2018/11/23 のログ
ブラッドドレス > 拘束を免れた……いや、わざと手を付けず放置されているのであろう、両の乳首。
粘った波が打ち寄せ、巨大な舌となって乳輪を舐る。その波に乗った湯虫が先端に躍りかかり、食らいつく。
しかしどれも断続的な愛撫にとどまり、湯の中の狼藉と同様、絶頂の決め手にはなりえなさそうだ。

うぞうぞ、ぶちゅぶちゅ、ぞぶぞぶ。粘液が弾け泡立ち、大小さまざまの蟲たちが蠢くおぞましい水音を立てながら。
湯の下で、ユリハの両脚の内側に外部から強い力がかかる。
男性数人のそれに匹敵する力で、無理やり開脚させられているのだ。

……と、その時。

『失礼いたします~』

後方から唐突に、女性の溌剌とした声が響く。和装に身を包んだ従業員が浴室へと入ってきたのだ。
ユリハの悲鳴を聞いて助けに駆けつけたのか? ……否、違う。
従業員は湯に沈んであえぐユリハを心配するような様子は見せず、それどころか彼女が何を言おうと聞く耳を持たない。
慣れた足取りで湯船に近づくと、袖の下から2つのアイテムを取り出した。
1つは、ビー玉ほどの透明な水晶玉。それを無造作に、白濁湯の中程へと放り込む。
もう1つは、おにぎり程度の大きな三角柱の水晶。湯船の縁、ユリハの手が決して届かぬ位置に、そっと置く。

『失礼いたしました、ごゆるりと~』

2つのアイテムを配置し終えた従業員はそそくさと入り口まで帰っていき、軽く会釈。
そして、パタンと戸を閉める音が響くと同時に、ユリハの目の前に『平面の幻像』が現れる。
湯縁に置かれた三角柱から、空間に向けて映像が投射されているのだ。
畳1枚分ほどもある巨大スクリーンに映されているのは……はたして一目でわかるだろうか。ユリハ自身の女性器である。
うっすら陰る白濁の向こうに、あられもなく開脚した肌色の太ももと、その根元に穿たれた粘膜の秘裂が鮮明に映る。
そそり立った陰核、花びらのごとくゆらめく陰唇、穿たれた大小2つの穴すらも克明に見て取れる。

湯に投げ込んだ水晶玉が映している映像なのだ。当然、その『カメラ』を持っているのは、ブラッドドレス。
スクリーンに映る映像はゆらゆらと揺らめきながら、徐々にその粘膜の花へと接近していく。
目を背けずにいられるか。

ユリハ > 「きゃんっ……!ひゃ、あぁ……」

手を付けられず、柔らかな乳房の上で硬くなって揺れているだけの乳首を掠める虫。
その刺激でまた一つ声が上がる。
絶頂へ向かって少し押し上げられたが、まだ足りない。
胸にむしゃぶりつかれたい。
全身を這う虫に埋もれて強く嘗め回されたい。
いっその事大きな虫でも出てきて強く犯し抜いて欲しい。
脳に回った媚薬がそんな考えさえ起こさせる。
そんな状態で物欲しそうに口を大きく開け、涎を垂らしながら快楽地獄に耐えていると、そこに場違いな声が響く。

「あぁんっ、助け、お願……ひゃぁんっ!あっ、行かないで……!」

必死で助けを求めるが、従業員たちはすぐに去ってしまう。
自分がこうなる事は織り込み済みという事か。
絶望が頭を過ぎる。
こんな状態で、どんな責めを受けて、自分はどうなってしまうのか。
用途の分からない物が置かれるが、それは何なのか。
助けが来ない事がわかってしまった絶望が、何故か快楽を加速させていくのを感じる。

「えっ、これ……あっ……」

今までの責めで紅くなっていた肌が更に朱に染まる。
自分の秘所を見せられながらの愛撫に経験が無い訳ではない。
だからこそ自分のものだとすぐに分かったのだから。
かと言ってそれが平気なはずも無い。
ましてや謎の拘束を受け、謎の生き物に全身を嬲られている最中である。
思わず目を閉じるが、何故か再びゆっくりと目を開けてしまう。
それは何が迫るか分からない不安か、それとも何かに来て欲しい期待か。
どちらにせよ、これからどうにかされてしまうのであろう白濁に沈む自分の性器を薄目ながら見ていることには変わりないのだが。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からユリハさんが去りました。
ブラッドドレス > 【後日に継続となります】
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からブラッドドレスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にブラッドドレスさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からブラッドドレスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 個室風呂」にグラムヴァルトさんが現れました。
グラムヴァルト > この日、若き狼が利用するのは少々変わった浴室だった。
入室時にあれこれ設定することで、望みの獲物を呼び込む事が出来るのだ。

獲物は他の風呂場に入るつもりで脱衣所の扉を潜り、空間の歪みを渡ってここに来る。その時点で入り口は施錠され、グラムヴァルトの同意が得られぬ限りは外に出ることすら叶わなくなる。
一流の魔術師ならばそうした狩場を自身の魔術のみで作り上げる事も出来るだろうが、魔法のマの字すら知らぬグラムにとって、これほど都合のいい狩場は他に無かった。

今回ここに来ることになる獲物は若い雌。若すぎたとて問題なし。容姿はそれなり以上。肉の過多はどうでもいい。ふたなりだろうと構わない。正し、雄の淫欲を滾らせた奴だけは弾いておく。まかり間違い己のケツなど狙われては殺し合いだ。血は他所で啜るのだから、ここでは肉が食いたい。

そこまでちまちま設定し終えた所で、全裸の王狼は鍛え上げられた長駆を湯船に沈めた。
一面檜造りの掘り風呂である。
浴槽の広さは一人で入るなら十分。二人で入るなら余程に身を縮めぬ限り、縁の段差を背もたれに広げた両腕を乗せ、ゆったりと長い両脚を伸ばしたグラムの裸身にどこかしら触れる事となる広さ。

「―――さァて、どんなのが来るやら……ククク。」

ご案内:「九頭龍の水浴び場 個室風呂」にフィオーレさんが現れました。
フィオーレ > 通りかかったのは、一匹の頼りなさげな白い猫。
治癒術を必要とする者たち──傭兵や戦士、冒険者たちへと用向きを伺い、わずかな金銭と引き換えに回復を施して回っていた。
ただ、今日のところは深手を負った者の看病を必要としたために、傷の具合を見るために返り血をわずかに浴びたのだ。

もともとあまり血生臭い状況は得意ではない。ゆえに、早く汚れを落としてしまいたかった。
怪我人を運び込んでいた宿の主人や、怪我人の仲間が恐縮して、風呂を奢ってくれた。

そんなわけで、遠慮なく、風呂の一つへと足を踏み入れたわけだが──
一枚の大きめの手巾を身に巻いて、異変に気付かぬ少女は脱衣所の扉をくぐる。
銀色の髪に青い瞳。その頭頂にはふっさりとした耳、それを湿気にぴくりと跳ねさせた。

ふわっと白い湯気に一瞬視界を遮られ、幾度か瞬きをして湯殿へと歩み寄ろうとするのだが。ふと不思議そうに周囲を見回した。
案内された湯屋ではないような気がする。ごく普通の大浴場……だったはずなのだ。
しかも。

「…………誰か、おいでなのですか?」

青い瞳が白い湯気の向こうを見通そうと、わずかに眇められた。
女性用の浴場であれば、本来ならなんの心配もないはずなのだが、周囲の様相に奇妙に、胸がざわついた。

グラムヴァルト > 獲物の気配に若き王狼は閉ざしていた目蓋を持ち上げる。
色濃く影を落とす眉庇の下に現れるのは、凶相を形作る鋭い銀の三白眼。
分厚い湯けむりの向こう側、聞こえて来るのは怯えを孕んだ若い雌の声音。
そろそろと近づいてくるシルエットは儚げな、捕食者の力強さを持たぬ無力な獲物。

「――――おう、意外に早かったなァ、結構、結構。オラ、ンなとこに突っ立ってたんじゃあ寒ィだろ。とっととこっちに寄って来い。」

低く響く男の声音が、滲む粗暴を隠しもせずに獲物を呼ぶ。
怯えて出口に向かおうが、閉ざされた扉はもはやどうあがいたとて開きはしないのだ。
故に、狼は寛ぐ姿勢を崩しはしない。
湯面の揺らめきの下、鍛え上げられた鋼の下腹に反り返る剛直は、血管の浮き上がりも禍々しいまでに滾っているが。

フィオーレ > え? 何故、どうして? 先客は良いとして、なぜそれが男性の声音なのかと、胸元覆う拾い手巾の端を手繰り寄せて、狼狽を見せた。
しかも、湯気の向こうから耳に届くその声は力と自信に満ち、不吉なほどの強靭さを滲ませている。
一瞬、晴れた白い靄の向こうの姿に息を呑み、きっと浴場を間違えたのだと慌てて脱衣所に通じる扉へと手をかけるのだが。

「……開かない。何故…」

カタカタと揺らすこともできない硬い扉に肩を落とし。
もう一度振り返り、湯殿に沈む狂相へと確認するかのように問いかけた。

「貴方の……仕業、でしょうか…?」

身を守る術すら碌に知らぬ脆弱な矮躯が、おそるおそると湯船の姿へと近づいてく。
今の状況、わかっているのは目の前の男性のほうのようだ。
肉食獣の如き気配を滲ませる相手を視界に収めて、一瞬、白い頬を染め上げ、慌てて視線を外した。
その、そそり立つ隠されもしない剛直の様相に気づいたのだ。

グラムヴァルト > 只々鋭い双眸にて、今宵の獲物を裸身の隅まで無言のままに舐め回す。

猫だ。
成人はしていようが、小柄でほっそりとした儚げな体躯。その癖胸はデカい。食いでがありそうで実にいい。先日、公園の厠で味見した猫とは違い、こちらはどう見てもただのガキだ。魔法の痕跡が絡む所から何かしらの術は使うのだろうが、どうとでもねじ伏せることの出来る無力な獲物に変わりは無い。
思わず開いた唇が、鋭い犬歯を覗かせながら品のない舌なめずりを見せつける。

そうこうするうち、慌てて出口へと取って返した小娘が、閉じ込められた事に気付いたのだろう。恐々とした質問を投げてくる。
それに対してこちらは余裕の姿勢を保ったまま、下劣な笑みを少女に向けて

「――――ハ、残念ながら違ェよ。誰の仕業かって言えば、この建物。この化物温泉の仕業だよ。ま、今回それを望んだのはオレだがな。」

言葉を返しながらもじっと少女に向けた銀眼が、そそり勃つ逸物に気付いて赤面する初々しい所作に笑みを深める。実に嬲り甲斐のありそうな獲物だ。

「まずァ名前だな。オメェとかテメェとかでもいいけどよ、どうせ逃げられやしねェんだ。だったらそれなりに友好深めて仲良くするってぇのもいいだろうよ。オレの名はグラムヴァルトだ。まぁ、好きに呼べよ。ンで、猫、テメェの名前はなんてェんだ?」

フィオーレ > この国には、様々な人ならざる力を持つ人々が暮らしている、その中で残念ながら少女は無力なほうから数えたほうが早い。
踏み躙られて生きてきた白猫は、湯煙の中に悠然とした男は見かけ通りの──いや、見掛け以上の存在であると奥底の本能が訴えかけてくる。
──彼の者は、圧倒的な強者であると。

舌舐めずりの表情が向けられれば、身体が自然と竦む。自身が、彼にとって捕食対象である可能性もある。

「……ちがうの、ですか? …この建屋が…? ────…っ、貴方が…望まれたと、いうことは…。 貴方が、わたしを…元の場所に、戻すこと、できますか…?」

恐々と周囲を見回す青い瞳が、色濃い戸惑いを映す。
胸元から腰回りを隠すように包む布地の端を細い指先が握りしめた。辛うじて要所は隠しているものの、身体のラインまで隠せるものではなく、柔らかな白い稜線を垣間見せている、そのことを恥じて、己の身を抱くように華奢なかいなを巻き付ける。

「グラムヴァルト……さま。 ええと…それでは、お呼びするとき、粗相を、働かずにすむよう…ヴァルトさまで、よろしいでしょうか…? …わたしは…。……フィオーレ、と…申します。 お好きに、お呼びください…」

今は魔術師の弟子とはいえ、もともとは仕えることを強いられてきた一介の奴隷。ゆえに、問われれば従順に訥々とした言の葉で応えていく。

グラムヴァルト > 「クックッ……クククククッ。」

すっかり怯えた少女の様子が、狂狼の嗜虐を心地よく刺激してくる。胸内より自然と溢れる笑い声は、気を緩めれば悦楽の哄笑として響くことだろう。どうにか喉の奥にて笑いを殺し、忍び笑いの態にて収めた狼ではあるが、口端を歪ませる上機嫌は少女にも見て取れるはずだ。

「あぁ、だったら……ま、フィオとでも呼ぶとすっか。」

ようやく困惑が解け、己の置かれた状況を正確に認識するに至ったのだろう少女。その態度は従順その物。この国におけるミレー族の扱いを考えれば、おそらくは奴隷か何かなのだろう。
となれば話は早い。今宵は暴力など振るわずとも、新鮮な雌肉を心ゆくまで堪能出来るという事だ。

「さて――――もう一度言うぜ、フィオ。ンなとこ突っ立ってねェで、とっととこっちに来い。その無粋な布切れも捨てて、テメェの肉を良く見せろ。言うとおりにしてりゃあ優しく可愛がってやるよ。ただ、まぁ、舐めた真似しやがったら……クク、分かるよなァ?」

掘り風呂の縁に広げていた腕の片方を折り畳み、作る頬杖に頭部を乗せて姿勢を変える。浅黒い肌下、鋼の肉束がうねりを見せて、その力強さを嫌という程少女に見せつける。
重く水分を含んだ灰の蓬髪がほつれて頬に掛かる様は、精悍に整った彫り深い顔立ちもあって耽美なれど、細めた銀眼が滲ませる暴力と情欲の滾りは女に飢えた山賊と何ら変わりの無い代物。
そしてその風呂は、元々そうした行為のために作られたのだろう。湯船を満たす温水はローションとまでは行かぬ物の、普通水とは明らかに異なるとろみを帯びて、鋼の胸板をぬらぬらと伝い落ちていく。
そんな卑猥な湯水の下、しなやかに鍛え上げられた長脚の一つは片膝を立て、もう一方は心持ち開いた角度を広げ、大振りな陰嚢の揺れも猥褻な股の間に少女を誘う。

フィオーレ > その笑みの音は、白猫の如き少女にとっては、まるで肉食獣の威嚇の唸りも聞こえた。
それが少女の怯えを一層加速する。白い頬は強張り、青ざめてすら見えるだろうか。

「………はぃ。 賜りました…」

ぎこちなく硬い動きで頷きつつも、奴隷としての弱さと従順さを隠しようもなく。
幼いころからただ従うものとしての所作を染みつけてきた少女は、掛けられる言葉の意味を一拍遅れて咀嚼し、理解して──頬をさらに鮮やかに染め上げる。
意味が分からないわけではない。
それでも、初対面の相手に堂々と身を要求されれば、年頃といっていい娘にとっては戸惑いも強くなるというもの。

ただ。言われるままに近づき、浴槽の縁にまで近づき佇んで。
迷いながら、戸惑いながらも、その肢体に巻いた布地をそろりと解いた。
白い、くすみ一つない木目細かい肌は羞恥に淡く火照り、柔らかに隆起した肉鞠を想起させる膨らみと、その頂点の桜色の突起を晒す。淡い淡い、まるで無毛の如き銀の草むらが慎ましく、足の間にわずかに茂っていた。

「…ご、ご覧ください、ませ。 これで、よろしいでしょうか… ヴァルトさま…。 ──………ッ、 い、いや…です。 痛いのは… 大人しく…いたします、ゆえ…」

晒す羞恥にもじつき、視線を外して真っ直ぐには浴槽の男を直視できない。
肉食獣の雰囲気すら滲ませる圧倒的強者。何もかもが、か細く弱弱しい猫とは対照的か。
おずおずと反応を探るかのように視線を戻せば、その視線に滲む情欲の熱っぽさ、そして決してその雄としての誇らしさすら感じられる佇まいに、息を呑む。
誘う、仕草は理解できた。
従順に従おうとして、それでもやはり初対面の狼の如き青年の脚の間に身を入れることには、躊躇いも覚えるというもので。
とろりとした奇妙な湯へと指先を漬け、迷いを隠せない。

グラムヴァルト > 望まれるままに至近へ寄り、たっぷりの羞恥を孕んだままに脱衣を見せる少女の所作。先と変わらぬ姿勢と余裕の笑みこそ保っていても、湯水に沈む狂狼の剛直は益々硬く張り詰めていく。
直ぐにでも貪りたい。獣欲を十二分に刺激する最上級の肉の誘惑に耐え、ねっとりと絡みつく様な視線だけで少女を弄ぶ。それこそ、視圧だけで彼女の性感帯を擽るかの様に。

「――――ハ、おいおい、猫よぉ、ンな可愛らしい反応されっと、ついつい虐めてやりたくなンじゃねぇか。気をつけた方がいいぜ?」

恥辱の狭間、こちらの脅しに他愛なくビク付き怯えた声音を発する裸身。獣の嗜虐がゾクリと背筋を走り、引き攣れる様に持ち上がった口角が獰猛な犬歯を見せつける。
この猫の肉はどの様に嬲るのが愉しいか。少女の羞恥を食前酒の如く楽しむ王狼の頭の中、先日は試す事の叶わなかった思い付きが過る。
誘いに応えようと淫猥な湯水の中に足先を沈めようとして、しかしどうしても思い切る事の出来ぬ少女の仕草を愛でるかに見つめていた若き狼が、不意な動きで湯船から浅黒い長駆を立ち上がらせた。

鋼の裸身を粘水が滝の様に流れ落ちる中、しなやかな長駆は彼女の傍らに腰を降ろす。脛下だけを湯水に付けた、浴槽の縁に座す形。
そして無造作に伸ばした両腕が交差しながら少女の柳腰を捕らえ、細腕のしなやかさにいきなり野太い肉の膨らみが盛り上がる。 ――――直後、猫娘の視界はいきなりの反転に困惑することとなるだろう。
若き王狼は、ひょいと持ち上げた彼女の肢体を天地逆さに回転させて、銀の髪束が飾る小さな頭部を粘液塗れの剛直に、そして楚々とした草むらの翳る可愛らしい秘所を己の眼前に寄せる形で抱え上げたのだ。
少女が碌な反応も見せられぬなら、座姿のままのアクロバティックなシックスナインとでも言うべき羞恥姿勢を晒すこととなるだろう。

フィオーレ > ほんのすぐ傍らで、ますます膨らむ獣の気配。それに怖れを抱くも、逃げ出すこともあぎとに飛び込む勇気も出ない。
身を護るため……否、此処から無事に出るためには必要であろうと言い聞かせるのだが、それで獰猛な牙に己を差し出すほどの覚悟も固まるわけではない。
更に湯の中で、漲る肉の凶器の気配に本来なら、脱兎のごとく逃げだしてしまいたいのに、この狭い湯殿はそれも叶わない。
己の肌を這う獣狼の視線はまるで視線で賞味されているかのようで、まるで淡く肌を擽られているかのような圧さえ感じ。

「……そう言われ、ましても…。 ──……い、虐められるのは… いや、です…」

慌てて首を横に振り、銀色の長い髪を跳ねさせ、懸命に従順を取り繕おうとする。
本当に己を喰らえてしまいそうな牙の存在は、浮かべている表情は笑みのはずなのに、威嚇されているも同然にしか感じられない。
今だけは、彼を主として従うべきだと己に言い聞かせ──

「え?」

ふいに水音を立てて立ち上がる裸身に息を呑んだ。
湯船に沈んでいた時とは印象を違えて感じられるのは仕方のないことだろう、想像よりも遥かに見上げねばならぬ長躯。逞しく張りつめた筋肉のうねり、まさしく鋼の如きとはこのことか。それに見蕩れたのは束の間のこと。

「……ぇ? きゃ… きゃぁああっ!?」

何が起きたのか、瞬時には判断はできなかった。
細い腰を掴まれ、身体が反転する。恐怖に何かに掴まろうとする動きは、しかし空を切った。
小さな身体は気づけば反対の形へと。支えられてはいてもひどく不安定、銀の髪は湯の中に落ちて。
王狼の眼前に、まるで薄紅の花弁のような肉の爆ぜ目が露となる。

「い、いや……おろして、くださいませ…。 こわい…」

目の前に突きつけられる剛直の穂先、小さな手が不安定な形に恐怖するように、握りしめて男の下腹あたりをてちてちと叩いた。
ひく、と恐怖にか、羞恥にか。花弁は戦慄き震えるかのようで。

グラムヴァルト > 上下逆さま正面から抱き合うかの対面。猫少女の碧眼はピントを合わすのも一苦労な至近距離に雄の巨根を捉える事となるだろう。少女の前腕とさして変わらぬ太さと長さ。
下腹と変わらぬ浅黒い胴部に、逞しい肉の隆起と蔦めいて張り巡らされた血管を浮き上がらせる淫らな大蛇。パンパンに張り詰めた頭部は淫水焼けも禍々しい赤黒い色彩を見せ、大きく傘を開いたカリ首が女泣かせの獰悪さを見せつける。
それらをぬらぬらと妖しく光らせる粘水は無臭であるはずなのに、濃厚な雄臭がはっきりと感じられる程の威容である。

重力に引かれて顎先へと流れる豊乳は、凹凸もはっきりと感じられる腹直筋に押し付けられ、鉄板の如く分厚く硬い胸板が柔な少女の下腹に密着し、纏う粘液を白肌にも塗りつける。
そしてそれだけ密着すれば、自然、彼女の恥部がどこに寄せられているかも想像が付くだろう。現に、熱を帯びた獣息が彼女の割れ目に吹き付けられているのだから。
雄の銀眼に晒された初な割れ目。純白の白肌と、切れ込みから覗く肉粘膜の色彩の蠱惑的なコントラストが飢えた獣に益々の興奮を刻みつける。

そして、その姿勢を保持する双腕の力強さときたら、人の腕というより工業機械か何かのよう。少女が多少身悶えようが、小動すらしない。その癖、腰の柔肉に食い込む指先は痛みを与えぬ力加減を保ち続けているのである。

「ハハッ、フィオちゃんよぉ、ずいぶん可愛らしい抵抗だなァ、オイ。こちとら膝の一、二発程度は覚悟してんだ。その程度で降ろす訳がねェだろが。」

下腹の外側、斜筋を叩く小さな手指の抵抗は、いっそ愛らしいまでに弱々しい。少女の眼前、脅すかの様に巨根が跳ねた。

「降ろして欲しけりゃご奉仕しな。オレを満足させる事ができりゃあ降ろしてやる。それが出来なきゃ……ククッ、ずっとこのままだ。」

意地悪く告げながら、寄せる鼻先が雌の恥臭を吸い込み肺腑を満たす。視線の通らぬ少女の下肢で、一体何が行われているのかがはっきりと伝わるだろうわざとらしい呼吸音にて羞恥を煽る。

フィオーレ > 息づきそそり立つ肉の凶器としか見えぬモノに、息を呑んだ。
華奢な身体には、暴力のカタチそのものを具現化したようにも見えるだろうか。
獣じみた、まるで女を誘うかのようなフェロモンまで滲ませているかのような威容、僅かに怯えながらも突き付けられるかの如き穂先に薄青の瞳を潤ませる。

華奢な身体そのものは褐色の肌に触れているがゆえに、辛うじてバランスをとれてはいるが、それと同時に張りつめた膨らみはその腹筋に押し詰けられて、拉げ形を変える。
見えなくとも、体勢として何処へと視線が注がれているのか、悟ってしまう。

「……っ、 ……ひ…」

敏感な、女の身体の最も深みへと通じる花の裂け目。そこに直接触れる呼気に、羞恥とかすかな官能に身体が小さく戦慄いた。
見られることを恥じて、捩ろうとする腰はしかし許されることなく。 花裂がかすかに蜜を浮かべる。
人の力にあり得ぬ膂力に支えられた身体は、どう暴れようとも逃れられず。細腰に食い込む手指の形がうすら赤く残るだろうか。

「……っ、ヴァルト、さま…っ や…そんな……」

痛みを忌避する娘は、膝を打ち込むことなど、考え付いたことはなかった。脅すかのように突き付けられる凶器に、こく、と喉を動かし。
恥ずかしい──最も隠すべき場所へと注がれる視線と、放つ香りを余さず確認される息遣い。頬は赤く染まり、呼吸が乱れながら、おずおずと小さな指先が滾る肉槍に触れて支えながら、小さな舌先がその先端を、そぅ…と舐めた。

「──……承知、いたしまし、た…。 ん…… ふ…」

臆病な猫が、差し出されたエサを、警戒しながら舐めとろうとするかのよう。ちろり、ちろり。やがて、慣れればはむり、とその先端を食もうとして……その大きさに眉を寄せた。

グラムヴァルト > 「クククッ、オイ猫。テメェ大したドMだな。眼の前にデカちんぽ突きつけられて、まんこをじっくり視姦されて、それだけでまん汁溢れさせるたァ大したもんだ。場末の娼婦だってもう少し恥じらいってモンを持ってるぜ?」

処女の如く穢れの無い、まさに聖域めいた少女の秘園。
そこが直接の愛撫すら受けぬままに甘い蜜を溢れさせる様子は、グラムヴァルトを酷く興奮させる代物だった。にもかかわらず、少女に掛けるのは雄を喜ばせた雌へと向ける称賛ではなく、羞恥を煽り尊厳を嬲る言葉責め。

「――――――……っ。」

男の手指とはまるで異なる繊細で柔らかな指先が、卑猥に濡れ光る剛直にそっと触れる。続く舌先の濡れた体温が、堪え様も無く怒張を跳ねさせた。
手慣れた娼婦の如き絡みつきのない、どこまでも恐々として控えめな舌愛撫。
そうした拙く物足りない刺激の後に与えられる、亀頭先端部への柔唇の咀嚼。
再び跳ねた剛直が、先端の割れ目から勢いよく先走りを放ち、少女の口腔を雄臭い透明汁で穢す。
少女が自身の拳を飲み込むという奇術めいた特技でも持っていれば別だろうが、そうでもなければとても飲み込めぬだろう肉の凶器。
無論、グラムとしては彼女の口がすっかり開発済みで、己の巨根を喉奥まで飲み込むというのなら濃密なフェラチオをたっぷり愉しむ事だろう。
そして、それが叶わずディープスロート抜きの表層への淡い愛撫だけに限定されたとしても、それはそれで前菜として十分に愉しむ事が出来るのだ。
さて、この猫はどの程度仕込まれているのやらと考えながら、グラムヴァルトは改めてその凶相を少女の恥部へと寄せていく。

両腕を塞がれた王狼が行う愛撫は伸ばした太舌にて行われた。まずは逆さの雌溝を、肉莢の天辺から割れ目に潜む雌の狭孔、更には不浄の窄まりまで含めて一気に舐めあげる。
ひと舐めにたっぷりと時間を掛けた舌の往復が二度、三度と続けられた後、ぬらつく舌腹が陰唇を左右に割って奥へと潜り、膣口周りをぬちぬちと弄ぶ。そして今度は尖らせた舌先を、ズニュルウ…っと肉孔奥へと潜らせた。
驚嘆すべきは狂狼の舌の長さ。唾液のぬめりを纏ったそれは触手の如く伸張する。少女の肉孔に聖域を守る薄い防壁が残されていない限り、不躾な侵入者は雌猫の奥にまで入り込む事だろう。
そして太舌の穂先は子宮口の形状を確かめるかに、肉冠をぬろぬろと弄ぶのである。

フィオーレ > 「……ゃ、ッ、 言わないで…ください…っ ……すごく、恥ずかしい…のに。 …や…許して、……ください…」

逆様の姿勢のままに、首を懸命に横に振って、言葉の撤回を求めようとするのだが、羞恥が身体の感覚を鋭敏にしていることは否定のしようがなかった。
身を捩らせるたびに、慎ましい秘裂は微かに歪んで蜜を滲ませ、牡の視界を愉しませるだろうか。
羞恥の熱が生じ、女の香りはほのかに強くなり。

「……っ、ん…… ン…… ぅ……」

細くややひやりとして感じられるだろう手指が根元に絡み、ゆるゆると扱きあげる。力具合が覚束ず、手の中で息づき跳ね上がるかのような滾りの勢いに、呼吸が震える。
まだ奉仕には手慣れていないが、決して経験がないというわけではないのだろう。舌先で溢れる雫を舐めとり、小さく噎せこむ仕草からもそれは明白だろう。
先端に被せられた唇は、当然のようにすべてを含みこむことなどできず。柔らかな唇が、何度も甘く、先端の表面をはむはむとまさしく甘く唇で食むように刺激するのが精いっぱい。
時折、咥内へと含みこもうと息を詰め、口を開けて吸い付くのだが、慣れぬ雄の性臭に眦に涙が浮かびそうになった。

「…っ、ん…… ぇ? あ… や… やだ… やめて、ください、ませ…… やっ…! ヴァルト、さま…ぁ」

ねろりと濡れて生温かい器官が、少女の秘裂を舐めあげる。
その瞬間、華奢な身体全部が戦慄くように大きく撓り、仰け反った。熱く濡れた感触はすぐには舌と判断できず、感じ入るように震え。
弄ばれるような味わうような蠢きに、ぞくぞくと身体を震わせ、甘やかな嬌声を溢れさせ、花弁の奥から秘蜜が湧き上がり、楚々とした銀の性毛を濡らす。

「……ゃ、うそ…… こんな、奥……まで」

内腿が戦慄き、舌としてはあり得ないほどの奥底を穿つぬるつきに、切ない鳴き声を上げ。奥の奥、普通ならば知らぬ場所まで入り込む舌に、己の知らぬ奥宮の窄まりまで捉えられ。身体が大きく撓り仰け反った。
閉じて、生硬いはずの肉の円環まで、到達されるとは思わず──

グラムヴァルト > 「――――ッ、ウ……悪く、ねェ……ハ、ハ、こういうフェラも………ッ、中々、乙なもんじゃ、ねェか。」

拙いながらも一生懸命雄を愉しませようとする健気さが、淡い肉悦から滲むかの口奉仕。赤子の手にぺたぺたと触れられているような、予測のつかぬもどかしい愛撫に雄肉が滾る。
達するまでに時は掛かるものの、雌の愛撫に敏感な反応を示す王狼の巨根。
少女の愛撫によって生じる背筋を蕩けさせるかの肉悦に、大振りな陰嚢が持ち上げられ、猛々しく膨れる肉幹がうねる。
溢れる先走りは少女が舐め取るたびに新たに溢れ、彼女の唾液に卑猥な粘りを付与していく。

そんな可愛らしい奉仕に王狼が下賜する褒美は、クンニリングスと言うより舌触手による種付け交尾とでも言うべき淫行。引き抜き、突き込み、のたうち回る触手舌。出会ったばかりの少女の胎内、どこが弱点かなど最初からお見通しと言わんばかりの手慣れた舌愛撫。
子宮口を解すかに窪みに押し付けた舌先で擽りながら、野太い舌腹はクリトリス裏のざらつきに密着し、左右にのたうち淫悦を送り込む。
かと思えば、ストロー状に丸めた舌でズジュルルルッと卑猥な水音を響かせ淫水を啜り、いきなりニュポンッと引き抜いた直後に擡げた鎌首を再び雌孔にねじ込み貫く。

「――――おぉっと、ヤベェ、オレとした事がすっかり夢中になっちまったよ。よぉ、猫、誇っていいぜ。オメェにはそれだけの魅力があるってこった。雄を悦ばせるメス猫の魅力がなァ。」

それはグラムにとって素直な称賛なのだが、クツクツと漏らす忍び笑いは先の言葉責めと変わらず少女の自尊心を嬲るだけとなるかも知れない。

「オイ、フィオ。ツいてたな、可愛いお口でしっかり満足させられりゃあ、今日の所はおまんこ許してもらえるぜ?」

舌触手の淫技はそのままに、くぐもった声音が器用に発するその言葉。この狩場、若き王狼にとって都合はいいが、自由にならぬ制約も同時に持ち合わせているのである。
化物宿の寝返りか、時に不規則な歪みを見せる空間がどうやら遠くない未来に眼前の仔猫をどこかへと飛ばすらしい。魔術への造詣など欠片も無いくせに、鋭敏な体感覚にて読み取る魔力の揺らぎから、預言者めいて先を見通す獣の直感。
獣の愛撫で蕩けた少女が飛ぶ先は、元々娘が赴くつもりであった湯殿だろうが、多少の不幸が絡めば肉欲塗れの雄がひしめく男湯などに飛ばされる可能性もある。その際に可愛らしい少女が見せるだろう反応を見られぬ事が残念で仕方がない。

ともあれこちらは残された時間でたっぷりと、眼前の雌肉を貪るのみだ。
愛液が泡立つ程の勢いで太舌を出し入れし、身悶えさせた舌腹で中程の弱点を弄ぶ。更には押し付けた鼻先でクリトリスを弄ぶというサービスまで付け、羞恥と興奮に喘ぐ少女の甘肉をたっぷりと噛み締める。
その淫技に彼女が達する事が出来たかどうかは分からぬ物の、両腕で支えていた柔らかく暖かな重みと共に失せた淡い愉悦に王狼が漏らすのは

「―――――……まァたイキそびれたぜ。」

などという言葉。先程まで相手をしていた少女への操立て、などという訳では無いものの、あれだけ上質な肉にて滾ったコレは安物では収まるまい。
淫熱蟠る溜息をゆっくり吐き零し、立ち上がった長駆は一人個室を後にする。
己との行為に身体を火照らせた少女が一体どこへ飛ばされたのかを、意地の悪い笑みと共にあれこれ想像しながら。

フィオーレ > 「──…………ッ ふ、ぁ…… ッ く…… や……ヴァルト、さ、ま… 」

熱っぽく変じつつある呼気を孕み、その唇はいまだ懸命に雄の滾りを慰めようと甘く食もうとし続ける。
目の前でさらに漲り脈打つ肉の楔に口付けながら、小さな指先が嚢を擽るように撫でさすり、時折慰めるように舌を這わせようとした。
呼吸荒く、気づけば蕩けたような表情にて、先走りに汚されていく白い肌と唇。

長すぎる味わうためのはずの器官が、小さな白猫の奥底をさらに味わい、その羞恥に不自然な姿勢の身体が戦慄く。
腰が揺れることも許されず、とろとろ溢れる蜜が掬われる感覚を恥じながら、愛撫に身悶える白い艶めかしい肢体。
女としての快楽のポイントを余さず刺激する舌は、さらに羞恥も喚起する。
何度も、抜かれる感触、押し込まれる感覚を味わい、背筋が蕩けるような官能を覚えた。

「あ、あ…っ、ん……はぁ、はぁ…… ぁ、ヴァルト、さま…… や…… そんな、魅力、欲して……おりません…」

さらに羞恥を煽られ、いやいやと首を振るもその表情は、火照り悦に蕩けつつあった。
恥じらいに身を縮め、懸命にこの瞬間だけの若き主の悦びを導こうと奉仕する動きは、拙いながらも懸命で。

「や、ぁ……っ、だめ……あっ、ぁ……そこ、は……あ、ぁ……」

最も鋭い感覚を呼びさます肉芽を押しつぶされれば、奉仕は疎かになってしまう。そのことを危惧しながらも、まだまだ未熟な魔術師は周囲の変化を感じ取ることは難しい。びくり、びくりと何度も大きく戦慄き、溢れる淫蜜を滴らせながら、感覚は一気に極まった。
高く甘い声を湯殿一杯に響かせて──しなやかに跳ね、彼の人の褐色の腹筋に小さな小さな爪の痕跡を、わずかに刻む。

達したその身が再びどこへと運ばれたのかは、知れることなく、女としての官能を目覚めさせられた白猫はその湯殿より何処かへと。


ただ、再びの邂逅の機会があれば、白猫のささやかな恨み節は聞くことができるのかもしれない── 
 

ご案内:「九頭龍の水浴び場 個室風呂」からフィオーレさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 個室風呂」からグラムヴァルトさんが去りました。