【イベント『王都から騎士団・冒険者等への緊急要請 「血の旅団」討伐依頼』開催中】
現在、「血の旅団」によってゾス村は占拠されており、盗賊たちの悪逆な振る舞いにより治安が悪化している。略奪や陵辱なども日常茶飯事となっている。
娼館や酒場は盗賊たちによって無理やり営業させられているような状況である。
城塞都市「アスピダ」のような厳重な守りが設けられているわけではないため、王国側が取り返すことは容易ではあるものの、ゾス村に対して大規模な駐留部隊をおいておくわけにもいかず、また別の「血の旅団」の一団によって再度占拠されるということが繰り返されていた。
【4/28日以降】
現在は王国側によって解放され、アスピダ攻略のための基地として扱われている。
酒場や娼館については、駐留する騎士団や冒険者に向けたものとして引き続き営業がなされている。
盗賊団から解放はされたものの、一部の騎士団員や冒険者による村人への物資の違法な徴用がなされており、問題となっている。盗賊団とかわらない、と嘆く村人の姿も見られる。
村内の物資を狙っての散発的な襲撃は繰り返されている。
※イベント非参加者は当イベントとは別時間軸の平常通りのゾス村として遊ぶこともできます。その際は補足欄にイベント非参加などの意思表示を明示してください。イベント参加者もその場合は略奪や襲撃はご遠慮ください。
郊外にいくつも存在する小さな村の一つ。
かつては豊かであったものの、戦闘などに巻き込まれることが多く、荒れ始めている。
何もなければ穏やかな村であるのだが、最近では欲望のタガを外し始めている村人も存在する。
時折傭兵団による略奪や、魔物の襲撃などに遭うこともあり、その場合被害に遭うのは女性などが多い。
村人全てがそうではないものの、よそ者には警戒心を抱く村人が多い。
宿やなどの基本的な施設は旅人のために設けられている。
※小さな村が舞台になります。
略奪や魔物の襲来なども起こるような場所ですが、壊滅までには至りません。
参加者(0):ROM(1)
Time:02:23:43 更新
ご案内:「ゾス村」からナランさんが去りました。
■ナラン > すっかり日が暮れて空が満天の星に覆われる頃
酒場の喧噪から抜け出てきた近所のおかみさんに見つかって、半ば強引に宴に加わるよう引っ立てられていくまで
独りなんだか楽しそうに鼻歌を歌いながら、片付けをしている女の姿があったとか―――
■ナラン > 耳をすませば、件の酒場の方からまだ喧噪が聞こえてくる。
女はそちらに視線をやるとくすりと笑って、もう一度長い溜息をついてようやく肩の力を抜いた。
ついでに空を見上げると、ちかちかと瞬く星が宵の帳に浮かび上がっている。暗くなってから漸く雲も晴れたらしい。
「……」
宿は用意されているからそのまま引き上げても良かったけれど、ばらばらに散らばった机やら倒れた椅子やらが行く手を阻む。確か宴の始まりには整然としていたはずだけど、参加者が思い思いに動かしてしまったのだろう。
(―――ついで、ですし)
女は手近に倒れた椅子を直すと、それから近くの机の上の皿を適当に重ねたり集めたりして整え始める。手近のそれを片付けると何となく、続けて隣の椅子と机を適当に片付け始めた。
全部片づけるまで続ければきっととっぷりと夜も更けてしまうだろうが、野党の警備にはちょうどいいとも思える。
■ナラン > 季節の変わり目、収穫の時期も終わりを迎えるころ。農村では今年の豊作を祝ってまたは来年の収穫を願って宴を開くことが多い。
それは女の居た故郷のほうでも同じことだったが、今日のこの村は特別皆が浮かれ騒いだ。
天候に恵まれなかったながらに得られた収穫の量を祝うこともさながら、他所の村から花嫁が来たのだ。
本格的に式が始まったのは昼前だったろうか。
生憎青空とはいかなかったが幸い雨が落ちることは無く、式は滞りなく進んで
今はその後に続いた長い宴も、日暮れとともにようやく仕舞いを迎えつつあった。
こういった宴の時に野党が現れることもしばしばあるらしく、女は今日は何人かとともに警備の仕事についていた。
―――とはいっても、浮かれた村人たちがてんでに宴に巻き込もうとするものだから、もう酒が入っていない者などほとんどいないだろう。とにもかくにも、宴も仕舞いと言える時分まで殊更襲撃を受けることもなかった。今はもう殆ど人もいない野外の広場に設けられた宴会場で、生真面目に異常は見当たらないかと歩いていた女もほっと吐息をつく。
見渡しても残っているのは、皿やら杯やらがそのままに残されてんでばらばらに置かれた幾つもの机と椅子と、おこぼれにあやかりに来たらしい猫がちらりと横切るくらいだ。
「…終わり、と思っていいんでしょうか」
声に出して言ってみる。同様に警備についた者たちも、未だ飲み足りない村人にただ一つある酒場に連れ込まれていた。返事をする者もいない。
ご案内:「ゾス村」にナランさんが現れました。
ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
■メイラ・ダンタリオ >
タナール・アスピダ
余程の緊急性がない限り、馬を使い潰すがごとく駆け抜けてそこまで一昼夜で訪れることはないだろう。
ゾス村は必ずといっていいほど立ち寄りやすい中継地点であり、故に庇護の元と思われがちな村
だが、蔓延る横流し行為 補給物資で金を得る姑息な者や女を要求する騎士や見習い
味を覚えた者らはいつだってそうだ
脂ぎったものに慣れた舌はもう淡い悦では享受できない。
「―――(ゴフゥゥゥゥゥゥッ)」
血が、香る。
黒鎧を、信頼を寄せる鍛冶師から改修作業が終わり、全身に帯びた姿。
表情はわからない 乱杭歯のような尖った歯列が外側に反りかえった異形の女兜。
そこから熱い吐息を零し、ゾス村で変わらず過ごしていた(いけない事をしていた)騎士の一人
その頬を掴み、持ち上げ、簡単に指に力を入れれば砕く前に、指先包尖る、その黒鉄が貫く。
ある程度の蜜は必要としても、それをメイラの視界に入れる必要はない。
手前でやめておけばよかった行為 貴族の中でも上の部類から生まれた息子とかいう存在も含め
目障り者らを地面に叩きつけるようにして白目を向かせる。
正義でも悪でもない 目障り者を処理しただけに過ぎないメイラ。
「全く、イラつかせますわね。 矢面に三度晒される者らを見習いなさいな。」
兜を脱ぎ、赤い瞳とギザ歯をカキリッと閉じて 不機嫌です を現す面貌。
道中から来た者らも見慣れた光景 爵位立場関係なく、殴りつける痕や叩きつけられた者ら
それを平然と行う怪力令嬢に対し、邪魔にならないよう引きずっていくだろう。
一部交代要員と入れ替えながら、この屑らは向こう側での重症者及び戦闘不能者
それらを王都へと戻す際に紛れて叩きだされるだろうか。
それまでは 怖い怖いタナールかアスピダの傍へ共にすることだろう。
ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」からタマモさんが去りました。
■タマモ > とりあえず、何か近付く事は出来た。
その堂々とした姿は、侵入者としてよりも、知人が踏み入った、みたいに見えたのか。
周囲に気配があるものの、寄って来ないのはそれだろう、と思う事にした。
「おぉう…あー、いやいや、何でもないがのぅ?
…っと、そうかそうか、それでは、失礼させて貰うとするか」
そうして近付いて、手を振ってみれば、やはり違和感のある反応。
その反応に少々驚いたが、まぁ、気を取り直し。
女の対応に合わせ、奥の部屋へと向かって行くのだろう。
ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」からカチュアさんが去りました。
■カチュア > 外から部屋の中を覗けるのは通りに面した窓から、とはいえ途中に庭も介しているためにかなり目の良い者か気配を知った者しか勘付く事はないだろう。
焦点の合わぬ目で外は見ていても、何かを捉えるということをしてないのは、何の反応をしていない所からも分かるだろうか。
そんな様子の女を見つけた者が屋敷に潜り込もうとしても咎める者はなく、簡単に中に入ることは出来た。
屋敷の中に入っても人の気配はあるが寄って来る事はなく、自由に進む事が出来て目的としていた部屋には簡単に辿り着ける。
「どうかしましたか?何か御用があるのでしたら、此処ではなく奥の部屋へどうぞ」
眼の前でひらひらと振られるての動きには反応しないが、クンクンと鼻を鳴らしてなにか匂いを感じ取った様子を示す。
それからしばらくして静かに開かれた口、普段とは違った様子で静かに告げると立ち上がり、手招いてゆっくりと奥の部屋へと進んで行く。
■タマモ > 「まぁ、そうそう期待なんてもの…ん?」
考えを止めぬまま、ゆっくりとした足取りで、歩いている訳なのだが…
ふと、何かに気付いたのか、ぴたりと足が止まる。
それは物音に気付いた、と言う訳ではない。
視線の隅に捉えた何か、それに反応したからだ。
「おや?…えーっと、あれは…」
視線をそちらに向けたのならば、そこに見える女の姿に、不思議そうに首を傾げる仕草。
少女によくある状況、顔や雰囲気は覚えていても、名前が出てこない。
…で、当て嵌まるのは顔、そして名前。
不思議そうにしているのは、その雰囲気に違和感を覚えたからだ。
ともあれ、見付けてしまったからには、少女は動く。
屋敷の気配の無さ、それを無関係に、いつもの調子で無警戒に、無造作に歩み寄る。
近付いたのならば、何かを確かめるように、目の前でひらひらと手を振ったりするだろう。
■カチュア > 村の中、宿に至る道の途中にある屋敷の一室、どこか昇天の合わぬ瞳で静かに座っている女。
身に着けている物はシースルーホワイトボディストッキングのみ、ぴっちりと身に張り付いて褐色肌の下腹に刻まれた淫紋までも薄っすらとめにみえるか。
屋敷内には他の気配はあまり感じられないが、逃げ出す様子がないのは、何かを介して囚われているからなのをその評定からも感じさせる。
見知った者であれば近づいたらその気配を感じ取れるかもしれない。
なぜこんな所でその様になっているかは、今は分からないだろう。
ご案内:「◆ゾス村(イベント開催中)」にカチュアさんが現れました。