつかない。
舌先にちりちりと刺激が伝わるのは、アルカリ性ゆえか、それとも精子がゲル内で暴れまわっているゆえか。

「ほおっ……! おっ、あ、あふっ………! お、おいしい、れすかぁ……♪」

吸われる、飲まれる、食べられる。捕食される家畜の恍惚に、テルヴェの声はどんどん上ずっていく。
淫紋が目に見えて脈打ち始める。その皮膚の下、薄い筋肉と脂肪の下で、前立腺が、精嚢が、次々と精液を送り出すべく脈動を強めているのだ。
睾丸も引き締まりながら、徐々にサイズを増しているように見える。

イルミ > 「んっ、ん、ん……おいひぃ……んっ、とっても、美味しい、ですよ……♪」

精の味なんてもうとっくに忘れてしまっていた。美味しいものである、ということだけは覚えていたけれど、まさかここまでとは。何故自分はこんな美味しいものを律儀に我慢し続けていたのか、不思議でならないくらいだった。
溢れてくる精を、ある程度の量口に溜めて、音を鳴らして飲み込む。美味しく頂いています、というパフォーマンスだ。しかし、

「でも……ね?テルヴェくん、あなたばっかり気持ちよくなってたら不公平じゃない」

彼のモノから顔を離すと、両手を取って助け起こそうとする。いつの間にか魔女の衣装はほとんど脱ぎ去られていて、人間どころかサキュバスの中でも希なほど大きな乳房が既にあらわになっていた。

テルヴェ > 「はひゃっ……!」

ごくん、と大量の精液を一気に嚥下する、イルミさんの喉の蠢き。
それを蛇口の突端で感じただけで、テルヴェのお尻は跳ね、尿道を広げながらさらに大量の精液を奉仕し始める。

……そして、咎められながら巨大な乳房を見せつけられれば、フェラは終わったというのにさらに射精の勢いは増す。

「…………ッ!!」

イルミさんの乳房が見せるその威圧感と抱擁感に、一瞬たじろぐテルヴェ。白目を剥き、瞬間的に卒倒し意識を失ったほどだ。
しかし首を軽く振って気を持ち直した後は、その谷間に埋もれるようにすっと身体を寄せ、同時に手を乳首に添えた。

「……はひっ、ごめんなさい、ごめんなさいっ……! イルミさん、イルミしゃん……気持ちよく、なって……!」

祈るように目を伏せ、一度鼻先に左の乳首を当ててその妖しい香りを吸い込んだのち、すうっと大きく息を吸い、それを頬張った。
肺活量のありったけでその突起を吸い立てながら、小さな舌全体を押し付けるようにし、乳腺を刺激する。
同時に左手でイルミさんの右の乳房を、根っこから乳輪へと腕全体を用いるように按摩する。
フンス、フンス、と鼻息を荒げながら、テルヴェは必死の形相で乳首に食らいついている。

イルミ > 「あっ……!ん、んっ、んんっ……♪」

とてもビックリした様子だったけれど、おっぱいは気に入ってくれたらしい。彼の反応に対する感想はその程度のものだった。隠すのに苦労し、苦手な男性の視線を集めるばかりだった大きな乳房だけれど、彼が顔を押し付けたり吸い付いたりしてくれているのを見たり、その刺激がとても心地よいのを感じると、大きくてよかったと素直に思える。だからこそ、

「ん、んっ、ぁ、ぁ……♪テルヴェくんも、もっと、きもちよくなってね……」

右手が彼のモノを握ると、激しくそれをしごき始めた。お口でしてあげられない今の、精一杯のサービスとして

テルヴェ > 「はふぅん……♥」

巨大な乳房に顔を埋め、断続的に耳を塞がれて周囲への知覚が鈍くなる。
その中でイルミさんの体内から響いた歓喜の声には、テルヴェは幸せそうに目を細め、喉を鳴らして応える。
歯を立てないように、舌と上顎で挟むようにして搾り立てる。胸を目いっぱいに凹ませながら、暖かい突起を吸い、乳輪ごと口腔へ招き入れる。
……授乳された経験こそないが、物心がつくまで何度もやらされたご奉仕だ。今でも身体が覚えている。

「………ふうぅん!?」

唐突に骨盤に走った電流に、危うく歯を立てそうになるのをこらえる。横隔膜が引きつり、熱い吐息とともに大量の唾液が乳房を濡らした。
しなやかな女性の指が、テルヴェの熱い肉棒をひとしごき。それだけで、テルヴェは再び終わりない絶頂に引き上げられる。
これまでだらしなく垂れ流されるだけだった精液が、指の動きに連動して、びゅ、びゅ、と勢いの良い粘液のアーチを作って射出され、店舗を汚した。
色素沈着も血管の浮きも目立たない、艶やかな肉棒が、指の中でひくひくと脈打ち、尿道の中を駆け巡る粘液の存在をリアルに伝える。

絶頂感に気を飛ばしそうになるのを必死にこらえ、テルヴェは言いつけ通りに乳首への愛撫を続ける。しかしその舌の動きは先程よりもぎこちない。

イルミ > 「ん、んっ、んっ……あは、出た出た……♪」

さっきから彼の精は垂れ流しに近かったのに「出た出た」と今更喜んだのは、こうして吹き出すような射精こそがサキュバスの本能に記された「男の絶頂」だからだ。飛び出た精の量と勢いが、自分の魅力と技術の現れ。男嫌いだったヘタレサキュバスは、すっかり自信を取り戻していた。

「ね、もっと、もっと出していいんだよ……テルヴェ、くん……もっと吸って、いいんだよ……」

申し訳程度の丁寧語もすっかりなりを潜め、ひたすら彼のものをしごく。しかし、支配欲が満たされ始めると、今度は可愛らしい男の子である彼に対する庇護欲が首をもたげてくる。一生懸命乳首を吸う彼に、射精以外のごほうびをあげたい。その欲求は速やかに、乳首から染み出る甘いミルクとして実現していく。

テルヴェ > 「んちゅっ……ちゅ……はふ………ふううんっ……」

うっとりと顔をほころばせ、今にも眠ってしまいそうな表情で……しかし口の中では激しく力強く乳首を扱き、テルヴェはイルミさんの巨乳を堪能している。
体全体がぽかぽかと熱く、とりわけおへその下では、絶え間なく射出しては補充されるドロドロが煮えくり返ってるかのよう。
作って、温めて、出す。作って、温めて、出す。テルヴェが唯一できる仕事。しかしそれを褒められたのは久々な気がする。
嬉しくて、誇らしくて、幸せな気持ちになる。多幸感が視界を桃色に染め上げ、体温が上がり、精液もさらに熱く濃くなっていく。

「………んくっ♥」

さらなる報酬が口腔に満ちると、テルヴェの身体は脱力し、吹かれる精液はさらに太くなった。
イルミさんの母乳。舌に絡みつくように甘く、鼻に抜ける香りはまるで花畑の只中にいるかのよう。
喉を通り抜けるたびに、ふわり、と身体が浮かぶような錯覚に陥る。
テルヴェは噴乳のペースに合わせるように舌の動きを和らげ、かつ乳輪全体を舐めるように執拗に、ちゅっちゅと下品な音を立てて吸い続ける。

テルヴェはいまだかつて、これほどに幸せな射精を体験したことはなかった。ずっと、こうしていたい……。

イルミ > 「ぁっ、ぁ、ぁ、あっ……気持ち、いい……っ♪」

彼に吸われ続けてすっかり敏感になった乳首は、外部からの刺激だけではなく、ミルクが染み出す感覚にすら快感を覚え始める。それらの快感だけでなく、彼がそのミルクを美味しそうに飲んでくれているという事実に精神的な充足まで得て、彼のモノをしごく手にも熱が入った。

「はあっ、ぁ、あ、もっと、もっと……♪」

しかし、無尽蔵にも見える彼の精でも、無為に出させ続けるのはもったいなく思える。だから、強くしごいたり、握ったりして絞り出すように手のひらに溜めた精を、自らの股の間に擦り付けた。自分は肌からでも精を吸収できるが、やはり口や膣、あるいは直腸などの粘膜のほうが圧倒的に効率がいい。それに加え、いつの間にか、彼の子を孕みたいという欲すら生まれ始めていた

テルヴェ > 舌に力を込めれば、もっちりとした乳首は熱を持ち、同じ熱さを持った甘い蜜が染み出す。
乳房の中に痺れが走り、イルミさんの筋肉が快感を訴えて切なく震える。
……性器同士の交わりでなくても『繋がっている』という感覚がそこにあり、母性愛を経験したことのないテルヴェにはそれがたまらなく愛おしかった。
奉仕の見返りに、甘ったるい肉と香りと乳液で包み込む母の感触を頂ける。たとえそれがサキュバスのものだとしても、テルヴェはもう離れたくはなかった。

「ちゅ……っ♪ ちゅっ……♪ ちゅる……っ」

もはやテルヴェはイルミさんの腕の中で脱力しきり、射精に合わせて尻を震わせ、母乳の嚥下に合わせて喉を鳴らすだけの肉塊と化していた。
扱けば扱くだけ、精液は出てくる。質量保存の法則を無視しているようにも思えるが、彼の下腹部の淫紋がそれにとりあえずの説得力を与えている。
……また、その淫紋ゆえに、精子の活動が過剰に賦活されている。感度の良い膣粘膜の持ち主であれば、精子の蠢きを感じ取れるかもしれない。
人間の卵子であればその活発な精子の衝突に耐え切れず、食い荒らされ、受精の前に破壊されてしまうのだ。
しかし、サキュバスの……魔族の卵子相手であればどうであろうか。テルヴェは知る由もない。

テルヴェはそのまま、心地よい射精と授乳される歓びに浸りながら、赤子のように眠りについてしまった。
射精を続けながら、唇で乳首を吸い立てながら……。

テルヴェ > 「………ごめんなさい。イルミさんのお店、こんなに汚してしまって……」

数刻後。半裸のテルヴェはイルミさんから身を離し、しかし尚も床にへたり込みながら、頭を垂れている。
魔法の品の陳列された棚のあちこちで、まるで蜘蛛の巣のように精液が糸を引き、ぷるぷると垂れ下がっている。
床はそれ以上の惨状で、占いの卓の周囲はまさしく精液の池と言って差し支えないほどに白濁にまみれ、足の踏み場もない。
くらくらするような精液の匂いに満ちあふれているが、この2人であればもう慣れっこであろう。

「僕、ただ占いをしに来ただけなのに……またこんなことになっちゃって。僕って、ほんと……うう……」

イルミ > 「ん、んっ、んっ……可愛い……テルヴェくん、とっても、可愛い……♪」

こんな感覚は……こんなに母性を刺激されたのは、生まれて始めてだ。というより、男を誘惑し、搾り取ることだけに特化したような種族であるサキュバスに、母性なんてものがあったことすら知らなかった。膣内を男性器でえぐられる感覚はなくとも、サキュバスが本来欲する以外の快感と充足感に、身体はすっかりまんぞくしてしまったらしかった。だから、

「……うふふ、おやすみ……いっぱい出して、いっぱい飲んだ、ね」

彼がすっかり寝入ってしまっても、それを残念とは思わなかった。
ただ欲求が満たされると、少しずつ発情で狂っていた思考が少しずつ元通りになる。それで現状にあわてふためいたりはしないものの、彼はこれから猫探しをしなければならないということを思い出すと、

「……薬の材料に使ってたマタタビはどこに置いてあったっけな……」

彼が起きたあとも個人的に手伝うということは、すでに頭の中で決定していた。母性というのは、何も母乳を飲ませるだけでないのだ。

イルミ > 「あはは、こ、今回は私が、悪いから……」

部屋は汚れてしまったが、何かが壊れてしまったわけでもない。何よりことの発端は自分なのだから、彼を責めることなどできようはずもない。

「……そ、そんなことより、猫ちゃんを探しにいかないと!あれから時間たっちゃったし、そろそろお腹を空かせてるかも……」

誤魔化すように言いながら、慌てて服を着込み始めた。どうにかしまった場所を思い出したマタタビも取り出し、完全に彼についていく気満々である。

テルヴェ > イルミさんに倣い、テルヴェもズボンや鎧を付け直す。さすがにもう射精は止まっている。

「そんな……! 僕の……僕のおちんちんがだらしないからこんなことに……。
 それに、猫探しにまで付き合ってもらうなんてそんな、悪いですよぅ……」

首を振り振り、必死に自分の非を主張してイルミさんをたしなめようとするテルヴェ。
しかし元々押しの弱い性格、意気揚々と外行きの準備をするイルミさんを見れば、肩を落とし、諦めのポーズを取る。
……来た時よりも明らかに元気になっているのは、サキュバスゆえか。

「イルミさんって、いい人ですね。サキュバスにも……魔族にも、いい人っているんだ。
 ……いや、そりゃいますよね、うんうん。当たり前ですよね。アハハ……」

点々と飛び散った精液を踏まないように、店内を出口へと歩んでいく。

「……また、ここに来ていいですか?」

振り向いたテルヴェは、人智を超えた量の射精をした後だというのに、朗らかな笑みを浮かべていた。

イルミ > 「私は、私がしたいように、してるだけだから……」

確かに自分は、テルヴェから見れば「いい」魔族かもしれない。けれどそれはつまり、魔族から見れば裏切り者と同義であるし、自分がこうなったのは単に生まれつき弱いからに過ぎない。単純に、「ありがとう」と返す訳にはいかなかった。しかし、

「……うん、また、来てくれたら嬉しいな……そのときは、歓迎するから」

彼の精を貪っている時、自分は、恐ろしく気持ちよく、満たされていた。それが人間の倫理的にはマズいこととわかっていても、また味わいたいという気持ちを抑える自信はない。それに……純粋に、人間と仲良くなれるかもしれない、というのはこれ以上なく嬉しいこと。だから、純粋な笑顔で「歓迎」という言葉を口にできた。

テルヴェ > 「……ん、うん、そう……だよね」

若干はぐらかすような言い方をするイルミさんの口ぶりに、テルヴェの表情は少しだけ陰りを見せる。

そうだ……なんだかんだ言って、彼女もサキュバス。淫魔。魔族。自らの欲望にのみ忠実に動く者。
彼女は少しだけ優しい性格で、それがテルヴェに心地よさを与えた。それだけのこと。
テルヴェの人生の何割かをまるごと奪い、その後の生き方をも滅茶苦茶にした魔族のことは、今でも憎い。

それでも、やっぱり、彼女は優しい。
そして、どこか、儚い。何かが欠けている気がする。
その欠けた箇所に、魔族の餌として調整された自分という存在が当てはまることで満たされるのなら、きっとそれは悪いことではないのではなかろうか。
過剰に過食を求める、これまでの魔族なんかよりはずっと。自分の存在を役立てるということにつながる気がする。

『歓迎する』という言葉には、素直にニッコリとほほ笑み、頷いた。

「さ、それじゃ猫を探しに行きましょ。その後はお店も掃除しなくちゃ」

ご案内:「街道沿い:イルミの魔法店」からテルヴェさんが去りました。
ご案内:「街道沿い:イルミの魔法店」からイルミさんが去りました。
ご案内:「森」にオーベさんが現れました。
オーベ > (木々の隙間から木漏れ日が差す。森の中に1人暮らしていると食料品、日用品の入手は中々に骨が折れる。日用品は街に行くか、街道で街へ向かう行商人に購入を代行してもらったりすれば事足りるが食料類は保存の効くもの、或いは自前で用意する他ない)…肉が食いたい。血の滴るような…(焼きしめた固いパンを朝餉に食みながら思うのである。隠者の如く暮らしていても、極東で言う所の仙人になったわけでもなく、時には噛みしめれば肉汁が滴るような、肉を食べたくなるのである。一度、香草の聞いた肉の味を思い出してしまえば固いパンがひどく味気なく感じ、物置から古びた弓と矢一式を引っ張り出せば弦を張り、森へと向かう………頼りになるかわからぬが、陽だまりで気持ちよさ気に眠っていた老犬を共に、森へと踏み入っていく)
オーベ > 鹿が取れれば………最低でも山鳥の類がほしい…(頭の中で既に獲物を取った気でいて、いくつも調理法を思い描いていくのだが、男は元筆頭宮廷魔術師であっても、凄腕の狩人という訳ではない。当人は失念しているが弓の扱いが達者というわけでもなく、森に生きる野生動物の痕跡を追跡する知識はあっても、実行できるかと言われれば怪しいところではあった)えー…風下から近づいて行けばいいのだよな、確か(紆余曲折あって野生動物のものらしい痕跡を匂いで探索しているらしい老犬の後を追うようにして進むのだが、一向に野生動物の姿は見えない…。普段であったら諦めているところであろうが、この日の肉食の欲求は強く見えぬ野生動物の姿を探し森をさまよう)
ご案内:「森」にグラフィーナさんが現れました。
グラフィーナ > (がさり、茂みをつっきるように、のそりと男の前に現れたのは、長く伸ばした灰色混じりの茶髪を無造作に伸ばし、後ろで縛った褐色肌の女冒険者だった。腰に数匹の兎をさげた大女は、森を彷徨う、慣れぬ様子の男の姿に、快活な笑みを見せて)おう、どしたい。景気の悪い顔しやがって。(しけた顔したら、幸運の女神もにげちまうぜ?と笑いながら、すれ違いの会話を愉しもうと)
オーベ > (前を行く老犬が、軽く耳を揺らし姿勢を落とせば何かを威嚇するように喉を鳴らす。老いてもそこは狼の血筋を引く犬であった茂みからのそり、と現れた人影に今にも飛びかからんとして四肢に力を込める。………一方の主人はといえば、いよいよ痕跡のもとに行き着いたか、と想起される肉の味に手早く矢筒に手を伸ばしたが、現れたのがはっきりと人の形をしていたから、わかりやすくがっかりしてみせた)…いや、動物を追っていた。突然、現れるから鹿か何かかと思ったが…(自分より上背のある人影を見上げながら、ふぅ、と息を吐けば)ドワーフか…流石にドワーフは食べられないなあ………それに、この国には俺の信じる神はおいでにならないよ(あまり信心深い方ではないけれども、と冗談交じりに肩を落とす)
グラフィーナ > ははっ、そんな威嚇すんなよ。取って食やしねぇから(唸る犬を歯牙にもかけず、それでも、かかってくるなら…分かってるな?とばかりに、腰のナイフに意識を一瞬だけむけてから、男の方に視線を向けて)ははっ、狩りの邪魔しちまったかい。すまないねぇ。近道だったもんでよ。(喰うなよ、と笑いながらツッコミをいれて)信じれば報われる、って言葉もあるぜ?(信じなければ、報われない、ってね、などとおどけてけたけたと笑ってから、狙いはなんだったんだい?と聞いてみよう)
オーベ > (肉食の欲望に囚われていても、同居犬の危機ともなれば、彼女が一瞬、ナイフに意識を向けるのを見過ごすはずもなく。唸る老犬の脇に膝を折るようにすればワシワシと喉のあたりの柔らかな毛を撫でてやり)あんまり、イジメないでくれ。連れ合いの非礼は詫びる…だが、勝てぬと判っていても腰のナイフの事をあんたが思い出してしまえば、こいつも飛びかかるを得なくなる(よしよし、と撫でて落ち着かせてやれば甘えるように老犬はもっと褒めろとでも言いたげに頭を擦り付けてくる。それに応えるように撫でながら顔を上げて)それは、神々のおこぼれに預かってる連中の作った言葉だよ、神々はいつだって見ているだけさ(肩を竦めて言葉を返し)鹿でも取れればいいと思って足跡を追っていたところだ。まさか、ドワーフと行きあうとは思わなかったが…(老犬がようやく満足すれば立ち上がり、オーベという、と名乗り)
グラフィーナ > ははっ、いいこにしてろよ?(主人に撫でられ制される様子に、苦笑して)おいおい、私はここを通っただけだぜ?攻撃されりゃぁ、身を守らなきゃならねぇだろ(わしわし、とその髪をかき上げ、はー、と溜息をつけば、喰うか?なんて懐から取り出したジャーキーで老犬を餌付けしてみようと試みてみたり)まぁ、不幸な行き違いってヤツだ。お互い次気をつけりゃいいだろ(男の宗教観を聞けば、そんなもんかね、と肩をすくめ)鹿か、随分と大物を狙うねぇ。あんまりそういう風には見えないが、オーベは狩人なのかい?(首をかしげて問いかけてから、ああ、と思い出したように)グラフィーナ、だ。王都の片隅で鍛冶屋やってる。(『Edges』つー店なんだ、よろしくな、と、にかっと笑ってみせて)