2020/06/14 のログ
■ネメシス > 「そう? うちでは悪阻が出る様な期間があまりないから分からなかったわ。」
隣を示されると、嬉しそうに座って肩に手を回す。
リサとこうして話をするのは随分と久しぶりだ。
娼館自体の盛況ぶりは報告で上がっているのだが。
「そうよ。 私も毎日暇してるからね。
それよりリサのほうは忙しそうね。
ちゃんと孕む様なセックスをしてるようじゃない。」
先ほどまで撫でていた胎を摩り。
細身のリサにしては、今は少しお腹がふっくらとしていた。
中に居るのは客の誰かの子供なのだろう。
■リサ・エルバ > 「メネシス様のお子さんは成長が早いですからね」
相手の言葉に小さく笑みを浮かべ。
相手の手が肩に回れば身を寄せるように身体を預け。
「おかげさまで、店も軌道に乗ってきましたし。
毎日誰かに犯していただいてます」
一応娼館の中ではトップに近い位置にいる身分。
抱かれではないがある種、NGがほぼないメンバの筆頭として誰の子かわからない子供を孕むのはある種勲章でもあり。
「しかし、その性で今はメネシス様はメネシス様のお子様を産む栄誉にあずかれないのが少々心残りです」
■ネメシス > 「早いのは産まれる前までよ?
産まれてからは他の子と同じ。
だからうちの屋敷には乳児が大量にいるわよ。」
肩に手を伸ばし、抱き寄せながら苦笑する。
「リサは娼館の中でもとびきり可愛い物ね。
指名が殺到するのも当然よ。」
連日連夜激しく犯されているのだろうかと、依然行ったイベント当日の光景を思い出し、笑みが零れる。
「う~~~ん、まあそうなんだけど。
…そこまで言うのなら、今日一緒に寝る?
出産日迄大変なことになると思うけど。」
リサを孕ませてしまうのは大変嬉しいが、今は少なくとも一人子供がいる。
その状態で種付けを行えば、その時が来るまでに複数の子供をお腹に抱えることになってしまう。
流石のネメシスも少し躊躇し、リサの顔を覗き込む。
■リサ・エルバ > 「う~ん……お言葉はすごくありがたいのですが。
やはり二人も孕んでしまうと流石にバランスが取れなくて踊れないかもしれませんし……」
自身を寵愛してくれている相手の誘いに心が揺れるものの。
一応はプロとしての矜持もあり、小さく首を振って答え。
「それに、メネシス様のお子様を、出産イベントなんかで消費するわけにはいきませんからね」
■ネメシス > 「そう? それなら仕方ないわね。」
お腹を撫でまわしながら、リサの申し出に頷く。
流石に本業に支障をきたしてまで相手をして欲しいとまでは言えなくて。
「出産イベントで消費って言ったけど、生まれた子供をどうするわけ?」
なんだか不穏な発言が飛び出してきた。
ここの娼館はネメシス以外にはかなり衝撃的なことをすることがある。
ネメシスはリサを可愛がりながらも、恐る恐る問いかける。
■リサ・エルバ > 「普通ですよ?
舞台の上でそのまま産み落とすって感じですね。
いつ産気づくかはわからないので結構ゲリライベントですが、かなり好評なんですよ?
ついでに希望者がいれば子供をセリにかけたりもしますが」
甘えるように相手の腕の中にすり寄りながら。
さらっと当然のように答え。
「もちろん娼婦の希望があれば引き取ったりもしますし。
結構な値段なので買い手がつかない場合は娼館で育てたりしてますから。
そこはご安心ください」
■ネメシス > 「あ、そ、そうなの。
それは良かったわ。」
ゲリラ的にその場で産み落とすこと自体は全く驚かなかった。
何せ、そのデモンストレーションを最初にリサ相手にやったのがこのネメシスなのだから。
冷や汗を浮かべながら聞いていたのがこの後。
だが、比較的平穏な内容で終わってくれたのでほっと一安心。
「それなら結構な数を育ててそうね。
まあ、ゲリラ的に産み落とすイベントが好評なのは知っているわ。
あの時も貴女のお腹から子供がひり出されるのを皆で見ていた物ね。」
腕の中にすり寄るリサを撫でまわし、耳元に舌を這わせていく。
「ねえ、ここだと夜風で冷えちゃうでしょうし。
どこか屋内に入らない?
私は兎も角、貴女と子供が大変でしょう。
あ、もちろん脱ぐようなことはしないから。」
■リサ・エルバ > 「そうですよ?
もしかして産んだ子の命まで弄んでると思いました?」
珍しく冷や汗をかく様子の相手を見れば柔らかい笑みを浮かべ。
耳を撫でられればブルっと身を震えさせて甘い吐息が零れ。
「んっは……そう、ですね……
ではお宿に向かいましょうか」
少し頬を赤らめながら小さく頷き
■ネメシス > 「…そんなわけないじゃな~~い。
もう、怖い事いわないでよ。」
一拍固まったが、直ぐに笑みを浮かべて否定する。
ただ、ネメシスは割と分かりやすい反応をする癖がある。
何度か行動を共にしたリサならすぐに見抜かれてしまうだろう。
「ええ、そうしないと夜風は毒よ?
それにこの時期は雨が降るかもしれないじゃない。」
頬を紅くしたリサの手を引き、近くの宿へ。
貧民地区によくある木製の建物で、ネメシスが入るなり宿の主人が出迎える。
宿の一階に設けられた特別な部屋に案内され、扉が閉められた瞬間リサのお尻を撫でまわし。
「今日は抱くわけにはいかないし、お風呂にでもはいる?」
■リサ・エルバ > 「そんな案も出てはいたんですけど。
流石に王都でそれをやると隠しきれないって話になったんですよね」
相手とともに宿屋に向かう途中。
なんでもない雑談のように語りながら、ちょっとだけ意趣返しもかねて語ってみたりしつつ。
「はい!
久しぶりにネメシス様と一緒にお風呂入りたいです!」
二人っきりになり、お風呂を案内されれば手を胸の前で合わせ。
明るい笑みを浮かべながら楽しそうに告げ。
■ネメシス > 「そうよね、それは流石に当局の摘発を受けてしまうわよね?」
いつになく早口のネメシス。
あまり知られていないが、ネメシスの実年齢は一歳未満。
それだからか、赤子には並々ならない思い入れが出てしまう様だ。
「あら、それなら一緒に楽しみましょうか。」
リサの仕草は高級娼婦だけあって一つ一つの仕草が丁寧と言うか、気品に溢れている。
ネメシスはそんな彼女を前に体が熱くなっていた。
表情には出さずに、お尻を愛撫しながら脱衣所へと向かい。
服を脱ぐと白い素肌に大きな胸、そして人並み外れて巨大な剛直を曝け出す。
既に腹の辺りまで起き上がっている先っぽを、リサの胎へと触れさせて。
「それじゃあ、先に待っているわね。」
この部屋には他の部屋の倍以上ある大きな浴室が設けられている。
先に掛かり湯をしてから、広い浴槽の中でリサの到着を待つ。
彼女の肌を見るのは本当に久しぶりだ。
ネメシスの口元に笑みが浮かぶ。
■リサ・エルバ > 「あ!
はい、すぐに参りますね」
相手が服を抜いで露わになるすべてが大きいものを見れば思わず心臓がきゅんと弾み。
思わず見惚れて風呂に向かう相手を見送れば自分もすぐに服を脱いで相手の後を追い。
「すいません、お待たせしましたネメシス様」
透けるような白い肌に躍りで程よく引き締まった身体。
それでいて下腹部は妊娠を示すようにわずかに膨らみを見せており。
相手が待つ湯船に足を踏み入れた後。
一瞬どこに座るべきか考えた結果、相手の前に立てばそのまま相手の脚の上に向かい合いつつまたがる様に腰を落し。
「すいません、失礼……しますね。
ふっぅ……ん、ぁ」
そのまま腰を落していけば自ら尻肉を開き。
そのまま腸内に相手の物を飲み込んでしまい。
「ぇ、へへ。
これでネメシス様と向かい合ってお話し……出来ます」
はにかんだ笑みを浮かべつつ。
相手の首に手を回して言い
■ネメシス > 「ふうん、今日はこっちに入れてくれたのね。」
孕まされることは躊躇するしても、主であるネメシスの欲望には答えないといけない。
どうするのだろうかと期待していたネメシスは、初めて味わう直腸での感触を味わう様に。
その巨大な肉の塊で掻きまわしていく。
浴槽は広く、二人で愛し合うことなど軽くできる程。
無論、初めからそうなるように作られているのだが。
リサの尻を両手で掴み、湯の中で腰を静かにグラインドさせ、巨大な剛直で腸内を拡張していく。
「このまま前に入れて、今日産ませても良かったのじゃない?
そんなに大事な相手の子供なの?」
下腹部の膨らみに視線を向け、首を触れられながら問いかける。
ショーには使うことが出来なくとも、また新たに孕めば良い事ではないか。
そう目線で問いかけると、リサの肩に掬った湯を掛けてあげる。
■リサ・エルバ > 「んっ、は……いいえ、まったく」
相手の大きな剛直が腸内をかき回すたびに甘い吐息を零しつつ。
投げられる問いかけにはしっかりと首を振って答え。
普通の女であれば少なからず愛情を持つだろうが、あの娼館にいればすぐにそんな感覚も麻痺してくる。
ましてや自分は元々半分壊れた人格の人間なのだからなおさら特に腹の子に思い入れなどなく。
「ただ……んっ、ネメシス様の、物を入れればつぶれてしまいますよ?
それでも良いのであれば……私は、構いませんが……」
■ネメシス > リサの後ろを味わうのは本当に初めてである。
そもそも、ネメシスは基本的に誰かを抱くときは孕ませる時と同義であり。
今日のように孕むわけでもないセックスなど例外と言える。
「そうなの? なら…。」
前に入れてもいいじゃないと、言いたかった口は途中で止まってしまう。
「そんなに大きくなっているのね。
何か月目くらいかわかる?」
潰れてしまうと聞けば、流石に顔が青ざめた。
人殺しなどなんてことがないネメシスでも、赤子だけは嫌なようで。
問いかける間、浴槽の湯が波打っていく。
リサの尻を掴んでネメシスが、その巨大な肉槍で直腸の奥部を貫き始めているからである。
巨大な一物で腹が膨れるが、幸いにも赤子には影響しない様で。
■リサ・エルバ > 「多分ですが……つ、ふ……三か月くらい、でしょうか」
日付を告げるものの完全に感であり正確な値ではないだろう。
剛直が体内で動くたびに内蔵が圧迫されるように息を吐き出し。
自らも腰を動かしながら、妊娠したことで圧が増した腸内で相手の物を刺激し。
「この子を産んだら、その後ネメシス様の元へ犯して、殺されに……遊びに行きますから、ね?」
そういいながら相手の唇に優しくキスを落す。
幸いにしてか、ネメシスの子供ほどではないものの。
なんらかの加護が働くのか、普通の子供より娼館の女の赤子は成長が早いのだ。
■ネメシス > 「三か月。 結構長いじゃない。
その間はずっとお尻で相手してあげてるの?
だって、他のお客のでも流石に潰れちゃうわよね?」
正規の時間で産まれたことも、産ませたことのないネメシスに取って三か月は随分と長く感じた。
他のカップルはこれよりも長い時間を掛けて出産するのが当たり前と知りつつ、目を丸くする。
互いに腰を動かして、直腸の襞に巨大な肉棒の熱と固さを教え込む。
グリグリと腹全体を掻きまわし、今度は真っすぐに突き上げてみせたり。
「ああ、そんなこともあったわね。
懐かしいわ。」
唇に触れる感触に、口角が吊り上がる。
リサを相手にした時は首の骨を折ったりと嗜虐の限りを尽くして楽しんだ。
今日は子供がいるために多少は母体を労わったセックスとなってしまう。
「ねえリサ、そろそろ出しちゃっても構わないかしら。」
巨大な剛直から吐き出す桁外れの精液は、恐らく直腸全体を焼き尽くすだろう。
念のために母体への影響も考え、剛直の中の筋肉をきゅっと締め、射精を堪え乍ら問いかける。
■リサ・エルバ > 「あ、言葉足らず、でした。
私の場合……これで二週間前後といった感じでしょうか……
ここから、一気に成長しますので……あと一週から二週間といった感じでしょうか……
ふふ、それに……私たちの娼館に来るのは、性行為目的だけの肩とは限りませんから。
結構いらっしゃるのですよ?女の悲鳴を聞きに来る方」
じゃぶじゃぶと水面を荒げつつ。
肩で呼吸をしながら後穴の筋肉を締めて相手の一物を圧迫するサービスを見せる。
いつもは相手に圧倒されるため、比較的ゆったりとしたセックスであるがための行為で。
「はい、一杯……出してください。
一応労りはしましたが、これで…流れてしまうようなのは生まれても使い物に、なりませんから」
■ネメシス > 「あ、そんなに早いの…。
それって私の胤じゃないのにね。」
湯が浴槽から流れ出し、水音が響く。
ネメシスは妊娠したリサが目の前で文字通り踊る姿を見せてもらいつつ、
直腸の締め付けを味わっている。
「あらあら、またそんな方が来てるのね。
困ったお客様がたくさんで助かるわ。」
巷では異常者に分類される類の客が大金を握りしめて欲望の限りを尽くす店である。
今の話から察するにリサは既に何度も事切れているのかもしれない。
「随分と厳しいお母さんなのね。
なら、しっかりとふんばりなさいよ。
どこの種かも知らない赤ちゃん。」
リサの肩を両の手で掴み、ぐっと上から押さえつける。
直腸の終点部分に拳大の亀頭が当たると、極太の剛直が形を変え、大量のザーメンを注ぐ。
腸の中を逆流していくザーメンだが、一部が結合部より漏れ出し、浴槽をあっという間に白くしてしまう。
「気持ちよかったわ、リサ。
今度会う時はまた目の前で子供を産んで貰うわね。」
白く汚れてしまった風呂の中でキスをして。
その後、白濁塗れとなった互いの身体を洗えば、抱きしめあってベッドの中で眠ったことであろう。
■リサ・エルバ > 「ネメシス様のお子だと数日で産まれますからそれから比べたら圧倒的に遅いですが。
どうも娼館に所属した子は個人差こそありますが皆早くなるそうです。
ふふ、もしかするとネメシス様のご加護かもしれませんね」
父娘ともに神に選ばれたと公言してはばからない血筋である。
もしかすると本当に何らかの力を宿していてもおかしくはないと半分冗談交じりに言い。
「おかげさまで、医療班も増強したのですが毎日忙しそうです」
嬢がOKと言えばNGなしの娼館として裏世界でも名前が売れ始めたこの頃。
そういった性癖をもった客が増えるのは当然の摂理であり。
ネメシスの予想通り、実際に何度も経験していて。
「はい……一杯、私の中に注いで下さ……っあぁぁぁぁぁぁ!」
相手の精液が勢いよく腸内に注ぎ込まれ、胎全体に熱が広がっていくような感覚に襲われながら。
悲鳴のような嬌声を上げながら絶頂を迎え、相手の肩をぐっと掴み。
「ふっはぁ……はぁ、はい。
次こそは、ネメシス様にたっぷりと愉しんでもらいますね」
次回を約束してくれた相手の言葉には嬉しそうに答え。
その後はイチャイチャしながらベッドへ向かってゆっくりと眠りに落ちることだろう。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からネメシスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からリサ・エルバさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にキールさんが現れました。
■キール > 「あ”-。」
酒瓶を煽りながらぶらぶらと貧民地区、自身が勝手にテリトリーとしている地区をぶらぶらと歩く男。
酒と喧嘩はあるが、女が足りない。
かといって自慰は男の性分ではなく。
いい女でもいないかと娼婦やら酒場の娘やらを物色するように足を進めるうちに自身のテリトリーを出てもかまうことはなく…。
■キール > くんくんと鼻を鳴らし、
犬の様に空気の匂いを嗅いでから男は大きな一歩を踏み出す。
向かう先は特に決めていないが、何となく面白くなりそうな方向へと足を向けて。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にレムリアさんが現れました。
■キール > 男は時折足を止め、スン、と鼻を鳴らし再び大きく一歩足を踏み出し進んでいく。
貧民地区の路地の雑多な匂いの中気になる匂いを追い求め足を進めるうちに、本能が猛り始める。
■レムリア > 最近、色々と国内で大きな動きがあってその裏面を考えるのは面白いし、一口噛んで儲ける事もできて二度美味しい。
商会として動いて、王城で儲け話がまとまったと機嫌もよく。
夜風にでもあたるかと、夜の街をのんびりとひとり歩いて気がつけば、周りの情景が見るからに治安がよろしく無さそうな風景に。
「……貧民地区に入ったかな」
こっち方面の地理には明るくないからなと、ちょっと迷ったかと人気のない道の真ん中で足を止めてきょろきょろと。
いざとなれば、取れる手段はいくらでもあると危機感も薄い様子で帰るための正しい方角はどっちだと見定めに、参考に夜空を眺め。
■キール > そして、路地を曲がった先。
見つけたのは貧民地区には不釣り合いな女。
夜の明かりの中でも浮き立つ女のシルエットを見ると、どう楽しむか等と思考が少し流れる。
「よう。 そこなの旨そうな姉ちゃん。 こんなところでぶらついてると俺みたいな悪い奴に狙われるぞ?」
等と、夜空を眺める様に見上げる相手に声をかける。
薄がりの中から現れるのは金棒を担いだ僅かに安酒の匂いを纏う巨躯の男。
男の眼は顎から喉、胸の大きな山からくびれた腰、そして大きめのお尻から足先と、ワンピースの上から出もわかるその柔らかなカーブに目を奪われてしまう。
■レムリア > プロの船員とかなら、星の配置から詳細な現在位置くらいはわかるのだろうか。
そんな事を考えながら、たぶんあっちが西でとだいたいの方角に自信なさげにあたりをつけ。
「……ん? 自分で、自分の事を悪いヤツと言うとは実は親切か」
声をかけられて、誰だという風に目を向け。確かに見るからに柄の悪そうなと思いつつ、鼻に届く安酒の匂いにこの辺の酔っ払いかと首を傾げ。
向けられる露骨な視線に多少の意識はしつつも、嫌悪や羞恥を態度に示す事もなく自然な態度で向き直る。
「ちょうどいい。では、悪いヤツに狙われる前に安全なところまで道案内を頼めるか?」
大きな男だなと、相手の体格の良さに感心してしげしげと眺めつつ。道を訊く相手が出て来て都合が良いと、地元の人間なら道がわかるだろうとばかりに道を尋ね。これぐらいの愛想はサービスとばかりに、可愛く強請るように小さく首を傾げる仕草を言葉に添え。
■キール > 「さてな。悪い奴にだって正直者がいるかもしれんだろう?」
まさか相手が星を見て何となく方角を考えているなど知らずに、帰ってきた言葉ににやりと楽し気に笑う。
「俺に道案内を頼むとか姉ちゃんも中々飛んでるな。」
可愛く強請る様に小さく首を傾げられれば、
ムラムラが止まらなくなる。
正直むしゃぶりつきたいが、もう少しの我慢。
「護衛と道案内ね─。料金は先払いで貰わないと案内なんてできないぜ?」
唇の端を持ち上げる笑みは粗野な男くさい笑みを浮かべながら女の前に立ちはだかる。
薄い布の服を持ち上げる分厚い大胸筋に分厚い腰回り、厚手のズボンながらも相手の腰回りもある様な太い男の太腿がたてば相手からはまるで壁の様にも感じるだろう。
丸太の様に太い腕を軽く振り女の腰に腕を回し捕えようとする。
捕らえられれば柔らかい胸に押し付けられるのは女を求める様に血が集まり始めた凶器。
■レムリア > 「自分で自分の事を悪者と称する正直者?」
ふむ、と面白いフレーズを耳にしたと口元を緩め。威嚇か美学か浪漫か。そのいずれであるか、どれでもないか。
悪を自称するとして、どのようなタイプであるのかと興味深そうに目を細めて相手を眺め。
「あぁ、そうか。暗い夜道にこの状況。一般的には、もうちょっと警戒するか」
中々に飛んでいると言われて、きょとんとし。ふと、客観的に見れば人気のない場所で、見るからに危険そうな感じがする巨漢に――というのは、乙女的には危険を感じるべき状況ではと察して対応を間違えたかと思うも。
相手の態度がだからどうしたという感じがして、今更猫を被る状況でもないと取り繕うという意志を一瞬で破棄し。
目の前に壁のように立ちはだかる相手。その体格差に相手の顔を見上げながら、やはり大きいなと実感し。単に大きいだけでなく、しっかりと筋肉がついているその体格に男らしさを感じながら、伸ばされた太い腕に囚われ。
「この状況で料金と言うと……やはり、その……体で払えと?」
存在感を増し始めている肉の凶器を、布地越しとはいえ豊かな胸元押しつけられて。この行為の意味するところはそれだろうなと察しつつ、確認するように上目遣いに男の顔を下から覗き込み。自分からも胸の双球を押しつけて、乳肉の柔らかさで悪戯するように刺激しながら訊ねかける。
人気は無いが、人目があっても不思議ではない。ちょっとしたスリルを感じつつも、人目を忍んでくれるような親切さがこの男にあるのかどうかと、その瞳の奥を覗く。