2025/03/09 のログ
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グスタフ > 酒場で軽食を食べ終わり珈琲をすする。
残り物のサンドイッチ程度だったが腹は膨れた。
こんな夜更けに他の客はいなかったので、ぼんやりと過ごしている。

外で雨音がしている。通り雨か。
雨宿りに暫くまだいるか……。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノックスさんが現れました。
ノックス > 「これを頼むな」

冒険者ギルドの受付、時間帯のせいか比較的空いている時を見計らい朝に受けた依頼の討伐証明が入るを引き渡す。
それを受け取った受付嬢が中を見て顔を引きつらせるのを一目見ては、報酬が用意出来たら呼んでくれ、そう言って受付を離れる。

そしてその足で向かうのは次の依頼を探しに依頼が張り出される掲示板へ。
そこに朝から受けられなかったもの、新しく張り出された依頼に目を向け。

「しけてるな。こう…でかい討伐でもないもんか」

並ぶのは採取や別の町への荷運び、新人冒険者への付き添うなど、自分の優位が生かせるようなものが殆どなく。
ないことはないが、自分の今のランクでは一人で討伐できる討伐依頼も最低同行者が一人いないと受けることもできない。

その事に対して不服はあるが、決まりに文句を言うほどバカではなく。
眉をしかめて他の依頼、行方不明の捜索、臨時メンバー募集などにも視線を向け。
自分に合いそうな依頼がないものかと探して。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からノックスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 王都に幾つか存在する冒険者ギルドの支部の一つ。
とは言うものの、その実態は冒険者が客として集まる酒場兼宿屋であり、
申し訳ない程度に店内の掲示板に日銭を稼ぐための依頼文が貼られているに過ぎない。
それでも、1階の酒場では冒険者を始めとした荒くれ者や、彼らを相手に春を鬻ぐ娼婦、
その他にも飲食の為に訪れた一般客達にて相応の賑わいを見せていた。

その賑わいの中心、客達がそれぞれの卓にて同席の身内や仲間と思い思いの
時間や食事を愉しんでいる中で、独り、周囲の卓の客にちょっかいを掛ける中年男の影が一つ。
本来であれば、嫌われそうな行為であるが、誰も文句を言わず、また、店主も黙認する理由は至極単純で。

「いやぁ、運が良かった。ゴブリンの懐を漁ったら、まさかの宝石を見付けてよぉ。お陰で俺の懐が潤ったぜ。
 お、グラスが空じゃないか? マスター、俺の奢りで同じのもう一杯。ほら、乾~杯~♪」

等と、傍迷惑ながらも、明快にて、周囲の客達に見境なくも奢りを振る舞う故。
奢られた方は多少困惑するも、ただで酒が飲めるとあって強く文句を口にする事もできず、
店主も彼のお陰で儲かる上に支払い許容額も抑えている為に、この行為を見て見ぬ振りをする始末。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロイナさんが現れました。
ロイナ > 「あー……はいはい。また王都の魔族が何だ~って話ね。
 前に一度聞いた気がするけど、またアレ? ……あ、そう」

やや貧民地区に寄った辺りに立つ冒険者ギルド。
そこの一角にある冒険者その他万人向けの酒場において、ロイナはとある女性の話に耳を傾けていた。
──此方から話しかけたわけではなく、ひとり席に座ってぼんやり受付カウンターの方を眺めていると声をかけられただけだ。

この街の冒険者らしいが、初対面ではない。
前もこの場所で声をかけられ、雑談めいた与太話を散々聞かされた記憶が蘇る。
実際、話の内容は似たり寄ったりなので面白みもない。

「てか、なんであたしなんかにその話するの。
 他に冒険者の相棒を探してる人なんて、王都探せば幾らでもいるでしょ」

そういった依頼もあるのは知っているし、難易度高めゆえに報酬もお高いのは当たり前のことだ。
それでも、自分よかほかに鼻息荒い冒険者が幾らでもいるだろう、と。
そんな風に促してみるが、もう暫く離してくれなさそうで──溜息をつく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロイナさんが去りました。