2025/03/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアイシャールさんが現れました。
■アイシャール > 貧民地区の一角には不思議な空間がある。それは寂れた教会の周り。その辺りには様々な理由で人がやってくる。
興味本位かもしれない、不当占拠による退去勧告かもしれない。場合によっては魔族であると認定されての排除命令かもしれない。
だがひとついえるのは彼女はそれらすべてを跳ねのけ今日もここを拠点としていた。
とはいえ悪事は行わない。迷う者であればそれを救い、飢える者であればそれを癒す。
そして近隣で悪事があればすぐに表れそれを正す。そういった出来事が無ければただひたすら祈る。それこそが今の彼女の日常。
「……」
今日も寂れた教会で祈りを続ける。
この国ではない形式の宗教。既に歴史書の奥深くにしかみられないようなそんな宗教作法で彼女は常に祈る。まるで石像か何かであるように。
だがそれでも常に彼女は見ている。この街を、この周りを。
しかしそれは彼女の個人の感性でしかない。もはやこの回りは彼女無しでは生きられないのだろう。まるで悪質な薬のようにこの辺りの者は彼女を求める。彼女の救いを求め、彼女と会話を望み、彼女の肢体を望む。
彼女だけではない。”愛し合う事もまた美徳”そんな言葉に惑わされ、この辺りの建物では日夜として交わいが続く。性に取りつかれた区画。それがここの正体だ。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアイシャールさんが去りました。