2020/02/24 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場(過激描写注意)」にブラッドドレスさんが現れました。
ブラッドドレス > 王都郊外にあるガラス張りの巨大な建造物、ル・リエーの水遊場。
魔法の力で水も空気も暖かく調整された屋内プールでは、季節を問わず水泳を楽しむことができる。
とはいえ、やはり客足は冬よりも夏のほうが多かろう。
今はにわかに春の気配が王都を包み込みつつある時候だが、野を吹く風はいまだ寒々しく乾いている。
昼間ではあるが、場内に人影はちらほら見られる程度。

更衣室からプールへと出てくる通路の出口付近には、清められた温水が常に雨のごとく降り注いでいる区画がある。
シャワーである。外から水遊場に訪れた者は、水着という水泳用の衣装に着替えた後、ここで水を浴びて汗や埃を落とす必要がある。
シャワーを通らずいきなりプールに飛び込むこともできるといえばできるのだが、それはマナー違反という奴である。

そんなシャワー室。更衣室の側からも、広々としたプールの側からも視線が覆い隠される薄暗い通路。
そこに《それ》は潜んでいた――触手生物《ブラッドドレス》。
薄っぺらい布めいたボディを持つ異形だが、壁に張り付けばその壁とほぼ完全に同化してしまえる。
そこが陶器製のタイル地であっても、ツヤ感や硬い感触、撥水性すらも忠実に再現できてしまう。
そうやって仮死状態となって身を潜め、通りがかる利用客をおぼろげに観察し、『ピンと来る』獲物を待ち望んでいるのだ。

もしここに『獲物』が通りかかったらどうなるか?
紆余曲折あってそいつは『水着』に変身した《ブラッドドレス》を着用した状態でシャワー室を抜けるハメに陥ってしまう。
もちろんそんな狼藉が成功する確率は100%ではないが……。

ご案内:「ル・リエーの水遊場(過激描写注意)」にシルフィエッタさんが現れました。
シルフィエッタ > 今日の仕事は、風邪を引いた知人の代理で水遊場の警備員。
出来た当初は縁などないだろうと思っていたそこは、入ってみると中々に居心地が良いもので。
南国風の雰囲気で、外の寒気を感じさせない暖かな空調に温水のプール。
なるほど、これならば世のお貴族様達が金を積んで作らせるのも納得である。

「でもまぁ、使い方知らない訳だけど……えぇと、シャワー、浴びなきゃなんだっけ?」

借りた水着へと着替えた少女は、更衣室からシャワー室へと向かうべく、ぺたぺたと歩みを進めていた。
身にまとったライムグリーンのチューブトップにビキニの水着は、なんとなく自分好みで気分が良い。
場所と雰囲気、そして何より気に入りの水着なるものを見つけてしまったものだから、少女はすっかり浮かれ気味。
普段ならばある筈の警戒心も浮ついていて、すっかり腑抜けたものである。
それだからか、かつて自身を嬲った魔物が潜む薄暗い廊下へも、なんとなしに足を踏み入れてしまう。
今日は水着だけでナイフすら持っていない状況。ともすれば、前回よりも条件は魔物に有利となるだろう。

ブラッドドレス > 〈…………!〉

壁に張り付いて仮死状態となったブラッドドレスが、ある気配を察知する。
やってきたのは一人の女性……だが、その水着の上半分、トルソを覆うチューブトップが『同類』であることを気取ったのだ。
――そう、ブラッドドレスの魔の手はレンタル水着の在庫にも及んでいたのだ。というかレンタル水着に化けてる個体のほうが多い。

シャワー室に通りかかったこの女性、かつて『別の』ブラッドドレスに襲われた経験がある。
しかし今シャワー室の壁に同化しているブラッドドレスとは、その時とは別の個体。ゆえにこちらからすれば初見の相手である。
だが、ブラッドドレスが共通して襲撃時に使う《意識剥奪の紋様》は、その効果を受けた者の記憶には残らない。
ゆえに、たとえ襲撃経験があったとしても、その紋様の容赦ない効果を予期したり身構えることは極めて困難である。

――タイル地の表面に音もなく瞬時に浮かび上がった《意識剥奪の紋様》。
それを目にした者はよほどに強い意思の持ち主でもないかぎり、『5秒だけ』意識を失って呆然としてしまう。
5秒経過すればすぐに意識を取り戻し、倒れる余地すらないため、意識を失っていたという自覚を持つことも普通はない。
紋様を目にした者すべてが等しくこの効果に晒されるが、通路の位置の関係上、かかるのはシルフィエッタ1人だろう。

そうして呆然状態になった相手に対し、ブラッドドレスは音もなく飛びかかる。
すでに別のブラッドドレスが居座っているトルソは譲り、臀部へと絡みつく。そして瞬時に、ライムグリーンのビキニへと変化してしまった。
そして既に履かれていたレンタル水着を瞬時に溶かしきってしまう。
――これにより、シルフィエッタはまったく自覚なく『触手水着』を履いてしまうこととなる。しかも2匹も!

ブラッドドレスの常套手段のコンボであり、前回シルフィエッタが踏んだ轍そのまんま。
しかしやはり、その機械じみた正確無比かつ容赦ない手際は、失敗率は0ではないもののかなり低いといえる。
そうして上下ともに触手水着に変わってしまっても、さすがにシャワー室みたいなうら寂しい場所ではまだ『行為』には移らない。

シルフィエッタ > ぺたり、ぺたり。裸足が硬質な床を打つ音が小さく響く。
周囲に人影が見えないのは、他にも更衣室からシャワー室へ続く廊下があるからか。
初めて来たのだから、見取り図が分かる筈もなく、その歩みは廊下の真ん中程へと差し掛かって。
どんな仕事をするのだろうか――初体験への不安や期待を抱いていた少女の目の前に、ぱっと文様が瞬いて――。

「んぅっ――」

ばつん、と意識が寸断されて、目元から光が消える。
虚空を見つめる表情。その体勢は時を止めたかの様にピタリと静止する。
その瞬間、足元からするりと魔物が飛びかかり、下腹を覆う布地を溶かして。
そのまま擬態に変化すると、少女は股座を魔物にさらしてしまうことになる。

「――あれ、何か、光った様な……?」

せめて記憶に残っていれば警戒も出来たのだが、生憎と先の瞬きは頭の中に知識がない。
故に少女は、以前と同じ轍を踏みながら、以前よりも更に不運な奈落へと滑り落ちていく。
何せ、胸元に纏っている水着もまた、秘部を覆う魔物と同じ存在なのだから。
しかし、少女はそんなことなどつゆ知らず、シャワールームへと入り、全身を洗い清めていく。
それが終われば、冬の寒さから逃げてきた客の集うプールサイドへ、出ていくことになるだろう。

ブラッドドレス > 〈……こんにちわ。おいしそうなニンゲンだね〉
〈……こんにちわ。おいしそうなニンゲンだよ。下の方はおまかせするね〉

ともに1つの獲物に食らいついた、ブラッドドレス2個体。
互いに最低限のテレパシーを交わして認識を合わせると、再び仮死状態に戻り、『責め』を始める好機を待つ。

どうやらこの女性、泳ぎに来たわけではなく、他の利用客の安全を確保するために見回りするのが目的なようだ。
その割には水着の選択がなかなか攻めている気がするが……否、これからどんどん『攻めた』水着になっていくのだ。
ブラッドドレス達は、女が水遊場の中程まで歩み入り、衆目が十分周りにあることを確かめると、行動に移った。

――きゅううぅぅっ!!

突如、水着の上下がともに、シルフィエッタの肢体を締め上げるかのようににわかに縮み始めた。
もともと薄かった生地はさらに薄く変わり、シャワーの際に吸い込んだ水気がじわじわと溢れて肌を伝う。
まるで肌に食い込むかのようにぴっちりと張り付き、細身の体の輪郭が布地の上からも如実に現れ始める。

……慎ましやかな胸の膨らみ、そしてその先端についた2つの突起も。
……股間にも食い込み、女性器の深々とした割れ目やその上端についた卑猥な豆の形状も。
シルフィエッタの恥ずかしい部位がつぶさに見て取れるほどに張り付いてしまう。
というか素肌が見えてないこと以外、ほとんど裸と変わらないようなシルエットである。
布地がまだ透けてないのがせめてもの救いか。見る人によっては透けてないほうが卑猥に見えるかもしれないが。

まだ、両個体とも触手服としての本性を現してはいない。裏地はまだ普通のなめらかな布である。
だがこの時点ですでに生き物としての活動を始め、能動的にシルフィエッタに絡みついている。
シルフィエッタが水着を脱ごうとしても、中に指を入れることすらままならないだろう。

シルフィエッタ > 「うわっと、シャワーは普通に冷たいんだねっ……!?」

シャワー室の一角、ブースに入って目の前の取っ手を撚る。
すると、頭上に据え付けられたシャワーから勢い良く水が降り注ぐ寸法だ。
雨にも似た水音が立つ中、髪を、体を、手のひらで撫でながら清めていく。

それが終われば、ようやっと冬にしては暖かな空気の中へと飛び込める。
鼻をくすぐる甘い香りは、南国を彷彿とさせる草花の薫香なのだろう。
ともあれ、まずは見回り。水遊場の入り口から中程へ歩みを進め、プールサイドの石を踏む。
さて、危険な飛び込みとかしていないだろうか、と周囲に視線を向けた瞬間、それは起こった。。

「ひきゅっ!?――い、いきなり、何っ!?」

水を吸ったせいなのか、水着がいきなり少女の体を締め付けるように縮み始めたのである。
同時に生地がきりきりと伸びていき、胸元は膨らみかけの稜線とその先端がくっきりと浮き出てしまう。
秘所に至っては、皮を被った肉真珠と無毛の割れ目がこれ以上無く鮮明に映えてしまう。
それはかつての触手服を彷彿とさせるが、しかしこの国の国柄を考えると、そういう水着とも思える。
もしも、『こういう水着』だった場合、交換を願い出ても同じようなものしか出てこないだろう。
故に少女は、一応確認のためにこっそりと胸元へ、秘部へ、と手を伸ばし、脱げるかの確認をしてみるが――。

「うぅ、指、入らないじゃん。これ、そういうやつ、なのかなぁ……」

どうしようかと悩みはするものの、交代要員が来るまで引っ込むことも出来ない。
こうして、少女は終わりがいつ来るのかもわからない、水辺での陵辱ショーの舞台に上がることとなる。

ブラッドドレス > 引き締まったシルフィエッタの若々しい肉体に、惜しげもなく食らいつく1対の水着生物。
触手はまだ出していないが、その裏地に触れる肌や粘膜から早くも『獲物』の味見を開始している。
きゅ、きゅ、きゅ。すでにぴっちり張り付くまで締まった布地が、さらに時間を追うごとにキツさを増していく。
苦しさは感じさせないが、不快感は増していく一方。
そして、布地が締まると同時に、大陰唇への食い込みも強くなって恥ずかしい裂け目は徐々に開かれていく。
わずかに柔らかさを帯びている乳房も無理やりに持ち上げられ、否応なくスタイルが良くなっていく。
これが水着でなく下着であれば、胸を寄せて上げるブラは重宝するものかもしれない。
『そういう水着』という推量ももしかすると合っている……普通にこういう機能を持った水着もあって不思議じゃないのかも。
少なくとも周りに似たような水着を着ている破廉恥な利用客はいないけれど。

――さて、そんな折。

プールサイドの一角、常夏の楽園であることを主張するかのようにわざとらしく植えられた、立派なヤシの木。
その傍でボール遊びをしていた10歳程度の少年たちが、つい勢いよくボールを強く突き上げてしまったようで。
薄い革製の袋に空気をパンパンに詰めた軽いビーチボールはふわりと舞い上がり、ヤシの木の梢に引っかかってしまった。
ボールを高く上げてしまった少年は友人たちからのブーイングを受け、木に登ろうとその幹に手をかける。

……基本的にプール内での木登りは禁止である。水着で木登りなんて危ないったらありゃしない。
こういった所業を注意すること、そして困りごとを解決するのはプール警備員の役目であろう。
木に登る最初の取っ掛かりを探して四苦八苦する少年、誰か助けになる大人を探してキョロキョロする残りの子。
警備員でなくとも、暇そうな大人であれば声を掛けようと辺りを見回してた少年の1人が、シルフィエッタを見つけ……。

『すみません! あの、あっちの木にボールが……』

指をさしつつ、ボールを取ってくれるようお願いをしようと声を掛けてくる。しかしそのセリフは途中で止まった。
さもありなん、シルフィエッタの水着のあまりにも際どい薄さと張り付き具合に気づき、吃驚してしまったのだ。
視線はわずかに上下して、チューブトップに浮かび上がる乳首や拡がりつつある陰唇の形状を見据えてしまう。
すぐに、見てはいけないものを見たかのように目を逸らしてしまう……が、恐る恐るまた見ようとする様子も。
それはともかく困りごとのようである。臨時警備員シルフィエッタ、出番ですよ。

シルフィエッタ > みちみちと収縮していく水着は、少女のボディラインを惜しげもなく絞り出す。
秘所を覆う布地はぴっちり閉じていた割れ目を左右に開き、内側の粘膜の造形をわずかに示す程に張り付いて。
胸元も膨らみかけの肉を水着が寄せて上げて、一応谷間が出来なくはない、位までに絞り上げた。
豊満ではないにしろ、どうにか貧相ながらもパイズリができる、という状態だろうか。
実際にこういうブラであれば、少女としても垂涎の品なのだが、いかんせんこの場では羞恥がすぎる。

「く、ぅっ、ち、縮みすぎ、だって、ばっ――ぁぅうっ♡」

収縮する布地が陰核を磨り上げたのか、声に甘い響きが交じる。
しかしどうにか噛み殺しながらの平常心。深呼吸の後、見回りを再開することに。
その内収縮も落ち着いてきたのか、少女の体を引き締める動きは終わる。
歩きにくいことこの上ないし、何よりも恥ずかしいのだが、やむなしか、と切り替える。
そうして見回ること少し、椰子の木陰が心地よさそうな一角に立ち寄ったときのこと。
かかる声に振り向けば、そこには数人の少年達がヤシの木の上を見上げている。
そして、そのうちの一人がこちらに手を降っているのだが――。

「うん?えぇと、ボールを取ってくれば……あ、ぅ、あんまり、見ないで、欲しいかな」

――彼の言葉に意図を理解しながら、しかしその視線に頬を朱に染めて。
彼に従う形で木の根元まで近づいていくと、同じ様にふむと上を見上げる。
踏み台などはなく、長い棒なども存在しない。つまりは、登るしかないということか。

「それじゃ、ちょっと取ってくるから、少し離れて待っててね?」

落ちたら危ないし、と皆に告げて、木の根元からひとっ飛び。
普段通りならば、この程度の軽業は朝飯前である。そうでなければ怪盗なんて務まらない。
それ故に、初手はこれ以上無く華麗だった。しかし、そこから先は、水着の妨害次第である。

ブラッドドレス > 『そ、そう、ボールを……お姉ちゃん、できる?』

頬を赤らめ、そわそわ、もじもじ。
刺激的なファッションのシルフィエッタを見たくてもまっすぐ見れないもどかしさに悶えながら、少年は言葉を漏らす。
本当ならもう少ししっかりした体格の男性に頼むのが筋なのだろうが、つい声を掛けたくなってしまったようで。
それはもしかすれば、夜の盗賊を生業とするシルフィエッタが普段の所作に見せる運動神経の良さに子供の勘が働いたのかも。

そして実際、シルフィエッタには水着で木登りを演じるだけの身のこなしがあったわけで。
快諾とまではいかないまでも了承の反応を得られれば、少年は頬を赤らめたままホッとしたような笑みを浮かべた。
あんまり見ないで、という懇願に応じるように渋々ながらもヤシの木から距離を取る。

さて、確かに周囲に手頃な棒や脚立などはない。探せばあるかもしれないが、木登りができるなら登ったほうが早いだろう。
そして盗賊であるシルフィエッタであればこの程度の木はたやすく登れるだろう……普通ならば。
しかしもちろん、そうは問屋がおろさない。
ひらりと飛びつき、そしてもう一歩。地上から3メートルほど登ったあたり、突如それは起こった。

――ぐにゅるるるるる!

水着上下、その裏地から突然大量の細身の触手が湧き出したのだ! しかし湧き出したのは裏地全体ではなく要所のみ。
両の乳首、陰核、膣口、アナルを責めるように局所的に――それでも数十本に及ぶ小指大の太さの触手が殺到する。
弾力と粘っこさを帯びたミミズめいた肉指が乱雑に性感帯をこねくりまわし始める。
しかし不思議なことに、外から見ると内部で触手が蠢いているようには見えない。
代わりに、女性器は先程よりもさらに卑猥に花開き、ほとんど限界まで広がってしまっているけれど。

……同時に。両腋から腕にかけて、太腿から膝にかけて何かが水着から溢れ、這い回る感触も走る。
その箇所を見ても、わずか何かがきらめくのみで確たる異物は見えない。水のごとく透明な触手が這い出ているからだ。
それは素早い動きでシルフィエッタの腕と脚を絡め取り、木に巻き付いて四肢を固定してしまったのだ。

かくして、容赦なくヤシの木の幹の中腹にくくりつけられ、お尻をはしたなく突き出す形となってしまう。
当然、下からはいくつもの視線が向けられているのを感じるだろう……。

シルフィエッタ > 「ん、大丈夫、任せといて?お姉ちゃん、これでも木登り得意だから!」

くすっと微笑み、少年の頭に手を置いて、軽く撫でてやる。
軽業ならば得意中の得意。冒険者として働く時も頼りにするのは身のこなしだ。
とん、と木に向かって跳躍し、表面の凹凸に危なげなく足をかけて。
少女が木の根本から中頃まで登っていくのに、それほど時間はかからない。
そして次の足を、と動こうとした瞬間、水着の内布が突如変質し、少女の肉体を弄って。

「くひぃぃいいっ♡にゃ、ひっ、や、いきな、りっ――ぃぅううっ♡」

水着の内側に湧き上がった無数の触手に、かつてのトラウマが蘇る。
無垢な少女とその母親の前で嬲られ、最後には大小の排泄すら見せつけてしまったときのこと。
あの時は人気のない路地だったが、今は客が無数にいる水遊場の一角。衆目の数は桁違いで。
それならば、一気に登って球を落として――そう考えるのは当然のことだが。

「ひっ、うぁ、ぁあっ!?何、これっ、手に、何か絡まって――ぇひっ♡」

両腕、両足を擽る何かが、少女の両手両足を戒める。
それこそ、放心してもこの木の幹から離れられない様に、ぎちりと。
こうして自由を奪われた少女は、グニグニとした触手の責めを受けながら、身を震わせ、声をこぼして。
徐々に体の力が抜けてくると、自重で尻が下へと突き出て、腕と足がだらりと伸びて。
木にしがみつく、と言うよりも縋り寄るような状態で、下から突き刺さる少年達の視線を受けることになる。

ブラッドドレス > 『あ、あれ? お姉ちゃん止まっちゃったぞ? 木登り得意ってさっき……』
『おいおい、早くボール落としてよー』

水着の中でおぞましい触手群が蠢いていることも、両腕両脚が透明な触手で木に固定されてることも下の者達にはわからない。
ただ、器用に木登りを始めた女性が突然途中で止まり、ガクガクと身をゆすり始めたように見えるだけ。
そしてその視線は否応なく、細っこい臀部、そして水着に覆われたクロッチ部へと吸い込まれてしまう。
――当布で保護されているはずの局部が、まるでゴムを貼り付けたかのように淫靡な輪郭を顕にしてるのだから。
はしたない股間をくねくね振りながら見せつけてくる様はまるでストリップショーのよう。

さて、無事『獲物』の四肢を木の幹に拘束し、抵抗の術と陵辱劇の舞台を整え上げたブラッドドレス2匹。
いよいよ本格的な攻めに入り始める。
ぞわぞわと蠢いて女性器の粘膜全体をくすぐっていた触手群が、にわかに寄り添い、固まり始める。
追加で生えてきた触手も融合していくと、その形状は徐々に男性器そのものへと変貌していく。
平均的男性のそれよりも一回り大きい太さとカリの高さを得たそれは、ずぷ、ずぶ、とゆっくり雌の肚に潜り込んで行く。
奥の奥に行き当たり、さらに限界まで入り込むまで、まずは一発ゆっくり、じわじわと。
そうやって挿入する最中も、他の部位――乳首や陰核、アナルへの甘い愛撫は止まない。

そんな極太挿入を受けながらも、やはり外から見ると触手の存在は感じさせない。
しかし無理やりな膣の拡張は隠せないようで、拡がりきった陰唇がさらに痛々しく拡がり、その様を布越しに見せつける。
異様な水着の輪郭を、少年たちは女体の構造すら理解できぬままに見入ってしまっている。真下までやってきた者も。

『……ど、どうなってるんだよ、あの……ね、姉ちゃん……なにしてるんだよ……』
『あっ! 登らなくても揺らしてボール落とせばいいんじゃね?』
『そ、そうか! あそこで揺らしてるんだな……』

勝手に得心し、経過を見守ろうとする少年たち。もちろん、彼らの興奮も否応なく昂ぶっていく。
また、木にしがみついて悶える水着少女の姿に、野次馬の視線の数は徐々に増していく。
しかしどの観衆も、シルフィエッタが極太ペニスを腹に受け入れている最中だとは気づく余地はない。

シルフィエッタ > 「て、手が動かなくてっ――ひんっ♡やめ、ろぉっ――ぅ、ぁあっ♡」

がんじがらめの両手をどうにか引き抜こうとするも、透明では結び目も見えない。
いつも持ち歩いているナイフは手元になく、風の魔術は意識が乱れれば不発となる。
この状態に持ち込まれた時点で、少女に抵抗の意思はあっても手段はない。
にちゅにちゅと体内を通して聞こえる愛撫の音は、理性を犯す音色に聞こえて。
とろりと湧き出した蜜が、触手をしとどに濡らしていく。

「んくっ、ぅ、ぁ、んんっ――胸も、お尻も、クリもっ、クシュクシュってぇっ♡
 え、ひっ――な、何し、てっ――お、ぉうっ、ぉおぉおおおっ……♡」

にちにちと融合して一束になった太めの触手が、少女の胎内を割り開いていく。
肉を割り開き、性感帯のしこりをグリグリと擦り上げながら奥へ、奥へ。
子宮口をごすんと殴れば、目覚めかけのポルチオ性感をずんと深い痺れを発して。
瞬間漏れ出た声は、明らかに雌の嬌声と分かる蕩けたもので、周囲の注目を集めるには十分だった。

「んひっ、んぃ、ぅ、ぅううっ♡ふとい、のっ、ごりごり、やめっ――ぇひっ、あ、ぐぅうっ♡」

みりみりと広がる秘部。左右に割り開かれた秘所をこれでもかと真下に見せつけながら、少女は木を抱いて悶える。
それは、木を雄に見立て、犯されていると見ても間違いない情景。性の知識があるならば、そう思えてしまう淫蕩さが滲んでいて。
それ故か、根本で真上を見上げる性教育など受けていないだろう少年達すら興奮させながら、陰茎触手をきゅうきゅうと締め付けてしまっていた。

ブラッドドレス > 『……な、なんかあの人胸とかお尻とか言ってないか?』
『だ、大丈夫なのかな、本当に……』

一度深々と、シルフィエッタの身体構造が許す限界の深さまで肉ディルドを挿し込んでしまったブラッドドレス。
切なくも淫靡に締まる膣圧に負けず、さらに触手を肥大化させ、太さも限界ギリギリまで盛ると、次の責めに移る。

――ずぽぉん……どちゅっ!!

そんなおぞましい水音がシルフィエッタの腹の中から響いた。
太く長い肉の槍が力強く抜かれ、そして抜けきる寸前でまた勢いよく撃ち込まれたのだ。
細い肢体に収められた内臓のすべてを揺さぶるような強烈で暴力的なピストン運動。
膣壁すべてを削り、襞を伸ばし、子宮をまるごとアッパーカットするような拳めいた亀頭。
再び深々と肉槍の身すべてを潜らせ終えると、他の部位への愛撫はそのままにピストンは止まる。
しかし、シルフィエッタが油断した隙を見計らうかのように、また突然深い1往復をお見舞いする。
絶頂まで持ち込むことなく、丹念に『獲物』の体力と気力を削ぐ責めである。

しかし、そんなダイナミックな打撃を見舞いするときすら、衆目は未だ触手生物の存在を感知しない。
なぜなら、触手がピストンする際には一旦己の体に触手を納め、また再び湧き出させているからなのだ。
ブラッドドレスはそういう真似ができる驚異の異形生物なのである。
下から眺める者たちには、ピストン陵辱の代わりに、ひとりでに彼女の大陰唇が閉じて、また開く様が見せつけられた。
ぐぷ、ぬちゅ、とささやかな水音が断続的に鳴り、否応なく少年たちにも届く。
――腹の中を繰り返し叩かれる痛々しいまでの打撃音は、シルフィエッタにしか聞こえていない。

さて、陵辱の結果、木にしがみつくシルフィエッタの悶絶によって、しなやかなヤシの木はゆさゆさと揺れ始める。
梢に乗っかったボールも揺さぶられ、徐々に葉の上を滑ってくるように見える。
そうすれば、今のところ女体の神秘とボール遊びへの興味が半々だった少年たちはにわかに色めきだつ。

『あ、ボール落ちそうだぞ。がんばって、どんどんやって!』
『もっと勢いつけてっ! 激しくっ! 体全体で!』

誰に向けての応援に聞こえるだろうか?

シルフィエッタ > 「ひぐっ、ぅ、んんっ♡し、きゅっ、押し上げ、られてるぅっ――んぐぅっ♡」

鍛えられた締め付けを物ともせず、触手は少女の中を埋め尽くすと、採寸を始める。
膣の長さを目一杯に量り取ると、許容限界の太さをも見極めて、少女の中を埋める肉杭を生み出して。
そしてそれが、次の瞬間、ズルリと一気に引き抜かれて、勢い良く打ち込まれる。
刹那、目の前にぱぁん、と白い火花が散って、木を抱える腹部に肉杭のシルエットが浮かんで。

「んぐっ、お、おひゅっ――お、おぉぉぉおおおっ♡し、きゅっ、やぇっ、や、ら、ぁあっ♡
 どちゅ、どちゅってっ、はげ、しっ――ひぐ、おぅぅううっ♡お、ごっ――♡」

破城槌の様に、限界まで引き絞られた肉杭が打ち込まれる。それは、内臓を殴打される一撃に等しい。
はしたない粘着質な蜜音と共に、ぱくりと秘所が開いては閉じて、開いては閉じてを繰り返す。
少年達以外には、もれなく性的な見世物だという音を如実に示してしまう光景。
知識も経験もない子供だけが、少女の悶絶を必死の努力と勝手に得心して、応援を始める。
応じて、ピストンが激しくなればなるほど、少女の体が揺れて、木の揺れも大きくなって。

「ふぐっ、ぅ、ぁ、ぁあっ――ひぐぅっ、ん、し、きゅっ、つぶれ、りゅっ、から、あぁあっ♡」

気持ちいいのに決して絶頂は出来ず、果てそうになったら愛撫だけの柔な刺激に戻る。
そして体が落ち着き始めると、再び中を抉るピストン。その繰り返しは、少女の体力を勢いよく削ぎ落とす。
今触手が解けた所で、幾度も抉られた秘所は愉悦を望んでいるし、足腰は震えてしまって立てないだろう。
絡みついた魔物たちの姦計は、少女に対してこれ以上無く効果覿面だった。

ブラッドドレス > 力強く雌を屈服させるような、それでいて決して雌を満足させない、極太肉ディルドによる女体開墾。
2匹の個体で食らいついたのだから、しっかり2匹分の養分を分泌してもらわねばならない。それが『獲物』の義務である。
だから責めるにもじっくりねっとり時間をかける。衆目が集まるのも好都合、ニンゲンは恥辱で分泌液を増す生き物なのだ。

断続的な極太ピストンで女体を弄んでいた触手水着の責めが、少しだけ意趣を変える。
先程までと同様に肉槍をずぷずぷと抜いていくが、それと同時に手足に絡んだ触手に力が入り、シルフィエッタの体をぐいと持ち上げる。
そして持ち上げる力が抜け、彼女の体が重力に引かれて落ちると同時に、肉槍もめりめりと挿入されていく。
――まるで、騎乗位での抽挿を模倣するかのような動き。
それを連続で3回、絶頂に持ち込ませない絶妙な力加減で行うと、肉槍の動きはまたピタリと止まってしまう。
今度は断続的なピストンも止まり、胎内で脈打つ異形の存在感だけがおぞましく残り続ける。

その間もしつこく他の性感帯をくすぐられ悶絶するなかで、シルフィエッタはいつか気づくだろう。
さきほど触手に促された動き――腰を上げ、落とす――を己の意思で行うことで、肉棒もそのように動くことを。
木の幹にしがみついたまま、虚空に向けて騎乗位の腰つきを演じろ、と。自ずから肉棒を求めろ、と。
そうしないと絶頂もできず、もしかすれば一生拘束が解けないかもしれない。そんな予感……少なくとも前者は確定的だが。
ついでにそうやって自分から体を揺すれば、ボールも木の上から落ちてくるはずだ。下の観衆もそれを期待しているのだ。

『……疲れちゃったのかな? 木が揺れなくなったけど』
『おーい、早くしろよー姉ちゃんー! さっきの奴もっとやってくれよー!』
『もう少しで落ちそうなんだからー!』

子供たちのみならず、周囲に集まりつつある大人の野次馬たちからも歓声が飛んでくる。
それが激励に聞こえるかどうかはわからないが、ともかくプレッシャーになるだろう。