2024/12/07 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ >
戦場ではなく王都に滞在中
メイラが王都の外に出る行為は厄介事と相場が決まっている。
行動力が無尽蔵にありそうに見えて、この女は目的無ければ近場で事足りるほど欲がない。
たった一つが冴えすぎて、たった一つの為に行う事柄のせいでこうなった。
そんな女だからこそ、目の前でこれを読んでいる者は 嗚呼、またか と次に言う。
「―――シャァアッ!!!」
場面は切り替わり洞窟内。 ここはメグメールの大地 洞窟
その一種の場所 王都からはそれほど離れていない。
遠すぎず、行くには億劫に感じる距離。
その場所ではじめに読み上げられたこの女の行動は 頭突き から始まった。
『―――。』
顔面陥没。 鼻と上唇が潰れ、丸い凹みを残す男が目の前にいる。
半裸姿や全裸 顔だけを隠すマスク。
頭突きと共に顔を上に向けて プッ と吹き出す赤い飛沫。
邪教徒狩りと呼べばわかるか今の状況。
動きやすいように整えた全員の装備は衣厚い装備や革鎧。
槍と片手剣は恐れ薄く突き出す行為と、遠慮なく振える為にするもの。
メイラを含め王都内にいた武器持ちと、おこぼれに預かった冒険者らによる混合作戦。
役立たずと腐った騎士はいらないと、メイラが参加する一定数に述べた言葉から始まったそれ。
大刀と大脇差を両手に携え、両手が防御か突き貫いて起こった出来事が件の頭突きだった。
「今更 今更ですわ…っ どうしてわたくし達が、タナールでもアスピダでもない
盗賊ですらない者らに躊躇いますの。」
その顔は狂気だった
害虫駆除 陛下の住まう場から出た悪辣な異物。
他の者らも、人間だけが持つ何でもしてくる狡猾さですら吞み込んだ狂気を伝染させる。
捕らえ、吐かせなければいけない事柄もあるだろう。
メイラをコントロールできる人材が何とか抑え込もうとするものの、山刀を手にメイラへ振う“フルチン”。
薬か狂信か その顔は逸脱しながらフルスイングされたものをメイラは。
―――“がっふぅっ―――!
そのギザ歯立ち並ぶ白い歯で勢いが乗り切る前に突き出し、中腹の刃に噛みついて受け止め
尚且つ顎の力を入れると枝切刀程度、軟鉄が多く含まれていたか 折れずとも形を歪ませるように への字 を浮かべてみせる。
■メイラ・ダンタリオ >
洞窟内をまっしぐらに。
罠はない。
あるなら隙間ができる。
しかし先ほどから、薬入りでも食んだのか 向こうから答えが流れ込んでいる。
右手の愛刀 戦場には持ち込むことが一切無い凶刃が振るわれる。
右から左へ 限りなく横に向けて振われる横一文字に近い低い大袈裟斬り。
サクリと入った刃が、刀の振り方をしていない 斬る為の振り方ではないそれでも刀自身がそうしてしまうかのように
持ち主の意思に関係なく見せてしまう切れ味で三つが六つに 四つが八つに バラリと解ける。
一刀一足 向こうも動きに弾みをつけるだけで、剣が過ぎた胴体 崩れた内側 見える断面。
肉筒が体内圧でまるでびっくり箱のように弾け飛んだ。
足場が悪いそこでも、贅肉も頭部も、全部足場 グチリ グニュリ と。
装甲ブーツの先が顔の一部を潰すように踵に力を入れたそれが、綺麗に食い込んで。
「―――ペッ。」
歪んだ山刀 先ほどまでガジガジと噛んだまま振っていたそれを吐き捨て、ガランと音を立てたそれが真っすぐと向こう側。
正面へ軽く首を振って放たれたから、綺麗に転がって見せた結果。
バラバラな肉 噛み曲がった山刀 向こうに見える長い黒髪と赤い瞳がぎらついて、白いギザ歯は周囲の蝋燭や松明
暖色の明かりと陰でまるでパズルピースのように一部一部だけがのぞかせて見え。
「全く、趣味に悪い噛み応えですこと」
目の前で上下顎が打ち鳴らして見せる音と共に出た言葉。
斬るも頭突きも、噛みつくも脳内予想が増えていく。
のぼせ上がった肌熱 犯された脳も綺麗さっぱり冷たくきれいに 冷水を浴びたかのように現実を目の前に
そのメイラの周囲でぎらつき 槍を真っすぐに寝かせて構えてくる矛先の 銀 銀 銀 銀 銀。
嗚呼、松明で見える数が少ない。 パズルピースみたいな映り方。
「スンッ スンッ 向こうから甘ったるい匂いがしますわね。」
そういって、開いた手 装甲が手袋のようにハメられた丈
指先鋭利な黒鉄蛇腹のそれが、カシャカシャと向こうへ扇ぐ。
それと同時、メイラの左右を分けて声と共に突き進み、ヌルゲー染みた邪教徒狩り。
肉串ができていくのを見ながら、刀の血糊を綺麗にハンケチで拭っていこうか。
■メイラ・ダンタリオ >
薬 異端信 多勢
狂ってタカが外れた姿 股間でブラブラさせて胸元でばるんばるんにさせて。
男女等しく
狂って 繰るって 括るって 逝く。
メイラはそれを笑みを浮かべて楽しく眺められる程デキておらず、口元は三日月を浮かべない。
陛下からしてみれば目障りの一部でしかないのだろう。
メイラがしたのは下の者の恐れを取り除き、一部の強者が見せることで強気にさせて突っ込ませることだけ。
時折混ざる対強者のゴリラマッチョ共に出ていくことはあっても、その多くは狩りだしてきた武器持ちの仕事だろう。
大小二種 ゆっくりと鞘に納め、最後に愛し気に名残惜しく大刀の灰色な糸編み柄を撫でてあげる。
最後の納刀音 それが不満げにカシンとおさまった音を耳が拾うと、メイラも眉を八の字にさせた。
「さて、本陣ですわね。」
丸い巨大空間。
広くなっている空間は蝙蝠一匹天井におらず追い出され、甘ったるい臭気が漂っている。
鍋で煮込まれた煙と松明の明暗が陰りを生んでまるで何か煙から出ずるかのように、大きな影が踊っているように見えていた。
幻覚か、殺し合いの影がそう映すのか。
メイラを含め、足場がやや悪いそこ スノコ敷きにされている場所を選んで下りていくのなら
目の前に来たチンチンブラブラに対し、下からの蹴りが綺麗に入り込み、潰れた感触と共にうずくまったところ
後頭部を踏みつけ、この広い空間で響く声 周囲の喧騒を呑んで、 喉から張り上げて言葉にならない声
靴底に力を籠めるたびに人間笛となる。
ピンク色の柔らかい部位と頭部内水が一緒にあふれ出すまで、それは続いていて。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にナランさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」にヒューさんが現れました。
■ヒュー > 夜のダイラス。
港へ帰り、船を降り出歩いたところで感じた見知った女の匂いをたどり着いたのは露店。
訳を聞けば臨時の店番で軽食を売っていると。
どうせならと何個か作ってもらう傍から胃に納めつつ店を空っぽにするようなオーダーをしつつ店を占有する男。
「さて、ナラン。 もう売るものがないなら一緒に飯でもどうだ?」
等と香ばしい匂いをさせる鉄板を見詰めながらそんなお誘いをしつつ。
長い船旅故焼きたての肉というのは強い誘惑でもあり、視線はついつい鉄板の上、肉汁を僅かに弾けさせながら焼き目を淹れられる肉から目線が離せない。
■ナラン > まさか露店の商いの代理を頼まれるとは思っておらず、見慣れていない軽食づくりを懸命に覚えようとしていた折
さらにまさか、いつからか姿を現さなくなった男が現れて、女はちょっとぼおっとしていた。
男が全部買い占めると言ったからには全部作りきらなくてはいけない。
予め整形していた肉だねを、鉄板の上で焼き上がる傍から一緒に焼いた甘みのある厚切り玉ねぎと共にバンズに挟んで、皿に載せて目の前に聳える影のような巨躯に差し出していく。
次のひとつを作る頃にはもう、空の皿が目の前に置いてある。それを何度繰り返したろう?
「――― あ、はい
……? ええと?」
鉄板のまえにどれくらいいたか、まだ火の通り切っていない肉だねの色を伺いながら火照った額を手の甲で拭うようにしながら返答をして
丁度いいころに肉だねをひっくり返したところで、何を言われたのかに思い至って思わず影を見上げる。
「… 食事 わたしは、大丈夫ですけど
ヒューさん、まだ入るんですか?」
船で食事が出なかったのだろうか。確かに、食材は一種限られているから、彼からしたら物足りないときもあったのかもしれない。
怪訝そうなのと心配そうなのと半々の表情で眉尻を下げて言ってから、鉄板から聞こえる油の弾ける音に気付いて視線を戻す。
頃合いだ。スライスしてある玉ねぎの最後のひとつを置いてその上に肉だねをおいて、蓋を被せると女はふたたび彼に鳶色の視線を向けた。
鉄板とふたの合間からは、香ばしい煙か湯気かが白く登って、暗い夜に漂っていく。
■ヒュー > 男も男で船を降りてすぐに目当ての一つでもあった相手に会えるとは思ってもいなかったが、見つけて見れば露店の雇われ主として、軽食を調理する相手。
柔らかなパンと肉汁と、中々満足感もある。
玉葱はしゃきしゃきとしながら肉汁の中に甘さ。
うっすら汗ばむ額を手の甲で拭いながら応える相手をついついじっと見つめてしまう男。
「うむ。 肉は別腹だ。」
等とさらりと答えるようにうなずいてかr鼻を擽る香りが乗った湯気を堪能していて。
「それに流石に喉が渇いたからな。」
クツリと小さく笑い答えつつも男は相手に向けて効果の入った布袋の口を緩め、食べた分の金額を積んでいく。
以外にも計算ミスはない様で。
■ナラン > 肉は別腹、と聞くと女は軽く目を見開いてからくすくすと笑う。女性が良く言う甘いものは別腹、と丁度ぴったりの言い換えなのだろう。彼らしい。
手で押さえている鉄板の蓋から伝わって来る音が少しくぐもったものになる。これが丁度、蒸気で肉だねと輪切り玉ねぎに中まで火が通った合図なのだそうだ。女が蓋を取り上げるとふわっと肉汁の香り一杯の湯気が上がる。そこに女が胡椒を振ると、少しだけぱちぱちと弾けてまた香ばしい香りが追加される。
最後だから、間に玉ねぎを挟んで肉だねは二段重ね。それにスライスオニオンも少し追加してバンズに挟むと、並みの人では手に持って食べるのはちょっと難しい厚さだ。
それを皿に置くと女は鉄板の温度を落とす。魔法で操作されているらしく、便利なもので鉄板の熱は早急に冷めていった。
「飲み物なら、他の露店で売っていますから買ってきてはどうでしょう?
その間、私は店じまいをしてしまいますから」
彼の背後から、香りに吊られたらしい他の客が顔を出したが 女は申し訳なさそうに首を振って見せる。 残念そうに去っていく相手に『また今度来てください』と言うように手を振ってから、女は今度は忙しなげに店じまいを始めた。
彼が飲み物を買いに行くのなら、戻ってくるころには手際よく露店を粗方仕舞って、身支度をしているだろう。
■ヒュー > 男の軽口に相手が笑えば男も楽しげに笑い。
音の変わり目で相手が蓋を開ければ一気に広がる匂いが男の胃を刺激する。
そこにさらに追加される胡椒がまた贅沢にも肉の香りを引き立てて。
中々に分厚く豪華に仕上げられたバーガーを見詰め。
早速手を伸ばせば男の大きな手に収まってしまえばそれなりの大きさにしか見えない辺り、体の大きさに視覚が騙されて。
「うむ。そうしよう。 で、ナランは何が飲みたい?」
等と軽く言葉を重ね相手のリクエストを聞いてから頷き、振り返り歩き始めたその背中に聞こえてくる何やら残念そうに戻っていく相手を聞けば、なんだかドヤ顔。
それはさておき、男はその場を離れ幾つかの飲み物を仕入れてからふらりと戻って来れば丁度あらかたしまい終え身支度をしている相手。
何となく肉の香りのする相手。
飲み物の入った瓶がまとめられた袋を片腕に抱き、もう片腕っを広げ身支度を終えたナランに腕を伸ばし抱き寄せようとする。
■ナラン > 肉だねと玉ねぎと、と盛り付けて見ると少しバランスを崩しそうなほど。流石に盛り過ぎたか、とあぶなっかしげなそれは見ている間に彼の手に納まってしまって、女は目を瞬く。先ほどあんなに豪勢に盛り付けたつもりが、そのまま縮んでしまったよう。
自分の飲み物のリクエストまで聞かれるとは思わず、女は数度瞬きを返す。その間も店じまいを進める手は休まない。性分なのだろう。
「ええと… では、果実酒を頼んでいいですか? 少しで良いので」
流石に調理の連続で、肉の油が弾ける香りが鼻梁にこびりついているように思う。以前少し飲んだことのある、所謂『赤ワイン』を女は彼に所望すると店仕舞いを続ける。残り物の処理をしない分、機材の片付けばかりで大分楽だ。
機材は他の露店仲間が共同で管理しているとかで、端に寄せておくだけでいいと言われている。すべてを終えて勘定が間違っていないか確かめ、吐息を吐いたところで彼が戻ってきた気配が影が落ちることで気づく。
「ありがとうございます、勘定も丁度で―――」
顔を上げたのと、彼の腕が伸びてきたのが丁度だろう。忘れていた彼の調子だが、覚えのある太い腕にぐいと抱き寄せられるとたたらを踏みながら彼にどしんとぶつかるように寄り掛かる。幸い、勘定をまとめた袋は落とさなかった。
「…ええと ヒューさん、寒いんですか?」
まさか肉汁の香りが纏わりついているとからと思わない。さておき身体の近さに彼の方を見る事は出来ずに視線を落として、女は身体を固くしている。
■ヒュー > 豪華に盛り付けられた其れは男の大きな手の中にすっぽりと納まっていて。
ガブリと一口。男としては勿体ないとばかりに小さな一口のつもりだが普通の人にとっては頬が張るほどの量。
むぐむぐとがっちりとした顎で食べる姿は美味しいとばかりにニコニコしていて。
所謂赤ワインをと告げられれば頷き、巨躯の身体露店の暖簾を軽く潜り賑やかな通りへと姿をまぎれさせ。
戻ってきたところで、感情も終わったと伝える相手から漂う肉汁と女の匂いに目を細めついつい腕を伸ばしてしまう。
油断していた相手、胸に感情をまとめた袋を抱えていれば容易くとらえる事が出来て。
「ん? うむ 少し寒いな。」
等とつぶやきながらも男は腕の中の相手の頭頂部に口づけを落としスンスンと鼻を鳴らせば肉汁の匂いが移っているなんともそそる匂いに目を細め。
一方相手の鼻孔を擽るのは濃い潮の香…。
相手の体を男の太く硬い腕が抱きかかえ、男の分厚い胸板を相手に押し付けると共に片付けで動いた相手の火照った熱とは異なる男の熱を伝えていく。
■ナラン > 笑顔で食べる彼に女も笑みこぼす。まさに作り甲斐があったというものだ。
調理のためにしていた腕まくりを直したり端においておいた上着を着たり、すっかり身支度まで終えてしまうと手元に残るのは今日の稼ぎ――自分のものではないけれど――だけ。
信用できる露店仲間に渡しておいていいと言われているが、彼女の様子を伺いがてら届けに行っても良いかもしれない。
そんなことも考えていたのだが、抱き寄せられたときに何だか思考がごちゃごちゃになってしまった。この、調子を狂わせる感じ自体がなつかしいと言えば懐かしいと、そんなことも思いながら彼から漂ってくる潮の香が鼻腔にとどく。
流石に頭上ですんすんと嗅ぐ音が聞こえてくると気づく、いつの間にか、調理品に香りが移っていたようだ。思わず別の意味でかっと頬に血を登らせて、女は彼の方を見ないまま不機嫌に唇を尖らせた。
「嘘をつかないでください。 わたしは食べられないんですから、嗅いでももっとお腹が減るだけですよ」
彼の腕の熱も懐かしく思う。だから身を捩って抜け出そうとはするけれど、腕を振りほどこうと手を伸ばすことはしていないのかもしれない。
「… 食事、しに行くんでしょう?」
■ヒュー > 何だか暖かな視線を向けられていた気もするな等と、思いながらも買い出しに出た男。
軽い摘みやドライフルーツなんかも仕入れて酒瓶の入った袋の中に紛れさせて、戻ってきたときにはすっかりいつもの相手。
しかしながら香る肉汁の匂いと胡椒の匂い、そして女の匂いをなつかしめば、無意識のままに抱き寄せ男は頭頂部に口づけを落としてスンスン。
赤く色づきながら不機嫌に唇を尖らせ抗議の声を上げる相手に小さく笑いながらも、その腕を離すことはなく、片腕でしっかりと相手の体を抱きしめていて。
「む? ふふ ばれたか…ナランからあまりにもおいしそうな匂いがしたからな…」
等といいつつもスンスンと鼻を鳴らせば刺激される食欲。
ついつい相手への返事がおざなりになってしまえば肉食獣の腕の中にいる草食動物の気持ちにさせてしまうか…。
「うむうむ食事しに行くがその前にだな…もうすこしだけ…」
等と男は身をよじる相手の項のあたりに鼻を寄せスンスンと鼻を鳴らしてから無意識のままにカプリと甘噛み、太い舌で僅かに塩気の感じる女の項を舐めあげてしまおうとする。