港湾都市ダイラスの船着き場。
国内外からの多くの船舶が碇を降ろす場所であり、毎日多くの人、奴隷、物資が運び込まれ、積まれていく。
そのため、倉庫街なども軒を連ねている。
さらには奴隷市場も併設されている。
海の男たちは荒くれ者が多く、柄はあまりよくない。
酒場が近いために酒に酔った男などもおり、下手にふらふら歩いていると絡まれることもあるだろう。
参加者(0):ROM(1)
Time:15:10:59 更新
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からニュアさんが去りました。
■ニュア > 暫く船員と悶着を繰り広げたあと。
薬師が通された船室が如何様なものであったかは、本人のみぞ知るところで――。
■ニュア > 「いや、おかしくない?乗船券あるのに、部屋が無いって意味ワカンナイし――…」
港湾都市ダイラス船着場――乗船受付にて。
外套にフードを目深に被った旅装の痩躯。
その少年風貌は、切符を確認する船員に呼び止められ白面を怪訝に顰めさせる。
あと出港迄30分も無いだろう。それなのに、船室番号を見るや、呼び止められて今に到る。
些か如何わしいルートから仕入れたとはいえ、紛い物等じゃない、正規の乗船券であるのに、だ。
鬱陶しい野郎共と同室なんて真っ平で、敢えて個室を押さえた。それなのに。
「大部屋ってどういうコトだよ。
知らない奴らと雑魚寝とか絶ッ対ヤなんだけど―…っ。」
恐らく、誰かが“袖の下”――賄賂を通したのだろう。稀にあること。
『まぁまぁ、別に細っこい坊主なんざ、大部屋の隅でもいけるだろうよ』
男はへらへらと呑気に宣う。余程色をつけて貰ったのだろう。
こんな場適当に収めてさっさと女でも買いに行きたいに違いない。
外套の細い背をばんばんと叩いて去っていこうとし。
此の儘踵を返させては拙いと食ってかかる。割に合わなすぎる。
「だから、――――… ッ!まだ話終わってないんだけど!!」
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にニュアさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 倉庫街」からメアリさんが去りました。
■メアリ > 相変わらず倉庫街は静かで平和なまま。
閉じた目を開けば、凭れた背を持ち上げて周辺の警備を再開した――
■メアリ > 夜の船着き場、その傍にある倉庫街。
この倉庫の一角で何らかの取引があるらしく、今日はその取引が行われているらしい倉庫周辺の警備にあたっていた。
「ふぁぁ……暇すぎて欠伸が出てしまいますねぇ」
欠伸を浮かべながら軽く周辺を見回すが特に異常らしい異常はなく、静かな船着き場の景色が広がっているだけ。
この時間ならば酒に酔った素行の悪い連中や荒くれものがひとりやふたりいたっておかしく無いはずなのに、今は平和そのもの。
「まぁ平和なのが一番なんですけどねぇ」
ぽつりと呟きながら倉庫の壁に凭れ掛かって腕を組んだ。
そして潮風の香りを感じながら僅かばかり目を閉じて、波の音に耳を傾ける。
目を閉じていてもあたりに気を配っているのは相変わらずで、人が近づいてくればすぐに気が付くことが出来るだろう。
ご案内:「港湾都市ダイラス 倉庫街」にメアリさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からドルエンムさんが去りました。
■ドルエンム > その後は取引相手は無事に現れ、符丁を合わせ取引を終えた。
人間の敵は魔族だけではない。悪の取引は静かに静かに行われ続けるのだった。
■ドルエンム > 麻薬の原料の一種であり、媚薬の調合の際に素材としても有効なもの。
単体であればただの観葉植物の球根だが、乾燥して水に溶かしほかの植物の粉と混ぜると幻覚を引き起こしたり、被催眠状態に陥るもの。
幾分か花の香がするので淫魔の口付とも呼ばれるもの。
球根から育て花が咲いてもその後は続かない。
球根の数を増やすには特殊な土壌で特殊な栄養を与えて花を咲かせることで新たな球根を幾つか付ける。
高級な商品であると同時に厳格な連中からはかなり煙たい目で見られる植物だった。
ローブに掘られた透かし彫りの紫色の花はその花を表していた。
「煙草――いや、茶でいい。」
煙草を咥えるか悩んだが商品に匂いがついて変な言いがかりをつけられても困る。
茶の僅かな香気ならそこまで商品価値に難癖も付けられなかろう。
相手が来なければ速やかに引き払う方が良い。そもそも取引相手が誰なのかわからない。
地上がどうなっているかもわからない。――今頃包囲されていても、まぁまぁおかしくはないくらいに時間は経過している。
■ドルエンム > 表に出せない取引と言う物は往々にしてある。
船着き場近くの倉庫――のそのさらに地下。脱出経路などもふんだんに用意された無法者の為にあるような地下室で、男は木の箱に腰を掛けていた。
取引相手が現れるかどうかは定かではない。が、指定されたものは確かに自分たちの領地でしか、もしくはもっと遠方で輸送コストもかかりそうな場所でのみ取引される代物。
取引の申し出が本物の可能性は低く見積もって4割。
――偽物の可能性がある、その懸念が払しょくできない以上は6割の罠を警戒しなくてはいけない。
「――後どれくらいだ。」
呟くと自分の護衛から返される答え。
生半可な相手なら十分対処できる護衛だが、罠かつ腕利きがくれば最悪の囮とする手筈は踏んでいる。
囮として切り捨てられる程度の関係性くらいで護衛と雇用主のバランスはとれている。
特にこういった悪党の類にとっては。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にドルエンムさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からエレイさんが去りました。
■エレイ > しばらくして自然に目を覚ますまで、男の居眠りを妨げるものはなかったようで──