2015/12/26 のログ
■フォン > さぁさぁ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃいっ!!
どれを取っても細工は一級品だよぉ~っ!!
(石畳の上に粗末な布を敷き、その上に煌びやかな宝飾品を並べ、声を張り上げている露天商。
露店の前を歩く人たち、一人一人にキチンと視線を向けながら宣伝文句を口にしていく男)
見た目はちょっと高そうで手が出ないかなぁ~?…といった感じだが、実はお手ごろ価格ばかりだ。
さぁさぁ、とりあえずは見てってよっ!
見るだけならお代はタダだよぉ~~っ!!
■フォン > (この王都に着てからこの平民地区と富裕地区の境目で露店を開いている男。
ある意味、名物となりつつあって、男が声を張り上げれば、徐々に人の輪が作り出され、
大半は野次馬ていどに商品を眺めるだけだが、中にはちゃんと商品を買ってくれる人も居て、
男の商売としては滑り出しは上々といった感じで……)
はいっ!まいどっ!
お姉さん、買ってくれてありがとうね。それを着けるとただでさえいい女っぷりが数割増しになるよぉ~。
おっと!はい、まいどっ!
お兄さん……俺の髪飾りを使って、ずっと狙ってる女性でも口説き落とすのかい?
もし上手くいったら、俺にもその友達でも紹介してよ?
男は買ってくれた相手に色んな言葉を掛け、親しみやすさを持ってもらい、これからの常連客に
なってもらおうと、積極的に話し掛けてみせていく商売テクニックを見せていくか)
■フォン > (男が露店を開いてそれなりの時間が経ち、露店の売り上げもそれなりに上がってきてると…、
空もだんだん朱に染まってきて…、男の露店の前に立ち止まる人数もだんだん少なくなってきてて)
さて……後もう少し店を続けて……本当に暗くなり始めてきたら、今日の開店は中断するかな?
(あくまで道行く人が居てこその露店商売……、人の往来が無くなってまで店を開いている必要は
ないと考え、閉店時刻を考えながらも、この時間になってもちょいちょいと売れていく商品を
丁寧にお客に手渡し、セールストークを買ってくれた人にしていく男)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にパティさんが現れました。
■パティ > (結局、王都に戻ってきても姿は元に戻らなかった。
第九軍に戻って話をすると、「その格好じゃ潜入もクソもないのでしばらく待機せよ」と、
至極当たり前の命令が下る。 男はそのへんにいるが、
女の子となるとそういうわけにはいかない。とどのつまり、
斥候としては使い勝手が悪いということだ。全く反論の余地はない。
取り敢えずその足で衣服屋へ向かい、適当に見繕ってもらう。
やけに扇情的な衣装がチョイスされたのは、きっとこの胸のせいだ。)
歩くたびに揺れるもんな、これ……
(小柄な身長にこの胸は、人目を引かぬはずもない。
人混みに紛れるようにして、とりあえず平民地区に入る。
うろうろしていたところで適当な露天を見つけると、ぴたりと足を止めた。)
へえー、こういうのも売ってるんだ…。
(露天の前にしゃがみ込み、まじまじと商品を見る。
きちんとこういうものを見るのも初めてだ。)
■フォン > (昼間は人通りの多い大通りだったが…陽が傾き、暗くなってくると……魔族…と呼ばれる者も
横行するこの王都では好き好んで出歩く人もほぼ居ない為、そろそろ露店を閉じようかと
考えていた矢先に小柄な少女が露店の前に立ち止まり、商品を覗き込んできているの察し、布の上に
座り込んでいた男が見上げるとそこには小柄な体にしては何とも豊満な胸を持ってる少女がそこに立っていて……)
お……おおぉぉ……、い、いらっしゃい……
どうだい?お嬢ちゃん、1ゴルドから商品は扱ってるけど、お一つ買わないかい?
(男の目線は明らかに規格外の少女の胸へと向けられているが、口から出て行く言葉は商売人らしく
商品の紹介をしていき、一つ買ってみないか?…と声を掛けてみせていって)
■パティ > ああ、そうなんだ。 財布に優しいんだな。
じゃあ…そうだな、耳飾りと…首飾りも。 それから
髪留めが欲しいな。パティは切ってって頼んだんだけど、
床屋さんに断られちゃったんだ。 値段はー、合わせて…
5ゴルドぐらいになるように調整して欲しいんだけど…
(相手の視線が自分の胸に刺さる。 谷間をしっかりと魅せつけるような、
一歩間違えれば娼婦と言われてもおかしくない衣装では、むべなるかなといったところだ。
いくつか手に取りながら、店員さんに問いかける。
お値段を提示しながらも、商品を確認。 素人である自分でも、
値段にしてはいいものがあるということがわかる。)
■フォン > (身長からいって…10代半ばくらいのといった感じの少女が耳飾り・首飾り・髪留めの3点セットで
5ゴルドで収めて欲しいとリクエストを出されていくと、男は頷きを示していき)
う~~ん?それじゃあ2ゴルド・2ゴルド・1ゴルドの振り分けでいくかい?
それとも3ゴルド・1ゴルド・1ゴルドの振り分けでいくかい?
それによってお兄さんも選ぶ品が変わるからねぇ~?
(目の前の少女に一点豪華主義か……それとも平均的に飾りを選ぶ事を好むか、少女の好みを
問い返していく男……
口ではそんな事を言いつつも、目の前の眼福に対して、そのお礼を兼ねて、全品2ゴルド…
合計6ゴルドくらいのコーディネイトをしていこうかと考えたりもしている男)
■パティ > うーん……じゃあ、もう1ゴルド出すから、それで全部2ゴルド分の
やつでお願いしたいかも。 どうしようかな…こういうの、
あんまり選んだことがないから、わからなくて…
髪留めは安くていいから複数ほしい…かな。
だって、毎日同じなのは見る方も嫌だもんね?
(しゃがみこんだまま、目の前の相手に笑いかける。
普段と同じような気の抜けた笑顔だけれど、
その下にある大きな膨らみが余計アピールを強くするかもしれない。)
それでね、えっと…うーん…お兄さんのおすすめはある?
(ちょっともたもたした調子で問いかける。
結局のところ、品物自体は相手にお任せ、といったところだ。)
■フォン > それじゃあ……髪飾り2ゴルド・首飾り2ゴルド・耳飾り2ゴルドで……、髪飾りは1ゴルドを
2つって事でいいのかな?
(少女のリクエストに応えるように返事を返していくが…、屈託のない少女の笑みと
その下の豊か過ぎる胸の膨らみのアンバランスさが何とも男の劣情を誘ってみせていて)
それじゃあ……とりあえず髪飾りの1ゴルドはここら辺辺り…、耳飾りの2ゴルドはこの辺り…、
首飾りの2ゴルドはこの辺りかな……
(男はそう口に出しながら、とりあえず少女のリクエストに応えるような品揃えを振り分けて前に出していき)
そうだなぁ~?お嬢ちゃんの薄茶色の髪にはこの辺りが似合うんじゃないかな?
どちらかと言えば、髪飾りに重点を置いて身に着けた方がいいから…耳飾りと首飾りに関しては
お嬢ちゃんの趣味で合わせた方がいいんじゃないかな?
(1ゴルドの髪飾りの中から少女に似合いそうな者を男は幾つか選んで少女に見せていき、
首飾りと耳飾りに関しては少女の趣味に任せると丸投げしてみせていくか)
■パティ > うん! それがいいです! よかったぁ…いいお店が見つかって。
(相手の言葉に何度も頷いてみせる。
頷くたびに胸がたぷたぷと揺れる。 少し邪魔なので、
片手を胸の上に置くようにして。)
ふむふむ…髪飾りはこれで… それで、耳飾りはこれ…
首飾りはこれね。 うん、わかった。
(相手の提案に従順に頷く。 おすすめ商品を見て、
小首を傾げると長くなった髪が微かに揺れる。)
じゃあー…これと、これかな、耳飾り、初めてつけるかも。
(にこにこと相好を崩しながら、相手の言葉に答えて品物を選んでいく。
鎖のように長く、少し目立つような耳飾りと、
首にぴったりと収まる…首輪のようなものを選んで、これ、と指して。)
■フォン > (少女のリクエストに応えて、代金に見合った品々を少女の前に差し出し、チョイスは少女に
任せてみせると、少女は着々と商品を選びあげていくのを眺めていくと……)
まぁ、商品だけを見て、選ぶって言うのも結構酷な話だろう。
こいつを使って、身に付けた自分の姿を見て、似合うかどうかを判断してくれよ……
(男は傍らに置いていた植物を使った水筒……マグメールではあまり見ない…竹を使った水筒から
水を口の中に含むと…背後の壁にプゥゥーっと霧状に水を吹き、人差し指と中指を立てて、
念を込めていくと壁に噴き付けた水滴が壁の面で鏡状に固まり、覗き込めば鏡その物のように
なっていき、少女に商品を身に着けさせ、その姿を見てもらえるようにしていくか)
■パティ > たしかにそうかも…色々いいのがあって悩んじゃうなー。
(うーん、と首をひねる。 女の子のアクセサリは、思ったよりずっとバリエーション豊富だ。
相手が珍しい円筒を用意し、その中身を吹く。
まるで鏡のようになった液面を観ると、目を丸くした。)
今のってどうやったんですか? すごい…!
へえー、こういうこともできるんだ…。
ありがとうございます、じゃあこうやって、こう…。
(ためすがめつ耳飾りを付け替えて見る。
鏡の前にいるのは、れっきとした女の子だ。
少し恥じらうようにして髪飾りを付け替える様を見ると、
自分が今はただの女の子でしかないということを実感させられる。)
うん、じゃあー…これがいいかな、これっ!
(幾何学模様の入った、大きな耳飾りを指す。
これならつけ忘れたりしないし、自分がつけていることもわかるだろう。)
■フォン > (竹の水筒から水を咥内に含み、壁に吹き掛けていき……仙術でその水を氷に固めていき、鏡状にしていくと
少女が目を丸くさせながらも、その壁に作った鏡にその身を映していって)
まぁ……ちょっとした特技といった感じだよ。
(男がやらかした仙術に興味津々な少女に対して、ある意味本当な誤魔化しを口にしてみせつつ、
少女がアクセサリーを選ぶ様を眺めていって)
はいっ!まいどっ!!
もし良かったら、他の女の子にもウチの露店を宣伝してくれたら嬉しいな?
もし他の女の子を連れてきたら、お嬢ちゃん……ええ~~っと、パティちゃんだったっけ?
パティちゃんにはちょっとだけオマケを付けるようにするからさ……
(男の店の商品を気に入ってくれた少女に宣伝係を頼み、もし他のお客を連れて来てくれたらオマケをする…と
話をしていく男)
■パティ > 特技なんだ、すごーい……こういうの、今まで見たこと無い…
(口を半開きにしたまま、相手の”特技”にただただ感嘆するばかり。
相手にこれを買う、とアクセサリと代金を手渡した。)
ありがとうございます! はい、パティっていいます。
お兄さん、すっごく優しい! 通っちゃうかもしれないなー。
いやー、今日はありがとうございました。色々勉強できちゃった!
(相手のサービストークにふにゃふにゃと幸せそうな笑顔を浮かべて言葉を返す。
実際のところ、馴染みの店の一つくらいは作っておいた方が良いだろう。
きっと、女子は女子で独自の情報ルートとかがあるのだ。
ゆっくりと立ち上がって、相手に近づく。 相手が何もしなければ、
手を広げてぎゅっとハグするだろう。)
■フォン > まぁ……あんまり目立った事は出来ないけどね……
(男が告げた特技…という言葉に納得してくれた少女に『大した事は出来ない』と大嘘をかましつつ、
少女が買うと決めたアクセサリーの代金を差し出してくるのを受け取っていって)
まぁ、よっぽどの事……商品の仕入れという事でも無い限りはこの路地に座ってるから、
お金をどんどん出してくれそうなお金持ちなお嬢様でも引き連れてくれてくれたら嬉しいよ……
(男がこの平民地区と富裕地区の境目で商売している理由……、お手ごろな価格の商品で
平民地区のお客を集め、富裕地区の人間には思いっきり宝飾を施したお高い商品を売りつける為に
露天商を開いてる様なもの……、その宣伝役を少女に任せていくと……少女からはハグの御礼を受け、
その豊満な乳房の感触を男の……細身に見えるけれども意外と鍛えられてる胸板に押し付けてくるのを
受け止めていって……)
おっ!? おぉぉ……ああ、またおいで……
その時はまた別の勉強でも教えてあげるからさ……
(見た目からしたら何の穢れも知らない少女に見える彼女……、そんな少女に良からぬ勉強を
教えるかも知れない口ぶりをしてみせつつ、男は少女の頭の上に手のひらを乗せ、ナデナデしてみせていくか)
■パティ > えー、でもすごいですよ! こんなふうに出来るの、珍しいし…憧れちゃうかも!
(相手の大したことはない、との言葉に首を振る。
お願いにも言葉にうん、とおとなしく頷いてみせて。)
そうですね、じゃあ知り合いをいっぱい呼んできます。
今日は本当にありがとう…えへへ、助かりました!
(ぎゅっと抱きつくと、やわらかな膨らみが相手に押し付けられる。
微かに感じる男の人の匂いにひくひく鼻を動かした。
頭をなでてもらうと、とろんと表情を緩ませて。)
頭なでてもらうの、大好きです…じゃなくて、もう行かなきゃ。それじゃあ、また。
(このままだとずっと抱きついてしまいそうだったので、思い切って離れる。
相手にお礼を述べた後、手に入れたアクセサリを大事に抱えながら人混みに消えていった。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からパティさんが去りました。
■フォン > ははっ……まぁ、何度か常連さんを連れてきてくれたら、俺の秘密を教えてあげるよ?
(少女の屈託の無い驚きに男も笑みを浮かべながら、秘密を打ち明けるのはもう少し常連さんに
なってから……と話してみせていると、胸が豊かな少女からのハグを心地良く受け止めつつ)
ああ、待ってるよ。パティちゃん
(頭を撫でて見せた男の体から離れていく少女に男が挨拶をしていくと、駆け出していく少女を
見送り……他の客が来る見込みが薄くなったと感じた男は布の上に広げた商品を傍に置いていた
背負い袋の中に収め……石畳の上に敷いていた布も仕舞いこむと、その場から立ち上がり、
男は定宿に決めている宿へと帰っていくか……)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフォンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区にあるレストラン」にベルさんが現れました。
■ベル > 「おかわりください!」
食堂のお姉さんに追加の注文をします。
いったいいくつ食べるんだこの人という顔をされましたが気にしません。
とにかく今日は、戦争が終わったので
ずばり自棄食いです。
賭けの勝ち負けであっても、負けて楽しい物はありません。
「あ、このメニューの端一列5人前ずつお願いします!」
ご案内:「王都マグメール 平民地区にあるレストラン」にロトさんが現れました。
■ロト > 「お酒 売れていますかそうですか 毎度ありです」
いつのまにかいるのが酒を造り捌いて 今しがたレストランに酒を持ってきた少女。
見た目で既に人ではないが、魔族が酒を造って何が悪い寧ろつい最近まで王都で酒売ってましたが何も問われませんでいたよ。
問題ないでしょう、的に今日も今日とて王都にやってきた。
裏口のキッチン側で納品書と領収書の写しを貰い、酒樽を大量に納めた後は 労働のご褒美にと酒を一杯。
「…えらい 飲み食いしている方がおられますね…」
それも5人前をペロリと食べている見た目そう変わら無さそうな方が
とある席に腰掛けて …テーブルに積み重なっている皿の数がもう。
胃袋は無限ですか?と突っ込みたくなるが 裏口からホール側の通路に突っ立って見てた。
■ベル > 「あ、そうだ、お酒! ウィスキーの熟成の進んだの!
水とお酒を1:1の割合で……ジョッキで!」
料理が勧めばお酒も欲しくなります。
そういえば最近は食べてばっかりで、お酒を楽しんでいません。
うちの領土の醸造所、試飲しようとしたら怒られました
だから熟成期間が過ぎるまで、お外で飲むしか無いのです。
「あ、おつまみもお願いします、腸詰めの盛り合わせと……」
さらに追加注文もしちゃいます、厨房が戦場のようです
忙しいということは、すばらしいことなのです。
■ロト > 今しがた酒を卸したばかりの杜氏(ロト)、傍を今しがたの酒樽から出された酒がジョッキに注がれて運ばれていくのを見てた。
「……毎度あり。」
いや、飲まれるのは一向に構わないんです、呑まれれば呑まれるだけ
売れてお金になって潤うんですから。そう、主に酒造は手間暇がかかる商売です。
酒造所と言うのはお酒が熟成するまでは実際暇です、思えば自分の酒造地は100年単位で掛かりましたね、と思っていたが。
「あうっ」
邪魔だよ、と食堂のおねえさんに弾かれてよれた少女は ベルのいるテーブルにまで足が進んで ごんっとぶつかってしまったり。
■ベル > 「わあい、来たきた美味しい料理には美味しいお酒だよね」
運ばれてきたお酒を笑顔で受け取ります。
そして次々運ばれてくる美味しいお料理の数々
そして近づいてくる、一人の女の子。
「ほえ? ロトちゃん?」
その顔には覚えがあるのです、私もお世話になっているお酒造りの名人
そして、私の領地の各醸造所の責任者。
■ロト > 障壁とか物理的防御とか強い筈なのに 今しがた食堂のおねえさんに弾かれた少女。
テーブルにまで弾かれぶつけた靴が痛い、衝撃が諸に来た足が痛い。
「あ、ベルさま。…いつ見ましても、良い飲みっぷり 食べっぷりです」
酒造りの現場側杜氏とその上の土地提供者兼オーナーが久方振りに出会った瞬間。
ぶつかってそこそこに 一旦 スカートの端を摘まんで淑女の礼を礼儀に則ってやってみたり―ただ丈の短いスカートでやるモノではない。
■ベル > 「あ、ロトちゃん一緒に食べる? 飲む? 一人での食事寂しかったんだ」
ロトちゃんだと判れば、笑みを浮かべご飯に誘います。
一人ご飯も楽しいですけど、みんなで食べるご飯はもっと美味しいのです。
「そういえば、うちのお酒の熟成はまだ? この前試飲しようとして怒られて、それ以来口にしていないんだよ」
彼女にリクエストしたのはとびっきり料理がおいしくなる芳醇なお酒。
そのリクエストを全うするために、彼女にお酒の管理を任せているのです。
この前の試飲、樽単位で飲んだぐらいですごく怒られた
それはもう、文字通り鬼の形相で怒られました。
■ロト > 「少しだけですよ、呑むのも食べるのも。…お1人とは珍しいですが」
あれ、御付と部下は何処に行ったのですか?まさか撒きましたか、とか止め処無くセルフツッコミが止まらない。
ご飯と言うか飲むだけならとお誘いに乗っかるとしようと 挨拶そこそこにいそいそと向かいの席に腰掛けます。
「あと半月は待って下さい、ダークもレッドもエールが出来ません。
熟成して居ない酒はただのモドキですよ、今熟成に近いのはエールか洋酒ですとブランデーが宜しいかと。」
飛び地飛び地に点在しているからこそ 色々な酒が出来る。
ベルの領土でもひときわいい土地がエール…麦を作っている土地。
あんなに肥沃な土地は今後 一大エール産地に推したい処。
まだ熟成も済んでいない酒の種を樽で飲まれてキレたのは記憶に新しい。
酒に関しては口やかましい 酒以外は正直興味は薄い、戦乱だろうとせっせと酒を造っていたほど。
■ベル > 「ん、私は割と一人で出かける事多いよ……おつきの子とか可愛いから人攫いにあっちゃ困るしね」
自分の領地だとおつきの子は何人も連れますが、こっちに来るときは置いていきます。
一人の方が自由も効きますし、私一人のほうが安全ですからね。
「あー後半月でいけるのか……じゃあ、宴会に間に合うかな?
今度『大罪』のメンバーが集まる宴会をするの、たぶんアスティもお酒用意していると思うけど、多いほうがいいよね」
そう言って小首をかしげて訪ねます。
確か色々あって彼女の今の上司はアスティことアスタルテちゃんのはずだから。
「あと、コメのお酒の古酒も欲しいなぁ」
とまあ、欲しいお酒のリクエストをしちゃいます。
賭けに負けたので、宴会のホストをしなきゃいけないのですよ。
■ロト > 「そうですか。なら良いのですが…くれぐれもお気を付け下さい。
此処は王都ですよ、魔王であられるベル様は平気かもしれませぬが、
魔を祓う存在も居りますし。どうか。」
この方も一人か!どうも魔王に知り合いは何人かいるがほぼ一人を除き単体で動いている気がする。
この目の前にいる魔王も一人だ。心配の種が尽きないが心配しなくても平気かと若干和らいできた 気が。
「…えんかい? たらふく注文された方に魔王…ハス…おじさまや、アスタルテ様が居りますが…
ああ、薄々分ってきました、飲み放題宴会を為さる積りですね!うらや…げふんげふん。」
上司と言うか主君がアスタルテ様です、と、リクエストされた酒なら
今 手元にー異次元収納している中に入っているのであれば、と
「『宵の口 甕割』か『姫鶴左門 彼岸譽れ』ですが…これは小さな器ですが」
テーブルの上に樽ではなく丈夫な陶器で出来た器を二つ何処からともなく取り出し置いて
■ベル > 「もちろん判っているよ、この国には退魔族専門の軍隊もいるからね。
でも、この国には美味しいものがいっぱいあるんだもん、全メニュー制覇しないとね」
そう、これは私の本質であり願望、だから危険なのは判っていてもやりとげなければいけないんですよ。
まあ、いざとなれば緊急召喚もあるけどね。
「ん? ハスタさんは王国側に賭けてたんだけど、自分のためかな?
うん、飲み放題食べ放題、一番食べる私がホスト側だから遠慮もなくの宴会だよ」
「ん、ちょっと飲ませてもらっていい? 代金は後で払うからね」
そういって、御猪口を手にし、お酒を注いでいくのです。
まずは香りも確認してと
■ロト > 「その中でも第七師団でしたか オーギュストは注意です。一度討伐しかけられましてね…
彼自体が恐ろしいのではなくその兵器が恐ろしいのでありまして。
全メニュー制覇は近いですか 遠いですか もう制覇しちゃってます?」
実は二週目ですとかないでしょうね?『暴食』の魔王であられるベル様でしたらやって居そうで怖い。
その食べる…忘れていたが 呑むとか言っておいて彼女の食べる様でお腹がいっぱいになっていた。
「そうですか、おじさまらしいです。 どちらにしろ 私は参加資格がありませぬので、酒に限っては提供致します…」
「持ち運び用のモノですから どうぞ。ご入り用でしたら後程転移しておきます」
彼女が味見をする間 トントンと納品書と領収書を揃えて身支度を整えて居たり。
■ベル > 「そこはあれ、人間の知恵や工夫は特筆するものがあるのですよ」
はたしてそれは第七師団の兵器のことか、それとも食事のメニューの事か
は秘密なのです。
「まあ、久しぶりの『大罪』の集会だからね、またこんどうちのお城に泊まりにくるといいですよ
おいしい食事と温泉には困りませんから、あと歌をうたうための楽団、運動場などもありますよ」
そう言ってお酒をこくり、
「うん、三樽ほどおねがい、ちょっとずつ飲むお酒だからそれくらいで」
そろそろロトちゃんは帰り支度かな?
「すみませーん、デザートおねがいします」
というわけで、私もそろそろシメにはいるのです
ここのメニューにあるお菓子も今日で完全制覇ですよ
■ロト > 「人は智慧が回る愚かなナマモノですからね…油断も出来ませぬ」
そう、油断も何も出来ないが警戒もない。酒が売れれば客は選ばない。
何処までも酒のみに興味がある杜氏だった。
「今度…まぁ、日とその宴会と言うのが終わり次第に参りますよ?
土地にあう酒を造る為にも視察と土壌管理は欠かしませんし!」
「では、各々3樽 つまり6樽をベル様のお宅に置いてゆきますね。
ええ、私は明日も 冬は仕込み時期なので 酒造地に戻ります。それでは ごきげんよう」
深々と頭を下げると 席を立ち、それではと言うだけ言ってその店を後にしてゆきます―