2020/04/16 のログ
ご案内:「旗艦『ブラックパール号』」にネメシスさんが現れました。
ご案内:「旗艦『ブラックパール号』」にツァナさんが現れました。
ネメシス > セレネルの海を渡る数隻の船。

先日発足した黒の船団の練習航海である。
海賊団から指導を受けた団員達が慣れない操縦で海を渡る。

今は昼頃、水平線の先にマグメールの港が見える場所で静止する船。

潮風が体を冷やさない様、魔法により温風を甲板上に纏わせており。

「大丈夫? 意外に揺れるわね。」

実際に航海に出るのは初めてのネメシス。
ツァナと共に甲板の柵に手を載せ、遥か遠くに見えるマグメールを眺めている。

反対方向はだだっぴろい海と、たまに船が行き交うだけ。

ちなみに、帆には騎士団の紋章が掲げられており、誰も近づくことはないだろう。

ツァナ > 「 海、怖い… 」

(まだ言っていた。其処はもう、種族としての本能のような物であって。仕方がないのかもしれないが。
それでも。断固断る訳でもなく、此処まで着いて来てしまっている辺りが。態度の軟化している証拠。

という事で。現在居るのは海の上。虜囚なのか食客なのか、それとも…隣に立つ女の言う通りなら、妾という物か。
そんな宙ぶらりんな立場の少女は、騎士団の練習航海に立ち会っていた。
遠く遠く。あんなにも大きな王都の大地が、小さく見えてしまう事に。不思議そうに目を細めつつ。)

「 …怖いけど、まあ… ま、ぁ、大丈夫。だい、じょうぶ、だ…
落ちないし。し、沈まないみたい、だし… 何ていう、か…す…凄いな、お前た…ち。 」

(そういう意味では。ニンゲン達の技術力、恐るべし。
…いや。魔族の技術も入っている代物だっただろうかと。思い出して、肩を震わせる。
先日も、きっと。大騒ぎした筈。城が動くわ、空を飛ぶ乗り物が来るわ、と。
何から何まで未知すぎて。)

ネメシス > 「ね~、怖いわよね。」

と言うが、にこやかに笑みを浮かべているネメシス。
最近はツァナに話を合わせる時がちょくちょくあったりする。
ネメシスの中では既に大事な妾の一人となっているようで。

と言っても、連れてきた時とそう扱いは変わらないか。

船員たちも二人の時間を邪魔するようなことはせず、むしろ交尾の最中を見てしまっても誰も何も言わないくらいで。

船員たちは今日までに既に何度か航海を成功させており。
今回の成功でいよいよ日常的に航路を周る予定であった。

ゆくゆくは他国の船への海賊行為も視野に入れているが、それはもう少し先のことだろうか。

「大丈夫よ、魔法なんかで最低限の補強はされているし、
この辺りでうちに喧嘩を売るような勢力も居ないから。」

まだ表情の硬いツァナの肩に手を伸ばし、抱きしめるネメシス。
両手で安心させるようにぎゅっと握りしめて。

「そうそう、この間空飛ぶ船も手に入れたの。
あっちならもっと早くに遠くまで行けるわ。
どっか行きたいところある?
戦闘できないから、安全な場所でお願いね。」

諸事情で動く城は運用できなくなったが、空飛ぶ船は現在も運用中で。

ご褒美にとばかりに異国への旅を楽しんでいる二人。

「私たちって言うか、色々支援してくれている魔王の知り合いがいるのよね。
ところでツァナは何か飲みたい物とかある?
一応、色々積み込んできたわよ。」

後ろには使用人が二人ほど。
船の上でありながらメイド服を着こんでいた。

空には太陽が上り、気持ちよい青空が広がっていた。

ツァナ > 「 ぉ 泳げない訳…じゃない、けど。 けどこう そ 底が見えないと… 」

(お陰ですっかり。耳が、尾が垂れて脱力気味。
肯かれて。抱き締められて。それでも有る意味為すがまま。
その辺りも。慣れたというか、諦めたというか、そういう物が入って来ているのかもしれない。
或いは。もっと純粋に、受け容れているという言い方は…流石に。まだ、首を横に振りそうではある。

ただ矢張り。周りから見れば、きっと。変わっている事は間違いない。
取り分け此処最近などは。本当に頻繁に。抱かれて、孕まされて…を。何度も繰り返している筈。
いっそ彼女や、その周りのニンゲン達にとっては。腹の大きくない時を見る方が、少ないのかもしれず。
多分この船中でも。団の者達の態度は変わらないだろう。…何をしていても、されていても。)

「 魔法は、良いけど…後ろ半分、や…やっぱりなんだ、な。
本当に、な…んだか、あ…っという、間に。ぉ、 大きくなって…きてる、気がする。 」

(この海域は。それこそ他国と取り合いにもなっているし、海賊等も跋扈しているし。安全とは言えない筈なのに。
それでも、こうしてのんびりと、海上に停泊出来ている辺り。本当に、手を出してくる者達が居ないのだろう。
少し前と比べても。次々、手を拡げ力を付けていく、この騎士団。
ニンゲンという生き物の貪欲さを。良くも悪くも、体現していると。そんな気すらしてしまいつつ。
…む、と。少し声を上げる。抱かれる肩が、こそばゆい。その理由は…)

「 そ、そういうのか…んがえた事、無いな…この国の、外? 何が有るのか、とか。
…だから。お前が、見せてくれる、物、だ…だったら。多分私は、全部…初めて、にな……なる、よ。

…ぁ、ぁ…それにしても……落ち、落ち着かない、な、……これ… 」

(少しだけ。情けない顔になる。
…何だか久しぶりに、服を着た気がするのだが。
同じミレーの、但し早々に騎士団へと馴染んだのであろう乳母が、着せてくれたのは。
何とも立派なドレスだった。
まるで貴族の舞踏会めいて。大きく見せ付ける背中や肩が落ち着かない。ひらひらと重なる裾が重い。
剥き出しの素肌へと触れられる感触にも。ふるふると頭を振って。)

「 もう、此処まで来 、たら、驚かないつ…つもりだった、けど。
魔王…て。何処が、ど…うなって、そんな…のまで。出て来るの、かな… 」

(これまた凄いと。認めてしまって良いのだろうか。
そろそろ思考が追いつかなくなりつつも。彼女に促されるまま、飲む物を頼む事に。
直ぐに届くのだろう、良く冷えた果汁は。甘酸っぱく、身体に染み渡る。
…ぎらぎらと波間に陽光を反射する空は。少々暑い程。)

ネメシス > 「え、泳げるの?
凄いわね。」

実の所、水練の経験がないネメシス。
今まで陸上での戦闘ばかりだから必要がなかったのだが。

突然のツァナの言葉に目をキラキラと輝かせる。
次の行き先は泳げるような場所になるだろうか。

そして、肩を抱いていたネメシスの手は、無意識的にツァナの胎へ。
お腹がスリムな状態は本当に珍しい。
乳房は一回りほど大きくなり、最近は孕んでいる姿の方がよく見かける。

ちなみに、この船ではネメシス専用に広めの部屋が用意されている。
何故広めなのかは言うまでもないだろう。

「この間会議に行ったじゃない?
その時に有名な海賊と仲良くなったのよ。
で、団員への指導をお願いしてね。
ついでに提携も結んで置いたら誰もちょっかいだしてこないでしょ?」

私掠許可も有し、ここまでは盤石に動いている騎士団。
団員達も船の扱いを徐々に覚えてきていた。

「私も詳しくは知らないわ。
ただ、遠くまで行くと色んな文化圏の国があるそうよ。
あまり物騒でない国を選んでいきましょうね。

あら、可愛いのに。」

メイドが着せたドレスは王城に連れて行っても人目を集める程に魅力的に演出していた。
ツァナは肌が綺麗であり、特に妾になってからは磨きがかかっている。
そんな芸術品のような背中に指を滑らせて。

「騎士団の新たな本拠地がとある魔王様の拠点でね。
そっから色々と縁が出来て、よくしてもらっているわ。
その代わり定期的に支払いもしないといけないんだけど。

…ま、うちは種族に拘りないから。」

協力的な存在であれば誰彼なしに取り込んでいくネメシス。
自らもリンゴのジュースを受け取り、口にする。

「熱くなってきた?
なんなら、ここで涼しくなってもいいわよ。」

魔法による温風を弱らせるよう指示を出しつつ、空になったグラスをメイドに手渡し。
自由になった両手でツァナの腰を左右から掴む。
背後から身を寄せると、ドレス越しに、下腹部の熱を押しつける。

ツァナ > 「 ぉ 泳ぎは 逃亡の基本だ し。……臭いとか、消してく くれる、から。
………お前 泳げない…というか。お、泳いだ事、無い…のか? 」

(何となく察すると。心底、意外そうな声。
この女なら出来そうというか。寧ろ出来ない事の方が、少ないだろうと思っていた為に。
そうなれば、何れ、泳げるような所に赴いたのなら。存外真面目に、泳ぎを教えたがるかもしれず。
会話の間も。すっぽりと彼女の腕の中に収められながら。
極自然な流れだと、そう言わんばかりの仕草で。上から胎を撫でられる。
…今日は。胎は、大きくない。代わりのように。彼女の上腕が撓ませる乳房は。ちゃんと、母乳を蓄え大きなまま。
母胎としての、速やかな最適化。それが施されるというのも。多分、彼女の神がもたらす奇跡の一環なのだろう。
それを確認される為の場所には。どうやら、船旅の最中でも、事欠かないらしい。)

「 …お前は、その… 多分お…お前自身が、思ってるより…他人に好 、好かれてる、…な。
それとも。付き合いが、う… 上手いの、かな。口とか。ぁ…頭、とかが。
どっちに しろ。私とは大違い、だ。 」

(むぅと呻く。人間関係やら組織関係やらの構築に。彼女は実に積極的かつ。
どうやら非常に上手い事、それらを進められるらしい。人徳、とはまだ言い辛いから。才能と言っておこうか。
お陰でこの前から貴族だの海賊だの。次々、縦横繋がりが増え続けているようだ。
中でも、魔王という存在まで来てしまうと。流石に仰天せざるを得なかったのだが。)

「 …ぇ、ぇー…お お金取る、の…か? 魔王…って、思ってたより、せ…世俗的、だ… 」

(何だか。知らない方が良かった事を、知ってしまった気がする。
取り敢えず天上の神々と比較すれば。魔王というのは、相応に身近な存在なのかもしれないと。
認識を改めさせられてしまいつつ。)

「 今だ、と、あれか。 …帝国とか、そのもうちょっと、む…向こうの国、 とか。
……キモノとかの有る 国。…あぁ……そう、そぅ。 キモノって言…言ったら。
この前の、ぉ…おみやげ。さくら、もち? …美味しかった。 」

(今現在、王国の人々にとって。特に身近な文化圏というと。矢張り、帝国近辺の筈。
思い出したのは数日前、彼女が赴いていたという、お花見とかいう異文化の話。
着物を見せて貰っただの。会場のお菓子をお土産で食べさせて貰っただの、有ったらしい。
…語尾の辺りが、ごにょごにょと小さな声になり。俯いて、顔が熱く。
こっ恥ずかしいのは、お礼を言うなどという行為の方か。それとも、可愛いなどと言われるせいか。
少なくとも後者の場合。少女自身にとっては、似合っているなど、とても思えないのだが。)

「 ぅ、ん。日差し、強…くなってる。もうちょっとす…涼しく、ても…  んっ、ふ…!?
ちょっ、ぉ…お前……は、また……ぁ… 」

(こちらは、氷の浮かぶオレンジのジュース。貰って、飲んで、一息ついていたのなら。
背中を擽っていた指先に、がしりと腰を掴まれてしまい。
そのまま、使用人が居ようが船員が居ようが、構う事なく。腰から尻へ擦り付けられる熱さに。
じたりと思わず、藻掻いてしまい。)

ネメシス > 「残念ながらないのよね~。
だって、陸での戦闘ばかりでしょ?
弓や槍は使えてもね。
今度、教えてね。」

今すぐどこかで泊めてもいいのだが、残念ながら水着が無い。
どうせなら可愛らしい水着を着て泳いだ方が良いだろう。
あまり可愛い水着となると、また泳ぎに支障が出ることもあるのだろうが。

「どうかしら。
造詣が整ってるから、その所為かもね。
前に言ったと思うけど、私ってこうなるようにある程度設計されて生まれてるから。」

受精し、産み落とされる時点で特殊な術式を組まれて生まれているネメシス。
それゆえ、必要な能力はある程度揃った状態で生まれ育っている。
ただ、知性と泳ぎは備わっていなかった。

「なんだかモノヅクリが大得意な魔王様みたい。
その代わり、作って貰ったり維持してもらうのにお金が要るでしょう?
今載ってる船はともかく、空飛ぶ方なんて動力源からして不明なのよ?」

世俗的でも、やってることはやっぱり規格外。
魔王様の凄さに驚かされる二人であった。

「帝国は空飛んで行こうかしら。
ただ、どこでもかしこでも行けば多分捕まっちゃうわよ?
ああ、東の国なら揉めてる様子もないし、行っても問題ないと思うわ。
あれおいしかったわよね。 また食べましょうね。」

残念ながら、陸続きの国とは大抵仲が悪いマグメール。
自然と行き先は海か空で行くような遠くの国となる。

そして、ツァナが時々不思議な反応を示すことに気づいていた。
それは言いにくいことがあったり、照れる様なことがあったりと色々。
ネメシスはそう言った時は話に乗っかる程度で、あまり掘り下げたりはしないようにしていた。

「貴女こそどう?
ここでやってもいいし、船室に戻ってからでもいいわよ。」

上等なスカートを捲り、下着の上から滾った熱を擦り付けるネメシス。
メイドも船員たちも、いつものことと止めることも咎めることもしない。
これが屋敷では、赤子がミルクを飲んでいる横で種付けをしていたりする位である。

ツァナ > 「 うん、そ…そう、だな。お前に…何か。お、教えられるとか、思わなかった…から……
いざという時の、た、為にも。…覚えても…貰えるように、頑張ろうか。 」

(そう、こうして、彼女と関わりだしてから。こちとら、教えられてばかり。
知らなかった物、持っていなかった考え方、そういった様々に。
偶には、立場が逆転出来るのかもしれないと。そう考えたのだろうか、少しばかり上機嫌。
…その結果。どんな水着を着せられてしまうのか、まで。考えが及ばないのは。
少女にとっての泳ぎという物に、遊びとしての要素が少ないから…だろうか。)

「 そう聞く…と。ちょ…っぴり、狡く感じ……感じる、な。
…まぁお前が……与えられた、物だけ…だけで。終わってない、ま、満足してない…
慢心してない、なら。…別に良いけど。 」

(実際。天に二物以上を与えられたとしても、不足している物は有るらしい彼女が。
その不足分を、自分で、補おうとしているのだから。その点については、認めるべきだろう。
…種族はともあれ。認めるべき物は認めるべきだと。そうやって頷けるようになったのは。
視野狭窄極まっていた少女の、大きな変化に違いなく。)

「 …作る、のか。凄…ぃな。
………解らないまま、つ……使うって。大丈夫、なのか?  …怖いとか。思わ…ない? 」

(少しばかり気になって。訪ねてしまう。
正直、この少女にとっては。船ですらいまいち、不安を拭いきれないのだから。
ちなみに。モノツクリと言われて、きっと少女は勘違いしている。
大いなる神の如く。ちょちょいと奇跡を起こして、無から作り上げるに違い無い…そう考えていた。)

「 そ、か。それは、む…難しい、な。
流石に場所、選ぶ、の…のか。……ドラゴンとか、平気で飛…んでる、のに。
ん…ぅ、ん。そ うだな。…そういう、機会。有ったら、良い…な。 」

(遠い地を訪れる事か。美味しいお菓子を味わう事か。
少しばかり遠くを見つつ、肯定する願望は。きっと…どちらに対してもなのだろう。)

「………… っ、…っ、っ……!!
…こ…  此処は、っ、ぁ… …な…んでお前、平気な…んだ……
…………なか……部屋のな、中が、良…ぃぃ…… 」

(…もう当たり前のように、目撃されてしまっている、とは言ったが。
見る側にとっては日常でも、見られる側にとって、平気になったとは。言っていない。
少なくとも。こういう事を前々から、当たり前のように行っている彼女や、騎士団の者達ほど。
少女は、平然と開き直る事など、きっとまだまだ出来やしない。
今もこうして。気付かれて当たり前な位、露骨に。羞恥を浮かべてしまう顔。
早々に裾を捲られ、入り込んでくる手に、硬い感触に。殆ど俯くようになりながら。
…小さく、小さくなってしまう声は。有る意味、彼女一人にだけ、囁きねだってしまうような物。)

ネメシス > 「そうね、今度教えてもらおうかしら。」

ツァナから何かを教わる機会は初めての為、ネメシスもやる気になっていた。
とは言え、お腹が大きい時に連れてくるわけにはいかないので、半分くらいは手隙の団員からになるし、
その時は着衣水泳を教わったりするだろうか。
だから、ツァナから教わる時はほとんどデートの意味合いが強く。
ツァナが知らないうちに採寸され、知らないうちに水着が用意されてしまうだろう。

「そりゃそうでしょ、最初から違った存在よ。
まあ、これで満足は到底できないけどね。
腕っぷしもそれほど強くないし、やりたいことにまだまだ到達してないし。」

ツァナの言葉に素直に頷いていた。
ネメシスを中心とした新たな国の建設には当然ながらまだまだ至らず。
それを実現するための力もいまだない。
騎士団も含め、発展途上である。

「そこはそうなんだけど、魔王のスタッフも借りてるからね。
ま、借りてる分支払いも出ちゃうんだけど。
そのうち団員の一部が理解し始めると思うんだけど。」

初期の盗賊団のような一行と異なり、魔族や魔導士も増え始めた。
ツァナの不安はもっともであるが、それも行く行くは解決する見込みが一応は立っており。

「今の所、戦闘しての侵入ってのは難しいし。
そんな危ない所に貴女を連れて行けないわよ。
ドラゴンは単独で飛び回っているからね。
ま、その時が来たら色々と楽しみましょうね。」

ツァナが遠い地に楽しみを見出しているように、ネメシスも二人での異国デートを心待ちにしていた。
その為にも、危険があるような地域は避ける必要があり。

「え? 私は人目があっても全く気にしないわよ?
ま、貴女が言うのなら。
皆、暫く留守にするから夕日が出てくるころになったら知らせに来てね。」

羞恥で顔を赤くしているツァナに抱き着いたまま、バカップルのような空気を漂わせて、船室へと向かう二人。
実際、ネメシス達は大通りで派手に凌辱を行ったりと、人目のある所ですることに拘りはまるでなかった。

甲板を後にし、専用の部屋へと戻れば、扉をパタリと閉じて。
ちなみに、船室にはキングサイズのベッドと、机がある程度。
湯浴みは甲板の隅ですることになっていた。

「それじゃ、折角の服が汚れないうちに脱いじゃいましょうか。」

二人きりになれば、ツァナを自由にして。
代わりに、布擦れの音をさせてドレスを脱ぎ去ってしまう。

色白の肌に、最早見慣れた剛直を曝け出すネメシス。
人の腕ほどの巨大な生殖器は真っすぐそそり立ち、蒸気を放っている。

「まずは口で綺麗にしてくれる?」

ベッドに腰掛け、両足を広げる。
それはまさしく、主として君臨しているかのようであった。