【イベント『王都から騎士団・冒険者等への緊急要請 「血の旅団」討伐依頼』開催中】
現在、王城の地下では「血の旅団」が占拠する城塞都市アスピダ攻略のため、大出力の魔導機械の改造や開発が研究されている。
また、魔導機械開発のための魔力を補うために、秘密裏にミレー族を王城地下に集めての魔力の吸収が行われている。魔力の吸収のためには性的な絶頂をさせるのが効率的であるとされ、そのために魔導機械に拘束されているミレー族の姿も見える。
王都マグメールの“王城”
その名の通り、王族が住む城であり、増築を繰り返しているためかなりの巨大さを誇る。
城内には王族のための謁見室や私室、浴場などが完備されている。
城外やその周辺には王族のための邸宅が庭園、様々な施設が存在する。
最も安全に思われがちだが、実際には王城内で、王位継承権をめぐる様々な争いや陰謀が起きている。
王位を狙う王族はもちろん、王位を狙っていない王族であっても、政争に巻き込まれることはあるだろう。
か弱い姫を狙って、毒牙にかけるような大臣や役人も最早珍しくはない。
罠にはめられて奴隷に落とされる王族とて存在している。
城の中とて、安全ではないのである。
地下牢や調教室など、歴代の王族の悪趣味な私設もここには存在している。
※王城やその周辺として様々なシチュエーションや施設を考えてお入りください。
王城ですが、理由さえあればどのような身分の者でも入ることができることとします。
参加者(0):ROM(1)
Time:22:01:52 更新
ご案内:「王都マグメール 王城2 夜会」からメアリーさんが去りました。
■メアリー > 煌びやかなドレス。そして素性を隠す仮面。
其れと打って変わり給仕は下着姿の方がマシであろう
布面積の少ない衣装で奉仕させられている。
所謂有閑階級の集い。それも男子禁制の、である。
万が一にも火遊びが表立ってしまえば問題になりかねないそれも、
同性を相手にしているとなれば幾らでも誤魔化しは効く。
そんな狂気と飽いた先の欲望渦巻く中で淡々とシェイカーを振る。
じぃ、と感じる視線は獣人族の物。
同じ亜人であるのに身なりを整え肌を晒す事もない、その不公平感といった所。
「……貴女達と、立場は変わらないわよ。きっと。」
慰めでもない、唯の事実。肌を晒していないだけで向けられる視線の類は同類。
富裕地区の馴染みの店からの手配と信じた自身が愚かだった。
他にも幾人かのバーメイドがマドラーを、シェイカーを手にしてはいるが、何れも亜人であったから……。
勿論、仮面を付けた淑女同士、踊り触れ合い中座するのは日常茶飯事で、
時折響く悲鳴とグラスの割れる音は給仕が見初められた証。
今は唯、給仕へ提供する酒を無心で作り続けていた。
ご案内:「王都マグメール 王城2 夜会」にメアリーさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城」からバティスタさんが去りました。
■バティスタ >
そんな折、聖女を見つけ走り寄ってくる人影。
見覚えがある…と思えばつい先程まで弄んでいた有力貴族の小間使い。
今宵開かれる夜会に来賓扱いで顔を出していただけませんか、とのこと。
──そういう場となれば護衛を外せはしないだろうけれど。
構いませんよ。謹んでお受けいたします。
そうして天使にような微笑みを向ける聖女。
どうせ今日は王城で部屋を借りて宿泊することになる。
──それに、そういう場所でなら新しい玩具も見つかるかもしれないし。
そんなちょっとした打算も含め、聖女は快く返答を返すのだった。
■バティスタ >
「(正直ちょっと、物足りないけど)」
ぺろりと色艶の良い唇を紅い舌が舐める。
豚のような雄ばかりを躾けたり飼ったり。…それだけでは少し刺激が足りない。
安定、安寧、大型化した騎士修道会はちょっとやそっとでは揺るがない。
…そうすると、もっと火遊びもしたくなってくる。
王都の花街に遊びに出させた護衛の聖騎士達が戻って来るまでにはまだ時間はたっぷりある。
何か面白い相手でもいないかしらと聖女は王城の廊下を歩む。その異色の瞳は次の玩具を探して。
■バティスタ >
───バタン。
マグメール王城、貴賓室などが並ぶ廊下。
後手にそんな部屋のドアを閉める、年端もゆかぬ童女の姿。
「──、さて…次は……と♪」
…数分前までにこの部屋の前を通った者なら、実に耳苦しい雄の声を聞いたことだろう。
興奮し、獣声をあげ、肉欲を満たす吠え声をあげる豚。
例えるならば、そんなところか。
宗派の一つを束ね崇められる聖女を獣欲の捌け口とし、汚し、魔悦を得る。
そんな背徳的な快楽に飼い慣らされている王国貴族は一匹や二匹ではない。
大口の寄与献金、表沙汰にはならない水面下での物流。
そして聖女自身の持つ歪みきった愉悦を満たす──彼らは実に都合の良い手駒である。
ご案内:「王都マグメール 王城」にバティスタさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城・一室」からエリザベートさんが去りました。
■エリザベート >
「よぉし、そうと決まれば善は急げじゃ」
確か彼の貴族が開く夜会が近くあった筈。
誘われてはいないが、紛れ込んでも別段問題はなかろうと席を立ち。
「…と。いかんいかん。肌身離さず持っておかねばな」
ゴシックテーブルの上から裏帳簿を手にとり脇に抱え、軽快な足取りと鼻歌と共に部屋を後にした。
■エリザベート >
「おっ、こやつは…確かでぶでぶに肥えたムカつく顔のヤツじゃったな…王女に手を出しおった…」
見覚えのある名を見つけ、眼を細める。
証拠を掴みきれずに野放しとなっていた小悪党。
自らが魔術の教育をしていた王女の一人を貶めた醜悪な貴族男である。
──これで尻尾が掴めたと、白魔女は北叟笑む。
「くく、さてどんな目にあわせてやろうか…♪
ただの問題提起では済ませてやらぬからな~♡」
まさに必殺の武器を手に入れたかの如く、心が踊る。
世直しは女の趣味が一つ。此れまでにも悪どい行為を暴かれ、曝け出された者は多い。
牢獄送りになった者もおり、相応に女はそういった悪徳の連中からは煙たがられていた。
そんな女が裏帳簿を手にする──危険以外の何物でもない。
■エリザベート >
王城にいくつかある個室。
使われる用途も様々なそんな一室にて。
「さぁて、こいつはどうしてくれようか…?」
白いゴシックテーブルの上に乗せられた一冊の帳簿。
帳面の表には何も書かれていないそれを見下ろす龍眼の女は不敵に笑みを浮かべていた。
これぞまさに裏帳簿。
裏金、献金、様々な表には出せない記録が残された一冊。
その内部に出てくる名には悪徳と噂される名がズラリ。
そしてそれだけでなく、表向きは怪しい動きなどしていなかった家の名も連ねられている。
「一斉に炙り出してやるのも面白いが、一人ずつ吊し上げてやるのも良いか♡」
帳簿を紐解けば裏であくどいことをしている者だけだなく、それと繋がる人間までもが見えてくる。
侍従の一人が手に入れてきたこの帳簿こそまさに、王国の闇そのものであった。
ご案内:「王都マグメール 王城・一室」にエリザベートさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城 夜会場」からファルスィークさんが去りました。
■ファルスィーク > 折角の夜会に僅かでも水を差した事に対して、後程、主催した貴族へ詫びの品と言葉とを送る事にして、再開された音楽を聴きながら、向けられる目線に気付けば其々に笑顔を向けておくのは、誰か認識しているというのを込めて噂話と言う娯楽の種への牽制も含めての。
己だけならばまだいいが、女性まで巻き添えになるのはよろしくない。
毒牙に掛けられようとしている……と、同情を向けられるくらいが丁度いいのか。
「ふむ……私から見れば存分に咲き誇り、香りも豊かに思えるのだが」
添え花の方が目立っているように思える。との続きの言葉は、女性にだけ聞こえるような囁き。
周囲に配慮してのドレスは落ち着いており、意識して選んだものであるのだろう。
誘いの言葉に応じてもらえるのであれば、手を差し出してエスコートをしつつ喧噪より離れれば静かな夜気と星空を見上げつつ、庭園へと赴いていくのだった。