2025/01/04 のログ
■タマモ > そう、この仕掛けの面白いところは、ただ二分するだけではない。
出れる者とは言っても、必ずしも出たいところに出る、とは限らないし。
出れない者であっても、更にそこから浅い部分で迷うか、深い部分で迷うか、等もある。
何をどう判断して、そんな風としているのか、と問われれば。
ここに迷い込んだ少女の一人、ふと頭に浮かんだ考えが、まさに正解ではあったのだが。
より条件に近い者こそが、晴れて、その場所へと誘われる。
一見すれば、予想に反し、普通に大通りに出てしまった…と、そう思える場所に辿り着くのだ。
まぁ、それが本当に普通の大通りであるのか、と問われても、それを正直に答えるつもりはないし。
そこにまで来れた、と言う事は………その辺りは、実体験で、これから分かる事だろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシルヴァさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地裏」にヴァーゲストさんが現れました。
■ヴァーゲスト > 金がない、本当に金がない。
仕事もないので金がない。
知り合いのパトロンも連絡取れずの行方不明。
――……まっ契約ごとでよくある話だ。
契約のない口約束での長期契約でよくある話だ。
仕方がないので昔の伝手を当たり仕事をもらおうと思ったが、
その知り合いも今は仕事がないと安酒を瓶1本丸まるもらって追い出された帰り道だ。
帰るといってもどこに帰れる場所なんてありゃしねぇ。
どこか教会に世話になるか、何とか、するしかないか。
で、わざと帰り道に路地裏を通る理由はひとつ。
喧嘩を売ってくる奴に今なら格安でケンカを買うつもり。
結果として慰謝料とかお財布とか巻き上げても自己責任。
残念空振りで大通りに抜けちまったら、冒険者ギルドに顔出して、昨日張り付けた依頼書に何か依頼がないか確認するのも悪くない。
隻眼を細めて、寒空を見上げて安酒の瓶に口をつけて酒を呷る。
安酒が身に染みるのだった。
■ヴァーゲスト > 安酒が効いている内に何とかするか。
偶には裏で用心棒するのも悪くはない。
足は平民地区から踵を返して貧民地区へ。
日払いでいい稼ぎで温かいベッドがあればそれでいい。
小さく笑いながら男は立ち去るのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 路地裏」からヴァーゲストさんが去りました。