2021/11/06 のログ
ご案内:「マグメール平民地帯(過激描写注意)」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 雰囲気以上に暗い気配が漂っている、平民地区と貧民地区との中間に位置する空間。
当然ながら治安が良い筈もなく、所謂普通の暮らしが平民地区では行なえない者、或いは貧民地区の食い詰め者を利用して稼いでいる者だって多数いる事だろう。
「…………」
声を掛けられたならば金を受け取ってから路地裏に誘う事を狙ってるであろう遊女達に並んで、ローブを纏った彼女が立っている。
一見何も持っていない身一つな上に、ローブ一枚を脱ぎ去ってしまえば中に何も身に着けていない外見から同じくただの遊女に見えるだろうが、実際は薬を売っていた。
医者がいるかどうかも知れない地区の者達の為の頭痛薬やら胃薬もあれば、普通の場所で普通に売り捌く事が憚られる様な物まで。
真っ当な方法で医者に罹る事が難しい遊女達にも薬を売る事も珍しくない。
身なりから同じ程に遊女と勘違いされて誘われる事も度々起こりうるが、そんな調子で誘われたならば、彼女も相手によってはそのまま受け入れて路地裏へ赴く事も時々起こるのである。
また一人遠巻きの人影が路地裏へと消えてくのを見届けながら、読風に吹かれる身体は自然と火照りを帯びていた。
ご案内:「マグメール平民地帯(過激描写注意)」にボルフライさんが現れました。
■ボルフライ > さまざまな理由によりこの辺りで暮らさざる負えない者たちによって、ちょっとした賑わいにはなっているエリア。
当然ながら衛兵といったものが立ち入ることすらなく、治安に関してはこの辺りを収める悪党が闊歩して幅を利かせているといったものだった。
最近悪党同士の縄張り争いがあり、今はゲーティア傭兵団というのがこの辺りを収めているらしいと、遊女たちが話しているのが聞こえただろうか。
そんな折にふらりと現れる大柄な男。
傭兵団として王都にもちょっとした拠点が欲しいとの思い付きで、居心地の良いこの場所を前の組織から「譲って」もらったのだ。
今は自ら周辺を練り歩いて、エリアの確認をしているところ…場所が場所なだけに普段の恐ろしいほどのオーラは抑え込んでいるためか、遊女たちは気安く誘うような所作をし始めている。
そんな女たちを横目にレフェーリアと目が合うのは必然だったろう。
■レフェーリア > また誰か羽振りの良さげな誰かがこの辺りを通りかかって来たのだろうか、遊女たちが何かと話し掛けている声が風に流れて聞こえて来る。
が、それ以上に感じるのは通常の人とは異なる魔の気配。以前にも増して気配を隠そうとも、分かる者には分かる怪しげな瘴気を感じ。
以前に知り合ったどころか、行く所まで行った覚えのある気配に震える身体をどうにか抑えながら気配のした方を見てみれば、そこに居たのは見覚えのある大柄な男だった。
「っ……は……」
遊女ですらない、相手の女として近寄りたくなる気持ちを辛うじて抑えながら、相手の視界の中でローブの懐から小袋をさりげなく見せる。
本来は治療師としての薬売りである事をいつものように示してはいるが、話し掛けられたならばどうするかはもう心の中で決まってしまっている。
何も知らない相手の周りの遊女達は「あの子はただの薬売りだよ」等と語りながら、本性を隠しているらしい相手を尚も誘っていて。
■ボルフライ > この場にいる誰よりも雰囲気も佇まいも、なにより危険な空気も持ち合わせるこの大男には、媚びを売る者、おこぼれにあずかろうとする者が群がる。
そんな鬱陶しい連中をあしらうよりも、何も知らずに股を開く遊女の方が気楽でよい。
そんな女たちの奥に、良く見知った…見知ったどころでは済まないくらいに深い関係となっている女の姿があった。
その姿を見た瞬間、男は小さく笑みを浮かべつつ鋭い眼差しを向けて。
「そうか、薬師か…そのローブの下が今どうなってるか見ものだな」
遊女たちの話に彼女が薬売りであることを思い出しつつ、実際その身はどうなのかと笑うのだ。
別に透視でもなんでもなく、彼女の性格を知るが故の指摘。
「さて、実は俺たちは大所帯でな…全員まとめて面倒見させてもらうか…
薬に詳しいヤツも必要になりそうだ…お前にも来てもらうぞ女」
遊女たちを両脇に抱えながらその胸や尻を触り、まるでレフェーリアに見せつけるようにしつつ、理由を付けて彼女にも声を掛ける。
この地に詳しい遊女を手籠めにしつつ、レフェーリアの身体も都合よく弄んでやろうという魂胆だった。
■レフェーリア > 振る舞いから漂っている危険な雰囲気を感じ取りながら、視線と共に溢れる言葉にぞくり、とまた身体が震え上がるのが分かる。
治療師である彼女を見知った者に突然に押し掛けられる事も珍しくない中、溢れた言葉を前にしてぞわぞわとローブの内側では燃える様な興奮と熱気を帯び始めたのを生々しく感じ取る事が出来て。
楽しげに笑いながら誘いに乗った遊女達を誰でも構わず引き入れている姿に、最後に話しかけられる。遊女めいた出で立ちながらも、本来は違う職業の彼女。
「は……は、い……」
呆気なく頼みを聞き入れてしまっては、本当に良いのか、と揶揄いながら笑う遊女達。
気配の怪しさに感付いていないのか、大所帯という相手の話に乗って普段以上の儲けを期待しているのかは分からないが、いずれにしても誘って受け入れてくれたならば容易く相手の話に乗る所存であるらしい。
路地裏に誘い込んだ後で組んでいた屈強な男なり何なりを使って男の身ぐるみを剥ごうとしている女も居るかもしれないが、そんな不安も持ち合わせる事は無いまま、大人しく相手の背後を追っていく。
ご案内:「マグメール平民地帯(過激描写注意)」からボルフライさんが去りました。
ご案内:「マグメール平民地帯(過激描写注意)」からレフェーリアさんが去りました。