2018/01/02 のログ
■ケラノス > 「……ああ、まぁ物見遊山気分で1、2度はな……つぅか、お前さんが商売のやり手なのは分かったから」
距離が近いぞこの小娘!と、思いつつぐいっと詰められた少女の肩を軽く押して引き離さんと。
最近女日照りなのだし、どうにもこの少女は危なっかしい感じがするので困りものだ。
とはいえ、律儀に酔っ払い少女の話に付き合う男も男であったが…。
「毛生え薬ねぇ。そこらの禿頭連中に売れば儲けになるんじゃねーか…あん?」
唐突に席を立った少女。どうやら先に引き上げるらしい。眼差しは案外しっかりしているようなのでまぁ、道中で眠りこける事もないだろう。
「……白雪ね。俺はケラノス。ただの一介のしがない旅人気取りってヤツだ。ああ、見掛けたらじゃあ声掛けさせて貰うわ…。」
次に会うかどうかは分からないが、帝国仕込の薬は興味が無い訳でもない。その時は冷やかしも兼ねて立ち寄ってみるとしようか。
先に勘定を支払って(ちゃんと現金だった)立ち去る少女に、右手を適当にヒラヒラと振ってみせながら見送り。
「……シェンヤン、ねぇ。あの服装もあっちの民族衣装みてぇなもんだったっけか?」
アオザイ、だったか。乏しい記憶を掘り出しつつ、酒と肴をちびちびと煽る。
■ケラノス > 「そろそろ行くか…ご馳走さん。勘定は置いとくぜ」
立ち上がりつつ、傍らに立てかけて置いた太刀を手に取り背中へと背負う。懐の革袋から代金をカウンターへと置けば歩き出して。
(…しかし、気が進まねぇがやっぱり何か適当に職に就くべきかね…やれやれ)
最後の一人とはいえ、『剣』の魔族の一員として無職のままも…楽といえば楽だが、まぁよろしくないかもしれない。
とはいえ、手っ取り早そうなのは矢張り冒険者か傭兵だ。どちらも経験は多少あるが…。
「……面倒じゃなくてシンプルな仕事がありゃ話は早いんだがなぁ」
とかボヤきつつ、居酒屋をゆっくりと一人後にするのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区居酒屋」からケラノスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地裏」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 年明けたばかりだ、のんびりと過ごしていれば良いものなのだが…そう思う。
逃げているからと、相手の実力も考えずに深追いする、まったく愚かな事である。
だから…そう、こんな目にあうのだ。
「まぁ…ある意味、年明け早々に良い思いをしておる…とも取れるじゃろうか?」
人通りの無い路地裏、そこに少女は突っ立っていた。
もっとも、ただ突っ立っている訳ではない、数本の尻尾が路地の先へと伸びており、何かを包み込んでいた。
そこから僅かに洩れているのは、声からして女のものだろうか。
その声質は、言うまでもない、その手の感じのものだ。
その付近の地面には、誰かの装備品っぽいものから、衣服から、散らかっている。
「次からは、相手の様子もよく見て絡む事じゃ。
こんな目に、あいたくなければ…な?
あぁ、いや、こうなりたいならば、気兼ねなく絡めば良いぞ?」
聞こえているかいないのか、分からないが、伝えておく。
その言葉が終わるのを合図に、しゅるりと伸ばしていた尻尾が戻ってくる。
次いで、その尻尾が包み込んでいた相手…全裸の女が、地面へと倒れた。
その様子は言うまでもない、すっかりと、快楽に染まり切っている。
「さて、行くとするか…冒険者とやらは、強いんじゃろう?そうそう風邪もひくまいて。
ゆるりと体を休め、さっさと帰るが良い。
いくら強くとも、そのまま寝ておれば、そうともいかんじゃろうしのぅ」
くすくすと笑いながら、くるりと踵を返す。
そのまま、その場を後にして、路地裏の散歩を再開し始めた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地裏」にフィーアさんが現れました。
■タマモ > 「ふむ…年中無休、とは少々違うか。
のんびりと言うか、忙しいと言うか…何とも難しいものじゃな」
自由業と言うものは、そんなものなのだろう。
自分の言葉に一つ頷きながら、歩みを進める。
目的は…まぁ、何かあるかと問われれば、面白そうなもの探し、と答えるだろうか。
それが、ヒトであれ、物であれ、店であれ、何でも良い。
とは言っても、何も無ければ、それはそれで良いか、とも考えているのだから、いい加減なものだ。
■フィーア > そんな女の前に落下音一つ。
直後、とん、と軽い音がして降り立つ少女。
きょろきょろ、と周りを見回し、ふと目が合い。
「…………ぁ」
なんか気まずそうな声をか細くあげた。
■タマモ > と、そう時間が経っていないのか、経っているのか、それは分からない。
歩みの足を進める最中、ぴくり、と耳が揺れる。
先ほどの女の仲間か、その割には到着が遅い。
「………うん?」
もちろん、そんな音がすれば視線は向く。
何かが降り立って…見回し、こちらを見た、自ずと視線が合う。
「さて…何か知らんが、何か妾に用かのぅ?」
降り立ったのは目の前、こんな場所だ、他に何か思い付かなかった。
とりあえず、と、もう少し歩み寄ってみる。
■フィーア > 「……ぁ、ぃぇ……その……」
フードを目深く被り、被り。
微かに見えた顔は頬を赤らめていて。
近づかれれば、距離をとることも、縮めることもなく。
「…………その、えっと、特に用がある、わけ、では……その、えっと……」
偶然です、と言うにはあまりにも状況が状況なのは分かってるようで。
「……偶然、目の前に落ちちゃって……」
何をしたらそうなるのか。
■タマモ > 「ふむ…用も無いのに、この場に来てしまった、と?」
よく見れば、己よりも身丈は低い、声からして少女だろう。
ちらりと見えるその顔の、頬が赤らんでいたのが見える。
まぁ、実際に、タイミングが悪いとしか言いようがないか。
近付こうとも、目の前の少女の動きはない。
そのまま、何もしないならば、すぐ目の前まで近付こうと。
「ふむふむ、なるほどのぅ…?
妾が楽しんだ後、そんな程よいたいみんぐで、偶然こんな場所に下りてきた…お主は、そう言うのじゃな?」
軽く体を屈め、フードに隠れる顔を覗き込むように、下から見上げる。
相手からもよく見えるだろう、その表情は、どこか楽しげに見えるかもしれない。
■フィーア > 「……え、っと……その、あの……」
澄んだ空色の瞳は涙ぐんでいて。
フードを目深く被りなおして、必死にみられないようにしながら。
「……悪気とか、そういうの、なくて、えっと、その……」
声も震え始め、じりじり、と後ろに下がり始める。
「ちょっと、事情が、その、あの、えっと……」
楽し気に見える表情を見る余裕すらなかった。
■タマモ > 「まぁ、何にしても、これを目の当たりにしてしまった訳じゃろう?
用事が無い、偶然、そう言われて、はいそうですか…何て、言われると思うか?ん?」
恥ずかしがりなのか、何かあるのか、こう…隠されると、余計に気になるのは、仕方ないと思う、多分。
気紛れに、少しばかり意地悪な風に言葉を掛けながら、更に顔を寄せてみて。
「ふふ…悪気があれば、尚更に悪い、そうじゃろう?
事情も何も関係ない、今、お主はこうして見てしまった…それが大事なのじゃ」
後ろに下がれば、それだけ己も追い詰めるように前へと進む。
そう広くはない路地だ、簡単に壁際に追い詰める事は出来るだろう。
■フィーア > 「そ、その、えっと……横着して、ごめんなさい……」
何をした、と言うのか。
じりじり、と壁に追い詰められ、フードをさらに深く、深く被りなおし。
声も涙声交じりになり始めていて。
「……う、ぅ、ご、ごめん、なさぃ……ごめんなさい……」
追い詰められ、謝りながらそれでもなお、フードを深く被ろうと直し続けていて。
■タマモ > 「謝られても、この見てしまったと言う事実、消えはしまい?
これを言わぬと言われても、知らぬところで言われてしまう、そういう事もあるじゃろう。
それならば、同じように、お主が言われて困る事を妾は知る必要がある…そうは思わぬか?」
ゆっくりと、言い聞かせるように言葉を続ける。
まぁ…実際に、これを言いふらされたからと、何か害になるような事はない。
言ってしまえば、この少女を楽しめるような理由が欲しいだけだった。
「許して欲しいじゃろう?それならば…まずは、お互いに自己紹介とゆこうか?
妾の名はタマモじゃ、お主の名は?そのフードを取って、ちゃんと顔を見せながら、じゃぞ?」
壁際に追い詰め、ぽん、と肩へと手を置いた。
ある意味、逃げようとしても肩を掴んで逃げられなくしている…とも、取れるだろう。
■フィーア > 「……ぁ、ぅ……ぅ…………」
追い詰められ、恐る恐ると、フードを外せば。
白金色の髪が晒され、耳があるべき部位からは小さな翼が生えていて。
空色の涙ぐんだ瞳は怖がるように上目遣いで見上げていて。
「……よ、四番目って、言われ、てまし、た……」
四番目(フィーア)、それが少女の名だと言う。
■タマモ > フードを外す少女、そこに見えたのは、耳が翼のようになっている、と言うものだった。
見上げている視線、それを気にした風もなく、他に何かないのか?みたいな感じに、角度を変えて見てみるが…もちろん、何もない。
「………なんじゃ、それだけか。
もっとこう、凄いものを期待しておったんじゃがのぅ…?」
酷い言いようである。
それを終えれば、見上げてくる視線を見詰め返す。
「いや、妾が聞いておるのは名前でじゃな?番号を聞いておるのではないぞ?
………む…そうとしか、もしや呼ばれておらんかったか?」
名乗る少女に、さらりと言葉を返す。そんなものが、名前の訳がないだろう?みたいな感じだ。
…なのだが、少し考え、問うてみた。
以前、違った意味で名前らしからぬ名前であった少女を知っているからだ。
…と、そう問いながら、肩に置いた手はそのままで。
視線を少し上に、下にと移して、少女の頭から足元まで、確かめるように見る。
■フィーア > 「ひぅ……ぇ、ぁぅ……ぅ……?」
想定していた反応とは違い、困惑した様子で、羽の耳をぱたつかせ。
羽毛なだけあってもふもふだ。
「……それ、以外には、とくには……」
それが彼女の名前であり、それが彼女の認識である。
上から下に見られれば、体格のわかりづらい服装である。
である、が……小柄な割に発達した胸は目につくし、そこから推察するに、随分と男受けする体であるように見えて。
■タマモ > 「何じゃ、何か意外じゃったか?
色々と見ておるし、妾からすれば、この程度は気にする程の事ではない。
ふむ…なかなかに、可愛らしいものではないか、のぅ?」
空いた手を伸ばし、動く耳へと指を絡めるように触れる。
…うん、この己とは違うもふもふ感、悪くはない。
「むぅ…分かり易いが、気にいらんのぅ。まぁ、その名をお主が気に入っておるならば、別に何も言わんが…」
やれやれ、と肩を竦めながら続く言葉を。
頭だけでない、体もどこか隠すような服装で…まぁ、隠しきれてないみたいだが。
それが見えれば、軽く考え込み…肩に置いていた手を、するりと少女の腰に回し、ぐいっと抱き寄せてみよう。
大した理由じゃない、見た目通りかどうか、まずその体の感触を味わうついでに確かめようとしているだけで。
■フィーア > 「ひにゅっ!?」
触った瞬間思ったよりかわいらしい声があがる。
もふもふだがもふる度になんかそんな声をあげて身じろぎして。
「ん、ん……? それ以外に、何か……?」
もふられ身じろぎしながら、心底疑問そうにしていて。
気に入るも、気に入らないもなく、心底己が四番目であったと言う様子で。
「ふ、ぇ、ぁ……んっ……?」
抱き寄せられれば腰は細くくびれており、お尻は大きく安産型。
背の低さは人の好み次第であろうが、客を取らせたら儲けは出そうな体躯のようで。
■タマモ > 「おや…なかなかに、良い反応が…?」
耳を触れた時の反応に、にんまりと笑みを浮かべる。
触れた指を、耳をくすぐるように動かしてみた。
一度、また反応したならば、もう一度、と楽しむように。
「こんな名が良い、とか、そう言ったものはないのか?
名は体を現わすもの、もっとお主に似合う名もあるじゃろうて」
何て事を言いながらも、抱き寄せる事が出来、抵抗がそう無いならば、そのまま抱き寄せておこう。
胸は互いに触れているから分かる、背筋から、腰付き、お尻の形やら、もっと確かめるように、手で撫で回してみて。
「ふむふむ…良いのぅ…せっかくじゃ、急ぎの用とか無ければ、妾に付き合うが良い。
あぁ、用は無いとか言っておったな…ならば、付き合えるな?」
唇を耳元に寄せ、そう問い掛ける。
■フィーア > 「ひぅ、ん、んっ、は、ふっ……」
耳をくすぐられれば、甘い声を漏らして震え。
何度も楽しむうちに顔を真っ赤にしていってしまい。
「……ぇ、ふぇ……? えっと……
……思い、つかない、です……」
唐突に言われてもわからず、愛撫されながら腕の中で震え、声を上げて。
撫でまわされる度に甘い吐息を漏らしてしまう。
「ぇ……つき、あう……?」
小さく首を傾げ、寄せられた吐息すらぞくぞく、とするようで。
■タマモ > 面白い、普通に面白い。
耳を弄られる少女の反応に、指は止まらずに動き続ける。
「ふむ…確かに急に言われても、簡単に思い付くものではないじゃろう。
気が向いたら、考えてみるが良いじゃろし、誰かに問うてみても良いか」
続く言葉と同様に、少女の体を弄る手も止まらない。
その動きは、次第にはっきりと反応が見える場所を集中し始めて…
「うむ…ほれ、少しだけ移動じゃ」
まだ側に、冒険者であった女が倒れたままだ。
楽しんでいる途中で、何かあっても面倒だと、そう伝える。
ある程度楽しんでから、弄る手を一度止めれば、再び腰を抱いたまま、その場を後にして。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地裏」からタマモさんが去りました。
■フィーア > 「ぁ、ん……っ、はぅ、ん……っ」
恥ずかしそうに声を漏らし、くねらせながら喘ぎ。
触れられるたびにびくびく、と震えてしまい。
「ぁ、の、もし、かして……」
その行為の意味を察したのか顔を赤くしたまま上目遣いに見上げ。
そして、腰を抱かれたまま連れ去らわれて……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地裏」からフィーアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 年明けの浮かれた空気の中、今日も酒場に一人の巨漢。
ウーッスと適当に挨拶をかけつつ、扉をばたんと乱暴に開けた。
――が、どうも客がいない。はて、と首を傾げた。
店主が言うにはどうやら、みんなこんなときは自宅で一杯やってるんだとか。
「はン、なるほどねえ。――ったく、俺みてエな根無し草もいっぱいいるだろうによう。」
そんな奴らまで姿が見えない。ちぇーと不満そうにぼやきつつも店内へ。どっかりと暖炉の前に座り込んだら、酒を注文した。
その間ぐるりと回りを見回すが――あれま、ほんとに客が、ほとんどいなかった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にセラさんが現れました。
■セラ > 身内での新年の祝いを一通り済ませて、時間が空いた。
となれば、気分を変えて庶民的な雰囲気に浸って酒でも飲むかとふらりと足を伸ばした酒場。
入ってみれば、予想外に人気が無いのに少し戸惑い店内を見渡したが、特におかしな雰囲気もないと気を取り直して暖かそうな暖炉付近へと席を取り。
甘めの酒でと適当な注文を放り投げてから、嫌でも目立つ巨躯へと目を向け。
連れのいなさそうな様子に、この店は寂しい連中が集まってるのだろうかと、注文の品が来るまでぼんやりと眺め。
■イグナス > おや、と視線を回す途中に見つける姿。
暖炉の近く、気づいたらそこにた、という感じ。ついでに視線も合う。
駄弁る人間もいなくて、人気の少ない酒場で目の合った美人となれば声を掛けない理由もない。
ごとん、っと椅子を移動させて傍までやってくれば。
「いよう、こんばんは。
お嬢さん一人?いや、話し相手もいなくてよゥ、良かったら一緒にどう。」
ぐいと己のグラスを挙げて言う。
へらへらとゆるーい感じの笑みと緩い態度、ともすればナンパ…いや、まんまそれだ。
女性と酒やら食事を楽しみたいって下心を特に隠さず近づいた。
■セラ > 「こんばんは、おじさ……おにいさん。
見ての通り、連れはいないから話し相手になるのに異存はない、が……」
出て来てのは果実酒。何のかはよくわからないが、香りも悪くないとグラスを手に取りながら寄ってきた相手へと顔を向け。
近くで見れば、やはり大きいなと自然と見上げる形になりながら、その並外れた大きさに人外の血のひとつでも混じってそうだなどと感想を抱きながら、誘いに対して頷きを返し。
少しばかり、口にしかけた言葉に修正をかけ。
「見たところ、そちらもひとりのようだが。この店には連れが居ないのが集まっているようだが、こういう店なのか?」
ぐるりと店内に視線を巡らせ、人気の無さに苦笑じみた笑みを浮かべて、ここは静けさが売りの店なのかと言葉を投げかけ。