2018/01/07 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にチューベローズさんが現れました。
■チューベローズ > 歳も開け、落ち着きも取り戻し始めたバフートを歩く少女が一人。
不用心にも護衛をつれてきてもいないが、少女の顔はそれなりにしれ割っているため手を出してくるもの達も今は少なくなった。
そんな少女はなにか面白いものでもないかと、厚底のブーツ、ぽくぽくと響かせながら人の中を歩く。
■チューベローズ > 「あら、あら…。面白いものがなかなか見つかりませんわ…」
はぁと、溜息をついた少女…。
檻の中にいる色に狂った奴隷も、やせ細った奴隷にもいまいち食指が伸びない。
どうしたものかと、少女はバフートの表通りから裏通りへと入っていく
■チューベローズ > はぁとため息をつきながらも何か楽しい事があるかもしれないと、
少女はバフートの裏路地へと消えていった。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からチューベローズさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にセラさんが現れました。
■セラ > 奴隷市の初売り。
価格以上の商品が、祝いの場とばかりに卸されるその時は逃したが、いまだに祝いの空気の残る市場は平時よりも目玉商品が比較的安値で売りに出されている。
「魔族の奴隷が売りに出されたと聞いたが、騙りか」
暖房の利いた室内。
商品を競りにかけるためのステージには、裸同然の若い女。魔族との売り文句で比較的安値で売りに出されたのを眺めたが、魔の気配を感じるでもなし。
魔族の汚名を着せて売り飛ばされた手合いか、魔族の血が入っているにしても相当に薄いというところかなどと考えながら感心を薄れさせる。
奴隷の試供とばかりに、いくつかあるステージでは輪姦が。アピールのための公開調教など、広めの室内では背徳的な光景がいくつも見受けられ。客も客で、他の客に見せつけるように手持ちの奴隷に奉仕させている者もいる。
純粋な奴隷の取引の場と言うより、奴隷市を兼ねた淫靡な宴の場という風情。
「うーむ、やはり安いのはいかんな」
適当な席に腰かけ、当たりを眺めながら売られている『商品』を見比べ。安値がついているのは特に目立った技能も特徴もない、ただの人間の奴隷ばかりかとぽつり。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にチュチュさんが現れました。
■チュチュ > 「色」と「欲」が入り混じり、熱気を生み出す奴隷市。
幾つかあるステージ上では様々な趣向を凝らされた淫らな光景が繰り広げられていた。
即売会であり、競りであり、品評会でもある。
様々な種族の、様々な年恰好の奴隷たち、そして客達が艶事を続けていたが、やや退屈そうににしている者もいた。
更にそれとは離れた舞台の隅に、その存在もあった。
この場に相応しくないような、幼い姿。
警備の者が見逃していなければ、「客」としてこの場に来ることはないはずであるが……
少女はその場にぺたんと座り込むと、自分とそう変わらない幼い奴隷たちが喘ぎ鳴き続ける舞台の光景を見上げるようにしていた。
「気持ちいい……いっぱい……」
衣服も髪も瞳も「白」の少女、この場の「快楽」に引き寄せられるように訪れていた。
■セラ > 貧困から売り飛ばされてきた者。権力闘争の軋轢から堕ちてきた者。
戦場で囚われ、あるいは犯罪の被害者として流れてきた者。
由来は様々でも、末路はここにひとつ『商品』として並ぶ。
それぞれの由来を思い巡らせて、嗜好にあうか否か。価格に見合う価値があるか否か。
視線を巡らせ、予算の都合と合わせて買うか否かを検討していたが、巡る視線の先に不審な姿を認めて眉を顰める。
「んー……。なんだ、アレは?」
妙に白い印象のその姿。
客として見るには、いささか場違い。商品として見るには、いささか幼い。
というか、アレは人間なのかと首を傾げつつも興味深いと腰をあげて近づいていく。
ぺたりと座り込むその近くまで、歩み寄ればさらにしげしげと眺め。
素足であることだし、客よりは商品の可能性の方が高そうだが、さりとて所有者らしき者も近場にはいなさそう。
「ああ、そこの――お嬢ちゃん? 何者だ」
気になるならば、とりあえずは訊くかとそのまま声をかけ。