2021/02/14 のログ
アリエッタ > 拳を食いちぎられそうなほど締め付けられて絶頂するネリネから拳を引き抜き。
性液まみれになったネリネの体を眺めつつペニスに奉仕する様子を眺めそのままさせるがままにする。

「いい子ね♡ちゃんと奉仕ができてえらいえらい♡」

躾ができているペットを褒めるかのように頭を撫でる。
奉仕をさせ、まだ残っていた精液を吸い上げられればそのたびに体が跳ね上がって。

「んっ♡あっ♡ネリネ口マンコ♡口マンコにご褒美上げる♡」

射精が終わればネリネの頭を掴んで口の中に放尿する。
放尿が終わるまでネリネの頭を押させつけて離さない。
放尿が終わればペニスを離してネリネの手を握る。

「まだこれぐらいじゃお互い満足できないよね♡これからが本番だよ♡」

ネリネの手を引いた先にはクリスタルでできた三角木馬。
ネリネを抱え上げて三角木馬に乗せ、その足首に足かせを付ける。

「ネリネは痛いのも大好きだもんね♡今度は私がネリネにご奉仕してあげる♡」

乗馬鞭を用意してネリネの尻や太ももに打ち付けて鞭の跡をたっぷりと刻み込む。

ネリネ > 「んう……っぅぶ、っっぶぶ、ふっ、んぶ…!?
っぇ゛ぇっ、っげほ、げ―――っふ…!!くは…っぁ゛、…た…くさん、飲んじゃ…た…あ……♡」

次々沸き上がる射精。じゅるじゅる、じゅるじゅる。何度も音を立てて吸い上げる。
多量の精子を飲み込み。更に追い打ちでの放尿が、胃の中へと雪崩れ込み荒れ狂う。
まだ始まったばかりにも関わらず。ぽてりと少しばかり腹が膨らんでしまう程。
けぷ。精臭と尿臭の混じり合う、それでも満足気な息を吐いていれば。
ソレより小さな少女に、思いもよらない力で持ち上げられてしまい。
そして。

「っひっ、っっぎ、ぐ…!?
っゃぁ゛っお…しおき…ごしゅじんさ…まの、おしおき、っ、ぃ゛っ……!?」

下ろされたのは木馬の上。勿論可愛らしい物ではなく、拷問じみた三角木馬の事である。
足首に枷が嵌められれば。ぎりぎりと三角の頂点が食い込む。股を割る。
透明な木馬を下から覗けば。フィストファックで拡がり、肉襞が剥き出しになった膣口が、秘裂が見える筈。

更に少女に鞭打たれ。高く爆ぜるような音が続き。

「っぎひ、っぎ、っぁ゛、ぁが…!?
っは、っぐ、ひぎゅ、 ぃぎ ぃぃ゛っ、っ?!♡」

撲たれては悶え。暴れ。その都度更に尖った木馬が食い込んで。
尻にまで食い込み、秘裂はぱっくりと拡がりきって。
悶絶する。もう、それしか出来ない。

アリエッタ > ネリネの尻と太ももが真っ赤になるほど叩いて肩で息をするほどに。
鞭を捨ててネリネの尻穴を見る。

「まっかっか♡お猿さんみたい♡」

鞭で真っ赤になったネリネの尻を見ながら浣腸器を用意。
ネリネの尻に浣腸器の中身、強力な下剤を注入する。

「うーん、まだ出しちゃダメ♡えっと…」

下剤を注入した尻穴に栓をしたいが生憎それ用の道具が見当たらない。
どうしようかと考えているといいものが視界に入って。

「これでいいや♡ネリネのアナルなら入るでしょ♡」

先ほどまでお互いの痴態を映していた水晶玉。
子供の拳大の大きさだがネリネの尻穴に入れる。

「ああ♡もう我慢できない♡私も変態になる♡ネリネと一緒に変態になる♡んっ♡お浣腸♡お腹ぐりぐりする♡」

ネリネの被虐に我慢できなくなって自らも浣腸を施しネリネの向かい側になるように木馬にまたがる。
割ける秘所と浣腸の痛みで汗が吹き出しながらネリネをぎゅっと抱きしめる。

「ネリネ♡今から私も気持ちよくなるから♡一緒にウンチ漏らそ♡」

抱きしめてお互いに膨らんだお腹を圧迫しながらキスをして舌を絡める。

「んん♡ネリネ♡気持ちいい♡これからが本番♡一緒に変態になって気持ちよくなろうね♡」

ネリネ > 「は、っぅ、ぁは、は――っはぁ、は…♡」

叩かれて。興奮する。痛みすら気持ち良いと。すっかり蕩けた表情が訴えていた。
鞭打ちが終わり、僅かに上半身が俯くと。その分背後へ尻が差し出される。
背後に回る彼女が何をするのか…してくれるのか。考えて。期待して。
そして矢張り。彼女の発想は、壊れたソレの想像をすら跳び越える。

「…っ、っ゛っ!?はぎ、っぎひ、ぎぃ゛ぃ゛っ!!?♡
っぁ、が、ぁがががっ、っご…ぉ゛ぉ゛っ♡♡」

浣腸液の注入。その直後。ごり、ごりごり…!!尻孔に押し込まれたのは、映像を撮り、映す水晶玉。
流石に解されないまま抉られた尻孔からの衝撃に。目を剥いてがくがくと痙攣し。
そうすれば更に。体重の掛かる秘裂が…股全体が。裂かれんばかりに広がって。

「ぎっぐ、っぐ、ひぎ…♡ぅぁ゛ぁ、っ、ぁっ、ぁ゛ ぉ゛っ ♡
ご、しゅ…ごひゅじ っ、さまぁ゛、ぁひ、ひ…っぎ…
け…つ、まんこ…っとけ…る、……おにゃ、か、とけちゃ…ぅ゛……♡」

木馬の上。二人で抱き締め合う…逆にそれが。返ってお互いを木馬の上で固定してしまい。
どちらが悶える動きも、二人共を揺さ振って。木馬へ擦り付ける物となった。
ぎぢ。みぢ…!食い込みすぎて。透き通った木馬の上から。たらりと一筋鮮血が垂れ始めた。
裂ける。痛みが走り、ソレはいっそう身を捩って。
抱き締め合う彼女の股を。その分、木馬へ擦り付けてしまうだろうか。

アリエッタ > 「んぎぃ♡いだい”♡痛いの気持ちいい♡ネリネずるいよ♡こんな気持ちいいことしてたのずるい♡」

抱きしめ合ってキスをしながら自身の秘所も木馬に食い込み痛みを感じながらもネリネの体を離さない。
ネリネの秘所から流れる鮮血を拭い、口紅の様にお互いの唇に塗って。

「ネリネの処女の血みたい♡いい匂い♡んっ♡来る♡お腹ぐるぐる言ってる♡出る♡ネリネも一緒に♡」

ネリネの尻穴に栓をしていた水晶玉を外して。

「ンぎいいいいい♡おしりとけりゅ♡うんち♡うんちだしゅ♡ネリネも♡出して♡見て♡変態アリエッタが木馬さんに乗ってうんちお漏らしするの見て♡」

壊れた奴隷に排泄を見られる。
その背徳感だけで絶頂し、下品な音を立てて排泄をする。
排泄が終われば2人で木馬から降りてベッドへ、ネリネを下にしてネリネの首に手を掛ける。

「最後はこれじゃないとね♡一緒にいこうね♡」

自分の首も絞めるように命じ、ネリネの首を絞めながら木馬で裂けきったネリネの秘所に極太ペニスを根元まで挿入して。

ネリネ > 「はぅ゛っぐ、っぎ、ぅ゛っぎぎっ…!!♡
さけ、っ、さけるぅ゛っ♡ ぉっ、おし…りまで、っ、さけちゃっぁ゛、が、ぁ゛ぁっ…!?♡♡♡」

藻掻けば藻掻く程…が、二人分。股裂きが加速する。
びぢ!と、皮膚の裂ける音。更に粘膜が血を滲ませ、滴らせる。
互いの唇へと塗り込められた鮮血に。誘われるように舌を差し出し。舌を、唇を絡め合わせ。

「っちゅ、くふ、んは、っ、ふぁ、ぁ、ぁ…ごしゅじん…さまと、きすー…♡
…――っひぎぅぅ゛っ!?っぅぉ、ぉ゛っぎ…!!は――ず、なかみ、外し ち ゃ っ   
んっ、ぶ、っぐ、ぉぉ゛っ ぉ゛っぉ、 ぉぐぅ゛ぅう゛ぅ゛!!?!♡♡♡」

矢張り、半ば手を突っ込むようにして。拡がった尻孔の栓を引っこ抜かれた。
途端。液状にふやけた腸の中身が、音を立て、多量の液と共に噴き出して…
彼女と共に、これも二人分。其処等中に汚物が飛び散る酷い有り様。

目を剥くようにして排泄プレイを強いられた後。
今更のように、部屋のベッドへと運ばれて。

「は…ぁ゛、っぁ、あは、ー…や…ぱりすご、ぃ、ありえ…ったごしゅじん、さま、す…ごひ ぃ゛っ…♡
ね…りねの、おなか、 ひろがっ  ふぎぃ゛ぃっ!?っぎ、ひ、ひぎゃぁぁ゛っ!!!♡」

血の滲む膣へ、極太の肉棒が叩き込まれる。
丸くぽっかりと拡がった尻孔すら圧し潰して。
その侭首を絞められ、絞め返し…がく。がく。断末魔のような痙攣が始まった。

アリエッタ > 首を絞められて苦しそうに痙攣するネリネを見ているとそれだけで興奮する。
腰を乱暴に打ち付けつつネリネの手で首を絞められて口をパクパクと情けなく開き。

「あがっ、んぎぃ、しめて、もっろしめて♡ネリネきゅってしれ♡」

鼻水を涎がネリネの顔にかかり無意識のうちに射精する。
死に瀕し本能が子孫を残そうと射精する。
死ぬギリギリで力を緩め、絞めて、ネリネの顔を見ながら微笑んで。

「ネリネ♡逝く♡逝っちゃう♡一緒に逝こ♡」

2度目の射精で腕の力が緩んで一命をとりとめる。
そのままネリネの上に覆いかぶさるように倒れこんだ。

ネリネ > 「っぎ ご、っぉご―――♡ ががが、っぁ゛、っが ぁ゛♡ ♡」

首が絞まる。息が出来ず、声も上げられず。苦しい、死にそう、それすら訴えられない。
だからこそ更に感じてしまう、極限のマゾヒズムに溺れ。
呼吸の変わりに泡を吹き、びくん、びくん、全身が痙攣し続けて。

「ご――――  っ ♡♡  っぉ ぉ゛ っぉ゛ ♡♡♡」


最後の最後は、生きているのか死んでいるのか、その瀬戸際。
筋肉の痙攣だけが繰り返される膣内へ。肉孔を裂くように暴れ回る肉棒が、どぼどぼと精液を送り込んでくる。
子宮をあっという間に満杯にしてしまう程のそれは…彼女も、死に瀕して。生き足掻くからだろうか?
ソレの腹が膨らむ。上に、彼女が倒れ込んでくる。
柔らかく膨れた腹や乳房を圧し潰されながら。げほ。荒く息を吐いて。

「ぁ ご、ぁが… は、っぁ ――ぁ゛… ごしゅじんさ…ま、ぁ…
しんじゃ…ぅほど、きもち……よかった………♡」

アリエッタ > 「えへへ♡私も気持ちよかった♡」

今までのサディズムに溢れた態度から一変、年相応の少女の笑みを浮かべてネリネを優しく抱きしめる。
優しく頭を撫でて耳元で優しくささやき。

「いっぱい虐めちゃうけどネリネがかわいいからするんだよ♡またいっぱい虐めてあげるからネリネもいっぱい壊れてね♡私、壊れたネリネが大好き♡」

ネリネの頬にキス、ペニスも引き抜いて淫紋が光れば消え去って。

ネリネ > 「―――は…っぁ゛、は…ぃ、ねりね も…ぉ……♡」

抱き上げられても、体に力が入らない。
くたりと糸の切れたような有り様で。それでも、口付けに。肉棒を抜かれていく摩擦に。
ひくひくと体が、膣が蠢き続け。快感の名残を味わって。

「…ぁ…はー……♡
また、こわして……くださ…ぁぃ、…もっと、も…っとぉ……

しぬまで、こわし てへぇ……♡」

力尽きて意識が失せていきながら。ソレの願いは、どういう意味での本音やら。
いずれにせよ間違い無く。次に出会うその時も。常人には耐えられないような、激しいプレイが行われる筈。

ご案内:「奴隷市場都市バフート(過激描写注意)」からアリエッタさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート(過激描写注意)」からネリネさんが去りました。
ご案内:「タナール砦 牢屋(過激描写注意)」にシルフィエッタさんが現れました。
シルフィエッタ > 石造りの牢屋の中に、粘着質な水音が響く。その発生源たる少女は、肉色の拘束具で囚われていた。
内側に無数の突起を備え、表面に絶えずぬるりとした粘液を纏う触手の様な物が、少女の胸元を、股座を覆っている。
それらが蠢き、にちゅ、ぬちゅ、と音がする度に、少女の体は淫らに震え、蕩けきった喘ぎを零していた。

「ほひゅっ――ぉ、ぉぉおおっ♡んぇ――ぉ、お、ごっ♡」

その両足は、絡みついた触手により大きく持ち上げられ、秘所を全面に誇張する形で固定されている。
両手は重ねた状態で後頭部に添えられており、汗の滴る脇を陵辱者に見せつける姿勢を強いられていた。
また、目元から耳元にかけて、肉色の触手めいた覆いが張り付いており、視覚と聴覚を淫らに責める。
同時に、覆いから伸びる極細の触手が鼻の奥まで入り込んでおり、少女の嗅覚を支配していた。
脳味噌に直接流し込まれている幻影は、何れも少女を雌として堕落させんとするものばかり。
今見せられているのは、王都の貧民地区の様なスラムで、飼い主の浮浪者達に奉仕するというもの。
耳元には幻聴が、目元には幻影が、そして、鼻の触手が精液や垢塗れの男達の臭いを再現して叩き込む。

「こ――ぇ、げっ、ぇぼっ――お、ごぉおおっ♡」

現実と殆ど変わらない刺激に少女の脳は錯誤を起こし、幻影の中でする様に、唾液に濡れた喉奥までを晒す。
幻の中では、丁度肉棒を奥まで差し込まれているのだろう。ごえ、げぅ、とえづく音がときおり漏れる。
砦を抑えた魔族達が、効率よく捕虜を堕とす為に作り出した、全自動の生きる調教台。その上で、少女は鳴くしかない。
砦を牛耳る魔族が陵辱しにやってくるか、或いは再度砦を取り返した人々がやってくるまでは。

ご案内:「タナール砦 牢屋(過激描写注意)」にソラムさんが現れました。
ソラム > 「....これで全部...っと」

倒れてピクリとも動かなくなった魔物を一瞥し、純白のエストックを収める。
冒険者として活動してはいるものの、今回は砦の奪還だとかなんだとか。
そう言われていたが、一人で砦を制圧してしまったのだった。

「.....つまんない」

一人ごちつつも牢屋がある部屋に足を踏み入れる。
石造りの牢屋を覗くと、気色の悪い拘束具の上で鳴く一人の少女。
牢屋の扉を抉じ開けて中に入ると、エストックを抜き剣先でトントンと叩く。

「......纏めて壊す、か」

そういうとエストックを収め右腕を変形させる。銀色の鱗が右腕を覆い指は鉤爪へと変化させ、少女の身体に絡みつく触手たちを一本ずつ引き千切り、床に放り捨てる。
最後に目元についていた覆いを優しく鉤爪の先で取り払い、少女を拘束具から解放する。

シルフィエッタ > どれだけの時間が経っただろうか。休むことなく絶頂を繰り返し、少女の調教は進む。
百回淫語を唱えろと命じられる。自らの意思で粗相を漏らせと強いられる。休むなと打たれる。
幻影も多種多様に切り替わり、時に触手生物による快楽閾値責め、時に公開排泄ショーなどを見せられて。
砦が魔族の支配下にある間に、少女の理性はじわじわと侵食され、雌の本分を刻み込まれていた。

――心が溶ける。踏み潰される。そんな体感を味わってから、幾日か。
いつもならば魔族達の慰み者になる時間に、しかし何者も来なかった。
少女が依然として夢の中を彷徨い続ける最中、牢の扉が開く。
やってきたのは一人の少女。砦を解放しに来た冒険者らしい。
偶然魔物が居なかったのか、彼女が凄腕だったのか、砦は人の手に渡ったらしい。
蠢く肉色の拘束具。そこに、彼女の右腕が閃いた。切断は一瞬で行われる。
ともすると、少女の股座に密着していた触手は、末期のもがきを見せて。

「ひぐっ、ぉ、ぉぉぉおおおおっ――ほ、ぉぉおっ♡」

みゅりみゅり、と少女の中に多量の子種を注ぎ込み、死滅する。
濃厚で粘着質なそれは、少女の中に留まり流れ出ることはない様子。
ついで、目元の触手を払われると、快楽で蕩けきり、濡れた瞳が顕になる。

「ふ、ひゅっ、ぁ――ひぁ――♡」

急に夢が弾けたが、それ故に現実との落差が認識できない。
こんがらがった思考を抱えたまま、少女は石床にぐったりと倒れることになる。

ソラム > 「......っと」

少女を抱き上げると、軽く頬をツンツンと指でつつく。
ぐったりとしているが、衰弱しているわけではないようだ。

「......待つか」

少女を横たわらせ、自分も隣に座り込む。全裸の少女の上にコートをかけたのは、彼女なりの善意だろう。
少女が目覚めるのを待つ間、ふと自分の右手を見る。
触手を取っ払ったときについたであろう粘液は、ネバネバとしていてやけに変な匂いを漂わせている。

「.....汚い」

不機嫌にそう言い捨てると右手を振り粘液を払い落とす。
少女が目覚めたらはてどうしようか、心でそう思いながら、辺りを見回して時間を潰す。

シルフィエッタ > 睡眠と食事――人が生きる上で必要な欲求の内、二つを奪われての陵辱生活。
薬と快楽で覚醒を矯正され、雄の精液から必要な栄養を取れる様に内臓を改造されて。
定期的に陵辱を求める体にされた少女は、ようやっと一纏まりの休憩を得た。
かけられたコートの中、下腹部に刻まれた紋章だけは、絶えず妖しい淡桃で光を滲ませて。
彼女が粘液を振り払う中、少女の意識は一度途切れ、再起動。少しの後に。

「……ここ、は。ぼ、くは……?」

己の名も、居場所も、長い陵辱の中で記憶の中に紛れてしまっている様子。
落ち着けばその内思い出すのだろうが、今は要領を得ない状態だった。

ソラム > 「......起きた?」

かすかに声を発した少女に顔を向けずにそういう。
起きたことに大した反応はないが、死んでしまっては後味が悪い。
少女に水の入ったボトルを無言で渡し、辺りを警戒する。魔物が来たとて相手にすることなく魔物たちは逃げ惑うだろうが_____。

シルフィエッタ > 「……ん、どうにか。助けてくれて、ありがとう」

色々と疑問は残っているが、彼女が助けてくれたことだけは確かだろう。
礼を述べると、差し出された水入りの瓶を受け取り、口を付ける。
汗と触手の粘液に塗れた体は、桜に色づいて火照りが抜けない。
ぼんやりと熱っぽく彼女を見ながら、瓶の水を小さく数度、嚥下する。
自分から行動を起こすには、思考が崩れすぎているらしく、水を飲んだ後は呆けるばかりだ。

ソラム > 「......立て...なさそう?」

呆けている少女にそう問いかけるが、おそらく立てないようだ。
放置していくよりかは、町まで連れ帰った方が無難だろう。

「....んしょっと」

コートを少女に被せる形でかけると再び抱きかかえ、牢屋を出る。

シルフィエッタ > 「……えぇ、と。うん、手を貸してくれると、助かる」

そうして、少女は彼女に抱き上げられ、牢屋から出ていく。
その後、街まで彼女とともに向かい、別れることになるだろう。
こうして少女は、虜囚の身ではなくなった。助かったと言っていいだろう。
心身に刻まれた魔族による調教の成果が、少女の中で目覚めるまでは――。

ご案内:「タナール砦 牢屋(過激描写注意)」からシルフィエッタさんが去りました。
ご案内:「タナール砦 牢屋(過激描写注意)」からソラムさんが去りました。
ご案内:「平民地区」にナータさんが現れました。
ナータ > 季節的には未だ「冬」である。
けれど、日によっては寒さも和らぎ暖かな心地さえ感じられる。
そんな夜。

少女は一人、平民地区の路地を歩く。
ペラペラのコートでも、耐えられる―――否、不要とさえ感じさせる気温だった。

「まあ、寒くても暖かくても、お腹は減る……から……」

ポツリ、呟く。
別に誰に向けてではない。
立ち止まり、空を向いて。

ジャラリ。
小銭の数を数える。
雑炊と、もう一品くらいなら安食堂で食べられるだろう。

定宿の安宿から、どこか腹を満たせる食堂に向かおうとしていた。