2025/02/10 のログ
■ルーベル > 結局、その日は良縁無く。ただ興味深い色々な才を眺めて。
ひとまずは有意な時間ではあったと、一人満足して会場を後にしてゆき…。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区2」からルーベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 富裕地区 本屋」にエアさんが現れました。
■エア > 富裕地区の片隅に佇む貴族御用達の本屋。
平民地区の本屋と比べて当然質もいいし品ぞろえもいい。
何より暖かい飲み物のサービスもあり、愛用している。
王立コクマー・ラジエル学院の教員や生徒も利用する事もあり、
比較的平民に対して公平に接するが勿論それなりのマナーを求められ、
下手をすれば追い出される事もある……らしい。
今までこの本屋から追い出される人間を見たことがない。
あくまでもルールで、あくまでも噂に過ぎない、が……。
さて、
今夜本屋に来た理由は注文していた小説の引取りである。
吸血鬼が買いただの、実は実際に起きた事件だとか、
色々と噂のある冒険譚であるが、これが面白くて新刊がでる度に取り置きしてもらい、
連絡を受けるとこうして自ら足を運んでいる。
幾つも並ぶ書架と天井は水晶でできたシャンデリア。
床はすべて高級なベロア素材の絨毯が敷かれている。
見るからに贅を尽くしたような作りの内装。
壁に飾られている絵画や石膏像や壺や諸々諸々。
煌びやか過ぎて聊か趣味が悪いと思わなくもない。
しかし、品ぞろえと珈琲の味は一級品で、敢えて嫌う事もないだろう。
ふかふかのソファーに腰をかけ。
店員が予約していた本を取りに行っている間は珈琲を頂く、
チョコレートは持ち込み、苦い珈琲と良く合うのだ。
しかし、それにしても遅い。
予約していた本であり、普段なら前もって準備してくれている筈なのだが……。