王都マグメールの王城近くに存在する富裕層が多く住む地区。
基本的な住民は貴族や資産家などになる。
豪奢な邸宅や劇場、音楽堂など文化的な施設が多い。
中には、アングラで悪趣味な施設やクラブも存在する。
見世物などにされる奴隷などは少なくない。
貧民地区や平民地区に比べれば治安はさらに良い。
しかしここも全て安全というわけではない。
金持ちほど人に言えない趣味を持っていることは多い。
ここに住む人間は特権階級が多い。
権力を持つ者が何か無法なことをしたとしても、もみ消されたり、衛兵たちも見なかったことにすることがあるだろう。
※富裕地区です。様々なシチュエーションや施設でお遊びください。
ご自身で考えた施設や、貴族の邸宅内などでもOKです。
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Time:15:22:15 更新
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 どこかの夜会」からレディ・レッドさんが去りました。
■レディ・レッド >
月明りが濃い 中の談笑や奏でる音とは違い静寂
まばらに見えるのは、酒の火照りを冷ます者 一人の時間が恋しくなった者
そして同じように煙が欲しくなった者だろうか。
「さて、どれくらいで迎えに来るかな。」
カツンと置かれるテラス縁の杯
ピラミデ型の吸い口の先が細まるコロナサイズのそれ
美しい肌を思わせる焦げ蒸すような色味の葉巻が金属筒から取り出される。
先端をバチンと切り落とされるギロチンのようなシガーカッター
やや長い鬼歯と鬼歯の内側の角に葉巻を固定するように挟み込んでしまえば、長い燐寸
それが適当な壁面へと擦りつけられ、一瞬激しく燃え広がってから落ち着いた火種
横向きにした柄まで広がって火が大きくなったところで、先端の部位を包むように火が焦がす。
甘い煙と白く濃いそれ。
舌先を辛くするような刺激は肺に納めず口の中に転がすから余計に辛みが残る。
「―――ふぅぅぅぅぅ…、…。」
ドラキュリーナにとって、薔薇の花 血 溶かしたチョコレート 酒精
それ以外で唯一口にするだろう煙の味。
磨かれたような白い牙の内側で、煙を愛でるように吹くようにではなく柔らかく押し出すように。
■レディ・レッド >
夜の夜会 冬の月が濃く出ている
雪深い北の城を構える伯爵の空ならきっと濃い灰色の独特な雪雲が空を彩っていただろう。
だがここでは白い吐息と暖かい毛皮の外套などが目立つ中でも、まだ深々と積もる雪景色と灰色の空ではない。
現役を退いてる夫と腕を組み、人の群れる中で異質なアルビノ色と常若の人相
喪服とは違った黒いゴシックドレス姿
華やかさや流行色、または相手の色を取り入れる仲睦まじさとは違う
その夜のような一色とストールに編まれた蝶の意匠だけで完結していた。
しかしその銀色の髪 白い肌 赤い瞳
夫の肩へと頭部をすり寄せ預けられ、下から夫を見つめる姿
ドレスに取り入れるとも充分に仲の良さは映し出している。
見つめ合う互いは柔らかく瞳の形を変えながら、都度向かい合う同士で会話を重ねていく。
「また後で会いましょう、“私の勇ましい人”。」
けれども現世の出来事など長生きしているせいか飽きが早いレディ・レッド。
適当な位置で夫の手を離れてしまえば、蒸留酒の入った杯を片手に赤い裏地のヒールの音
それが静かになりながら夜のテラスへと赴いていってしまった。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 どこかの夜会」にレディ・レッドさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 ナイトクラブ」からリュミエールさんが去りました。
■リュミエール > その手から、トレーが落ちて音を立てた。
人込みの中、伸ばされる手は一人分では済まなかったかもしれない。
いずれステージの上で、その姿はさらされる事となるだろう──。
■リュミエール > すれ違いざま、トレーの上からグラスを持ち去る人。
手を上げてお代わりを要求する人。
補充しては配り、載せるグラスの形も種類も様々で、
そんな中の最後の一杯を受け取った淑女に手招きをされる。
ドミノマスクで隠された素顔の淑女から、チップの一つでもと安易に近づくと、
その身体を抱き込まれ胸を乱暴に揉みしだかれる──。
「ちょ──ンッ──、いきな……、痛ッ。」
既にその淑女の呼気からは解り易い程の酒精を感じ、酔いの席の戯れである事は理解出来た。
周囲の客に見られながらその腕の中から抜け出せずにいたのは、仕事故。
■リュミエール > 娼館に舞い込んだ仕事。
富裕地区の歓楽街、その奥まった一角で繰り広げられる饗宴の給仕として派遣された。
見た目はただの屋敷だというのに、一つ階を降りてしまえば怪しげな明かりと香。
音楽と共に酒の供される空間。
夜な夜な老若男女問わずに酒に、踊りに、色欲に狂うその空間の中、
グラスを載せたトレーを手に器用に客の合間を抜ける褐色の兎。
「本当に、世俗に飽きると箍が外れるのね。」
ぼそり、そんな独り言が零れる。
豊かな胸を包むカップに、タイツに覆われたハイレッグの布地の隙間に、
誰彼構わずに触れられては押し込まれる紙幣。
それは、触れてしまっても構わない。その証にもなってしまう代物。
そうして、既に幾人かの給仕は、その姿を消している。
連れ立って上階の部屋に連れ込まれる者。目の前のステージで弄ばれる者。
常識も、倫理も、全てが崩壊した空間で褐色肌もまた──。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2 ナイトクラブ」にリュミエールさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」から鳥傀儡さんが去りました。
■鳥傀儡 > 小鳥たちが話す噂話。
人間達がここだけの話として口にしたことまで、彼らは面白おかしく綺麗な声でお話をしてくれる。
“大店の旦那様が殺されたんだって。”
“聞いたわ聞いたわ。物取りだったとか!”
“あら怖い。でも悪い噂しか聞かない人だったものね、殺されたって聞いても驚かないわ。”
“家にも沢山黄金財宝を溜め込んでるって、カラスも言ってた。”
“犯人は捕まったの? いったい誰が殺したのかしら?”
“さぁ? 知ってる?”
“知らない。”
“こと切れる前にニンジャ?とか言い残したらしいよ。”
“なぁにそれ?”
“なんでも、夜闇色の異国風の姿だったとか。”
“怖いわねぇ。”
“怖いわねぇ。”
『怖いわねぇー……』
小鳥たちの声に幼い囀りが重なる。どれも人の言語ではないが、幼女はそれを理解していた。
やがて幼女はゆっくりと瞼を下ろして動きを止める。
それはまるで、電池が切れたかのようだった。
ほどなくして、ふわりと風が巻き起こり、何処からともなく表れた陽炎に包まれ幼女の姿は消えた。
残る鳥の群れも、時が経てばまた新たな場所へと去っていくことだろう。
■鳥傀儡 > 青に白い雲がまばらに浮かぶ富裕地区の空を、ふわり、一羽の鳥が行く。
白い翼をはためかせ、裕書正しき公爵家の館から、成り上がりの男爵の館。はたまた先日、主が急死してしまった大商人家の軒先へ。
風に乗って漂う果てに、街はずれの枯れ木の枝へと身を寄せ停まる。
落ち葉が足元に敷き詰められるばかりで寒々しい枯れ木には、白い鳥が1、2、3……両手では数えきれない数群がり、その中に一際大きな鳥――もとい、真っ白なワンピースに身を包む小さな幼女が座っていた。
あの高さまでいったいどうやって上ったのか、空に近いその場所で怖がりもせず、小鳥たちの囀りに耳を傾け楽し気に相槌を打つ。
『へぇ、そうなんだ。うんうん、面白いね。
あなたは何を見たの? ふーん、人間も大変? そうだね、大変だね。
――噂話? 聞きたい聞きたいっ』
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」に鳥傀儡さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からリュミエールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区」からロゼールさんが去りました。