2016/07/30 のログ
ご案内:「荒野」にハナビさんが現れました。
ハナビ > 「ハアアアアアアアアアッ!!!!」

割れた地面を蹴り、対峙していたアンデッドの騎士を鎧にめがけて腕を振り下ろす。四つんばいの姿勢から放たれる爪は、一撃で鎧を四等分し、粉砕した。
着地し、獣のように鋭く光る眼光。二色の瞳が徐々に落ち着きを取り戻し、荒い呼吸を整えていく。

「ふぅ、ぅ・・・ようやく、この姿でも、まともに考えることができる、かな」

以前、魔王の力を持つ女に注がれた魔力のおかげで、魔獣化できるようになった格闘娘。淫魔と獣人の力を完全に結合させ、魔獣人となれるようになったものの、最初は本能に振り回されてひたすらに性交と破壊を繰り返すだけの獣であった。

あれから約1ヶ月。ようやくと、その力を制御できるようになって、ぺたん、と座り込む。

ハナビ > なお、今の姿格好は幼い顔立ちながらも、性的な体つきをし筋肉もついている大人の格闘家の体。胸は大きく、全体的にややむちっとしている。触れればその弾力と筋肉の質もわかることだろう。
四肢は白毛で覆われ、体もビキニのように白毛が体を多い、秘所と菊座周り、そして乳首周辺だけを隠すような格好。ヴァンパイアなストーカーの猫娘を想像していただければわかりやすかろう。

ご案内:「荒野」にセリオンさんが現れました。
セリオン > 察知するのは、気配が先か、それとも匂いや音が先か――

音を言うなら、心音さえ聞こえそうな程に静かだ。
匂いを言うなら、骨にまで染み付いた淫臭が、肌から揮発しているのではないかという程に、咽返る女の匂いを纏っている。
然し、奇妙の最たるものは、気配であった。
まるでその女は、浮かべた微笑そのものの、楚々として穏やかな姿であるように見える。
だが、その女が放つ気配は、凶暴そのものであるのだ。

その女は、真っ直ぐに、ハナビの居る方へと歩いて来る。
歩きながら、長く風になびく髪を手で纏め、後頭部に紐で括った。
両手を祈るように合わせたかと思いきや、その指の骨から、ごき、ごき、と鈍い音が鳴った。

「おや――獣か人か、それとも魔か」

修道服の長い裾に隠された足取りは、決して高く足を浮かせず、滑るようなものであった。

ハナビ > 「…?」
ふと、振り返れば祈るような格好をした修道女。しかし、その気配はまともな修道女の様子はなく、トンッ、と立ち上がって相対する。

「少なくとも人じゃないかな…もともと獣人だし」

少なくとも、友好的じゃなさそうと凶暴なオーラから察知すれば、いつでも臨戦態勢にいけるように姿勢を四つん這いに近いほどに下げて、尻尾を揺らしてタイミングを測りながら見据える。

「お姉さんこそ、本当に人間なの? オーガとか、悪魔とかじゃないのかな…」
見上げるのは獣の眼光。淫魔の魔力が相手がヤバイことを告げる。うまく隙をついて逃げるか、それとも戦うか、まだ測りかねていた。

セリオン > 「言葉は人、然し構えは獣――ふむ、獣を狩るには刃を以てするが常道ですが」

刃――腰に備えた二丁の斧か。聖職者が持つには、物騒に過ぎる得物である。
が、それに手を伸ばすことも無く、女は悠々と、両腕を左右に広く、そして高く掲げた。
例えるなら、熊が両腕を振り上げるとそうなるだろうという形。
獣に対し、獣の構えで張り合った――とでも、言うのだろうか。

「私は人間ですよ。真なる天に選ばれた、ただ一人の人間です――」

と、言葉が終わる前に、女は動いていた。
高々と掲げられた両腕が微動だにせぬまま、女は一歩踏み込み、左脚を鞭のように振るったのだ。
小手調べか、重さは無いが、速く鋭く、しなる蹴り。
それは、ハナビの右前脚――否、右腕を狙って放たれた。

ハナビ > 「絶対嘘、だ」

武器を使わず、無手で構える目の前の女。相当の自信かそれとも…。
考えてもわからないなら、仕掛けるしかない。明らかに威嚇のような蹴りに対して、四本の脚で地面を蹴りやや前方に出てヒットポイントをずらす。避けれないなら向かうまで、と蹴り脚を受けるとそのまま戻り足についていくようにして間合いをつめて、地面に手をついて急ブレーキ。爪で地面をえぐりながら慣性に従って下半身を持ち上げ、そのまま反動をつけて脚の爪で修道女の腹部を狙って突き刺そうと中段蹴りを放つ。

セリオン > (――速い!)

成程、見た目の通りに獣である。
戻り足を追って踏み込む――その考えは正しいが、実践は難しい。
大概の相手は、反撃を畏れ、自分も遠間から蹴りを返して来る。
だが、この獲物は、一片の躊躇も無く、間合いを詰めて来るのだ。

拳か? 肘か? 或いは肩からの体当たりか?
低い位置から突き上げるような攻撃を予想し、左腕を振り下ろす――

――空を切る。

相手の技は、全く別方向。
軽業師のように倒立前転をしながら、自分の体の勢いに重力の加速を乗せ、足の爪を突き出して来たのだ。

「むっ――!?」

咄嗟に右腕を側面へ振るい、前腕を相手の踵の下へ潜り込ませるも、骨にまで浸透する衝撃。
右腕を痺れさせながら、女は――セリオンは、唇の両端を吊り上げた。

先程振るい、引き戻した左足。これを再び振るい、相手の、地にブレーキとして降ろした腕を、自分へ引き寄せるように刈り取ろうとしたのだ。
それが成れば、そのままセリオンは、体重を浴びせ、相手を俯せに、地面へ押し倒そうとするだろう。

ハナビ > 「これでっ…っ!!」

全体重とまではいかなくとも、闇の魔力を乗せた一撃。アンデッドナイト程度ならば一撃で粉砕できるほどの威力を持つ、自慢の脚だった。パリィも成功し、一気に間合いを詰めてカウンターを放つ。ここまではプランどおりだった。

「五行十二形…虎崩ッ…!!?」

会心の一撃、ガードされてもそのまま腕ごと破壊して、胴体を両断する自信があったが、ダメージこそ与えたものの恐ろしく硬く練りこまれた力に、自慢の爪にヒビが入ったかのような印象を覚えて、防がれたことを実感した。
その一瞬のショックが、追撃に対応しきれずに軸腕を払われて、そのまま組み敷かれる。

「きゃっ・・・!? つぅ、ぅ・・・」
うつ伏せに転ばされ、相手にマウントを取られて背中から押し付けられる格好。お尻を震わせ、完全に押さえ込まれてしまい尻尾がぺたんと落ちる。

セリオン > セリオンは、獲物の性質を、まだ定めかねている。
定めかねているが――この獲物が自由に動くのは不味いと、そうも判断している。
人間なら、自分の両足が生んだ加速を、手だけで抑え込むなど不可能だ。
獣の前足であるからこそ、後ろ足と力がつり合い、先程のような曲芸技を可能とする。
人間の技は、人間の身体能力を前提に組まれたもの。獣に通じる技は、どうしても限られるのだ。

その、限られた技の一つがこれ――背面への馬乗りである。

「ふっふっふ……不意打ち失礼。魔獣と正々堂々は無理、と思いましてね」

立っての殴り合い、蹴り合いを主武器とする者に対し、組打ちを挑むこと――それを、女は不意打ちと言ったのだが。
兎も角も、拳が振り上げられた。

「はあぁっ!」

左右の拳がまず狙ったのは、相手の左肩だった。
右の腕を休ませたまま、左の拳が左肩へ、肉でなく骨を狙って振り下ろされるのだ。

尤も、この拳自体に、さほど力は籠められていない。
狙いは打撃自体ではなく、防御の為に、無理な姿勢で手が背面へ伸ばされることなのだ。
その手を掴み、絡め取る――拳は飽く迄も、その布石であった。

ハナビ > 「くぅ・・・・・・ウゥゥゥ!!」
魔獣化してさらに劣勢に追い込まれた今、理性で制御できる程度の力ではない。野生の本能を開放し、力任せに脱出を試みる。
組討を卑怯だとは思っていないし、むしろ至近戦で負けたことに、激しい怒りと屈辱感を覚えていた。

獣のようにうなり声をあげて、瞳が縦のラインへと変わりより獣へと近づいていく。しかし、肩へ放たれるこぶしの一撃に、野生より先に理性が反応する。これは制御しかけている修行途中ゆえの欠点。理性と野生、どちらに委ねるかの中途のときに攻撃を受けると、中途半端な行動に咄嗟に出てしまう。
ダメージ覚悟で攻撃をしかけたい身体と、ガードしなければ、と思う心が相反し中途半端な防御をしてしまって、無防備な腕を間単に組み敷かれてしまうだろうか。

「やばっ…つぅ、あっ!!」
間接を決められれば、ミシッと音を立てて魔獣化に使っていた魔力の均衡を保てず力が薄れていくだろうか。

セリオン > 近接戦闘に於いては、その瞬間、その瞬間で判断をする。故に、自分の行動の過ちを、次の刹那に悟ることもある。
もし今、相手が四肢を地面に着け、その爆発的な脚力を以て、自分を跳ね飛ばそうとしたら――?
瞬時に、背筋を這い上がる寒気。然し今から行動を変えることもできない。
端的に言えば、今回は運が良かったのだ。

背面へ振り上げられた相手の腕を――右腕なら右手で、左腕なら左手で絡め取る。
然し、そこまでだ。いかに自分が有利な体勢とは言え、片腕と片腕で力比べをすれば不利なのは分かっている。
力を入れさせる間も無く一瞬で。それが理想的だが、戦いの中ではそうもいくまい。
故にセリオンは、相手の片腕を、極める手前で抑える程度にとどめ――

「人間が衣服を着る理由の一つには――こういう技から逃れる為もあるのですよ」

逆の手の、人差し指から薬指までを、真っ直ぐに束ね。
下半身の、白毛で覆われたその中央へ。
菊座めがけて、強引に突き降ろしたのである。
三本の指の付け根まで、一息に押し込まんばかりの速度、力加減であった。

ハナビ > 「ぐっ、うぅ……」
これ以上力を入れれば、自分の腕が折れる。もし、本能に身を任せたとえ四肢すべてを失ったとしても相手を倒せば勝ち、と割り切ることができれば反撃の糸もあったかもしれないが、格闘家である自分が組み敷かれた時点で、理性のほうが負けを認めかけていた。
反撃をすべきか数度の迷いが頭の中を往復する。その刹那、背中の女性が語る言葉。それが意味することを理解する前に、菊座に杭を打ち込まれたような衝撃が走る。

「ひゃぐっああっ!!~~~~っ!!!!」

意識していなければ、性的な興奮もないいま、全身を貫かれたような衝撃が走りピクピクと四肢が痙攣する。完全に獣化が解け、押さえ込まれてる腕からも力が抜け、チョロロロロと小水をこぼしながら口をパクポクと開閉させていた。
声にならない悶絶をあげながら、菊座は徐々に指を受け入れるように広がって性器のようにぬれていく。

セリオン > 肛門へ指を押し込み、その痛みに相手が悶えている間に、折る。そういう技が有る。
一度や二度ならずセリオンは、この技で相手の四肢を折り、嬲っていた。
が――そういう経験から、なんとなく、分かることがある。

「……んん?」

〝そういうこと〟に慣れぬ相手に仕掛けた時の、肉輪をぶちぶちと引き千切り、血の滑りが指を濡らす感覚が、無い。
代わりに指に感じるのは、徐々に馴染んで締め付けを緩める肉と、それを濡らす腸壁の温度。

「あら、そういうことでしたか……おもらしするほど、嬉しかったんですか?」

獲物の抵抗力がそがれたと見るや、セリオンは、奇妙な形の関節技を仕掛けた。
相手の背に座ったまま、右脚を、膝裏で相手の首を引っ掻けるように巻き付け、ぐいと引いたのだ。
セリオンが脚を引けば引く程、相手は首を持ちあげられ、弓を引くように背骨を反らされる。
首に巻きついた足は、血管は触れないが気道を狭め、無理に反らされる姿勢と相まって、呼吸は極めて苦しくなることだろう。
無論、片腕は今も捕えたまま、ぎしぎしと、肘と肩に悲鳴を上げさせている。

「獣の交わりに、こちらは使わないと思っていましたがねぇ。とすると、やっぱり人ですか……いえ、雌犬ですか?」

そうしながら、菊座を貫いた指を、腸壁を擦るように蠢かせた。
三本の指を後孔で往復させながら、指先はバラバラに腸壁をくすぐり、ひっかきまわす。

痛みと、苦しさと、屈辱と、快楽と、そういうものを全て一まとめにして、有無を言わさず押し付ける――この技に名を付けるなら、凌辱と呼ぶのが相応しかろう。

ハナビ > 「ふっ、ぅぅ…んっ、ぁ、か、ふぅ…」
息を整えようとすればするほど、肛門から走る快楽が頭の中をかけめぐる。腸壁はぷっくらと膨れていてまるで肉の筒。無数の襞がクリトリスのように硬くなりセリオンの指に絡みつく。腸液が滲んで雌穴のようになると、指が動くたびにクチュクチュと音を立てて収縮していく。

「そ、そんな、ことなっ…うぐっ!!」
首にひざがかけられる。背骨が軋むほど持ち上げられ、気道が狭窄する。否定の声も満足に言えぬまま、ミシミシと骨が軋む音が響く。手を膝裏に入れて気道を確保しようとするも、片腕で力の入らない姿勢。あっという間に顔が紅潮し、そして青くなっていく。そして絶命間近だというのに、肛門を掘られれば自分でも馬鹿馬鹿しくなるほどの快楽がほとばしる。
腕と背骨は折れる寸前で、首は窒息寸前、そして肛門は絶頂寸前といった、この先の時間すべてセリオンに掌握されることとなって、愛液をたらたらとこぼしながら抵抗する力も潰えて行く。

セリオン > 「そんなこと――何ですか? その程度じゃない、とでも言いたいのでしょうか。
 なるほど、一度や二度、犯された程度じゃこうはならないでしょうね。
 快楽に緩み切って、何度も何度も何度も性玩具として使われた雌奴隷――そうでしょう?」

指に返る感触から、この獲物がどれ程の数、尻穴で快楽を貪ったか読み取るように――
そんな芸当ができる筈はない。だが、分かっているのだと決めつけて、セリオンは、持ち上がった頭の耳元に囁いた。
滲む腸液を撹拌するように、腕の動きを激しくしながら――動きが滑らかになると、また一本。小指をも添えて、指を奥深くまで押し込んだ。

「……おお、いけないいけない、忘れていました」

骨が軋み、脳髄が酸素を求めて痛みの信号を発する頃。
快楽を与え、命を奪う、一方的な等価交換の絞め技――それが、不意に緩められる。
自分の足の間で息も絶え絶えの獲物を、セリオンは、片方の手を使って仰向けに転がした。
なんのことはない。顔を見ながら犯そうと、悪趣味な好奇心が首をもたげただけだ。

「ねえ、貴女の名前は?」

まるで、これから交友関係を結ぼうとするかのような、敵意の無い微笑みで、セリオンは相手の名を問う。
問いながら――四本の指は、更にもう一本の指が入る隙間を作るべく、菊座を内側から押し広げ、腸壁を掻き出していた。

ハナビ > 「はっ…ぁ…けほっ、ぁ…がっ…ぇ………」
意識が遠のきそうになるのを、セリオンの言葉がつなぎとめる。否定などできようがないほど図星。後天的に魔族としての力を与えられ、体液が媚薬に変わり常に発情しイキっぱなしののろい。そして獣人の回復力と適応力が、全身のあらゆる場所を性器と変えてしまっていた。
膣内や腸内だけでなく、尿道や乳首、口の中、耳の中から頭の中だって、弄られれば気持ちよくなってしまう。
戦闘体勢になってる魔獣化ならともかく、今は魔獣化が解けて半魔半獣の状態。快楽には逆らえず身体が順応に反応していた。

「はへっ、はっ、ぁ…んおぁ、ぉぉぉぉ…」

アナルに指が多数入り込み、激しくこすられながらようやく首が解放される。呼吸をすると同時に、喘ぎ声がこみ上げた。
力が入らず、アナルへの刺激で操られるように、仰向けに転がされ、鼻水と唾液がこぼれて窒息寸前から回復しつつも快楽を明らかに感じてる表情を浮かべながら、アナルへの刺激にもだえるように、顔を歪ませて小さく口を開く。

「…ハナビ、だ…んっ、はぁ、ぁ、よ……」

セリオン > 「ハナビ……ハナビ、ですね」

セリオンは、獲物の名を呼んだ。その名を確かに、脳裡に刻み付けたと宣言するように。
それからセリオンは、左手でハナビのアナルを犯しながら、右手を高々と振り上げた。
ハナビの蹴りを受け止めてから、暫く痺れていた腕――
ようよう回復したその手で、拳を握った。

「ハナビちゃん。ちゃんとイけたら褒めてあげますよ?」

不意にセリオンは、子供をあやすような口振りで言って――右の拳を、ハナビの下腹部へ打ち下ろした。
位置としては、子宮の真上。
全力では無いにせよ、鍛えていない一般人であったなら悶絶するだろう威力の拳を、幾度も、幾度もだ。
そうしながら、菊座を抉じ開ける指は、遂に五本目の先端が潜り込む。
このまま、左手も拳を作り、まるごと肛内へ押し込んでしまうつもりなのだ。

「ほら、マゾのハナビちゃんは良い子、良い子。お尻でちゃんとイけますね? お腹でもちゃんとイけますね?」

格闘家、獣人とは言え、女の腹を殴りながら、女の尻穴を拳で抉りながら、慈母の如き微笑みで尋ねるセリオン。
理知は有るのかも知れないが、狂気に支配されているのは明らかだった。