2025/02/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にメイさんが現れました。
■メイ > 平民地区のギルドに併設された酒場。
午前の依頼を終えて昼食を取りに向かえば、時間帯もあり混雑をしている。
給仕がせわしなく走り回っているのを見れば、声をかけるのも躊躇われ、自分で空いた席がないかと中を歩き。
いつもならばカウンター席は空いているのだが、この日に限ってはテーブルもカウンターも客で埋まっており。
これは駄目かなと諦めが入ったところに席が一つ空くのが見え。
取られる前にとそちらへと向かい。
「ここ、失礼するね」
静かにその席の隣の先客に声をかけては椅子に座っていく。
■メイ > そうして食事を終えれば次の仕事を探しにギルドにと戻って。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からメイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエアさんが現れました。
■エア > 周囲の視線が少し気になるがそれは何時もの事である。
平民地区に住む者たちは富裕地区で生活する人間と違い、
その程度の知識と躾しかされていないのだから仕方ないと割り切っている。
だから平民地区に足を踏み入れたくなかったのだが、用事かあるから仕方ない。
以前の件はそれらを見かけなくなったので保留する事にして、
それに関して冒険者ギルドに依頼の取り下げをする為に、
今宵は平民地区の通りを歩いている。
鼻腔の鋭い者なら嗅ぎ取れる程度の淡く薄い柑橘の香りをまとい、
普段と変わらないフードのついた外套を深く目元を隠すようにかぶり、
顔全体は視界を確保する切れ込みも何もないのっぺらとした真っ白な仮面で隠している。
そんな姿では奇異と好奇の視線は仕方ないとは思うが、
もう少し慎みをもって、見て見ぬふりをするとか、何とかして欲しい。
「………さて。」
件の冒険者ギルドはどこだったか?
平民地区に滅多に足を踏み入れない所為で土地勘はない。
地図もない、平民地区の事は長く記憶に留める心算もないからか道も覚えていない。
チョコレートの大変おいしい酒場が併設されたギルドの筈。
チョコレートは本当に美味しかった。
今度実家に紹介して定期的に購入するのも悪くない。
――…はしたないが思い出すだけで少し涎がたれかけた。
それをシルクの手袋に包まれた人差し指で軽くぬぐい、
改めて真っ白い仮面の奥から辺りに視線を向けて、覚えがありそうな道を建物を探すのだった。
■エア > ひくっ、と真っ白な仮面の奥で鼻腔を震わせる。
あの香り、チョコレートの香り、あの美味しいチョコの香り。
小さく一度うなづくと、魔法を使い嗅覚をより鋭敏に。
あとは恥ずかしながらだが、チョコレートの匂いを追って、
平民地区の路地を歩き続けると……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿」にグライドさんが現れました。
■グライド > 宿の一室には、ランプの明かりのみが灯る
サイドテーブルの上には、空になった酒瓶が何本か
椅子には、脱ぎ落された衣服が無造作に掛けられて居る
窓が閉ざされた部屋の中、僅かに温度を感じられるのは
其処に人が居るから、だろうが
勿論――ただ、其れだけとは言い難い。
「――――……明日も、寒くなりそうな空してやがる…。」
呟いた声は、窓の外を見ながらの。
此処最近の寒波は、まだ過ぎ去る様子を見せていない
困ったもんだ、と、そんな事を呟きながら
――なぁ? と、同意でも求める様に、己が膝上へと声を向け
其の背中に、柔く指先を、掌を滑らせるのだ。
一晩の褥を共にする、何て事は、傭兵ならば日常と言えよう
生き方が刹那的なのだ、気が向く儘に、良い女に声を掛け、口説き、愛でる
勿論、其れに応える相手が居るか如何かは、其の時次第、なのだが。