2020/08/01 のログ
■グラウ・ブレック > 蒸れた雄の臭いすらも少女にとっての甘露となり。
周りに満ちる興奮は、少女の身体に向けられていく。
数多の欲望を叩きつけられ、魔物の子を孕み続けることを新たな運命として。
ただ、少女はやはり死ぬことはない。
こんな面白い玩具を…魔物が飽きたとしても、スライムが飽きるはずもない。
面白いだけでなく、更に永続的な食料となり得るのだ。
自身の本能に従って力を増すことを目的とするスライムは独占しようとすることは間違いない。
リザードマンとオークによる凌辱の後。
容赦のない全身責め…特に尻穴と陰核へ重点的に行われたそれは。
狙い通りに少女の精神を剥いでいく。
いくら叫んでも…例え、涙が流れたとしても。
休憩するついでの肴に、少女は眺められたまま。
少女の抵抗を示す刻印の桃色が、押しつぶされていく。
それは、少女の心を…例えば、盾代わりにしていた淫蕩な逃避の部分に変える、などと言ったものではない。
少女は、少女のままだ。強気な性格も、何も変わらない。
ただ、一点
魔物に命令されれば、決して逆らえないというだけ。
いくら『本心』では嫌悪しても、拒絶しても。
命令されれば一瞬でその心は恭順に傾くように。
その紋が完成した瞬間…、触れていたのは当然…スライムだ。
そのスライムに…刻印の効果か、少女との繋がりが生まれる。
本能の塊であるスライムの意思を伝え、少女の懊悩すら栄養とできるように。
それに戸惑ったか、あるいは有効利用するためか。
べちゃ、という音と共に、少女が久しぶりの地面に前面から落とされる。
ただ、解放されるわけではない。
少女の尻穴から口に出た粘液がまた戻っていき。
結腸に引っ掛かるように少女の体内に残る。
それ以外の触手は勢いよく引き抜かれ。
尻穴に挿入された粘液の触手だけが、本来の色を取り戻し…まるで動物を縛る綱のように伸びていて。
上を視ろ、とでも言うように…それがぐん、と上方に跳ね、少女の尻を無理矢理に上げさせよう。
少女が視線を上にやれば。
そこには、この時を待っていた呪術師がいる。
汚らしい襤褸のローブの合わせ目を開き。
今まで少女を凌辱した肉棒に比べれば細く、けれど醜悪形の肉棒を露にする。
『け、ヒひひひ。……舐めロ。コイビトにするように、丁寧に、愛おシそうになァ。それが嬉しイだろ、雑魚…?』
それを少女の眼前に突き出し。
命令を行う。
更にスライムもまた…本能を、少女に叩きつける。
―――もっと、よこせ。
―――もっと、求めろ
―――お前はえさだ。こえをあげろ、からだをうごかせ…!
原始的な。呪術師と比べれば拙い意思。
ただ、それ故に…より強く、少女に命令として染み込んでいく
その後、何があったのか。
群がる魔物は、何も答えない。
『回復した』彼らは、少女に好き勝手に命令し。
その身体を味わっていく。
敢えて抵抗を残したまま、自身の尻穴、陰茎、それらに類する場所…雄臭さが充満する場所に奉仕させ、両穴を貫く。
しかし、少女の加護の影響か。
あるいは…少し芽生えたスライムの自我による策か。
数週間後。
少女は、全身から白濁と種子を垂れ流しながら…タナール砦の付近に捨て置かれるだろう。
たまたま、人間が占拠しているときであれば。
その砦は…少女の受け入れ先となるか。
あるいは、下卑た人間たちの新たな凌辱の舞台となるかもしれないが。
いずれにせよ、一度…魔族の国で起きた少女の不幸は、終わりを告げる。
しかし、悪夢はいつでも、少女の傍で息づいていく―――
■シルフィエッタ > 刻印が完成する刹那、少女はぼんやりと夢を見た。走馬灯というやつだ。
自分が生まれて、育って、いろんなことを経験して。その断片がよぎる。
感じる喪失感は、自分が自分のまま、しかし致命的なまでに変えられてしまったから。
かのスライムの雌に、餌に。そして、この世に蔓延るあらゆる魔族の、魔獣の、魔物の玩具に。
万全な時であれば、ある程度は強靭な精神で耐えることが出来るだろう。食いしばれるだろう。
しかし、一度揺らがされてしまえば、そこからは何よりも従順な奴隷に変わる。
そんな体にされてしまった。特に、完全に主人となったスライムの魔物には、逆らえない。
他の魔族はともかく、このスライムの魔物にだけは、どんなに万全でも、絶対に。
それは心と体が、自分よりも強者であると認めた証。他の魔族と違い、その力で雌をねじ伏せた証明。
全身の責めが少女の中で快楽を爆発させる。走馬灯も真っ白に消えた。残るのは、愉悦だけ。
「へぼっ、お、ぉぉぉおおっ――おげっ、おぶっ♡うぇっ、げっ、おぇぇええっ♡」
口から粘液を多量に吐き出しながら、果てる。絶頂する。悶絶する。
法悦の歓喜を表情に宿し、あらゆる苦悩を全て悦楽ですりつぶしながら。
どんなに強気なままでも、最早この快楽には抗えない。与えられれば喜んでしまう。
それが、かの魔物に精気を与えることに繋がるから。少女の、たった一つの役割だから。
「へぶっ――ぁ、はっ、ひぁ……――ぉ――ぉぉおっ♡」
大地に落される。久方ぶりに重力を感じた気がする。
ズシリと重い体は、ヘトヘトに疲れ切っていた。しかし、まだ終わりではない。
体は勝手に精気を回復してしまうし、尻に仕込まれた粘液は抜けていない。
胸の、秘所の触手を抜かれる。陰核も解放される。しかし、尻の触手だけは健在。
それは、スライムの魔物に、最たる弱点を――鋭敏な肉穴と、その役割たる排泄を捧げたようなもの。
ぐい、と引き上げられると腰が跳ねる。愉悦の声の後、眼前には醜悪な肉棒があった。
恥垢に塗れたそれへと、しかし少女は舌を伸ばし、チロチロと舐め取り始める。
「んむっ、ん、ぷふぁっ、ま、ずぅ、いっ、のにっ♡おな、かっ、よろこんでっ――♡」
酷い味の塊を舌ですりつぶす度、子宮がずくずくと疼いて跳ねる。
その度に精気が放たれて、魔物に吸われる。その繰り返しだ。
呪術師の肉棒が終われば、次は残った他の魔物を相手にする。
リードの繋がった尻は控えめに、それ以外の肉穴は自由に。
時折主が気を許せば、尻肉をも奉仕の穴に変える。オークのような、極太のそれを飲み込むために。
腹にシルエットが浮かぶほどの巨根やら、先のスライムのような腹を満たす責めやら。
苦しかったり恥ずかしかったりするほうが、より効率よく精気を絞れることも、きっと明らかにされてしまう。
――それから、どれだけの時間が経っただろうか。最早少女には、数える気力も残っていなかった。
結局、子宮の加護を壊されたものの、運良く、或いは強靭な精子の食い合いのせいか、子宮ではらむことはなかった。
尻穴は植物種の魔物を始めとして、スライムやら虫やら、産めるものを仕込まれては産んだ気もするが。
何れにせよ、少女はタナール砦と魔族の国の境目あたりに野晒しに置き去りにされていた。
それから少女は、砦を守る魔物達に飼われ、人間達が砦を取り返すことでようやく平穏を得ることになる。
その後、身を清めてから三日三晩、ただひたすら眠り、下腹部の刻印を調整。日常を生きるだけの余裕を得る。
しかしそれも、かの魔物に再会したその時は、或いは、魔族の玩具だということが誰かにバレた時は。
最早、少女がこれまでに味わっていた平穏は、二度と戻らない。悪夢が忍び寄る中を、生きるより他はないのだ――。
ご案内:「◆魔族の国 森の中(過激描写注意)」からシルフィエッタさんが去りました。
ご案内:「◆魔族の国 森の中(過激描写注意)」からグラウ・ブレックさんが去りました。