2019/01/12 のログ
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…クク、そうだな。違いない。悪党に道理を説かれたところで、それを信じる事等出来まいな」

少女の言葉に、思いの外上機嫌な様子で頷いてみせる。
正しく少女の言葉通りであり、己が悪党の人でなしであることを十分に理解していれば、少女を諭していた自分が如何に滑稽であったか己でも気が付いたから。

上機嫌でありながら、何とも自虐的な笑みを浮かべつつ、先程までとは違い素直に名を告げる少女の頬を、壊れ物を扱う様にそっと撫でるだろう。

「モカ、か。覚えておこう。…私か?私はギュンター。ギュンター・ホーレルヴァッハ。まあ、家名まで覚えなくとも良いが」

此方を見据える紫水晶の様な瞳を見返し、淡々とした口調で名を告げる。紅と紫の瞳がぶつかり合い、部屋の中は一瞬沈黙に包まれるだろう。
その沈黙を破った少女の言葉に、己の白金色の髪を僅かに揺らして唇を開く。

「何故か、と問われれば、私が欲しいと思ったからだ。そこに些細な理由も思惑も無い。街道で出会った貴様を、此の手で摘み取ってしまいたいと思ったからそうしたまで。……とはいえ、欲するものを手に入れる過程にも拘る質でな。初心なお前を無理矢理組み敷いて犯すのは、つまらん。それだけだ」

少女に向けられる視線に、何とも居心地の悪そうな表情を浮かべ、ふいと視線を彷徨わせながら答える。
その様は、今宵初めて見せた年相応の少年と言った様。地位と名誉。財と力で得た高慢と傲慢の色が薄まった少年の姿であっただろう。

モカ > 悪党と言われれば、そうだとはすぐには頷けず、何故か悩ましげに軽く首を傾げていく。
自分がしる悪党であれば……と、思っている合間に伸びた掌に頬を重ねていけば、やはり違うと思える。
鞄の中にある護身道具までは遠く、彼の力を振り払えるほど強くもない。
圧倒的に弱いのにもかかわらず、こうして気遣うような優しい手付きを伸ばしてくれるのだから。

「ギュンター……うん、でも覚えておく。名前は、その人を示す大切な符号だから」

家名に何の意味があるか走らないが、彼を示す一部なのだからと頷きながらに答えた。
此方の問いが重なっていくと、室内は静まり返ってしまい、なにか間違っただろうかと内心狼狽えているのだが、かちんと動かぬ顔には浮かばず…というよりは、浮かべられなかった。

「……うん、我儘で勝手だけど、悪党じゃない。悪い人なら……私はもう、泣きじゃくってるから」

相変わらずに尊大な物言いだが、最後まで此方を見つめられなかったところに僅かな本心を想う。
彼のそんな部分が自分に涙を流させなかったのだと思えば、初めて彼の前で笑う。
薄っすらとではあるが、年頃の少女らしい穏やかな微笑みで。

「……しよ?」

このまま何事もなく終わらせることも出来るかもしれないが、それは彼の施しに何も報いれない。
それを勝手だからと割り切れるほど穢れてもなく、照れ隠しに彼の胸板に額を押し付けて顔を隠せば、くぐもった声が小さく交わりを強請っていった。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 首を傾げていく少女を不思議そうに見つめながら、何か可笑しなことを言っただろうかと此方も不思議そうに瞳を瞬かせるだろう。
言葉遣いが難し過ぎただろうか、と年齢に見合わぬ口調の己を思い返すが、今更治せるものでもないかと一人肩を竦めた。

「…好きにすると良い。尤も、この長ったらしい名前をお前が覚えられるのかどうか、少し興味はあるが」

クスリ、と小さく笑みを浮かべて、静かに頷く少女を見返す。

「……どうだかな。戯れにお前を襲った男だ。余り信用せぬ方が良いとは思うがな」

今宵初めて目にした少女の笑顔。その笑みを、何処か眩しいものを見るような。そして、穏やかさと僅かな恐れ。そして、僅かな情欲が宿った瞳で見つめる。
この穏やかな笑みを湛える少女を、己の欲望で穢してしまってよいのかという恐れと、汚してしまいたいという熱情が入り混じった、複雑な色を湛えた瞳で――

「……後悔せぬことだ。言っておくが、俺は優しく抱く事は苦手だからな」

猫の様に擦り寄る少女の髪をそっと撫でた後、ゆっくりと、だが力を込めて少女の身体を寝台に押し倒す。
押し倒す事が叶えば、己の腕は蛇の様にするすると、少女の身体を這いまわって、服を脱がし、下着越しに少女の乳房へ愛撫を始めようとするだろう。

モカ > 好きにするがいいと、言われればそうすると呟きながらに頷く。
戯れに襲ったとはいえ、結局は毒牙を突き刺せずにここに居るわけで、それが何よりの証拠だからか、その言葉に更に笑みを深めていく。
彼が見せる欲望を微塵も知らないとは初心な事は言えず、ふるっと小さく体が震えたのは畏怖よりも、女として見られる緊張に肌が粟立ったが為。
彼の赤い瞳を見つめるのが次第に気恥ずかしくなり、恥じらい混じりの笑みへと変われば、そろりと瞳を反らしていく。

「……痛いのと、イヤな事しないなら……任せる」

その二つはきっと熱を冷ますからと、それだけをお願いして身を委ねる。
銀糸は彼の手の中でさらさらと滑らかに滑り落ちていき、指の引っかかった髪飾りがシーツに静かに落ちていく。
造花にしては出来過ぎなそれからは、髪と同じ椿の香りが零れ落ちていった。

「ぁ……」

されるがままに押し倒され、少々間抜けな呆け声と共にシーツへ転がっていく。
ふわりと広がっていく銀糸がシーツを彩り、見られぬ天井に映り込む彼を落ち着きなくのぞき見ては、視線が右往左往する。
その合間に這いずる掌が服を脱がせていくならば、真っ白なスリップに包まれた身体が顕となり、透け感のあるそれが同色のブラとショーツをも透かしてしまう。
流石に下着姿をまじまじと見られるの恥ずかしくて、思わずそっぽを向いたところで、なだらかな房が侵食されていく。

「っ……んっ」

小振りで掌に収まる程度の大きさながらも、ブラ越しでも伝わる柔らかさは、シフォンケーキよりも簡単に指を埋めてしまう。
ぞぞっと肌を伝う淡い痺れに、声を噛み殺すようにして声を抑えると、ぎゅっと瞳を閉ざしながら片手を口元に寄せて覆っていった。
指の動きに合わせて、ぴくり、ぴくりと体は小刻みに跳ねて、左右に捻れていき、淡い電流に甘ったるい身動ぎを見せていく。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…暴力は好かぬ。痛みを与える事はせぬさ。イヤな事は…まどろっこしいから、都度言え。俺は、気を遣うのは苦手だ」

瞳をそっと逸らした少女に、一応了承の言葉を告げる。
とはいえ、他者に気を遣う――まして、交わるときに――というのは苦手を通り越して未知の分野だ。
して欲しくない事は言え、と高慢な口調で告げるだろう。

「世情に疎いという割には、洒落た下着を纏っているではないか。それとも、愛いた男に見せる為のものか?」

少女の肢体を覆う下着を見下ろし、羞恥にそっぽを向く様にクツリと笑みを漏らしながら、ゆっくりと少女に覆い被さる様にのしかかる。
洋菓子の様な、寧ろそれ以上に柔らかな乳房の感触を楽しみながら、時折その先端を軽く摘まむ様に刺激を与えていく。その一方で、自然少女の太腿に押し当てられる形になった肉棒を、ずりずりと下衣越しに擦り付けていくだろう。

そんな少女への愛撫を続けながら、くぐもった嬌声を上げる少女へ顔を落とすと、そっとその唇を奪おうとするが――

モカ > 「……ギュンターらしい言い方」

唯我独尊というような彼らしい命令に、ぷすっと可笑しそうに笑いながらもわかったと頷く。

「世を捨てても、女は捨ててない……残念、いないよ。まだ恋もしてないし」

下着姿を確かめての最初の言葉は意地悪で、わずかに頬を膨らませながら彼へ視線を戻せば、ひゃっと少女らしい悲鳴を上げる。
恐らく羞恥を煽る為の言葉だったのだろうが、少しだけ眉を潜めて緩く頭を降っていく。
悲壮感というものはないが、普通ではない順序に僅かな後ろめたさを覚えれば、快楽に逃げるように瞳を閉ざす。

「んっ……ひ、ぁっ!? ぅ、熱……っ、ひ、ぁ……あっ、ぁ……」

房はふにゅふにゅと柔らかに、簡単に拉げて歪み、その度に吸い付くような肌の感触も重ねていく。
乳房の奥にある快楽の音が、その度にゾクゾクと甘く痺れては、淡く身体を仰け反らせながら、掠れた喘ぎ声をこぼす。
先端も密度の薄いゴムの様にくにゅりと潰れていけば、がくがくと肩を震わせて感じ入る。
心の防波堤がなくなり、あっという間に火が灯っていけば、擦り付けられる肉棒の熱に恥じらいながらも、困り顔の笑みで紫玉を魅せ、はにかんだ笑みを浮かべていく。

「ん……、ふ……っ」

近づく顔が何を示すかなど言わずもがな、直ぐに気づくことだ。
求められるがままに唇を奪われていくと、背中から甘い痺れが一気に駆け上っていく。
震える吐息が唇の隙間からこぼれていき、擽ったげに唇が淡く離れるも、一度紅玉をのぞき見てから、閉ざしては自ら差し出して重ね直す。
しっとりとした小さな唇の感触を、彼に伝えながらも、しとしとと溢れる蜜が白地に少しずつ染み出していく。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…今宵会ったばかりというのに、知ったような口を聞く。それくらい小賢しくなれれば、王都でももう少し賢く立ち回れるだろうよ」

自分らしい、と告げて笑う彼女に、此方も僅かに笑みを零す。
投げかける言葉は、相変わらず尊大なものではあったのだが。

「女を捨てぬその心掛けは好意に値するが、愛いた男がいないのは勿体無い話だな。貴様は顔立ちも十分整っているのだ。貴様を守れる様な男に恋い焦がれ、愛を育んでも良かろう。……まあ、今俺が言っても何も説得力は無いがな」

緩く首を振る少女に、フンと小さく高慢な溜息を零した後、少女の肢体を愛撫しながら囁く。
正直、彼女が心に決めた相手がいるというのなら、解放してやろうかとも思っていたのだが――結局、彼女は己の毒牙にかかったままだという事か。
まして、情愛を説く己は少女を組み敷いている最中であり、そもそも自分自身が恋愛だの愛情だのというものを理解していない。随分と空虚な言葉を吐いたものだと自嘲する。

そんな思考も、快楽に喘ぐ少女の姿にゆっくりと掻き消えていく。初心な少女に施す愛撫は、さながら肉欲の蜜に浸す様なもの。敢えて秘部には手を触れず、乳房を。その先端を。そして、下腹部を、腰を、脇腹を。時に撫でる様に。時に果実を捥ぐ様に。笑みを浮かべる少女に、過剰なまでの快楽を注ぎ込んでいく。

「…んっ……ふ……んむっ…」

そして、重ね合わせた少女の唇を最初は優しく、唇を食む様に甘く噛みつき、その柔らかさを楽しむ。
だが、一度離れた唇を再度重ねた時、己の舌は少女の唇をこじ開け、その口内に侵入するだろう。少女の舌に己の舌を絡め、互いの唾液を混ぜ合わせる様な官能的な蹂躙。

その一方で、水気を帯び始めた少女の秘部には暫く刺激を与えなかった。そこに刺激が与えられるのは、少女の口内を蹂躙し始めてから。
太腿に擦り付けられていた肉棒が北上し、下着越しに少女の秘部へ押し付けられる。
そのままゆっくりと腰を引くと、浅い腰使いで肉棒は下着の上から少女の秘部の入り口を突き始めるだろう。

モカ > 賢く動けそうだといわれても、どうかなと曖昧な言葉で苦笑いをこぼす。
そこまで細かに知恵を回せるかと言えば、あまり自信はなかった。

「森の中だよ、基本は……そう? 風邪引かせないように面倒見てくれるのは、違う?」

人と接することの少ない生活で、そもそも交わりがあったほうが珍しい筈。
そう思ったが、彼の尊大な物言いに苦笑いを浮かべながらこてりと小首をかしげる。
なんだかんだで自分を気遣う彼も、自分を守ってくれてると言いたいのだが、言葉足らずに薄っすらと笑う。

「ん……っ、ぁ、は……っ、あっ、ひ、ぁ……っ、んんっ、ぁ、あっ……!」

焦らすような手付きに、じわじわと煮え切れぬ肉欲に心身が焦れていく。
下腹部は薄っすらと筋の割れ目があるも、女らしい柔らかさは健在。
さらりと掌を滑らせていきつつ、腰も脇腹も、柔らかに華奢で、息遣いが簡単に伝わるほど。
もっともっとと思うはしたなさと、道ぬ焦燥感に理性がトロトロに溶けていき、声が更に甘く素直にこぼれていく。
開かれた紫玉は甘い欲望にとろんとしていき、先端を摘まれれば、ひんっと鼻にかかった甘声を吐き出しつつ背中が反り上がっていく。

「ん……っ、は……ふぁ、ぁ……ぁっ」

唇が甘噛みされる度に、口吻の心地よさに身体が跳ねる様に震えていき、次第に唇も緩みが生まれてしまう。
重ね直した瞬間、貪らんといわんばかりに舌が入り込めば、息を震わせながらすんなりと受け入れていく。
隙間が簡単に広げられ、奥底にある舌先が絡め取られると、ぎこちなく彼の動きに合わせる。
不慣れな舌使いでも、粘膜の擦れ合う非日常的な刺激に酔いしれ、混じり合った唾液が次第に泡立つ。
つ……と唇の端から僅かに混じり合ったそれが伝い落ちる中、かすかに顎を傾けて、自然ともっとと唇のお強請りをするように差し出してしまう。

「んぅ……っ!? は……っ、ぁ、ぁ……っ、んん……っ」

そして、肉棒が湿り気を帯びた股座を突き上げれば、閉ざされた暗闇に白い光が広がる。
くちゅっと蜜の膜が破けていく音と共に、白地から染み出した愛液がとろとろと彼の亀頭に絡みつく。
布地越しにも淡く唇を開いた陰唇の割れ目が頭を咥えて、ほしいと強請るような吸い付きを見せてしまう。
はしたない発情具合に、耳まで真っ赤にしながら唇を離していくと、伝い落ちる唾液の糸引きに更に紫玉を潤ませてしまい、ほろりと一粒がこぼれ落ちる。
言葉にはしないが、ぎこちなく俯く仕草が何を思ってかは、幾度も見せた恥じらいと変わらない。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「……弱った女を抱くのは趣味じゃない。それだけの事だ」

少女の言葉に一瞬思考を巡らせ、その言葉が己の事を指している事に気付く。そして、自分は少女が思う様な人間ではない、と穏やかな笑みを返してゆっくりと首を振った。

「…随分と可愛らしい声で鳴く様になったな、モカ。だが、折角人目の無い場所まで来たのだ。肉欲に溺れ、快楽に喘ぐと良い」

その不安定な感情は、少女へ注ぐ快楽の密度を増す事によって発散させる。
喘ぐ息遣いで上下する少女の身体を、楽器を弾く様な繊細さで滑らせた後、特に反応の良い先端へとその愛撫は集中する。
乳房を弄ぶ手は、さながら洋菓子の生地を扱う様な繊細さと力が入り混じり、不定期にその先端は摘まむだけでなく痛みの無い程度に軽く抓られる。
情欲に溶ける紫玉の瞳を、紅玉の瞳が愉悦と慈愛の籠った色を湛えて見下ろしていた。

「……んんっ……んちゅ、ん……ふぅっ……」

此方の唇を、舌を強請る様な少女の姿に、己の情欲と嗜虐心は昂り、理性は溶け落ちる。
口内を舐め回し、混ざり合った唾液が蜜となり、絡まる舌は交尾に励む蛇の様に。
言葉もなく、時折息継ぎする淫靡な息遣いが部屋に響く。

「……ぷ、はぁっ……。さて、良い具合に仕上がってきたな。コレが欲しかろう?最奥まで貫かれ、その熱量で犯されたいのだろう?ならば、強請ってみせろ。言葉にして、懇願すれば、何度でもイかせてやるよ、モカ」

唇を離し、鈍く光る唾液の糸が互いの唇を繋いで、切れる。
その様を眺めながらゆっくりと少女の下着を剥ぎ取ると、今度は直接、肉棒の先端を浅く少女の秘部に擦り付ける。
熱く滾った肉棒は、秘部の戸口を擦り、陰核をぐりゅぐりゅと押し潰し、激しくも達せない様な快楽を少女に流し込んでいて――

モカ > 良い人ともいえず、悪い人とも言えず。
でも、彼はどちらになりたかったのだろうかと、仕事柄にぼんやりと思う。
ただ、自分が知る悪い人はこんな笑い方をしないと思うも、今はその問答を心の奥にとどめていく。

「あっ、は……っ、ぁ、でも……恥ずか…しぃ、から……ぁ、っ、ひんっ!? 先っぽ、駄目……っ、ふぁっ、あっ、んぁっ!?」

徐々に愛撫が先端へと集中していく中、意地悪に声を求められれば、いやいやと子供っぽく頭を振っていく。
けれど、先端が淡く抓られる度に僅かな痛みに交じる快楽がきゅぅっと下腹部を熱く疼かせていき、我慢できなくなった声が指の合間からこぼれていく。
唇が重なり、その声も途切れていく中、口内ではくぐもった水音を響かせて粘膜が擦れ合う。
自分よりも少し大きな舌と、蛇のように絡め取る仕草にひくひくと身体を震わせながら、時折酸素を求めては唾液を滴らせていた。

「は……っ…もぉ……言い方、意地悪……ぁ、やっ……駄目、や、ひぅっ!?」

唇が離れていくと、胸元が大きく上下し、こね回された先端が存在を主張するように突き出され、薄っすらと赤みを帯びた尖りがじんじんと疼く。
くたりとシーツに沈む中、スリップの中に突っ込まれた両手がショーツを脱がせていけば、ハッとした様子で震える手を伸ばして、それを制そうとする。
白地はべっちゃりと割れ目に張り付き、脱がされると水飴の蓋を剥がすように、透明な糸引きが無数に溢れ出し、イソギンチャクのように収縮する唇からは白い涎も一筋大きくこぼれ落ちる。
むぁっと酸味のある牝の香りが溢れ出すと、唇を噛み締めながら茹で上がるように真っ赤になっていき、紫の瞳はめまいを覚えるほど羞恥のどん底に叩き落とされた。
しかし、割れ目を肉棒で擦り、肉芽まで押しつぶしながら焦らしにかかれば、声を掠れさせながら、銀糸を振り乱して悶ていき、耐えきれずに涙をぽろぽろと零しながら唇が開かれる。

「ひんっ、ぃあっ、あっ、や、やぁっ、んぃっ!? ふ……ぁ、っ、意地悪……しない、で。ちょう、だい……お願い……っ」

このまま放置されても、焦れ続けても地獄。
荒く短い息が早いペースに繰り返されながら、快楽に虚ろ気味な表情が、彼へ懇願を紡ぐ。
体の方は素直なもので、膣口をノックする先端においでおいでをするように、唇の襞を亀頭にぴっとりと貼り付けていく。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 与えられる快楽に、子供の様に首を振る少女の姿に、唇に弧を描く様な笑みを浮かべてその様を眺める。
羞恥と快楽に悶え、それでも肉欲を求める様を愉快そうに、そしえ、熱の籠った瞳で見下ろしているのだろう。

「…俺は意地悪で人でなしなんだ。お前なら、十分に分かっている事だろう…?それに、こんなに濡らしておいて、今更駄目も何もあるまいに」

伸ばされる腕も、此方の動きを止める枷にはならない。
幾分重さを増し、少女の愛液によって秘部へと張り付いていた下着を脱がせつつ、立ち昇る少女の性臭と零れ落ちる愛液に揶揄う様な口調でわざとらしく首を傾げる。
そのまま下着を少女の片足に引っ掛けたまま、その股座に己の身体を割り込ませて肉棒を秘部の入り口に押し当てる。

「……良く出来たな、モカ。それじゃあ、素直な良い子には望み通り褒美をくれてやらないといけない……なっ…!」

美しい銀髪を振り乱し、此方へ懇願する少女。
出会った頃の警戒さも、何処か物憂げな表情も、今は全て快楽に溶け切っている。宛ら犬の様に荒く、短く息を吐き出す少女を見下ろし、ゆるりと笑みを浮かべると、何の躊躇いもなく肉棒を少女の膣内へと打ち込んだ。

膣の戸口に押し当てる度に亀頭に貼りつく膣の動きに合わせる様に。それまでの焦らす様な愛撫から一転し、激しい快楽が少女に与えられるだろう。

もし抵抗が無ければ、ゆっくりと肉棒を前後させ、少女の膣内を蹂躙する作業を開始する。
広い部屋には、ずちゅずちゅと肉棒が膣内をかき回す淫靡な音。そして、少女の嬌声が響いていた。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からモカさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にカインさんが現れました。
カイン > 「…全く、ザコ相手に不覚を取るとは俺も大概なまったかな。とはいえやっと人心地付ける、なっと」

普段からあまり往来が多いとは言えない街道の一角。
椅子にするのには丁度いい大きさの岩に腰かけながら、
全身にできた細かな傷の治療を行う男の姿があった。
どうやら、近場で一戦交えてきた後らしい。

「一匹一匹は雑魚の魔獣といっても、数十も集まると流石に面倒だな。
 なるほど、危険度が高めに設定されてるわけだ。」

道から外れた荒れ放題である。乱雑に躯の散らかっているはずの場所を眺めながら、
やり辛そうにはしながらも小器用に右手で左手に包帯を巻き付け、
げんなりとした表情で声を漏らす。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」に紅月さんが現れました。
紅月 > その日は朝からやけに冷え、空気が澄んでいた。
もしかしたら雪精に会えるかも…なんて、随分久方ぶりに街道を散歩していたのだが。
…不意に風上から、血臭。
草の濃い匂いと獣臭さと、それから…美味しかった香り。

「…あ、やっぱり。
やっほーカイン、お仕事?」

それなりに整備された道から獣道へ逸れれば、程無くして見える男の姿に声を掛ける。
偶然の邂逅に笑みを浮かべ…ていた、のだが。

「…手伝おっか? それとも治しちゃう?」

所々滲む赤と手当てしにくそうにする姿に苦笑しつつ、そう問いながら歩み寄ろう。

カイン > 「…うん?」

聞き覚えのある声が聞こえてきたと思えば、
よく見知った顔の姿が見えて軽く肩を揺らして笑い。

「ああ、そうだな。折角だし手伝ってもらおうか?
 この程度の怪我は正直どうってことはないからな」

手を上げてひらひらと揺らしながら言い返せばゆっくりと目を細め。

紅月 > 「はぁい、それじゃあ患部みせて?」

岩に腰掛ける男にそう告げて、怪我の様子を見る…彼も言うとおり軽症ばかりだという事もあり、ごく簡単な手当で済んでしまった。

「そういえば、何とやりあってたの?」

躯が転がっているだろう草むらの方をチラリと見て。

カイン > 「はいよ。ま、大した傷出ないと言えばそれまでなんだが」

そう言いながら相手に差し出した傷は獣の爪の跡である。
方を揺らしてい言い返し。

「幻獣だな、ダイアウルフだ。まあ群れてたんで手強いは手強いが、
 こんな所で大技放つわけにもいかんからな」

燃えでもしたら大惨事だと肩をすくめて言い返しながら大人しく治療を受け。

紅月 > 「ダイアウルフ!
…そうよな、あの子達って可愛いけどヒト襲うもんなぁ」

躯のある辺りに向かって「さらばモフモフ…」と小さく呟く。
ほんのりと残念そうなのはご愛敬、である。

「ん、ってことは…もう牙とかの回収はした?
どうせ暇だし、終わってないならソッチも手伝うよ?」

爪に牙に毛皮…獣系の敵と交戦した後は中々に実入りがいい。
それが幻獣ともなれば懐は随分暖かくなりそうだ、が…はて、彼は何体倒したやら。
草むらの向こうを覗いていないからわからないが、彼のことだ…それなりの頭数いるのだろう。
ポンポンと傷に響かぬ程度に手当てしたそこを撫でながら問う。

カイン > 「お前さんの可愛いの感覚は相変わらず判らんなあ」

アイツラの何処が可愛いのかと呆れ顔で言い返しつつも、
相手の言葉には首を横に振って返し。

「そっちはもう片付けてるからいい。気持ちだけ受け取っておくぞ。
 ……ん。どうかしたか?」

手当は終わっているように見えるが何やら患部を撫でる相手を見て、
不思議そうに言い返しながらも片手でそっと相手の肩をだこうと手を伸ばし。

紅月 > 「えー?
だって、ツヤサラ硬めの毛並みにクールな瞳…なのにお腹の毛がもうヌクヌクのモッフモフで!
撫でてると素っ気ない顔しながら尻尾ブンブン振っちゃったりなんかしてっ!
……はぁ、狼カワイイよ狼…」

狼に限らず、撫で心地のいい魔獣は大好きなのだが…とりあえず何かのスイッチが入ったらしい紅娘、ポッと薄く頬を染めて熱弁。

しかし熱弁の間も何となく撫でていた手が気になったのか問いかける彼に、気まずいような恥ずかしいような心持ちで視線を逸らし。

「…だって、なんか痛そうだったし。
こう、撫でてたら痛いの飛んでかないかな、って」

のばされた手に誘われるまま、肩を抱かれながら話す。
何のことはない、自身が幼い頃によく兄がしてくれた"痛いの痛いの飛んでいけ"とかいうアレを思い出しただけで。
それは治癒魔法でも何でもない、下らない子供騙しのオマジナイ…けれど言霊の力なのか何なのか不思議と僅かに痛みが軽くなる気がする、気がするだけ、だが。
…何かしたくなった、のだから、仕方ない。

カイン > 「あんな危険生物を可愛いと思う気が知れん。
 全く、相変わらずそのあたりは何とも気が抜けてるな」

困ったもんだと言い返して肩をすくめて言い返しながらも、
相手の様子に苦笑いを浮かべて返せばゆっくりと目を細め。

「ま、してもらうこと自体は悪くないけどな。
 そっちもとりあえず生きてるようで何よりだ、
 何かの帰りか?」

わざわざこんな所通るとはと問いかけながらに横顔を眺め。

紅月 > 「…あと、なんかカインに似てる気がするから。
この国に来てから、もっと好きになった」

やっぱり男の顔は見ないまま肩を抱かれれば、せっかくだからと彼の横…岩の上であるが、そこに腰掛ける。
ついでに彼の肩に、こてん、と頭を預けて。

「ん、今朝はよく冷えたからそこらに雪精が居るんじゃないかと思ってさ…探し歩いてたんだけど、血の匂いがしたから寄り道」

そしたらカインが居た、と、肩口に頬擦りを。
つまりはいつもの気まぐれ道中である。
目的の其れが見付かればよし、見付からなくても面白ければよし…なんともお気楽気儘な話である。

カイン > 「俺と?…なんだろうなその感覚は本当に良く判らん」

何で犬とにてるんだろうかと不思議そうに問いかけがてら、
相手の頭が己の方に乗る様子にくすぐったげに身じろぎし。

「その散歩でこんな所まで来ちまうのは、
 また物好きと言うか何というか。別に心配はしないけどな」

呆れたように言いながらも、ポンポンと頭を軽く叩いて視線を王都の方に向ける。
歩いていこうと思えば少なからずの時間がかかる距離である。

紅月 > 「ふふっ、つまり"カインも好き"って事!」

男にとっての摩訶不思議思考は、どうやら女の中では確と完結しているらしい。
クスクスと楽しげに笑って。

「だぁって…見付けるにしても喚ぶにしても、街中じゃあ迂闊にできないし?
雪精って種類によっては熱に凄く弱いから。
…あ、でも、思ったより結構来ちゃったなぁ」

彼の手の感触に嬉しげに笑んで…後、つられるように王都方面に目を向ける。
その声色は"どーしよっかな?"といったごく軽い調子で、聞こえたそのままノープラン。

「…カインは? この後どうするの?」

カイン > 「そりゃどうも」

笑って言い返しながらも相手の言葉に喉を鳴らして返せば、
ポンポンと頭を叩くようになでて見せてからゆっくりと目を細め。

「そんなだから年中フラフラしてるように見えるんだろ。
 実際にフラフラしてるだろうが」

程々にしておけと軽く相手の額を爪弾いて見せてから、
少し考える仕草をして。

「そりゃ勿論王都の方に戻るさ。用事がないなら一緒に戻るか?」

紅月 > どうやらお気に召したらしい…これが狼なら尻尾がパタパタ動いているのだろうか、なんて、勝手に想像しているのがバレたらデコピン喰らいそうだけれど。
…なんて思っていれば、まさかの別件デコピンである。

「あうっ!…えへへ。
何だかんだ許してくれちゃうカインさん、やっさし~」

額を擦りながら嬉しげに笑う。
許すというよりは諦めだとか悟りの境地なのかも知れないが、それでも…放し飼いは信用の証、と思えばやはり愉快で。
ささやかなお仕置きも何のその、である。

「ん…じゃあ、そうしよっかな?
また冷えた日にでも探しに来よ~っと」

程々にと言われたさっきの今で、これである。
ポンと跳ねるように腰掛けていた岩から立ち上がれば「かえろ?」と…男に手を差し出して、また、笑う。

カイン > 「はいはい、じゃあ行こうか?」

全く、と余計なことを考えてるのが丸わかりの相手の様子に苦笑いを浮かべながらも、
軽く体を伸ばして大きく息を吐く。
そのまま、立ち上がった相手に対して自分も手を差し伸べて、
握って立ち上がると軽く握った手を揺らしながら並んで立つ。

「ま、たまにはのんびりするのも悪くはないだろ」

紅月 > ぱちくり…目を瞬かせ、繋がれたまま優しく揺れる手と手を見る。
ふわりと嬉しげに微笑めば、ちょいちょいと腕を引いて。

「カインカイン、ちょっとタンマ。
…こっちの方がいい、ね?」

握った手を一度離し、片手だけ手袋を外せば…また、手を繋いで。
満足そうに笑ってみせて。

カイン > 「……ん?」

相手の言葉にキョトンとした表情を浮かべた後、
その後に続いた行動にふっと息を吐き出せばそのまま指を絡めて握り、
軽く揺らして見せてからクックと喉を鳴らし。

「これでいいかい?」

紅月 > 絡み合う指先、隙間無く繋がれた手…彼の、静かな笑い声。
寒いのに、とてもあたたかい。

「…ふふっ、大変よろしい」

言葉の通り、まるで小花でも舞いそうな程に嬉しげな笑顔で男を見上げる。

「カインとのんびり、何だか久々だね~」

笑顔のまま、繋いだ彼の腕に緩く抱き付く。
すっかりはしゃいでしまっているのだが、一応相手が怪我人であることは忘れていないようだ。

カイン > 「言ってな。そろそろ行くぞ」

相手の反応を流すように返しながら、手を揺らして苦笑い。
そのまま抱きついてくる相手の体を軽く押すように腕を揺らして、
連れ立って歩き始めることになるのだった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からカインさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」から紅月さんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」に幻鏡の迷宮さんが現れました。
幻鏡の迷宮 > ――メグメール(喜びヶ原)街道

王都と都市を村々を毛細血管の如く伸びて結んで繋ぐ街道であり、数多の冒険者や商人、旅人が行き来する大事な道である。

その中で王都より伸びてゾス村の付近を通る道の一つが今宵非日常に喰らいつかれ、その日常が歪んでいく事となる。

王都より離れ、森と森の狭間を通る区間。

獲物を求める梟の鳴き声や寒さに嘆く虫の声が木霊し、冷たく凛と張り詰めた夜の空気に少なからず彩を添えている。

時折吹く夜風は木々の葉を揺らしざわめきに変え、狼達は喪の悲しげに遠吠えをくり返し、彩りのみではなく夜の闇の恐怖を滲ませる。

良くも悪くも「音」が絶えず街道に響き渡る……が、異変は月がほんの僅かな間だけうす曇に隠れた刹那に始まる。

最初は「音」
あれだけ様々な「音」が踊る夜の街道が指を弾くそのほんの僅かな一瞬の間に音は何かに飲み込まれたように一瞬で静寂に塗り代わり

次は「空気」
ひんやりと、それでも夜を楽しむだけの何かがあった空気が、戦場に迷宮に死地に負けずとも劣らぬ張り詰めたそれへと歪み変化して、街道を街道であって街道ではない何かへと狂わせ

最後には「街道」だった短い距離の区間が「迷宮」と生まれ変わる。

それも性質の悪い迷宮、複雑な通路が入り組んだそれよりも尚も最悪な直線だけで形成された迷宮。

街道の道の端々は不思議な力により覆われ、街道を挟むように存在している森は薄い霧が広がり、街道より外れれば何処に迷い込むか判らぬ事が誰の目にも明らかであろう。

其処に今宵の街道に足を踏み入れてしまった者、今宵の迷宮に挑戦させられる誰かはその迷宮が歓迎の意と称して放つ「怖気」に腰が抜けるやも知れない、が是はある種チャンスでもある……無論この迷宮が何か知っているか、と言う条件が有る。

知らねば恐怖は共にある。
進まねば迷宮のあちらこちらより魔の手が伸びるだろう。

戻ろうとすれば其処にはポッカリと脱落者を飲み込む暗い闇だけがあって……。

幻鏡の迷宮 > 太陽が沈み、月が凛と青白く輝く夜。

太陽の加護を失いヒヤッとした夜の風は冷たく、空気は素肌に触れると痛みを与え、吐き出す吐息は白いブレスと見紛うばかりに人の体温と外の空気の温度差を湯気になって知らしめる。

しかし、迷宮は「それ」を狂わせた。

直線的なただただ馬車や冒険者に踏み固められ道となった街道を挟むように妖しげな薄い霧と闇それに木々が雑踏が伸びあがり壁となったそんな今の街道はまるで熱帯の如く、冷たいはずの空気は反転し暑く、張り詰める乾いた空気はじっとりと湿度を帯びた重々しい物へと変化して、今宵迷い込んだものの感覚を狂わせようとする。

だが沈黙は変わらない。

音は存在しない、いや厳密には音は存在はしている。それは迷い込んだ者の足音と声、それと迷宮が創造する異形の生物達の鳴き声、蠢き、おぞましい何もかも、つまりは迷宮に選ばれた音だけが街道に許された音となる。

外から見れば迷宮となった区間外から見れば、今も迷宮である街道は常日頃の其れと何一つ変わらず、後から足を踏み入れた者はその迷宮に落ちる事無く、日常の街道を闊歩する事が出来る。

――日常と非日常、それは迷宮に薄壁一枚隔たれてしまった世界。

迷宮は待ち望む。

その非日常に堕ちる誰かを……。