2025/02/28 のログ
■グライド > 夜は更けてゆく。
酒瓶は、これ以上増える事は在るまい。
寒い夜だが、温まる術には事欠かないのだから――
ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿」からグライドさんが去りました。
ご案内:「平民地区 / とある宿屋」にノア = セシルさんが現れました。
■ノア = セシル > 王都マグメールの平民地区、とある宿屋。
この日便利屋は 画家志望の学生に依頼され、デッサンのモデルをしていた。依頼主はアトリエも持たぬ学生の為 安宿を一室借りて数時間、一心不乱に女を描き続け。依頼主が満足するまで描くと、決して高くない料金を受け取る。たまには 純粋に夢を追い掛ける学生相手に、安価な依頼を請け負うのも悪くない。
学生が帰った後、長時間同じ体勢を取っていた為 疲れてしまった女は そのままベッドに横たわり、いつの間にか眠りについてしまい… ︎︎そして、夜も更けた頃 ──
【 ︎︎急激な寒波の襲来で記録的な豪雪や吹雪に見舞われています。
また、そのあおりを受けて各地の宿泊施設では帰宅困難者の宿泊が急激に増加しています。宿泊施設経営者および利用者の方々には、少しでも多くの方が利用できるよう相部屋へのご協力をお願いいたします。なお、宿泊サービスを提供していない飲食店への営業時間外への居座り行為等は迷惑となりますのでご遠慮ください。 ︎︎】
『 ︎︎………と、いうわけでございまして。 ︎︎』
宿屋を訪れた客に、王都自治会からの貼り紙を指し示しながら “相部屋で良ければ宿泊可能” と説明する店主の姿があった。
ご案内:「平民地区 / とある宿屋」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 「うぶるるる……かまわねぇよ、こんの寒い中おっぽり出されっ放しになるのに比べりゃ、なんでもねー……――」
防寒具を着込んでもなお芯まで冷えるような寒さ。
ともかくも避難をと逃げ込んだ宿で提示された条件は、男にしてみれば速断するに足るもの。
店主の説明を二つ返事で受け入れ、部屋に案内してくれ、と懇願――
■ノア = セシル > 混み合う前に入室していた為 そんな説明を聞いてもいない女は、ベッドの上で無防備に横たわり。身に付けているのは白いベビードールのみ。デッサン用に用意したそれは 身体のラインが見える薄い生地で、無駄な装飾もない極めてシンプルな物。
「 ︎︎………………… 、 ︎︎」
すぅ… と小さな規則正しい寝息を立て、静かに眠っていた。
ご案内:「平民地区 / とある宿屋」からノア = セシルさんが去りました。
ご案内:「平民地区 / とある宿屋」にノア = セシルさんが現れました。
■エズラ > 「ふぃ~……助かったぜ――っと」
部屋に通され、人心地。
しかし店主曰く、先客は既に就寝中のためくれぐれも静かに、とのこと。
扉が閉まれば、室内は弱めに焚かれた暖炉の他、光源もない。
そろりと荷物を下ろし、防寒具を脱いで炎にあたり――
ふと、炎の揺らめきの先、寝具の上に横たわる人影に視線を。
「……ン?」
店主の間違いか、はたまた気を利かせたのか――
それとも、ただの怠慢か。
そこに寝息を立てるのは――
「お、女かよ――」
影になってその顔は見えない。
足音に気を付けつつ顔を覗き込み――男は己の口元に手をやって、声が出そうになるのをおさえる。
見知った顔――しかも、ここしばらく見ることのなかった顔。
危なっかしいところもあったので、ひょっとすると、とすら思っていたが。
気が付けば寝具の傍らにそっと腰を下ろし、安堵したような表情。
しかし同時に――
「……ムフフ」
助平心を隠そうともしない笑み。
そう、っと毛布をめくり上げ、その整いすぎた肢体を眺める。
緩く手を伸ばし、頬を撫でてみる――
■ノア = セシル > 毛布を捲られようと暖炉のお陰で暖かい部屋では、女の反応も寝返りを打つのみ。壁際を向いていた身体は仰向けとなり、薄暗い室内でも はっきりとその顔を認識できるだろう。それと同時に 肩から落ちた細い肩紐や、無防備な胸元なんかも、視認できてしまうだろうけれど
「 ︎︎……… ん、 ︎︎ ︎︎ ︎︎…………………… ︎︎」
頬を撫でられても 僅かに顔の向きをずらすだけで、優しい手付きに目を覚ますことはなく。再び心地好さそうに、規則正しい寝息を立て始める。久しぶりの再会で、相変わらず実に不用心で呑気な部分を晒しながら。
■エズラ > 柔い感触が男の手に返ってくる。
そして、触れられているというのにまだ起きる気配がない。
「ったく……相変わらず無防備っつーかノンキっつーか……――」
それ故に危険な目にも遭うことが多かった印象で。
しかし、なんだかんだ、ここで生きているのを見て、純粋に嬉しいという思いが己が胸に去来することに、少しの驚きを感じ。
このまま寝顔を眺めているのも良いな――
「……とは、ならねぇのがオレなんだよなァ……――」
おもむろに――仰向けでも型崩れしない主張の激しい双丘の谷間へ――
顔面を一気に押し付けるようにダイブ。
その熱さと柔さを堪能しながら、あえて相手を覚醒させようという試みを敢行するのであった。
■エズラ > 【移動】
ご案内:「平民地区 / とある宿屋」からエズラさんが去りました。
ご案内:「平民地区 / とある宿屋」からノア = セシルさんが去りました。