2018/12/22 のログ
ヴィクトール > 「そんときゃ、ちょっと特殊でな? 毎度死にたがってるわけじゃねぇさ。 あぁ……勿論だ」

少女の慣れ親しんだ庇護の世界とは異なり、こちらは常に鮮血に濡れる殺伐とした戦場。
死と隣り合わせの世界であることは、それ以上語らずに苦笑いで金糸を撫でていく。
自分が見続けたものを少女が見たなら……心を病むのは目に見えている。
だから、こうして簡単に愛らしく表情を緩める姿に、胸の奥が暖かくなって毒気を抜かれていった。

「期待してるぜ? マリナならいいのが出来るさ」

此方の想いに応えんと、気合い充分な子供っぽさ。
それと共に叶った未来の想像にニヤける様子もまた、幼く甘ったるい。
少女を欲望の沼底から引き摺り出し、権力の檻から解き放った。
けれど、寄る辺は里ではなく自身へと未だに傾いている。
まだ伝えていない事実、早く伝えねばと胸の奥が痛むもこんな姿に言えるはずがない。
耄碌したものだと自身に嘲笑じみた言葉を脳裏で重ねると、痛みをごまかすように押し倒していく。

「外す必要、あるか?」

あの夜とは異なるが、近いともいえる状況。
捉えられた少女を引き摺り出して、抱き付くして心身を奪った。
今もまだ、自身に縛られているという裏の意味は伏せながら、ニヤリとあくどい笑みが見下ろす。
抑え込んでのキスに、それ以上の言葉はいらない。
ついばみ、滑り込ませ、隙間をくすぐりながら口吻が繰り返される中、こちらも顔を傾けて深く深く重ね合わす。
徐々に唇の隙間が開いていけば、ずるりと太い男の舌が入り込み、少女の小さな肉ビラを掬い、舌を絡め合う。
上から下へ、上顎の粘膜を擽っては器用にも舌先で少女の舌の表皮をつぅっとなぞっていく。
くぐもった水音の隙間に、混じり合った汁を啜り上げる音が重なれば、気泡が口内を擽る。

「っ……は、俺がいない間……誰かに食われたりしてぇよな?」

先日、城に荷物を取りに戻ったと話は聞いていたが、同行できなかったことを悔やんでもいる。
城内ならまだ馬鹿をやらかす者は少ないと思うが、絶対ではない。
こんな野外でも少女を求めたくなるのは、淡い燻りがあったのも要因だろうか。
離れていく舌先、その合間から滴った泡立つ糸を気にすることなく、静かな低い声が問う。
責めるというよりは、真実を求める真面目な響き。
首筋へ唇を重ね直せば、ちゅぷ、くちゅっ と、水音は再び響き渡る。
淡く吸い付いて、甘噛みし、舌先でその鬱血跡をなぞりあげては別の場所へ。
甘い赤の花びらを幾つも散らす中、掌は少女の内股へと伸ばされる。
網タイツの僅かな隙間から、時折指の腹が直接肌に触れ、押し付けるようにしてなぞっていくも、境界線を通り抜ければ動きは変わる。
パニエを掻き分けながら、爪先が上へ上へとスローテンポに這い上がる。
ショーツに届くか届かないか、ビキニラインの手前に来ると、太腿全体を優しく撫で回しては下っていく。
また這い上がる時も同じ、その繰り返し。
少女に浮かぶ所有紋にも近い、鈴蘭のハート紋。
恥丘に刻み込み、名前まで入れられたそこは見えないが、溢れる甘い吐息に残っていればいいなと淡く期待しながら焦らす。

マリナ > 彼は常に求める言葉を与えてくれる。
不安を伝えれば全て受け止めてくれるし、先回りして危険を取り除いてくれる。
其れがまた、甘ったれた少女には抜けられない依存を生むのだろうけれど。
加えて、まだ初恋の味を知ったばかりの未熟者は、こんな生活がずっと続くのだと確信している節がある。
だからこそ彼が傍にいる間は何の不安も疑念もなく、ただ彼を愛せばいいと思っている。

――――この手枷だって、彼が外す必要がないと言えば正しいのだろう。
少女にとっての世界の全てとなりつつある存在が、そう言うのなら。
呼吸を少しずつ乱しながら、口内に入ってきた彼の舌に触れた少女の舌が甘える。
相変わらず口づけが深まると上手く酸素が取り入れられず、必死になってしまうそぶりはあるけれど
彼の舌先を追っては、しゃぶろうとするように素直な反応を見せるのは、愛しい人との口吻だけ。

「はぁ、……ん……は、っ……」

苦しげにこぼれる声には甘みも差す。
彼の味をきちんと味わうように舌の上にのせ、そのまま喉まで垂らして飲み込む。
けれど、こくん、と喉が鳴ったのは溜まった唾液を飲んだせいではなく、どちらかといえば喉が強張ったせい。

「だれ、か……? ぁっ、……」

鬱血痕が残される瞬間の、じわりと首筋に感じる熱に小さく喘ぎながら記憶が辿られる。
彼と出会う前、権力者から性玩具のように扱われた夜とは違うけれど――
不思議な術で身体を嬲られた出来事は恥ずかしくて、誰にも言えなかった。
勿論、嘘が上手くないから様子のおかしさは誰かしら気づいていても何の不思議もないけれど。
あれも“食べられた”事になるのだろうか、女性に弄ばれたなんて言ったら叱られないだろうか。
迷う少女の意識が――どうしても、彼の手が移る下肢へと集中してしまう。

「はぁ、んんっ、……ぁ、ぁ……ヴィクトール様……、くすぐったい……」

際どいところまで指先が届くと声に切羽詰まったものが入り混じるのに
其れ以上深入りせずに戻っていくものだから、もどかしさに揺れるような吐息に変わる。
ぞわぞわと腰の辺りから背筋まで、何かが這い上るような感覚。
少女は其れを「くすぐったい」と表し、自由にならない手を、もぞと捩るように動かした。

もっとさわってほしい。奥まで知ってほしい。

そんな秘めるべき願望を白状する紋が明確に下腹部に浮かび上がる。
一見可憐な紋でも、其れが示すのは仔袋のカタチ。そしてただ一人の名。
紋の描かれた辺りがじくじくと疼くのが、焦れた事による肉欲の発露だと気づかない少女は、ひたすら苦しそうに息を吐き。
そして耐えるように細めた双眸が空を見上げて。

「はぁ、……――――、ぁの、……実はマリナ……お城で、……」

ぽつり、ぽつり、不思議な体験を口にする。
それこそ誰かに犯されたというのなら違った言い方になるだろうけれど、淫気のようなもので
肉体を嬲られるという初めての行為にどう説明したらいいか分からず、結果的には殆ど説明できない。
ただ、彼ではない人の前で感じた姿を見せたというのは何となく悪い事をした気分で、声が吐息のように小さくなっていく。

ヴィクトール > 盲目なほどの甘い純情を抱えて、小さな体が寄り添う。
けれど、その真っ白さが罪悪感と共に肉欲を誘い、壊すより可愛がりたいという庇護欲を煽る。
綺麗なままに、愛らしいままに居てほしいと。
少女が望む愛とは、おそらく形は違う。
だからこそ苦しくなるのに、自身の言葉が白へ灰を垂らすようで恐ろしい。
余計に言えなくなって、傷口を広げるのだろうか。
そんな考えを振り払うように繰り返されたキスだったが、結局変わらない。
健気な舌先の追従に、ぞくりと嗜虐と、ちくりと罪悪を感じずにいられなかった。

「そう、誰かだ。何か様子が変だって、周りが言うからよ?」

喉を鳴らす少女に小さく頷いて、問いを深めていく。
無いと即答しない辺り、近からず遠からず何かあるのだと思いながら唇は首筋を擽る。
不意に慌てふためいたり、素っ頓狂な声が出たり、そんな事をすれば少女達が忘れるはずもない。
その断片を耳にし、こうして問いかける合間、内股をさすっていく。
理性で駄目なら本能に、我慢ができないようにとかすためだ。

「くすぐったいか……何処が擽ってぇんだ?」

ショーツのラインを指先でなぞっても、恥丘にも臀部にも指先はと解かず、ふにふにと太腿を淡く揉んでいく。
触れるか触れないかの瀬戸際で、指の腹と白肌が擦れあえば、ぞわぞわと甘くもどかしい痺れが理性を焼いていく。
五本指が花を咲かすように広がっていき、刺激の波を不揃いにして我慢を突き崩さんとする。
疼きに耐える吐息が熱っぽく溢れるのも、もっとと手元捩るのも見逃さない。
太腿だけが擽ったいはずはない、擽ったいと評した疼きは何処にあるのかを意地悪に問う。
どうして欲しいんだ と言わんばかりに、悪いニヤケ顔で少女の碧眼を覗き込む。
指の動きにも僅かに早い遅いの緩急があり、まるでラジオのダイヤルを探るように、少女の太腿の弱いラインを探ろうとしていく。

「ん? 城で……?」

所有印が浮かび上がり、体が厭らしく悦楽に沈み始めてきた頃だった。
我慢が崩れ、切なげなエメラルドが此方を見つめれば、軽く首を傾けながらその先を問う。
妙な話というが、おそらくそういうことのための術に絡め取られたのはよく分かる。
特に食いたいと近づいたなら、女だろうが男だろうが意味は変わらない。
抱くのではなく嬲られたという内容でも、ほんの少しだけ男の気配が変わる。
嫉妬、自分以外がこの娘へ手を出すことへの苦味。
不機嫌そうに鼻を鳴らすと、粗相をした子供のように消え入る声に押し付けるような強い口吻で応えていく。

「……、やっぱついていきゃ良かったぜ。妬けに妬けて辛ぇぐらいだ」

何時の日か…きっと。
自分のものではなくなる日が来るかもしれないのに、庇護すべき少女へ伸びた手が赦せない。
同じ思いをいつかは悶々と繰り返すのかもしれないと思いつつ、その体を抱き起こす。
草地の上へ膝立ちにさせれば、山吹色のスカートの裾をその手に掴ませていく。

「マリナの手でちゃんと捲ってくれや、お仕置きだ。あと……どんなエロいことされちまったんだ?」

乱暴はなく、代わりに羞恥と快楽での躾。
熱にうかされつつある今、ショーツを自ら晒すのは通常時よりも恥は強かろう。
けれど、やれと言わんばかりに顎をしゃくって支持すれば、じっと股座の方へ視線を傾ける。
裾が上がるなら、その動きに合わせて視線は追いかけ、時折顔を覗き込んで羞恥の表情を確かめようとする。
重ねた問いは、それを上塗りする為の確認。
その存在よりも深く恥と快楽を与えて、自分のものだと印を刻むためだ。

マリナ >  恥ずかしさと、そもそも何をされたのか分からなかった事実から隠したつもりだけれど
彼がいない間は常に傍にいてくれる組合の少女たちすら、ごまかされていなかったようだ。
さらに鋭い彼に釈明するのはとても難しい。真実を言わなければすぐに見透かされるだろう。
そんな考えと、欲しい刺激を与えられない不全感に惑わされる少女の意識は、いっぱいいっぱいで。

「……、……ヴィクトール様の……いじわる……、……はぁ、ふぁ、あ、ん んっ」

分かっていながら訊ねてくる彼の貌を見る目が、じわと羞恥に潤んだ。
本当に恥ずかしくて、つい拗ねた口調になってしまう子どもっぽさ。
けれど身体の反応は素直で、内側に触れるにつれ、声が跳ね上がってわずかに掠れる。
ひくんと太腿が痙攣するように震えるタイミングで、下腹部も収縮しているのを自覚する。
自分にすら分からない性感を探られ、把握されている。
其れに感じるのは含羞だけでなく、ほのかな喜悦。――彼のものである証の。

「ん、――――……、は、……ご……ごめんなさい……」

誰よりも近くに触れあっていながら不機嫌に呟く彼に、咄嗟に出るのはそんな言葉。
お仕置きと言われても納得できる。できるけれども、羞恥が消えるわけではない。
少し乱れた金糸から、絡んでいた葉や草がはらりと落ちるのも気にせず、彼の反応だけを窺い。

「ぅ……」

何もなければ逆らうまではいかずとも、渋るような言葉が出ただろう。
けれど今はぐうの音も出ないとはこの事で、彼が望む事は全て受け入れなければいけないと思った。
護身術を学んでいるのに発揮できず、自衛できなかった自分も悪いのだし。
意を決すると、手首を離す事のできない指でドレスのスカートを少しずつ捲り上げていく。
膝、もどかしい愛撫を受けた太腿、――まではするすると露出していき
二、三秒ほどのためらいがあった後に太腿のつけ根を見せると、白いショーツに包まれた下腹部を晒していく。
ショーツ、そして白の網タイツが隠してはいるけれど、どちらもぴったりと身体に沿うものだから形を隠すわけではない。
特に陰唇がぷくりとした恥丘の形はそのまま。
熱を孕んだせいでクロッチが食い込み、噛んでしまっている様子さえ隠せなかった。
野外だというのに耳まで赤くなり、顔中熱い。彼と視線が合うと咄嗟に逸らしては、暫くしてまた彼の貌を見る。

「ほんとによく……分からないんです……、何も見えないし、触られてないのに
 気持ちよさだけ伝わって……ぇ、と……ん、と……でも……お尻は……触られました……」

口ごもったのは、さすがにお尻の穴とは言えなかったから。
恥ずかしさに表現をマイルドにしてしまったけれど、嘘をつくつもりはなく。
他者との出来事を語りながら、ちらりと見えるのは子宮を辿る鈴蘭の紋。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中 野原」からマリナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中 野原」からヴィクトールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にジードさんが現れました。
ジード > ひんやりとした寒さを感じさせる山中を一人歩く男の姿がある。
物とりや追剥の跋扈する危ない場所だというのに、道行く足取りは確かな物。
掲げたランタンの明かりが、少し開けた場所を示した所でフッと足を止め。

「――よし、休憩にするか」

言葉にするが早いか荷物から小瓶を取り出し、中の液体を幾つか地面に垂れ流す。
と、緑色の煙と臭気が一瞬周囲に立ち込めて消え。

「けほっ。…これがあるからあまり使いたくないんだけどね、この獣除け」

ぱたぱたと手を横に振って煙を払いながら丁度いい大きさの岩を椅子代わりに腰かけて息を吐く。

ジード > 「追剥の類は基本的に人間だから何とかなるといえばなるんだけど、
 野獣の類は説得って訳にもいかないし興奮すると薬の効きも悪いしなあ」

最初から関わらないのが一番だとしみじみ漏らす。
元々さして荒事が得意な訳ではないので致し方がないが少々情けない愚痴も漏れる。
かといって護衛を雇った場合、薬の類を使うと護衛からも文句を言われるのがなんとも面倒だ。

ジード > 「よし、休憩終わり。さていつまでに帰りつけるかな…」

体を伸ばしながら立ち上がり、空を見上げて大よその時間を計って立ち上がる。
王都にたどり着くまでの間に狼藉物に出会わない事を祈りながら
足早に広場を後にしていく。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からジードさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にマリカさんが現れました。
マリカ > 甘い喘ぎ声。山中に女の声が響いている。現場は街道にほど近い茂みの中。散乱した衣服に足元に落ちた剣。そして屈強な
男達……。野盗の類に襲われたらしき女は、顔を赤らめ、木にしがみつき腰を振っている。

数人の男達に囲まれ逃げようもない状態、舌を出しあえぎ続ける女の顔には疲労が見られ、自分での脱出は
まず無理そうで。

マリカ > 誰か助けを……そんな思いもあるが、もし通りかかったのが自分とおなじような女であれば
むしろ被害者は増えてしまう……財布の中身よりも、このまま連れ去られる不安を抱きながら、汗を散らしながら
街道をちらりと見やって

マリカ > 現れるのは救いの手か、新たな狼か、いや羊だろうか……
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にモッペルさんが現れました。
モッペル > 狩りを行うために少し遠出。山に住む鹿を中心に狩ろうと九頭竜山脈のほうへ…ある程度狩りを終えて帰路につけば、山賊街道へとさしかかり。待ち伏せによい場所に通りかかれば、かすかに聞こえてきた睦言。こんなところでヤってるとはねぇ…と様子を見に行けば、複数人の山賊と思わしき男と一人の女。いわゆる輪姦の現場であれば、気配と足音を消し、そっと側により…

「あー。それはそういうプレイかね?それとも単に輪姦かね?」

がさり。茂みから姿を表し、集団に問いかけて。そういう野外輪姦プレイを楽しんでいるなら邪魔するのもね。と

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からモッペルさんが去りました。
マリカ > 【すみません、ベルが鳴らず反応遅れました……】
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からマリカさんが去りました。