2017/12/09 のログ
アリステラ > 「道理で。…今は、冒険者なんですか」

納得した、という表情でうなづきを一つ。
もと、とはいえ騎士ならば矜持もあろう。背筋の伸びた姿勢がそれを物語っているようにも見えて。
生き方にも、筋が通っているのかもしれない気がした。

「弓と魔法の修行自体は、幼いころからですが。
…冒険者になったのは、つい最近なんです。
それまでは、それこそ雪山にほど近いような奥に住んでいましたから―――」

そう説明を追加すると、賊のことを聞いていない、という反応にそうですか、と少し肩を落とす。

「奥地では、…村を襲う質の悪い一団が横行しているんです。
私の故郷も襲われて、…貴重品を奪われたうえ、幼馴染も行方不明になってしまって――…」

ぽつり、斬りに行くという言葉につられたように。
お酒も多少後押ししたのか、事情を零す。

よりによって、腕に自信のある者の多くが村を離れていた時のできごとだったのだ。

レナルド > 「いかにも。……まぁ、大したものではない。所詮は一騎士に過ぎなかった身だよ」

古の先祖が為した武勲こそあっても、其れが今を生きる身の何の足しになろうか。
物の見方は人それぞれではあるが、自分はそのように考えている。
何処かの貴族のお抱えの騎士にでもなれば良かったか? 否、とも思う。
不足ない、あるいは貴族の末席でも裕福とも言い難い生活よりもより良い生活が出来たのかもしれないが、違うと思う。
納得できる生き方が、きっとそこにはない。ただ飾られて朽ちるだけの生活は願い下げだ。

「俺も似たり寄ったりだ。しかし、そんなところから来たのか――、難儀なことだな」

かつての地位を捨て去ることになったのは、五指で数えるまでもない年数の前のことだ。
故に此方も比較的最近と称しても相違はあるまい。
向こうの生い立ちに続く言葉に、ふぅむと頷いて温野菜を齧る。味よりも話を吟味するようによく噛んで、飲み干す。
こんなご時世だ。珍しいことではあるまい。だが、放って置けることでもないだろう。

「話の真偽は兎も角、だ。どのような者と物が奪われた? 次第によっては、心に留めておく」

ぽつ、と。酒で口の中身を飲み干したのちに零そう。

アリステラ > 「いえ。騎士というのは、たいしたものだと思いますよ。
見せかけだけでなく、人々を守り盾となる姿勢を貫く姿は――子供達の憧れでした。」

その後ろ姿は。幼い目にはどんなにまぶしく、輝いて見えただろうと、懐かしそうな口調で語り。
それからつい熱がこもったのに気が付いて、すみません、と一段落させる。

「ここまで旅をしてきて、治安が良くないのはもう珍しくないのだと…身に沁みました。
旅自体は、難儀というようなものではありませんでしたが」

狩人の心得がある身だ、周囲の気配や探索の心つもりはもとから慣れている。
必要なら潜むとか、こちらの気配を消すとかでやりすごしてきたのだ。
そんな会話の中、零された言葉に、え、と思わず見返して。

「ありがとうございます。…奪われたのは、戦乙女…ヴァルキリーの宝具とよばれる魔法の武具の品々です。
かつて大いなる脅威に立ち向かった彼女は、その身に着けていた品を託してなくなったのですが、その子孫達の村が私の故郷なんです。
私の幼馴染も…その子孫。銀と金の髪の双子の姉弟です。」

両方さらわれたのか、どちらかがさらわれたのをもう片方が助けようとしたのか。
とにかく、襲撃のあとから行方が知れなくなったのだと、ため息を添えて。

レナルド > 「大したものではない、と言ったろう? そう在れるのは多くないのが現実だ」

義士の類が去って久しい世の中だ。
騎士も所詮宮仕えのものではなく、物語の中に居るような者とは少なく、それもきっと長生きできないであろう時世である。
だが、それでも物語にある騎士の姿とは少なからず、誰かの心を震わせるのに足るのだろう。
この女性もまた然り、か。どこか熱のある言葉の表れに気にしなくてもいい、とばかりに軽く首を振って。

「――なら、良いが。
 女性の一人旅だったのだろう? それだけで難儀だと知れるさ。心構えや備えがあっても、だ」

全く、と。小さく息を吐きながら、思考を巡らせよう。
危うきには近づかないとしていても、面倒なことには事欠くまい。それが旅ということだ。そして生きるということでもある。

「礼には及ばん。……成る程? 嗚呼、それと、だ。
 大事な話になりそうならば場所を移すか? ここは酒場だ。飲み食いする程度ならば事欠かんが、内緒話には向かん」

真偽は兎も角、聞き耳を立てる者の有無を考えない訳には行くまい。
身の丈に合わないものを腰に提げて行けば、それだけで背後から刺されて奪われたりしてもおかしくないものでもある。
響く声はけして嘘ではないことだろう。嘘と吹聴するには、重い。故にこそ交わす情報の遣り取りには気を付けなければならないのである。

アリステラ > 現実は、となると…微苦笑して肩をすくめる。
王も定まらない情勢が、治安の乱れに拍車をかけているのはたしかだが、酒場のような場所で公然と口にしない程度の分別はある。
苦い体験の一つや二つ、だれしもあるだろう。

「そう、ですね…戦うすべのあるものでも楽とはいえませんでしたから。」

普通の。一般の戦う技能のない女性は、とうてい一人旅などできないだろう。
それには同意しかない現状に、苦いものを感じながら…忠告に、はたと気が付いて

「はい、…よければ、場所を移してお話しします。もうすこし、おつきあいいただけますか?」

この近くに宿を取るつもりでいるからと、先輩冒険者でもある彼の気遣いに感謝して頭を下げる。
どこにどう悪党が混じっているか、わからない時世…用心は必要不可欠だろう。
そして。

「私は…アリステラ・スワンソングといいます。
お名前をうかがっても、かまいませんか?」

レナルド > 「ああ。――まこと、生き辛い限りだ」

肩を竦める。いっそ、それならば首でも刎ねてしまえばいいのかもしれない。
されども、そうしてしまうのは騎士の生き方ではない。戦士の生き方ではない。
酒を呷る。喉奥にわだかまる苛立たしさも、腹の奥に流し込む。

「で、あろうよ。敬意を表しよう。……マスター、奥の部屋を借りるぞ。此れで足りるか?」

戦う技能も何もないものが、其の身一つで旅するのは自殺行為そのものである。
故に素直に賞賛しよう。見事であると、心中に抱く感慨を率直に言葉に表しては上着のポケットを漁る。
硬貨を数枚置く。この店は宿屋も兼業している。
宿泊ではなくとも、この手の話し合いにも事足りる施設である。安くはないが、その分しっかりとしている。
頼んだ酒と食べ物を片付け、取り合えずと席を立とう。

「俺はレナルド・アンドルーズという。では、こっちだ」

向こうが食べ終わるならば、それを待ってから名乗ったのちに移動しよう。話の続きは其処で――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアリステラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からレナルドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にヴァレリアさんが現れました。
ヴァレリア > 昼下がりの時間、少し冷たい風が吹く石橋の上で銀髪の少女が所在なさげに佇む。
否、その橋の欄干に背中を預ける可愛らしいスカート姿の少女が実は少年であることに果たしてどれだけの人が気付けるであろうか。

「……遅いな。」

今朝方いつものようにメイドに頼んで屋敷を抜け出した少年は、ここでメイドと落ち合い屋敷に戻る手筈になっていた。
だが、すでに約束の時刻を過ぎているにも関わらず迎えのメイドの姿は見えない。
困ったなと独りごちながら周囲を見回すと同じように同じように佇む少女の姿がぽつぽつと見える。
そして、彼女達に近付く男たちの姿も。
楽しそうに語らう彼女たちをぼーっと眺めつつ、迎えが来ないならもう少し街を見て回ろうかと考え、しかし、すれ違いになってもいけないなと悩み始め、小さくため息を漏らす。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にバルジリスさんが現れました。
バルジリス > (昼下がりの橋の上、そこを周囲を見回しながらポケットへ手を突っ込み、歩く執事服のチンピラ風の男。バルジリス。たまには、ナンパでもしてみようかと橋の上を歩いていて)
……少しさみぃな…
(そう呟きながらも、周囲の女性を値踏みするよう見ていて…だが、少し遅かったか、多くの女性にはペアができているようだ)
はぁ、少し遅かったかねぇ……ん?
(そして、バルジリスの目は、一人佇む少女の姿を見つけ……)
ふむ……中々に可愛い子発見だな。
(そう唇の端を釣り上げ、少しにやりとした後、少女の前に立ち…)
へい、そこの麗しいお嬢さん。こんな寒い橋の上で立ってたら、風邪ひきますぜ?
すこし、どうですか?俺と、温かいお茶など……
(そう、ナンパ言葉と共に一礼して……)

ヴァレリア > 所在なさげに周囲を見回していると執事服を着た男性と視線が合ってしまう。
普段接している上流階級の人達に比べ、明らかにその顔立ちや佇まいには粗野なモノを感じる。
しまったなと視線を逸らす様はシャイな令嬢そのもの。
しかし、そんな自己防衛も意味を為さず声を掛けられてしまい、少し困ったような微笑みを男へと向ける。

「いえ、その、私は……。」

一瞬男だと答えようとするも、自分の姿や身分を思い出し言葉に詰まる。
断ろうという意思は見て取れるものの、スカートをそっと握り片手を胸元に当てて眉を下げた微笑みと共に曖昧な言葉遣いしか出来ない姿は、如何にも押しに弱そうにも見えるだろう。

バルジリス > (弱弱しく返答に詰まる少女と、そのしぐさに、もう一押しかな?と思いつつ)
いいじゃねぇか。お嬢さんだって、お暇してるんでしょ?
(そう言いながら。少女の手をそっと自分の大きな手で取って)
ほら、手だってこんなに冷えてやがる……
あまり体を冷やすと毒ですよ?温かい飲み物と、甘―いお菓子でも、一緒に食べましょうよ。
(そう言いながら、冷えているであろう手を。両手でにぎってやって、温めるように…)
……まあ、俺とお嬢さん、初めてあった身だ。もしかしたら、あなたに手を出すんじゃねぇかって心配なのもわかりますが…
大丈夫、お互い、温まり合うだけですから。
(そいって、安心させる声色を作ろうと……もちろん、どんな行為で温まり合うかは、口には出さず…)

ヴァレリア > 暇……と言えば暇だが……。

「その……人を待っているので……。」

何とか断ろうと曖昧な微笑みを向けて首を左右に振るものの、このような粗野な男性とまともに話した経験のないお坊ちゃんでは強く出ることも出来ず、しどろもどろに断る理由を小さく口にする。
そうしているうちに手まで握られてしまい、これはもう逃げることは出来ないと諦観が少年の胸の内を支配する。

「その……人を待っているので……少しの間だけ……なら?」

少しお茶をするくらいなら……。
それで解放してくれるのならば、と男の提案を受け入れる。
もっとも……街に詳しくない箱入りの少年では例え危ない場所に連れ込まれようとしても自身がどれほどの危険度に晒されているかまではわからないだろう。

バルジリス > (人を待っていると言われれば)
へぇ、お嬢さんみてぇな娘をほぉっておくなんて、危機感のねぇ…
危ない男に攫われたら、危ないだろうに…
(例えば、俺みたいなね。と心の中でつけたして)
ああ、時間は取らせねぇよ、さ、行こうぜ。
(そう言って、少女の手を引いていって…少女に歩幅はあわせ、エスコートするように…
だが、自分の目的地へと、確実に連れて行って)
そーいや、名前聞いて無かったな。お嬢さん、お名前を教えていただけませんか?
(そういって、名前を聞けば…たどり着いたのは、見た目は高めの普通のカフェ。だが二階は、泊まることのできるようになっているようだ。)
ほら、ついたぜ。入ろうか。
(そう言えば、店内に入り…)
俺はコーヒーとチョコケーキを注文しようかな。
お嬢さんは?
(そう聞いて……)

ヴァレリア > 「そう……ですね。」

一応は剣の心得はある、が、やはり危ないのだろうかとも思う。
しかし、ずっと屋敷の中にいては息が詰まってしまう。
だから、たまにこうしてメイドにお願いして外へ遊びに出ているわけだが……。
曖昧な答えを返しつつ手を引かれ通りを歩く。
途中、妙に通行人の視線を集めてしまっていたのは気の所為ではないだろう。
誰の目にも可憐な少女が悪い男に捕まってしまったように見えるだろうから。
当然、その先の少女の運命も想像するのだろう、気の毒そうな視線を向ける者や好色な視線を向ける者が少女のような少年の身体を眺める。
だが、誰ひとりとして助けに入ろうと言う者はいなかった。

「えっと、ヴァレリアと申します。」

名前を尋ねられると愛用している偽名を淀むことなく名乗る。
案内された席に座り、周囲を見回し少しほっとする。
思っていた以上に普通の場所……もっとも、少年の知識では本当にここが普通なのかどうかまではわからないが……。

「では、紅茶を。」

今頃待ち合わせ場所に着いたメイドが心配しているのではないかと気もそぞろに注文を口にする。
もっとも……昨夜も抱かせてもらったほんのりと憧れを抱いているメイドが、現在進行形で裏路地で見知らぬ男に貫かれ喘いでいることなど知る由もないが。

バルジリス > (相手が名乗れば)
へぇ、ヴァレリアちゃんか。よろしくな……って、俺も名乗らなくちゃな。
俺はバルジリスって言うんだ。
(そうこちらも自己紹介。そして、注文通り、温かい紅茶とコーヒー、チョコケーキが運ばれてきて……)
さ、どうぞ。
(そう、紅茶を勧め。こちらはコーヒーを一口。
そして、少女が紅茶を口に含めば…かすかに、口の端が上がって…
紅茶を少女が飲めば、少女の体を違和感が襲うかもしれない。
なにか、妙に体が熱く。興奮し…同時に、体を動かしづらくなるような。
それもそのはず、この紅茶には、媚薬などの薬がブレンドされているのだ)
……おや、どうした。なんか、顔が赤いぜ?
(そうニヤニヤといえば、バルジリスは、マスターに)
おい、連れの体の調子が悪いみてぇだ。少し、部屋借りるぜ?
(そう言って、少女を抱え、二階へと……その時マスターが)
「やれやれ、バルジリスさんも好きだねぇ」
(そう言って…そう、このカフェ、実は端でナンパした相手を連れ込む、ヤリ部屋として二階を開放しているのだ。そして、部屋についたバルジリスは、少女をベッドに転がし…)
へへへ……じゃ、温まり合おうぜ?
(そう言って、相手の服に手をかけて…)

ヴァレリア > バルジリスと名乗った男……執事のように見えるが、その佇まいは見知っている執事のそれとは明らかに違う。
どこかの家ではこういった執事でも雇うのだろうか……。
勧められるままに紅茶を口にしながら男をちらちらと観察する。
普段飲んでいる物とは品質が違うのだろうか、少し変な味がする……。
口に合わない味にわずかに眉が動くも、早く飲んでしまって待ち合わせ場所に戻らなければと一口二口とカップを傾け、半分ほど飲み干した所でカチャンと音を鳴らしてカップをソーサーの上へと戻す。

「ん……はぁ……。」

何かおかしい……身体の奥が熱いような……まるで風邪を引いた時のように熱い吐息が咥内を撫でる。
わずかに身体のバランスを崩し、肘をテーブルの上に置いて身体を支える。
熱い吐息を紡ぐ半開きの唇も潤んだ瞳も、媚薬が身体に回ってしまっていることを男へと伝える。

「だい……じょうぶ……です。」

そして、抱え上げられ熱い吐息混じりに男へと拒絶の言葉を紡ぎつつ、スカートの中で女性を悦ばせるには少々力不足な細い肉棒が下腹部に張り付くほど膨らんでしまっていることに気付く。
カァァと頬を染めるも、すでにまともに身体を動かすことも出来ず、気付けば見知らぬ部屋の中。

「待っ――。」

男の指がブラウスへとかかり、その前を寛げると薄い胸板が晒され、真っ赤な顔を男へと向け、両腕で胸元を隠す。
その仕草はどう見ても少女……のようでありながら、少女にしては胸が薄く、そして、乳首も小さかった。

バルジリス > (少女……いや、少年のブラウスを脱がせ、その上半身の裸体を見れば……目を丸くして)
て、テメェ…もしかして、男……?
(少しの間、ポカーンとした空気が流れるが、すぐにバルジリスはニヤリと笑って…)
ま、たまにゃ男を犯すのも悪くねぇか…顔も可愛いし。
(そう言って、にやにやと少年の頬を撫でて…だんだんと顔が少年の顔に近づけば、クチュッとキス。そして、舌は少年の口内へと侵入を果たし……ジュル!ジュルル!と少年の口内を、舌で蹂躙。そして口を離せば…)
おら、手で隠すんじゃねぇよ、可愛い乳首が見づらいだろ?
(そう言えば、少年の腕を掴み、無理やり腕を開かせ……その少年の乳首に、顔を近づけ…チュッとキスし、柔らかな唇や硬い歯で柔らかく挟んだり、吸ったり……たっぷりと虐めて…)
へへ…どうだい?俺の舌。気持ちいいだろぉ?
(そう言えば、乳首を舐めるのを再開して…)

ヴァレリア > 「あ……ぅ……。」

男だとバレてしまった……こんな女の子の格好をしているのだ、変態だと詰られても文句は言えないだろう。
泣きそうな顔で男を見上げつつ、しかし、自分が男であろうと構わず口付けを落とす男の節操の無さに紫の目を見開く。
その口付けはメイドの甘いものではなく、咥内を犯すような乱暴な口付け。
経験したことのない荒々しさに頭の中が真っ白に染まり、されるがままに舌を蹂躙され流し込まれた唾液を飲み込む。

「はぁ、はぁ、もうやめて下さい……。私は男なんですから……。」

ようやく唇を解放されると涙を零しながら男へと哀願の視線を向け、シーツへと爪を立てるよう握りしめる。

「ひ…んっ!」

普段メイドに行っているように乳首を舐められると思わず甘い声が漏れてしまう。
男なのに……そう思うものの、媚薬に冒された身体はわずかな刺激も快楽として受け取り、本物の女の子のように高い声で喘いでしまう。

「気持ちよく……ありません。私は男…‥ですから。」

首を振るだけの精一杯の抵抗。
しかし、女物の下着の中では昨晩メイドに3回も出したにも関わらず、細い肉棒がギンギンにそそり勃ち先走りを溢れさせていた。

バルジリス > (やめてくれるよう少年に懇願されるも、バルジリスはにやにやと)
あぁ?自分の子と男って言ってるが…だったら何で女装なんてしてやがったんだぁ?
別にいいんだぜ?テメェをこのまま女性の下着を着た姿で、街に放り出してもよ。
(そう言うと、少年の下着に手を這わせ。布上からペニスを撫でれば)
おやおや、嫌がってた割にはしっかりと立ってやがる。ホントは気持ち良いんだろ?
(そう言って、下着の中に手を突っ込み、少年のペニスを握って)
おや、包茎か。ははは。まだガキだな。
(そう嗤って。)
本物の男のペニスってのはな、こういうモノを言うんだよ。
(そう言えば、自分のズボンを下ろし…かなり長く、太めのペニスがそそり立っているだろう)
おら、テメェが女装好きの変態だって知られたくなければよ、俺を早く満足させた方が得だぜぇ?
ほら、アイスキャンデーみてぇにぺろぺろ舐めろ。
(そう、口淫を命じ、頬にペニスを擦りつけて…)

ヴァレリア > 「こ、これは……。」

女装している事実を指摘されると一瞬言葉をあげようとするもそれ以上何も言えずに唇を噤む。
王家に連なるエスカロッテ家の次期当主がこんな格好で街をうろついているなど知られるわけにはいかなかった。
スカートの中にはゆったりとした女物の下着。
その中でギンギンにそそり勃つ肉棒は年相応に細く、一切粘膜の露出していない子供のもの。
そんなモノしか持っていなくてもすでに女を知っているのだから、上流階級の性の乱れが知れるというものだろう。

「んぁっ!」

細い肉棒を握られると思わず顎が跳ね上がる。
不覚にも気持ちいいと感じてしまう、同性に触られているというのに。
それでも射精する気配を見せないのは生まれ持った遺伝子の為せる技か。
もっとも、細く段差の少ない肉棒を突っ込まれる側からすれば20分も擦らなければ終わらない性行為など迷惑以外の何物でもないだろうが。

「う……わ、わかりました。舐めますから……これで終わりにして下さい。」

目の前に突きつけられた肉棒は自分のモノとは比べ物にならない立派なモノ。
憧れと共に恐怖すら感じるそれを困惑の表情で見つめ、ゆっくりと顔を寄せて幹に舌先を這わせる。
普段メイドたちにやってもらっている行為を思い出しつつ、幹を舐め、先端をしゃぶり、先走りを舐め取る。
そうしているうちに隣の部屋にも誰かが入ったのか、かすかに女の嬌声が聞こえ始める。

バルジリス > (相手が自身のペニスを舐め始めれば……ペニスへ感じる、ぎこちない快楽)
……っへ、へたくそだが……まあ、初めて舐める男にしちゃ上出来だな。
(そう言いながら、少年の頭を掴めば…)
でもよ…俺を満足させたいなら、これくらいしやがれ……!
(そう言って、少年の頭を無理やり前後させ、少年の口内でペニスを暴れさせ…高まる射精欲…そして)
……っく、出すぞ!
(その宣言と共に、少年の口内に、青臭い、熱い精が吐き出され…)
あー。ま、初めてにしちゃよかったぜ。
じゃ…本番に行こうか。
(そう言えば、少年を無理やりベッドに押し付け、下着を破るかのようにはぎ取り…大きく開脚させて、自身のペニスにローションをまぶし…)
へへ、たかがフェラごときで満足する分けねぇだろ。
たっぷり……犯させてもらうぜ。
(そう言えば、少年の菊門に、ローションをまとった指を突っ込み、乱暴にほぐした後…そこに、立派なペニスをあてがい……じっくり、ゆっくりと犯し、開いていくであろう…)

ヴァレリア > 「ん、む、ん、んっ!」

無理矢理頭を捕まれ激しく咥内を犯されると涙を流し何度も嗚咽を漏らしながら必死に奉仕する。
初めて味わう男の味はあまりにも異様で、普段メイドにこんな真似をさせていたのかと思うと申し訳ない気分になる。
そして、吐き出された白濁は自身の10回分以上の量。
大人とはこんなに出るものなのかと目を白黒させながら喉を慣らし飲み込んでいき、それでも飲みきれない白濁が逆流し唇から溢れる。

「けほっ!けほっけほっ!」

激しく咳き込みながらもこれで終わったと安堵の表情を浮かべ、しかし、無理矢理身体を組み敷かれ下着までも剥ぎ取られると信じられないと言った表情で男を見上げる。

「ま、待って下さい!何をするつもり!?や、やめ…あっ!あ……ああぁぁ――――っ!!」

そして、散々後ろの孔を指で掻き混ぜられ、太すぎる肉棒を捩じ込まれ……少年は生まれて初めて女の悦びを知ることとなる。
その行為は果たしてどれだけ続くのか……隣の部屋で犯されているメイド共々解放されるのはいつになるのか……後ろの孔を穿たれながら水鉄砲のように白濁を噴き出す少年には知る由もなかった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からヴァレリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からバルジリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 夕刻から宵の口。いよいよと酒場は賑やかに、喧噪に包まれていく。
ぎいっと扉を開けて、その頃に酒場の入り口を通る巨躯。
おお、とそのにぎやかさに目を細めて口を緩めた。

「おう、なあ、おやじ。今日も盛況だな――。」

日々を生きる民衆やら、あるいは冒険者、そんなのが集まっての音は心地よい。
くっく、と気味良く喉を鳴らしながら席に着く。椅子がちっさいが仕方ない。

「酒、と飯。」

おおざっぱに注文しつつ、ぐるりと視線を店内に。
かなりの大柄さゆえに視線も集める。なんだよう、とにやりと笑って問うてみる。
大抵の連中はすごすごと視線を外してた、意気地ない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアラミルさんが現れました。
アラミル > 男が視線をぐるりと回し、最後に元の位置まで戻るところに
きらり、と銀の光が目に入るだろうか
男と同じく、だが違う理由で注目を集めている豪奢な衣装と銀の髪の女
見知ったその姿は、この店で一番小さい器を使って酒を飲んでいる様子で

「………。ぅ…」

ただ、酔っている様子はないにも関わらず、どこか調子が悪そうにその姿を揺らしており
周囲のテーブルの男たちが何やら下卑た表情で、潰れるのを、あるいは更に辛そうなそぶりを見せるのを今か今かと待ち構えている
女はそんな視線にも、男の視線にも気づかず…
ただぼう、と小さな器を両手で持ち、それに揺れる酒の水面を見つめて
小さな少人数用のテーブルに女一人、料理も並べず酒だけを少量ずつ飲んでいる姿はこの賑やかな酒場においては非常に浮いている

イグナス > ぐるぐると視線を回して入れ、ば。この酒場には似つかわしくない小さな影。
なんとなくそれが気になって目を留めれば――

「…うん?」

かくりと首を傾ける。見知った顔だ、この酒場に似つかわしくない類の。
あるいは周辺の男たちの視線は彼女にとって好ましいかもしれないがそれはそれとして体調が悪そう。
がたんと音を立て椅子から立ち上がれば、彼女の方へ。

「おい、どうした。……なんだ、えらく調子が悪そうだな。」

遠慮なく声をかける。周囲の男たちはその声にじろりとこちらを睨むも、こちらの姿にすぐ、引き下がる素振り。
気にせず、彼女の目の前の椅子に座り込み、見下ろして。

アラミル > 連れかよ、なんて声が聞こえながら
話しかけるまで、女…アラミルはじぃ、と器を見つめては軽く口を付けるのみで

「……ぁ…、イグナス…」

話しかけられ、相手を見やれば、安心したような、力が抜けた笑みを浮かべて
周りのやっかみの視線も完全に無視して…

「………おなか、すいたよ……。」

見上げながら子供のような、情けない声を上げる
直後、きゅるる、と可愛らしい、けれど中々大きな音が鳴り
どうやら言いつけ通り、限界まで我慢して…限界が近づいてきたので調子が悪かったらしい
気だるげで、風邪のような姿はその影響が大きいようだ

イグナス > 周囲の声は無視。やっかみも畏怖も好奇も慣れている。
スルーしつつ、彼女がこちらに気付いたならば改めて片手をあげて、よう、と。
力の抜けた笑みにはやっぱり少しばかり、心配だ。
彼女がこうなるなんて、と――思っていたが。言葉に、かくり、とうなだれて。

「……あのなあ。」

いやさ、彼女なりに深刻であるからして呆れてもいけないのかもしれないけど。
ヤレヤレ、なんて風情に息を吐いた。手を伸ばして、ぐしぐし、とけだるげな頭を撫ぜて。

「なんでこんなになるまでメシしてないンだ、お前は。
 ……あぁ、もう。なんだ、喰うか。」

仕方あるまいとばかりに。手を伸ばして、ほっぺをぐにり。
ぐにぐに、って軽く虐めるみたいにひっぱって。

アラミル > 愚直なまでに言いつけを守った結果ではあるが…余りにもまっすぐに過ぎる
このままではこの酒場で倒れ、見も知らぬご飯を食べていただろう

「……こういうところなら、会えると思って」

呆れている相手を見上げながら答える
前に会ったのもこのような酒場だったし、などと
頭を撫でられればぐわんぐわん、と人形のように体を揺らし

「……うん。食べる…。…イグナスが、そうしろって言った、ひゃら……」

ほっぺをぐにられ、言葉が怪しくなりながらも頷く
はぁ、と身体を揺らして頬を紅潮させていて

イグナス > ――あるいは、いろいろとやった約束のせいだろうか。
そうすれば納得もするし、罪悪感もある。言葉に、そうか、と頷いて。

「ああ、そうか。――んー、…そりゃ、悪かったな。」

苦笑いしつつ。ぐしぐしと頭を撫ぜた後にはほっぺ、ぐに。
彼女が食べるというならば、是非もない。いこうか、と立ち上がり。

「ほら、ひっくり返んなよう。」

笑いながら、彼女を支えて立ち上がらせる。
ごはん、御馳走をしてやろうと。

アラミル > 相手の罪悪感など知らず、こてん、と首を傾げて

「…悪い?どうして…?」

またぶに、と柔らかくほっぺが伸びる
立ち上がるならふら、と…酒に酔ったように続いて立ち上がり

「……気を、つける…」

男の太い腕に支えられてなんとか歩けるように
ごはんを求めてふらり、とどこか幽霊のように立ち上がり

イグナス > あるいは彼女にとっては、人を疑うだとか恨むだとか、そういう感覚すら欠如してるんじゃなかろうか。
であれば、やっぱりいくらかの罪悪感程度はある。

「わかンないならいいんだ。
 ……ったく、ふらふらしてー。……ほら、こっち。」

彼女を支えて、酒場を後に。
後ろっからは睨みつけるような視線を感じるが、やっぱり無視して――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアラミルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイグナスさんが去りました。