2020/10/13 のログ
ユンファ > 「そんなに分りやすい?」

お礼を言われたことに恥ずかしそうにしてしまい。
そんなに分りやすいとつい問いかけてしまい。

「普通は聞けない話せないと思うね。
ワタシがきっと他国人だから話せたのよ」

きっと家族や同僚にはできない話し。
自分は他国人だし、何よりこのような話を他人にするつもりもなく。

「そんな癖が付くほど仕事大変なのね。
食感が好きなのよ。ワタシ怒らないけど女の子を撫でるの気を付けないと駄目よ?」

怒られるからと笑顔でそんな事を告げていき。

「お酒苦手ね。でも甘いのは大歓迎よ」

それを聞くと甘いものに釣られ、早く早くとまた急かして。

エイガー・クロード > 「分かりやすいというよりはこうして話してると、そう信じたくなる雰囲気、というべきかしら。
曖昧にしか言えないけど、そんな感じがするわ」

話していると明るくなってくるようなこの少女の気に当てられると、同じようにそう思ってしまうのだ。

「逆に、って言うやつね。確かにそうかも」

そう言われると納得した。同僚にこんなことは話せない。
話したら他の貴族の弱みを見せることになりかねないのだから。

「仕事が大変というかなんというか……あはは。
そうね……勝手に仲良くなったと勘違いしちゃったわね」

気を付けなければ、と思う。
まぁ……普段からそう言うことをしている訳ではない……と思うのだが。

「ん、じゃあこっちよ」

そう急かされて、また別の屋台へと向かったのだった。

ユンファ > 「そんな事言われたの初めてよ。でもそう思ってくれるなら嬉しいね」

男性の言葉に驚きを見せるが、その内容は嬉しくて本当に嬉しいと笑って見せ。

「だって家族知り合いに見せれない弱みよ。
ワタシみたいな知らない人だときっと話しやすいね」

そういう事と何度も頷き。
自分ならばたとえ弱みを聞いても使い道もなく、何よりそういう事を案単に話すという事は話してくれた信用を裏切ることなのでできなく。

「さっきはあったばかりよ。でも今はもう仲良しよ。
だから…少しなら撫でても良いね」

さっきと今は違うとサラっと告げて、撫でるならどうぞと少しだけ頭を向けて。

「そっちね。甘いの楽しみよ」

そうして男性を急かして別の屋台へと…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 バザー」からエイガー・クロードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 バザー」からユンファさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 夜のギルド酒場は、酒に喧嘩にと賑々しい。
とはいえ、致命的な騒ぎというのはまず起きない――喧嘩はあっても命のやりとりがある訳ではない。
その意味では、秩序だった場所でもあるが、やはり賑々しいという感じがある。

なにせ、人が多いのと十人ぐらいが使える大机に椅子が置いてあるという形式上、パーソナルスペースも何もあったものじゃない。
喋り相手が欲しければ、とにかく近くの者に話しかけるというのが冒険者の作法だ。

串肉を摘みながら、他の冒険者の話を聞いたりしている青い闘牛士服の男も、酔ってこそいないものの、喋り相手が欲しいという点では他の冒険者と変わらない。

「偶にはこういうのも良いね。さあて、誰と話そっかなー」

ときょろきょろと話し相手を探してみる。
誰か、ピンとくる者がいればいいのだが。

クレス・ローベルク > ――男は、談笑した後、去っていった
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロブームさんが現れました。
ロブーム > 【時間勘違いしていました。一旦落ちます】
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロブームさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエンジュさんが現れました。
エンジュ > (裏通り、閑散たる路地の石畳を挟み、古びた家並みが目立つ界隈。
 何処からともなく聞こえて来るのは、既に出来上がってしまった酔漢たちの陽気な歌声か、
 あるいは裏通りには付き物の、酔っ払い同士の言い争いだろうか。

 通りに面した扉へ板切れを打ち付けて、明らかに営業放棄をしている店も多く建ち並ぶ中、
 同様に古びてはいるものの、取り敢えず普通に開け閉て出来るようにはしてある扉の前で、
 出かける前にきちんと施錠しておいた筈の扉が、薄く開いていることに気づいた女は、
 暫し、思案気に首を傾げていたものの。)

「ま、考えたって仕方無いやね。
 ココがあたしの塒なンだし………」

(誰かが、何かが入り込んでいるとしても、兎に角出て行って頂くより無い。
 そんな溜め息交じりの決意と共に、キィ、と扉を引き開けて)

「ちょいと、……どなたサンか知らないけどさ、
 家主の許しも得ないで入り込んでるってェのは、少しばかり無作法じゃないかい?」

(星明かりがごく僅か、差し込む先は普段使っていない、家具調度の全てが白布で覆われた空間。
 埃じみたその闇の中に向かい、まずはそう声を投げ掛けて、侵入者の出方を窺う心算。)

エンジュ > 「――――――ぁん……?」

(チリリン、と小さく涼やかな音。
 それも、酷く低い位置から聞こえた。

 胸の前で腕を組み、斜に構えた態度から上体を屈ませて、
 よぅく覗き込んでみたら―――飛び出してきたのは、痩せた小さな黒い猫。)

「ありゃ、……アンタ、確かモード姐さんトコの……
 なんだい、一体どうやって入ったんだい?」

(近所の老婦人が飼い始めたばかりの仔猫だと気づいて、
 警戒は解けたけれども疑問は残る。
 はて、鍵を閉めて出たと思ったのは勘違いだったか、と―――)

「不味いねェ、あたしもちょいとぼんやりし過ぎてたのかね。
 まァ良い、……ほら、おいで。
 姐さんが心配してるよ、早く帰ってやらなきゃア……」

(ちょいちょいと手招きし、近づいて来た小さな生き物を胸元へ抱える。
 老婦人はそろそろ床に就いているかも知れないが、送って行くなら今夜のうちが良いだろう。
 片腕で仔猫を抱え、今度はきちんと扉を閉めて、女は老婦人の住む家へ向かう。
 チリリン、チリリン、小さな鈴の音が街路に響き――――――。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエンジュさんが去りました。