2017/05/20 のログ
■レフェーリア > 数日前までは娼館で客を取って精気を取り込んでおり、頼まれるままに救護班として雇われていた。
戦況はどうあれ自分は十分に働いた、兵士の命を救ったのかもしれない。それでも今は逃げていく。
どれだけ魔族側が勢力を広げるかは分からず、ひとまず落ち着くまでと、
「っ、え、っ……?」
突然に話し掛けて来た声に驚いた調子で小さく身体を震わせてから、傍らに立っていた神父の様な相手に気付き、
そしてまた人の姿を模した魔族の類である事も直感から分かってしまった。
此方を騙して捕らえてしまうのかもしれない。捕まった後には捕虜として当然の様に――
「は、はい……何処に、行けば……」
魔族であると気が付いた上で、咄嗟に言葉は肯定を、行動は相手に身体を向けていた。
騙す気であるかもしれない、戦場にも関わらず不釣合いな服装。それでも、
興味も精気を欲しているのも間違い無く、僅かに好奇心から瞳を光らせ問い掛ける。
■コーデル > 兵士たちは、恐怖から脇目もふらずに逃げ出していて、不意に声をかけられた女性が立ち止まっても、
その横を通りぬけるように次々と逃げ出していく。
後ろからは異形の魔族たちが殺到する怒号交じりの轟音が迫ってきている中、向かい合った女性の周りは奇妙に静かになる。
「魔族の兵は先回りして待ち伏せするつもりのようです、慌てて飛び出すより砦の中の方が安全です」
神父服に、申し訳程度の武装しかない青年の姿は、殆ど趨勢の決まった戦いの中に置いては違和感があるだろう。
女性の心内で行われていた咄嗟の判断はいざ知らず、一応の事実を伝えると相手の手を取る。
主張の強い身体をローブに押し込めている女性に視線を送るのも一瞬、そのまま手を引いて連れて行こうとする。
「……ここまで来ればひとまず安心です、姿隠しの術が効いていますから」
そして向かったのは、砦の中にある牢への入り口だった。
そこに入れば、入り口に靄のような者が浮かび、その存在を隠すように部屋全体を覆っていく。
すぐそばで起きている戦いの喧噪もまるで遠くなったように薄れていき、向かい合いながら人の好さそうな笑みを作って語りかける。
■レフェーリア > 「そうなのですか、っ……あ……っ」
話を耳にしながら細身の青年に手を取られるまま、正体も感づいた上でも足取りは相手を拒まない。
奇妙にしん、と静まり返った周辺の雰囲気に気付いて、辺りを見回している間に手を取られ。
ローブ越しにも胸の膨らみを僅かに揺らしながら歩いて行く。兵士達の逃走経路とは明らかに外れた道を。
そう時間は経たず兵士達に追撃を加えようとしている魔族の声も、戦闘が続く前線からも離されていった。
「……ありがとうございます…ふぅ……」
辿り着いた陰気な雰囲気が漂う牢屋だったが、此処まで追う者は流石に居ないだろう。兵士の声や指示も聞こえなくなった。
暫く歩いて身体に溜まった熱気を吐き出す様に長く息を吐き、仄かに汗ばんだ額を拭う。
入り口も霞、魔法によって塞がれて尚も磐石に、この空間と戦場は隔たりが出来上がった、のだろう。
「……あなたは…何処か、怪我はしていませんか…?」
息を整えながら、治療師として相手に言葉を投げ掛ける。
目線は服越しに相手の笑いかけている顔から足までを眺め、見た所無傷そうだと分かり、
安心と冷え込み適度に湿った空気を吸い込んで、息が整うのはそう時間は掛からなかった。
■コーデル > 「間に合ってよかった、あのままでは、魔族たちの餌食になるところでしたよ」
自分に用いていた姿隠しの術を、傍にいる女性にもかけていけば、道中魔族や人間の兵たちと接触することはない。
走ることで膨らみが揺れて、その内側にある肉感的な身体が見て取れるのは、まだわずかに盗み見る程度で。
辿り着いた牢屋には、少なくとも攻め込んでくる者はいない。
来るとすれば外の追撃が済んで、捕虜を弄んだ末に押し込みに来るときぐらいのもの。
「いえ、お気遣いなく。随分と治癒に力を使ったようですね、とにかく休まれてはどうです?少し寛ぐに向いた場所ではありませんが…」
ひと心地つくことができる場所で呼吸を鎮めていく女性の問いかけには、笑顔で答える。
戦いを殆ど避けていたため無傷な姿を見せながら、この場で休むことを提案する。
「私はコーデル・ラケルナと申します。ヤルダバオートの信徒で、この通り戦いは不得手なのですが、なんとか逃げられてなによりでした」
そして、まだ自身の正体に感づかれていると思える程、女性の態度や言動の材料が足りないため、
人間に成りすましている普段の通りの態度で自己紹介を交えて、魔族の軍勢と戦うには頼りない姿を見せていく。
■レフェーリア > 「はい…一番兵士が負傷するのは、前線ですから……」
呼吸も整って大分落ち着き、戦闘の声も聞こえなくなった牢屋の中で治療師としての返事を返す。
血気盛んな魔族に囚われていたのならば無事では済まない。女性であるのならば尚更の話。
知っていながら、今から抜け出すにしても自分一人だけ歩く姿を見逃したりはしないだろう。
安全な場所で、もう逃げられなくなっている穏やかな絶望に、身体の奥は満更でもなく僅かに火照る。
「……ふぅ。私も、戦闘は苦手で……こんな風に…良かった、です……」
薄暗く窓枠にも太い鉄格子が嵌められている牢屋の中、感じる気温だけが低いのは幸いだった。
この場は一先ず安心で、魔族に襲われたりする事は恐らく無い。外の兵士に限って言えばの話だが。
前もって精気を取り込んでいた身体は、嘗てよりもずっと落ち着いているが、
火照りが完全に収まっているという訳では無く、相手の裏の顔にも気付いたまま何気無い話の中でも緩やかに熱が高まる。
「……私は、レフェーリア…見ての通り治療師で、騎士団に雇われていました……」
返す形で相手に名を伝えて、挙げられた神の名にはそれ程の関心を示さない。
相手が紛れも無い信徒である事は理解した上で、魔族であるとも気付いている。
寝台とも言える場所も何も無い、冷たい石造りの壁に背を預けた。
「落ち着くまでどれだけ、時間が掛かるんでしょうかね……」
■コーデル > 「素晴らしい、我が身を顧みずに前線に立てる勇気をお持ちとは…逃げ隠れし、神に祈るばかりの私とは大違いです」
荒い息が治まって、この戦場にいた理由を口にする相手を褒め称え、自分を貶す言葉を口にした。
確かにこの場所に入る魔族はいないものの、出て行けばすぐに見つかってしまう。
そんな環境に身を置いていることに気づいていないように見える穏やかな相手に、次第に疑念を抱きながら、
背負っていた弓や矢筒を床に降ろしていく。
「レフェーリアさん、ですね。雇われの身で、ここまで戦い抜く勇気はきっと神もご覧になられているでしょう」
依然として続ける神父の振りのために、相手の名を反芻しながら穏やかに笑う。
正体を知る相手からすれば、単なる胡散臭い口ぶりにしか見えないだろうが、
まさかそれを知ったうえで、この場にやってくるほど無防備であるとは、即座に思いつきにくいもので。
最初は離れて向かい合っていたが、少しずつ青年の脚は相手の傍に近寄るように進み始めていた。
「もう負けは見えていました、そう長くは持たないでしょう…ところで、レフェーリアさんは落ち着くのを待ってどうするんです?戦える兵の助けもなく、ここから逃げられるとお思いでしたか?」
女性の反応に感じていた違和感に気づくと、相変わらず柔らかい笑みを浮かべた表情を張りつかせたまま、
壁に背をつける身体を横に逃げられないように両手を突きながら、首を傾げて問いかけていく。
細められた碧眼は、少しずつその色の奥にあった赤黒い色が見え始め、
姿を偽っていた魔族の本性が少しずつ垣間見えるようになっていく。
どの道魔族から逃げられない相手を前に、遠慮することもないと言わんばかりに、頬に掌を当てて、相手の真意を問いただそうとしていく。
■レフェーリア > 「……私には、これくらいしか出来ませんから…」
手放しの賞賛をこそばゆく思いながら、相手が抱えていた弓矢を床に下ろしたのを見下ろす。
何気無い話の中でも、相手がゆっくりと距離を詰め始めた。牢屋の中では逃げられる場所も無い。
外に抜け出たとしても、其処に待っているのは今尚も進軍を続けて前線を魔族側に押し込んでいる兵士達だろう。
隅に追い詰められるしか無いと分かっていた故に、その場から動かないまま相手と目線を合わせる。
「ありがとうございます……神の加護は……っ……」
柔らかな口調で話を続ける相手の手が顔の両脇を押さえ、逃げられなくなっていながら言葉は変わらない。
目の色が徐々に変化しつつある事にも気付きながら、じりじりと合わせて身体の奥が熱を帯びているのが分かる。
既に逃げられない、囚われの身となってしまった現状に。柔らかな頬に掌を添えられ、視線は動揺の色を見せない。
「……治療師である以上、魔族の方にも需要はあるものと思いました…運が良ければ逃げられも、命だけは助かるかもしれなかった、ですから…」
弓矢を下ろした様に包帯と血止め薬等が詰まったポーチを下ろし、何も怯えていない調子で答えを返す。
恐怖も同様もその瞳には浮かんでいない、代わりには好奇心、または興奮が宿り、相手を捉える視線は穏やかなまま熱を持っている様に
「それに……抵抗する気は、有りません、から……受け入れたいんです……精気を、貰えるなら…」
■コーデル > 「あなたの良き行いを神はご覧になる、そしてあなたが淫らに乱れる姿もまた、神はご覧になることでしょう」
相手も気づいているだろう目の変化を見せながら、近づいたことで、
否応なく目に入るその体格からしても大きな乳房をローブ越しに見ると、
それを唐突に下ろした掌で鷲掴みにしていこうとするだろう。
逃げ場のない相手へ、戯れのように触れる手つきは、その柔らかさを確かめるように執拗に指を沈み込ませていく。
「ハハハハッ、随分楽観的な…というよりも、その言い様では、捕まりたかったように聞こえますね?」
自らポーチを降ろして、恐怖心さえ感じていないように答える相手には、面白くないというように眉を顰める。
しかし、その目に宿っている光が、期待しているようにさえ見えてくると、
その破滅的ともいえる願望に声を上げて笑い、変化していた姿を、本来の魔族の姿へと戻していく。
血の気の失せた肌と、背中から伸びる外套めいた不可思議な翼、そして胸から開かれる瞳が相手を見つめて。
「では、魔族の精気がいかなるものか、お望み通り教えてさしあげましょう…まずはあなた自身で、その身体を我が眼の前に晒しなさい」
そして捏ね回していた乳房から手を離すと、少し身体を離して、相手のローブを指さして脱ぐように告げて。
催眠の力を用いることもできたが、話し、見た相手の性分からして、それの必要は薄いと考えていて。
■レフェーリア > 「あっ……は、い……」
突然に胸に触れる相手の手すらも拒む様子を見せないまま、
服越しにもはっきり強調される丸みを帯びた膨らみは実に柔らかく指先は簡単に埋まって、
満更でもない反応の中には少しの抵抗する素振りも見せてはいない。
満ち足りた精気は治療に使い、今ではやや貪欲に求める様になっている。
「……っ分かり、ました………」
軽快に笑い声を上げられ、真意の程は如何なのか明瞭な答えまでは返しはしなかった。
その代わりの様に本来の姿、異質な外見を露にした相手を目の当たりにする目は期待が高まった様で、
乳房が解放され三つの瞳が捉える中、何も強制せずとも指示に素直に応じて靴から脱ぎ、
ひんやりと冷たい感触が足裏に伝わり小さく震える中でローブに今度は手を掛け、最初から求めていた様に怯えの無い手付きで脱衣を始める。
軽く捏ねられた乳房も震え小さく揺れる様な丸々とした膨らみに先端の突起を全て晒し、括れた腰、そして下着も全てを脱ぎ去った。
何も追加で指示をせずとも自然と両足は左右に僅かに開かれ、臀部に通じる肉を重ねた太腿、そして股座の陰毛に紛れた割れ目まで。
潤沢な精気を取り込み消耗し、今では期待から来る興奮に、とうに薄く表面は潤んでいる。
当然の様に腕で裸体を隠そうとはせず、朱が差した顔立ちで相手を見上げたまま。
「……これで、よろしいでしょうか…?」
■コーデル > 「素直でよい答えです。その身体に、神の祝福たる快楽を刻み、またあなたの欲する精気を与えましょう」
問いかけは答えないまま、靴から脱衣を始めていく女性の身体が徐々に露わになって行く様子を、
三つの眼が無遠慮な視線を送って観察していく。
ローブの下に隠されていた肉付きの良い身体を、この閉ざされた牢屋の中で独占している気分に、
顔が笑みで歪められて、口から洩れる声もどこか楽しげである。
「…ええもちろん、ではこちらへ」
魔族の姿を取ったことで神父服は身につけておらず、すでに屹立する肉棒が露わになっている。
相手が下着を脱ぎ去り、その肉付きのいい乳房と臀部が露わになりながら、
言わずとも自分で脚を開いて割れ目まで見せて付けてくる様子には笑みを深める。
そして手招きをして、女性を壁際に手を突くように仕向けていく。
「それでは、行きますよ。こうされたいと期待していたようですから、遠慮は必要ない…でしょう?」
そして背後に立つと、その臀部を掴みながら、すでに期待で濡れている割れ目に、肉棒の亀頭が押し付けられる。
その入り口を手早く探すように割れ目を擦ってから、いきなり腰を突き出していき、
屹立する肉棒が女性の膣の内部に突き進んでくるだろう。
何度か緩く揺すって内部を慣らす動きもそこそこに、腰をぶつけるように肉棒を抜き差しする律動にシフトしていく。
■レフェーリア > 「ああ……ありがとう、ございます……」
晒した裸体を食い入る様に眺める視線にも火照りを覚えて、身体が更に相手の精気を欲しているのが分かった。
魔族本来の姿を見せた相手も屹立させた肉棒も剥き出しにした裸体のままで、
牢屋の中には異質な熱気が漂い、無骨だった空間に艶めいた雰囲気が渦巻き始めていた。
自身を捕らえていた筈の相手の言葉にも、感謝が返されて。
「はい……ん、あぁぁぁっ……あ…入って…っ……!良い、です…っ……」
ただ壁に手を付くとだけの指示を受けても、火の付いた身体は当然それだけには留まらない
自ら臀部を背後に突き出し、丸みを帯びた尻肉と排泄器官である窄まりまで相手の前で露にした。
治療師の姿とはあまりに掛け離れ、数日前まで通っていた娼館の流れの情婦に近いだろうか、
先端が触れる割れ目は小さく卑猥な水音を鳴り響かせ、腰が突き出されても中は滑らかに濡れており、
何よりも彼女の口からも喘ぎと卑猥な福音を残した声が溢れ出た。
精気を求めているのは言葉ばかりではなく身体でもあり、強い精気を持った魔族は欲するには上等の相手として、
相手の律動にも合わせて奥が突かれ、何一つ拒まずに喘ぎ中の肉はうねって肉棒を刺激している。
踏ん張った両足を震わせ、それでも臀部を背後に突き出し、動きの中で根元まで深く相手を求めて。
■コーデル > 「しかし、魔族と取引することがいかなることかも、同時にあなたは知ることになりましょう…」
視線だけで身体を火照らせ、吐き出す呼吸が牢屋に熱っぽい空気を充満させていく。
そして、この場に相手を捕らえた張本人への感謝には、意味深な笑みと共に不穏なことを呟く。
それでも、気配のように発せられる精気は、相手が娼館で求めた男たちのそれとは一線を画するものだろう。
「おや、私はそこまで命じたわけではありませんが…しかし、あなたの牝穴の具合は素晴らしいっ…!」
壁に手を突いて、自ら臀部を突き出すあられもない姿を見せる女性には、三つの眼が興味を覚えたように見開かれていく。
つい先ほどまで、兵士にとっては慈母の如き存在であったはずの相手が、娼婦か淫魔のように誘う様子を見せてくる。
その誘いに何のためらいもなく乗りかかると、淫らな蜜で濡れている割れ目へと押し込んだ肉棒は、
内部を掻き回すように抜き差しされて、うねる肉の刺激を感じていく。
自らさらに臀部を突き出して、深く受け止めようとする動きを見せる女性には、
背後から回した手でたわわに実る乳房を掴みながら奥まで亀頭を叩きつける。
「あなたは、私たちとは別種ながら、精気を吸うことができるようですね…与えるとは言いましたが、それを奪われると、どうなるのでしょう?」
そして、しきりに相手が求めていた精気についても、交わって淫魔とは違う能力を有していると気づけば、その唇が嗜虐的に歪む。
そして、淫魔の力を用いて、乳房へと沈み込む指や、奥を掻き回す結合部から、相手の内部に感じる精気に吸精をしていこうとするだろう。
精気を与えるという約束を反故にするように、魔族の気まぐれによって、特に相手の下腹部からは熱が抜けていくように精気を吸われる感覚がするだろう。
■レフェーリア > 「はあぁぁっ、あ、い…っ………!」
何も抵抗は無いままに十分に濡れた牝穴で相手の肉棒を締め付け、激しい動きに奥の方を突かれては悶える様子を見せる。
淫らな魔族と人間との交わりに小さく呟やかれた不穏な言葉にも気付かないまま精気を取り込もうと熱気は一層高まって、
動きに合わせて揺れ動いていた乳房を掴まれると、それだけでも膣内のうねりは変わり肉棒に与える刺激が強まった。
相手が突き出すたびに背後へと押し出そうとしていて、深くまで相手に穿って欲しげに卑猥に腰を揺らめかせていたが、
身体から溢れんばかりに滾っていた熱が、急に抜け出ていく様な感覚にも気付き、いやらしく乱れた顔が驚きを浮かべた。
「そん、な……あっ、あ、あぁぁぁぁ……!?」
愕然とした表情を浮かべながらも抵抗出来るだけの力は残されておらず、犯し抜かれながら与えられた以上の精気が吸い上げられる。
何処か空虚な感覚、本来の人間であるならば必要無いであろう他者から取り込んだ精気が囁かれる中で抜かれていき、
まずは膣孔の締め付けが肉棒により強く絞り取りたがっているかの様に強さを増し、濡れたままの身体から熱気が消える。
更に溢れるのは猛烈な枯渇に、一刻も早く埋めなければ、精気を求めなければといった、飢えた淫魔と同じ飢餓にも似た感覚で。
「お、お願いします……何でもします、から…外の兵士も、呼んで良いですからぁ……」
興奮が残る雰囲気を残しながら、如何にも余裕が無さそうな声で相手に懇願を送っている。魔族でなくとも人、獣の類まで犯す事を望むがまま、
膣肉は絞り取る締め付けを保ち、精気に飢え求めていて
「精気、犯して…犯して、下さい……」
■コーデル > 「どこで得たものか知りませんが、私が吸い取って差し上げましょう…何、ちゃんとその分の埋め合わせはいたしますよ…」
全く抵抗のなく、しかし情熱的な締め付けをする牝穴を、肉棒で強く掻き混ぜながら、
一方で鷲掴みにして捏ね回す乳房に合わせて強くなる締め付けの変化も楽しむ。
すっかり交わることを楽しむように臀部を突き出して揺すっていた相手が、不意に精気を奪われていることに気付けば、
心底楽しそうに笑いながら、全く安心できない言葉を添えていくことだろう。
「なるほど、飢えるのは我々と似ていますね」
交わることでも、精気を得ていく相手から、それによって増える量を上回るだけ吸精を行っていく。
まるで飢えて与えられた食物にかじりつくような強くなる内部の締め付けを楽しみながら、
体から失せていく熱の感覚に、呑気に乾燥まで添えていた。
「ふふふ、人の身でも、これは苦しいようですね。それは却下です、外の兵は私の手の者ではないのですから…代わりに、私の精気を差し上げますよ…!」
余裕なく懇願する相手が、膣の内部を強く締め付けてくると、限界に達した肉棒から、間欠泉の如く射精がされていく。
内部へと吐き出されていく白濁からは、淫魔の精気が精製されているかのような純度で得られることだろう。
しかし相手から奪った分を継ぎ足すように与えていく精気は、人の身のものではない淫魔のものであり、
それが身体に満ちていくことで、より相手の身体を火照らせてしまうかもしれない。
■レフェーリア > 「っあ、あぁぁぁぁ……やめ…吸っちゃ……ぁぁ……ぁ…」
与えられた精気以上に精気が体に吸い付かれていき、余裕が無い様に臀部をくねらせて相手の精液を欲している。
腰を引く度に膣肉が引っ張り出されてしまいそうな程に強く膣肉が引き搾られて肉棒に絡み着いて。
魔族に抱かれながら精気を望む姿は、毅然と前線に立つ治療師でも、娼館で人を相手にして居た娼婦にも違った様に。
必要最低限の濡れ具合にきつい締め付けで肉棒に吸い付くまで精気が吸い尽くされ、引き抜いてしまえば外にそのまま飛び出しそうな枯渇を味わっていると、
「ぉ、っあああ、あぁあぁぁぁ……っ……!?」
苦しく飢えて求めていた念願の精気が、肉棒から溢れる精液と合わせて一気に膣内に注がれ取り込まれていく。
きついばかりだった締め付けを残したまま下腹部から伝わった熱気がぶわっと全身に回り、先程まで感じていた以上の火照りが全身に巡って。
急激に濡れそぼった膣肉が小刻みに震え痙攣しながら、射精を味わう快楽に身体もまた絶頂に達し、牢の中に粘液を撒き散らす。
淫らな声を上げ、念願の精気で満たされて、それでも満足はしなかった。
「っああぁぁ――…ぁ……ありがとう、ございます……もっと…ぉ……もっと、一杯……っ」
純粋すぎる強烈な精気を取り込み満たされた体は、必要以上の精気に何度も小刻みに絶頂を迎える程反応は淫らに、
相手の掌の上で餓えさせられ満たされたというのに純粋な気持ちで精気を恵んだ相手へと感謝の言葉を送り、
乳房に添えられた相手の手の甲に掌を重ね、尚も残っている火照りのままに更に貪欲に、相手の事を求めてしまう。
■コーデル > 「失礼、人の身で、それだけ吸うことができるなら、その逆を試してみたくなりまして」
精気を吸い上げられて、豊満な臀部を揺らして、膣の内部の肉が肉棒から精液ごと精気を搾りとろうとする感触に心地よさげな吐息を零す。
すでに治癒師でも娼婦でもない、新たな姿を暴き出された女性の姿を見る者は、閉ざされた牢屋では魔族以外には誰もいない。
それでも精気を吸い続けるのは、飢えたことで、精気を欲しがっていく身体を十分に焦らしていくことが目的だった。
「はぁぁぁっ…!淫魔が精気を吸われるのも、またこれは味わい深いものです…」
飢えて痛いぐらいに締め付けようとしていた膣の内部に、精気となりうる精液を注ぎ込んでいき、
再び火照る身体の熱を取り戻して、射精する勢いに奥を刺激されて絶頂する身体へと、
容赦なく吐き出される精液には、奪われた精気を補って余りあるほどの精気を得ることができるだろう。
「ええ、もっと差し上げますよ、貴方の身体から私の精気が立ち上るぐらいまで…たくさんね」
身体に注ぎ込まれていった精液と、精気の両方で絶頂していく女性の臀部に、
再び腰は強く打ち付けられていく。
重ねられた手のひらの熱を感じながら、指先は鷲掴みにする乳房の柔らかい肉の張りを存分に子ね潰していき、
肉棒が膣の内部を掻き回して火照る身体を弄んでいく。
その存在を隠されて、戦いの喧噪から隔絶された牢屋の中で、
魔族は女性の身体に過ぎれば毒となりうる高純度の精気を流し込み続ける交わいを繰り広げていったことだろう。
その後、砦を抜け出す二人の姿を、見咎める者は誰もいなかった。
■レフェーリア > 大量に注ぎ込まれた精液に混ぜ込まれた精気を取り込み、火照った身体は締め付けるばかりだった膣肉から力が抜け、
程好く滑り絡み付く肉質で射精を続ける魔族の肉棒を飲み込んでは精液を奥底で受け止める。
最初から求めていた快楽は、一度精気を抜き取られた事で一層高まっており、貪欲に相手を求めて身体を悶えさせていた。
「っあぁぁぁ……ぁ…は、いぃ……もっと…ぁ…ぁぁ……!」
貪欲に精気だけを求めていた時とは違って、全身が火照り精気で満たされた身体は激しい動きにも敏感に反応し、
痛い程に柔らかな乳房の形を変えられながら、腰が深く突き上げ引き抜かれる動きの中で飛沫が撒き散らされている。
淫魔の精気に当てられた身体は、どれだけ注ぎ込もうとも精気が有る以上、相手が意図的に吸い取ったりしない限りは体に蓄積し続け、
豊潤に濡れた膣肉で、汗ばみ鋭敏になった肢体全身を使って、相手が満足するまでの交わりを味わった。
一通り、相手が満足するまでの間彼女は犯し抜かれ、淫らに求め、精液を膣内で受け止め続け。
戦闘が全て終わった頃に砦を抜け出し、それからまた相手との交わりを再開したのか、
決して収まらない火照りを宿したまま娼館へと戻ったか、はたまた魔族側へと向かったかは、彼女と淫魔のみが知る。
ご案内:「ハテグの主戦場」からコーデルさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」からレフェーリアさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」にランティさんが現れました。
■ランティ > 長く続く戦に荒れた丘陵は、赤茶けた土を晒している。
荒涼としたただ広い風景を馬上から眺めるのは、着古したローブを纏う眼鏡の魔術師。
ぼさぼさの髪が強風にあおられ、顔を半ば隠すようになっている。
それを片手で押さえ、息を吐く。
「怪我人の皮膚の様な風景だねェ、これは…何度見ても、心楽しいとは思えない
どうだィ、君達にはなれた風景なのだろうけど、そろそろ住めば都と言う気持ちは湧いてきたかネ?」
付き従う騎士数人を振り返り、眼前に広がる風景を示す。
丘陵のいくつかを越えた先に、陣を敷く帝国軍が見える。
…戦場であった。 貴族として、術師として、時折こうして参陣している。
■ランティ > 術師の言葉に微妙な笑顔を返す騎士達に、意地の悪い冗談だったかな、と小さく肩を勧める。
手綱を繰れば、小駆け足で馬を進める。 斥候の代わりとなる小隊と何度かすれ違いながら、情報を確認する。
「こういう時に、伝声の魔法でも使えたらと思うが、どうにも遠距離での精密操作は苦手なのだよねェ…
のろしやラッパでは相手にも内容が伝わってしまうし、結局は足を使って伝達するしかない…
ああ、有難う」
斥候隊からの文書を渡す騎士、馬足を緩めて羊皮紙を広げる。
敵の大体の人数、兵種…陣の形、ふむ、と鼻を鳴らして供回りの騎士を呼ぶ。
自分の所感を口頭で言い含めながら、速乾性のインクを使って羊皮紙に言葉を書き込む。
「…と言う訳で、今回はあまり魔術師が向こう様には揃っていないようだ
一つ、足を止めるためにこちらから突っついてみようと思う
なァに、危ない事はしないさ、突貫はボクの役割じゃァないしね」
■ランティ > 「うン? 遠距離精密射撃も突貫も出来ないなら、ボクに何ができるのかッて?」
羊皮紙を丸めて、革紐を特殊な結び方でくるくると羊皮紙に巻き付けながら、供備えの騎士に顔を向ける。
若い騎士が、野暮ったく胡散臭い、こ汚い術師が偉そうに話しているのに業を煮やして、突っかかったのだ。
術師が貴族であることは知っているが、どうやら伯爵位とも知らないようで喧嘩を売ったのだろう。
隣の騎士が真っ青になってその騎士を嗜めるが、若い騎士は術師を睨みつけながら更に口を開く。
「時々思い出したように顔だけ出して、参陣したと嘯く貴族様、ねェ?
ぷ、ふ、はははっ! はは、はァ、そりゃあそうだ、そう思われても仕方がないねィ
実際に、ボク達貴族が矢面に立って戦場を駆ける事は少ない…居ないとは言わないけれど、少なくともボクには無理だ」
しかし、術師はへらへらとした笑みを口の端に浮かべたまま、若い騎士に言葉を返す。
分厚い眼鏡の奥からその騎士の真っ直ぐな強い眼を見返せば、視線を、丘陵の向こうの帝国軍に向ける。
■ランティ > 「ボクは軍師ほどに兵法を知らない、斥候役程目も良くない…眼鏡をしているからそれは分かるか
将軍が務まるほどに指揮は出来ず、ましてや、人心掌握は酷く苦手だ
君が今こうして、僕に起こっているのがその証だねェ いやはや、情けない限りだよゥ」
きゅ、と革紐を結べば、伝令の兵に羊皮紙を渡す。
伝令兵が馬を走らせて去っていくのを見送りもせず、馬をゆっくりと丘陵の上に進める術師。
その背を睨みつける少年騎士。 ベテランの騎士達が、貴族に噛みついたその若造の末路を想像して青くなっている。
「でもねェ、貴族はそれでも軍に立たねばならないのだよ
顔だけ出すだけでも、箔がつく 自軍の兵士達が腐そうとも、
敵からすれば『あの○○家が来ている』とそれだけで士気が乱れる事がある
貴族はその箔をつけるために、精一杯虚勢と虚栄を張って、自分を高く見せ、周りを威圧するのだ
戦場で、交渉の場で、その気毒がその場にいる事で、少しでも自国がやりやすくする為にね」
馬上、馬から提げて居た杖を取る。 両手で水平に構え、ゆっくりと息を吸う。
■ランティ > 「例えば、国内では強欲暴虐で知られるある貴族…ボクも苦手なのだけれど、あの人は
その残虐さは他国でも有名でね、捕虜の尋問の苛烈さも、悪趣味さも轟いていた
それゆえに、その軍と戦っていた帝国の部隊は、自分たちが劣勢になった途端に総崩れした
噂しか知らないけれど、自分が捕まったら地獄よりひどい目にあわされる、そう皆が思ったのだろう
通常であればまだ十分に挽回できる戦場を、『その貴族がそこにいる』と言うだけで壊走してしまった事例がある」
くるりと回す杖。 その先端が走った場所に残るのは、魔力の光。
青白い帯を中空に残し、それはまるで生きているかのようにくるくると流れて魔方陣を形作る。
指を鳴らした手から跳ねる火花が、その魔方陣に色を添え、文字を紡ぐ。
丘陵の上、術師の周囲に浮かぶ魔方陣の数々。 グルグルと回りながら中空にとどまる。
■ランティ > 「例えば、軍略でその名を轟かせた貴族が居た
その人が参陣していると聞いた魔族の軍は、圧倒的に優位である掃討戦で、自分達から軍を引いた
『あの貴族が陣に居るのに、こんなに簡単に倒せるはずがない、罠だ』と考えたのだとか
…その頃には、その貴族は病死して陣に居なくて、魔族からすれば絶好のチャンスだったのにねェ
ああ、話が反れたかナ? うん、騎士の少年、ボクが言いたいのはネ」
両手に握った杖を空に突き上げる。 その瞬間、浮かんだ魔方陣から放たれる光。
その光は、それぞれ新たに無数の魔方陣となり、宙を漂う。
丘陵の上の空間を埋め尽くすほどの魔力の輝き。 その中で振り返る術師は、眼鏡の奥で片目をつむって見せる。
「貴族は、そこにいるだけでも力になれる、と言う事なのサ
だから、あんまり邪険にしないでおくれよゥ」
ご案内:「ハテグの主戦場」にガリアさんが現れました。
■ランティ > 「ちなみに、ボクの実家のアウグシュテンなのだけれど
…先々代、先代と魔法に明るくてね、先祖は魔族だったと言う噂もあって、
中々、名前に力があるんだよゥ …その噂の元になった力を、ボクも引き継いでいる」
杖をゆっくりと、帝国軍の陣に向ける。 深呼吸をして体内の魔素を練り上げて、発現させる。
強く吹いていた風すらその力を奪われる。 その場に漂うマナを吸い上げ練り上げ纏めて、自分の魔力に変える。
術師を中心にして宙を漂う魔方陣の色が、青から赤へ、赤から白へ、白熱し、輝く。
「『アウグシュテンの居る戦いで魔術師が足りないのなら、逃げろ』
そう帝国の中で言い伝えられるような戦いぶりを見せる事
それが、今日ボクがこうして此処に居る目的さネ」
その魔方陣の量と輝きに絶句する少年騎士の前で、術師は練り上げた魔力を爆発させる。
轟音を上げて、無数の魔方陣から放たれる数々の魔法。 火、氷、水、風、土、雷光。
抗するようにいくらかの魔法が帝国軍から飛ぶが、その全てを物量で押しつぶし、帝国軍に喰らいつく。
轟音、爆炎。 離れたこの丘陵でも、その余波が風となって届いた。
■ガリア > (本隊への報告を終え、戻って来る途中、頭上にて広がる極大の魔法陣
絶大な魔力が戦場を覆い尽くし、そして、程なくして始まる嵐の様な攻撃
例えばこの光景を、物理的に砲撃で再現するとしたなら、どれだけの砲門が必要だろう
戦況が一気に傾くほどの、圧倒的な其れを目の当たりにしては――)
―――……はー…何度見ても派手なこったなァ…。
(――仕事が始まったという事なのだろう。
今回の戦場に置いて、兵の数と言う意味では決して大きな差は無い
向こうの兵も、決して錬度が低いという訳ではなかった筈だ
ただ、唯一絶対の差が在ったのは…此方に、「彼女」が居た事か
他の兵よりも遅れて、漸うに其の現場へと姿を現せば
他の兵が呆然とする中に何時の間にか混じる形で、早々に魔法の嵐から視線を切り
周囲へと耳を傾け、そして視界を広げ、警戒を行うだろう――暗殺が忍び込んでやいないか、と
今、圧倒的に優位と為ったこの場に置いて、逆に言えば彼女が居なくなれば戦況は瓦解する
他にも、その場に居た中でも、戦場経験豊富な熟練の騎士達は、同じ様にして警戒を強めていたろう)。
■ランティ > 驟雨の如くに打ち付ける魔力。 それは、精密な着弾とは言い難い。
しかし、物量は正義だと言わんばかりに打ち出される魔法の数々は、
魔導の心得がある者であればその練度がなまなかなものではないことが分かる。
魔力の総量もそうだが、その生活のほとんどを魔導に費やさなければならない程の、濃厚な物。
ガリアが供回りに着いたのは、丁度その魔力が途切れて魔方陣が収縮して中空に溶ける頃。
杖を降ろし、ゆっくりと深呼吸した術師の額から汗が流れる。
開幕一度だけの大盤振る舞いである、精一杯背筋を伸ばして虚勢を張る以外は、
小さな火の玉一つ作る事すらできないのだけれど。
「…はァ…」
酒に酔ったような軽い酩酊、全力で力を使う爽快感。
それが合わさった疲労感は、精根尽きるまで交わった後の感覚にも似て。
輝く粉雪の様な魔力の残滓に浮かぶ術師の姿、その表情は、まるで淫魔の如く淫靡で艶やかな物。
周囲を警戒する騎士達の中、ふと、ガリアを見つけた女は、
その艶やかな視線のまま、陶然とした微笑みを向ける。
やあ、と声をかける声も甘やかで、軍陣の中であっても、ガリアの脳裏に生々しい味わいを思い出させるだろう。
「騎士ガリア、君も来たか」
■ガリア > (生半可な、軽々と出来る術式では無い。
此処まで盛大な「花火」で在れば、術者の魔力もまた盛大に消費されて行くのだろう
けれど、其れでも十分に過ぎる戦果と為るのだ、先手にして、致命的な一撃。
この嵐が終わる頃には此方と向こうには大きな兵力差が生まれるだろう
そして其れは相手側に、闘わずして退く、と言う選択肢を考えさせかねない程には。)
………クク…全力でぶっ放した御感想は?
御蔭で、最初の情報戦から初手までは作戦通りってトコらしい。
(肩を竦め、其れから、声を掛けよう。
大仕事を終えた彼女へと、労い…にしては、ざっくりとした
けれど周囲に騎士が居る為、何時もよりも若干丁寧さが垣間見える声音を響かせる
ゆっくりと騎士の合間を抜け、彼女の隣へと歩み出て行けば
丘の上、拓けた其の場所から帝国軍の様相を、じっと静かに見詰めて。)
―――――……動きは止まった。 ……進軍はして来ないな、コイツは退くかも知れない。
……と言うか、中核ンとこが潰れてるな、若しかして隊長格が落ちたか?
(――正確には、まだ混乱の最中、と言った所なのだろう。
爆炎と衝撃で舞い上がった煙が晴れ出す頃に、見えて来た相手側の被害状況を伝達する
普通に考えれば退却だろう、或いは向こうの指揮官が余程無能か
其れとも、まだ逆転出来る何らかの秘策を持っていれば別だが)。
■ランティ > 「最高だねェ うん、悪くない
…若い騎士君に偉そうなことを言ったが、半分は力をぶっぱなしたいからかもしれんねェ」
ふへへ、と緩く笑って返す。 ずれた眼鏡を外し、ローブの袖で汗を拭う。
視線を向けた先の軍陣は乱れ、しかしこちらに向かってくることも無い。
「出来る事ならば、退いてくれると楽なのだけれどねェ
見たところ、弓兵部隊辺りも潰れているから、進軍の間にこちらから攻められると思えば、
自然と、立て直す為に退く方に軍議は傾くと思うのだけれど
…ああ、退き始めたねェ よしよし」
かくん、と力を抜いたように頷く。
帝国軍の対客の合図、太鼓やラッパの音がここまで届いて来る。
やっと息を抜いたように、馬の首に身体を預けるようにして倒れる。
「ああ、頭がくらくらする…景気が良いのは良いが、魔力が足りなくて酔うのは慣れないなァ」
■ガリア > ……偉そう? 実際偉いだろォに。
……ま、ナンにせよ、其の力の使い所が味方側で良かったさ。
(――隊列は、退き始めた。 敵の戦列が一斉に下がって行くのを見て、一度後ろを振り返る
本営が、追撃戦を行うか如何かの判断を見守り――この場に留まり、丘一帯を接収するとの判断が下れば
其の瞬間、誰が切欠かは判らないが、大きな勝ち鬨が自軍全体に響き始めるだろう
次に響くラッパの音は、自軍前進、の合図。 敵陣位置まで進み、戦線を引き上げる為の物。
敵の実質的な被害を確かめる意味合いも在る、程無くして、兵や騎士達が戦地へと進み始めるなら
其の様子を、やれやれ、と一息ついて見送ろう。)
………お疲れだなァ、余力とか残さないのか?
流石に、此の儘ここでぶっ倒れてたら碌な事に為らないぜ。
(――もう、後は任せても問題ないだろう。 自分の属する斥候隊は引き上げて、王都への帰還準備を整えに掛かる
漸く、馬の首に絡まって倒れている魔術師の元へと課が見込めば、叶うなら其の体躯を、ひょい、と肩に抱え上げようと。)
野営地に一旦撤収だァ、必要ならそっちで休みな。 魔力切れ対策は知らんがね。
■ランティ > 「ボクはまだ偉くないさ、家は偉いけれどね ひひ、とはいえ、彼よりは軍歴も長い
ちょっとは先輩風を吹かしたいと思ったので、びゅーびゅー吹かしてみたよゥ」
馬の首に身体を預けたまま、へらりと笑って見せる。
さっき突っかかって来ていた少年騎士と視線が合えば、少年騎士が慌てて敬礼をする。
切り替えの早さに思わず笑いながらこちらもヘロヘロした敬礼を返して見せる。
進軍を始める自陣を見てから、ガリアを見上げ。
「残さなくても守ってくれるだろゥ?」
そんな事を言いながら、何とか体を起こそうとした。
しかし、その途中であっさりとその身体が持ち上げられる。
騎士の肩に、布団が干されるようにのっぺりと抱えられる。
男の肩に胸の感触、顔の隣に尻、と言う貴族とは思えない扱いだけれど。
「魔力切れは、しっかり食べてゆっくり寝るのと、後は誰か魔法力を吸い取るか、だねえ…
…ねェ、ガリア 君から貰ってもいいかィ? あとで、陣幕の中で」
■ガリア > ――――……まさか、見栄張って見せる為に魔力切れまでぶっ放したのかよ。
別に俺は構わんけどなァ、あんま目立つと、在る事無い事噂が立つぜ?
(なーにやってんだか、と、呆れ混じりに呟いては、相手を抱え上げる肩
先刻の若い騎士が、今一度此方を振り返ってから、其の扱いに戦々恐々して居たかも知れない
戦場側へ向かう騎士の流れに逆らって、野営地側へと向かう足取り
背中から女の声が聞こえて来るのに、あん、と声だけで応えては。)
そりゃそうだ、騎士だからなァ?
(けらり、笑って見せるんだろう。 女からは見えないかも知れないけれど
歯を見せて笑う何時もの姿が、其の声の調子から想起出来たかも知れない。
野営地側へと戻れば、恐らくは貴族待遇で呼び寄せられた相手専用の陣幕が在るんだろう
負傷している訳でもないから、治療班を呼ぶべきなのか悩みながら進んでいれば
背後でもごもご語られる魔力切れ対策法。 其の最後に、何故か己の名前が出て来れば
頭上に疑問符浮かべながらも、抱えている腰元辺りをぺちぺちと叩いて。)
食って寝るのは基本だなァ、間違いネェ。
……あン、俺から? ……別に、別けれる物なら構わないけどよ。
(如何すんだ? と、人が扱う魔術とは縁の無いが故に、問おう。
程無くして辿り着く野営地、女へと一度、割り当てられた宿所の場所を確かめれば
其の中へと足を踏み入れて、きっと、寝台の上に下ろすだろうか)。
■ランティ > あははァ、と明確には応えずに笑って返す。 いつもよりもいい格好をするために力を振るった事は嘘ではないので。
「ある事ない事立って良いのさ 醜聞も勇名も、対外的には役に立つ
それが嘘でも本当でもね 弱虫弱卒と言う噂以外ならば、大体は」
脚をプラプラと揺らしながらそんな事を言う。
自分が乗っていた馬は従士が適当に引っ張ってきてくれるだろう。
なので、男の肩でのんびりと連れていってもらう。
「信頼しているよ、騎士クン? ふひひ、さっきの少年も君みたいに逞しく育てばいいのだけれど
ひゃっ、こら、騎士の扱いがなっていないぞゥ」
腰を叩かれて、ちょっと女らしい声をあげてしまう。
恥ずかしいので、担がれたままぺしぺ氏と男の背中を叩いてやって、
個人用の陣幕に通されて従者を外に出せば、簡易なベッドの上に腰を落ち着け。
「まあ、ありていに言えば 粘膜摂取、血液摂取…魔法使い同士であれば手をつなぐだけでも良いのだけれど…」
汗ばんだ額を拭い、ぼさぼさの髪を掻き上げる。
長い睫毛を伏せて尚、潤んで興奮した瞳は艶やかに輝いて。
片手を胸に乗せ、ガリアを見上げる女は、赤い唇を甘く緩め。
「…昂って堪らないのだよゥ 君が嫌でないのであれば…どうかナ?」
■ガリア > 何でも利用するってェのはアレか、貴族様の世渡り術って奴か?
案外、さっきの奴なんざ恐れ多くて口も利けなくなるかも知れないしなァ。
(――或いは、もし見込みが在るのだとすれば、敬意と尊敬を以って接して来るようになるかも知れない
貴族であるから、と言う偏った物の見方ではなく、個人を見る、と言う事の大切さを判れば
案外、其の方が大成する物だ。)
血液摂取も魔力補給になんのか、ヴァンパイアみたいだな…。
生憎、魔法なんて使えないから、こっちから渡してやる、なんて芸当は無理だなァ。
……だから、まァ…、……別に、断る理由なんて、欠片も無い訳だ。
(寝台の上へと乗せた相手の顔を、改めて正面から眺める。
上気した顔、潤んだ瞳、まるで発情しているかのような其の雰囲気は
先刻、魔法を放っている最中にも僅かに感じた――雌の、香。
やれやれ、だなんて肩を竦めて見せながらも、身に付けていた装備を、外し始めれば
テーブルの上へと纏めて載せ、それから、改めて、女の方へと振り返り。)
――――……それに、俺も人の事は何にも言えネェからなァ。
(ぐい、と、女の身体を押し倒してしまおうか――寝台の上に
何の事は無い、ゆっくりと腰を押し付ければ女にだって判るだろう
秘裂を押し上げようとする、雄の昂ぶりが。 ――熱塊の、存在が。
戦場の空気に晒されて、昂ぶっているのが、女だけでは無いと言う事が)。
■ランティ > 「なんであれ、有利に働くならやっておいて損はないってだけさね
…ふひひ、まァ、普段顔を見せない野暮ったい術師が偉そうに前に立って歩いてたら、イラッとするのは分かる
あんな風に言うのも仕方が無いけれど、さあ、今後どう出るかは彼次第だ」
楽しそうに笑って、ベッドの上ローブの首元の留め紐を緩める。
ボタンを外せば、細い肩が露になる。 胸に乗ったローブを下せば、たっぷりとした胸を支える品の良い白い下着。
ローブで胸の谷間に流れた汗を拭う仕草、その手で柔らかく歪む胸の形は男の目に鮮やかに。
「吸血鬼も、魔力の乗った血をすする事で、魔素を身体に補給するのではないかと言う話もあるからねェ
うん、じゃあ… ガリア、頂戴?」
うっとりと笑った女は、押し倒す男の首に腕を回す。
ローブを脱ぎ切らない下半身に押し当てられる男の昂り。
あは、と甘く嬉しそうな溜息を洩らし、もそもそとローブから膝を抜いた。
男の前に、女の豊満な身体が晒される…眼を細め、ふふ、と笑う声。
「…今日は大丈夫だから、零さないでおくれよゥ?」
男の目を見て囁く声。 自分の手で撫でる広く白く、滑らかな下腹部。
その指をゆっくり下ろせば…茂みに薄く隠れた秘裂を指で広げて見せる淫靡な仕草。
魔力に酔っている女のそんな動きは、この間ともまた違う印象をガリアに与える。
…広げたそこは濡れそぼり、既に蜜が滴るほど。
■ガリア > 普段から、おいそれと出て来れる様な立場でもないんだろうに。
ま、知らないってのは仕方ネェ、実際使い物に為らない奴が居るのも事実だしな。
(目の前で、女の身体が次第に外気へと晒されて行く。
ローブに隠されていた、其の豊満な肉体。 雌として十分に熟れた身体。
艶やかな其の肢体と共に女を眺めれば、何処か高貴ささえ感じられるのやも知れ無い
まぁ、貴族、と言うのだって別に本来そう言う意味ではない筈なのだけれど。
ゆっくりと、合わせて己もまた衣服を脱ぎ落として行く。
何時かに相手へと見せた、全身を覆う魔術紋様は、知らぬ者が見れば威圧感しか与えないだろうけれど
下を脱げば、相手の視界にも晒されるだろう、雄の形――其の、獣染みた威容。
其の切っ先を女へと向けながら、其の身体を、改めて組み敷いて行くならば。)
……なら、全部飲ませてやるさ。 零させてやらないぜ?
孕む位に溺れさせて――…、……過剰摂取しちまえば良い。
(けらり、そんな風に告げて笑えば。 一度、女へと口付けを触れさせて
それから、自ら広げた膣孔へと、熱塊の切っ先を押し当てた刹那に
――ずるんっ…と、其の砲身を、女の胎の中へと捻じ込ませ、埋め尽くす、か。
先端が、子宮孔へと衝突するのは、余りにも簡単に成し遂げられる
滑らかな下腹部へと、飲み込ませた物の輪郭が浮き上がる程に深く、深く
――つながりを、与えて。)
■ランティ > 「良いんだよゥ、ボクはまだ当主ではないし、冒険者だし、教師だしねェ?
使い物にならないのであれば、本人にとっても周りにとっても、戦線からの居てくれた方が良い」
冷たいような事を言いながらも、それは、一人のミスで総崩れになる事のある軍事を知る者の言葉。
下着のホックを外せば、抑えをなくした胸が下着を押し上げ、揺れる様子。
腰に結んだ下着の紐を解けば、そのまま男が組み敷くに任せ、見上げて微笑み。
「孕むほど、ねェ いつもそんな事を言っているけれど、
身体を重ねる相手全員に言っていたら、その内痛い目を見るよゥ?
…例えば、気付いたら二桁人数の女から認知を迫られるとか」
揶揄うように目を細める女は、男の強直を指で支え、自分の中に導く。
若さは無いけれどその分、とろとろと柔らかく絡みつく膣肉。
男の強直を深く飲み込み、きゅう、と入り口で締め付ける。
そこからさらに押し込まれれば、白い喉をあらわに甘い息を漏らす。
細い指が、男の全身に刻まれた文様をなぞる。 それを眺め、指でくすぐり。
この戦線を退いたら、また調整を入れなくてはね、と術師としての言葉をつぶやき、
そして、逞しい筋肉に口付けて、汗臭い、とちょっとおかしそうに笑った。
男が動き出せば、そんな表情もだんだんととろけて、漏れる声。
陣幕の外にも漏れているかもしれないけれど…構わず、男を貪る雌の声。
ガリアが激しくしても、どれほど吐き出しても、全部飲み干す程に、深く交じり合うのだった。
ご案内:「ハテグの主戦場」からランティさんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場」からガリアさんが去りました。