2019/06/16 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にイナリさんが現れました。
■イナリ > ×月○日 晴れのち曇り
最近は暑くなったり涼しくなったり、温度変化が大きいもので
体調管理に気を付けないと、すぐに体調不良となりそうな日々
幸いに、この九頭龍山脈には、それらを抑える効果を持つ薬草がありますとか
神力は有限で、ならば、集める意味もありますでしょう
かたん、と少女は筆を置く。
ここは九頭龍山脈の山中、それなりに深い場所。
ほどよく木々の隙間があり、そこに小さな木箱を置き、それを机代わりに少女は書き物をしていた。
まぁ、今日の出来事、日記なのだが。
するすると羊皮紙を巻き、筆と墨汁を片付ける。
かたことと木箱を弄ると、机っぽかった形が一枚の板のような感じに。
それを片手に抱え、もう片手に地面においてあった袋を提げる。
「………とは記しましたものの、簡単に集まるものでもありませんね。
まぁ、そう言うものだと伺っていただけに、それだけでまた違うものですか」
ふぅ、と溜息を一つ。
手にした袋、まだ中身はそう無いのか、膨らみは余りない。
■イナリ > なかなか集まらない、それは仕方が無い事。
どこにでも育つ草ではなく、何らかの条件があり、それが揃った場所に生えている、と。
その条件が揃った場所、その一つが、今居る山中深くの場所と言う訳だ。
ただ、場所が場所だけに、それなりに強い魔物が生息。
他にも、付近にあるミレーの隠れ里を狙う、そんな者達。
決して安全とは言えない、そんな場所である。
隠れ里に住む、一般的なミレー族達に集めるのは難しい、それは確か。
だから、と少女が名乗りをあげ、やって来たのだ。
一応、どんな草かは聞いている。
それと間違える事は無く、しっかりと草は選び摘んでいる。
が、条件が揃ってるからと、そこに大量に茂っている訳でもなかった。
そこが、少し痛いところか。
「えーっと…これは………はい、これですね。
さて、次はどこにありますやら…」
該当する草を見付け、屈み込めば、摘み取って袋の中へ。
見付かった何本かを収め、それでここにあったのは無くなる。
そして、次を探して歩き始めるのだ。
こんな調子だ、時間が掛かるのは当然か。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にルリアさんが現れました。
■ルリア > 「あらぁ?
ミレー族……、じゃないわねぇ」
草詰みをする背中へ出し抜けに声をかけるのは、露出の高いドレス姿の魔族。
おおよそ山中を歩くのに適した格好とは言い難い。
だが足元や服が汚れている様子もない。
「ねぇそこの尻尾つき。
あなたミレー族じゃあないわよねぇ?
何者?」
ミレー狩りかミレー族狙いの人間を襲うつもりで散策していたが、出会ったのはミレーっぽいがどうも毛色の違う何か。
得体が知れないが、少し興味を惹かれる。
単純に見た目が好みで、こういう可愛らしい子を穢してしまうのは愉しそうというのが大きいが。
良い退屈しのぎになるかもしれないと、早速様子見のために警告もなしに攻撃を放つ。
手元で発生した氷塊をそのまま勢いよくぶつけるだけの攻撃魔法としてはお粗末な部類。
とはいえ狙いは正確に顔の横をかすめて直撃させないように、しかし弾速は早くうっかり頭にでも当たれば脳震盪を起こしかねない程度で。
そのまま外れればギリギリ冗談で済むかもしれないが、即座に敵とみなされ反撃される可能性もある。
様子を見ながら、防御と回避にも神経を尖らせている。
もちろん手に負えないような相手なら逃げる算段もだ。
■イナリ > ぴくり、少女の耳が揺れる。
それは気配を感じて、ではなく、声がしたから。
薬草を探るのに集中したせいで、反応が少し遅れたらしい。
どんな相手か、それが分かるのは振り返ってから、その時点では女である事しか分かっていない。
まぁ、相手にすれば、そちらから先に目視しているので、巫女装束姿の少女が見えている、と言う感じか。
立ち上がり、振り返れば、どんな相手か理解する。
理解するのだが…不思議そうに、かくん、と首傾げ。
「こんな場所に、誰かがいらっしゃるとは。
…にしても、その呼び方は失礼ではないですか?
後、礼儀としては、問う前に何か掛けるべき言葉があるでしょう?」
ぴしっ、と指を立てながら、現れた相手に対し説教を始める少女。
なのだが、不意に感じる妙な気配に、たんっ、と地面を蹴って背後に跳ぶ。
それはまさに、鋭い直感のなせる業。
軌道を読んで、なのか、その飛来する氷塊の圧を感じないぎりぎりで回避していた。
「貴女っ!いきなり攻撃とはどう言う了見ですか!?」
改めて、びしっ、と指差して少女は怒鳴る。
それだけで、攻撃に移りはしないのは、その理由が分からないからだ。
一方的に相手が悪いと決め付けない、そんな性格の現われか。
■ルリア > 反応速度は中々。
やはりこんなところを一人でうろついている辺りそれなりの使い手なのだろう。
即座に反撃をしなかったのは、相当腕に自信があるか単にお人好しなだけか。
見た感じ後者のような気はするが、まだまだ油断は出来ない。
とはいえ態度はいつもどおりに、のらりくらりと。
「礼儀ねぇ。
不意打ちするのに必要なくなぁい?」
回避先を目で追いながら、何も悪びれた様子を見せずくすくす笑っているルリア。
「まぁいいわ。
それじゃあ遅ればせながらご挨拶を。
私は魔族のルリア。
貴女には私の玩具になってもらうつ・も・り♪」
妙に芝居がかった、小馬鹿にするような口調で名乗る。
その間も攻撃は加えないまでも、視線は油断なく見据えている。
■イナリ > 相手の言葉に、むすっとした表情。
差していた指を、びしっ、と差し直す。
「その!不意打ちの理由は何なのですか!」
相手の考えはよそに、笑う相手に怒り心頭…とまでは、まだ行ってないか。
それでも、表情や仕草には、明らかに怒っている様子が見られる。
何とか言葉遣いがしっかりとしていられるのは、まだ冷静である証拠だが…まぁ、そこまでは分からないだろう。
「天狐、イナリです。
………?…魔族…?
初めて見ましたが、なるほど…」
相手の仕草はともかくとして、名乗られれば、しっかり名乗り返す少女。
その言葉にある、魔族、の単語に引っ掛かりを感じ…
なにやら思い出したかのように、一つ頷く。
指差していた手を、軽く何かを捻るように動かす。
次の瞬間、その手には一本の槍のような武器、薙刀が現れていた。
そう、魔族、ミレー族達どころか、人間さえも玩具として考えているような存在。
「貴女のような方の好きに、私がさせると思っていますか?
いえ、ありえません!
申し訳ありませんが、このまま引き下がる事をお勧めします」
しっかりと強い意志を持った金色の瞳、それを向ける。
目の前の相手に次ぎ、少女もまた、油断無く対峙する事だろう。
■ルリア > 「天狐?
聞いた覚えがないわねぇ」
耳慣れない響きに首を傾げる。
だが思考に耽っている暇はなさそうだ。
流石に露骨な敵意を示されれば応戦するというつもりらしい。
イナリが構えるのは長物。
対してこちらは無手である。
だが余裕の表情と態度は変わらない。
「あら優しいのねイナリちゃん。
じゃあ私も、そのまま武器を置いて服も荷物も捨てる事をオススメするわぁ」
未だ構える様子を見せないルリア。
しかし戦うと決めた以上布石は惜しまない。
喋っている間に自らの足元から伸びる影を広げ、更にその中から触手を召喚して物陰に潜ませていく。
影も触手もすぐに看破されるだろうが、全てを隠す必要はない。
不意を打てる何体かを物陰に潜ませればとりあえずはOKだ。
まともに正面からやり合う気はない。
とはいえ攻めてくるというのであれば迎撃は必要だ。
ある程度触手の展開を終えたところで、自らの背中に影の触腕を羽根のように広げて構える。
「さぁて、警告はしたわよ。
どうするつもりかしらねぇ?」
■イナリ > 当然、そう名乗り理解されないのは分かっている。
それでも名乗るのが、礼儀と言うもの。
首を傾げる相手を前に、油断無き構え。
表情も仕草も余裕の相手、対し、こちらは真面目に対峙する。
相手が実は弱くとも、強くとも、やる事は変わらない。
更なる言葉に、瞳を一度閉じ…僅かな思案の後、開く。
「問答無用です!」
この手の相手は、言葉にもまた油断をしてはいけない。
それを退けるように、たんっ、と地面を蹴り、突っ込むのだった。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からイナリさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からルリアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中の泉」にシャルフェイルさんが現れました。
■シャルフェイル > 山中。
血で汚れた少女が歩いていた。
その足取りからすると彼女の血では無いらしい。
動物か、山賊か、魔物か。
そう言うモノを倒した返り血だろう。
「ふぅ……」
血で頬に張り付く髪を鬱陶しそうに払う少女が見つけたのは水場だった。
泉と言うのか池と言うのか、はたまた水溜りなのか。
彼女には細かい区別は付かなかったが、透き通った水で手を洗ってみるにこの季節には心地良い温度である。
「ふふ、いい所を見つけたぞ。」
思わずにこりとして独り言を。
安全には不安はあったが、この不快感には耐えられない。
まずは手袋を脱ぎ、服のボタンにも手をかけた。
■シャルフェイル > 服の下にも血が染みていた。
白い肌は乾きかけた黒い血で汚れ、所々にしつこくくっついている。
ぺりぺりと固まった血ごと服をゆっくり剥ぎ取り、地面に落としていく。
ワンピースの様な冒険服を脱いでしまえば次はブーツ。
次はやはり血で染まった赤黒い下着。
血のせいで張り付いた衣服はやはりゆっくりとしか脱げなかった。
日はまだ高く、泉が日光を反射してきらきらと輝くほど。
少々血生臭い、屋外でのストリップショーが徐々に進む。
■シャルフェイル > 「んん~~っ!」
服を全て脱いでしまえば、一度大きく伸びをする。
開放感に満ち溢れた声が、あたりに小さく響く。
血で汚れていない腋や内股が光の下に晒された。
「さて、と……」
そのまま慌てる事もなく、ゆっくりと泉に足を踏み入れた。
足元は若干泥っぽいが、やはり水は綺麗なようだ。
まずは腰が浸からないくらいの所で体を洗う事とする。
ぬるい水を両手で掬い上げ、首から流してみた。
僅かに赤く染まった水が、少しずつ体を清めて泉へと帰っていく。
その分、外気に晒される肌は白さを取り戻して。
何度かその動作を繰り返し、身体全体を湿らせていった。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中の泉」にジュンさんが現れました。
■ジュン > 「あ~もうここ何処だよ…」
がさがさと茂みを掻き分ける音が聞こえる
「しっかしついてねえというか…ここまで俺方向音痴だったか?」
青年が一人愚痴る、どうやら道に迷ったらしい
既に長い間彷徨っていたのか全身に土汚れが目立っている
「せめて見覚えのある場所に出れば…ん、水音…
なんかの目印になればいいけども」
近くの水を都が聞こえそちらの方に歩みを進めれば泉を見つける
そしてそれと共にその中にいる少女も
■シャルフェイル > 青年が目撃したのは泉の名から跳ね上がるように立ち上がった瞬間の少女であった。
であれば、聞いた水音はその際の物であろう。
どうやら潜って髪の毛を洗っていたらしい。
当然息を止めていたのだろう。
はぅ、と大きく息を付くと、胸の双丘が少しだけ動いた。
「……」
自分が見つけられた以上、少女が彼に気付かない訳は無い。
とは言え今の所敵意を感じてはいない様子。
少女は青年を一瞥すると、そのまままだ落ちていない血を水で洗いにかかった。
まだ距離は遠いとは言え、その肢体を惜しげもなく晒したまま。
■ジュン > 「…」
見えた少女の姿に声を失う
というより見とれているというべきか
「あー…っとどうもこんにちは?ちょーっと道に迷っちゃってね」
一先ず気を取りなおしたところで出てきたのは挨拶で
自身の状況も一緒に零す
そこからどうしたもんかと思案しようとしたところで
そこで自身もかなり汚れていることに気が付き
「えっと…俺も一緒に水浴びしてもいいかな?」
そんなことを尋ねる
■シャルフェイル > 「ん……ああ、こんにちは」
少し体を洗う事に集中し過ぎていたのかも知れない。
あたかも今青年の存在に気付いたかのような挨拶を返す。
「迷った?
ここは山の中で川もある、とりあえず川に沿って下流に下れば良かろう?」
丁寧に髪が含んだ水分を落としながら岸辺……青年の方に近付く。
一応アドバイスも添えて。
「うむ、元よりわらわの湖ではない。
存分に浴びていくが良いぞ。」
無駄に尊大な口調。
本人は白い肌を晒したまま赤黒くなった自分の衣服を拾い上げた。
今度は服を洗うつもりらしい。
■ジュン > 「そうだね、まあ水辺が見つかって助かったっていう所だよ」
アドバイスにはそう返しつつ
「それじゃあ俺もちょっと失礼するね」
許可をもらうと自身も服を脱ぎ去り
少女に近づく様に泉へと入っていく
露わになった肉体は、細身ながらに引き締まった筋肉に覆われて肉体と
股間に少女の裸体を見て反応したのか
半勃ちになった肉棒がぶら下がっており
少しふわっと雄の臭いが漂う
■シャルフェイル > 「ああ……んっ?」
青年の言葉に答えるが、そこで何かを感じる。
雄の臭い、と言うものであるが、少女にはそれが具体的に何なのかは理解できていない。
ただただ、少しふわっとするような、わずかな火照りを感じるような。
そう言う感覚。
水の中にしゃがみこんで服を洗うが、その辺は何となく気になっている様子である。
早い所離れた方がいいかも知れない。
無意識にそんな事を考えてしまう。
■ジュン > 土汚れを見つけては水をかけて擦って流す
そんな洗い方を繰り返しながら
「どうかした?」
少女の声に少し心配するような声をかけつつ近寄っていく
それと共に臭いが近づくたびに濃くなっていく
やはり臭いはこの青年から漂ってきているようだ
■シャルフェイル > 「え?いや……」
自分でも何なのか分からない物を説明できるはずも無い。
服を洗う事に気持ちを向け、臭いを無視しようとする。
しかし、その発生源に近付いて来られてはたまらない。
「そろそろ洗い終わったし、わらわは行こうと思ってな」
一瞬この男は何なんだ、と言うような表情をするが、立ち上がって服を絞りながら岸へと向かおうとする。
少女が水深が浅い場所に向かうにつれ、肩、背中、尻、太腿と水の下から上がってくる。
すっかり血も落ち、少女本来の肌の色を取り戻していた。
■ジュン > 「そうかい?もう少しお話とかでもと思ったけど」
頭に水をかけ土埃を流し
「折角出会ったんだしねぇもう少し君のことが知りたがったんだが残念だ」
そんなことを言いながら
適当に頭を流すとあとはただ泉に浸かる
■シャルフェイル > 「うむ……それはまた、服を着ている時にでもな」
岸に上がり、適当に体の水を払ってまだ濡れたままの下着と服を身につける。
少し気持ち悪いが、血塗れのままよりはマシだろう。
「さてと……それでは。
わらわの方も知りたい事はあるが、また色々準備してからかな。」
ブーツを履き、剣を拾うとその場から早足で立ち去った。
体の火照りに苛まれ、泉から離れた後に暫く苦しみ、野外で自らを慰める羽目になるのだが、それはまた後の事。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中の泉」からシャルフェイルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中の泉」からジュンさんが去りました。