2025/01/03 のログ
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ヴァーゲスト > 男はうなりながら本を探し続けるが、目的の本は見当たらず。
今度来るときはある程度目星を付けるか、詳しい人間を連れてくるべきだろう。

もしくは人のいる時間帯に来るべきだと、ため息一つ。
こうして男はひとまず『うまい肴の作り方』の本を手に取り、
購入して店を去るのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 本屋」からヴァーゲストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にタマモさんが現れました。
タマモ > 王都マグメール、平民地区。
大通りから、少しだけ外れた裏通り、そこに少女の姿はあった。
今日は屋根の上じゃない?いやいや、たまにはこうして、別のルートを行くのも良いものだ。
とは言っても、ふらりふらりと歩むのは、大通りではなく、ちょっと入り組んだ路地裏。
まぁ、大通りから外れてはいても、少し耳を澄ませば、大通りの喧騒が聞こえる、その程度の距離である。

………あぁ、うん、こちらから、多少声を上げたところで、大通りには聞こえないだろう、多分。
大声とかだったら、何とも言えない感じだが…と、そんな感じの場所だ。

さて、少女はどうして、そんな場所に居るのか、そう問われれば。
言うまでもない、気紛れだ。
もっとも、場所は気紛れに決めた場所でも、目的は、そう大きくは変わらない。
面白そうな場所、楽しめそうな相手、そうしたものを探る為の散歩。
それと同時に、見付けたのが誰かしらの場合、どうやって楽しもうか、とか考えも巡らせている。
そうしているも、大体は何もなく終わるのだが…たまに、当たり日があるのだ、油断は出来ないもので。

タマモ > 「ふむ…」

歩みが一度ぴたりと止まり、ぐるりと周囲を見渡してみる。
大通りは近いものの、あっちこっちと曲がった道は、どこが大通りに通じているのか。
迷路のよう、とまではいかないが、土地勘の無い者からすれば、十分迷える感じだろう。
現に、今まさに、己自身とて迷っているのだから。
まぁ、知った道だと慣れた者からすれば、人が疎らで近道となる場合もある、便利な道、かもしれないが。

しかし、今のこの路地は、そんな都合の良い近道、とは言い難くなっている。
歩き回るついでに、ところどころ、ちょっとした仕掛けをして回っているからだ。
大通りから裏路地の場合は、難なく入り込める。
だが、その逆、入った裏路地から、大通り等に出ようとすると…不思議と、裏路地に戻される。
ここからあそこ、あそこからここ、記憶を辿れども、なぜか出れない謎仕様となっていた。

そうは言っても、全員が全員、出れなくなっている訳ではない。
興味の無い相手には、留まって居て貰っても仕方ないし、さっさと出られる。
主に、面白みの無さそうな一般人とか、何かしら企んで入っている小悪党とか、そんな連中だ。

さて、そんな風にしている訳だが…果たして、迷い人は現れるだろうか?

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシルヴァさんが現れました。
シルヴァ > 何者かによる結界でも貼られているのだろうか、周辺一体で迷い込む者と迷わず普段通りに出られる者に分かれている。
同じ様に見回りをしていた者達でも迷っていない者と迷ってしまう者に別れてしまって話にならない。
周りを見回し、同じ様に迷い込んだ隊員達を眺めて分かるのは、肉感的な肢体を持つか、性欲が強そうな者の様に見えるのだが、頭を横に振ってそんな考えを消し、その内の一人に向こうを回ってみると伝えて歩き出す。
感覚も鈍らされているのだろうか、その先によく見知った者がいるとは気が付かないまま。