2021/05/09 のログ
ティカ > 「―――う゛っ。し、しょーがねぇだろ。ゴブリン共に追われて随分森ん中駆けまわってたんだ。……くっそ、わかったよ。入ればいいんだろ、入れば!」

自分の匂いについては彼女と相乗りしていた時から気になっていたのだ。
こんな風に抱き着かれて、相手から直接口にされれば、女を捨てたと嘯くティカであっても流石に少し恥ずかしい。
元より普段は早々風呂になんて入れないし、これだけ立派な拠点の風呂という物にも興味はあったのだ。彼女に強引に勧められた結果なのだし、それならば多少の無礼くらいは大目に見てもらえるだろうし……と、彼女の押しの強さに屈した己を正当化しつつ、彼女と共に移動する。

「ったく、妙なお嬢様だな、あんたは。あたしみたいなのを風呂に連れ込んで、何が楽しいってんだよ……」

ぶつぶつと恨みがましい呟きを漏らしつつ、ここまで来てしまったからには覚悟を決めるしかあるまいと鎧を脱ぎ始める。
普通の衣服に比べれば大変とはいえ、彼女が身に纏っていた金属鎧ほどに手間があるわけでもない。
幸いにしてここにいるのはやたらと親切な貴族娘と自分の二人だけ。
女同士なのだし然程気にする事でもないと言わんばかりに着衣を脱ぎ捨て、ティカはあっさりとその裸身を露わにした。
ただの村娘よりは引き締まった、しかし、冒険者、しかもバリバリの前衛を務める戦士にしては、まるっきり鍛え方が足りていない柔らかな身体である。
己の背後から絹ずれの音をさせる貴族娘を振り返るのが変に気恥ずかしく

「先行ってるからな」

と一言告げると、ほんのりと冒険者焼けの見られる裸身の中で、少女本来の肌の白さを残すお尻も隠さぬまま、さっさと脱衣所から風呂場へと移動していく。

ネメシス > 「う~ん、これは2~3日は入っていない人の臭いがするわね。」

大げさにすんすんと鼻を動かすネメシス。
平民地区の人間であればよくあることなので別に推理でもなんでもないのだが、余程浮かれているのか何故か目を輝かせている。

「別にお嬢様って言う程お嬢様じゃないわよ?
ちょっと剣の扱いが出来るだけ。」

脱衣所で服を脱いでいる間も、横目でティカの裸体を観察していた。
程よく引き締まりつつも決して固くなり過ぎず、むしろ女性らしさを残している肢体はネメシスの眼を喜ばせた。
気恥ずかしいティカの視界には入らなかったのだろうが、股座の器官は既に充血しつつあった。

「お待たせ。」

一拍ほど後にネメシスが浴場へ足を踏み入れる。
こちらも自らの裸体を隠すことなく真っすぐに浴槽へと向かい、その場で体を湯で流す。
静かに湯に浸かるも、その際も股座のアレが見えてしまうだろう。
おまけに今日の湯の色は透明。
多少手を添えた程度では隠すことが出来ない程に大きな男性器が露になってしまう。

ティカ > 「し、失礼な事言ってんじゃねぇ! 昨日だってちゃんと……、ま、まぁ……風呂に入ったわけじゃねーけど……」

基本的には井戸で水浴びをするか、水を張った桶に浸した手拭いで身体を拭くといった程度の事しか出来ない新人冒険者である。風呂なんてよっぽどの稼ぎが合った時の贅沢なので、もう一月くらいは入っていないかも知れない。
そんなティカでも、同性の、それも大層可愛らしい貴族娘に臭うとはっきり口にされればぶんむくれた顔も朱に染まろうという物。

「なぁにがお嬢様じゃないだ。あんだけ立派な鎧着て、あんだけうじゃうじゃ男共従えてんだ。ちょっと剣が使える程度でできるわけねーだろ」

『けっ、これだからお貴族様は…』などと礼儀知らずな独り言を呟く小娘は、背後でワンピースを脱ぐ彼女の視線ががっつりと己の裸を視姦しているなんて思いもよらない。
キルトアーマーを脱ぎ、剣帯を解き、汗の滲んだチュニックの裾を交差させた腕で摘まんでずばっと引き上げる。
ブラジャーなんて高級品は当然着用していないので、チュニックの裏地に引っ掛かってぱゆんっと揺れるDカップが、引き上げた両腕の脇から覗き、チラリズムの媚態でお嬢様の目を楽しませたりもする。
そんな一幕の後、一足先に露天温泉に浸かって緊張に固まっていた身体を吐息と共に蕩けさせていたティカは

「――――――っ!!?」

ちらりとさり気なさを装って盗み見た貴族娘の裸身に紅眼を大きく見開いて、あからさまなまでの二度見を向ける事となった。
だって、彼女の下腹部に、本来ならばあるはずもない物が、見間違え様もないくらいに逞しく隆起していたのだから。
彼女の逸物を数度の瞬きを挟んで凝視して、驚きの覚めやらぬ双眸を上へと動かす。
そこには、鎧の胸部装甲が見栄による虚飾で無かったことを示す豊かな乳房とゴブリンを射殺した号令の凛々しさが嘘のように可愛らしい顔立ちがある。
しかし、改めて下方に視線を転じれば、湯中に沈んで揺らめてはいても、やはり、はっきりと男の生殖器が痛々しいほどに膨れ上がった臨戦態勢で反り返っているのである。
その肉棍棒は己を散々に穢し尽くした山賊達の物と同じ、むしろ、連中の物よりもよっぽど大きく凶悪な代物だったが、それを生やしているのが貴族に対してあまりいい印象を持っていないティカをしてさえ好意的な感情を抱くに至った騎士娘なのだ。
相手が男であったならば苛烈な拒絶反応を示し、なんなら股間に手心などまるで加えぬ蹴りの一発も放っただろうが、ネメシスと名乗った娘に対してはどうしたって遠慮がちな対応になってしまう。

そんなティカに彼女が本気で迫ったならば、きっと恥ずかしくて他人には決して言えないような目に合わされてしまう事だろう。
その日のティカが、予想だにしていなかった運命の導きによって宿泊する事となった砦の中でどのような夜を過ごす事になるのか。それは、最早完全に騎士娘の手に委ねられていたのだった―――。

ご案内:「王都近くの森の中」からティカさんが去りました。
ご案内:「王都近くの森の中」からネメシスさんが去りました。
ご案内:「何処か」にフローレンスさんが現れました。
フローレンス > ――――――ここは、どこだろう。

気がついた時には、ここでこうして、茣蓙のような目の粗い敷物に座らされていた。
ドレスに乱れはないようだけれど、靴は脱がされているようで、
両手首は身体の前で、金属とおぼしき枷を填められている。
口には猿轡、目隠しまでされていて、周囲の様子を知るよすがはただ、
耳に聞こえるもの、頬や首筋など、露出した肌から感じるもの。

よほど分厚い造りの建物の中なのか、ひどく静かだった。
空気は停滞していて、じめついていて、お世辞にも快適とはいえない。
恐らくは、どう考えても、

(――――――人質、でしょうか……)

誘拐、それとも、もっと剣呑な何か。
気をしっかり保とうとすればするほど、怖くて、震えてしまう。
それに、―――――果たして、どちらだと思って攫ったのか。
本当のことを知られてしまったら、もっと恐ろしいことになるのでは、と―――――。

ご案内:「何処か」にクロナさんが現れました。
クロナ > 「すんすん……くんくん……」

淀んだ闇が不意に揺れ、少女の首筋を可愛らしいとさえ感じられるだろう鼻息が擽った。
視覚を封じられた彼女には見えぬだろうが、闇の中にぼんやりと浮かび上がるかの白肌の小躯が棒切れの様に細っちぃ脚を折りたたみ、囚われの少女の首筋にキスでも捧げるかのように顔を寄せてうなじの匂いを嗅いだのだ。

フローレンス > 「―――――――っ、んっ……!?」

てっきり一人きりだと思っていた、首筋に突然、生温かい空気の流れを感じる。
猿轡をされていなければ、絶対、とんでもない悲鳴を上げていただろう。
反射的に首を竦め、肩を強張らせて、人の気配のする方へこわごわ顔を向けて、

「んっ、………んぅぅ、ん、ん……!」

誰ですか、何なんですか、いったい、わたしをどうする気ですか。
訊きたいことは山ほどあったが、呻き声しか出せない有り様。
上等なシャボンの香りか、それとも『王女』自身のほんのり甘い香りか、
とにかく、そんなものを好き放題に嗅がれながら、怯え切った様子を晒す以外、
出来ることは何もなかった。

クロナ > 「思った通り、チェリーでおぼこでアナル処女の匂い♥ 美味しそう♥ 据え膳食わぬはクロナの恥♥」

悲鳴さえ呑み込む地下牢獄にも似て不穏な空気に似合わぬ舌ったらずな高音が、茫洋として起伏に乏しい台詞を読んだ。
返された反応は猿轡に封じられたくぐもった喘ぎ。
弱々しくも必死なそれが、ちびっこ淫魔のしゃがんだ細脚の合間でばきーんっとふたなりペニスを立ち上がらせる。その間コンマ5秒の早業であった。

「んふーっ♥ いい反応。クロナのおちんぽばっきばきになった♥」

フローラルな香りへの返礼として、目隠しと猿轡の間からツンと突き出た可愛らしい小鼻に寄せるのは、つい先程臨戦態勢を整えたばかりのふたなり男根。
可愛らしい声音の主が生やしているとは到底思えぬ、グロテスクで威圧感たっぷりの巨根からは、発酵した海産物にも似た生臭さの、それでいて何やらお腹の辺りにきゅんっと来る独特の臭いと、触れていなくとも肌にはっきりと感じられる熱を王女の頬に伝えるだろう。

フローレンス > 「っ、―――――――――っ、っん、っ?」

女の子の声、だと、わかったことはその程度。
抑揚に欠けてはいても、愛らしい、と呼んで差し支えないその声が、
つらつらと並べた単語の意味は、半分以上理解不能だった。

しかし、――――――不意に鼻腔を衝いた、生々しい異臭。
覚えはない、はずだけれども、何故だかひどく―――――ありていに言えば、
理屈抜きに身体が火照る、内側から焙られるような感覚。
ぞくん、と背筋を粟立たせ、ふわりと広がったドレスの裾に隠れて、
ぎこちなく、もぞもぞと腿を擦り合わせてしまう。

それが、いわゆる『発情』に類する衝動の発露だとは、当然気づけないが。
腰の辺りが、お腹の底が、ムズムズして、落ち着かなくて、―――――息が、荒くなる。

クロナ > 【部屋を移動いたしますー!】
ご案内:「何処か」からクロナさんが去りました。
ご案内:「何処か」にクロナさんが現れました。
ご案内:「何処か」からクロナさんが去りました。
ご案内:「何処か」からフローレンスさんが去りました。