2023/08/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」にミケリアさんが現れました。
■ミケリア > 「うーん、降られてしまいましたねぇ」
ぽたぽたと鮮やかな緑髪から雫を滴らせながら独り言ちる。
自然に連なる精霊として、天候変化には敏感なはずなのだが。
今日は珍しく勘が外れてしまったようだ。
樹木精霊であるミケリアは、雨に降られるのは平気などころか、むしろ心地良いくらいだけれど。
一応は正体を隠して街で暮らしている身。あまり悪目立ちはしたくない。
「まあ、のんびり雨宿りしましょうか~」
この天気なら今日は施療院の来客もないだろう。
広場の大きな街路樹の下、ぼんやりと雨模様を眺めながら。
精霊はゆっくりと雨足が弱まるのを待つことにした。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」からミケリアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にコルボさんが現れました。
■コルボ > 【待ち合わせ待機中】
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にジーゴさんが現れました。
■ジーゴ > 平民街の中でも猥雑な通り。
連れ込み宿や酒場などが軒を連ねて、暗くなるまでは人通りも多い。
娼婦や男娼が路上で意味ありげな微笑みやウインクを行き交う人にしているその通りにミレーも立っていた。
いつも通りの白いシャツと黒いズボンだけれど、いつもよりも背格好は華奢でその皮膚はきめ細かく、話せばその声は少し高い。
女の子の方が一晩で稼げる額が大きいから、今日は安価で手に入った性転換薬を試しているのだ。
もっとも、客にありつけなければ性転換薬の分のマイナスだから、女でも男でも手当たり次第に通りかかる人に声をかけるミレーの顔には少し余裕がない。
ちょっと熱っぽいことも余裕のなさに関係している。少し具合が悪いような気がするけれど、ここでやめてしまうほどの懐の余裕も気持ちの余裕もない。
「ねぇ、今晩ひま?」
通りかかる人にぱっと近づいて、すぐに枝垂れかかって相手のシャツの裾を引いたり、腰を撫でたり。
布越しに、熱い体温と小さく膨らんだ胸があることが伝わるだろう。
■コルボ > そんな風に手あたり次第、それも路上での客引きは売りの間である程度の引く範囲は守っているのだろう、
とある通りがかりにしな垂れかかれば、
「俺に声かけるって意味分かって、……んー?」
体調不良、僅かな発熱、動悸。それ等がなければ、声をかけたのが友人、その引き込み通りでも
少しは名が知れた女癖の悪い男であると気づくことも出来ただろうか。
「なんで女になってんだジーゴ。つかそれで普通に客引きしてるって、普段もやってんのか?」
特に客引き、体を売ること自体には何も言わず、目線より少し上の高さまで身を屈めて
全身を品定めするように見る。
ちゃんと客仕草してる。女だったら抱くのだろう。
■ジーゴ > 相手にきゅっとひっつけば、だいたいすぐに手応えがわかるから、
今回もそのつもりでいたけれど、思いがけない見知った姿がゼロ距離にいて思わず変な声が出た。
「え!ばか、お前さわんなって」
こちらから体重を預けて触っておきながら酷い返事だ。
言葉遣いは普段通りだが、その声は少しだけ高い。
相手の腰にまわしていた手をすぐに退けて、相手に寄りかかることもすぐにやめた。
「あ?仕事だよ。おんなのこでやるのは初めてだけど…」
いつもやっていることは暗に認めた。
身を屈めてみると、ミレーのいつもよりも少し上気した顔が見えるだろう。
コルボを見上げる瞳はいつもの鋭さはなく、どこか潤んでいて。
「じゃまだからさっさとどっか行けよ」
相手が自分を買うとは思っていないから、仕事の邪魔だと告げて。
■コルボ > 「お前奉仕とか悦ばせることできんのかよ。
つか男娼通りのほう、は、お前の持ってる服じゃ無理か……。」
あちらは着飾ってる男がきちんと多い。何も知らず行けば友人が惨めな目に合うだけだろう。
あっちは体だけじゃなくて夢を売るまでやってるタイプだ、ちょっと気合の入り方が違う。
しかし普段通りの振舞いで、女になってこの雰囲気。
「……女で普段通りの方が男食いつく気がしてんだが。
つかなんでそんな袖にすんだよ。」
俺だって客だろ? と肩を竦めながら、近くの娼婦から声をかけられれば『今こいつと話してんだよ』と手をヒラヒラさせて。
「つかお前いくらで売りやってんだ? 相場ぐらいか?」
と聞きながら様子を伺う。振舞いが少し胡乱、に思えるのは性別が変わって勝手が違うのとはまた別。
そも性別が変化した相手も相当抱いていて、それとは当てはまらない。
顔の上気も含めて、どこかで。
……にしても、友人が女になってまで金を稼ぐのは、忌避するどころか鎌首をもたげる。
■ジーゴ > 「ぜんぜん、できるし」
相手には知られていないようだが元々性奴隷だ。
できない、と思われるのは少し心外だ。
できる、と思われたいものでもないかもしれないけれど。
ほら、とばかりに、まるでシコシコと性器をしごくような指づかいと口に咥えるような仕草をして見せる。
「え、お前、オレのこと買う気なの?」
きょとんとして尋ねた。獣の耳が大きく立つ。
自分のことを元々知っている相手を前に、作っていた女の子っぽさなどは
どこかに行ってしまっている。
少しの沈黙の後に値段を答えた。
「うーん、50ゴルドくらい?」
その辺の屋台で軽食を食べられるくらいの値段だ。
貧民街であれば質素な夕食が食べられるかもしれない。
沈黙は友達だと思っている相手に買われそうになっていることに少し驚いたからだ。
これまでは性的な目を向けられたことがなかったのに。
女の子だからだろうか?
驚いたような表情のままのミレーがコルボを見上げている。
■コルボ > 「……思ったよりキレいいなお前」
そのからかうような仕草、そのスナップにふぅーむと目を細める。
あれだけ姫の家事手伝いが出来なさそうだったのに、と思いつつ。
「買うよ? 今ジーゴ女で売りしてんだろ?
お前が本来男だからって理由で、お前の技量を今見た上で買わない、
お前が売りなんてって言うの、お前のこと舐めてるだけだろ。
俺ぁ男とヤらないだけで女になったら普通にヤるしな。」
そも人外相手にも性別など些末であるとする者もいた。
性別そのものがないもの、気分で変えられる者。
今も冒険者仲間の一人にそういう者もいる。
男にとっても相手が”今”女であれば些末な問題なのだ。
「お前立ちんぼにしてもそれは少し安くないか。
500。知り合い相手に買われるのも気が引けるだろうから上乗せした上でな。
……今度ギルドの依頼受ける時に用立てる装備の代金もこっち持ち」
即答で返してくるのは提示の10倍。ほれ、と前金で全額差し出して来る。
男が、女を買う時に、相手の髪を指で漉き、絡ませる仕草をして、
ニィ、と嗤う。
普段の友人同士で向けるものとは違う、女へ向けるそれ。
「それに、今のお前の様子、少し気になるからな。調べるついでに付き合えよ。」
■ジーゴ > 「だって、オレもともとウリ用の奴隷だもん」
クスクスと笑った。
そんな事情もあって年齢の割には手慣れている。
今はご主人様がしなくてもいいとはいうが、本人的には一番手軽に稼げるのが売春だ。
「え、マジで買うの?うぅ…」
知り合いと体を交わらせることに抵抗はないが、
元々こちらに性的な欲望を見せたことがない友達に買われるのは
少しだけ恥ずかしさがあって押し黙る。
それでも、500ゴルド!想定していない額にまた狼の耳が大きく立った。
しかも装備代まで出してくれるという。
単純に金に目が眩んだのもあるけれど、
「んぁ…」
獣の外側は少し硬く、内側はふわふわの毛にコルボの指が通と、
思っていたよりも気持ちが良くて思わず甘い声を出して小さく体を震わせた。
「いいよ…」
さっき、知っている相手だと思わずにいた時にやったように、
体重を預けて、体をすり寄せると腰元に手を寄せる。
子供にしても熱い体温が伝わるだろう。
■コルボ > 「にしては躾けられてなくないか?」
技量はあるが精神まで隷属していない。だが友人らしいと、やはり狼なのだと考えて。
しかし、それでも目立って売りをしていないのはおそらくは姫の意向だろうと。
自分は体売るのにあの人。
「なぁに純真な面してんだよ。良いか、イイ男ってのは金払いが良くて嘘吐かない奴なんだよ。
買うっつったら買うし出すっつったら出す。」
その反応が期待できるだろうと、折れることを想定込みでの金額だったが、
思いのほか良い収穫でほくそ笑んで。
「……交渉成立みたいだな」
あまり気にしたことはないが、どうやら耳が弱いらしい。
早速攻めどころを見出せば、相手の仕草に同意を見出し、言葉を受ければ、
今は金のやり取りをするのは無粋だろうと一度対価をしまい込んで、
貴方を、否、貴女を連れて手近な連れ込み宿に歩き出す。
「てか、風邪ひいてたりするか?」
体温の高さが少し気になってそんなことを言いつつ、
宿で部屋の手続きをしていれば
顔なじみの店主から具合悪い奴とヤるのか? などと言われて
「んなわけあるか。その時は金だけ渡して今日一晩ここで寝かすわ」
などと言いながら、貴女をその場で抱き抱えると、部屋の前まで歩いて中に入り、扉の鍵を閉める。
「きつくて途中で終わっても金は払うんだから無理すんなよ?」
■ジーゴ > 「うっさいな。そういう奴隷じゃねーから」
男娼の中でも、一晩だけ安い金額で貸されて、ヤり捨てされるタイプの性奴隷だ。教養とかとは無縁。
「ね、まって」
歩き出すコルボに思わず手を伸ばした。
手を繋いでもらえればその手を、繋いでもらえなくてもシャツの裾を握りしめてその姿を追いかける。
「別にげんきだし」
宿での手続き中もコルボにぴったりと引っ付いて。
言葉とは裏腹に高い体温が伝わっているだろう。
平民街で立ちんぼはあまりしないから、この店の主人とは面識はないようで、
手続きを見守っていたが。
「え、ばか、びっくりするだろ!?」
簡単に持ち上げられて抱き抱えられると、いきなり視界が高くなるのに驚いて
無意識にコルボのシャツを握りしめて文句を言ったはずだったけれど、
一層近くなった相手の気配とその匂いに思考が揺らぐ。
同時にミレーの"少女"からも甘い匂いが漂うのが伝わるだろう。
「ん、」
部屋に入ると、抱き抱えられたままキスをねだった。
潤んだ獣の瞳がより一層近づいていく。
■コルボ > 「そういう用途に持ってかれたとしてもお前ならねーだろそもそも」
多分自分で選ぶ側だろうなと思いつつ、ケラケラ笑いながら悪態を返して。
「んぁ? おう」
手を伸ばされれば逡巡する間もなく手を掴んで並んで歩き、
行く途中に『ヤり終わったらどっかで飯食って帰るか?』などと言葉を投げかけて。
「あ、こいつ俺の知り合いだから。変な客に引っ掛かってたら教えてくれや。
ああ? ああ、そうだな。別にエロいか気持ちいいかだろ。」
男がジーゴのことを軽く教えれば、奴隷として耳を隠せない貴女を見て苦言のようなものを呟く店主に肩を竦めてそう言って
鍵を受け取り。
「びっくりすると思ったからやったんだろうがよ。
……ふぅん、なるほどな」
淫気、というには術や強い効能めいたものではない。
その手のものには慣れがある男は、とりあえず体調不良ではないのだと気づき、
「ジーゴって掘り出し物だったんだなぁ……。」
ニヤァ、と笑いはするが、部屋に入って鍵を閉め、周囲から隔絶すれば、
ねだられるキスに応えて唇を奪う。
最初から啜るように吸い付き、舌を差し入れる。
ざらついた舌の感触を味わいながら、ベッドに歩いていき、
貴女を座らせた後も、しばらくの間唾液と粘膜を絡ませる。
男の片腕が自らの着衣を緩め、もう片腕は少女の耳を緩く撫でて指を這わせる。
「……お前、発情してるっぽいな」
ひとしきり唇を味わえば、ふと、そう囁いて。
「今日一日お前を買うっつって、それで足りなかったら倍出すが、どうする?」
そう言うと、先に金貨を対価分見せて、それをテーブルに置いて。
■ジーゴ > 「んぁ…」
キスをし始めるともう止まらない。
差し入れられる舌を受け入れて、簡単に咥内を明け渡す。
耳を触られると分かりやすく体を小さく震わせて甘い声が漏れる。
「もっと…して」
熱いくらいの体温とざらついた舌で受け止めて、
コルボの歯列を獣の舌がなめとる。
唾液が溢れ始めて、銀の糸のように滴るも、
「え?はつじょーき?」
続く言葉に絶句した。
長く続いた栄養不足のせいか、成長が遅れている体だが、とうとう発情期が来たらしい。
それも、女の子の体になっているときに。
キスはおざなりになって、テーブルに置かれた金貨にさえ反応せずに泣きそうな顔になる。
「オレ、おとこのこなのに、おんなのこのはつじょーき来ちゃった?」
怖い。それが本音だ。
すがるようにコルボに抱きついた。
熱い体温、どこか甘い匂い、いつもよりも速い鼓動と、体を売ることに慣れたはずの奴隷には珍しい緊張した体のこわばりが伝わるだろう。
■コルボ > 「甘え上手だな案外……。買われたからって普段の振舞いするなってんじゃないんだからな……?」
そうは言いながら頬の裏側にまで舌を伸ばして舐め取り、結果お互いの舌がお互いの咥内を蹂躙し合う水音の激しい啜り合いになる。
女に変じて男の感覚が残ってるかと言えば違うのか、女として抱かれることに忌避はないどころか好んでいる節さえ思えて。
「お前んとこじゃ男と女とじゃ発情期の周期が違うのか?」
会話を交えながら目の前で服を脱いでいく。無駄な肉のない、引き絞られた体躯。
別の友人をして豹を思わせると称される、速度特化の隆起が浮かび上がり。
そして、ズボンを早々に脱いでしまえば、ベッドに座らされた貴女の目の前に、既に反り返るほど隆起した怒張が天を突く。
今までなけなしの小銭で貴女を無理矢理体を開かせた男とは違う、
黒く光を帯びさえする、雁首のエラが張った肉凶器。
だが、それは他の男よりも静かに、目の前で雌に見せつけるように静寂を保ち、
しかし、発情した貴女の嗅覚に雄の濃い臭いを染み込ませていく。
「発情期来るにしても違和感あるなら、もしかすると何か別の要因があるかもな。
なんか最近変わったことあるか?
あと、あー、女になるのに何使った? 薬とか、術とか」
■ジーゴ > 「だから、オレだってヤったらちゃんとご奉仕できるの」
買われたとか、自分が男だとか女だとかではなくてもう無意識の範疇。
そこにあるモノは当然とばかりに咥えようとする。
「わかんない。オレ親とか知らなくて」
だから発情期の周期なんてわからない。ミレーでも種類によるのだろうか。
発情期が怖い、のは確かなんだけれども体は自然に動く。
既にガチガチになっている性器をに愛おしそうに頬を寄せると、挨拶をするかのようにキスを落とす。
太くて大きくて、特にエラが張った切先には視線が釘付けだ。
発情のせいだろうか。
「ん、クスリ」
質問に答えてから、ご奉仕を本格化させる。
小さな口を懸命に開けて、咥内に肉棒を招き入れる。
唾液を蓄えた口の中で、獣の舌が亀頭を舐め取るように動き、
徐々に口の奥の方まで侵入を許す。
”少女”もどんどん興奮して呼吸は荒くなり、顔から首まで赤みが増していく。
体を支えていない方の手は、自分のシャツに伸ばして服を脱ぎ始める。
自分だけ服を着ているわけにもいかない。
■コルボ > 「ふぅん。じゃあ俺もジーゴのこと可愛がろうかなぁ」
奉仕が出来ると言えばニヤニヤわらって。
しかし逸物の扱いが慣れている辺り、男娼のニュアンスが違うのだろう。
「拉致られた類じゃねえのか。そういやあんま昔話とか聞かねえもんな。
まあ、心配すんな。これからどういうものか調べればいいだけだし、
家族がいるだろ。それにダチの俺もいる。
一人じゃ不安になるの当たり前だろ。頼れよ。」
特に友人の過去に頓着することなくそう告げて。支障なく立ち回れるように手を貸すのだと、
己の怒張に目を奪われたような素振りさえ見せる貴女の奉仕を受けて、
鈴口から先走りが滴り、濃い雄の味を感じられるだろう。
「薬の容器残ってるか?」
きちんと、自分の意志で頑張って咥え込んでいく様に頭を優しく撫でて、
指で挟んで耳を弄ぶ。
きちんと唾液を咥内に溜めてのフェラチオ、きちんと奉仕する為の所作が出来ている上に、
高まった体温とざらついた舌の奉仕がより劣情を煽る。
亀頭をきちんと咥え込んで奉仕をするのであれば、ヒクついて先走りと雄臭を咥内に、肺に流し込んでいく。
「今口の中に出されたい? それとも顔にかけられたい?」
男も目を見張るほどに、貴女が興奮していることに驚きながらそんな言葉を投げかける。
いっそ薬の成分を調べて調合して、常連になるのもいいかとさえ思いながら、
着衣を脱ぎ始めれば手を伸ばして手伝ってやり、
露わになった胸のふくらみにも手を這わせて乳首を圧し潰すように転がす。
■ジーゴ > 「別にだいじょぶ。ご主人様いるから。お前も友達だし」
尻尾があったら振っていただろう。
奉仕で口は忙しいから、薬の容器の話に続く言葉はない。
その代わり、呼吸は荒くなり徐々に喉の奥までの侵入を許し始める。
それでもまだ咥内に全てを納め切れてはいない。
「んぁ…んッ…んふ…」
狼の歯を当ててしまわなように注意を払いながらも、大胆に頭を上下させて
喉でのご奉仕。
徐々に増していく雄の匂いが胸いっぱいに広がって、
耳を触られようものなら、普段よりも格段に敏感な体は体が小さく跳ねて、快感をやり過ごす。
自分の快感に集中してしまってはご奉仕が疎かになってしまうから。
口か顔かを尋ねる言葉に返答はできずに、ただ顔を上下するスピードを増していく、そのまま勢いで喉の奥まで雄の侵入を許すと、柔らかな喉が男の性器の形に広がって。
その頃にはもう自分で服を脱ぐ手は止まっていたけれど、すっかり露わになった胸。
普段よりも明らかに膨らんでいるそれに手が這うと体がまた快感に耐えるように小さく震えた。
それでも、喉奥でのご奉仕は止めない。
粘膜と粘膜がぐちゅぐちゅと合わさったり離れたりする音と荒い呼吸音。
■コルボ > 「ん、そうか。」
それだけ言葉をかわせば、胸を撫でる手が背中に回って背筋を這い降りる。
それだけでなく、首筋や頬を撫でる手つきは愛撫にしては優しく。
発達した犬歯を当てないようにする、歯を立てないフェラチオの作法を心得る顔の傾け方、呑み込み方。
やがて喉奥にまで咥え込み、全体的にきゅう、と締め付けて喉が動き度に扱けば男の逸物が中でぶるりと震える。
「500じゃやっぱ足んねえかもなこりゃ……。
出すぞ、全部飲み込めよ……。全部飲んだら発情してんだ、頭パーになるかもな」
先ほどの問いに答えがなければ、鎌首をもたげる欲に従い、
両手が耳を覆う。腰を動かすことなく、貴女の奉仕に任せる一方で
大きく呼吸を吐きながら耳を指が挟み込み、扱き、指を縁に這わせ、
耳の穴にまで小指を潜り込ませて耳を”犯す”
激しい2穴への愛撫の最中、亀頭が膨れ、喉を制圧しながらごぶりと、
飛沫が迸る。
並の男の吐精、その”前座”が臓腑に落ちた直後、
喉を震わせるほどの射精が迸る。
二度、三度、貴女の劣情を駆り立てるように繰り返し、数十秒精を注ぎ込む。
それで呑み込み切れなくなり、怒張を吐き出せば、その全身に雄の子種がマーキングするように降り注ぐだろう
■ジーゴ > 背中を撫でる手にも体は簡単に反応する。
体をビクつかせながらも、もちろん口でのご奉仕をやめないのは意地のようなものだが。全部飲み込めという指示には言葉では答えようもなくて、
限られた首の動く範囲で、うなづいた。ほとんどうなづけていないけれど。
「んっ…!!!!あ゛あ゛っ!」
獣耳を触っていたはずの手が両耳を覆ったと思ったら、
元々敏感な耳の穴に指が入ってきて、一瞬視界が真っ白になった。
今までになく大きく痙攣する体は本人はわかっていないが、雌イキしたもの。
もっとも雌なのだから雌イキするのは当たり前のことなのだけど。
「ゔぇ…え…ゔ……あ、」
快感で体が震えている最中に、咥内に吐精される。
飲み込むも何も直接胃に注ぎ込まれるような吐精をやり過ごしたと思った時、
もっと大量の精液が咥内に溢れ出す。
飲み込むことはおろか、数十秒の間呼吸さえできなくなって
飲みきれなくなってしまって、反射的に肉棒から口を外してしまう。
顔は赤く高揚し、口の周りは精液でべとべと。
小さく主張する胸から臍にかけても、まるで飲み物をこぼしてしまったかのように白濁した液体に塗れている。
「ごめんなさい!」
全部飲めと言われたのに、飲めなかったことを理解するのには一瞬の時間がかかったけれど、
とても焦った声の謝罪。
命令に背いたとことによる焦りで奴隷の頭の中はいっぱいになる。
もう、獣の目からは涙がこぼれ落ちそうになっていて、
より一層、ご奉仕しなければと思った娼は男にもかかってしまった白濁を
舐め取ろうと、姿勢を屈めた。
拒絶しなければ、男の腹に飛んだ精液をなめとってから、
もう一度性器を口に納めて、お掃除フェラを始めようとするだろう。
■コルボ > 「ストップ、ジーゴ。落ち着け。」
端的に言葉と名前を刻んで告げて、頭を撫でて謝罪の奉仕をしようとした
少女の隣に、ベッドに膝をかけて乗り上がれば後ろに回り込む。
「よっと」
奴隷として心は、とは言いつつ、奉仕の失敗が何を意味するのかは刻み込まれていたのだろう。
「お前は悪いことしたのか? 見てみろ?
お前は俺のデカいチンポをしっかり喉奥まで咥え込んで、
きちんと気持ちよくして、それだけじゃなくお前自身も気持よくなった。」
説き伏せるように囁いて、後ろから腕を回し、膝の上に載せる。
自分の体が汚れるのも構わずに、優しく、優しく、普段の男の口ぶりを知るからこそ、
気遣いや優しさが耳から流れ込んできて、耳に軽く歯を立てる。
「ほら、見てみろ。この飛び散ったザーメン、どんだけ出した?
お前がこぼして撒き散らしたんじゃなくて、自分がどれだけ頑張ったか、
俺に見せてくれたんだろう?
まあでも、お仕置きされたほうがいいなら、お仕置きしてやろうか。」
貴女の体を男の鍛えられた腕が脇から抱え込み、股下から一度出して尚そそり立つ肉棒を尻の谷間から秘穴にかけて擦り付けて。
「ジーゴ、チンポにお前のオマンコ擦り付けてみろ。
自分で、誇り高い狼のお前がトロトロマンコでチンポ欲しがって擦り付けてみろ。
今日は俺の雌になるんだって降参するのがお前のお仕置き。
ちゃんとお仕置き受けたら、二人で気持ちよくなろうなぁ」
優しく、優しく、甘く、甘く。一切の苦痛も負の感情も与えない。
その代わり、蕩かして、呑み込んでいく。
両手が少女の体を這い回る。
指が肌に付着した白濁を掬い取り、塗り込み、広げていく。
卑猥な光沢を身に帯びさせ、雄の臭いを雌の体に塗り込み、包み込む。
自らも腰を揺り動かして秘所へ竿を擦り付け、陰核を雁首で巻き込み擦り上げる。
発情した雌の体がどういうものか、何を欲しているか、実感させる為に、
耳を口に頬張って音を立てて啜りたてて歯を立てて。
■ジーゴ > 「え?」
頭と体を低くして、謝罪の口淫をしようとした獣の体が静止の言葉にピタッと止まる。命令を聞けなかった奴隷は殴られるとか蹴られるとか、無理やり入れられるとかそんなのばかりだ。当然のように心身はそれを予期していた。
「ん、オレがんばった。」
簡単に持ち上げられて、膝の上に座らせられる。
熱い体の肌同士が触れ合って、心臓の鼓動と呼吸がとても近い。
もちろん抵抗はしないけれど、獣は小さく首を傾げたまま話を聞いている。
確かに全部の白濁を飲み切ることはできなかったけれど、頑張ったことだけは確かだ。コルボを気持ちよくすることもできたし、自分も気持ち良さで頭がどうかしたかと思った。
「っ!」
それでも、お仕置きという言葉には息をのんで、体が緊張するのが伝わっただろう。体を少し持ち上げられてまだ毛も生えていなければ、発達しきっていないミレーの性器のスジに当てられた男性器。
股に感じる一度達してもなお猛々しいゴリゴリとした男性器。
ここからはあまり経験がないから突然たどたどしくなるのが伝わってしまうだろうが、促されてようやく、自分で腰を動かし始めた。
粘膜同士が触れ合う水音。
腰を動かして、性器同士が少し離れた時にもキスの時の唾液のように粘液が二人の間で銀糸のように繋がる。
くちゅりくちゅりと音を立てながら、自分の慣れない雌の部分をガチガチに勃起した肉棒に擦り付ける。
「ひゃッ…」
控えめなサイズの陰核がカリに捉えられると、また体を震わせた。
慣れない女の子の快感だ。
女の子としての性行為はほんの数えるほど、自分から動くことさえ手探り状態だが、体に擦りこまれる雄の匂いに思考はとろけ始めて、
徐々に腰の動きもスムーズになっていく。
まるでキスするみたいにクチュクチュと、性器同士がついたり離れたり。
■コルボ > ひとまず落ち着けばよしよしと、優しく頭を撫でて、
がんばった、という自己評価を聞ければそうだなと頷いて。
痛い思いをさせない、恐怖を覚えさせない、否定せず、
肯定して、心地良く、快楽を伴う。
「これから俺のするお仕置きってのはどういうものか、よく覚えておけよ……。
そもそもおめー、俺を他の男と一緒にすんなってんだよ……。
お前の体が、他の”雄”と違うって今感じてんだろ……?」
最初はたどたどしかった腰遣いも、己の臭いに雌の本能が思考を支配するように
雄へ媚びる律動へと変じていけば、両の乳首を人差し指で執拗にカリカリと引っ掻いて。
「自分で体にザーメン塗り込みながら、今日は雄に降参して俺と交尾します、いっぱい気持ちよくなりますって言ってみな。
それがジーゴへのお仕置きだ……。
ちゃんと言えたら、ジーゴと交尾してやるからなぁ……。」
同じ粗相をしたことへの対応は行為の強要。
だが男の振舞いは、囁く言葉は、少女を絡め取ってメスに、交尾相手に落し込むより悪辣な仕草で。
もしあなたが従えば、四つん這いになって尻をこちらに向けるように促して、ドギースタイルに転じて、腰を掴めばまだ雄を知らぬ秘所へ亀頭を当てがい、ゆっくりとほぐしていくだろう。
■ジーゴ > 「お仕置きヤだ…」
嫌だと言っているのはお仕置きという言葉に反応してのもの。
普段、適当に見つけた相手から金をもらってする性行為とは全然違って、もう、心も体も思考もとろとろだ。
自分で腰をふって、粘膜を擦り合わせる。
普段は陥没している乳首は胸の小さな膨らみの上で露わになって小さいなりにコリコリと硬くなっていて、興奮を露わにしている。
ガチガチの肉棒から溢れる液体に混じって、未発達のスジからも液体が溢れ始めているのがわかるだろうか。
「自分で…体にザーメンぬりこみながら…今日は、オスにこうさんして…
コルボと交尾します。いっぱい…きもちよくなります。
ジーゴにお仕置きたくさんおねがいします。」
腰をくねらせて秘所を亀頭にキスさせながら
お仕置きと言われたら、言われた言葉をたどたどしくも繰り返す。
お仕置きをねだる言葉を追加したのは、奴隷の習慣だ。
「んぁッ…」
尻を持ち上げられると、思わず声が漏れた。
犬のように四つん這いになって尻を高く持ち上げる。
腰を掴まれるともう動くことはできない。
自分で動いていた時よりもはっきりと、股に鬼頭があてがわれているのがわかる。
体はもうとろとろで準備ができているというのに、
こんなに大きな性器を受け入れられるかわからなくて、心はこわばり始める。
ぎゅっと、シーツを握りしめた。