2017/11/21 のログ
レナーテ > (「……感覚がおかしいだけ、でしょうか。でも、どちらかといえば魔族寄りに感じる言動ですね」)

子供のような口調に、銃口を向けられているとは思えぬ気楽な雰囲気。
その合間に排泄物のように吐き捨てられる骨と金属パーツをみやれば、やはり不気味さは拭えず、ぞわっと肌が泡立ち、跳ねるように震えた。

「お話するだけなら……まぁ」

表情は少し引きつったように笑いながらも、銃口をそらす。
思っていたより時間が立っていると聞けば、別人と見間違えたか、はたまた、暗がりの密室に時間間隔が狂ったか。
そんなことを考え、思案顔の中、彼女の表情が曇るのに安心し、口が開きかけ…固まる。
死んだら遊べない、だから憂うのだと知れば、感覚のズレに言葉を失う。

「っ……来ないで…」

痛みに揺れれば、彼女から踏み出し来るも、辛そうな顔を引き締めて、銃口を向けようとする。
しかし、右腕に走る激痛に瞳を見開くと、息をつまらせながら両膝から崩れていく。
じわじわと右腕にあった赤い血濡れ部分から血が染み出し、幾重にも雫を滴らせる。
かしゃんと音を立てて転がるライフルを目が追いかければ、直ぐ傍に近づきつつある姿。
左手で器用にも逆さになる拳銃を腹部のホルスターから抜くも、危害を加える様子のない彼女を見上げる。
痛みに苦しげな顔をしていると、呆れたような、困ったような笑みを浮かべて、クスッと笑えば、がくっと肩の力を抜いた。

「右腕の傷が開いたみたいですが、死んだりはしないです。それに……近づいたら死ぬかもしれないのに、変な人です」

そう告げつつ、銃を戻した。
おかしい子だが、悪い子ではないのだろうと気を許せば、周囲の赤い球体も消えていく。
べしゃっと崩れるように座り込むと、無防備な姿を彼女の前へ晒していった。

トルル > ずりずり、ぶちぶち。早歩きのナメクジのような挙動と、シチューの沸き立つような水音。
少女の上半身とスライムの下半身をあわせた異形の存在が迫ってくる。
来ないで、というレナーテの言葉には素直にその接近を止める仕草も見せたが、

「……で、でも、レナーテおねーさん、痛そうだよっ! 血も見えるよ!」

苦痛に呻き、武器さえも取り落とすそのいたましい姿に、再び粘体の蠕動を始め、近づく。
倒れ込んだレナーテから見れば、人間1人分の質量をまるごと飲み込んだスライム塊はひどく大きく見えることだろう。
転がってきたライフルが桃色のジェルに踏みつけられ、呑まれる。
さらに床に転がったレナーテの足首さえも肉塊に踏み潰されてしまうが、靴も皮膚も溶ける様子はない。

「レナーテおねーさん、じっとしててね……?」

彼女の両ふくらはぎまでを粘性の塊に捕らえたところでトルルは止まる。
そのまま屈み込むように、ワンピースを纏った上半身を床へと下ろしてくる。
いささかの躊躇も見せず、トルルは寝そべるレナーテに身体を重ねるように覆いかぶさる。
そして、痛々しく開いた右肩の傷に唇を寄せ……おもむろに、桜色の舌を這わせた。

「ボク、魔法みたいに傷は治せないけど、血を止めることはできるから……治りを早めるくらいはできるから」

トルルが傷を一舐めするごとに、その舌の表面から桃色のジェルが滲み出し、傷を覆っていく。
その異様な行為に抵抗しなければ、出血が止まり、痛みも徐々に引いていくことだろう。

「……だいじょーぶ、ボクは銃で撃たれても死なないから。炎はけっこう熱いから苦手だけどね。
 撃ってみる? 傷の痛みが引いてからのほうがいいと思うけど。フフッ……」

暖かい身体を寄せ、人工的な花の香りを漂わせながら、トルルは傷を舐め続ける。

レナーテ > 「さっき……魔物と、交戦したので…」

豹の様な魔物との戦いで、爪を腕に直撃した結果だ。
避けた部分は応急処置に傷と服、両方それぞれを塗っておいたものの、傷側だけ開いてしまったらしい。
不気味な足音にぞわっとしつつ、彼女を見上げると、帽子がずれ落ちていく。
ミレー族特有の折れた猫のような耳を晒すも、直ぐ側の彼女から逃げ出す様子はなく、苦笑いを浮かべていた。

「……」

返事はなく、言われたとおりに動かずに飲み込まれる。
両足もライフルも取り込まれているが、先程のように解ける様子はない。
食べるしかないという言い様から、殺しはしないだろうと察してはいたが、こうして無害を感じるまでは心臓が爆発しそうだった。
スライムの身体に胸元から激しい鼓動を伝えつつ、腕が取られる。
嵌め掛けだった袖のボタンが取れ、簡単に裾が捲り上がると、真っ直ぐに避けた傷口があらわとなった。

「っ……いいえ、寧ろごめんなさい、銃口を向けたりして。あまりにも異様だったもので……」

傷口が軟膏で塞がれるように止血され、痛みが和らいでいく。
安堵の吐息を零しつつ、甘い香りに表情を緩ませていたが、彼女の冗談めかした言葉に眉をひそめ、頭を下げた。
危なくない人に銃口を向けてしまったと、淡い罪悪感に表情を曇らせつつ、寄せられる身体に身体を重ねていった。
見た目の周りに確りとした生地で作られた戦闘衣の下、ほっそりとした体付きも、起伏緩やかな胸元も感じ取れるかもしれない。

トルル > ここまで露骨に覆いかぶされば抵抗されるかと思ったが、レナーテは脱力しきったまま。
それは彼女がトルルに気を許したためか、それとも抵抗すらできないほどに消耗しきっているのか。
……まぁ、むやみに暴れられて彼女の傷が悪化するのは嫌なので、じっとしていてくれるならどちらでもいいのだけれど。

「……いいんだよ、レナーテおねーさん。謝らなくても。武器を向けられるのは慣れてるから。
 剣で斬られたりハンマーで殴られたことはあるけど、銃で撃たれたことはないから、ちょっと撃たれてみたかったかも?
 傷が治ったら、今度はその銃で遊んでね? フフッ♪」

傷が不可思議の粘体で覆われ、血が止まれば、トルルはにっこりと微笑をつくり、優しげな口調で呟く。

「……魔物と戦ったのなら、他にも傷があるかもしれないね。調べてあげるっ♪」

トルルがそう言い放つと、彼女の下半身を構成している粘液塊がゾワゾワっと大きく蠢いた。
そして、レナーテの脚を包んでいた暖かい粘体に力が篭り、彼女の身体をより深く引き込もうとする。
同時に服の中に薄くくまなく粘体が潜り込み始め、急速に皮膚を覆っていく。
太腿から臀部へ、当然股間やお尻にも、下着の防護さえも意に介さず。さらに脇腹から乳房へ、腋から二の腕へ。
身体を重ねていたときよりも遥かに正確に、レナーテの美しいシルエットを全身で感じ取っている。
温泉に浸かっているような熱で彼女の全身を包む。
首から上は粘体で覆わず、飲み込みもせず。呼吸を阻害しないような配慮だ。

「ボク、溶かそうと思わなければ何も溶かさないし……そもそもまだ生きてる人は溶かせないから安心して。
 こーやって全身包んであげれば、どこに傷があっても分かるし、身体も休まるでしょ?
 ……ほんとはレナーテおねーさんとえっちな遊びもしたいけど、傷ついてるようだから、治ってからにしようね」

優しげな口調で、気遣う言葉を投げかけるトルル。
しかし、そんな言葉とは裏腹に、レナーテの全身を覆うネバネバは不規則に蠢き、くすぐるような仕草を見せる。
アナルや大陰唇にもときおり舐るように粘体がかすめ、もどかしい感覚を与える。

レナーテ > 「ですが……。ぇ、それは辞めたほうが…」

火薬銃とは異なり、魔術師の単純な火力魔法を斥候のような身のこなしでばらまける。
身体が破損しないとしても、熱やら衝撃の強さに遊びにならないと思えば、苦笑いのまま制止の言葉をかけた。

「いえ、自分で調べ――んんっ!?」

体中が引き込まれれば、温泉の中に引きずり込まれたようなぬくもりに包まれる。
肌を撫でる粘液の感触に素っ頓狂な声を上げ、目を白黒させながらも、力の抜けた身体はされるがまま撫で回される。
臀部を撫でれば、スカートの中に丸まっていた尻尾も感じ取れるはず。
股座や尻、胸元を撫で回すような粘液の動きに、こそばゆそうに身体を不規則に跳ね上がらせながら、きゅっと唇をかみしめて声を噛み殺す。
快楽というよりはくすぐったいといったところではあるが、恥ずかしさもあって、金色の瞳がうっすらと潤んでいく。

「そう、ですが……腕だけ…ですし、んくっ、あの……あまり、変なところ……撫でないで、ください」

優しげな口調が、先程までの無邪気な子供とは違って感じる。
主導権を奪われたような心地の中、菊座や割れ目をなぞられると、ひくんと腰が跳ね上がる。
幽閉されていた頃、散々弄ばれた結果が身体を疼かせやすくさせてはいるが、心の防壁がない時の愛撫は弱い。
はぁ……と、熱っぽい吐息を溢れさせると、羞恥から逃れようと視線を彷徨わせ、置き所のない視線に困り、瞳を閉ざす。

トルル > 「んー、お尻のとこに尻尾みたいのある。それに、人間のとちょっと違う耳もあるね。
 レナーテおねーさんはミレーなのかな? フフッ、尻尾も、おへその下もフサフサできもちいー♪ いい匂いー♪」

スライムは隠されていたレナーテの尻尾にも躊躇なく絡みつき、根元から先端まで尾骨を甘噛みするように揉みしだく。
丁寧に手入れされた陰毛の森にも同様にネバネバが入り込み、毛束をやさしく揺する。
彼女の招待をミレーと看破したトルルだが、それで態度が変わったようには見えないだろう。

「うん、傷は腕だけっぽいね。でもこうして包んでたほうが身体も休まるし、しばらくこうしててあげるね。
 ……フフッ。ほんとはぁ、ちょっとレナーテおねーさんとえっちな遊びしたくなってきちゃったんだけど。
 傷が悪くならない程度に、きもちよくしてあげるー♪」

外傷がほかになく、レナーテの顔色も苦痛よりも羞恥や快感のほうが勝るのを伺えば、トルルは妖しげな笑みを浮かべる。
もちろん宣言した通り、腕の傷が開かない程度の優しさで。
彼女の首より上だけを塊から出して他をすべて呑み込んだ状態で、その粘性の肉体をぞわぞわと静かに蠢かせる。
乳首だけでなく乳房全体が。尻穴だけでなく尻肉全体が。へその窄まり、小陰唇の襞までもが、同時に無数の舌で舐められる感触。
ぬち、ぬち。むちゅ、ぷちゅ。無数の水音と破裂音が粘体全体から鳴り響き、包まれたレナーテの身体に浸透する。

「ボクねー、生きてる人は直接は食べられないけど、生きてる人の出すものは食べるよ?
 レナーテおねーさんの身体の表面、とってもおいしいよ! 腋とか、おまたの毛の中とか、足の指の間とか、特に!
 お尻の穴も美味しいけど、中の方の味も気になっちゃうなー……」

下半身の粘体に女性1人を丸呑みし、見下ろす形でトルルは囀る。
お尻の肉の間に潜り込んだ粘体が、ちろちろと盛んに尻穴をねぶり、突き始める。まるでこじ開けるように。

レナーテ > 「ミレー族と…人間のクォーターです、本当は人間の血が…濃いはずなんですが……って、変なところ触らないでくださ…っ」

尻尾を捏ね回されるような感触にひくひくと体が震える。
綺麗な楕円形に整った茂みも、頭髪の柔らかい毛質と異なり、ぴんとした硬めの毛質が粘膜に跳ね返るはず。
人ではないのもあり、ミレー族でも気にしないだろうとは思っていたが、それよりも身体の触り方が徐々に遠慮なくなってくると、羞恥から逃れるように緩々と藻掻き、抜け出そうとする。

「ぃえ…傷、治ったのでもう……っ!? んんっ、くぁ……っ!?」

暖かなお湯のような粘液が体中を捏ね始め、房にふれるなら、両丘の蕾が刺激に徐々に固くなっていき、くにっと独特の感触を返す小さな突起に変わる。
臀部の表面を撫でる感触に、痺れるような淡い快楽を覚え、軽く背筋をのけぞらすも、それを追い打つような膣口周辺への愛撫に、声が消えていく。
口がぱくぱくと声なき嬌声を吐き出し、緩やかに頭を振って愛撫から逃れようとするも、体温と鼓動は高まり、瞳が一層濡れてしまう。
とろっと、僅かに滑りを帯びた蜜が膣口か溢れ始め、それを止めようとするようにきゅうっと膣口が窄まっていく。

「へ、変なの食べないで……っ。ひぐっ!? だ、だめ……汚い、から……っ」

菊座をほじくり返す粘膜に、徐々に解されてしまう。
ひくひくと体が跳ねるのに連動するように、菊座が収縮を繰り返す。
恥ずかしさに涙が零れ落ちる中、窄まりが膨らむ一瞬を突けば、ずるりと腸内へ侵入することも可能だろう。
彼女が望む餌もまた、菜食主義寄りとはいえ、溜まっているわけだが。

トルル > 「クォーター、合いの子かぁ。まぁうん、ふつーの人間とはちょっと違う味だけど、これはこれで好きだよっ!」

静謐でほの暗い遺跡の壁に、快活な声を響かせるトルル。
未だ魔物がその辺を徘徊しているかもしれないのに、全く気にしていないかのような声の出し方だ。

「……ん、あれ。もう元気なの、レナーテおねーさん? 結構全身凝ってるようだけどー。
 せっかくだから大きくなったボクの中で休んで、一眠りしてる間にお外まで連れてってあげようと思ってたけど。
 まぁでも、ひととおり全身きれいに舐め終わったし、出たいなら出してあげる♪
 ……あ、でもこっちを食べ終わってからねー?」

自らの粘体内で暴れるレナーテ、その身体に篭もる抵抗の力を感じ取ると、宥めるように穏やかな口調で言う。
スライムの身体は暴れる動きを制するような抵抗は見せないが、それでも濃厚な粘体から自力で抜け出るのは難儀だろう。
そうしている間に、レナーテのアナルに差し込まれるスライムの舌は力を強め、やがて門を開き体内に侵入を始める。
熱く湿り、腸壁にベトつき、時折脈打つ半透明の質量が、どくどくと直腸を埋めていく。

「……っはぁ……♥ す、すごいっ……レナーテのお尻、いままで嗅いだことない匂いだよぉ……♥
 ミレーと人間のクォーターだからこんな味と匂いになるのぉ? それとも食べ物?
 何を食べたらこんな匂いになるのっ? ねーねー、教えてっ。気持ちよくしてあげるからっ!」

トルルは嬉しげに腸内の感想を述べつつ、さらにどくどくと音を立てて粘液を浣腸していく。
先端は結腸をも容易にこじ開け、大腸にまで満ちていく。アナルも限界まで拡がり、視点によっては内部がつぶさに覗き込める。
熱いネバネバに触れた汚物は瞬時に溶かされていくが、それで腹部の膨張感が和らぐことはなく、どんどん膨れていく。
菜食主義者の排泄物に触れるのは初めて。タンパク質に乏しく、彼女にとって栄養価は少ないが、初体験の味に興味津々のようだ。
気持ちよくする、という言葉のとおり、腸内で粘体は元気にのたうち回り、陰唇や膣口もねっとりと大仰に舐める感覚が走る。

レナーテ > 弾むような声で語りかけているも、此方の意識はあまり気にせずな愛撫に、どうしたものかと困りながら藻掻いていた。
所謂悪意があるタイプなら、遠慮なく炎を使って焼き払ったりすることもあるが、どうにも無邪気なので調子が狂う。
どうにか止めさせないとと思いながら、いやいやと緩く頭を振るばかりだ。

「元気というわけではいですけど……、そ、そうじゃなくてですね…! そんな身体舐めな……ぁ、っ、は…ぁ……っ」

やはり抜け出せる様子はなく、穏便には出れそうにない。
菊座がぐぐっと広がっていくとヌメる感触と何かがずるずると町長を逆流していく。
擦れる刺激は、普段なら痛みが強くなるも、淡い快楽と滑りでぞくっとした甘い痺れに身体が小さく仰け反った。
直腸内に何かが注がれていくのがわかると、足元の動きが止まってしまう。
もしここで粗相したら、大切な服が汚れてしまう。
真っ赤な頬を隠すように俯き、かき混ぜる動きに不規則に身体を震わせて耐えていく。

「か、嗅がないで……っ、なにって…普通、ですよ……果物、とか、野菜、とか、パン…とか……ぁっ…、んぁっ!? ひぁ、ぁぁっ!? 」

色合いも黄土色に近いそれを、まさか腸内で直接溶かしているとは思いもせず、脈動と感じたことのない快楽に声が途絶えていく。
声を張り上げさせたのは、重ねられた膣口周りの愛撫によるもので、太ももががくがくっと震え、ねっとりとした水飴の様な蜜が溢れてしまう。
泣きべそを書いたように幾重にも頬を涙が伝い落ち、身体の痙攣は止まらない。

トルル > 「あー、やっぱりねぇ。お肉を食べてないんだー。……でも、あえてそういうふうにしてる人たちもいるんだっけー?
 ボクは生きてる生き物は食べられないけど、それ以外は好き嫌いしないよっ。きっと同じようなコトなんだね!」

ぺろぺろ、と極太の舌がレナーテの腹腔内で蠢く感触を伝える。へその少し上が目に見えて輪郭を変える。
最終的に腕1本分もあろうかという太さと質量の肉塊が腹に収まり、肛門括約筋から結腸、直腸や大腸に至るまでみっちり満たしている。
満たす異物の柔らかさと、苦痛を和らげる特殊な体液により、快感こそ感すれど苦痛はないだろう。
裂けることもないが、腸壁には裂ける一歩手前も同然の張力がかかる。

「……ふうっ。レナーテおねーさん、お腹の中きれいになったよっ! 全部食べちゃった♪
 おねーさんの身体、全身ぴくぴく震えてかわいいー♪ お腹の中食べられるの、すっごく気持ちよかったんだね!
 おまんこから出るお汁も、腋とかから出る汗も、さっきよりずっとこってりして濃い味なのっ!
 ……じゃあ、おねーさん出たがってるから、出してあげるね」

言うと、レナーテの身体をすっぽり呑んでいたスライムの身体の蠕動がぴたりと止まる。
そしてギュッと握り締めるような淡い圧力がかかり、レナーテの上半身を球体の外に絞り出した。
両腕が自由になり、尻尾さえも体外に解放されて空気の冷たさを感じるだろう。しかし、そこまで。
相変わらず下半身は粘体の中に埋もれており、腹をふくらませる大量のスライム浣腸もそのまま。

「……はふ。美味しいお肉やうんちをいっぱい食べちゃったから、ボク、なんか眠くなってきちゃった。
 おねーさんを出す力も残ってないや。ここから先は、レナーテおねーさん、自力でボクの中から出てみて」

トルルの粘体はそのままピクリとも動かなくなる。上半身は起きていて、眠たげな瞳でクォーターミレーを見下ろしている。
四肢を用い足掻けば、粘体の中から這い出すことは可能だろう。
しかし、いくら力を込めて肛門を締めても、アナルを押し広げる粘体の触手をちぎることはできない。
つまり、トルルの身体から完全に解放されるには自力で腸内から粘体を排出する必要があるのだ……。

レナーテ > 「あまり……、鼻が聞きすぎて……あまり、好きじゃ……っ。あぐっ、は、……っ」

獣の様に嗅覚が良いのもあってか、肉の独特の匂いを強く感じてしまう。
その為、食べれなくはないが食べなくていいなら食べないということも多い。
真面目にそんなことにも答えながらも、腸内をかき混ぜられる感覚は初めてながら、結腸の周辺や普段触れぬ腸を舐め回される感触に、息苦しそうにしつつも、声は解けていく。
きゅ、きゅ、っと小刻みに括約筋が窄まり、腸内を支配する異物を吐き出そうとするも、彼女を楽しませる程度の刺激にしかならないだろう。

「ぅ……い、いわない、ですっ。いわなくてもいいですっ! 普通は、こうやって……いきなりえっちなこと、しちゃだめなんですからね…?」

やっと彼女の言う食事が終わったことに安堵し、ほっと吐息を零す。
服が汚されなかったのは何よりだが、感じていた全てを知られているとわかれば、みるみるうちに耳の内側まで真っ赤にする勢いで紅潮し、藻掻きながら恥ずかしさを細かそうとする。
やっと身体が解放されていけば、上半身が解放されるも、下腹部の圧迫感は変わらぬまま、訝しげに振り返れば、眠たげに瞼を震わす彼女が目に写り、凍りついた表情の頬を冷や汗が伝い落ちる。

「こ、こんな中途半端な状態でねないでくださいっ!? お腹にも何かいれたままですし……もぅ」

両足をジタバタさせながら、粘液の海を泳ぐと、どうにかその中から這い出せそうになるが、ぐっと何かが身体を縛り付ける。
腸内に奥深くまでめり込んだ粘液、それが尾のように身体を引っ張る。
どうにか抜けようと床の窪みに指をかけ、身体を引っ張るものの、直腸からの圧迫感から抜け出せず、息を荒げながら手が離れた。
力を込めて抜けようとすれば菊座も窄まるのだが、千切れぬことで力は入りづらい。
どうしたものかと考えるも、抜くしかないと思えば、自由になった両手で顔を隠す。

(「何でこんなことに……、仕方ないです、このままじゃ襲われて大変なことになるかもですし、仕方ない……です」)

脳内で不可抗力だと自分に何度も言い聞かせると、仰向けになって腰を床に当てる。
息みやすい格好になると、ぐっと押し出す力を直腸内へと掛けていく。
短く荒い息使いと共に、ずる、ずるずる と少しずつ抜け始めてくれば、どろっと白混じりの蜜が膣口から溢れるほど、脳を痺れさせる。

「んんっ、ぁ、こ、のぉ……っ、んぁっ、これ駄目っ、ひぃっ、あ……」

じゅる、じゅると抜けていき、太い触手が菊座をゴリゴリと抉ると、がくがくっと体が震えるほど快楽が溢れ、瞳が蕩けていきつつ、口の端から涎を垂らす。
頭がおかしくなりそうだと思いながら、うつぶせになると、再び窪みに指をかける。
じっくりとやってたら快楽で動けなくなると、息むのと同時に一気に身体を引き寄せる。

「ひぐっ、あ、ぁぁ――……っ!? ふ、……ぁぁぁ…っ」

ずりゅずりゅと、周りに汚らしい水音を汚らしく響かせながら一気に引き抜いていくと、背中が弓なりにそれていく。
最後に膨らみきった括約筋を限界まで押し広げながら、ずぼっと空気混じりの音を響かせて抜ききると、どしゃっと地面に転げ落ちる。
焦点の合わない瞳で床を見つめながら、身体が不規則に跳ね上がり、ショーツのクロッチからは牝の濃厚な香りを漂わせるほどに絶頂していた。
そのまま、どう帰ったのか、別の毒牙にかかったのかは今宵は分からぬまま。

ご案内:「無名遺跡(過激描写注意)」からレナーテさんが去りました。
トルル > 己の粘体塊から抜け出そうともがく哀れな女性の姿を、トルルはじっとりと爛れた視線で見下ろす。
眠たくなったのも半分は本当、でもこの強気そうな女性の痴態をもっと眺めたいというのも本心。
下半身を引きずり出そうとするなら抵抗はせず、ただ尻の中に撃ち込んだ触手をちぎられないようにだけ力を込め、その様子を眺める。

「………ふふっ♪ がんばれ、がんばれ……」

聞こえないように小声で呟き、応援の文句を発する。
確かな弾力を保ちながら腸内に張り詰め、ベトベトと粘着くトルルのスライムを排泄することは並大抵の所業ではない。
ひくつくアナルや直腸のうねりから、快感に必死にあらがっている様を見て取って、トルルの顔が嫌らしく歪む。
しかし、一気呵成に全力を振るい、長大な触腕をひり出す姿には、驚きの表情が走る。
常人なら耳を覆いたくなるような下品な排泄音にも耳を澄ませ、すべて出しきれば、トルルの顔には安堵の表情さえも見て取れる。

(ふふっ……がんばったね、レナーテおねーさん。スライムうんち、しっかり出せたね……♪)

レナーテのアナルからまろび出た触腕は、汚物など一欠片も含まない、澄んだ桃色の半透明の管。
しかしその形状はいびつな凹凸が刻まれている。レナーテの大腸~直腸までの形を正確に記憶しているのだ。
これが貴女のお腹の中の形だ、と見せつけんばかりにその触腕を床に投げ打ち、己の身体に戻そうとはしない。

そのまま、トルルも動かなくなった。自らの粘体のクッションに上体を埋め、目を閉じ、すぅすぅと寝息を立てている。
本当に眠ってしまったのだ。ひとしきり玩具で遊んで満足しきった幼子のように……。

ご案内:「無名遺跡(過激描写注意)」からトルルさんが去りました。