2020/07/31 のログ
ご案内:「◆魔族の国 森の中(過激描写注意)」にグラウ・ブレックさんが現れました。
グラウ・ブレック > 【継続待機です】
ご案内:「◆魔族の国 森の中(過激描写注意)」にシルフィエッタさんが現れました。
シルフィエッタ > 魔物達が見守る中、少女は一人、ただ喘ぎを零し、無駄な足掻きを続けていた。
下腹部の白い肌を灼く形で、徐々に刻み付けられていく淫堕の刻印。
赤紫色の淫らな刺青は、中心にハートを置き、両翼に柔らかな曲線を生やした意匠。
更に、ハートの周囲には植物の蔦に似た文様が絡みつき、ハートの切っ先は肥大した雌陰茎を示す。
両翼の先端には、花の蕾を模した文様が二つ。ハートが子宮、蕾が卵巣に相応する構造だった。
ハートの中心には、少女の名前と少女が魔物達の雌であることを示す内容の文言が太古の文字で描かれる。
薄桃の光は残り六割。対する赤紫が四割程、少女の下腹部に定着していた。

「んぎっ――ぃ、ぅぅうっ♡くり、とりしゅっ、ひゃめっ♡こわれ、りゅっ♡」

小鬼達が潤滑液もなしに掴み、擦り、潰した陰核は、表面を傷つけられてじんじんと熱を持つ。
真っ赤に熟れてぷっくり膨れたそこは、媚毒を注入された瞬間よりも更に一回り腫れて、ひくんと天を衝く。
今や、そこは少女の弱点たるずるむけの性感帯の塊であり、嬲られるべき玩具だ。
小鬼の群れが全員精を吐き出し終え、興味を失い去っていく頃には、少女の秘所は雄の精液でどろどろになっていた。
それでもなお、奥には一滴も入り込まない辺り、人狼種の精液の濃厚さ、強靭さが伺える。

尻を犯す土竜の舌も、一時は少女の尻穴を拡張せんと猛威を奮っていたものの、飽きればそこまで。
最後の一本が悪戯と言わんばかりに腹の中の種を引っ張って、結腸の入り口に引っ掛けてから抜け落ちる。
彼らからすれば、玩具で楽しんで満足といったところ。しかし、少女にとっては悶絶物だった。
全体に滑り止めの繊毛を生やした塊が、便意を感じる場所に嵌まり込んで、動かないのだ。
絶え間なく脳髄へと叩き込まれる排泄欲求。先程一度解消された筈の焦燥が再びぶり返す。

「ふぐっ、ぅ、ぅぅうっ――おにゃ、かっ、だした、い、ぃぃいっ――♡
 やめっ――あ、まってっ、そ、そんなのっ、お腹、入れたら――ぁ、ぁああっ♡」

刻印の侵食が進むほど、少女が漏らす言葉もその鋭さを失っていく。
平時であれば、悪態をつくことは出来るし、今でも呪術師や周囲の魔族に暴言を吐くことも出来る。
しかし、性的に嬲られながらの状況で言葉の刃を研ぎ澄ませられるほどの余裕はなくなりつつあった。
少女の制止など効く訳もなく、二股に無数の肉棘を生やした、拷問具めいた肉棒が少女の両穴に入り込む。
ぞりぞりと秘所を柔らかなおろし金で削ぎ落とされるような感覚は、これまでに味わったことのない痛痒だ。
尻穴にも同じ様に入り込む肉棘の群れは、無意識の息みで狭くなった穴を抉じ開け、直腸を押し広げる。
柔らかな棘が強烈な抵抗を生み、尻穴から奥へ逆流する感覚が少女の脳髄を愉悦で焼き尽くす。

「ふ――ぎっ♡んぉっ、ふ、ぉ――ぉぉおっ♡おひ、りっ、だし、たいのにっ、入ってぇっ――♡
 んぶっ、ぷふぇっ、なん、だよぉっ――く、しゃいっ♡鼻の奥っ、ずきずき、してっ――♡」

出したいのに出せない。その苦悶に耐えきれず、少女は望む責めを言葉に変えてしまう。それが叶うかは別として、だ。
筋骨隆々な偉丈夫の股座に、少女の顔が埋もれる。濃密な先走りが肉棒の切っ先から顔に垂れる。
鼻梁の線を、唇を、そして時折滑りで切っ先がずるんと首元へ。その度に鼻先はオークの睾丸にうまる。
つんっと鼻の奥を突き刺すような、汗と獣と雄の混ざった獣臭が、少女の本能を釣瓶撃ちにする。
噎せ返る程に濃い臭い。脳髄すら麻痺させそうな中で呼吸を繰り返す。苦しさと屈辱が満ちていく。
瞬間、腹部の淡い桃色の光が強くなり、少女に転写される部分が増える。四割から五割へと、一足飛びに。
同時にピンと伸びる爪先は、尊厳を踏みにじられて絶頂した証。少女に秘められた被虐嗜好の発露だ。
それは、少女を責めるオークやリザードマンよりも、傍で見ていた呪術師や精気を啜るスライムの方がよく分かるはずで。
痛みや苦しみすらも精神的な快楽に換え、無様な境遇に身悶える。少女の性癖は、性嗜好は弄り回され、歪に捻じ曲がりつつあった。

グラウ・ブレック > 少女の行く先はもう決まっているものの。
ただ、そこまでの道のりでどれだけ少女の中身が変わってしまうのかは周りの魔物次第になっている。
どれだけ少女が歪んでも、魔物たちに責任を取るなどという意思はもちろんない。
好き勝手に少女の…興味が尽きない体を嬲り、欲望を果たすことしか考えていない。

少女の運命を決めてしまう刻印を進めていく行為だとしても、それは同じだ。
少女の名前と、その聖域を示す記号。さらに…それらを魔物のものとする文言が刻まれていく。
更に、『段階』が進んでいく度に…蔦に似た文様は刻印の卵巣部分にも絡みついていき。
刻印を彩る赤紫は毒々しく輝きを増していき、少女の薄桃色を侵食していく。
完成してしまえばどんな状況でも魔物の所有物として扱われる堕淫の刻印は急速に成長していき。


そんな状況にも構わず…魔物たちは下劣に笑い声をあげながら、少女に殺到していくのみ。
箸休め…少なくとも魔物たちにとっては…だが。
そんな、小鬼と土竜による蹂躙が終わったかと思えば。
次にはまた、屈強な二体の魔物が少女に組みかかる。

『ケキキキキキキキ…』

奇妙な声…彼の笑い声か。
リザードマンが声を漏らしながら、雌の両穴を犯し尽くす性器を振るう。
媚毒に浸された両穴を同時に掻くように刺激するその性器は、時折両穴の天辺を擦るように跳ねる。
本来であれば痛みの方が大きいであろう性器、性交だが少女にとってはより強い刺激として受け取られてしまうだろう。

子宮の奥に溜まった人狼種の子種は、他種の精に少女の胎内を譲らず。
我が物顔で、子宮の中で時折重く波打つ。
少女の未成熟卵子を食い荒らしても尚、満足はしていないようで。
そのせいか、人狼種の後に注ぎ込まれた精は…少女の膣内を白く染めながら膣口から吹き出し。
濃厚さでは人狼種に劣るものの、それ故に膣口から勢いよく漏れ出す感覚を少女に刻み付けていこうか。

刻印の侵食が強まればそれだけ、魔物に逆らおうという気が失せていく感覚もあるだろう。
この時点では、少女と刻印の力関係は五分五分だ。
思考が侵食されていく…稀有でおぞましい体験もできていることだろう。

魔物だけではなくスライムも、時折不意を突くように蠢き、様子を伺っている。
その途中…オークの巨大な睾丸と先端が奇妙な形になった陰茎を擦り上げている際に。
少女の敏感な粘膜は擦っていないにも関わらず絶頂する少女の身体を感じる。

自分は少女を犯さず、ただ自分の呪術…刻印が完成してくのを見ていた呪術師もそれに気づき。
前者はより精気を絞るために。
後者は…少女がより無様になるために、それぞれ動き始める。

まず、スライムは自身の身体を一部筒状に伸ばし。
少女の耳と…今まさに犯されている両穴…性器と性器のほんのわずかな間にぬるりと入り込み。
繋げたその筒を…音を通しやすい組成にしていき…犯されている『体内』の音を直接少女に届けていく。
精が揺れる音、子宮口と亀頭、結腸部とこれも亀頭が触れあう音。
更に、絶頂したことによってリザードマンの性器に襞が絡みつく音。
視覚や体内の感覚だけではなく。聴覚からも少女を犯していこうと。

これもまた、示し合わせたわけではないが。
呪術師が行おうとしていることは、それを増長させるものだった。
呪術、と銘打ってはいるが…呪うと祝うは表裏一体だ。
呪術を使えるということは、逆説的に…ランクは落ちるものの祝福も使えるということで。
少女にかけるのは、感覚強化の祝福。
本来は…戦士などが相手の動きを見切るために受けるものだが。

今、少女の全身から受ける刺激…それを受け取る少女の身体の感覚を更に強化する。
少女の眼はよりはっきりとその顔に匂いを塗り付けていく肉棒の細かなところまで…血管や皺、蠢く陰嚢までつぶさに捉えていき
耳は嘲りの声も良く拾い、体内からの声はより響く。
鼻は周りに満ちる雄臭を余すところなく取り込み
当然、肌や膣内、腸内…そんな体を嬲られる感覚も強化される。
1つ1つは…それほど大した強化でもないため、普段ならば少女は意にも介さないだろう。
ただ、全身を快楽で浸された少女にとっては…体の各部位から上がってくる波紋はより大きな快楽の波濤となって少女を押し流そうとしていくか。

そんな、内面のことだけではなく。
少女を犯す二匹も段々と上り詰めていく。

リザードマンの陰茎は、子宮口と結腸口にとりついたかと思えば。
そこから…何かの玩具の様に先端が急激に伸長し、一気にその二口を貫いて。
彼が腰を振る度棘付きの陰茎が…種と、精液をそれぞれかき回していく。
糊のように固まった精液をかき分け、人狼種以来初めて、少女の子宮口を超えていく。

少女の顔を堪能するオークもまだ濃い先走りを垂らし続け。
少女に…顔を幾度洗っても思い出してしまいそうなほど、一等濃い雄の匂いを染みつけさせていく。
マーキングともいえるそれを、少女の愛らしい顔に何度も繰り返し…頬に、鼻に、輪郭に、髪の付け根に…髪自体にも。
こびりつけさせるような行為が続いていく。

二匹の陰茎は膨れ、二度目の子宮内射精と。
顔面への射精を強化された感覚で受けさせようと、スパートを速めていく。

シルフィエッタ > 既に運命は決まっているというのに、少女は貪欲故に諦められなかった。
彼らに素直に恭順を示せばこれ以上の改造・開発はなされないと分かっていても。
分かっていても、彼らに敗北するという選択肢を取れない。無事に、勝って帰ることを望んでしまう。
無論、普段の少女であれば、負けの気配を察知すればすぐに逃げの一手を打っていた。
しかし、ここまで徹底的に陵辱され、虚仮にされて黙っていられるわけではなかった。
そんな気性こそが、今の少女にとっては何よりも致命的なのだと言うのに。

じりじりと焼き付けられていく刻印。その進度こそが少女の命運を握っている。
少女の精神が懸命な抵抗を示す間は、殆ど拮抗状態でとろ火のような速度で進む。
少女が諦めたり受け入れたり、と言った変化を見せれば、業火のように燃え広がる。
今はまだ、半ばに辿り着く前。だからまだ大丈夫――なはずだった。

「んぎっ、ひっ――ふ、ぎゅっ♡お、くっ♡ごりごり、し、てっ♡
 ひゃめ、ろ、おぉおっ♡ボクの中っ、弄るのは、あ、あぁあっ♡」

思考をかき回される。理性を狂わされる。それはなんと悍ましい感覚なのだろうか。
背筋が粟立ち、冷や汗が浮かぶ。体は意志とは関係なく跳ねて、愉悦を運んでくる。
少女の顔が、オークの陰嚢に密着する。その瞬間に蜜が吹き出る。雄を望む体の声だ。
心はまだ恭順していないのに、体は従いつつある。ほぼ五割に達しつつある呪いの影響なのだろう。
自分が自分のまま、しかし魔族達に汚されていく感覚。雌に堕ちる感覚が、痛くて気持ち良い。

「にゃに、する気、なの――ぉ、ぉぉぉぉおぉおおっ♡
 ぷふえっ、お、ひゅっ、おぎゅぉぉぉおおっ♡――お、んぉぉっ♡」

スライムがせり上がってくる。それはそのまま、耳に入り込み、淫らな音を注ぎ込む。
それはさながら、少女を蕩かす音の媚薬だ。ぐちゅ、にちゅ、どちゅ。湿った音が反響する。
更には少女の体の感覚全てを呪術師が強化する。呪いならばともかく、加護に抗うことは出来ない。
瞬間、味わう体感が少女の頭で処理できる情報量を超える。奪われるのは、理性的な言葉。
パンクしそうな情報を全て声に変えて出力する。脳細胞に致命的な損傷を抱える前に、体が勝手に判断する。
ごりゅ。肉棒の切っ先が子宮と結腸を同時に超えた。奥からごぶりと溢れる人狼種の白濁。
どんなにこびりつこうとも、掻き出されてしまえば無力。着床する前の卵も、逃れられやしない。
他方で、少女の顔はオークの全身で最も濃い臭いの源に押し当てられる。
更にオークが前に進めば、少女は尻の下に敷かれてしまうかもしれない。
そんな状況で、オークが腰を動かす度に、上下逆になった首から上に先走りがこびりつく。
臭いを染み込ませるように、入念に行われるそれは、少女の細胞すら孕ませようとするかの様で。
しかし少女は、喘ぎ声を漏らしながら震え、懸命に息むのみ。生理現象――便意だけは、我慢できないのだ。
肉棒を何度も何度も、腹に詰まったものを吐き出す様に放り出そうとして、その度に奥に詰め込まれる。
最たる弱点だった排泄を、意図せず続けることになる責め苦は、刻印の定着を加速させていく。
じりじり。肌が焼けるような感覚が数度。微かに見える刻印は、六割が下腹部に沈着しつつあった。

グラウ・ブレック > 致命的な…例えば、この場に集った魔物たちが少女を喰らうつもりだったなら。
少女の加護は少女をこの場から逃した可能性もあるのだろうか。
ただ、魔物たちもまた、少女を殺すことはしない。
嬲りながらも、実らなかったとしても少女は母体なのだ。

魔物たち共通の孕み袋、性の矛先、ただの声を上げて雄を受け入れる孔
そんな、人間ですらない存在に少女を墜としていこうと。
少女が獣の声を上げ始めるのを神託とするかのように、魔物たちが盛り上がっていく。

そんな中…少女の抵抗を削ぎ落すように…更に偏執的に魔物は少女を追い詰めていく。
そして、こんな特異な状態になれば予想外の出来事の一つは起こるのが世の常だ。
それはすぐに明らかになるのだが…

『ケキキキ…』

『ぶ、フ、ぅぅぅぅぅぅ……』

今はただ、二匹の魔物は怒張を更に大きくして少女を嬲り続ける。
リザードマンの陰茎は少女が悶える原因である植物種の種子を転がし…少女の生理現象を否定するように押し返す。
お前には、もう何も自由などないのだと、言外に告げていき。
そして、リザードマンより先にオークが限界を迎える。
穢すことを重点に見るオークが狙うのは、当然匂いを擦りつけ続けていた、少女の可愛らしい顔自体だ。
奇妙な…ねじれたホースのようになったその肉棒の先端から…他の種と同じく糊のような精液をべったりと少女に放っていく。
違うのは、臭いか。
雄の臭いはこれまでの精とは比べ物にならないほど蓄えられており。
量もまた少女の首筋から顔を埋め尽くしていくには申し分ない。
本当に少女の全てを雄のモノとしてくように、眼を覆い、鼻を覆い、口を覆っていく。


続けて…リザードマンが両穴に放つのは、これもまた濃厚な精液。
ただ、射精自体の激しさはないと言っていい。その代わりに…

どぐんっ!!、………、どぐんっ!!!!
遅い脈動が、不規則に少女の内へ精を叩きつけていく。
この種の交尾は非常に長く…引きはがされない限りは何時間でも、この射精が続く。
そんな意図は無いが…偶然にも少女が死なないよう、体内に入ったスライムがその精の一部を吸収しているものの。
それでもなお…種族を表すようにねちっこく、絡みつく様な射精だ。

そして。
このままであればリザードマンはひたすらに精を注ぎ込んでいただろうがここで予想外の出来事が起こる。
長い射精の最中。刻印の浸食が七割に達したころか。
異変が、少女の腸内で起こる。
本来であれば、それなりの年月をかけ魔族の国に満ちる魔力や人間の体力を吸うことで成長する種子たちが。
度重なる刺激と、当然魔力を含む魔族の精によって『発芽』しはじめたのだ。
少女の腸内で、繊毛がついた種が割れ。
中から、小人程度の植物種が顔を出していく。
その感触に驚いたのか、リザードマンの陰茎が棘をあらゆる粘膜に擦りつけながら抜けていくが。

それでまだ、当然終わりではない。
少女の顔に塗り付けた精液を…呪術師が『その光景を見せる為に』眼の部分を拭えば。
リザードマンの陰茎を後追いするように…更に過敏になった少女の腸内を…まだ脚がないのか、割れた種子の片割れを船のようにして。
人間のような小さな手をオール代わりに、刺激しながら下ってくる。

それは少女が待ち望んだ排泄を後押しする動きだ。
少女が…この種を植え付けられてから抱え続けた…三大欲求を解放させようとする動き。
ただ、その解消には…魔物の子を産むという堕落が付きまとう。
少女が、慌ててその欲求を引っ込めようとするならば。
その子供たちは、不満を訴えるように腸壁を叩き。

少女が排泄の欲求に負けてしまえば…そのまま、新たな魔物がこの地に産声をあげるだろう。

シルフィエッタ > 魔族と相対する時は、その目的を考えると良い。そんな話を聞いたことがある。
魔族が金品や食料を狙っているならば差し出し、食らう気ならばただ逃げる。
無駄な戦いをせず、生き延びること。それが大切だ――誰の教えだっただろうか。
そんな過去を思い出すも、時既に遅しだ。少女は既に、彼らの贄になっている。

一瞬湧き上がった思い出は、すぐさま快楽に飲まれていった。無駄なことをするなとでも言うかのように。
ごちゅ、ぐちゅ、どちゅ、ぬちゅ。聞こえる音が、感じる臭いが、味が、肌の感覚が、見える光景が、煩い。
本来であれば、用途に合わせて絞り込む感覚強化を、ただただこれでもかと乗せられる。
すべての感覚が強化されて、本来の使い方ではありえないほど多量の情報が押し寄せる。
思考回路のショートを防ぐために、少女は入力されたものをただ吐き出すに徹する。
その結果が、獣のような雌の声。自己防衛の為に行う、苦し紛れの所作だった。

「おふっ、おっ、ひゅっ♡――ん、ぐっ、ふぉっ、ぉぉぉぉおおっ♡
 く、しゃ、いぃっ、は、にゃ、こわ、れりゅっ――♡せー、えきっ、く、しゃいっ♡」

オークの精液が顔を覆い尽くす。黄ばんだドロドロが、目を、口を、鼻を塞ぐ。
感じられるのは、ぶよぶよとして噛み切れないえぐ味の塊。濃縮されきった雄の臭い。
先に陥落しつつある身体は、ゆっくりとその口を動かすと、奥歯で粘りの塊を噛む。
ぶじゅ、と口の中に拡がる強烈すぎる味覚。それを、情報の処理で手一杯な理性に歯向かい、嚥下する。
どろり。喉奥を超えて胃の腑に落ちる。体の奥底を汚された感覚に、体が震えた。
次いで少女は、その口を窄めると、オークの陰嚢に口づけを始める。ちぅ、ちぅ、と音を立てる。
腹の刻印が五割を超えたが故の反応。体だけで行われる雄への恭順だ。
今の少女は、オークの竿をしゃぶれと言われればしゃぶるし、尻穴を舐めろと言われれば舐める。
或いは、糞を放り出せと命じたなら、種以外に詰まっていない中、懸命に息み続けるだろう。
理性が手一杯だからこそ、抗えずに命令を聞いてしまう状態。体が先に陥落した証だった。

「ふぐっ――に、がっ、じょっぱ――んぐぅうぅうっ♡にゃに、し、でっ♡」

次いで、リザードマンの射精が始まる。中の人狼種の精液を掻き出して、代わりに占領するつもりなのだろう。
注がれる粘液は、緩やかにひたひたと、子宮と腸奥を満たしていく。先までの苛烈さとは真逆だ。
しかし、次の瞬間、この場の全員が予測しきれないことが起こった。ぱきり、と腹部で殻の割れる音。
腹の奥で種が割れたのだ。それはそのまま、少女の中から這いずりださんとする。
ずるり、ずるり。少女の中を拡げて、種の船に乗るようにして。繊毛が腸壁をぞりぞりと擦る。
その度に、目元がチラチラする快楽に襲われる。それから、直腸をゴリゴリと進む感覚。
それは、魔物の子を生むという事実を含んだ、魔性の排泄。それに、少女は抗えない。

「んぃっ、ひっ、んっ♡やら、あ、あぁあっでちゃ――ぁあぁああっ♡」

めりめり、むりゅぅ。肉穴が内側から開いて、魔物が生まれ落ちる。
瞬間、刻印は更に焼き付いて、八割ほど固着する。精気も多量に溢れて散った。
様々な責めに反応しながらも、最も過剰に反応してしまう尻穴が、自由になってひくりと蠢く。
刻印が八割を超えた今ならば、少女に抵抗するすべはない。呪術だろうが、薬だろうが。
息も絶え絶えな少女は、精気を回復しながら息を整える。その股座では、雌陰茎が妖しく艶めいていた。

グラウ・ブレック > 獣『達』の声が、森の奥に響く。
誰も少女を助けに来ず、誰も少女を慮ることはない。
粘液を擦り、注ぐ…そんな音がその声を彩っていく。

『ぶひ、ひ…そら、舐メろ、もっとナ』

黄色の泥とでも言うべき精液が少女の五感を犯し。
口づけに気を良くしたオークは…吐き出した後も、少女の後頭部を抑え。
自分の陰嚢を押し付けることでぶにぶにとした…本来であれば気色が悪いであろう感触を与えていく。
陰嚢は張りがありながらも柔らかく、少女の鼻等の凹凸を余すところなくその肉に沈めていく。
竿の代わりに陰嚢で少女の顔をなぞっていけば。
曖昧な命令で、オークは少女に…自身の尻穴すら少女の唇に付けていこうと。

『やハり、雑魚はお前ダったな。けひひ…』

オークの性器に口づける少女に、一際嘲りを込めた呪術師の呟き。
刻印の浸食は半分をとうに越え。完成する寸前だ。
少女の肉体はもう既に快楽に堕ちてしまっている。
あれほど威嚇していた魔物の性器に口づけしていることこそその証拠。
後は、少女自身の心が折れれば、刻印は艶やかに華を咲かせることは間違いないだろう。
発散され、また補充されるのであろう精気を、スライムは吸収していき。

刻印の完成を、呪術師は心待ちにしている。
挑発された腹いせにとことんまで魔物を産み落とし…堕ちていくその痴態を眺めてやろうと。
産まれた魔物は…最後まで少女の尻穴にひっかかり、ぶら下がりながら、最後には地面に落ちていき。
『父親』である植物種の元へ保護されていく。

リザードマンは消化不良だったものの…少女の蕩けた両穴が心地よかったのか。
地面に精を垂らしながらも、どか、とその場に尻を付く。
二種の強力な精が少女の子宮でせめぎ合い、互いに少女の…これから生まれてくる卵子も食い荒らそうと争っていく。

オークも下卑た笑みを放ちながら、ただ…ゆっくりと離れていく。
最後までその陰茎は少女の顔を穢し尽くしていった。

二匹が離れた理由は、スライムが動きを変えたからだ。
いくら理性が溶けているとはいえ、力の多寡ぐらいは図れる集団。
その中でもスライムは大きな力を持っている。
それが動き出せば必然、一定の距離を保ったまま…輪のように広がっていく。

雄たち…この『群れ』の精力が減退し始めたのを感じたスライムが…また主体となって動き出そうとしている。
それは…思考はないものの、スライムが、少女に引導を渡そうとしている証でもある。

魔物と少女が視線を合わせられるように高さを変え。
少女の背面だけを粘着質にした身体で支え。
少女の膨れた腹や、汚された顔、改造された乳房…敏感な手足。
それらを全て、魔族の群れに向けていく。

スライムの色は木肌色から、本来の赤色へ。
更に…少女に近づいていく粘液だけが、透明になっていく。
魔族によりよくその痴態を見せるためだ。

不可視の触手が少女の胸に絡みつき。
甘露を吐き出させるように根元から強く絞り上げる
乳房の先端は細い触手が擽っていき。

少女の手足の先にも同様の粘液が纏わりつき。
掌を、指の股を擦り上げ。

秘所はぐっぽりと力強く広げられ。
白濁を染み込まされた膣内も、その奥まで外気に晒してしまおう。
更に外側…刻印の上に震える粘液が張り付き…熟れた子宮を外側からも刺激する。
少女の性器がそれによってどんな反応をするのかを克明に見せつけ続け。

最も敏感な尻穴もまた元の大きさからは信じられない程引き延ばされ。
第二の性器と化したそこも薄く、錬金術で作られた避妊用具のように、粘液が腸内に張っていく。
それらは余すところなく腸内に吸い付いていき、その蠕動を誘発し…

最後に、雌陰茎と化した淫芯だ。
小さな粒が付いた多量についた触手が両側からその大きな弱点を挟み込み
こりこりこりこり!と…回転する鋸のように少女の雌陰茎を潰していく。

ただ、それらの動きは一定周期で止まり。
そして、その全身愛撫の合間に…

『キモチイイ、きもちいい♡♡、もう一生苗床でいいよ♡
ぼく、もうなんでもいいのぉ♡、きもちよくしてくれるなら、なんでもいいのぉっ!♡』

少女の、僅かな声から…出す『音』を調整し。
より少女に近くなるように台詞を出していく。
繰り返し、繰り返し。

魔物の子を尻から産み、子宮内では二つの雄に孕まされ続け。
胸も、それどころか全身ももう元の少女とは程遠い。

―――だから、諦めろ。
諦めて、この快楽の沼に浸れ。
お前の身体はもう、沈んでいるぞ。―――


そんな魔物たちの意思が少女に叩きつけられ。
全身の急所を、感覚が鋭くなった肌をスライムが甚振り続ける。
そして、腸内を遡り、覆っていく粘液がまた、胃の手前までたどり着き。
刻印の浸食は九割に差し掛かる。
残る障害はただ一つ。少女の精神面だけだ。

一瞬の休憩を挟みながらも。少女の全身から、嬲られる音が響く。
精力などもとよりない、スライムによる永続的な快楽地獄。
火照り切った少女の身体を墜としきり…最後の柱である精神をも粉々に砕いてしまおうと。
勢いをつけた腸内粘液が、少女の…上の『出口』を目指して、一気に登っていく―――

シルフィエッタ > 「んむっ――ん、ふっ――くひゃ、いっ♡えぶっ、えっ――うぇっ♡
 酷い、味っ、きたにゃい、のにっ――あはぁっ♡んむっ、ん、じゅっ♡」

侵食が八割に達する。同時に、少女の理性が徐々に封じ込まれ始める。
快楽を処理するのは任せながらも、淫蕩な人格を新たに形成し、表にする。
それは即ち、処理する回路を二つに分けて、片一方に負担を寄せるようなもの。
無論、これは腹部の刻印が生み出した仮想のもの。完全に定着したら、理性に混ざり込む不純の一部だ。
それが、ぶよぶよとした陰嚢を舐め、その表面の垢をこそげ取り、悍ましい味のそれを咀嚼し、嚥下する。
一頻りの後、陰嚢をキレイに磨き終えると、次いでその可憐な唇は、オークの不浄の穴へと沈んだ。
そこは運良く汚穢が付着していなかったものの、蒸れきって濃縮された汗の臭いに目眩すらしそうだった。
じゅぶじゅぶ、じゅるじゅる。便器のように使われる経験が、屈辱が、腹部の刻印を更に焼き付ける。
理性が最後の踏ん張りを見せるも、じりじりと、少しずつ侵食は進み、八割五分を超えて。

「んむっ、ん、ふっ――しょん、な、こと、にゃ、ひっ――♡」

それでもまだ呪術師には向かうのは、少女の強靭な精神故か。
それとも、わざと反抗してより取り返しのつかない改造を受けようとする淫蕩な人格の悪辣な誘いか。
いずれにせよ、少女はそれだけを言い残すと、再び尻穴に顔を埋める。じゅぶじゅぶ、ずじゅ。
汚れた唾液を飲み込む。体の奥底までをこれ以上無く汚された気がする。それが、被虐の満足を誘う。
尻穴から生まれた魔物は、無事に親元にたどり着いた。腹に注がれるリザードマンの精子は卵を狙っている。
先に満たされていた人狼種の精子も、完全に溢れたわけではない。少女が最初にはらむのは、どちらかか、どちらもか。
そしてオークは、ぐにぐにと少女に二度三度、座るように尻を押し付けると、満足して去っていった。

「んふっ、ぁっ、ふ、ぁっ――は、ぐっ♡――んふっ、ぅ、ぁ、ぁ、ぁあっ♡」

そしてついに、本命の責めが始まる。少女の主人になりつつあるもの――スライムによる責めだ。
満を持して、と言わんばかりに蠢き始める粘液は、少女に引導を渡すべく、その本性を顕にした。
背中を粘着質なスライムで貼り付けにされた少女は、透明なぬるぬるにまみれ、満たされていく。
最初は指先がにゅりにゅりとこすられ、スライムに捕まる前の乳首ほどに感じる甘い痺れを味わって。
重なるように胸元を扱きあげられると、白色の乳液がとくとくとスライムに向けて吐き出されていく。

秘所を嬲る粘液は、中にみっちり詰まってから透明化して子宮口までもを晒す。
奥の子宮を粘液で固定すると同時に、子宮を外側から揺らすように下腹部を揉み込んだ。
眼下に見える刻印は、徐々に九割に近づいていく。残るのは、少女の精神。その最奥。
――魂、とでも言うのだろうか。弄られたら、最も危険な中身だけだ。

「ひぐっ、ひゃめっ、や、あ、あぁあっ、おわっちゃ――ボクがっ、ボクがぁあっ!?」

ここに来て、淫蕩な人格はすんなりと鳴りを潜めて、少女自身の人格が再び表面化する。
少女からすれば、良くわからない内に刻印が五割から九割に変わっていたという状態。
流石に、この様な状態では虚勢など張れない。自分が終わる。その瞬間を見せられているのだ。

対するスライムは手加減などしなかった。どこよりも鋭敏な弱点の尻穴が、限界まで引き伸ばされる。
男の握り拳すら入りそうなほどに拡がったそこに、ねちねちと粘液が吸い付いて、その蠕動を誘発する。
きゅぅぅ、と鳴動し始める腹部。最早何度目かもわからない生理的欲求に従って、無意識に息む。
しかし出るものはない。粘液はただ、動きに合わせて緩やかに遡上していくだけだ。逆流と言うべきか。
残る股座――一見すると元に戻らなそうな程に腫れ上がった雌陰茎に、粘液が絡みつく。
小指ほどの長さに熟れたそこに、無数の粒が着いた触手がぐじゅりと、まとわりつく。
そのまま、切っ先が陰核を磨き上げるように動くと、少女はついに絶頂から降りられなくなる。

「へひぃぉぉぉおぉぉおっ♡ひゃめっ、やめっ、や、あ、あ、あぁあっ♡
 いっでりゅ、いっれ、りゅっ♡おにゃ、かっ、むねっ、くりとりしゅっ♡ごわれっ、りゅっ♡
 どげりゅっ♡やら、あ、あ、あぁあっ、しんじゃっ、ぼ、くっ、やらぁあぁああっ♡
 ゆるじでっ、やだっ♡まものの、おもちゃっ、やなの、やだからっ♡ごめんなさっ、ごめんなしゃ――♡」

いやいやと首を振りながら、謝罪の言葉を口にする。もう形振り構ってなど居られなかった。
しかし少女はただ見られているだけ。呪いを刻む呪術師も、悪意に満ちたにやけ顔だった。
少女の精神が、謝罪とともにすり潰されていく。九割一分、二分――爪先がピンと伸びる。
三分、四分――腹の奥をこじ開ける感覚。ごぼり、胃の奥が膨れた気がする。
五分、六分――なんだか気持ち悪くなってきた。水っぽいゲップが漏れる。
七分――ゆるしてごめんなさいなんでもしますからどうにかゆるしてたすけて――。
八分――げぶ。声が出せない。喉の奥まで登ってきた。駄目、吐く。
九分――おねがいしますおねがいしますたすけてゆるしてしにたくな――

「んぶぉっえっ、げぇぇええっ――♡おえっ、げぶっ――♡お、おぉぉぉぉぉぉぉおぉおおおおっ♡」

桃色の光が一瞬消えると、少女の下腹部の刻印全体に広がり、強烈な閃光を生む。
瞬間、ばじゅぅぅぅうううっ、と肉の焼け焦げるような音がして、少女の腹部で刻印が完成する。
少女の精神に、魂に、未来永劫耐えること無く、解呪など絶対にできない程に。
少女自身と同一化する形で、刻印が固着する。耐えられても、逆らえない。
精神はそのままに、しかし、命令には恭順して、どんな扱いも受け入れる。
少女の真名が、魔族の、魔物の玩具となる。最早逃れ得ない運命がここに確定した。
――取り換え子である少女は、並の人より丈夫で長生きだ。さぞ遊びがいのある玩具だろう。