王国南部、オリアーブ島を囲む「南海」の対岸に造られた、城壁で囲まれた要塞都市。
遥か南の異国や、南方の諸民族の侵攻に備え、南方経営ために造られたが、そのような事態は起こることがなく、基本的に平穏な都市となっていた。
非常に堅実な手段を取ることで有名だった。しかし、前述するように南の異国の侵略などそういった事態は起きることがなく、ほとんどこの城塞も意味がなくなり、
堅実なる街という称号のみがその名残を残すものとなっていた。
周辺に村が幾つか存在し、王都周辺での争いとも遠いため皆比較的穏やかに暮らしており、オリアーブ島については神の島として神聖視していた。
しかし、「ティルヒア動乱」によりこれらの状況は一変する。
開戦当初、一気にフラ=ニスは攻め落とされ、ティルヒア軍のものとなった。そして、城塞都市としての性格を取り戻すこととなる。
現在は王国軍によって奪還され、王国軍のオリアーブ地方での拠点となっており、激戦地の一つでもある。
周辺の村は戦闘に巻き込まれ、悲惨な状況にあることが多くなっている。
→現在は王国軍が取り戻しているとしてありますが、開戦直後という設定で、取り戻す以前のティルヒア軍との戦いの場所としての使用も可能です。
多少整合性に問題がある場合も出てくるかもしれませんが、あまり深くお考えにならないようお願いします。
※イベント「ティルヒア動乱」に伴う特設チャットルームです。
イベント終了後に削除する予定ですので、ログの保管などはお忘れなく。
フリー設定ルームですので、「堅実なる街フラ=ニス」内部の施設などとしてご利用ください。
●この部屋には固定パスワードが設定されています。
参加者(0):ROM(1)
Time:21:52:34 更新
ご案内:「◇“堅実なる街”フラ=ニス」からリナーシェさんが去りました。
■リナーシェ > ややあった後、引っ込んだままだと流石に仕事にならないので縁に顎を乗せるみたいにそろっと顔を出し。
「今のところ何の変化もなーし……だよね。やっぱり海の向こうは、なんだか」
妙な感じはするけれど。
とは、うまく言葉にできない、本当に感覚的なことだから心の中だけで呟いて。
とりあえず、月の高さからすれば交代までは後一刻も無いだろうから………もうしばらく、寒空の下で頑張ろう。
金色の瞳に凪いだ海面を映し、また一つ吹き抜ける風が白い吐息を散らして消した。
■リナーシェ > もちろん自分だけが見張るわけじゃない。他にも冒険者や傭兵による臨時の見張りもいるし、元々役割を持つ兵士もいて巡回しつつの交代制だからみんな同じように寒いわけだけど。
「それでもー、寒いものはさむいわけでー……うう、交代までどれくらいだっけ…」
フードをかぶり、マントで身体を包むようにしつつ、冷たい指を絡ませて。暖を取ると言うか寒さに頑張って抗いながら、時間の経過を待ちわびる声音。
ティルヒアの軍勢を押し返し、オリアーブ島へと攻め込んでいる現状は最早大勢も決し、あとは時を待つばかり……と言われているし、それ自体は自分も疑うところはない。
だからって警戒を解いていいわけじゃないし、まだなにか…なにか、はっきりしない予感がある。だからこうして依頼も受けているのだけど。
「…ひぅ」
勢いが強いとまでは言わないものの、マントの裾をめくるような一陣の風は冬の寒さを乗せた潮風。
黒い猫の耳と尾の毛がぞわぞわ逆立つような寒気が走って、城壁の縁を囲う壁に身を隠すよう屈み込んだ。
なんていうかもう寒くって、誰か来てくれたらともかく抱き着きたいくらい。
■リナーシェ > 街全体をぐるり、取り囲むように建造された強固な城壁。
建造された目的を果たすことも無く長い時を平穏に過ごしたかと思えば、この短期間の間に役目を得て、また苛烈なひとときを過ぎた今は静けさを取り戻しつつある街……まだ爪痕の生々しさも残る有様を見下ろしてから、オリアーブ海へと身体ごと向き直る。
城壁の天辺、最も高い位置に設けられた通路は天井もなく吹き曝しで。
「…はふ。寒いなあ……」
吐き出す息も白く靄がかる。
両手に吹きかけ、摺り合わせながら黒々と夜の更けた海を見渡すのは警備としての依頼を受けてのこと。
猫科の暗視能力と身軽さを活かし、何かあればすぐに連絡・対応するようにと言うそれを引き受けたのはいいけれど、この時期の潮風は身に沁みる。
ご案内:「◇“堅実なる街”フラ=ニス」にリナーシェさんが現れました。
ご案内:「◇“堅実なる街”フラ=ニス」からオルヴァ・フォンロークさんが去りました。
■オルヴァ・フォンローク > オリアーブ島への船に旗が上る。
積み込み完了の合図だ。船旅は苦手だと険しく眉をひそめる。
「強酒をありったけ飲んでおかないといけませんね。」
やれやれと首をふり、嫌そうに船に乗り込んだ。
船は比較的安全ルートを進み南海へ去っていく。
「……潮臭いのはどうも苦手だ。うぷ。」
■オルヴァ・フォンローク > 王国から船で補給物資を運びオリアーブ島へ。
オリアーブ島から船で亡命者を運び王国へ。
その中間地点で積荷のチェックを指示して空を仰ぐ。
「ああ、こういった仕事は苦手だ。
商人たちも目ざとい。祭りのようだな。」
人が集まれば利益もでるか……。
潮騒と喧騒の音を聞きき、仕事が終わるのをまつ。
こっそりと街に入港すれば良かったと思い、ため息をつく。
「やれやれ、活気付く者を斬るわけにもいかないか」
■オルヴァ・フォンローク > フラ=ニス港の一角。
「困った……。いや、コレが悪いわけではないですね。
前までが便利すぎましたね、いやはや。」
騎士が金髪を輝かせコツンと剣の柄尻を叩く。
現在の装備はその辺で売っていたゴルド紙幣で買える普通の長剣だ。
大げさに天を仰ぎ、嘆いているようだ。
しかし大根役者のような、うすっぺらい紳士然とした雰囲気がする。
要するに気持ちが悪い。偉丈夫なのに……。
「オリアーブでは市街地戦ですか。ふむ、職人の保護は上手くいってると良いですがね。」
フラ=ニスで亡命者の密航手配にオリアーブ島へ渡った軍への補給手配を進めている。
フラ=ニス港はかなり忙しそうな賑わいだ。
壁にもたれその光景を眺めている。
ご案内:「◇“堅実なる街”フラ=ニス」にオルヴァ・フォンロークさんが現れました。
ご案内:「◇“堅実なる街”フラ=ニス」からリーシュさんが去りました。
■リーシュ > 食料をある程度渡し終えたところで立ち上がり
「さて、新しい食料を持ってこようかしら」
とつぶやいて姿を消した
■リーシュ > 数人に食料を手渡した後、人が途切れた時に腰を下ろして
「それにしても、食料もあまりいきわたっていないみたいね
持ってきた食料がすぐに底をつきそうだもの……平穏な生活に戻るのも時間がかかりそうね」
深くため息をついて豊かな乳房を揺らし空を見上げる
■リーシュ > 路上の一角に背負っていたバックを下し、バックの中から様々な食料を取り出し、茣蓙を引いてからその上に食料を並べていく
「ふぅ……これでいいかしら」
人が数人近づいて来れば、声をかけて
「あ、どうぞ、協会からの差し入れです。遠慮なく持って行ってください僭王の支配もあとわずかです。皆さん頑張って耐えていきましょう」
食料を渡しながら国王を僭称する女王を批判していく
■リーシュ > 王国軍に奪回され王国軍の兵士の姿があちらこちらに見える街の中で一人の女がゆっくりと大きいバックを背負い不機嫌そうな表情を浮かべて歩いていく
周囲には戦争の爪痕が痛々しく刻まれ、燃えた家屋も放置され気味で、路上に住民らしき人が座り込んでいて