2023/10/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に夏虎さんが現れました。
夏虎 > 平民地区、大通り。夕刻前、西日が建築物も石畳も人通りも赤く照らし始める頃合いーー
八百屋や魚屋が活きの良い声で客を呼び込みはじめる所からちょっと外れた場所にて、
夏天的药店(なつさんのおくすりやさん)』は錠剤やら生薬やら果物やらを販売中。

「いやいや。そう簡単に変えれるもんじゃなんで残念ながらね、ええ、ええ、毎度あり。
 ……はあ……。」

肩こり腰痛に効く湿布とか、膝の関節痛に効く飲み薬とかより瑞々しい果物のほうが良く売れるのはいつものこと。
涼しくなってきたので果実水はとまれ果実氷はそろそろ止めて林檎でアップルパイなんか作ってみたらこれがまたよく売れてしまった。
そろそろ薬屋じゃなくって果物屋に屋号変えたら?
とは常連さんに言われて引き攣りかけた笑顔をなんとか保って見送って、ため息ついてる桃髪店主。

「……次は何作ってみようかねえ……」

果物屋でも菓子屋でもねえんだよ! やってられるか! と、言うには、果物と菓子が売れ筋過ぎる。
薬屋として看板あげてて薬の効能もそれなりだと自負している身としちゃ歯痒いところではあるが……。
受付の向こう側で椅子を引っ張りだしては腰掛けて、開くのは果物使った菓子のレシピブック。
お客さんがいつ来てもいいように偶に机の向こうに視線をやりながらぱらりぱらりとページを捲る。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミシェイルさんが現れました。
ミシェイル > 「ここは薬屋だと聞いていたのだが……」

修道服を身にまとったミシェイルが、困惑気味に話しかけた。
その声は高く少女相応だが、口調そのものは男っぽく。
少女のような姿ではあるが、発育しすぎた乳房は修道服に収まりきらないのか布を垂らして隠す程度で下乳は露出している。

「……一応、薬屋で間違いないのだな?」

一見するとおやつみたいなものばっかりが目立つが、よく見れば薬らしきものも置いてある事に気づく。
とはいえ薬屋っぽくない事に変わりなく、依然として困惑が絶えない。

夏虎 > 「おや? いらっしゃいませぇ~」

困惑気味の声に明るい赤色の瞳は本から持ち上げると受付の向こうへ。
修道女様……だろうか、に、しては……扇情的な……?
小柄な体躯と愛らしい顔付きに声色と比べれば随分サイズ違いのものに抱く感想とともに首を傾げかけたが、戻す。

「はいはい。薬屋でございますよ。売れ筋はまあ。まあまあ。此方の果実だのお菓子だのですが……悲しい事に、ええ。
 兎角何かお求めで? 此方に並んでるのは鎮痛剤やら湿布やらでございますが他にもご用向次第でお出しできるものもありますよ」

番台に並べられているのはなるほど薬屋としてのものより果物屋か菓子屋かといったラインナップは多い。
薬屋には見えない品揃えに、薬屋か? と疑念を抱かれるのはご尤もな話であるので、
いや紛らわしくて申し訳ない。とか嘯きながら席を立ち、生理痛やら避妊薬やら精力剤やら他には云々とメニュー表を引っ張り出しては広げて見せて。

ミシェイル > 「ああ、いや、なんというか……。教会で使う薬が不足気味で、いくらかまとまった数が取引出来ないか聞きたい」

心配であったが一応薬もちゃんと扱っている事は確認出来た。
精力剤とかは教会に必要ないのでスルー。。

「怪我用の鎮痛剤と、これからは解熱剤の需要も高くなるらしいからその辺りを都合出来れば後で改めて取引をしたいと思う」

伝聞系が混じるのは、単に使いでやってきただけなので日の浅いミシェイルには詳しい実態はまだ分かっていないせいだ。
そして教会から民衆へは基本的に無料か格安で賄われているが、入手先には当然対価を払わなくてはならない。
その辺りの交渉も、また後ほどおそらく別の誰かの主導で行われる。

「試しに数点買ってくる許可も得ているので、こちらの要望に見合った商品があるならこの場で買っていこう」

声はともかく口調も修道女らしくない元騎士のもの。
客観的に見れば色々と不審なところが多いであろう。
不審な自覚はあるので殊更お硬い口調にしているのもあるのだが、それが逆効果かもしれないというところまでは考えが及んでいないのだが。

夏虎 >  
「教会の……なるほどなるほど。鎮痛剤に解熱剤と……。
 これからの時期は変わり目に寒さと体調を崩す方が多いですからなぁ」

怪我用の鎮痛剤や発熱時の解熱剤……
メモと筆とを傍の棚から出して書き留めて行く。

らしい、との口振りにはあくまで本取引は別口で改める意図も読み取れるので頷き一つ。
教会が信者に振る舞うために無償で。
と、なるなら、お断りしたところではあるが対価が払われるのならば断る理由も無いが、
只……と、一点付け加えてから人差し指を立てて。

「ご覧の通り、小口取引でやっております小さな店ですので、ご要望の数を確保できるかは確約致しかねますな。
 一応今あるだけと在庫のほうの倉庫も確認してまいりますが宜しければご一緒して下さい。確保出来次第、お渡ししますので」

今この屋台にある分ではお試しというにも数が心もとなく在庫品を仕舞い込んである倉庫の分も合わせて足りるかどうか。
適当な嘘吐いてはあちらも困るしそれで悪評立てられちゃあこっちだって困る、故、正直に申し上げる。
店もそろそろ畳むので丁度良いとばかりに椅子を片付けては提案を。

彼女が頷いてくれれば屋台の受付を閉じては取っ手を掴んで屋台引っ張り、在庫品の倉庫に連れ立って歩き出そうか――

ミシェイル > 「分かった。協力感謝する」

ついていっても薬の目利きや判別はつかないだろうし一緒に行く意味もないのだが、店先で手持ち無沙汰に待っているよりはマシだろう。
それに店主の慇懃な態度も気に入ったので、特に疑問にも思わずその後についていった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から夏虎さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミシェイルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」にハイディさんが現れました。
ハイディ > 平民地区にある大通りから脇に逸れた通りにある武器店。
店自体は大きくはなく店内は手狭なその店。
客の姿のない店内奥で何処か退屈そうにカウンターに肘をついてた入り口を眺める。

「今日もいたって静か。
それはそれで良い事なんだけどね…」

平穏な一日としては問題ないが、商売としては困るそれ。
半ば趣味と言える店ではあるが売れなければ商売は成り立たず。
売れる売れないは別として客は来て欲しい所。
問題は来ても気に入らなければ売らないこともあるのは本末転倒ではあるが。

それはそれとして客でも来ればと考えてぼーっとした様子で入り口を眺め続ける。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」にオルトさんが現れました。
オルト > ギルドで冒険者相手の簡易武具整備の仕事を終え、軽い食事を摂っての帰り道、大通りの喧騒を避けて普段と違う道を通ってみる事に。

「今日も良く働いた…けど、稼ぎはまあまあって所か…」
ひっきりなしに仕事は入ってきて忙しくはあったが、やはり整備程度では稼ぎは大きく望めない…最近魔鉱石を使った鍛冶で材料費が換算で居るので少しは足しになれば…と思ったが中々難しい物である。

「ん…そういやここの通りは普段通らなかったが、あんな店が有ったんだな」
店の入り口に掲げられた看板を見ると、どうやら武器屋の様で…
こんな店も有ったのかと興味を引かれるとちょっと覗かせて貰おうと入り口の扉を開けて。

「どうもー、まだやってるか?」
扉を開ければ店番なのだろう、入り口を見つめていた少女と目が合い、軽く頭を下げ。

ハイディ > お客が来れば、そう考えて扉を眺めていればその望みに応えるように扉が開き。
扉に付けたベルが音を鳴らし開けば背の高い青年の入店。
まだやっているか、その問いかけには小さく頷き。

「いらっしゃい、普通に営業中だから安心して」

その言葉に応えるようにして肘をついていた腕に乗せていた頭を動かしては座り直し。
いかにも接客をします、という姿に整え。

「どういう武器をお求め?決まってるならアドバイスぐらいはするし…。
見て決めるのもありだけど」

そう言って店内に並ぶ武器に目を向け。
狭い店内に飾られる武器、その一つ一つが量販品などとは違う光沢を放っており。
好きに見ていってというように小さく微笑んでみせて。

オルト > 「お、良かったぜ、それじゃあ邪魔するぜ」
店員だと思われる少女からまだ営業中だと聞けば安心した様子で店の中へ。

「ええと、どういうって言われると…なんか珍しい製法で作られた武器とかが有ると嬉しいんだが…まずは見せて貰うぜ」

何か面白そうな武器が有れば参考に購入して工房で色々調べて勉強しよう…とは思っている物の、自分で使う訳ではないのでどう説明したものか…そんな状態でアドバイスを聞いても申し訳ないので彼女の申し出を断ると店内に並べてある武器たちに視線を向ける。

ハイディ > 自分の言葉に店内に青年が店内に入ってくれば目を細め。
失礼かもしれないが上から下と眺め、よく鍛えられているとみる。
しかし冒険者や傭兵ではなく、他の仕事の鍛え方だろうと見て取り。

「珍しい製法?いくつか置いてるよ。
けど、自分で見た方が良いかもね」

珍しい製法と聞けば幾つかあると簡潔に答える。
自衛用か、それともこれから武器を扱う職に就くのかは判らない。
もし問われると出来る限りアドバイスをするが、先ずは見るという言葉に頷き。

青年が店内の武器に目を向ければ鋳造で作ったものから、1から打ったもの。
そして詳しければ判る、ドワーフが打った物やエルフの製法で作られた武器までは混じっていることに気が付くはずで。

オルト > 彼女が此方を見て居る事は気づいて居ない様で、視線は並べられた武器を興味深そうに追っていて

「おお、悪いな…武器屋のアドバイス断ってまずは見せてくれなんて変だよな?」

わざわざ店に来てせっかくのアドバイスを断るし、
望みの武器の種類も口にしない…自分でも変な客だと思われてるだろう事は理解しているのか可笑しそうに。

「う~ん、鋳造品だけどこれはすげえな…でも家みたいな所だと設備がな…こっちはドワーフの職人の? ん?エルフ製のまで? うおぉ…」
店に並べられた武器を手に取るたびになにやら声を上げながら一つ一つをじっくりと眺めている男…ドワーフやエルフ製の武器が並ぶエリアにまで来ると何やらテンションが上がっているのが漏れ漏れだろう。

ハイディ > 「大丈夫。そういう客も多いよ。
先ずは自分で選びたいんでしょ?」

アドバイスを断られ、変だよな、と言われてもそんなことは無いと首を振る。
初めて武器を持つもので何気にアドバイスを求めるのは少数。
新人なりそれなりに経験を積んでいると自分でという考えが多いので。
なので青年の言葉もある意味当然だというように見て。

「お目にかなうのがあれば良いけど」

青年に一言そう告げるが、並ぶ武器を見てはテンションが上がっているのはよくわかり。
武器を前にはしゃぐ姿は可愛いなと見えてしまうとつい笑みを浮かべてしまう。

オルト > 「へえ、確かにお勧めされる通りってのも何だし、使う方としてはそういう拘りが有る奴の方が多いのか…」

ある程度の実力になれば武器への拘りも強くなってくるし、
これだけ面白い武器が並ぶ店にくる客だとそういう客も多いのかと、
自分も客なのを忘れてか感心した様に。

「ああ品質もだし、種類も豊富で目移りするな…何て言うかこれだけ色んな種類のを揃えてるともはや趣味って感じの品揃えだな」

一つ一つ丁寧に造りを確かめながら品物を見ているが、
やがてドワーフ製の剣とエルフ製のナイフが気になるのか交互に見比べて始める。

ハイディ > 「ベテランに関してはそうね。新人とかは知らずにカッコいいのとかを探すのが多いかも。
貴方はどっち?」

青年の言葉にベテランと新人の違いを、分かっている事だとは思うが説明し。
そして新人に度が過ぎた武器を目にするときは一応忠告、場合によっては売らない事もぽつりと。
そして何かに感心している様子に、貴方の客でしょう、と一言。

「入荷する武器は厳選してるから、その辺で買えるようなのは置いてないよ。
まあ、趣味みたいなものだし…よくわかったね」

種類はともかく、品質が解っているという事には少し驚き。
趣味って感字という言葉には趣味の店だからとさらりと返し。

「どっちも名品だね、それは。
ドワーフの剣は職人は街にいるけど…エルフの方は少し変な場所にいるから仕入れは大変化も」

そう、両方の武器についても付け加えて。

オルト > 「カッコよさか~確かにカッコ良い武器はテンション上がるよな…まあ実用性捨ててる様なのはやっぱり問題だし、どんなのがカッコ良いかは人にもよるしなぁ…俺か? 俺はどっちでも無いような?」

店の販売姿勢を聞くと感心した様に頷いて、
自分は使う方としてはそれ程腕もある方では無いし、どう答えた物かと首を傾げ…ちなみにカッコイイと思うのはこれと指さしたのは
1から打たれた実用一辺倒と言った感じの剣。

「ああ、何か商品の幅っていうか、色んな人に合わせて種類がそろってるのも有るし、予算に合わせて製法とかも色々なの集めて来てるんだろ?」

商売だけを考えるなら仕入れ先を統一してしまう方が効率が良い…
それなのにこれだけの品を集めてくるのだから趣味としか言えないだろう。

「ああ、やっぱりドワーフの技術は凄いよな…何より造りがしっかりしてるし技術全振りって感じで構造は判るんだけど、一つ一つの部品の作り込みが異常だよな~…エルフ製の方は魔鉱石製だよな?エルフの鍛冶屋って確かに全然見かけないし、確かに手に入れるの大変そうだよな~…近くに住んでたら絶対製法聞きに行くのにな」

名品と言われるそれを手にして、興奮が収まらない様子で。

ハイディ > 「そう言うのはあるね。でもカッコいいって武器は扱いが難しいのが多いね。
後はキミが言うとおりに実用性がないものも結構あるね。
よくわかってるね、それは名工の一本だ」

青年の言葉に同意するように頷き、その辺りが解っていない新人は初心者に扱えないような大剣や長柄武器を好むと口にし。
青年が指さした剣は名工の一振り、確かな見る目があると嬉しそうにして。

「どんな客にでも応えれえるようにはしているよ。
ただね、どうしても元値が高くなるだよ、製法に拘ってくると」

青年の言う通り、種類や製法、後は予算も考えているは良い品ほど値が張り、どうしても一つの値段が他よりも高価となり。
それを見てわかる青年はもしかして他所の店の店員かと見て。

「ドワーフは技術を盛り込んだ上に丈夫で品質もいいよ。
予算に上限が無ければお勧めできるね。
そこまでわかるってことは……キミは鍛冶屋だね?
その魔鉱石製だけじゃなく、さっきキミが差した剣もエルフ製だね。
場所は本人から口留めはされてるけど…この国内にいるね」

興奮している姿には毒かもしれない一言、この国に居ると言っては運が良ければ会えると告げて。

オルト > 「使いこなせれば強みになるってのは聞いたこと有るけど、大体は騎士団入りした貴族の子弟が欲しがったりってのが殆どだよな…
お、やっぱり…俺はこういうのが無駄が無くてカッコいいと思うんだよな」

質素に見えるけど無駄をそぎ落とした様な佇まいの剣にあこがれの様な視線を向けて。

「だよなぁ…だからこうした鋳造品が有るんだろうけど、これはこれで品質を高めるには設備が重要になってくるし…」

値段は自分も悩んでいる事の一つで、どうしてに魔鉱石何かを使うと途端にコストに悩まされる事に…

「おっ…やっぱりバレたか…っていうか、こんだけ様子がおかしい客じゃ当然か。
悪いな…冷やかしじゃないんだけど、自分で使うって訳じゃない武器を捜してるって説明するのも何だかややこしくてな…
本当は勉強の為に良さそうな武器を捜してたって訳で…
ドワーフのも気になるけど、こっちのエルフ製のは俺も魔鉱石使えるから気になるんだよな…へぇ、国内に…いつか話を聞いてみたいもんだなぁ」

やっぱりバレたかと申し訳なさそうに頭を掻いて、
エルフの職人が国内に居ると聞けば俄然興味が湧いて来た様子で…
ただ職人がその製法を教えてくれる何てそうそうある訳が無く、
そんな訳でこうして武器屋で見つけた物を買い取って参考にしているのだ。

ハイディ > 「使いこなせれば、ね。
でも遺跡や森の中とか、結構使えない場所も多いのが難点ね。
そういうお坊ちゃんの飾りにはして欲しくないけど…。
武器は飾りより使えてよ」

その剣はそういう意味だと最高峰かもと自分の感想を口にし。

「鋳造はそういう意味だと打つよりも安価に作れるのが利点、それなりな設備は必要になるけど」

鋳造は打つものに比べれば、という条件ではあるが安価。
ただそれでも品質を追求すれば値が高くなり、そこに魔鉱石など使えばオーダーメイド並みになる事もザラだと。

「武器の見方が担い手じゃなくて製造者になってればね。
使う武器を探してる訳じゃないのは残念だけど…客には違いないよ。
勉強によさそうな武器?だったら店頭には置いてるのは参考にならないかも。
職人なら気になって当然ね、私も使う身ではあるけどそうだし。
ちんまいから直ぐにわかるかも」

申し訳なさそうにする姿に気にはしていないと首を振り。
ただそれだと店頭の商品より倉庫、売り物ではないコレクションん方が参考になるかもと思ってしまう。
そしてエルフの職人に興味があるという姿に特徴を告げ。
そして、どれか買う?と問うようにカウンターから抜け出し近寄っていく