2025/03/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にホロウさんが現れました。
■ホロウ > 姿が見えない身体というのはとても便利である。
こうして普段なら入り込めない貧民地区にもお忍びで入り込める。
――…それも安全にである。
平民地区だと稀に、富裕地区だとかなりの確率で、
幽霊に対して結界に近しい防備がされているのだが、
残念(ラッキー)な事に貧民地区では稀の稀。
なのでこうして人間のふりをして地面を歩いてみたり、
通りすがりの人間に珍獣でも見るような視線を送ったり、
何なら脛を蹴って逃げることもできる。
普通なら貴族がそんな場所に行くな!と言われるのだろう。
でも、幽霊である自分には関係ない、関係ないのであった。
さて、なんぞ面白いものでもないだろうか?
面白いことでも起きていないだろうか?
足音もなく、気配もなく、幽霊の少年は貧民地区を歩く。
ただ霊感が強いもの、魔力が強いもの、その手の職業の人間には、
青白く不安定な人間?が歩いているように見えるだろう。
■ホロウ > ピリリッと肌が、というか身体が痺れる。
そろそろ戻る時間が来たようだ。
ふわっと現れた幽霊は
ふわっと消えてしまうのだ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からホロウさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にネイハムさんが現れました。
■ネイハム > 普段からそれなりに冒険者として活動はしているが、今回の依頼は半ば奉仕活動に近いもの。
少し前の依頼で少々問題を起こし、その為に受けの悪い貧民地区の危険地帯の巡視を押し付けられる。
唯一の救いは自分以外に自主的に、もしくは押し付けられた同業者がいることであり。
その中には機会があれば手を出してやろうと思える見た目もちらほら。
「ま、途中でおいしい思いが出れば御の字かしら」
回る場所が場所なので機械はあるだろうという気楽な考え。
しかも巡視で回る辺りは普段から利用する場所でもあるので、自分には危険はない。
これほど楽な仕事はなく、足取りはほかに比べれば軽く。
「そこ、さっさと帰らないと衛兵に突き出すわよ」
途中に何かあっても顔見知りならば軽い警告で追い払い、そうでは無ければ殴り倒し。
殴り倒した相手は住人の餌食になるが、知ったことでもなく。
一応はまじめに巡視を、もし同じ巡視をしている冒険者や襲われている被害者がいれば声をかけていくかと考えて仕事を続ける。
■ネイハム > そうして巡視は続いていく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からネイハムさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にリリスさんが現れました。
■リリス > 黒いローブを身にまとい、フードを深くかぶっている不審者、もといリリスは貧民地区にある娼館の入り口から出てくる。
煌びやかな店の外装、華やかな客引きの娼婦たちの中にいればかなり違和感のある存在であり、
華はないもののある意味人の目を引く存在であろう。
「久しぶりに会ったけど、元気そうでよかったわぁ」
なぜこんなところに足を運んでいるのかというと、知り合いの魔族から薬を発注されてそれを届けにきたというわけで。
本来ならば使い魔を使って薬を届けているところだが、久しぶりに知り合いの顔を見ておきたいという
理由があってわざわざ現地に赴いたのだ。
「さぁてと、すぐ帰ってもいいけれど……ちょっとだけお散歩しようかしらぁ。
えぇ……きっとその方がいいわ。」
空間転移魔法を使ってもよかったのだが、最近ちょっとだけ食事をとりすぎているような気がして、
魔法に頼るのを思いとどまる。
自分の頬を両手で包み込んでむにむにと肉感をチェックしつつ、貧民地区の夜道を一人で歩き始めて
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > ぼんやりと夜道を歩いているのは、数日前のことを思い返していたため。
あれは夢か現か。またあの店に出向けば確信が持てるのだが、夢だったらと思うと少し躊躇いがあった。
「よかったなぁ……行ってみるか……ん?」
とある女の肢体を思い浮かべてはニヤニヤと思い返すのはムッツリもいいところだ。
そんなことを思い返していたので、目の前にフードを被った女と思しき姿があると目で追ってしまう。
特に夜道を一人歩く姿を目で追って……見つけた女は、あの時の彼女ではないかという確信があった。
なんといって声を掛けたらいいか迷い、結局ありきたりに声をかけた。
「君、一人? この後時間あるかい?」
堂々とこんな夜道でフードを目深に被った相手にナンパするのも珍しいが。
男は確信的に近寄って、彼女の下腹部に手を差し出して、いきなりそこに触れようとする。
■リリス > 貧民地区のこんな夜道で男か女かわからない相手に声をかけてくる者はどんな人間だろうと、自分の方へ歩み寄ってくる
人間の気配を先に感じ取っていたリリスは好奇心を擽られる。
だが手を差し伸べる男の声には覚えがあり、近くでその顔を捉えるとフードの向こうの青眼がきらめく。
「あらまぁ……っ♡グスタフちゃんだわぁ♡」
男の方へ両腕を伸ばすと首の後ろで手を絡めながら熱烈なハグをお見舞いする。
貧民地区といえど道中で堂々とハグをしている者がいれば少なからず目を引くだろうが、リリスはそれを気にも留めていない様子だ。
下腹部に触れようとしていた男の手は、リリスと男の身体の間に挟まれることとなり。
「この後お店に帰るところだったの。よかったら一緒に来ない?♡」
ハグをしたまま小首を傾げるリリスの唇は嬉し気に弧を描いている。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > 「おぶっ……そんな風に呼んでくるのはリリスくらいだよ」
向こうから先に抱き着いてくるとは思わずに、面食らって。
それよりも呼び方と、偶然にしても思い描いていた相手に会ったことに。
動揺を隠しきれない。とはいえ受け止める様子は慣れた感じもあったが。
「もちろん、そういうことならお供しますよ」
それこそ願ったりかなったりといったように、
腰を抱きしめたまま道先を促すように手を取って。
■リリス > 「あらそうなのぉ?
……ふふ、それじゃあお店までいきましょうか♡」
面食らった様子の男を見て可笑しそうに笑って見せながら、腰に手が回ると抱擁の腕を解いて手を差し出す。
そのまま店のある方向へと共に歩いて行って……。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からリリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からグスタフさんが去りました。