2018/01/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 新年の祝祭で賑わう王都の大通り。
その賑わいの中に混じる形で、金髪の男はズダ袋を肩に引っ掛け歩いていた。
緩い笑みを浮かべ、周囲の喧騒を微笑ましげに眺めつつ。
「──いやあ……流石に年明けだけあって皆テンション上がっちょるのぅ。
とゆーワケで戻ってきたぜ王都ッ。……本来の予定よりはちょっと僅かに遅れてしまったがな」
諸事情によりしばらく王都を離れていた男は、そんなふうに独りごちる。
本当は年を越す前に戻ってくるつもりだったのに……と少々不満げな呟きも付け足しながら、
やがて広場までやってくると空いたベンチにドカッと適当に腰を下ろし。
「ふー。……さてとりあえず今宵の宿を確保せねばならんな。
この賑わいっぷりだと宿屋系は空いてるところが少なそうに見えるが……」
カシカシと頭を掻きながらそうつぶやくと、座ったまま腕組みをしてどうすっかなあ、と軽く唸りながら悩み始め。
■エレイ > 「……ほむ。こういう時は悩むより行動だな。とりあえず……適当に行くとしますかッ」
暫く悩んでいたが、特にいい案も思いつかなければ何かしらの転機が訪れることもなく。
フンスと鼻を鳴らすと勢い良く立ち上がり、ずだ袋を担ぎ直してその場から大股で歩き出し、
人混みの中へと姿を消していって──。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフラストさんが現れました。
■フラスト > 初日の出。少し曇り空からでも見えたそれを全身に浴びるのは、
褐色の肌、鍛え上げられ引き締まった筋肉を革鎧の中に縛り上げる。
「さてっと……新年も明けましたし、体を鍛えますかね?」
地面をブーツで蹴りながら、感触を確かめる。
そのまま、地面が爆ぜたような力強いダッシュ。
全くの制止から地を這うように大きく1歩前に出す。
そのまま勢いをつけるように2歩、3歩。
そこでくるりとターン。180度周り、勢いを殺しながら、再び力強く地面を蹴る。
超短距離ダッシュ。スタートの負荷を何度も足に課することで、走るために使う筋肉を激しく刺激する。
■フラスト > 「おっと」
急に止まると、ぶるりと体を震わせて。
「トイレトイレ」
そのまま汗をかいたままその場を後にする。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフラストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフラストさんが現れました。
■フラスト > 「ふぅ……トイレ寒かった」
再び公園に現れたのは、先ほどの褐色の男。
軽くその場を飛び跳ねながら再び体を温めなおして。
「よっと!」
そして再びダッシュ。3歩進んだら勢いよくターンしダッシュ。
およそ3分間その超短距離のスタートダッシュを繰り返すと、いったん止まりその場で軽く飛び跳ねて。
「しゃっ!」
1分の休憩。まるで飛び跳ねるように、今度は後ろ向きに走り出す。
前進する筋肉だけでなく、後退時に使う筋肉。
同じように男は地面を蹴り、3歩進んだ後ターンして振り返り後ろ向きに走って。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
再び1分の休憩。
そして終わると
「せいっ!」
反復横跳び。横に這うように飛びながら、左、中央、右、中央、左の順に両足を大きく広げ飛び跳ねる。
■フラスト > 繰り返し繰り返しダッシュ、バックダッシュ、反復横跳びを休憩をはさみながら繰り返す。
男の汗があたりに飛び散りながら全身が汗まみれになるのを感じて。
「ふぅ………」
そして6サイクルほど繰り返すと。
男はうつぶせになりながら、両手で地面を支える。
俗にいう腕立て伏せを始める。
きわめてゆっくりでもなく、早くもなく。
一定のリズムを繰り返し、地面にキスができそうなほどの伏せ状態から一気に腕を伸ばす。
■フラスト > 段々と男の腕立て伏せが力強くなる。両手で地面を強く押し出し、
上半身を宙に浮かせながら、着地するまでに手をたたいて見せる。
激しく、力強く。
男の体が、上体が宙に舞い、着地するたびに腕の筋肉が血管を浮かび上がらせ、脈動する。
「よっと!」
そして時折腕の幅を変える。全く両手が付いた状態。胸元、心臓に重ねるように置きながら肘を曲げ、
次には脇の舌を90度、ほぼ両腕が一本の線のように広げながら肘を曲げる。
交互に変えながら動くたびに汗が飛び散り、地面に男と同じ姿の水たまりが出来上がって。
■フラスト > 「ふぅ……」
ゆっくりと立ち上がると、汗をそばに置いていたタオルで拭きながら。
「風呂でもいくか」
公園を後にする。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフラストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区居酒屋」に白雪さんが現れました。
■白雪 > (古今東西夜の賑わいを放つと云えば、美味い酒と肴とを出す居酒屋だと決まっている。この店の常連であるらしい仕事帰りの労働者やガラガラ声の酔っ払いに交じって、カウンターを占拠するひとりの娘。供された酒は何杯目になるのだろうか、白い頬に酔いの赤味をありありと見せて干したグラスをカウンターに叩きつけた。ぷっはー、と優美な出で立ちとは不釣り合いのオッサ…基庶民らしいため息が聞こえる。)…こっち、にィ、お酒もーいっぱい!…なぁによ、払いのこと気にしてんのぉ?わたぁしのこと誰だと思ってるのよぉ。良いから持ってらっしゃいったら!(グラスを重ねれば重ねる程に琥珀眼光に凄みが増してくる。酒量を気にした店員はお酒のお代わりをやんわり諫めているようだが、どうにもそれが気に入らないらしい。空のグラスを片手に持ち左右へ振って、その辺の酔っ払いに負けない程の大きな声を上げるのだ。)いいからーっ、わたしのおさけー!
ご案内:「王都マグメール 平民地区居酒屋」にケラノスさんが現れました。
■ケラノス > 最近金欠気味…まぁ、冒険者も傭兵も何もしておらず当然なのだが…だったが、そこらの絡んできたチンピラなどをぶちのめしていたら臨時収入をゲットした。
と、いう訳で適当に平民地区にある店で食事でも摂ろうと訪れたのは、偶々目に留まった居酒屋。入る前から地味に面倒になる予感はしていたが、構わず店内に足を踏み入れて――…。
(……うわ、タチの悪ぃ酔っ払い?のガキがいやがる)
店内の光景をザッと見渡してからボソリ、と心の中で呟く。店内は盛況だが、とあるカウンター席の一角。銀髪の少女と店員のやり取りに目を細めて吐息。
…しかも、困った事に盛況だからかその少女の両隣くらいしか席が空いていない。
絡み酒は御免だ、というのか男も女も彼女の隣に座る様子は無さそうで…。
ここで回れ右、をして別の店を探すという手段がお利口さんなのだろうが、それも癪なので足音も無く近寄れば。
「隣、邪魔するぜ。…ああ、俺ぁエールを一杯。大ジョッキで」
と、一応少女に断りを無造作に入れてから隣に腰を下ろそうか。背中に背負っていた太刀は一度外し、己の脇…カウンターへと立て掛けておく。
■白雪 > ねーぇ、おーさー……、…ぁ、どーぞ
(気が付けば空席などほとんど見当たらない繁盛っぷり。カウンター席も先ほどまでは間隔を取って座れたものが、右も左もびっしりと客で埋まり始めていた。しかし盛大にグダ巻く少女の横は、出来るだけ避けておきたいと思われたのだろう。隣に腰かけた偉丈夫も中々どうしてぎこちない。)
……狡い。……ねー、おにーさんのエールは出て来るのに、わたしのはぁ?
だからー、支払いは大丈夫だって言ってるでしょー?帝国仕込みのねぇ、お薬がたーんと……
(さて、店員と隣人とのやり取りを何気なしに見守っていた貌に皺が寄る。散々待たされている身としては、羨ましい限りのスピードでエールと肴が供されるではないか。何それ狡いと眦釣り上げ、ぶすくれた様子で頬を膨らませた。尤もこれはある種店員の善意と危機管理能力が導き出した結果と云えよう。女一人で盛大にグダ巻く酔っぱらい何ぞ、どんな面倒を呼び込むか分からないからだ。)
■ケラノス > 男としては自然に腰を下ろしたつもりだったが、矢張り面倒になる予感もあって乗り気ではなかったのだろう。若干のぎこちなさというのはそれだ。
とはいえ、自ら席に腰を下ろした辺りで、周囲からチャレンジャーだなアイツ…!的な尊敬?の眼差しを向けられた気がする。正直ウザい。
「……帝国……ああ、シェンヤンの事か。」
少女の言葉に反応するつもりは全く無かったのだが、シェンヤンには一度二度程度だが足を運んだ事はある。
迅速に出されたエールのジョッキと、適当なツマミに手を伸ばしながらボソリ。
…と、いうかまさかこの小娘は現金ではなく薬で支払いをするつもりなのだろうか?
ただの酔っ払いの戯言だと思いたいが…。チラリ、と視線を店員に向ければ辟易したような顔。
ご愁傷さん、と思うが自分には関係ないのでどうでもいい。ジョッキの中身を煽りながら、二人のやり取りを何気なく眺めているが…そろそろこの小娘がキレやしないかが問題だ。
その場合、店員はどうでもいいが隣に座る自分にとばっちりが掛かる可能性が非常に高い。
(…やっぱ違う店を探した方が良かったかもしれねぇなこりゃ)
ひっそりと溜息。まぁいざとなったら自分が黙らせよう。と、何気に物騒な事を思いつつ。
■白雪 > そーそーそー!おにーさん帝国のこと知ってるの?……まぁ普通知ってるわよねぇ…で、私はそこから来たんだけどね。
やっぱり国が違うと薬の原料になる薬草も製法も違ってくるのよね。その上帝国の神秘っていうフィルターが掛かって売れるのよ、これが!
…この国入る時手持ちのお金を両替して貰ったけどさー、今のところ商売の利益だけで何とかなっちゃう!すごいでしょ!
売れ筋は切り傷用の軟膏とぉー、回春薬とぉー、…ひっく、……毛生え薬かなぁー?
(店員と隣人とのアイコンタクトが漏れたのか、全くの偶然の賜物か。やおら少女は隣人へ貌を向け、ぐいと距離を詰めた。自信ありげな眼差しは、酔っぱらいつつも立派な商売人のそれだ。一頻り自身の商品を自慢した後、…ふらり、席を立って)
んー…ひっく……もっと話したいけど……っく、……眠気が限界よぉ。
おにーさん、私、白雪っていうの。この辺りで商売することもあるからさぁ、今度またお話させてよ。…じゃ、おやっすみぃー!
(ふわふわとした文字通り「浮足立つ」足運び。危なっかしいことこの上ないが、どうにか自力で歩きつつ、酒場を後にしよう。勿論支払いは薬品では無く、現金である――)
ご案内:「王都マグメール 平民地区居酒屋」から白雪さんが去りました。