2017/08/19 のログ
ご案内:「九頭竜の水浴び場 樒の間(過激描写注意)」にクロエさんが現れました。
■クロエ > 夜の湯宿は、艶やかな声に満ちている。
以前の見世物で得た報酬で旅館の滞在期間は一週間程度に伸びており、少女は今も温泉宿の一室を借りたままでいた。
――否、正確にはこの一室に軟禁と言うべきだろう。何せ、部屋を出ようとしても、扉の先がこの部屋なのだ。
外から客が来る時には確かに旅館に繋がるらしく、隙を見て逃げることも企てながらの日々。
しかし、淫蕩に躾けられてしまった体は、今の生活を望んでいるような雰囲気で。
結局踏ん切りがつかず、オフの期間を娼婦のように過ごしていた。
「……はぁ、だからと言って自己嫌悪だよなぁ……」
嘆息しながらつぶやき、少女は外を眺める。
見えるのは、広大な和の庭園。その片隅に、この部屋を観察するための客席があることは知っている。
お陰で下手な動きも取れず、日がな一日浴衣を纏って過ごすのみ。
徐々に悶々としていく体が何とも恨めしかった。
ご案内:「九頭竜の水浴び場 樒の間(過激描写注意)」にイスカ・レナイトさんが現れました。
■イスカ・レナイト > 少々奇妙な、道義に外れた娼館のようなものがあると聞いていた。
なんでも本職の女でなく、ただの客として来訪した者を、秘密裏に別の客に下げ渡すとか。
正直に言えばそそられる話だった。
決して善良な性質でないこの女は、喜び勇んで宿を訪れたのである。
無論、それなりの代価は払った――暫く贅沢な遊びはできない程度には懐を痛めた。
それだけの価値があれば良いと、期待をこめて、女は襖を開いた。
「邪魔するよ――」
と言って、女は部屋へ無遠慮に上がりこむ。
獣が餌を探すような眼が、一度、部屋をじろりと嘗め回し――
「――おや。どこかで会ったかな?
いや、悪いね。美人さんの顔は忘れないはずなんだが、今日はどうも湯にあたったのか、直ぐには思い出せなくてね」
ナンパの常套句のような言葉を言いつつ、当人は真実、相手の顔に見覚えがあるような素振りだった。
実際のところ、一度や二度は、王城ですれ違っているのかも知れない。
だがしかし、この女が、部屋に軟禁された少女の顔を知っているのはもっと別な理由だ。
湯にあたった、という言葉から察せられる通り、女は湯上りなのだろう、髪が濡れている。
身体を清め、この部屋を訪れた――その意図はもう、少女には察せられるだろう。
■クロエ > こうして過ごす合間にも、時間だけは刻一刻と過ぎていく。
日もとっぷり沈み、どことなく豪華な食事も終えた頃合い。
思考を整理する為に部屋に備えられていた緑茶を注いで、啜っていれば扉が開く。
視線を向ければ、偉丈夫といっても差し支えのない、それでいて女性的な雰囲気の人影が立っていた。
「……どうぞ。とりあえずお茶でも飲む?」
丁度急須にもう一杯程度の茶が残っている。
渋くして目覚ましに飲もうと思っていたが、飲むと言うならば後で注いで差し出そう。
部屋を嘗めるような視線、最後に自分へと向けられる。
それに平然と眼差しを返すのは、騎士としての矜持のようなもので。
「んー、ボクはあまり覚えてないかなぁ。以前に会ってたらごめんだけど。
……まぁ、ここに来たってことは結構な額を払って、鍵を貰ってきたってことだよね」
本来自身が相手をする義理はないが、とはいえ結構な額を支払ったのだろうと想像すると少しばかり申し訳ない。
――あるいは、そう思うことで火照りを鎮めることを正当化しているのかもしれない。
ともあれ、少女は一つ咳ばらいをすると、部屋に据えられている棚を指さし。
「この部屋に入ってくる時に使った鍵を棚にさすと、色々君に都合の良いものが出てくるみたいだよ。
湯あたりにいい薬なんかもあるかもしれないから、開けてみるといいかもね」
彼女の意図を知りながらも、自分から言葉にはしない。
それは、自分が娼婦ではないことを示す為の所作なのかもしれない。
■イスカ・レナイト > 「お茶は嫌いじゃないが、日光の下で飲むのが好みだ。
こういう夜に飲むなら、少し度の強い酒がいい。身体が温まるからね。
……にしても、本当に会ったことないかねぇ、うーむ」
部屋へ上がりこんだ女は、少女の直ぐ目の前まで歩いてきて腰を下ろす。
他人との距離を疎ましく思わない性質――と言えば聞こえも良いが、つまりは馴れ馴れしいのだ。
少し身体を前へ倒せば、もう少女の銀髪に鼻先が触れよう距離で、
「あっ、そうかあれだ、魔導映写機の――クロエちゃんかぁ」
獣が獲物の前で牙を剥く、そういう笑みを浮かべた。
その笑みと言葉で、知り合いと勘違いをした故は分かることだろう。
こうして出会うより先に、一方的に、映像の中で彼女を見知っていたが為、女は酷く愉快そうに笑う。
「そうかぁ、そうかぁ、一度会いたいなぁとは恋わずらいのように想ってたんだ。
まさかこんなところで想いが叶うなんてねぇ、善行は積むものだよ全く」
心底愉快そうに、女は浴衣の袖の内から鍵を取り出した。
宿の主人に渡された鍵の使い方――よもやこの少女から教えてもらおうとは思ってもいなかったが。
立ち上がり、躊躇無く棚にさした。
無論、取り出したものは湯当たりの薬などではなく、
「やっぱりお茶は後だ、クロエちゃん。ちょっとお姉さんと遊んでおくれよ、ねえ?」
魔導映写機と対になる装置――つまり、撮影機。
そして女は、机下の畳に手をかけて、早くもそれを引き剥がしていた。
邪魔が入らぬ、そして愉快な道具が備わっている。
宿の主人に聞かされた時から、早く使いたくて仕方が無いと、子供のように胸を膨らませた部屋へ、少女を連れ込もうと――
■クロエ > 「生憎と、ボクはお酒を飲む訳じゃないからこの部屋にはないよ。
君が注文すれば持ってきてくれるとは思うけれど……。
いやいや、やっぱり会った事ないと思うけれど――」
彼女の様な女性であれば、見た目も気配も一度会えば忘れない気がする。
その程度に彼女は精悍で、強靭で、屈強で、しかし女性的なのだ。
その顔が目の前にやってくる。次いだ言葉には瞠目し、次第に顔を真っ赤にしながら。
「な、ぁっ……なんで、それを知ってっ――!?」
自身が撮影された映像は三つ。
一つは、どことも知れぬ場所で徹底的に中を嬲られて、性感帯を強引に開発された時。
一つは、王都の路地で拘束され、男女を問わず嬲り者にされた時。
一つは、王城地下の一室で人外の快楽を与えられ、貴族への無様な謝罪を述べた時。
そのどれもがこの世から消したくて、しかしもはや二度と消せないであろう少女の凌辱の記録だ。
愉快そうな彼女に対して、少女はげんなりとした表情で。
「……ボクとしては、うん、消し去りたい記憶なんだけどね。
それでボクに会いたいだなんて、随分と物好きなんじゃないかな」
それでも減らず口をたたくのは、精一杯の虚勢。
しかしそれも、彼女が取り出した撮影機を見ると顔色をさぁっと青くして。
「え、ぅ……と、撮られるの、嫌なんだけど、だめ?
っ……そ、そんなの、あるん、だ……」
撮影機は最早トラウマの産物といってもよく、呼吸が乱れて眩暈がしそうで。
激しい動悸と過呼吸で動けなくなった少女は、容易に地下へと連れ込まれてしまうだろう。
淫具も拷問器具もなんでもござれの、少女を犯しぬくためだけに用意された調教部屋へと。
■イスカ・レナイト > 地下の調教部屋――魔族であるこの女には、なんと住み心地の良い空間だろう。
淫らに耽るも痛めつけるも思いのままの、ありとあらゆる道具を収めた空間。
こういうものを用意できるから、人間とは本当に愛しい生き物なのだ。
魔族以上に残酷な人間の性を、この女は心から愛している――
「物好きも物好きさ。そして意地悪、性悪と来てる」
――そして、それ以上に、その残酷性の贄となる哀れな少女を愛している。
少女を地下へ引きずり込み、まず目をつけたのは、無造作に転がされた鉄の棒。
おそらくは奴隷を打ち据えるか、関節の間に挟んで締め付けるような使い道なのだろうが――
なんと手頃な太さだろうと、この女には思えた。
少女の手首よりほんの少し細いくらいのそれは、長さは50cm程もあるだろう。
それを手に取り、少女の前にごろんと転がして――
「じゃあ、こうしよう。楽しませてくれれば、撮影するかどうかは〝考える〟
勿論満足がいかなけりゃ……ふふ、クロエちゃんの新作が世に出回るだけのことさ」
そして自分自身は、浴衣を脱ぎ捨てて、唯一まともな家具であるベッドに腰掛けた。
既に両脚の間では、並みの男よりはよほど巨大であろう肉槍が、天井を向くほどにいきり立っている。
「それで慰めながら、私のを咥えな」
性具でさえないもので自慰をしろと。自ら率先して口淫奉仕しろと。
無造作に、女は言った。
■クロエ > 旅館の地下――管理の行き届いたそこは、あえて趣向として湿っぽさが足されている。
温泉の蒸気などを利用したのだろう冷たい湿気の中、奥の一室――太い木の格子が組まれた座敷牢に連れ込まれた。
足元は汚れても良い様に大小の石が丁寧に敷き詰められて、部屋の片隅には水場や排水溝も完備されている。
牢の中、受けた言葉に彼女を見上げながら。
「……そうだね。話が通じない相手よりは楽、だけど」
彼女の中に、一種の執着か、それに似た感情を見出すと嘆息しながら言葉に変える。
それが己への愛情であるとは流石に思えなかったが、ただ面白半分に嬲られるよりは気分がいい。
部屋の一角――ベッドの前まで連れてこられると、目の前に転がされるのは金属の棒。
床に当たってけたたましい音を反響させたそれを手に取ると、その表面に自然と目が行く。
使い込まれたそれは、表面にわずかな凹凸が見て取れる代物で。
「……選択肢はない、ってことだよね。分かった、やるよ。
その代わり、君が意地悪でも誠実であることを祈ることにしよう」
見せつけられる立派な逸物に、無意識にこくりと喉を鳴らす。
人間の体に植え付けられた淫魔の特性が、雄を見ると前面に出てきてしまうのだ。
ゆえに少女は、彼女の言葉に導かれるように跪き、金属棒を跨ぐと。
「それじゃ、いくよ――?
ん、むっ、んふっ……ん、むぅうっ――♪」
たっぷり唾液を蓄えた口で彼女の物を咥え込んだ。
ねっとりとした熱い粘膜がぬるりとした液体を帯びて、先端から竿の中ほどまでをしゃぶる。
同時に、右手に握った金属棒を、股座に擦り付けるように前後させる。
とはいえ、淫具でないものを操る自慰は初めてで、その動きは拙いものだった。
■イスカ・レナイト > 「ん――おお、悪くない、っ……案外、上手いなっ……」
長く生きている間に、娼婦は何千人と相手をした。
そんな女が思わずうめき声を漏らしたのは、少女の口内の熱さが為だろうか。
多量の唾液が潤滑剤となって、唇と舌が肉竿を這う。
事務的な娼婦の手管より、よほど情熱的で心地よい熱だった。
が――一方で、ただ喘がされる女でもない。
少女に突きこまれた肉竿が、小さくぴくんと跳ねた。
同時に、少女の口内へ広がる熱く苦く、重く粘つく液体。
早くも吐精したのかと思うやも知れないが、しかし肉幹は未だに熱く硬く、萎える様子は微塵も無い。
一つ言えるのは、その液体が口腔粘膜に触れれば、そこから血管へ染み込むように、身体を浮かす熱が廻り始めるということだ。
「言い忘れてたが――私はごちゃ混ぜの魔族でね。淫魔の因子も、少しくらいは持っている。
ほら、私だけ楽しむのは失礼だろう? ギブアンドテイクってやつさ――」
媚毒の類だ。いわゆる〝本業〟、純粋の淫魔種に比べれば子供だましのような濃度だが、その分、口へ直接に注いでいる。
雄の臭い、根元で綻ぶ雌の臭い、いずれもが混ざり合って少女の鼻をくらましながら、口内を媚毒が犯して行く。
「――ほら、もっと深く、喉の奥も使う」
更に女は、少女の頭の上に手を置き、強引に引き寄せた。
喉の奥に肉槍の切っ先が入り込むように。自らの叢に、少女の鼻を食い込ませるように。
かと思えば少女の頭を掴み、持ち上げる。
そしてまた引き寄せる。また持ち上げる。少女の頭を玩具のように扱いながら、女は言うのだ。
「クロエちゃん、オナニーのやり方が違うよ。その先端を、前か後ろか好きな孔に入れて、思いっきり掻き回すんだ。
ほら、あの映像の中でなんどもなんどもされて、気持ちよさそうに鳴いてた時みたいに――」
■クロエ > 決して身に着けるつもりのなかった口技。
しかし今彼女に対して示せる武器は、それ以外には存在しない。
ゆえに少女は、唾液と舌とで肉棒を絡め取りながら、吸い付くように責め立てる。
じゅぶ、ぐちゅ、と水っぽい音を響かせながら、こぼれる先走りの苦みを楽しむ。
淫魔の因子が徐々に少女の理性を蝕んで、濃密な雄の味と匂いにほだされながら、吐き出される液体を嚥下して。
「んふっ、んぐっ……んぅうっ!?」
彼女の肉棒から注がれた媚毒は本物に比べれば些細な物だが、しかし十二分に脅威だ。
少女の体もまた紛い物の淫魔として覚醒しており、人間の感覚で淫魔の発情を覚えるのだ。
故に飲み込み、強烈な発情に下腹部を炙られ、じんわりと汗ばみながら、彼女の手で頭を一気に引き寄せられる。
鼻先が彼女の茂みに埋もれて、酩酊しそうな汗の匂いに体を震わせて。
どこかぼんやりと、陶酔気味の視線で見上げながら、普通の娘であれば嘔吐反射で咽そうな角度で行われるイラマチオを味わい続けて。
「んぐっ、んふっ、んぅっ――んぉ、ぉ、んぅううっ♪」
そして彼女の言葉に誘われ、少女はゆっくりと金属棒を両手で握り、尻穴へと宛がう。
好きな穴と言われて偽れない程度に緩んだ理性は、そのまま金属棒を穴にねじ込むことすら許す。
冷たい感覚が粘膜をこすり、やがて奥を強く小突きあげる。
このまま抱き上げられてしまえば、少女は百舌の早贄のように串刺しになってしまうことだろう。