【イベント『王都から騎士団・冒険者等への緊急要請 「血の旅団」討伐依頼』開催中】
現在、王城の地下では「血の旅団」が占拠する城塞都市アスピダ攻略のため、大出力の魔導機械の改造や開発が研究されている。
また、魔導機械開発のための魔力を補うために、秘密裏にミレー族を王城地下に集めての魔力の吸収が行われている。魔力の吸収のためには性的な絶頂をさせるのが効率的であるとされ、そのために魔導機械に拘束されているミレー族の姿も見える。王都マグメールの“王城”
その名の通り、王族が住む城であり、増築を繰り返しているためかなりの巨大さを誇る。
城内には王族のための謁見室や私室、浴場などが完備されている。
城外やその周辺には王族のための邸宅が庭園、様々な施設が存在する。
最も安全に思われがちだが、実際には王城内で、王位継承権をめぐる様々な争いや陰謀が起きている。
王位を狙う王族はもちろん、王位を狙っていない王族であっても、政争に巻き込まれることはあるだろう。
か弱い姫を狙って、毒牙にかけるような大臣や役人も最早珍しくはない。
罠にはめられて奴隷に落とされる王族とて存在している。
城の中とて、安全ではないのである。
地下牢や調教室など、歴代の王族の悪趣味な私設もここには存在している。
※王城やその周辺として様々なシチュエーションや施設を考えてお入りください。
王城ですが、理由さえあればどのような身分の者でも入ることができることとします。
参加者(1):ROM(5)
Time:14:16:02 更新
■ルシエラ > 「メレド将軍」
黒マントで首から下をすっぽりと覆った女騎士は、背筋を伸ばし、顎を引き肩をそびやかして、プレートアーマーに身を包んだ屈強な男の前で書状を読み上げる。
「貴殿の、輜重部隊への不適切な干渉は明らかです。本件の処分は3日後の諮問会で決定されます。それでは」
顔を真っ赤にして全身を震わせる相手に一礼した後、執務室に倒れ伏したゴロツキ紛いの私兵を見下ろす。男の処分を伝えに執務室に入るや否や襲われた女騎士は、まるで何もいなかったかのように彼らを悉く薙ぎ倒したのだ。「肉奴隷の分際で」という罵倒が背中に浴びせられた。「第七師団の肩を持つとどうなるか思い知らせてくれる」とも。
「……ごきげんよう」
一師団を預かる高貴なる人物の口から出たとも思えぬ愚言には、返答すら返さない。蔓延る内憂を削ぎ、忍び込んだ外患を名声求めず討つ己は、誰の肩も持てない。ここまで付き従っていた兵士2人に頷いてみせた後、独り王城の廊下を歩く。
「かたや第七師団長、かたや肉奴隷騎士。差が開いたものですね」
思わず自嘲する。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」にルシエラさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」から雪音さんが去りました。
■雪音 >
ケーキを一切れ 紅茶を二杯。
恐れを感じず緊張を纏わず 舌に染み胃が安らぐティタイムを終えた御一人。
ずっと傍で仕えているわけではない私は、メイドとして近くまでお見送りするのみ。
表情がややほぐれ、顔色に生気が増したご様子を確認したのであれば
私は自身の仕事に少しの満足感を得ることができる。
道中途中まで あの扉までお見送りをするようにし、その背中の後ろを二歩手前
静々と御供をするのであれば、一歩前に出て扉をゆっくりと開ける。
この際、背に隠すように。
決して横で直ぐに道を開けたりはしない。
「またお会いできる日を、楽しみにしております。」
そう言ってお見送りをし、腰を曲げる時間を終えたのであれば来た道を戻ることになるか。
ケーキの空いた皿 紅茶のカップ 全て給仕台に避けるとテーブルを整え、綺麗に納める。
訪れた時よりも美しく。 どこでも聞く言葉だろう。
「さて、わたくしめも仕事に戻りましょう。」
そう言ってメイドは、再び王城内での作業に戻るのだ。
■雪音 >
眉間の皺が取れたご様子だった。
舌に引っかかるテイストのものよりも、スッと入り込んでいく茶葉を選んだ。
一杯目を終えると、今度は砂糖無しで二杯目を注ぐ。
熱い湯のままに仕上げたティポットカバーを外し、茶漉しで注いだ琥珀色の液体。
それと共に、あらかじめカットしてお出しした焼いたメレンゲが香ばしい
王族が食むにはややシンプルなケーキ。
目の前で一切れ食べた後、口から零れる内容を聞きながら、それらは全て此処での出来事でしかなくなる。
誰かに語ることもないからこそ、皆心を鎮めて零してくださるのなら、それは全て私への褒美と同じこと。
胸の内側へと大切にしまうことと思うのならば、黙って聞くのみ。
知恵も意見も求められること それはメイドには不相応な出来事。
「わたくしめは、お出ししたお味が良う御座いますなら、嬉しい限りです。」
王族関係者とメイドが一人ずつ
給仕を行い、寛いでもらう肩から力が少し抜けている
背もたれに身を少しだけ預ける姿
此処は自身の住まいではないのならば、それは当たり前のことか。
だらけさせるのは、メイドが望むことではない。
■雪音 >
王城のとある一室
王族関係者と、王族の親族 所謂スペアの方々の争い事は絶えない。
その中で、私の役割は全員からの信頼であり、裏切りを与えられないこと。
誰か一人に味方せず、誰か一人を勇ませず
寛いでもらうことがメイドの本懐なれば、今日も飛び切りの甘いケーキと、紅茶をお淹れする。
「あの玉座が空席になられてから、わたくしめにお茶を頼まれる回数がまた増えたご様子ですね。
―――様。」
目元のキツい、羽が触れただけで爆発しそうなヒステリックな層を見せる細身の顔立ちの女性
しかし、そんな目元も幾分か目の前にすぐお傍でお淹れした紅茶
トッ と皿に小指を添え、無音でテーブル席に差し出し、置く。
小さなティースプーンでお砂糖を一杯。
既に混ぜられたそれを口に含むご様子。
毒味や疑いをもたれないこと それはなによりの誉れだ。
生存と資産 どちらも抗い難い欲であり、必要以上に私は否定しない。
皆大切な御方だと、目の前で静かに紅茶を飲まれるご様子を立つまま、両手を腹部に手を添え、静かに見守る。
ご案内:「王都マグメール 王城【イベント開催中】」に雪音さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 王城・貴賓室」から緋天尊さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 王城・貴賓室」からフレイヤさんが去りました。
■フレイヤ >
【部屋を移動します】
■フレイヤ >
遊びを了承して貰え、ぱあと顔が喜色に染まる。
「別に夜遅くになってもいいのよ。どうせ心配する人もいないのだし。でも、緋妃様がそう言うなら、そうする」
跳ねる様に立ち上がり、ベッドの方へ小走りで駆けていく。
そこで服を脱ごうとするのだが、
「ん、えっと――あれ……たしかメイドはこうやって……」
自分で着替えもしたことが無いのだ。
複雑なドレスの脱ぎ方がわからず四苦八苦。
■緋天尊 >
「ふむ、では不躾であるのは彼の従者とその主、ということだな。
今のフレイヤの言葉に嘘偽りはないのだろうことは明白。
やれやれ…金に正直なのは良いが、この国の…一応名のある家柄だろうにその程度とは…」
額に手をあて、小さく頭を横へと振る。
今のこの世では誠実さと天秤にかけられる金額などたかが知れいるのか、と。
「嘆かわしい。
フレイヤのように自分に正直な童のほうが遥かに好ましいぞ。
ふっ…臆面もなく色事に興じようと言うのだから末恐ろしい」
その黄金の視線を外せば、天蓋つきの豪華寝台が目に入る。
「良かろう。時には色を嗜むのも良い。
ただし、日が暮れる前にはフレイヤを家に帰す…それを条件としよう。…呑むか?」
色に満ちた妖艶な笑みを見せるフレイヤ。
されど、その身は子供と言って差し支えない。
故に緋妃は、そのような条件を差し示した。
遊び終われば、子供は夜には家路につくものである。
■フレイヤ >
「ふふ、ありがとう緋妃様」
にぱ、と無邪気な笑顔を見せる。
しかし続く言葉にはバツの悪そうな顔を見せる。
「でも、一応、相手の人とは話はして、わかってもらえたのよ。お礼も渡したし……」
買収したと言えばそれまでだが、少なくとも札束を叩き付けて無理矢理奪ったと言うわけでもない。
しかし自身のスカートをくりくりと弄っている様子から、良くない事をしたという自覚はあるようだ。
「何、って。そんなの決まってるじゃない」
きょとん、とした顔。
順番に割り込んで、人を払って、鍵までかけて。
そこまでしてする遊びなど、一つしかない。
「えっちなことして遊ぶの♡」
年齢に不釣り合いな、妖艶な笑顔。
■緋天尊 >
「構わんよ。フレイヤの眼にはそう映るのだろう?
それは己にとっての"真実"を口にしているだけに過ぎん。好ましきことだぞ」
さて、童の言葉を聞けば成程そういった事由かと頷いた。
確かに、この童が目的を達成するためには必要なプロセスだったのだ。
「合点はいった。
しかしそれは子供の我儘で大人の都合を捻じ曲げたに過ぎぬ。
吾にはフレイヤは利発な童に思える。焦らず別の道を探すのも手の一つではあったであろうな」
子供ながらの思慮の浅い行為ではある。
されどフレイヤと名乗ったこの童はそこな餓鬼と同列に語るには恐らく不足。
十分に大人を理解できる知が熟していると察していた。
「理解った上で子供の無邪気さを武器として迷わず使う強かさも好ましくはあるがな。
さて──それでフレイヤの言う遊び、というのにこの部屋の入口の施錠が必要…ということか。
ふっ…そのふくれっつらに何を孕んでおるやら──どう遊ぼうと言うのだ?答えよ」
金眼を細め、再び問う。
この童は好ましい。唾棄すべきつまらぬ者とは一線を画している。
小間使いのように辰金の情報を語るためだけに現れる凡夫よりも余程良いではないか。
■フレイヤ >
「ふふ。緋妃様もすごく可愛い。私と同じくらい――なんて言ったら失礼かしら?」
彼女の言葉に満面の笑み。
一応自分も王族ではあるが、容姿をお姫様と同列に語るのは失礼だろうか、と首をかしげて見せる。
「だって、緋妃様と遊びたかったんだもの。緋妃様、何か探してるみたいだし、嘘を吐いて割込みでもしない限り会ってくれないかなって」
座り込んだまま、不満そうな顔で上半身を揺らして見せる。
ぷく、と頬を膨らませ、ゆらゆらと。
「さっき廊下を歩いてるところを遠くから見てたの。すごく綺麗だったから、遊びたいな、って思っちゃって」