2022/08/31 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にセラサス・セルラータさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にレサードさんが現れました。
■セラサス・セルラータ > 九つの竜の頭を持つ山並み
山中には数は少なくない部隊がいくつか展開されている。
盗賊狩り
アスピダより零れた反乱分子
そして死霊使いと思える者やアンデッドを含んだ魔物殺し
そう、あの英雄が住まう場と化し、今だ中心部に攻め込めない以上
敵を増やさず 陣へ食い込まず そして味方減らさず
これを旨とするかのように、血が染み込んでいく土地と化した。
ならば山の中は、その名前にふさわしく 最早一種の恐れる山。
後世には、大規模な浄化をしない限り呪われた山 マンドラゴラの群生地 と呼ばれてもおかしくはない。
「―――ゴルルッ。」
セラサスは喉笛を鳴らし、逞しい歯を見せるようにして唇を開けている表情。
手に携えている片手両手剣は、その高身長と肩幅が通常よりも広いからこそ、剣身はバスタードを超えている。
握る本人のサイズからすれば、バスタードと言えるだけの一体型の剣を手にし、鉄の切れ味
そして獣の力と虎の軽やかさ 二つが並べば山中で剣を振るうという行為を造作もなくさせている。
湯屋の近くならまだいい。
ただの薬草クエストやふらふらと出歩く者がいたなら
全てが怪しく見えてしまう今の現状。
調べるまでもなく斬り捨てられた者がいる中で、両断と呼べる上半と下半が分かれた幾つもの姿。
真横 斜め 縦 上下の偏りがあろうと 全ては真っ二つにし終えた痕。
剣身に残る赤を振り払って近くの枯れ葉の地面
其処に赤い弧を描かせるように ぴしゃりっ と跳ねる音が綺麗に残った。
周囲には、同じく狩りの時間にいそしんでいた同輩や雇われ者。
ここに今いるのは等しく身内のみである。
「―――躯を焼いた匂いが鼻から消えないな。」
死体処理 それを行うことも含め、人間の灼ける匂い
アンデッドの腐った匂い それが鼻の中で消えないうちに次を斬っている感覚だとセラサスは零す。
アスピダの中を知っているような者は、生け捕りと拷問をしなければならない為か
焼く以前に面倒でもある。
■レサード > どの国にも天国や地獄と、もしくはそれに似た概念という物はおおかれすくなから存在する。
ここもまた魔族や天使が実際に時折姿を見せている大陸であり。
教会なども存在すれば、信心深い物達もそれなりにいるだろう。
そんな者達が見れば今この山の有様は、地獄と表現されてしかるべきかもしれない。
一般市民はもちろん、多少戦いになれたものですらも、戦いの広まった後の生き物の油の香りに、血の香り。
大地に浸み込んだ怨嗟にあてられて、体調を崩し。
視線すらそらしてみて見ぬふりをするのはきっと間違いない。
そんな場と化しているのである。
もっとも、そんな場所に普通の人。
なんてものはまず近づかず、紛れ込むこともないのだから、そこにいる者たちは、須らく普通ではない者達であることの証明にもなっているのかもしれない。
「フッー!」
一応は民間人らしいものなどがいれば、保護は念頭に置く。
とはいえ、それを利用して紛れるようにしているものもいるかもしれないのだから、下手に何かされる前に物言わぬ肉になってもらうのはこの場では必然ともいえるだろう。
仕事であれば刃を振るう。
それが一般的に言う平和を脅かすものへと向けるのであれば尚更、その刃も軽くなるというものだ。
万が一の一般人を気にかけても、あからさまにそこかしこに浮かぶ気配は普通ではなく。
普通ではない気配が蔓延するからこそ、女は暗闇に、木々の中に紛れ込みやすいスタイルの装備を纏い。
此度は刃を振るっては、拭うこともせず。
代わりに刃をそのまま降りぬいて血のりを飛ばして次へと向かう。
そんな血の花を咲かせて回ることになった様だ。
「全く…相変わらず嫌な場所さね…」
生きているものを拒絶するかの如く死に溢れている。
誰もがそこへと手招きされるような感覚に包まれる様な場所と化していれば、死を食べモノにしたり。
死そのものに属しているもの以外には、気分のいい場所のはずがないだろう。
鼻を利かせ過ぎれば溢れる死臭に鼻を麻痺させられてしまいそうなほどに、どこもかしこも血の香りで溢れていれば、魔物や獣。
そんな者だってそこらに寄ってきてもおかしくないのだが。
獣の気配があまりしないのは、獣だからこそ、本能的に濃すぎる死の香りに、わざわざ近づかない。
恐らくはそんな感じなのは間違いないようだ。
鈍ければ野生で生きていくことは難しいのが自然の摂理なのである。
「っと…お疲れ様かい?
生け捕りできそうなのは…こっちにいなかったけど、相変わらずひどい匂いだねぇ」
暗殺スタイルに近い出で立ちで少し遊撃寄りに回る。
それは生け捕りにしておかないといけないお仕事が課されていることもあったからだろう。
一区切り、自分の請け負った方面の索敵と駆逐は済んだ女は、一旦合流するように木々の中を気配を消して進んでいくことにしたのだった。
そうすれば、少しして目的の相手を見つけられたのだろう。
あえて彼女へは気配を向けるようにして近づくのは、気配をこの場で消して近づけば、余計な警戒や刃を向けさせる。
そんな手間をかけさせることに違いないからである。
これほど死に溢れた場所で仲間に気配を消して近づく。
そんな酔狂なことを女はすることは当然ないわけであり。
鼻に残る様に、あたりにまだ残っている生き物の油の焦げる香りに、少しだけ苦笑を零しつつも、あたりを警戒しつつ声をかけるのであった。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からセラサス・セルラータさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にセラサス・セルラータさんが現れました。
■セラサス・セルラータ > 暗闇に潜む者
暗がりの木陰 虚ろな木城 の中で胡坐を掻く獣。
黒い豹が、金の虎に近づく。 しかし姿を現す姿は昼の頃
夜とは違いその黒は目立つ。表情からなにまで 暴力的な表情と比例した体の凹凸。
獣の目と口が、セラサスに語り掛ける様子。
もう今の頃合いだと、その表情に顔を強張らせる者もいない。
セラサスも、突然ではなく一定の位置から気配を濃くだし、猫の足音ではなく人の足音に近しいもの
正体はレサードと知れており、セラサスは前髪を少し掻き上げる仕草。
手の革の匂い 金属の匂い で少し鼻腔の中を上書きしながら、その青い瞳を向ける。
「レシィ。」
レサード 愛称はレシィ
セラサスをセラと呼ぶように、セラサスはたかが傭兵であるレサードをそう呼んでいる。
互いは敵対ではなく組む者として、そうして呼び合う仲であるということ。
これは周知でもあり、虎耳と、揺らめく虎尾を持つセラサスと、獣貌人体のレサード
“知らない仲”ではない二人である。
鼻の中の匂いも少し弱まったところで、本当に死んでいるかの確認
そして盗賊の装備や顔付き 誰が頭であったのか
それを見極めた上で、二番目の位置にいたと思われる中年の荒くれ
それに猿轡を噛ませ、拘束したところを見届けた上でこの話は終了した。
後は山の中の陣へと連れて帰り、口と肺が動く限り吐き出させる。
誘われたか 自意か 目的は。
今のこの土地に踏み入れる者は全てなにかしらがなければいけない。
それが善悪どちらであろうとも。
「このまま合流した状態で行動するぞ。
獣が二人もいれば、周りも悟りやすい。」
体付き比べ、声はまだ女。
いがらっぽい、女をどこかに捨ててきたそれに比べて耳に通りやすい声を向ければ
セラサスとレサード 二人は生け捕りを連れてる部隊の中で剣を抜いたまま行動を再開するだろうか。
今のこの戦闘は、陣の中に戻れば完了し、体を休める時間。
場面は天幕の中へと移り変わる。
■レサード > 僅かな暗がり、そして鎧から零れる金属の香り。
それを消すという言う意味でも、無意味ということはないのだろう。
夜だと効果的というは間違いないのだが。
気配を攻撃の瞬間まで消しているのだから、少し戦いになれたくらいの相手であれば、闇に包むようにその黒で刈り取るにはやり易かったのかもしれない。
気配を向ければ気づく。
それがわざと知らせるための物となれば尚更か。
彼女へと向けた気配をしっかりとキャッチし、そのまま挨拶代わりに意識の一つでも向けて返されれば、それだけで十分お互いが認識しあったと確信を持つには十分だったようだ。
「呼んだかぃセラ?
なんて…冗談さね。そっちも無事そうだねぇ」
呼ばれたら飛びでる。
なんてことはないのだ。
お互いが認識できていたうえであれば、本当にそれは軽い冗談なのだろう。
こんな血なまぐさい、地獄の一部を切り取ったような場所なのである。
慣れているとはいえ、一息付ける様な状況で軽く肩の力でも一つ抜くのはそれはそれで大事なことなのだ。
もっとも、だからといって、それで警戒を怠るわけでもなく。
不穏な気配がしたりすればすぐさま刃はその気配へと向かうことになるのだが。
彼女はまだ人に近い。
一見魔物にすら見えるほど獣に近い女であれば、知らぬものからすれば警戒の対象であり。
こんな場所であれば敵兵とすら思う者もいるのは間違いないだろう。
だからこそ、顔の知れた気軽い仲の相手と女は動くのである。
もちろん背を預ける実力を勿論加味した上であり。
一仕事終えるように、軽くあった収穫。
そんな様子で生きたまま拘束を行う相手が手際よく運ばれていけば、少なくとも今回の戦いで無収穫ということはなかったようだ。
捕まったものはどんな思惑があったにせよ、さっくりと死へと進めたほうが幸せだった思いをするのは、ほぼ確実ではあるのだろうが。
「今日は手際よく進んだねぇ…。
それじゃあ、最後まで油断せず…もう一仕事するとしようかい」
行きも帰りも地獄の道中。
崖の上の細い道を歩いていると思わなければ、簡単に亡者に足を掴まれ。
それこそ引きずり落とされることも決して揶揄ではないのがこの場である。
彼女の言葉に二つ返事で了承を返せば、直ぐに女もまた仕事の、狩人としての獣の面持ちへと直ぐにもどることになったようだ。
不穏な気配を持ち近づけば、当然飛んでくるのは獣の鋭い一撃であり。
もし万が一、何か迷い込んだものだったとしても、既に声をかけたほうが悪い。
そんな状況となっているのだ。
成果を手にした獣から、成果を奪う。
または邪魔をする。
それがどんなに愚かな事か理解しているものが多かったのか。
特に何事もなければ無事に陣営へと移送も滞りなく終わることになった様だが。
陣の中とは言え完全に油断は禁物。
とはいえ、殺気立った外に比べれば、十分と天国といえる自陣である。
いくら血のりを払ったとはいえ、最低限の武具の手入れだけを軽く行っていけば、天幕でようやく一息つく。
そんな時間が訪れることになった様だ。
■セラサス・セルラータ > 山中 山岳兵部隊 陣地にて
天幕が幾つも並んだ一部。
中腹に位置するアスピダ城塞に比べれば、そこは狩人らの住処。
引きこもり続ける場所からこぼれ出てくる者らを、中に入り込もうとする者達を。
そして最も警戒するべきは、術師の類。
英雄の蘇りか 裏切りか 傀儡か。
理由がいまだはっきりとしていない状態である以上、人以上の御業を用いなければありえない現象。
人も魔も ここでは等しく狩られていく。
今回の盗賊狩りは増え損なわせることはできている。
ただの山の中で潜む賊なだけかもしれない。
しかし脅威に加担する屑塵かもしれない。
しかしただの賊である。
成果はあった しかし成果は薄い 成果は低い。
今回の状況の報告
人数 処理方法 アンデットとならないよう焼きを入れている上に
適度な祝福済みの粗塩と灰を撒いている。
ひとしきり終われば、血を拭い、鎧を手入れしながら過ごすことになるだろう。
セラサスは中着の衣 そして両側が紐で結ばれているビキニパンツ一枚という姿で
剣を拭い 鎧の具合を確認した上で、此処は山の中。
枯れ葉と石をどけた地面の上 冷えた土の温度が体に映らないよう、伐採した木材
足場と寝床を作り、毛皮を敷いた場所なら、虫も冷えも寄ってはこない。
寝そべりながら、天幕の中 レサードは仕事がなければ暇な傭兵組
戦い成果を上げることが全てなら、策を練る性でもないせいか
いつのまにか自然とついてきて同じ天幕の中にいた。 190㎝と220㎝
図体の大きな二人が一気にいなくなれば周りも気づく者だろう中、足先に凹凸を作るようにして
脚を組んで寝そべり、体を休めているセラサスはシニヨンヘアだけは崩さないままレサードを見上げる。
手元のランタンの明かりが淡く光る中で、両手は腹部で組まれてくつろぐそれ。
「もう一稼ぎしてこないのか。」
強請ればほかの隊に混ざって首級を更に増やすこともできるだろう。
個人で参加しているレサードだからできることだ。
■レサード > 色々な策謀が巡っている。
めぐっているのは確かであるが、そういうものを暴くのはそれをやはり専門としているような者達の務めである。
英雄には英雄を、怪物であれば怪物を、どんなものが潜んでいたとしても、恐ろしいのは生き物の悪意であれば、それを砕くのもまた人の仕事なのだろう。
一般の、それも雇われの遊撃でもある傭兵である女は、英雄になるつもりも、そもそもなれるとも思っていなければ、ただただ命を失わぬ。
それを大前提としながら、己の与えられた仕事をこなし、露払いもかねて敵と定められた相手をただただその刃で切り払っていくのだ。
もっとも悪人じゃないものも、マンに一ついるかもしれないが。
場所が場所であり、基本的に賊に近いような手ごたえのものしかない現状である。
だからこそ、これほどの地獄を現実に顕現させているものは、個人の手によるものであれば、何かしらの災害ともいえる現象が絡み合った結果。
といったものよりも恐ろしく根深いものの可能性もまたあるのかもしれない。
灰と塩。
焼いたうえでしっかりと弔いも兼ねる祝福を纏わせていれば、死霊の群れが再びということにならないだけマシなのだろう。
いずれにせよ、原因が定め切られて解決するまで、地獄を広めないようにする。
それくらいが女にできる精々の仕事なのはどう転んでもやはり間違いないのだった。
「別に戦闘狂って程じゃないしねぇ…。
別に大金持ちになろうってわけでもなし…適度に稼げれば十分さね」
元々の種族と体格。
それだけでも目を引くというのに、少々変わった装束を今回を付けていれば、余計に目を引くことにもなったようだが、何度か戦場で目にしていれば慣れてきたものもいるのだろう。
装備を整え、女もまた楽な格好になるように、ショーツ。
というよりもパントといった方がしっくりくる状態一枚といった様子で腰を下ろしていれば、程よく働いた分、程よく休む。
そんな此処りもちの状態なのだろう。
英雄願望も、名を売って大金を稼ぐ様な願望もない、ある意味本能と喜悦に生きている女である。
十分な稼ぎを十分な危険の中をかいくぐり。
暴れたうえで手にできる働きを十分にできていれば、そんな傭兵にしてはがっつかない答えを彼女に返すことになった様だ。
「十分体も動かせたし…しばらく分の食い扶持は稼げたしねぇ。
セラだって…休める時に休んだり、気分転換するのは大事さね」
天幕の中に用意されたそれなりに寝心地のいい作り上げられた寝床。
横に失礼とばかりに改めて足を汲み。
腰を下ろしたまま、手入れを終えた後は同じく軽い休憩。
といった様子を見せている彼女に返すようにしながら更に言葉を続けていくのであった。
凡そ傭兵という傭兵らしくない。
そういわれれば女もまた否定するつもりはないのだろう。
立場は違えど同じく戦い。
下手をすれば傭兵よりも色々と柵も生まれかねない立場で動いている彼女を見れば、休んでいる様子を見たうえでも、改めて零すのはその仲ゆえのことだろう。
尻尾を揺らめかせ、ペシペシと彼女の首元でも軽くじゃれるかのように、その尻尾で叩くようにしては笑みを零して彼女の隣にそのまま寝転がろうとするようだが。
■セラサス・セルラータ > 全身を革で固める鎧姿と、弱い鉄ならサクリと落とす剣。
それを剥いだ姿は筋肉質な、全体が鍛え上げられた姿は腹筋と四肢が特に目立つ造り。
四肢の先は虎の四肢を示すかのように、細まっていくこともなくそこにある。
インナーとビキニ姿のようなセラサスに対し、レサードまで軽鎧を剥いで横に無遠慮に寝転がる。
金虎と黒豹 二人が寝そべる姿は♀の姿になっても、その体躯のせいで獰猛性が失われていない。
寝ていようと 無防備であろうと 虎は虎 豹は豹。
しかし、豹の尾はじゃれつくように束の間の休息を邪魔するかのようなら、背中を一度は向け
邪魔をするなといわんばかりに尾の先端同士でぺしぺしぺしと弾きあいながら、一定のリズムの呼吸。
睡眠をとろうとするかのような仕草を見せるものの、今だ首をくすぐってくる尾
パッタンパッタンと虎の尾が反応させていると、流石にセラサスも蒼い瞳を開け。
「ただでさえ狭いというのに。」
ごろりと向き直ると、その獣の貌でもニマっとしているのがわかるような表情。
キッとセラサスの表情は一瞬だけ作るものの、二人して持て余しているのは体が示している。
狩りと食事 これ以外で体を動かすこともなさそうな二人の獣性
しかしそれは戦いにも向けられていながら、賊相手では持て余すといわんばかり。
レサードはまだ物足りないといわんばかりの顔付きでいるのなら
「…、…。」
セラサスはフ、と鼻で溜息を一つ。
体を拭っただけの姿で求める様子 ビキニパンツの紐を解き、下半身だけ露出したなら
そこにあるのは体格に見合った肉棒が隆々とさせている。
適度に動いた後のまどろみ 持て余す体が中途半端な疲労で、性欲を表側に出している証拠。
後は無言でもわかるかのように、レサードはニマ貌のままで起き上がるのならば
自然と30㎝差の体格で起き上がると、足元に体を移しながら、セラサスは天幕の天井を見る。
額に手の甲を乗せるようにしたまま、あくびすらでない。
やがて、下半身を覆うレサードが、じゅぽっじゅぽっと卑猥な音を立て始めるのなら、顎を少し持ち上げるようにして
歯を噛みしめ、歯列から呼気が漏れる。
犬貌とは違い、中途半端に突き出ている顔立ちでも、人よりは深めか
口淫で準備を始めるように獣の口 獣の舌でフェラチオを始める姿。
天幕の天井の角を見つめながら、端のぼんやりと映るランタンの明かり。
奥までぐっぽりと咥えこむ感触だけを感じながら、虎耳をきゅうっと伏せた。
■レサード > 分かりやすく鍛えられた筋肉が目に入り。
重い物でも難なく扱えることをうかがわせる肉付きは、まさに重厚な剣をナイフのように軽々とすら扱える姿を浮かばせるほどである。
対してもう一人と言えば、同じように引き締まり。
毛皮の下に腹筋はその引き締まりを見せたりしているだろうが、比べればしなやかよりの筋肉であり。
動くことに特に秀でた形で肉がついたことを伺わせるかもしれない。
虎と豹、どちらもネコ科でありつつも、大元の種類の体つきを思えばこそ、自然と適しているともいえる形ともいえる様だ。
もっとも、獰猛であり。
猛獣とはいえそこはネコ科であり、猫は猫である。
人が挟まればどうなるかわからない。
されども、巨躯同士であり気心知れた二匹の猫がいればどうなるか。
本気で休む場合はそれこそちゃんと必要な睡眠をとるのは忘れないだろう。
けれども多少なりとも余裕があれば、ちょっかいが動くのはご愛敬なのかもしれない。
何方も器用に動く尻尾は、まるでじゃれあうかのようなぶつかり合いであり。
根負けするかのような様子を見せれば、本来なら怒りを招いたかとビクリとするものもいるだろう。
「アタシらはでかいからねぇ…。
多少は仕方ないんじゃないかぃ?」
向き直るままに送る笑みに返すポーズは女にとっては脅しどころか分かりやすかったものだったようだ。
狭いなら暴れるな。
とでもいう言葉に、でかいから仕方ないと返すのは、もはやわかってるからこそのものだろう。
勿論余った体力や、鉛を誘いかねない余った闘争などの本能を組み手で吐き出す。
そんな形もきっと選択の一つではあったようだが。
「セラも…中々に持て余してるってところかぃ…」
彼女がこの天幕でのじゃれ合いで選んだのは、下半身をさらけ出すことである。
持て余した熱の別方面の獣らしい発散方法。
見た目は雌同士なのは間違いないが、解く前から存在を主張し。
さらけだされれば、屈強な雄とも見間違う立派な肉棒を見れば、片方が両性であるというのが分かりやすく示されることになったようだ。
声を出して指示をしない。
けれども、彼女がそれを促したというのであれば、持て余している女としても、じゃれ合ったくせに袖にふるつもりはなく。
のそのそと動く女は慣れた様に、彼女の用意された姿勢に潜り込むようにして、舌を這わせていくのである。
「んっ…ふっ…ぅ」
大きくても女はそれ以上に大きい体躯に見合った獣の頭部をもっているのである。
長いタイプのマズルではないものの人と犬などの中間であり。
どっしりとした形を持っていれば、喉まで使えば十分に根元まで飲み込み。
それでいて舌を絡ませて吸い上げたり。
ざらついた舌で痛みギリギリの強さを見切って、強弱をつけて鈴口から裏から根元まで。
音を立ててうねらせては、咥えたまま顔を動かしもするのだから、慣れてないものであれば、腰が引けそうな容赦のなさでもあるだろう。
けれどもそれがちょうどいい。
と知っていればこそ、彼女に対してはその強さを維持することに余念はなく。
暫く顔を潜り込ませたまま、秘所の方には溢れる唾液が伝っていくくらいと、刺激を肉棒に集中させていくことになり。
もし吐き出すというのなら根元まで咥え込んで一気に吸い上げて飲み干してから体制を変え。
出す前に本番へと促すのであれば、女はそのまま口を離し。
寝床の上、ではなく。
体格を考えて、四つ這いでそのまま背後を向け。
柔らかく肉の付いた尻を向け、口を緩めて潤う毛並みに映えるピンクの媚肉を見せつけ。
腰を揺らして見せるだろうが。
■セラサス・セルラータ > セラサスは、天井を見ながら喜々として始めるレサードの言葉に、口淫を受けながら
ただ顎の先が時折上を向くのみ。
―――よく言う と私は思った。
―――端からそのつもりだったろうに、と。
手を使わず、無手の口淫。
深い口元 喉奥に送り込む形。
体格という体の大きさとそれに見合ったサイズを難なく咥える辺り
周りが見ていれば結構な色好きと分かるだろう仕草。
鍛えている太腿に乳房を押し付けるようにしてグニリと形を変える、レサードの上半身。
端から出させるつもりというよりも、味わうのではなくただ快楽を送り込みこむように舌のざらつき。
本来なら亀頭に這われれば、少しは痛みを感じるだろうざらつき。
乾いた舌よりも感じるだろうそれを、まだ受け止められるのは同種故にか。
人なら、少しで悲鳴になる。
竿の辺りで撫でるようにしながら咥えたまま吸い付くなら、口内の歯列
左右のそれに挟まるようにはできないせいか、唇ほど膨らんでいない上顎の肉と下顎の肉で締め付けるようにしている。
両手は腿に添えられたまま、少しの間でセラサスも、レサードも熱を持った吐息を吐く様子。
そこで吸うままに離すレサードの口元 唾液がうっすら塗れる肉棒が上を向いて薄く反り返りを示す。
黒い毛並みの 薄いそれのせいで毛深いだけの姿よりも、丸みを帯びで示す巨尻。
そこでやっと、両手を寝床に着けて起き上がれば、レサードは後背位で待つ。
黒人肌のように内側の色がはっきり違いをわからせる色の差。
既に準備ができているといわんばかりの仕草に、巨尻に手をかけながら、竿を握って亀頭を割れ目に。
上下にこすりつけて確かめるように濡れ具合を そして、亀頭を先に咥えこませると、両手を丸みをつかむように。
手のひらが通常よりも大き目なせいか、しっかりとたっぷり、感じるだろうか そしてそのまま。
ずぢゅ、んっ
ねっとりとしたまま、飲み込まれる擬音。
根元まで深々と埋め込まれたそれ。
体躯故の深さか、子宮口まで届いたうっすらな食い込み加減のまま
脚をやや広げて高さを合わせている姿。
それに対して、無遠慮に腰を動かし始めるとビロードのような表面の上でも
激しい肉音とまではいかない。 しかし、バスッ!バスッ!バスッ!となり始める尻。
黒い尻が、深い谷間を持つそれを広げられるように押しつぶされながら、何度も叩きつけられる。
互いに一度程度で十分と思っているだろうに、激しい。
疲れきった体ではなく、半端に持て余す体。 すぐに果ててもおかしくないような一方的な腰使い。
しかし、同じ体躯なら受け止めやすさもあるだろう。
腰はイカれることなく、尻に叩きつけられるだけで受け止め続けながら
後背位という 獣の耳や尾を揺らめかせてお互いに交尾のように性交を始め、何度も太い竿が飲み込まれては抜かれてを繰り返す。
■レサード > 手はあえて添えるだけ、もしくは時折支えにするように太ももに宛がわれるくらいであれば、見た目からしてまさに獣が貪っている。
そんな光景にしか見えない様子を作り出しているだろう。
言葉にしなければ伝わらない。
さりとて流れと雰囲気を感じたうえで、お互いの性格を知っていれば、時折視線を上目遣いに上げて見せつつも、一見あまり感情を出していない。
そんな風に見えても、彼女から向けられる言葉への煩労は少なからず、女は予想できてしまうようだった。
「フゥ―…」
たとえ唾液や先走り、愛液などでもよほど加減しないと敏感すぎる個所へは強すぎる刺激となる猫の舌。
それを知り、彼女の耐久を知っているからこその加減であれば、それこそ本気でやれば相手に拷問代わりのことすらできる、恐ろしい舌である。
そんな口に女に、急所を任せきっているのは、彼女もまた好色な性質をもち。
尚且つ急所をゆだねられるほどに、女が信頼を得ている。
そんな証にも、粘着質な音を立て。
快楽を与えられる肉棒という様子からは伺えるかもしれない。
人ほどは頬張ることには向いていない。
けれども、動物が赤ん坊のころから行う吸い付く。
という行動は人のそれより強烈な力を生み出せるものであれば、牙を立てたりはしない。
けれども、舌を裏に宛がい。
口先で挟み込むように顎の肉で〆ながらも密着させ。
吸い込む息で奥底まで、それこそ尿道からすら先走りを引き出していく程の吸い上げは、腰を下手に引けばより快楽が強まることにもなるだろう。
息継ぎもかねて口を緩め。
彼女の行動の促しを感じれば、即座に背後を彼女へとゆだねていくのは、それもまた女からの信頼故だろう。
口を抜き取り、糸を引く唾液をなめとりながら、何度か肉棒を舐めつけてからという様子は、肉食獣が極上の肉を味わったようにもみえるが。
ちゃんと雌としての色を持っていれば、見る人が見れば、扇情的な色も感じられるかもしれない。
「くっ…ふっ!」
毛足は長い方ではない。
けれども、それでも丸みを帯びた場所にはより丸みを感じさせるものとなり。
光すら反射する毛並みは、そのキメ細かさを戦場でも見せるものである。
手をかければ柔らかい、それこそ敷布団や掛布団にもできそうな質の毛並みと、その下にある肉の柔らかさ。
指先を沈みこませるような合わせた感触を感じさせつつ、より目立つピンクを見せる陰唇に、膣口に、切っ先が宛がわれれば、少しだけ尻尾は揺れ動き。
奥へと向かい打ち込まれれば、ピンっと立ち上がる尻尾に合わせるように、入ったその場から絡みつく媚肉によって締め付けられるのである。
鍛えられているだけではない。
雄を貪るということにも特化した獣であり、戦うものの膣内である。
子宮口にたどり着き、グリっと押し上げられても、ひるむことなく襞をもって絡みつき。
うねる内部は腰を動かすたびに、吸い付いては挟み上げるように、器用に締め付けて食いついていくのである。
毛並みに立たぬ音は代わりに、光を反射して波打ち。
尻肉自体はちゃんと衝撃をもって揺れ。
四つ這いにより四肢にこもる力は、耐性を安定させれば、より背後からでも跳ねては揺れる。
そんな胸肉が躍る様子も見て取れるかもしれない。
傍から見れば、人と獣の交尾。
けれども、その激しさは獣同士のようであれば、ただただ貫かれるだけではなく。
腰を左右に、時折少しだけ前後に足腰の力だけで跳ねさせ。
どれだけ乱暴に、それこそ勢いよくぶつけられても一切たじろぐことも傷つくこともない。
そう感じさせるままに、彼女の容赦のないありったけを誘い。
女もまた一滴残らず零さず搾り上げるように、愛液を弾けさせながら、立てていた尻尾はやがて彼女の腰へと絡みよっていく様子を見せることになった様だ。
絶頂すれば当然、言葉通り全部零すことなく受け止めるだけではなく。
一滴残らず吸い尽くすように搾り上げ、絶頂の締め付けをもって快楽容赦なく絡ませあうだろうが。
■セラサス・セルラータ > そのまま行為に没頭しながらも、力強い腰使いと体躯で隠すつもりもないような天幕の一時。
聞かれても構わないように一度目が終わるのはきっともうすぐでも続けていったとか。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からセラサス・セルラータさんが去りました。
■レサード > どこまで続いたか。
それは定かではないものの、敵襲が起こったりそれこそ緊急での戦闘でもなければ、獣らしき激しさは獣らしい体力をもって続けられていったのは間違いないようだ。
途中で獣の熱を止めに来る。
そんな命知らずなことをするものは早々いないのだから、二人が満足するまで。
それは確実につづいていっただろう―
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からレサードさんが去りました。