2019/01/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にハーティリアさんが現れました。
ハーティリア > 「よーっす。」

カラン、と響くギルドのドアベル、ふわりと微かに香る甘い匂いを引き連れて、欠伸交じりに入って来た小柄な男。軽く手を振る挨拶に、「おぉ先生じゃねぇか」なんて声もちらほら。
ひらひらと手を揺らして挨拶を返しながらたどり着いた掲示板を眺め出すと。

「……なぁ、ドラゴンの鱗、受けてくれる奴いねぇのー?」

無茶言うな、そうそう居るかよそんな命知らずの依頼受ける奴。と方々からブーイングを飛ばされて、なんだよもう、とぶぅたれるように酒場スペースへと脚を運べば。

「……おや、いつぞやの。」

見覚えのある後ろ姿に、脚を止めて小さく呟いた。この間、一緒に空を飛んだ冒険者君がいたもので。

キニス > ギルドのドアベルが鳴り、少し甘い香りと賑やかな挨拶が聞こえる
有名な冒険者でも帰ってきたのだろうかとぼんやり思いつつ
少しばかり眠くなって、瞳を閉じた

「むっ…」

―――途端、背後に視線を感じれば目を覚ます
大きく伸びをしてそちらの方を振り向けば、いつかの時に主戦場で出会った男性がそこに居た
先生とか、ブーイングを飛ばされていたのはコイツか、と目を細めて

「あ、あぁ…アンタか。あの時はどうもな」

掌にある灰を地面に落とせば、彼の方を見て取り合えず礼を言おうか
すすっと尻を移動させて、彼が隣に座れるようにスペースを作る
…まぁ、座らなくとも良いのだが、そっちの方が話しやすいだろうと思っての彼なりの気遣いである

ハーティリア > 「はぁい、ごきげんよう。いやいや、ついでだったからねぇ。」

ひらひらとあいさつ代わりに手を振りながら声を投げ、彼が開けてくれたスペースに遠慮なく腰掛けると、相変わらず意識が引き寄せられるような甘い香りを周囲にふわりと漂わせたまま。
酒を飲んでいる男のうちの何人かは匂いで力の抜けた顔をしているが、それはさておき。

「無事なようで何よりだ。久しぶりに依頼出してみたら、誰が受けれるんだそんなもん、って突っ返されちまったい。酷いと思わねぇ?」

そう言って、ブーイングと共に突き返された依頼用紙をヒラヒラと振る。
中身は彼がつい先ほどみていた「ドラゴンの鱗を採取してください 報酬:一人につき20万ゴルト 5枚以上採取で追加報酬上乗せ。」と書かれた依頼票だ。
酷いとすれば、むしろこいつの難易度感覚かもしれない。

キニス > 「…その匂い、何とかならないのか?他の連中の事は知らんが俺はあんまり好きじゃないんだが」

隣に座って来る彼の匂いが混じかに来れば、鼻を摘まむようにする
鼻声になりつつ、目を細めてそういえば力の抜けた男たちを一瞥する
『ああなる』のか、と男たちの様子を心に刻みつつ、彼の言葉に耳を傾ける

「や、これお前の依頼かい!…色々聞きたいことがあるんだが、とりあえず、流石に請ける奴居ないだろそれ…」

鼻を摘まんでる指をつい放して、彼の依頼用紙を指差す
こんなイカれた依頼、イカれた奴しか頼まないだろうと思ったらある意味で予想は的中してしまった
溜息交じりで目を細め、彼をジッと見る。そこら辺に居る男達の甘い視線というより、呆れの成分の方が多い視線であった

ハーティリア > 「ん~、これで『一番抑えてる』からなぁ……いちいち魔法使うの面倒だし。」

鼻をつまむようにする彼に苦笑いを浮かべ、生憎この香りは自然と漏れる魔力が原因なので、完全にとなると何か魔法を使った手段が必要で、それをめんどくさいとのたまっている。

「そーだよ?欲しかったんだよ、竜の鱗。できれば心臓もあるとなおの事良いんだがなぁ。 別にエルダー級のを狩ってこいとはいわねぇからさぁ。……ん~、俺の故郷だとこれでも3~4人は良いよーって行ってくれるんだけどなぁ。……ん、聞きたい事って?」

指差された用紙の依頼主の欄には「ハーティリア=V=ハートナイト」と書かれている。
呆れを多分に含んだ目に、少しばかりバツが割るように頬を掻くと、話を逸らすように聞きたい事を尋ねて。

キニス > 「マジか。…なら我慢するしかないな。無茶言って悪かった」

彼の言葉とその表情を見て、失礼なことをしていると自覚をして、頭を下げる
面倒くさいなら仕方ない。自分も怠惰を出すことはあるし、彼も出しても罪には問われないだろうさ

「だとしてもドラゴンだぜ?ワイバーンでも請ける奴が居るかわからないのに…
 ってかお前の故郷には3~4人もヤバい奴居るのか…」

依頼用紙の名前をジト目で確認すれば、彼の言葉一つ一つに突っ込んでいく
まだまだ言いたいことはあるが、とりあえず聞きたいことは何かと問われ、咳ばらいをして仕切り直す

「…まず、その竜の鱗をどうするのかってのと…お前、20万ゴルドも払えるほど大金持ちだったのか?」

まず最初に思った純粋な疑問を彼へと投げかける

ハーティリア > 「マジマジ、それに魔法で匂いだけ消しても、魔力が消えるわけじゃねぇからなぁ。」

無味無臭の媚薬垂れ流す方が迷惑だろ?なんて、苦笑いしながら。

「いや、まあドラゴンは強いっちゃ強いけどな……故郷ってか、俺の居たギルドの上位陣でパーティ組んだらエルダーくらいはボコれるかな?タイマンは流石に無理だけど。……戦力バランスおかしいよなあそこ。」

そこまで言って、ふと我に返ったように呟く。うん、やっぱあそこおかしいわ、感覚麻痺してる、と。

「魔術の触媒に錬金術の素材、竜の身体に捨てるとこ無しじゃねぇか。……金持ちってぇか、錬金術なんてやってたら、霊薬1個作るのに20万なんて溶けるようになくなるからなぁ。例えば、ほれ。」

鞄から、コトリとフラスコに入った赤い液体を見せる。

「これ、一瓶作るだけで50万消えてなくなるんだぞ、こわいよなぁー。まあ、出すとこに出せば言い値で買うって奴いるだろうけど。」

キニス > 彼の言葉を聞けば、確かに…と呟く
それなら、いっそ完璧に匂いを消さない方がいいかもしれないと納得する

「や、やべぇなそれ…いや、俺も頑張ればエルダードラゴン仕留められるかもだけど。ボコれるレベルまで行くには何年修行すりゃいいかわかったもんじゃないな…」

その言葉に困惑しつつ、自分はまだまだ修行が足りないとため息を吐く

「まぁ、確かにな。キンタマでも高く売れるし……錬金術ってそんなに凄いのか…」

もっと早く錬金術に手を出していれば、と頭を抱えつつ
彼が取り出した赤い液体とその説明を聞けばゾッとする
もしこの瓶を落とせば50万ゴルドが…と考え、絶対に触らないように腕を組んで

ハーティリア > 「一人で仕留められるってんなら十分すごいって、少なくとも俺は無理だったし。俺らのばあいは袋叩きにしただけだし。」

あいつら、鱗硬すぎんだよなぁ、とボヤきつつも、彼の目の前でゆらゆらとフラスコを揺らして。

「凄いかどうかは知らねぇけど、金がかかる魔術なのは確かだな。まあ、ちゃんと売る先があればそれ以上に金が入るってのはあるけど。俺も最初は手が震えたもんだぜ、最後の最後で調合ミスったら数十万ゴルトが消し炭に変わるからなぁ。……ちなみに青年、これ……何だと思う?」

ふりふりと、赤い液体を揺らして見せ。青年と呼ぶのは、彼と名前を交換した覚えが無いからか。

キニス > 「いや、かなり時間かかりそうだけどな…」

確かに鱗の硬さ異常だよな…と同じくぼやいて

「う、俺はそういう金の掛かる魔術は緊張して無理だぜ…
 売る先とかは結構心当たりはあるが、調合ミスで何十万も吹き飛ぶなんて心臓に悪いわ
 ん?猛毒…或いは惚れ薬か何かか?」

青年と言われ、赤い液体を覗き込めばそう返す
どちらにしろそんな高価な液体、触れる事すらしたくはないが

ハーティリア > 「まあ、もしかしたら俺も今なら……いける、かも?」

正直こっちでは最近エルダードラゴンすら御目にかかってないから、首を傾げる他ないが、見栄交じりにそんなことを言ってみたり。

「まあ、こんな金のかかるもん作るより、程々の回復薬を魔法屋やギルドに卸した方が結果的に安定した金になるんだけどなぁ。
 はーずれ、毒や惚れ薬はもっと安いからなぁ。これはあれだ、回復薬っていうか蘇生薬だ。
 まあ、死後24時間以内で、ある程度死体が無事じゃないと効果ないけど。」

ミンチや灰になってたら無理。と付け加えて説明すれば、そのまま鞄にしまい、なんか言いだした。。

「あと、毒はないけど爆弾ならあるぞ、要る?」

キニス > 「やめといた方が良いんじゃあないか…?」

行けそうな気がする、が一番ヤバいと彼の顔をジト目で見て
こっちのエルダードラゴンには未だに会ったことは無いが万国共通でドラゴンってのはヤバい連中だ
根拠のない自信は捨てた方がいい、とアドバイスしておく

「ほう、なるほどなるほど…金にめっちゃ困ったら錬金術にでも頼ろうかね?
 蘇生薬…しかも24時間以内なんて、かなり時間が長いじゃないか
 …そんなもの、おいそれと取り出していいのか?」

彼の耳元にコソコソ話をするかのようにそう問いかける
50万ゴルドもの蘇生薬なんて、蘇生を目的としてなくとも転売目的で襲ってくる輩が居るかもしれない
冒険者でも手を汚している奴は一定数いる。そんな中取り出して大丈夫なのかと

「いや、要らないよ!?何時か欲しくなるかもだけど今はいいよ!」

話の切り替え早いな!?と付け加えつつ、そのように返す

ハーティリア > 「まあ、確かにわざわざ自分から喧嘩売らなくてもいいか。」

確かに、と機会が巡った時に自信は取っておこうと大人しく頷き。

「ははは、まあ変なもの掴まされるのもたまにあるから気を津けてな。
 ん?まあ、ほらあれだ……襲ってきたらまあ、自業自得だし?」

自分の、ではなくて相手の、だが分かりにくい返答で返す。襲ってきたら、それこそうん、むしろ自分にとっては都合が良い。
色々とカモにできる、とは言わないでおき。

「おや、そうかい?残念。っと……そろそろ、今日はお暇しようかね。」

欲しかったなぁ、ドラゴン、と呟きながら立ち上がると。話を聞いてくれた礼のつもりか、金貨を一枚コトリと置いて彼の支払いを肩代わりすると、そのままスタスタと、ギルドの酒場を後にして……。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からハーティリアさんが去りました。
キニス > 「そうそう、無傷に済むならそれでいいじゃないか」

うんうんと彼と同じように頷いて

「そこは大丈夫だ。伊達に何年も冒険者やってないしな。観察眼はピカイチよ。
 ま、まぁ、そうだな…返り討ちにすりゃいい訳だ」

彼の自業自得の対象を理解し、うんうんと頷く。
一応、自分も彼もそんじょそこらの冒険者とは一線を画している
ただの盗賊程度では盗んだり奪ったりするなど不可能であろう

「勘弁してくれ…おう、じゃあな。またどこかで」

無茶を言いなさんな、と苦笑いして彼の背に告げる
机に置かれた金貨を見て、何だこれはと問いかける前に彼が去る

「話してくれたお礼って所か…?まぁ、有難く頂こう。
 すいません!エール一つ!」

金貨を掲げて店員へと声高らかに注文する
その後、冒険者ギルドで酔いつぶれた白髪の冒険者が居たそうだが
そいつがどうなったかはまた別の話――――

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からキニスさんが去りました。
ご案内:「平民地区 職人街」にトルテさんが現れました。
トルテ > 【継続ロルの待機中です。】
ご案内:「平民地区 職人街」に織機セラフィナさんが現れました。
トルテ > 「い、いえ……ご心配をおかけしてしまって、ごめんなさい。――――……そ、そうですね、不躾でした……」

(唐突な揺さぶりに困惑し、黒瞳をぱちくりと瞬かせていたお嬢様ではあったが、手を引いてくれた彼女の言葉を耳にすれば今度はこちらがカァァ…と頬を染めることとなった。折り目正しく凛々しい女騎士様が、こちらの視線一つでこうまで恥ずかしそうな仕草を見せるという事にドキドキする。たわわな乳房を覆い隠すように細腕を寄せる所作も、年若い娘に相応の初々しさで何故か妙にトルテの《雄》を刺激する。お嬢様のおっとりと垂れた黒瞳が妖しく揺らめき、そして、こくり…と呑み込む生唾で白喉を鳴らして何かしらの覚悟を定めた。)

「――――セラフィナ様……御礼を、させて下さいませ」

織機セラフィナ >  
あ、いえ、こちらこそ突然……。
申し訳ありません。

(彼女が謝る理由などどこにもない。
 むしろ突然軽率に女性の身体に触れた自身が悪いのだ。
 同性とは言え此方は騎士。
 騎士としての振る舞いは騎士団の初期教育で叩き込まれたと言うのに。
 休日でも騎士であろうと、頭にクソが付く程の真面目が真面目と言う服を着て歩いているような騎士見習いであった。)

お礼、ですか?
いえそんな、お礼を頂く様なことはなにも。

(これまた真面目インクソ真面目な返答。
 此方としては騎士として取るべき行動を取っただけ、と言うだけであり、言うなれば普通に暮らしているだけでお礼をと言われるようなもの。
 彼女が決めた覚悟など露知らず、と言った笑顔でひらひらと手を振って見せる。)

ご案内:「平民地区 職人街」から織機セラフィナさんが去りました。
ご案内:「平民地区 職人街」に織機セラフィナさんが現れました。
トルテ > 「―――いいえ、わたくしが御礼をしたいと勝手にお願いしているのです。どうか受け入れてくださいませ。」

(突然礼をしたいなどと言われても、彼女ならばこうやって遠慮するだろう事は想像出来ていた。だからこそ、続く言葉もすらすらと出てくる。何よりももう、彼女の愛らしい仕草のおかげで心が流されてしまっているのだ。嫌われてしまうかも知れない。軽蔑されてしまうかも知れない。そうした不安は当然ある。しかし同時に、こちらの視線一つで頬を染めてしまう様な彼女ならば、こちらの《お礼》を困惑しながらも受け入れてしまうのではないか。そんな勝算も覚えていた。ひらひらと振られる手を、トルテらしからぬ積極性で伸ばした両手で包み込み、じっと見上げる黒瞳にて切実に訴えかける。その目元に浮かぶ朱が、妙な蠱惑を醸し出す。)

織機セラフィナ >  
し、しかし……。

(急に手を取られてドキリとしながらも、どうしたものかと困惑。
 感謝されるのは迷惑などと失礼なことも言えず、また彼女の気持ちもよくわかる。
 しかし騎士として取った行動に対する礼を受け取ってしまう、と言うのもそれは騎士としてどうなのだろう、とも思う。
 葛藤の末、)

で、では。
騎士としてではなく、友人としてのお礼、と言うか。
お近づきの印、と言うような形ではいかがでしょうか……?

(やはり騎士としての行動に対する礼は受け取れない。
 ならば騎士としてではなく、友人として受け取ればいいのだ、と言うことにした。
 それでも自身とすればかなり苦肉の策ではあるのだが。)

トルテ > (こうまで願い出ても困り果てた様な表情を見せる彼女。元々気弱げなトルテの下がり眉が更に情けない八の字を描き、しょんぼりと消沈した様子で包み込んだ騎士の手を解放しようとした所での返事を耳にして、花開く様な笑顔が咲いた。)

「―――はいっ、それで構いません! そうですね、お近づきの印……ふふ♡」

(幸せそうな笑顔で勢いよく彼女の提案を受け入れたトルテが台詞の締めくくりにほんのり滲ませる淫らな気配。それに初そうな女騎士は気付く事が出来るかどうか。)

「では………」

(言いながらしっとりとした人肌で包み込んでいた彼女の手を放し、トルテは重たげなお尻を持ち上げて小柄な体躯を改めて深くベンチに座らせる。そして、一瞬躊躇した後、がば…と貴族令嬢らしからぬはしたなさでロングスカートに包まれた下肢を大きく広げ、むっちりとした太腿の間の黒布を押さえて凹ませる。そうして片手はこれからの行為への淫らな期待にますます猛る下腹の膨らみを押さえつけたまま、自分の股の間、スカートの敷物をそっと手の平で撫でつつ傾げた小首を彼女に向ける。)

「――――セラフィナ様、その……こちらに座って、頂けますか……?」

(見上げる黒瞳が不安げに揺らぐ。頬に灯ったピンクがじわじわ広がる。たわわな乳肉の内側は、鼓動の音が漏れてしまうのではと思えるくらいに激しく弾んでいた。)

織機セラフィナ >  
でしたら、私のことはセラとお呼びください。
親しい友人はそう呼びますので。
――?

(彼女の微笑みにドキリとする。
 淫らな企み?を察したわけではない。
 が、妙にその笑みにどこかえも言われぬ気配を感じたのは確かで。
 はっきりと言葉には出来ないそれを、しかし気のせいだろうと判断した。
 してしまった。)

トルテ、さん!?
一体なに、を……?

(いきなり足を広げて座った彼女。
 思わず腰を浮かせて問いかけるも、続く言葉に首を傾げる。
 言っている意味が分からない。)

は――え?

(混乱の極み。
 いきなり自分の脚の間に座れと言われて混乱しないものがいるだろうか。
 しかし混乱しながらも、言われた通りに身体は動いてしまう。
 むしろ混乱しているからこそ、だろう。
 おずおず、と言った様子で言われた通りに彼女の前まで移動し、その足の間へ腰を下ろす。)

トルテ > (生まれた時から淑女としての教育を受けてきたトルテである。自分の行動がどれだけ常識から外れたはしたないものなのかは痛いくらいに認識出来ている。だからこそ、騎士娘の困惑の声音に、かぁぁぁ…っと頬の赤みが色を強めた。今すぐに両脚を閉ざし、みっともなく火照って林檎みたいになっているだろう顔を両手で隠して丸くなってしまいたいという衝動に必死で耐えて待つことしばし。戸惑いを強く残しながらも動きはじめた彼女が、求められるままにトルテの股の間に腰を下ろしてくれた事に心底安心した。)

「――――はしたないお願いを聞いて下さって、ありがとうございます……セ、セラ……」

(親しい友人にのみ許す愛称呼び。そもそもが友達と呼べる人間すら極端に少ないお嬢様。親友扱いにもどうしようもなく心が浮き立ち、強い気恥ずかしさも感じてしまう。そして、自分はここから更に大胆な行動に出るのだ。心臓が外に飛び出してしまいそう。「は、ぁ……♡」と、やけに甘やかな熱を帯びた吐息で緩く波打つ彼女の金髪を揺らし、そっと持ち上げた細腕で――――きゅ…♡ 彼女の身体を背後から抱きしめた。肩口に顎を乗せて金の髪束に埋めた頭部が彼女の匂いを受け止める。だらしないくらいに大きく育った豊満な乳肉をむぎぅぅう♡ と彼女の背筋に押し付けて――――そして何より、己の最も恥ずかしい部分。猛々しくいきり勃って熱帯びた剛直をも彼女の背筋に押し付けた。)

「―――――ふぅ、ん……ッ♡」

(スカートと騎士服越しの背筋に押し付けたというそれだけで、ビクンッと肢体が跳ねる程の喜悦が走り、思わずいやらしい吐息が漏れた。)

織機セラフィナ >  
い、え……あの、――!?

(意味の分からないお願いに、頭の上にいくつものハテナが浮かぶ。
 いくら考えてもそれらしい理由は思い浮かばず、意を決して聞いてみようと思った矢先に後ろから抱きすくめられた。
 背中に密着する彼女の柔らかい身体。
 思わず振り返るとそこにトルテの頭があって。)

と、ルテ、さん?
一体どう、し――

(そこで初めて気が付く、背中に当たる熱いもの。
 彼女のスカート越しとは言え、はっきりとわかる体温とは違う熱。
 この熱には覚えがある。
 いつかの温泉で初めて触れた、男性の――)

――え、あ、トルテ、さん、おと……あれ、でも――?

(混乱の極み。)

トルテ > 「―――き、聞かないで、下さいませ……っ」

(その感触が何なのか。それを口にするのはこれだけ大胆な行動を実行に移した今とてあまりに恥ずかしい。彼女が生娘でないのなら―――否、例え生娘だったとしても、男社会の騎士団で生活する彼女であれば、きっと分かってしまうはず。背筋に押し付けられた熱塊が、トルテの浅ましい肉欲の象徴であると。そして、同性であるはずの彼女に対して、性的な欲情を覚えている変態であるという事も。親友扱いしてくれた彼女に逃げられてしまうかも知れない。それが酷く恐ろしく、そして同時に――――信じがたい程の興奮も覚えていた。その興奮が一体何なのか、トルテ本人にさえまるで理解出来ていない。そんな強烈な情動と、逃げないで下さいませ…ッという願いが、抱きすくめる細腕に精一杯の力を込める。)

「はぁ…っ♡ は、ぁ……っ♡」

(あからさまなまでに興奮を示す吐息を何度も彼女の首筋に吐きかけ、ドッドッとかき鳴らす心音のドラムが騎士娘の背筋を叩く。真冬の寒気が、際限なく高まる体温に追いやられ、密着する背筋は汗ばむ程の熱を孕む。勿論、こんな風に抱きつく事が《お礼》というわけではない。自分みたいな変態娘に抱きつかれえる事を高潔な騎士への《お礼》と言うほど傲慢ではないつもりだ。とはいえ、少し落ち着いてからでないと……もう……っ。)

織機セラフィナ >  
あ、――し、失礼、しました。

(そうだ。
 彼女だって聞かれたいことではないはずだ。
 そんな不躾な質問をしてしまったことに恥ずかしくなるが、やはり背中に押し付けられているソレが気になって仕方ない。)

――あ、あの、トルテ、さん。
苦しいのでしたら、その……。

(騎士団所属とは言え、元はやはり貴族の令嬢。
 見たのも触ったのもつい何か月か前の話だし、それだってコトを致したわけではない。
 しかしあまりに辛そうな彼女を見てつい、)

私で、よろしければ……ええ、と。
――その、お手伝い、さしあげ、ても……。

(そんな言葉を口にしてしまっていた。)

トルテ > 「―――――ッ!?」

(騎士娘が控えめに口にしたその言葉は、トルテの淫らな計略など一足飛びに越えてしまう物だった。凛々しく、正しく、高潔な、騎士とは確あるべしという手本の様な彼女が口にしたとはとても思えない言葉。)

「(ゆ、夢ではない、ですよね……っ?? え……、で、でも……まさか、そんな……あ、お、お手伝って意味が、そもそも違う可能性もありますわっ! あ、危ない……思わず舞い上がってしまいました。お、思わず……イッてしまうところでした……っ♡)」

(ますます強まる鼓動に送られる血流が、ビクンッ、ビクンッと彼女の背筋に押し付けられた剛直を跳ねさせる。そこからはスカートに色濃いシミを広げるだけの先走りが溢れ出しているのだけれど、トルテのそこにはお金にあかせた高価な仕掛けが施されている。そのため、液漏れは最小限。スカートの裏地にはしたない臭いを少し塗りつける程度に抑えられていた。)

「…………………あの……」

(恐らくは自分の早とちり。淫乱な自分が勝手に都合よく判断しようとしただけの聞き間違い。そう処理をして、此度はあくまでも《お礼》だけを目的にしようとも思うのだけれど………どうしても、どうしても万が一への期待が捨てられない。故にトルテは問いかけてしまう。)

「――――お、お手伝い、とは……その……ど、どういった……?」

(熱帯びた赤面が、おずおずと顎を持ち上げ、亜麻色の前髪に隠されていた黒のタレ目を至近から彼女に向けて問いかける。ぷるんと艷やかなピンクの唇が、半開きの隙間から漏らす興奮。浅ましいまでの期待感がその表情には浮かんでいよう。)

織機セラフィナ >  
あ、いえ、その!
男性――あ、トルテさんは女性のようですけど、え、っと。

(なんと言えばいいのだろうか。
 自分の言っていることの意味ぐらいは分かっている。
 改めてそれを言葉にして説明しようと思うと顔から火が噴き出るほど恥ずかしい。)

その、そう言う時は、一度出してしまうのがよいと、聞いたことがあるもので。
それ、に、自惚れでなければ、トルテさんは私で、そうなってしまっているよう、です、し。

(どうやら自分の身体は男性――と一部の女性――にとって性欲を刺激するものであるらしい、と言うことはわかっている。
 それを自分で言うと言うのは色々な意味で恥ずかしい。
 しかし、知り合ったばかりとは言え彼女は友人だし、彼女自身も悪い人ではない――と言うか、むしろとても好ましい人物に思える。
 そんな彼女が自分のせいで苦しんでいるとあっては何もしないと言うわけにはいかないのだ。
 騎士として、そして友人として。)

ですからその、溜め込んだ、ものを、出す、お手伝い、を……。

(だが死ぬほど恥ずかしい。)

トルテ > 「ち、違います、わたくしは女、です。この様な身体ではありますが……、~~~~~~ッッ!!♡♡」

(完全に破壊された。ただでさえギリギリの所で抑え込んでいた淫欲。友達に、それどころかもしかしたら親友になってくれるかも知れない素敵な騎士様。その相手との関係をギリギリ保ち、その上で己の浅ましい欲もいくらか満たしたいなんて計略が、理性と共にすべて消えた。)

「で、ではっ、では、ですねっ! そ、そのっ、そのっ、こ、この様な場所では、色々と、不都合っ! 不都合がございますよねっ? ですからその、ト、トルテのお屋敷にっ、お屋敷にいきませんかっ!?」

(ふーっ♡ ふーっ♡ なんて鼻息も荒いその様子は、先程までどうにか維持していた上品なお嬢様の物ではない。据え膳を前にした劣情まみれの雄そのもの。それは、同性であるとか、単純な膂力で言えばセラフィナに遠く及ばぬ貴族令嬢だとか、そんな安心感をあっさり掻き消すだろう代物。トルテの言う通りに彼女の屋敷にいけば、間違いなく犯される。それも一度や二度どころではなく、時間と体力の許す限り延々と陵辱される。そんな危機感を覚えずにはいられぬ興奮ぶりである。華奢な両腕にはますますの力が籠もり、汗ばむ豊乳を、さらなる猛りを見せる巨根をそれぞれに押し付けて――――ちらりと明後日の方向へと向けた視線が、今も隠れてトルテを見守っているだろう護衛メイドに目配せする迅速なる馬車の手配。)

織機セラフィナ >  
あ、は、はい、申し訳ありません……!

(女性で間違いないらしい。
 失礼なことを言ってしまった。
 ちょっとしょんぼり。)

え、あ、お屋敷――と、トルテさん、おちついて、落ち着いてください!
いきます、いきますから、落ち着きましょう、ね?

(めちゃくちゃ興奮してらっしゃる。
 心なしか背中に押し付けられているそれも熱を増したような。
 とはいえ相手は女性だ。
 まさか自分を犯したいがためにそう言っているとは思いもしない。
 そういうところはやはり男を知らない生娘だ。
 何とか彼女を落ち着かせようと太ももに手を置いてゆさゆさゆする。)

トルテ > (言質を取った。これだけ高潔な騎士様なのだ。よもや約束を違えはしまい。いつもの様に都合のいい淫夢なのではないかと思う。翌朝目が覚めれば、広いベッドには自分一人。そして、おもらしでもしたかに多量の白濁が、生乾きの態で寝巻きもシーツもぐちょぐちょにしているという有様を目撃する事になるのではないだろうか。――――それでもいい。それはとても寂しい事だけれど、それでもいいから目覚めるまでの時間、この騎士様を散々に犯したい。それまで待って欲しい。なんて思っているタイミングだったから)

「――――はひっ!?♡ ひっ、んぅ、あっ、ダメ…ッ♡ セラ、あっ、揺すっちゃ……あっ、あぁぁあ――――ッ!!?♡」

(ビクッ、ビクッ、ビククッ、ビクククンッ♡ ―――――……イッてしまった。彼女の繊手がスカートの黒布越しに薄く汗ばんだ太腿を押さえて揺するものだから、密着した背筋に擦られる豊乳の先っぽと、己の腹肉と彼女の体温に挟まれたふたなりペニスへの刺激に耐えられなかった。泣き出す寸前といった赤面をギュッと強張らせ、貴族令嬢のたわわな体躯が長く長く跳ね震える。彼女の背筋に押し付けられた怒張は、多量の精液塊が尿道を駆け上がる様すら生々しく彼女につたえるだろう。長時間に渡って続けられたそれが、常人離れした量の白濁をスカートの中に散々にぶち撒けているだろうと容易く想像出来るはず。――――にもかかわらず、じんわりと着衣越しに騎士娘の背筋にも広がるだろうと思われた液濡れの熱感は無く、濃密に立ち上るだろう精臭も感じられない。感じられるのはトルテの物と思しき桃の果汁めいて甘やかな体臭ばかり。そして、そんなタイミングで、怜悧な印象のメイドの操る立派な馬車が2人の前に停車する。)

織機セラフィナ >  
――っ!

(背中に感じる射精の脈動。
 彼女の服越しにも伝わるそれは、まるで自分の背中に精液をぶっかけられたような感覚だった。
 思わず跳ね上がるように立ち上がり、上着を抜いて確認するが、)

あ、あれ?

(染みどころか精液の雫一つ付いてない。
 上着を脱いで窮屈さから若干解放された大きなふくらみをたゆんとさせながら騎士服の裏返したりしながら首をひねる。)

――あ、と、トルテさん、大丈夫ですか!?
失礼しますね。

(そして盛大に絶頂してしまった友人を思い出した。
 ちょうどいいタイミングで彼女の家のものと思わしき馬車が到着。
 とりあえず彼女を中に運び込もうと、彼女の背中と脚へ自身の腕を滑り込ませて持ち上げる。)

トルテ > 「はふ……、ぁふ……、は、ふぅう……♡」

(くってりとベンチの背もたれに背を預け、射精の余韻に未だ小さく震えるお嬢様。ドレススカートには、先程まで上品な所作で隠されていた肉欲の膨らみがはっきり盛り上がっている。人外の代物とまでは言わぬ物の、そのサイズはトルテの小柄な体躯にはあまりに不似合い。筋骨隆々の益荒男の下半身にこそ相応しい、それは見事な逸物であることが黒布越しにもはっきりと伺えるだろう。)

「―――ひぁあ…っ!? あ……す、すみません、セラ……お手数、おかけいたします……」

(いきなりの上昇感が、同時に騎士娘の体温との密着を産んでトルテに頓狂な声音を上げさせる。防寒具越しにも薄く乳首の尖りが覗く巨乳が、下方からセラフィナの豊乳を持ち上げて複雑に拉げあう。気恥ずかしさを感じつつも、どこかうっとりと頬を染め、されるがままに馬車に乗せてもらう。それに合わせて扉を開いた護衛メイドは、初めて目にする騎士娘と主たる少女との仲睦まじい様子に冷たい双眸を一瞬柔らかく緩ませた後、二人が乗り込むのを待って馬車を動かす。向かう先は富裕地区の王城近く。王族でさえ蔑ろにすることの出来ぬ大貴族の邸宅が連なる一画。)