2015/10/23 のログ
ワルセイ・イダーヤ > ……俺の精?

(その言葉に、少しきょとんとするも、すぐに笑顔となり)

ああ、俺なんかの精でよければ、いくらでもそなたに注ぎこむとしようか。

(そう言いながら、男はイルミが股を開けば、そこに自身の指を滑らせる。そこには、熱い蜜が絡まっているだろうか、そのまま、ジュブ、ジュブと膣内に指を侵入させる、そしてそこでくにくにと動かす。もしかしたら必要ないかもしれないが、順序を守る男は意外と律儀で。そして、胸を吸う口を離せば、ズボンをおろし、凶器のような肉棒をとりだして)

………では、行くぞ

(そう言って膣内にペニスを沈めて…ぎゅじゅ、ぐじゅと淫猥な水音と共に、男は腰を振るって、そして)

……っく、君は、もしや…

(男も伊達に長く生きているのではなく、魔族も何回か抱いた、その感覚を思い出しつつ、だが、この心優しい女に言うのは酷かとおもい)

…君は、慣れているんだな。君の旦那になる男は、きっと幸せ者だよ。行為も気持ちが言いし、こんなに心優しいか…ら!

(そして、イルミの最奥で、精を爆発させて)

イルミ > っ……!

(彼がきょとんとした表情を見せたときは、恥ずかしさのあまり逃げ出したくなるほどだった。なんてはしたないことを言ってしまったんだろう、というあまりにも今更な羞恥心だ。しかし)

……ぁ!あっ、ぁ、んっ……ん……

(彼の指が入り口でくちゅくちゅと音を立てれば、それだけで頭も表情もとろけてしまい)

ひぁ、あっ、あ、あっ、ぁ……っ、ぁ……!

(彼が膣内を擦り上げ、すぐに身体の中に精を解き放ってくれると、いかにも幸せそうな表情になってしまった。自分は、自分の身体はこのためにあるのだ、と否が応にも実感させられる……しかし、それからすぐに、サキュバスとしての領分を超えた現象として乳首からは少しずつ白い液体が染み出し始めた)

ワルセイ・イダーヤ > ……っく、どうだい?イルミ…ッ!

(そう言いながら、イルミの胸を見ると、本当に母乳が流れてきて、思わず、目の色が変わり、何の考えもなしに吸いつきたい衝動に襲われ…ハム…ジュ…ジュル、チュウウ…と、やや下品に音を立てて吸いついてしまって。ごくり、と飲むと、思わず正気を取り戻し)

す、すまぬ。思わず正気が吹っ飛んで………だが、あぁ、旨い。イルミ、君の母乳は最高かもしれぬな。

(そう母乳の味をほめつつ、男は、再び吸いついて、チュウ、チュウと今度はやや大人しく、今度はもう片方の胸の頂をすって、その間も、ペニスは、精であふれる膣や子宮口を擦って、快感を与えながら、しばらくしたらすぐに二発目の射精が始まるだろう。)

イルミ > っ……!ぁ、あっ、ぁ……っ

(彼が乳首に吸い付くと、さっきよりますます敏感になったそれが伝えてくる快感に声を上げると同時に、彼の必死な姿により母性本能を掻き立てられるのも感じた。こんな感覚が果たしてサキュバスにも備わっているものだろうか、と疑問に思うほどだったが、溢れる母乳は吸われれば吸われるほどに勢いを増していき)

んっ!……ぁ、だめっ、ダメ……そんなに、ぁ、あっ……ぁあっ♪

(一度射精すれば落ち着くだろう、と勝手に思っていた膣内の彼のものが、また身体の奥をえぐり始めていた。乳首と膣内から同時に襲いかかってくる快感と、母乳が「旨い」と誉められる嬉しさであっという間に絶頂してしまい、ビクビクと痙攣するように締め付けを強める)

ワルセイ・イダーヤ > ……っはぁ…イルミ、ありがとう。これでしばらくは発作も起きず、生きながらえることができそうだ。

(お互いが交わって何時間たっただろうか。男は持っている精力を強くする薬草酒などでドーピングしつつ、月が落ち、日が薄っすらと上がるころになるまでイルミを離さなかった。その間、イルミに射精し、母乳をすすり、小瓶にストックした。そしてお互いにベッドの上で寝転がりながら、精液で少し膨らんだかもしれないイルミの腹部をなでる)

すまんな、良い雌には大量の子種を吐きだしたくなるのだよ。

(そう言って男は立ち上がり、イルミの衣服を整えておいておく。無論膣から零れ落ちる精は拭ってやって…)

では、イルミ、もうそろそろ大丈夫か?

(イルミが回復したようなら、そっと起こしてやり、朝食をとってチェックアウトする。)

では、な。イルミ。また会うか。そなたの占いで調べてみるか?

(そう冗談めかして言った後、二人はわかれて歩いて行ったのだろうか…)

イルミ > はぁ、はぁ、あ……

(どれだけ母乳を吸い出されたか、どれだけ精を注がれたか、もはやはっきりしない。正直、最初の射精だけでもかなり満足感をえてしまったのを覚えている。しかし、 ならそれ以降の精は無用だったのかと言うとそんなことはなく)

……そ、その、私は別に……いえ、ワルセイさんが良ければ、また……

(翌朝、そんなことを言ってしまうくらいには、気持ちよく、嬉しかった。精を注がれたことだけではない。母乳をたくさん搾られたことも、自分がまがりなりにも初めて男を誘惑することができたことも、そして、彼が身の上を打ち明けてくれたことも。酒場の外に出て、別れて歩き出した後も、淫魔の口元はさも機嫌良さげに微笑んでいた)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からワルセイ・イダーヤさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイルミさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」にヴァイルさんが現れました。
ヴァイル > 人通りの少ない路地裏。
首筋から血を流し、ぐったりとした少女を焦げ茶髪が後ろから抱きかかえていた。
その口元は血で汚れている。

(あまり品のいい食事の摂り方ではないな)
と、ヴァイルは思っている。
本来であればこのようなリスクを犯す必要性は《夜歩き》にはない。
とはいえ、そういったものにこだわりや感傷を置き過ぎるのは滅びへの近道だ。
あくまで淡々と行わなければならない。

徐々に、少女の身体から熱が夜の空気へと流れだす。そして代わりに死が満ちていく。
恋人のように腕を回して味わうその感覚は、ヴァイルは嫌いではない。

ヴァイル > 熱を、脈打つ心臓を、偽装することはできる。しかし《夜歩き》の本質とは屍者だ。
屍者は屍者との交わりにしか喜びを見出せない。だから仲間を増やそうとするのだ。

高貴な《夜歩き》は領土を持ち、屍者の間でしか生きない。
本来ならば。

本来の在り方とは外れてしまったヴァイル・グロットは、
今はこうして夜闇に紛れ、咎のない人の血を啜っている。
彼の所属する組織の目的は『魔族によるマグメールの征服を防ぐ』ことであるが、
こうして少女一人を喰らったところで世界に異状は発生しない。

ヴァイルは生者を嫌う。
だが、生者でなくなりつつ生者には、いささかの愛着と、劣情を抱くことができる。

ヴァイル > 屍体の栗色の髪を慰めるように撫でる。当然ながら応えることはない。
事前に少しは愉しませてやったことだし、別に怨んではいないだろう。
怨まれたところで構いはしないが。

余韻に浸るのもほどほどに、指を鳴らすと……少女の姿がかき消える。
同族にするつもりなど、もちろんなかった。
少女がひとり消えるのは大した問題ではないが、
《夜歩き》のしもべがひとり増えるのはちょっとした問題になり得る。

口元を拭い、吸血後の軽い酩酊作用によろめきながらも、立ち上がる。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」にヘレボルスさんが現れました。
ヘレボルス > 傭兵ヘレボルスはこれといった用事のないとき、決まって血の香りを導に歩いた。
その行先はどことも知れず、知らぬ道に迷い込むことさえよくあった。
まるで野良犬が路地をうろつく様に似て、当て所もなく時間を潰す。

「………………」

差し掛かった辻に立ち止まる。夜の暗がりの中に、少年がひとり。
闇の中にあって、彼の肌のひときわ白いことがよくわかる。
ヘレボルスの濃い眼差しが、向こうの角から辛うじて差す光を泥濘のように照り返した。

「こんな辺鄙なところで夜遊びか?」

笑った口の奥で、犬歯が小さく光った。

ヴァイル > 「ああ、そうだな。軽く食事を摂りに」
薄笑い。
傭兵に対し半身で構え、ゆらゆらと身を酔客のように揺らす。
嗅ぎつけた血と死の気配は、焦げ茶髪の若者から発せられているのがわかる。
足元が、かすかな赤に汚れていた。

「そういうきさまこそ荒事でも探しに来たか?
 生憎だがここにはもう、おれ以外何もない」

ヘレボルスには大して興味もなさそうに夜空を仰ぐ。
十日夜の月が浮かんでいた。

ヘレボルス > 「へえ。食事」

色のない睫毛を伏せて、地面を見遣る。掠れた血痕。
然したる動揺もなく、ふたたび少年を見た。
向けられた問いに、ふっと目を細める。

「何でもさ。荒事でも色事でも、僕の気を引くものならば何でもいい。
 探さねーと見つからねェくらい、この街は退屈だ」

ヴァイルの眼球が動いて夜空を見上げる様を、転がした貴石でも見るように眺めていた。

「何を食べた。僕にも教えてくれよ」

ヴァイル > 「おれも別にそう愉快な男ではない。
 愉快ななにかが欲しいなら、探すよりも創るほうが早いぞ」

内緒話をするように、真鍮の指輪を嵌めた人差し指を唇の前に立て、囁く。

「人」

たった一語。
紅い瞳がヘレボルスへと向けられる。
月光に照らされてその輝きはなお昏い。

「だけどおまえには食指は動かないな。
 混じりものの臭いがする」

嘲るように笑んだ。

ヘレボルス > 「見てのとおり――生憎と、創るほどの腕と知恵は持ち合わせがねーんだ。
 創られたものを壊す方が愉しいと来てる。子どもなんでね」

人を食べた、と事もなげに話す少年。
嗤われても、ヘレボルスの笑みは笑んだきり変わらなかった。

「よく言われる」

暗い路地の中に、互いの短い言葉がぽつぽつと交わされる。

「人からは忌まれ、魔物からは卑俗だと。
 お陰で今日も今日とて五体満足だ。くだらねえグルメに生かされてるもんだぜ」

けッ、とわざとらしく歯を剥く。
嗤われることにも、除かれることにも慣れた者の無感動。

「だがよ、『混じりものの臭い』ってのは――
 ジッサイ、どんな臭いがすんだ。肥溜めよりも臭せえのか」

ヴァイル > 「人は掃いて捨てるほどにいるんだ。
 食う相手ぐらい選んだって、罰は当たるまい?」

柳のような体躯を揺らしながら、
投げかけられた問いにしばし黙考する。

「人が食欲を失う臭いというのは、おれにはわからないが――
 あるいは、そんなものかもしれないな。
 屍者は同族には食欲を抱くことができない。
 屍。排泄物。泥濘……
 なるほど、常人にとっては、いずれも大して変わらぬものだな」

ふむ、と納得したようにひとり頷いた。

「きさまは壊せるものがなくなったらどうする?
 その調子では、いずれ何も見つからなくなるぞ」

ヘレボルス > 「御尤もだ。僕だってブスと寝る趣味なんざない」

首を吊った死者が風に揺れているようだ、と思った。
口を閉じると自然とへの字になるのが、ヘレボルスの唇のつくりであるらしい。

「ふうん……。よくわかんね」

細く優美な小指の先で、雑に長い耳を穿った。

「肉を食う人間の血も、クソの詰まった肉を丸ごと食うことも、
 人と魔物の混ざりものの血も……僕はそうそう変わりゃしねーと思ってるが。
 とりあえず、『なんかクサそう』ってことだけは分かった。ゲヒッ」

語尾でひとつ笑った声は、卑俗と称されたとおりの粗雑さだった。
返された問いに、間を置かずして口を開く。

「そん時は、とっととこの世からオサラバしてやるさ。
 ワケもなく産まれて生きてきたんだ。流れで死んだって可笑しかないね」

ヴァイル > 「別に理解してもらおうとは思わん。
 理解できるものでもないだろうからな」

はっ、はっ、と短く区切るようにして笑い声を吐く。
卑しき傭兵にゆったりとした足取りで近寄る。
三つ編みにした長い髪が歩みに合わせて、虎の尾のように振れた。
ぎょろりと眼を剥く。腰を曲げた姿勢で、ヘレボルスを下から見下す。

「生きた身で屍を気取るか、灰かぶりめが。
 そんな悟ったような台詞――子供が吐いても滑稽なだけぞ」

関心を失ったように、ヘレボルスの横を通り過ぎる。

ヘレボルス > 「んふッ、ふ……ヒヒッ。御理解頂けたようで何より」

(鼻を啜る音。
 笑った拍子の息継ぎで、はあ、と顔を伏せる。
 腰を低めた少年がこちらを見上げる顔を、じ、と見下ろす。
 近くでよくよく見れば、ヘレボルスの目元を陰らせていたのは光ではなく隈だった。
 整った造作が、薬物と荒淫とに損なわれているのが明らかだった。

 少年の言葉に、軽薄に笑って小首を傾げる。空の両手を、ぱ、と広げてみせた)

「コッケーでケッコー……
 不死者の希釈したみてーな毎日より、よっぽど充実してると思うけど」

(張り付けたような表情。
 ヴァイルが横を通り過ぎたのを合図のように、ぱたりと両手を落とす。
 首は傾げられたまま停まり、表情は死角に隠れている)

ヴァイル > 「人は苦しんでこそ美しい。
 せいぜい血を滴らせてみせろ。
 そうしたほうが――世界は面白い」

一度立ち止まる。
背を向けたまま、陶然としてニィと笑む。唇を指でなぞる。

「そうして死の臭いが消えた時、おれはきさまを食ってやろう」

傲岸に言い捨てると、使い古したマントを夜風に靡かせて
滑るような足取りで路地を去っていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」からヴァイルさんが去りました。