2017/11/19 のログ
■カイル > 薪を集めるとそれを格子状に組んでその中へと放り込んで
火を焚く。
森の夜はまだまだ続きそうだ。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からカイルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にジードさんが現れました。
■ジード > 昼下がりの山脈を横断する街道の中腹付近に道行く影がある。
うららかな日射しの元、夏が終わり秋を迎えはじめた風景は風光明媚なように見える。
だがここを通ろうとするものに、物取り追剥の跋扈する危ない場所だという事を知らぬものはいまい。
男も当然その一人ではあるのだが――
「参ったね。こうもわかりにくい道行きとは…ガイドでも雇うべきだったかな」
山道を歩く最中に滲んだ汗を拭いながら迷子の身の上を嘆いて周辺を見回したがどこもかしこも似たような風景だ。
旅慣れている自負はあるが山歩きに慣れている訳ではない。むやみに動くのも自体が悪化しそうな気がして
丁度いい大きさに張り出した岩の上に座り込んで山脈の地図を広げた。あまりに縮尺が大きすぎて役に立つ気はしないが。
■ジード > 「こんな山中で通りがかるとしたら野盗かなあ。あまり荒事は得意じゃないんだ。
空の一つでも飛べれば楽なんだろうけどね」
そのような便利な能力も魔法も残念ながら持ち合わせがない。
できる薬に心あたりがないわけではないがこんな所で調合するわけにもいかない。
となると自分の足で何とかするしかないらしい。
「取って返して温泉にでも入りたいところだけどそういうわけにもねえ」
そもそも街道を通ったのは仕入れのためだった。
自分の体を重くしている大きな袋を軽く小突いて金属質な音を響かせる。
■ジード > 「街道なんだからどこかに繋がってるとは思うんだけどね。
山賊か追いはぎか…出くわさない事を祈りたいなあ。荒事は嫌いなんだけど」
出来ない訳ではないがかといって好むものでもない。
少々嫌そうな顔をしながら遠くに続く一本道の街道を歩きだす。
途中分かれ道に突き当たる度虱潰しに正解を探す羽目になるのだった。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からジードさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にシャロンさんが現れました。
■シャロン > 夜の山道は、静けさと闇に満ちている。
ともすれば雪が降りそうな冷え込みに、吐く息も白く揺らめいて。
「ん、中々冷える様になってきましたね――冬ももうすぐ、ですか」
木々は紅葉。赤く色づいた山は何とも風情がある。
これからゆっくり葉が落ちて、年の終わりが近づけば禿山になってしまうのだろうけれど。
枯れ木も山の賑わい、などともいうように、こげ茶の樹木に彩られた山も、冬の味わいがあるのだろう。
空も夏に比べれば大分高く澄んでおり、星々はきらきらと輝きながら、夜の帳を飾り付ける。
「見張り、とは言えこの時期は山賊ですら中々出てこない訳ですが……」
魔物などが出ていたら面倒だから、と小さな影が道を行く。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にヴィクトールさんが現れました。
■ヴィクトール > 荷物を満載した馬車が山道を駆け抜けていく。
港から運び込まれた荷物を守るべく、組合の少女達が堅牢な馬車のいたるところから顔を覗かせ、魔法銃を手に周囲の警戒にあたっていた。
見張りに歩いていた彼女の傍を通り過ぎると、手を降って挨拶する子もいるだろう。
「ぉ、後は任せて大丈夫だろ?」
念のためと添えられていた彼も、彼女の姿を馬車の屋根の上から確かめると、窓の方へ逆さまになるようにして覗き込む。
大丈夫と返事を貰えれば、にかっと笑い、任せたの言葉を最後に、馬車を飛び降りた。
ざんっと着地音を立て、幼妻の傍へ降り立つと、変わらぬ様子で金髪をくしゃくしゃと撫でようとする。
「よぉ、シャロン。寂しくなかったか?」
中々会えずにいたのもあり、苦笑いを浮かべながら問いかける。
以前定着させた子供っぽさを強めた格好に愛らしさも一入強く感じれば、そのまま小さな体を抱き寄せようとするだろう。
■シャロン > 気の向くまま、散歩とも言える歩きの最中、遠くから馬の嘶きが聞こえてくる。
この時間に山道を抜けていく馬車と言えば、お忍びの貴族か道を急ぐ行商か。
あるいは――と思い浮かんだ答えが、丁度目の前を通りがかる。
整備された石畳を転がる車輪。その上の堅牢なつくりの車体からは、幾人かの顔馴染みが手を振っていて。
「ふふ、お疲れ様ですよー?」
にこやかに手を振り、そしてふと見上げると屋根の上から降りてくる影。
それが誰なのかは、先ほど聞こえた声だけで理解できている。
故に少女は、降り立つ気配に満面の笑みを向けながら。
「ん、ふふ、旦那様、お久しぶりになっちゃいましたね。
っとと……えへへ、寂しかったに決まってるじゃないですか!」
一緒の職場になったとはいえ、常に一緒には居られる訳ではない。
無論、最大限に配慮をしてくれるものの、それでも多忙やすれ違いが重なって、とんと出会えていなかった。
だから、こうして抱きしめられるとそれだけでうれしくなって、きゅ、と強めに抱き返す。
彼によって作り替えられたドレスは、花嫁衣裳の様に純白で、しかしどこか子供っぽさを折りませたもの。
今は足を冷やさない様にと、くるぶしほどまでの長さのロングスカートになるパーツを取り付けた状態で、少しだけ大人っぽい雰囲気。
それでも、結局背伸びをしている少女にしか見えないのだが、彼によって与えられたものだからお気に入りで。
「今日もお仕事お疲れ様です。あの子達と買い出しですか?」
皆良い人達だから、無事に帰れてよかった。
そう、屈託のない笑みを浮かべると、幸せそうに彼を見上げた。
■ヴィクトール > 見た目よりも実際はもう少し年上ではあるが、それでも幼女のような佇まいは、人妻というのを少女達から少し忘れさせるほど。
車体から飛び降り、妻の傍へ降り立つと、嬉しそうな微笑みを見やりながら髪を撫で続けた。
「だなぁ、最近は兄貴の人使いが荒くてよ~? 俺もだ、今日はたっぷりイチャつこうぜ」
お互いに戦力としては申し分ない単騎であるが故に、引き離されることもしばしば。
こうも重なると寂しいばかりで、小さな体がくっつくと、宛ら娘の様に見られるかもしれないが、この男は気にせず抱きしめ返し、屈むようにしながら首筋にキスをしてじゃれついていく。
「ありがとな。買い出しっつーか、武器類の搬送だ。人は増えるし、砦周りに出張しろってのもあるし、色々入用なんだとよ」
子供のような無邪気な微笑みに、にかっと微笑み返せば、唇を軽く重ねていく。
行く先々で娼婦やらで処理はせども、やはり彼女は特別なのがある。
幼子の様な真っ白なドレス姿がぴったりとの体付き、顔立ち。
綺麗で真っ白な分に汚したいと、劣情を掻き立てられる。
傍の木の幹へ小さな体を押し付けるように、こちらの身体を重ねて密着すれば、顎に指をかけ上向きにさせて有無を言わさぬキスを。
何度も重ね合わせつつ、無遠慮にドレスの上から恥丘を撫で、つぅっと中心線を撫でながら、最後は未発達な乳房に掌を重ねていき、ぎゅっと握り込んでしまう。
■シャロン > この成りで人妻と言うと、大抵初対面では驚かれる。
そして、少しの後には納得されて、大抵の場合は打ち解ける。
そもそも少女は対人スキルに長けており、人懐っこいのだ。
子猫がすり寄ってきた時に、つい抱き上げてしまうような感じとでも言うべきか。
お陰様で、皆の配慮と好奇と興味から、こうして二人きりにしてもらえている。
この後集落に帰った後は、きっと根掘り葉掘り聞かれるのだろうけど。
「あはは、私も大分色々お仕事をしてきましたが、どれもどうにかって感じですね。
ん……えぇ、私も、旦那様成分が足りなかったので、甘えさせていただきますね?」
彼も自分も、一人で集団を相手に押し切れるような戦力だ。
それを常に同じ場所に置いておくのは、非効率なことこの上ない。
それ故、繁忙期ともなれば離れ離れだ。しかも短期で使い勝手がいいともなれば、あちらこちらに投げ込まれる。
無論、それが相手の為になるのだから、引き受けない訳にはいかなくて、どうにか出来てしまうから重用される。
だからこうして、何の邪魔もなく抱きしめられる時間は、何物にも耐えがたい。
それが、馬車の中で尾ひれのついた噂話になっていようと、それは後でする苦労なのだ。
「ひゃ、ぅんっ♪……そうですか。とは言え、彼らに武器を握らせないように頑張るのが私達の仕事ですけども。
私のことも、もう少し荒く使ってくれて構わないんですけどね。旦那様が怒るって言うから、いつも加減されちゃって」
などと軽口を叩きながら、彼の唇を受け入れる。
彼とは違い、少女の場合は基本的に発散はせず、溜め込む気質だ。
時折不幸な事故や巡り会わせで色事に巻き込まれることもあるが、それも稀なこと。
故に、こうして操を立てた相手に触れられると、必然的に高ぶってしまって。
「ふ、ぁぅ……ん、んんっ……エッチな触り方、ですっ……きゃふっ♪
ぁ、ふ……おっぱい、そんなに大きくないですけども、気持ちいい、ですか?」
木の幹の硬さが背中から伝わり、逃げ場のない感覚に背筋がしびれる。
キスが重なる度に少女の表情は蕩けて、目元にはハートすら浮かびそうな程の甘さを帯びて。
下着越しに触れられる秘所は、抱きしめられた時点ですでにしっとり濡れており、太腿にすら蜜が伝っている。
胸元も小さいながら柔らかく、膨らみかけの感触を手のひらに返しながら、その先端はコリコリと期待を体現していた。